JP4682058B2 - 再帰反射性標識体 - Google Patents

再帰反射性標識体 Download PDF

Info

Publication number
JP4682058B2
JP4682058B2 JP2006049411A JP2006049411A JP4682058B2 JP 4682058 B2 JP4682058 B2 JP 4682058B2 JP 2006049411 A JP2006049411 A JP 2006049411A JP 2006049411 A JP2006049411 A JP 2006049411A JP 4682058 B2 JP4682058 B2 JP 4682058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sign
design
value
retroreflective
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006049411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007224669A (ja
Inventor
一誠 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP2006049411A priority Critical patent/JP4682058B2/ja
Publication of JP2007224669A publication Critical patent/JP2007224669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4682058B2 publication Critical patent/JP4682058B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Description

本発明は、昼間及び夜間の両方において視認性に優れる再帰反射性標識体に関するものである。
再帰反射性の標識体は、よく知られるものとしてガラスビーズ再帰反射シート上に矢印状のプリズム再帰反射体を設けたもの等があるが、例えば、デリネーターの表面(正面)に横断歩道標識又は踏切標識の絵図面を貼着し、これを保護カバー内に納め該保護カバーに鉄パイプ柱を取付けてなるデリネーター標識が開示されている(例えば特許文献1)。
また、矢印輪郭の先端当部から連なるプレート部とからなる厚板状の枠体となし、前記枠体の少くとも片面に反射面を形成すると共に、前記プレート部の適所に支柱取付部材を有してなる道路用誘導標識が開示されている(例えば特許文献2)。
実願昭53−35678号のマイクロフィルム(実開昭54−138591号) 実願昭59−196570号のマイクロフィルム(実開昭61−116808号)
しかしながら、特許文献1のような再帰反射性標識体では、絵図面の再帰反射輝度がデリネーターよりはるかに低くなることから、夜間において車両のヘッドライトが照射される等による再帰反射時にデリネーターからの光が絵図面上に被さってくることで、絵図面が明りょうに見えづらくなるものであった。
また特許文献2のような再帰反射性標識体では、標識面の略全面が反射体となされていることから、反射面の色調と背景の色調とが近似する場合には、昼間において矢印等の図柄が背景に溶け込んでしまい、昼間や、とりわけ薄暮時における図柄の視認性が低下する恐れのあるものであった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、昼間、薄暮時、夜間を問わず標識としての図柄が明りょうに視認できるようになされた再帰反射性標識体を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に
係わる再帰反射性標識体は、図柄部と、該図柄部の残余の部分である下地部とから標識面
が形成され、該図柄部の図柄によって標識としての意味が表示されている標識体であって
、前記図柄部がプリズム再帰反射体により形成され、図柄部が下地部により全周に亘って
包囲されていると共に、該下地部の色調がJIS規格Z8730に規定されるLab系に
よるL値において30以下となされ、前記図柄部と下地部とのL値の差が40以上となされていることを特徴とするものである。
本発明に係わる再帰反射性標識体によれば、図柄部がプリズム再帰反射体により形成されていることで夜間における図柄部の視認性が高められるが、図柄部を全周に亘って包囲している下地部が、黒色か又はそれに近似する色調であるJIS規格Z8730に規定されるLab系によるL値において30以下の明度となされていることで、図柄部のプリズムによって反射される反射光と下地部の明度の低さとが相俟って、昼間や薄暮時においても高いコントラストが生じて標識としての図柄が明りょうに視認できるようになされる。
また前記図柄部は、蛍光物質が配合されたプリズム再帰反射体を用いて形成されていれば、夜間のみならず、昼間や薄暮時においても図柄が明りょうに視認することができ好ましい。
本発明に係わる再帰反射性標識体によれば、図柄部がプリズム再帰反射体により形成されていることで夜間における図柄部の視認性が高められるが、図柄部を全周に亘って包囲している下地部が、黒色か又はそれに近似する色調であるJIS規格Z8730に規定されるLab系によるL値において30以下の明度となされていることで、図柄部のプリズムによって反射される反射光と下地部の明度の低さとが相俟って、昼間や薄暮時においても高いコントラストが生じて標識としての図柄が明りょうに視認できるようになされる。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わる再帰反射性標識体の、実施の一形態を示す正面図である。再帰反射性標識体10は、地表面から立設された支柱20に取り付けられており、標識面は、蛍光顔料により着色した黄緑色のプリズム反射体11により図柄部1が、図柄部1の残余の部分が黒色の塗料にて下地部2となされている。プリズム反射体11は直角二等辺三角形であり、同一形状のプリズム反射体11が組み合わされて矢印形状の図柄部1が形成され、路側や中央分離帯等に設置された場合に、図柄部1の矢印形状により進むべき方向が示されるものである。
図柄部1がプリズム反射体11により形成され、下地部2が図柄部1の全周を包囲して、且つ下地部2の色調はJIS規格Z8730に規定されるLab系によるL値(以下、単にL値という)において30以下の明度となされていることで、図柄部1と下地部2とのコントラストにより矢印形状が明りょうに視認されるようになされる。図柄部1はプリズム反射体11から形成されていれば、光の反射により高いコントラストが得られるが、図柄部1と下地部2とのL値の差が40以上、好ましくは50以上となされていれば、明度のコントラストによってより一層図柄部1が明りょうに視認できるようになり好ましい。
図2は、本発明に係わる再帰反射性標識体の、他の実施形態を示す正面図である。上述の実施形態と同一のプリズム反射体11を用いて図柄部1を形成し、また同じく下地部2を形成しているが、図柄部1におけるプリズム反射体11の組合せ方を変更して標識面が全体を小さくなされたものである。図1に示した大型のものは、例えば標識面が横1200mm×縦800となされて高速道路の路側等に好適に用いられ、図2に示した比較的小型のものは、例えば標識面が横800×縦400mmとなされて、高速道路の中央分離帯前端等に好適に用いられる。
次に以下の実施例に基づき、本発明に係わる再帰反射性標識体による効果を具体的に示す。
(実施例1)
図2に示した如き再帰反射性標識体において、a=170、b=340、c=800、d=400(mm)の標識面とし、図柄部をプリズム反射体、下地部を黒色の塗装によって形成し、本発明に係わる実施例1の再帰反射性標識体を得た。図柄部はポリカーボネート樹脂をポリカーボネートを黄緑色の蛍光顔料(BASF社製、Lumogen F Yellow083)により着色したもので、下地部は板面に黒色の印刷シートを貼着したものであり、各々のL値を分光光度計により測定した結果、図柄部の明度はL値で68、下地部の明度はL値で16であった。
(実施例2)
下地部に、黒色に近似するアクリル系塗装を施して、そのL値が26であった以外は実施例1と同じにして、実施例2の本発明に係わる再帰反射性標識体を得た。
(比較例1)
下地部に、濃灰色のアクリル系塗装を施して、そのL値が37であった以外は実施例1と同じにして、比較例1の再帰反射性標識体を得た。
(比較例1)
下地部に、赤色のアクリル系塗装を施して、そのL値が50であった以外は実施例1と同じにして、比較例2の再帰反射性標識体を得た。
実施例1及び2と、比較例1及び2の再帰反射性標識体を用いて、薄暮時における視認性の評価試験を行った。評価試験は、被験者に自動車(カルディナバン)の運転席に乗車し、一体の再帰反射性標識体の正面に正対して30m、60m離れた際の視認性を評点によって評価する。
被験者は25歳〜42歳までの男女10人で、評点は、再帰反射性標識体及びその図柄が、かなり目立ってよく見えるが5点、目立ってよく見えるが4点、目立って見えるが3点、あまり目立って見えないが2点、目立って見えないが1点とし、被験者の主観にて評価を行った。その平均値を表1に示す。
Figure 0004682058
評価試験の結果において、下地部のL値が30以下の実施例1及び実施例2は、下地部のL値が30を超えている比較例1及び2と比較して格段に高い視認性であることが表わされており、また下地部のL値が上がるにつれて視認性が悪くなっていることから、下地部のL値が視認性に強く関与していることが示されている。また実施例1及び2は、図柄部1と下地部2とのL値の差がそれぞれ52、42と40以上となっており、こちらも視認性を左右する重要な要因であることが推定できる。
本発明に係わる再帰反射性標識体の、実施の一形態を示す正面図である。 本発明に係わる再帰反射性標識体の、他の実施形態を示す正面図である。
符号の説明
1 図柄部
11 プリズム反射体
2 下地部
10 再帰反射性標識体

Claims (1)

  1. 図柄部と、該図柄部の残余の部分である下地部とから標識面が形成され、該図柄部の図柄によって標識としての意味が表示されている標識体であって、前記図柄部がプリズム再帰反射体により形成され、図柄部が下地部により全周に亘って包囲されていると共に、該下地部の色調がJIS規格Z8730に規定されるLab系によるL値において30以下となされ、前記図柄部と下地部とのL値の差が40以上となされていることを特徴とする再帰反射性標識体。
JP2006049411A 2006-02-25 2006-02-25 再帰反射性標識体 Active JP4682058B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049411A JP4682058B2 (ja) 2006-02-25 2006-02-25 再帰反射性標識体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049411A JP4682058B2 (ja) 2006-02-25 2006-02-25 再帰反射性標識体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007224669A JP2007224669A (ja) 2007-09-06
JP4682058B2 true JP4682058B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=38546721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006049411A Active JP4682058B2 (ja) 2006-02-25 2006-02-25 再帰反射性標識体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4682058B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU218611U1 (ru) * 2022-09-07 2023-06-01 Федеральное государственное бюджетное учреждение "Центральный научно-исследовательский испытательный институт инженерных войск имени Героя Советского Союза генерал-лейтенанта инженерных войск Д.М. Карбышева" Министерства обороны Российской Федерации Кассетный прибор обозначения прохода в миноопасном участке

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619209U (ja) * 1991-04-23 1994-03-11 株式会社アドビック 点滅警告灯および点滅警告装置
JPH074516U (ja) * 1993-06-28 1995-01-24 株式会社ニッパー商会 道路標識機
JP2001026914A (ja) * 1999-07-13 2001-01-30 Sekisui Jushi Co Ltd 自発光性視線誘導標
JP2002258023A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Sekisui Jushi Co Ltd 支柱貼付用反射体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619209U (ja) * 1991-04-23 1994-03-11 株式会社アドビック 点滅警告灯および点滅警告装置
JPH074516U (ja) * 1993-06-28 1995-01-24 株式会社ニッパー商会 道路標識機
JP2001026914A (ja) * 1999-07-13 2001-01-30 Sekisui Jushi Co Ltd 自発光性視線誘導標
JP2002258023A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Sekisui Jushi Co Ltd 支柱貼付用反射体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU218611U1 (ru) * 2022-09-07 2023-06-01 Федеральное государственное бюджетное учреждение "Центральный научно-исследовательский испытательный институт инженерных войск имени Героя Советского Союза генерал-лейтенанта инженерных войск Д.М. Карбышева" Министерства обороны Российской Федерации Кассетный прибор обозначения прохода в миноопасном участке

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007224669A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5050327A (en) Retroreflective sign having improved legibility
US20140293421A1 (en) Three-sided reflector for use on sign post
DE60033150D1 (de) Strassenmarkierung mit verbesserter sichtbarkeit bei tag
JP4682058B2 (ja) 再帰反射性標識体
US8585221B2 (en) Bi-directional blind sight illumination and deflector device
JP5702557B2 (ja) 再帰反射性表示体
JP4948774B2 (ja) 再帰反射性標識体
JP4235016B2 (ja) 再帰反射体
US20040098894A1 (en) Illuminated signaling device
JP3497665B2 (ja) 積雪用道路標識
JP4681948B2 (ja) 再帰反射性標識体
CN2876164Y (zh) 一种太阳能端头警示标柱
JP3244563U (ja) 交通標識又は立看板を構成する標識
JP3132418U (ja) 視線誘導旗
KR20190120472A (ko) 탈부착 사용이 가능한 빛 반사패치
GB2274295A (en) Retro-reflective road traffic furniture
JP6378941B2 (ja) 情報表示板
TWM304544U (en) Luminous reflex road sign
JP3099093B2 (ja) 光反射性塗料
KR200297615Y1 (ko) 주.정차금지 계몽표지판
CN205621394U (zh) 便于识别的交通标识牌
KR200358597Y1 (ko) 야광반사판이 부착된 도로 경계석
CN205617261U (zh) 一种便于识别的交通标识牌
JP3013531U (ja) ガードレールシステム
KR920003739Y1 (ko) 도로 표지구

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4682058

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3