JP4683827B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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本発明は液晶表示装置に関するものである。
従来より、携帯情報端末や携帯電話等の表示画面には、液晶表示装置等の表示デバイスが使用されている。
かかる従来の液晶表示装置は、例えば図5、図6に示すごとく、外側の主面に偏光板や位相差板を、内側の主面にストライプ状に配列した複数の一方の透明電極103を形成した第1の基板101と、外側の主面に偏光板や位相差板を、内側の主面にストライプ状に配列した複数の他方の透明電極104及び第1の配線パターン群105A、第2の配線パターン群105Bを形成した第2の基板102とを、双方の透明電極103,104が互いに直交するように、導電性粒子108を含む矩形状のシール部107により囲繞された液晶層を介して貼り合わせるとともに、前記第2の基板102のシール部107の対向する一対の一辺部の少なくとも1辺の外側領域に、1群を成す駆動素子用接続端子群106を形成し、前記複数の一方の透明電極103を、前記シール部107に含有する導電性粒子108、前記第2の基板102上に形成した第1の配線パターン群105Aを介して前記駆動素子用接続端子群106の一部に接続し、前記複数の他方の透明電極104を、第2の配線パターン群105Bを介して前記駆動素子用接続端子群106の一部に接続してなる液晶表示装置が知られている。
そして、このような液晶表示装置は、外部からの光を、偏光板及び位相差板を介して液晶層内に入射させるとともに、一方及び他方の透明電極103,104により液晶層に選択的に電圧を印加することにより該印加電圧によって液晶層内の分子配列を画素領域ごとに可変させ、液晶層を通過する光の割合を制御することにより画像表示が行われる。
上述の液晶表示装置の前記第1の配線パターン群105Aを構成する各配線パターンは、前記シール部107の内側領域から、外側領域に形成された前記駆動素子用接続端子群106の一部に向かって、前記シール部の一辺部107Xに対して所定傾斜角度(90°より小さい側の内角)をもって直線的に引き回されている。この所定傾斜角度は、駆動素子用接続端子群106の横方向(シール部107の一辺部107Xの延在方向)の幅と、表示画面の横方向(シール部107の一辺部107Xの延在方向)の幅によって決定され、駆動素子用接続端子群106の横方向の幅に対する表示画面の横方向の幅が大きければ大きいほど前記所定傾斜角度は小さくなる。
また前記第2の配線パターン群105Bを構成する一部の配線パターンも同様に、前記シール部107の内側領域から、外側領域に形成された前記駆動素子用接続端子群106の一部に向かって前記シール部の一辺部107Xに対して所定傾斜角度(90°より小さい側の内角)をもって直線的に引き回されている。この所定傾斜角度も、駆動素子用接続端子群106の横方向の幅と、表示画面の横方向の幅によって決定され、駆動素子用接続端子群106の横方向の幅に対する表示画面の横方向の幅が大きければ大きいほど前記所定傾斜角度は小さくなる。
尚、前記第1及び第2の隣接しあう配線パターンの間隔は、シール部107内に含有している導電性粒子108の直径及びこれらのばらつきを考慮して、配線パターンの間隔が、シール部107と交差する領域近傍で比較的広い一定の間隔、例えば10μm〜20μm程度を保って形成されている。
特開2002―333637号公報
しかしながら、上述のように隣接しあう配線パターンの間隔を一定に保持した状態で、第1及び第2の配線パターン群105A,105Bをシール部107の内側領域から外側領域に形成された駆動素子用接続端子群106の一部に向かって、シール部107の一辺部107Xに対して所定傾斜角度(90°より小さい側の内角)をもって直線的に引き回すと、該所定傾斜角度が小さいほど、シール部107と第1及び第2の配線パターン群105A,105Bとの交差領域の横方向(シール部107の一辺部107Xの延在方向)の幅が広くなってしまうが、このように前記交差領域の横方向の幅が広い状態で、前記駆動素子用接続端子群の形成位置を前記シール部107の一辺部107Xに近づけることにより液晶表示装置の小型化を図ろうとすると、駆動素子用接続端子群106近傍で第1及び第2の配線パターン群105A,105Bの隣接する配線パターンの間隔が狭くなってしまい、これによって配線パターン間に短絡を生じることがあることから、前記駆動素子用接続端子群の形成位置を前記シール部107の一辺部107Xに近づけることが困難となり、液晶表示装置の小型化が図れないという欠点を生じていた。
本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので、その目的は、小型化の容易な液晶表示装置を提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、一方の透明電極を形成した第1の基板と、他方の透明電極、第1の配線パターン群、及び第2の配線パターン群を形成した第2の基板とを、導電性粒子を含むシール部により囲まれる液晶層を介して貼り合わせるとともに、前記シール部の外側領域に駆動素子用接続端子群を形成し、前記一方の透明電極を、前記シール部に含有する前記導電性粒子、前記第1の配線パターン群を介して、前記駆動素子用接続端子群の一部に接続し、前記他方の透明電極を、前記第2の配線パターン群を介して、前記駆動素子用接続端子群の一部に接続してなる液晶表示装置において、前記第1の配線パターン群を構成する各配線パターンは、前記シール部の内側領域から前記駆動素子用接続端子群の一部に向かって、前記シール部で直線的に交差して引き回されるとともに、前記シール部の内側領域における前記配線パターンの傾斜角度をθ1、前記シール部で交差する領域の前記配線パターンの傾斜角度をθ2としたとき、0°<θ1<θ2<90°に設定され、前記第2の配線パターン群を構成する一部の配線パターンは、前記シール部の内側領域から前記駆動素子用接続端子群の一部に向かって、前記シール部で直線的に交差して引き回されるとともに、前記シール部の内側領域における前記配線パターンの傾斜角度をθ3、前記シール部で交差する領域の前記配線パターンの傾斜角度をθ4としたとき、0°<θ3<θ4≦90°に設定され、さらに、θ2<θ4に設定されている
本発明の液晶表示装置によれば、上記構成により、前記第1及び第2の隣接しあう配線パターンの間隔を、シール部の一辺部と交差する領域でシール部の導電性粒子のばらつきを考慮した一定の間隔にしても、シール部と第1および第2の配線パターン群との交差領域の横方向の幅を狭くすることが可能となることから、駆動素子用接続端子群の形成位置をシール部の前記一辺部に近づけても、駆動素子用接続端子群近傍の配線パターンの傾斜角度は小さくならず、駆動素子用接続端子群近傍で第1及び第2の配線パターン群の隣接する配線パターンの間隔が狭くなってしまうことによる配線パターン間の短絡を有効に防止でき、このために液晶表示装置の小型化が図れることとなる。
また、前記第1及び第2の配線パターン群が前記シール部の一辺部と交差する領域における隣接しあう配線パターンは、その間隔が前記シール部内に含有される導電性粒子の直径の2倍以上に設定されており、これにより、隣接しあう配線パターン同士で短絡が生じることを減少させることができる。
以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の液晶表示装置の第1及び第2の配線パターン群を表す平面図、図2は本発明の第1及び第2の配線パターン群のシール部との交差領域の部分拡大図、図3は本発明の液晶表示装置の断面図である。
本発明の液晶表示装置は、図1、図2及び図3に示すように、大略的に、外側の主面に偏光板12や位相差板11を、内側の主面にストライプ状に配列した複数の一方の透明電極3を形成した第1の基板1と、外側の主面に偏光板12や位相差板11を、内側の主面にストライプ状に配列した複数の他方の透明電極4及び第1の配線パターン群5A、第2の配線パターン群5Bを形成した第2の基板2とを、双方の透明電極3,4が互いに直交するように、導電性粒子8を含む矩形状のシール部7により囲繞された液晶層9を介して貼り合わせるとともに、前記第2の基板2のシール部7の対向する一対の一辺部の少なくとも1辺(図1では符号7X)の外側領域に、1群を成す駆動素子用接続端子群6を形成している。
そして、前記複数の一方の透明電極3を、前記シール部7の左右の側辺部7R,7Lの一部(図1では符号Y)において、該シール部7に含有される導電性粒子8、前記第2の基板2上に形成した第1の配線パターン群5Aに接続し、該第1の配線パターン群5Aを前記駆動素子用接続端子群6の一部に接続する。
また前記複数の他方の透明電極4を、第2の配線パターン群5Bに接続し、該第2の配線パターン群5Bを前記駆動素子用接続端子群6の一部に接続する。
この液晶表示装置の支持母体となる一対の基板は、第1の基板1及び該第1の基板1よりも面積の大きな第2の基板2からなり、例えばソーダ石灰ガラス等のアルカリガラスや硼珪酸ガラス等の無アルカリガラスのような透明な電気絶縁材料により、300μm〜1200μmの厚みに形成され、その外側の主面に位相差板11や偏光板12を、内側の主面にはITO(Indium Tin Oxide)などからなるストライプ状の透明電極3,4や配向膜10等が設けられている。
これら第1及び第2の基板1,2は、一方及び他方の透明電極3,4が平面視した状態で略直交するように内側主面同士を対向させて配置され、この透明電極3,4の対向領域でマトリクス状の表示部を形成するとともに、透明電極3,4や配向膜10、位相差板11や偏光板12等を支持するとともに、両基板1,2の間隙に液晶層9を充填するための所定の間隙を確保している。
尚、これら第1及び第2の基板1,2は、例えば従来周知のフロート法、リドロー法等により作製された素板ガラスを表面研磨することにより算術平均粗さRaで0.05μm以下になした後、これを洗浄することにより作製される。
そして、前記一方及び他方の透明電極3,4同士がほぼ直交するように配列され、該透明電極3,4に信号を供給することにより、両基板の透明電極3,4同士が対向する領域で個々の画素領域に電圧が印加される。
このような一方及び他方の透明電極3,4は、上述の導電材料ITOを従来周知のスパッタリング法や蒸着法あるいはCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって基板1,2の一主面上に被着させるとともに、これを従来周知のフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を採用することによってストライプ状にパターニングすることにより形成される。
また矩形状を成すシール部7は、後述する液晶層9を囲繞するように、例えば幅0.3mm〜1.0mm程度、厚み0.003mm〜0.01mm程度に形成されている。
このシール部7は、例えばシリカやアクリル等の絶縁性樹脂に、平均粒径(直径)6μm〜9μmの導電性粒子、すなわちアクリル樹脂の表面に金メッキしたものや、アルミニウムや半田等の金属からなるものを含有させ、基板同士を貼り合わせた状態で圧着することにより、圧着方向に対してのみ導電性を持たせている。
そしてシール部7は、第1及び第2の基板1,2を貼り合わせる役割や液晶層9をシール部7が囲繞する領域の内側に封じ込める役割を担うとともに、その内部に含まれる導電性粒子8により第1の基板1上の透明電極3と、第2の基板2上の第1の配線パターン群5Aとを該シール部7の左右の側辺部7R,7Lの一部(図1では符号Y)で電気的に接続する役割も担っている。
また第1の基板1上の透明電極3は、シール部7の左右の側辺部7R,7Lの一部(図1では符号Y)中の導電性粒子8を介して第1の基板1から第2の基板2に転位、即ち第2の基板2の第1の配線パターン群5Aに接続される。そして、第1の配線パターン群5Aは、シール部7内部を引き回され、シール部7の交差領域7Xを通過して前記第2の基板2の対向する一対の一辺部の少なくとも1辺に形成された1群を成す駆動素子用接続端子群6の一部に接続されている。
更に第2の基板2上の透明電極4は、第2の配線パターン群5Bによって、シール部7と交差領域7Xを介して、前記駆動素子用接続端子群6の一部と接続されている。
このような配線パターン群5A,5Bの配線構造を、図1、図2を用いて詳細に説明する。
まず、第1の基板1上の透明電極3が、前記シール部7の一辺部7Xと略平行な向きに、その一端が前記シール部7の左右の側辺部7R,7Lの一部(図1では符号Y)まで延出するように形成されており、側辺部7R,7Lの一部(図1では符号Y)の導電性粒子8を介して第2基板2上の第1の配線パターン群5Aに接続される。そして、前記第1の配線パターン群5Aは、シール部7の内側を該シール部7の一辺部7Xに向かって引き回され、更に前記シール部7の一辺部7Xで交差してシール部7の外側へと延出され、その後、高密度に集積された駆動素子用接続端子群6の一部へと接続される。
この際、前記第1の配線パターン群5Aを構成する各配線パターンは、前記シール部7の内側領域から、外側領域に形成された前記駆動素子用接続端子群6の一部へ接続されるにあたり、前記シール部7の一辺部7Xとの交差部に注目すると、所定傾斜角度(90°より小さい側の内角)をもって交差領域に引き回される。このとき、前記シール部7の内側領域における前記配線パターンの傾斜角度をθ1、シール部で交差する領域内の配線パターンの傾斜角度をθ2とした時、0°<θ1<θ2≦90°に設定されている。
また、第2の基板2上の透明電極4は、前記シール部7の一辺部7Xと略垂直な向きに形成されており、該透明電極4は前記第2基板2上の第2の配線パターン群5Bに接続され、該第2の配線パターン群5Bの一部が前記シール部7の一辺部7Xで交差してシール部7の外側へと延出され、その後、高密度に集積された駆動素子用接続端子群6の一部へと接続される。
この際、前記第2の配線パターン群5Bを構成する一部の配線パターンは、前記シール部7の内側領域から、外側領域に形成された前記駆動素子用接続端子群6の一部に向かって前記シール部の一辺部7Xとの交差部に注目すると、所定傾斜角度(90°より小さい側の内角)をもって交差領域に引き回される。前記シール部7の内側領域における前記配線パターンの傾斜角度をθ3、シール部で交差する領域内の配線パターンの傾斜角度をθ4とした時、0°<θ3<θ4≦90°に設定されている。
尚、第2の配線パターン群5Bの他の配線パターンは、傾斜角度θ3、θ4かそれぞれ90度の配線パターン、即ち配線パターンをシール部7Xに対して直交するように引き回される配線パターンである。
そして、上記構成により、前記第1及び第2の隣接しあう配線パターンの間隔を、シール部7の一辺部7Xと交差する領域でシール部7の導電性粒子8のばらつきを考慮した一定の間隔にしても、シール部7の一辺部7Xと第1及び第2の配線パターン群5A,5Bとの交差領域の横方向の幅を狭くすることが可能となる。すなわち交差領域の横方向の幅の幅を、駆動素子用接続端子群6の横方向の幅に近似させることが可能となり、前記交差領域と駆動素子用接続端子群6とを対応させることができる。
従って、シール部7の一辺部7Xと、該一辺部7Xから、延出した第1及び第2の配線パターン群5A,5Bとの傾斜角を直角に近く成すことができる。
これにより、シール部7に駆動素子用接続端子群6を近接させたとしても、配線パターン群5A,5B内で隣接しあう配線パターン間に短絡を発生させることなく、安定して配線パターン群5A,5Bを形成することが可能となる。
よって、シール部7と駆動素子用接続端子群6とを近づけることで、液晶表示装置の第2の基板のシール部7の一辺部7Xと略直交する方向の幅を小さくすることが可能となる。
また、前記第1及び第2の配線パターン群5A,5Bが前記シール部7の一辺部7Xと交差する領域における隣接しあう配線パターンは、その間隔が前記シール部7内に含有される導電性粒子8の直径の2倍以上に設定されており、これにより、隣接しあう配線パターン同士で短絡が生じることを減少させることができる。
尚、このような配線パターン群5A,5Bは、例えば透明電極3,4と同じITO、或はアルミニウムやクロムのような導電材料を従来周知のスパッタリング法や蒸着法あるいはCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって基板1,2の一主面上に被着させるとともに、これを従来周知のフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を採用することによってストライプ状にパターニングすることにより形成される。
そして、一対の基板1,2上には、一対の配向膜10が透明電極3,4を被覆するように設けられ、かかる一対の配向膜10間に液晶層9が介在されている。
一対の配向膜10は、各々が厚み0.03μm〜0.1μmのポリイミド樹脂から成り、その表面に一定方向に沿って溝が形成され、この溝の方向が一対の配向膜10同士で適当な角度(例えば90度〜270度)異なるように設定される。
尚、配向膜10は、例えばポリイミド樹脂製の膜の表面を布などにより一定方向に沿ってラビングして溝を形成することにより作製される。
そして一対の透明基板1,2間に介在される液晶層9は、例えばフェニルシクロヘキサン(PCH)系、エステル系、ビフェニル系、ジオキサン系等の母材に、例えばP−エステル系やP−ビフェニル系(電圧特性調整のため)、エタン系(粘度調整のため)、三環系や四環系(温度特性調整のため)等を適宜配合したネマチック型液晶材料が用いられている。かかる液晶材料は配向膜10表面の溝に沿って配列する性質を有しているため、配向膜10間に介在される液晶層9は液晶分子が螺旋状にツイスト配列した構造となる。
一方、各透明基板1,2の他主面側に両面テープ13等により貼着される位相差板11は、直線偏光として入射された光を円偏光に変換し、これを液晶層9に対して透過させるとともに、前記円偏光を再び直線偏光に変換して直線偏光を偏光板に透過させることにより、液晶表示装置の表示部の輝度を高める機能を果たしている。
本発明の配線パターン群5A,5Bの構成を適用した液晶表示装置において、シール部の内側領域における前記配線パターンの傾斜角度θ1及びθ3に対して、シール部7で交差する領域の配線パターンの傾斜角度θ2及びθ4を変化させた場合について説明する。
本実施例では、上述した第2の基板2上の第1及び第2の配線パターン群5A,5Bにおいて、各配線パターンの線幅は一定の20μmに、配線間隔も一定の20μmに、θ1及びθ3が例えば30°に設定されているとして、従来例のごとくθ2及びθ4をθ1及びθ3と同じ30°に設定した場合、例えば2本の配線パターンがシール部7と交差する領域の該交差領域の横方向(シール部7の一辺部7Xの延在方向)の幅は、約120μm〔60μm(1本分の線幅20μm×2本+配線間隔20μm)÷sin30°〕となるのに対して、θ2及びθ4を例えば60°に設定した場合、前述の横幅は、約70μm〔60μm÷sin60°〕となる。更にθ2及びθ4を例えば90°に設定した場合、約60μm〔60μm÷sin90°〕となる。
このように、θ2及びθ4が90°に近くなればなるほど、第1及び第2の配線配線パターン群5A,5Bとシール部7との交差領域の横幅を小さくすることができる。従って、駆動素子用接続端子群近傍で第1及び第2の配線パターン群の隣接する配線パターンの間隔を広く成すことが可能となることから、駆動素子用接続端子群の形成位置をシール部の前記一辺部から充分に離間させることなく、駆動素子用接続端子群近傍において配線パターン間の短絡が生じることを有効に防止できる。従って液晶表示装置の縦方向の小型化が図れることとなる。
また、前記第1及び第2の配線パターン群5A,5Bが前記シール部7の一辺部7Xと交差する領域における隣接しあう配線パターンは、その間隔が前記シール部7内に含有される導電性粒子8の直径の2倍以上に設定することができる。
このように隣接しあう配線パターンの間隔が、前記シール部7内に含有される導電性粒子8の直径の2倍以上に設定した利点について以下に説明する。
次に本発明の配線パターン群5A,5Bの構成を適用した液晶表示装置において、配線パターン群5A,5Bの配線パターン間での短絡について調べた結果について図4を用いて説明する。本実施例では、シール部7に含まれる導電性粒子8の平均粒径を8μm、配線パターン群5A,5Bの線幅を20μm〜26μmに設定し、配線パターン5A,5Bとシール部7との交差領域で、隣接する配線パターン同士の間隔を10μm〜30μmまで1μm毎に変化させたものについて調べている。
この図4によれば、隣接する配線パターンの間隔が16μm以上の場合では、全く短絡が発生していないことがわかる。従って配線パターンの間隔は、16μm以上すなわち導電性粒子の平均粒径の2倍以上が好ましいことが明らかとなった。
本発明の液晶表示装置の配線パターン群を表す平面図である。 本発明の配線パターン群のシール部との交差領域及びその近傍領域の部分拡大図である。 本発明の液晶表示装置の断面図である。 本発明の配線パターン群の配線パターン間での短絡発生率について調べた結果を示すグラフである。 従来の液晶表示装置の配線パターン群を表す平面図である。 従来の配線パターン群のシール部との交差領域及びその近傍領域の部分拡大図である。
符号の説明
1・・・第1の基板
2・・・第2の基板
3・・・一方の透明電極
4・・・他方の透明電極
5A・・・第1の配線パターン群
5B・・・第2の配線パターン群
6・・・駆動素子用接続端子群
7・・・シール部
7X・・・シール部の一辺部
7L,7R・・・シール部の左右の側辺部
8・・・導電性粒子
9・・・液晶層
10・・・配向膜
11・・・位相差板
12・・・偏光板
13・・・両面テープ

Claims (4)

  1. 一方の透明電極を形成した第1の基板と、他方の透明電極、第1の配線パターン群、及び第2の配線パターン群を形成した第2の基板とを、導電性粒子を含むシール部により囲まれる液晶層を介して貼り合わせるとともに、前記シール部の外側領域に駆動素子用接続端子群を形成し、前記一方の透明電極を、前記シール部に含有する前記導電性粒子、前記第1の配線パターン群を介して、前記駆動素子用接続端子群の一部に接続し、前記他方の透明電極を、前記第2の配線パターン群を介して、前記駆動素子用接続端子群の一部に接続してなる液晶表示装置において
    記第1の配線パターン群を構成する各配線パターンは、前記シール部の内側領域から前記駆動素子用接続端子群の一部に向かって、前記シール部で直線的に交差して引き回されるとともに、前記シール部の内側領域における前記配線パターンの傾斜角度をθ1、前記シール部で交差する領域の前記配線パターンの傾斜角度をθ2としたとき、0°<θ1<θ2<90°に設定され、
    前記第2の配線パターン群を構成する一部の配線パターンは、前記シール部の内側領域から前記駆動素子用接続端子群の一部に向かって、前記シール部で直線的に交差して引き回されるとともに、前記シール部の内側領域における前記配線パターンの傾斜角度をθ3、前記シール部で交差する領域の前記配線パターンの傾斜角度をθ4としたとき、0°<θ3<θ4≦90°に設定され、
    さらに、θ2<θ4に設定されている、液晶表示装置。
  2. θ1<θ3に設定されている、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第2の配線パターン群を構成する残余の配線パターンは、前記シール部の内側領域から前記駆動素子用接続端子群の一部に向かって、前記シール部に対して直交するように引き回される、請求項1または2に記載の液晶表示装置
  4. 前記第1及び第2の配線パターン群が前記シール部と交差する領域において互いに隣り合う配線パターンは、その間隔が前記シール部内に含有される導電性粒子の直径の2倍以上に設定されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
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