JP2019019469A - 鉛直形反射標識物 - Google Patents

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Abstract

【課題】外側線、車線変更線、縁石等に設置され、交通安全に供される立体的標示物に関して、視線誘導効果が高く、接触されても傷みが少なく、大幅に安い立体的標示物を提供する。
【解決手段】弾性があり光再帰性反射を有する鉛直形反射標識物1であって、板状反射標示部2と固定用台座部3の組合せとし、固定用台座部3にほぼ鉛直に板状反射標示部2を取付けた。このような簡単な組合せによる構造にすることで、色々な道路の交通安全対策に使用できる。また最大の反射性能と色彩が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路の外側線、車線変更線、縁石等に設置され、交通安全に供される小型の反射標識物に関するもので、車両、自転車、歩行者、特に老人など交通弱者に対しても視線誘導効果が高いユニバーサルデザインであり、人や車両が接触しても抵抗や傷みが少なく、しかも大幅に安く提供せんとするものである。
従来から、道路の外側線、車線変更線、縁石等に設置される交通安全のための反射標識物は、車両のドライバーの視線に入りやすい路面に近い場所に設置されていることもあって、交通安全上効果があり、全国のいたるところの高速道路や、一般道路、駐車場等に広く使用されているが、その設置される場所の合流、分流、カーブ地点、縁石等の道路線形や存在をはっきりと見せることで、車両が逸脱しないようにとか、進入防止のために設置されている。
そして、プラスチックスポールやアルミニウム製の道路鋲等が、道路のセンターライン、外側線、合流、分流地点、縁石等に使用されていて、交通安全にそれなりに寄与しているのであるが、バイクや自転車等の軽車両、通行人にはかなりの障害物となっている。
以上のような状況からも、交通安全に供されている小型の反射標識物に関して、車両に対しては種々な配慮がなされているのであるが、自転車、歩行者、特に老人などの交通弱者に対して優しいユニバーサルデザインの反射標識物の設置がなされていない。
実開57−85011には、内部が中空で、且つ外側壁に円弧状の曲面部を有する断面略扇形状の弾性材の基台の上記曲面部に背面部にダイヤモンドカット面を有する拡散レンズを備えた光反射部材を設けていることを特徴とする道路用反射板、と記載がある。
特開2002−81026には、縁石ブロックの設置工事のときに容易に取付けることができ、しかも耐久性、視認性に優れて、少々の砂埃や積雪があっても再帰反射を妨げず、又除雪作業にも支障をきたさない可動式視線誘導及びその施設を提供する。とあり、弾性体からなる基板の一方側に反射体を取付けて反射部を形成し、前記基板の他方側に当該基板と垂直方向に回転軸を形成させて狭持させると共に、前記回転軸を前記支持部に支持させて前記基板を回動自在として成る可動式視線誘導標を、複数の縁石ブロックが並んだ縁石ブロックの間に挟んで取付け、縁石ブロックから突出した基板の反射部を、縁石ブロックの上面に立設または側面に傾倒自在に配置させる、と記載がある。
特開2011−63960によると、ポールに巻き付ける反射シートの一部に有色透明な着色層を設けるとあり、この反射シートに照射された光が、再帰反射されるとき、前記の着色層を透過して反射される光と、着色層が設けられていない領域で反射光とが、それどれの色調と光の強さとを異ならせて視認されるので、これらの反射光がより複雑で誘目性を高めたものとなされ、道路用標示体の視認性を向上させるとある。
解決しようとする課題は、交通安全に供されている各種反射標識物は、ドライバーの視線を考慮して設置されるものであり、その設置場所は、道路のセンターライン、ノーズ部等の路面とか、縁石、ガードレール、ガードパイプ、電柱、側溝等、特に車両が安全に通行するために必要な危険な場所に設置され、昼夜間にかかわらず視認効果の高いものが要求される。しかし、頻繁に当てられたり、踏みつけられたりするので、倒れてしまったり、引き裂かれたり、飛散等の損傷を受けているのである。
特許文献1の構成は、台座である基台を中空の空間を持つ成形品としている。そしてその成形品の溝に、反射材としてダイヤモンドカットされた成型品を挿入するとある。しかし、これでは設置される場所の状況で標示部分を大きくしたり、形状を変えたりすることが出来ないし、中空の空間を持つ成形品の裏側に反射するものが無いので、使用される場所が限定される。
特許文献2の構成では、縁石を新設する時には取付けできても、既設の縁石には取付けできないし、また、新設でも取付けた時の反射板の向きが変えられないので、カーブ地点等で反射板の向きが限定されて、左カーブでも右カーブでも、ヘッドライトの光が反射する角度で当たらない場面ができるので不都合である。
特許文献3の構成では、一般にエンジニアリンググレードではこれで良いが、最近、より高度な反射材を使った場合は、反射性能を極限まで上げるため表層と基層との間に空間を設け、この空間に反射ビーズやダイヤモンドカットされた反射層が形成されている。
そして、この空間を維持するために、表層と基層とを細かく熔着している。反射層と熔着層の面積の比率は、略反射層2に対して熔着層1の面積の比率となっている。
従って、色彩を付ける為に、反射材の表面に印刷するとなると、50パーセントの面積に有色の印刷をすると、50パーセント×66パーセント(反射面)で33パーセントと反射性能が大幅に減少するのである。
また、背の高いプラスチック製のポールは、ドライバーに対する視認効果もあり、威圧感や可撓性もあって、それなりに交通安全に効果のあるものではあるが、これらのポールは、狭い道路に設置されるケースでは車両の運転が極めて窮屈な状態となる。従って、不安定な運転を強いられることになり、かえって交通事故の誘発原因となる。又、傷みの激しいポールが数多く散見される。
以上のようなことから、誰にでもやさしいユニバーサルデザインの細かな配慮で交通安全効果を発揮させながら、耐久性があり、簡単に施工ができて、しかも安い価格で提供できる小型の反射標識物を供給できないかを研究したのである。
上記課題を解決するため請求項1の発明は、板状反射標示部1と固定用台座3で構成される鉛直形反射標識物1において、帯状の固定用台座3の横断面の両側面からそれぞれ鉛直方向、又は鉛直方向上部の中央接合点に向けて斜めに、固定用台座3の鉛直方向に抜けない奥広のスリット状の隙間があけられ、2枚の板状反射標示部2を固定用台座3のスリット状の隙間の側方から挿入し、板状反射標示部2を固定用台座3から略鉛直に突出させて構成してなることを特徴とする鉛直形反射標識物1を提供することにある。
ここでは、板状反射標示部2の反射面と平行になる断面をたて断面とし、板状反射標示部2の反射面と90度となる断面をよこ断面とした。
押出成形によるアルミニュウムやプラスチックス製の固定用台座3のよこ断面の両側面の溝から鉛直方向、又は鉛直方向上部の中央接合点7に向けて斜めに、固定用台座幅の横方向に抜けないスリット状の奥広の溝4の隙間をあけ、スリット状の二つの溝の側方から挿入、二枚の板状反射標示部2を固定用台座3から略鉛直に突出させて構成してなることを特徴とする鉛直形反射標識物1を発明したのである。
固定用台座3部と、板状反射標識部2を別々に構成することで、固定用台座3部と板状反射標識部2の大きさや形状を別々に形状変更が出来る。特に板状反射標識部2は板の状態で反射シートを貼付けできるし、大判で貼付けた後、切抜きや打抜きすることも出来る。従って、1つの金型投資で多目的な要求に簡単に対応できる。
又、アルミニュウムやプラスチックスの押出による成形で製作すると言う事は長さが500〜1000ミリメートルと長さの違う固定用台座3が製作出来、1つの押出成形の金型で数多くの製品が簡単に製作可能となる。
板状反射標示部2の下部端部に突出部を設け、固定用台座3の溝に設けた奥広の溝4に突出部を挿入して抜け難くした。アルミニュウムやプラスチックスの押出による成形で製作された奥広の溝4に板状反射標示部2の下部端部に突出部させた突出部を挿入させることで、板状反射標示部2に外部からの外圧に対して強烈に抵抗して、固定用台座3から抜け難くなるのである。
又、固定用台座3の底面に抜け防止の為の蟻足5付の溝が、複数個筋状に構成されてなることを特徴とする鉛直形反射標識物1とした。これは、固定用台座3部の道路構造物への貼り付けに際して、より強固に固定するために、固定用台座3の底面である貼り付け面を工夫して、蟻足5付の筋状の溝を複数個構成することにした。道路構造物である縁石10などへの接着剤による取り付けに際して固定用台座3の蟻足5の奥の広がっている空間に接着剤が入り込み、接着剤によって固定用台座3と構造物が一体になるのである。
色々な構造物や路面にも貼付けできて、良く目立ち頻繁に車両や人に踏み付けられたり、接触されても、その反射標示部2の形状が板状であることから、かなりの復元力があり、傷みの少ないようにした鉛直形反射標識物1にある。
しかも、構造物や路面から反射標示部2を立体的に鉛直に突出させているのと併せて、反射材の色を赤色や黄色とか蛍光色等を使って、単色か複数色を混在させて使用したり、昼間も目立ちやすくすると共に、日没時や夜間は再帰性反射材による反射で、車両からはよく視認できることになる。
再帰性反射材の貼り付ける軟質のエラストマーやゴムは、厚みが1ミリメートル〜5ミリメートルで、高さは60ミリメートルから200ミリメートル、幅は30ミリメートルから500ミリメーターに反射シートを貼り付けした。反射シートは板状反射標示部2の二端面の両方の外側に貼り付けされる。
肉厚が1ミリメートル以下だと、自立性と強度に問題があるし、8ミリメートル以上だと厚くなりすぎて障害物となり、かえって二次災害を引き起こすなどの問題がある。材質にもよるが1〜3ミリメートルが適当である。この特殊な固定用台座3に装着すると自然と自立性が向上するので、比較的薄い肉厚でも良い場合がある。
板状反射標示部2の固定用台座3への取り付けは、反射シート5をエラストマー樹脂やポリカーボ樹脂板である板状反射標示部2の外側になる二つの面に貼付け、固定用台座3の端部断面の2箇所にスリット状の溝4とした部分に板状反射標示部2の側面より挿入して、固定用台座3に略鉛直に構成することにした。
お互いに、たて中央線上の接合点で接触するよう裏面同士が接触してせり上がり自立性がよくなるようになると好都合である。
固定用台座3の材質は、アルミニウムやプラスチックスで押出加工したものが良い。この固定用台座3の大きさは、幅を30ミリメートル〜100ミリメートルの幅が適当である。その長さは50ミリメートル,から500ミリメートルと、設置される場所や用途によって決める。
固定用台座3の成型に際して、アルミニュウムやプラスチックスの押出による成形で底面側になる面を、横断面で奥広の蟻足を設けられるようにすると、安い金型代で、接着性能の良い製品が出来上がる。
請求項2では、この固定用台座3と、路面や構造物とを接着剤、両面テープ6等で部分固定し、強力なエポキシ樹脂などの接着剤を両面テープ6の貼っていない部分に塗って、施工直後も簡単に仮固定出来ているので、現場を離れる事が出来る。
板状の標示部に貼付けた光再帰性反射材の表示部が構造物から突出しているので車両のヘッドライトの光がよく当たり、よく反射して視認性があがるので交通安全に効果的なものとなる。また、縁石10などの構造物の上に貼付けると、立体形であることから、歩行者などの交通弱者にも昼夜間よく目立つものとなる。
また、車両からも良く目立つことが重要であるが、車両と一口に言っても大型トラックから小型の軽車両までさまざまであり、当然ヘッドライトの取付け位置や、運転席の高さも違うし、道路の幅員も違うので、ヘッドライトからの光による入射角も視認角も違う。
この鉛直形反射標識物1に使用される反射シートは、入射角、視認角が変わってもよく光るものであれば、ダイヤモンドカットされたタイプでも極小のガラスビーズを使ったものでも良い。
請求項3では、反射シートは、色によって反射性能に大きな違いが有る。有彩色としたい時には、反射シートを白色系で最も良く光るものを使用するとともに、シートの表面に所望の色の印刷をすることにした。例えば、青色の反射をさせようと思えば、青色の反射シートを使うのが通常のやり方であるが、ここでは青色の反射材の性能が白色の12分の1と、あまりにも良くないので、白色の反射材の表面上に部分的に青色の印刷を塗布する事にした。この時もっともよく光るダイヤモンドグレードを使いたいが、反射部分と無反射部分の面積比が2対1でその面積の3分の1が無反射となっている。そこでその無反射の模様部分の上に反射シートと同じ模様の印刷をすることにしたのである。反射性能の一番良い白色の反射シートの性能を限りなく100パーセント近く生かす事が出来るし、所望の色も昼夜間生きる事になる。
比較的小さい鉛直形反射標識物1ではあるが、路面から立ち上がっているとか、縁石10等の構造物から突出していることで、板状反射標示部2が車両を誘導するので、昼間でもドライバーからの視認効果が高いし、夜間は下向きのヘッドライトでもよくひかり、視認性能が大幅に高くなるので昼夜間とも、より交通安全効果の高いものになる。
特に、左カーブの左側の縁石10の上に設置された鉛直形反射標識物1は、従来良く使用されているスタッドと呼ばれている貼り付け鋲と比べて格段に高さが高いので視認効果が非常に優れたものとなる。鉛直形反射標識物1をより高く構成した場合は、風に当たって揺れるので、視線誘導効果が高くなり、車両以外の自転車、歩行者、特に老人などの交通弱者に対して、その効果は絶大である。
自転車、歩行者、特に老人など交通弱者に対しても立体的であることで誘導効果が高く、誰にでも優しいユニバーサルデザインとなるように工夫したのである。
道路が広く見えて快適なドライブをするために、鉛直形反射標識物1の設置時の高さを200ミリメートル程度以下とすることにした。また、板状反射標示部2が板状なので、車両に踏倒されても傷みにくくした。
弾性の高い可撓性を持つ熱可塑性エラストマーやゴム、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂等で製作し、その肉厚が0.3ミリメートルから8ミリメートル、高さ及び幅は、30ミリメートルから200ミリメートルの大きさとし、設置場所にあわせて板状反射標示部2並びに固定用台座3の形状、寸法を決めて設置する。
以上のように、本発明の鉛直形反射標識物1は、車両や人に対して抵抗が少なく、比較的小さいにもかかわらず視認効果が高い。その視認性は、昼間は反射シートを赤色とか黄色、緑色、青色、蛍光色等の目立つ色を使用していると良く視認できるし、適当な高さの突起が路面に近い場所に設置されるので視認しやすいのである。
従って、鉛直形反射標識物1の性能が良いと道路が広く見え、安心して車両が走行することが出来るし、人も歩きやすくなる。夜間は車両のヘッドライトの光を反射効率のよい真正面に受けるように設置できるので、極めてよく反射し、視線誘導をスムーズに行うことができるのである。
何処のメーカーの反射シートの反射性能も白色系の色目が最も優れている。例えば日本カーバイト製の白色の反射シートでは、観測角12分入射角5度では625cd/lux/平方メートルとあり青色では50cd/lux/平方メートルと極端に反射性能が落ちる。そこで、水玉や線などで青色の色を部分印刷することで、昼間はもとより夜間も青くしかも良く光るのである。白色の上の印刷で50パーセントの模様を印刷しても300cd/lux/平方メートル以上と、昼間は青く視認できると共に夜間も多少色目は違うが青色で良く光るものとなる。
請求項3では、反射シートは、色によって反射性能に大きな違いが有る。有彩色としたい時には、反射シートを白色系で最も良く光るものを使用するとともに、シートの表面に所望の色の印刷をすることにした。例えば、青色の反射をさせようと思えば、青色の反射シートを使うのが通常のやり方であるが、ここでは青色の反射材の性能が白色の12分の1と、あまりにも良くないので、白色の反射材の表面上に部分的に青色の印刷を塗布する事にした。この時もっともよく光るダイヤモンドグレードを使いたいが、反射部分と無反射部分の比が2対1でその面積の3分の1が無反射となっている。そこでその無反射の模様部分の上に反射シートと同じ模様の印刷をすることにしたのである。反射性能の一番良い白色の反射シートの性能を限りなく100パーセント近く生かす事が出来るし、所望の色も昼夜間生きる事になる。
従って、この有彩色の鉛直形反射標識物1を設置することで、道路が広く見え安心して車両が走行することが出来るし、人も歩きやすくなる。夜間は車両のヘッドライトの光を反射効率のよい真正面に受けるように設置できるので、極めてよく反射し、視線誘導をスムーズに行うことができるのである
板状反射標示部2は、弾性のある熱可塑性エラストマーやゴム、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂等で構成した成形物で、板状のものを加工して製作できるので、投資が最小限で済む。さらに、板状で構成しているので車両に接触されても、人に踏付けられても、その素材の持つ弾力性や形状で衝撃や摩擦、圧力が吸収できるので、成形物が変形を起こすのが少なくて済むのである。
また、左カーブの縁石10に取付けする場合、従来、縁石10の側面に構成された反射表示物は見えなくなり、視線誘導ができなくなる。この鉛直形反射標識物1を縁石10の上面に構成することで、左カーブでも縁石の上面から鉛直形反射標識物1が高く突出するので、カーブの線形がはっきり視認できるようになるので非常に有効である。
また、この鉛直形反射標識物1の背面側にも反射シートを構成しておくと、反対車線の車両から道路線形がよく視認できるし、歩行者や自転車の人にも良く目立つので好都合である。
比較的小さい鉛直形反射標識物1ではあるが、路面から立ち上がっているとか、縁石10等の構造物から突出していることで、この標識物が車両を誘導するので、昼間でもドライバーからの視認効果が高いし、夜間は下向きのヘッドライトでもよく光り、視認性能が大幅に高くなるので昼夜間とも、より交通安全効果の高いものになるのである。
特に、白く塗装された縁石10の上に鉛直形反射標識物1を貼付けると、その鉛直形反射標識物1の色彩が白い塗装の上に浮かび上がり見えやすいし、板状ということもあって、風に当たって揺れるので、視線誘導効果が高くなり、車両以外の自転車、歩行者、特に老人など交通弱者に対しても視線誘導効果が高く、誰にでも優しいユニバーサルデザインとなるのである。
本発明の鉛直形反射標識物の斜視図である。 固定用台座の裏面の蟻足部の図面で、略中央部に両面テープを付けた時の斜視図である。 左右の板状反射標示部と板状反射標示部の空間に緩衝物を入れた時の斜視図である。 本発明の鉛直形反射標識物の変形事例1の斜視図である。 本発明の鉛直形反射標識物の変形事例2の斜視図である。 本発明の鉛直形反射標識物の変形事例3の斜視図である。 本発明の鉛直形反射標識物を標識板上に貼り付けされた斜視図である。 本発明の鉛直形反射標識物が縁石の上に貼り付けされた斜視図である。 本発明の鉛直形反射標識物の裏面に構成する蟻足の断面図である。 本発明の鉛直形反射標識物の反射面に所望の色を表面に印刷した正面図である。
以下、本発明を図により詳細に説明する。図1は、本発明の鉛直形反射標識物1の斜視図である。立体的な板状反射標示部2はエラストマー樹脂製で、肉厚は1ミリメートル〜5ミリメートルで、高さは30ミリメートル〜100ミリメートル、道路の縁石10に貼り付ける時は幅は50ミリメートル〜100ミリメートルとし、固定用台座3はアルミニュウムやプラスチックス製で、一番厚い部分の肉厚は3ミリメートル〜10ミリメートル、底面の幅は30ミリメートル〜100ミリメートル、長さは50ミリメートル〜500ミリメートルで構成する。
板状反射標示部2は、反射シートを樹脂板の外側に貼付け、固定用台座3の断面の側方の奥広の溝4に、板状反射標示部2の下端部に設けた突出部を固定用台座3の側面より挿入して、固定用台座3からほぼ鉛直に構成する。
板状反射標示部2には反射シートが貼付けされている。ここで使用される光再帰性の反射シート5は、極小で屈折率の高い真円のガラスビーズを使ったものであっても微細なダイヤモンドカットされた反射物であっても良い、板状反射標示部2のそれぞれの外側になる部分に貼付けるが、平面の板材のときに貼付けると、簡単に貼付けできる。二つの上端部がお互いに、裏面同士が接触してせり上がり自立性がよくなって好都合である。
図2は、鉛直形反射標識物1の固定用台座3の裏面の斜視図である。固定用台座3の裏側には筋状の蟻足5が構成されている。筋状の蟻足5は複数個構成される。この蟻足5のスリット状の小口の寸法は3ミリメートル〜10ミリメートルで深さは2ミリメートル〜10ミリメートルで、奥広の溝4で構造物に貼り付ける時、接着剤が装填される。装填された接着剤が固着するまで、10〜120分時間がかかるので、この様に両面テープ6などで部分固定しながら接着剤で構造物に貼り付けると、施工現場から直ぐ離れられるので施工性が良くなる。
図3は、請求項1の鉛直形反射標識物1の中に出来た二枚の板状反射標示部2の空間に緩衝物8を挿入した時の斜視図である。この緩衝物8は発砲プラスチックスや軟質のゴム製などで製作される。人にふまれても損傷は少なくてすむ。
図4は、固定用台座3に1枚の板状反射標示部2の下部を挿入して構成した斜視図である。踏み付けられた時、固定用台座3と板状反射標示部2の接合部に集中荷重がかかることになる。しかしあまり悪戯されないような場所、例えば高速道路などでは、これでも良い。
図5は、鉛直形反射標識物1の側方から見た、斜視図である。固定用台座部3の略中央部に1枚の板状反射標示部2の両端部が挿入固着されていて、その中央部に構成されているスリット状の隙間4の間から逆U字形に構成した板状反射標示部2の下端部の二端面を挿入して構成する。
図6は、図5の変形事例の斜視図である。固定用台座部3の両端に板状反射標示部2の端部が装着されていて、こうすることでより自立性を上げることになる。又、かまぼこ形にしているのは、板状反射標示部2が正面からも反射するので、図7のように標識板に取り付けたり、擁壁などへの取付の時、左右や正面からも良く光るので板に単純に反射材を張り付けたものより、よく光るものとなる。
図7は、本発明の鉛直形反射標識物1を標識板9上に貼り付けされた斜視図である。方向指示や、案内表示などの標識板9に使用する時には、図6の様なかまぼこ型の形状をしたものを、標識板9の表面に取り付けると、色々な方向からの光に対して効率よく反射するので、素晴らしいものとなる。
図8は本発明の鉛直形反射標識物1を縁石10の上に貼り付けた斜視図である。設置間隔は、2メーターから3メーターぐらいが適当であるが、設置場所がカーブ地点とか道路の交通安全状況に応じて設置間隔を決定する。
図9は、本発明の鉛直形反射標識物の裏面に構成する蟻足5の断面図である。固定用台座3の底に左右から蟻足5を複数本構成することにより、接着剤によって固定用台座3と構造物が強固に固着されるのである。
図10は、白色の反射材の上に所望の色の模様印刷した時の事例である。模様印刷は請求項3にあるように、反射シートの無反射部分に有色の印刷をするので、昼間は所望の色に見えて交通安全の役目もするし、夜間は所望の色で良く反射する標識物となるのである。仮に所望の色の印刷で白色部が50パーセント〜60パーセントになっても、有彩色の反射シートを使用するより、はるかに反射性能の良いものとなるのである。
そして、立体形反射標識物1の板状反射標示部2の上端部の二端面の外側に光再帰性反射材を構成するのであるが、黄色は注意を喚起する意味となるし、赤色は危険標示の意味を持つし、青色はドライバーの気持ちを和らげる効果が有る。これらの色彩の標識効果もあって、昼夜間の交通安全の向上が図られる。
いたずらが少ないと思われる場所では、強力な接着剤で固定するだけでもいいが、いたずらの多い場所では接着させるのに併せてアンカーボルトで固定する事が望ましい。確実に接着させるためには、縁石10や路面、構造物の接着面を綺麗に清掃しておくことは勿論のこと、接着をよくするために、プライマーを塗布するなどの下地処理をしておくと、確実に接着できる。
複数個の立体形反射標識物1を連続して取付ける場合は、あらかじめその設置間隔や取付けの角度を仮置きして、視線の誘導効果を確認のうえ設置する。このようにすることで、ドライバーが安心して運転することができる交通安全施設となるのである。
特に左カーブのとき、通常、側面に構成された標示物は見えなくなり、視線誘導ができなくなる。この鉛直形反射標識物1は縁石10や路面、構造物の上面から比較的高く突出して構成することとなるので、左カーブでもカーブ線形がはっきり視認できるようになるので非常に有効である。障害物や道路線形の変化による不安を少なくして、ドライバーが安心して走行できるようになる。
道路のバリアーフリー化で路面と歩道がほぼ同じ平面となっている。従って、車道と歩道との中間に縁石10だけが突出している。その縁石10を目立つようにする為、縁石10を白色に塗装し、その上に鉛直形反射標識物1を取り付けることで、縁石10の存在をハッキリ明示すると共に、車両の誘導にも効果を発揮させることができる。
踏みつけても抵抗が少ないことから、道路の縁石10の上への貼り付け以外に、外側線、合分流標示、自転車道の側面の標示、通学路の標示、擁壁への取付,標識板への取付等、多目的に使用できる。
1 鉛直形反射標識物
2 板状反射標示部
3 固定用台座
4 奥広のスリット状の溝
5 蟻足
6 両面テープ
7 中央接合点
8 緩衝物
9 標識板
10 縁石
11 模様付反射シート

Claims (3)

  1. 板状反射標示部とアルミニュウム若しくはプラスチックス製の帯状の固定用台座で構成される略鉛直立形反射標識物において、蟻足付の固定用台座のよこ断面の両側面に設けた奥広の溝に、それぞれの板状反射標示部の下端部に設けた突出部を挿入して、板状反射標示部を固定用台座から略鉛直に突出させて構成してなることを特徴とする鉛直形反射標識物。
  2. 請求項1の略鉛直立形反射標識物の固定用台座と、路面や構造物との接合に際して、蟻足のほぼ中央を両面テープを装着し、エポキシ樹脂などの接着剤を両面テープの貼っていない部分に塗って、構造物に取付することを特徴とする鉛直形反射標識物。
  3. 鉛直形反射標識物に使用される反射材は略白色で、その表面に上下に模様に熔着された無反射部分に所望の色の模様印刷がなされてなる鉛直形反射標識物。
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