JP4681813B2 - タップ係数更新方法及びタップ係数更新回路 - Google Patents
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Description
チャンネル等化器は、家電機器、例えば、デジタルTV及び個人通信システムに主に使われ、前記家電機器に使われる多様な等化器は入力信号対雑音比を増加させ、入力信号のシンボルエラー率を減少させる。
非特許文献1はデジタルTVについての承認された標準を記述し、非特許文献2はこの標準の利用についての指示を提供する。
等化器のタップ係数更新アルゴリズムとして、構造が簡単であり、計算量が少ないLMSアルゴリズムが使われている。
ATSC文書A53B(2001.8.7) ATSC文書A54(1995.10.4)
前記エラーは、前記訓練信号と前記チャンネル等化器から出力される信号間の差であることを特徴とする。
前記エラーは、前記チャンネル等化器の出力信号と決定回路の出力信号間の差であり、前記決定回路の出力信号は前記チャンネル等化器の出力信号に対応するいずれの値を有することを特徴とする。
c(n)=c(n−1)+μe(n)y(n)
ここで、c(n)は前記チャンネル等化器の更新されたタップ係数ベクトルを示し、c(n−1)は更新される直前の前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトルを示し(またはc(n)を得るために更新される前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトル)、μはステップサイズを示し、e(n)は前記チャンネル等化器のエラーを示し、y(n)は前記チャンネル等化器に入力されるデータを示す。
c(n)=c(n−1)+K(n)e(n)
ここで、c(n)は前記チャンネル等化器の更新されたタップ係数ベクトルを示し、c(n−1)は更新される直前の前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトルを示し、K(n)はカルマン利得ベクトルを示し、e(n)は前記チャンネル等化器のエラーを示す。
c(n)=c(n−1)+μe(n)y(n)
ここでc(n)は前記チャンネル等化器の更新されたタップ係数ベクトルを示し、c(n−1)はc(n)を得るために更新される前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトルを示し、μはステップサイズを示し、e(n)は前記チャンネル等化器のエラーを示し、y(n)は前記チャンネル等化器に入力されるデータを示す。
c(n)=c(n−1)+K(n)e(n)
ここでc(n)は前記チャンネル等化器の更新されたタップ係数ベクトルを示し、c(n−1)はc(n)を得るために更新される前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトルを示し、K(n)はカルマン利得ベクトルを示し、e(n)は前記チャンネル等化器のエラーを示す。
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施例を説明することによって、本発明を詳細に説明する。各図面に示された同じ参照符号は同じ部材を示す。
LMSアルゴリズムを適用してチャンネル等化器のタップ係数を更新する場合の計算量はNである。ここで、Nはタップの数に比例する。
カルマンアルゴリズムを適用してチャンネル等化器のタップ係数を更新する場合の計算量はN2である。ここでNはタップの数に比例する。
しかし、数4に示された本発明によるカルマンアルゴリズムを適用するチャンネル等化器の計算量は、N2及びJをJTに一回だけ置換すれば良い。したがって、チャンネル等化器の計算量は相当に減少する。
図2は、本発明の実施例によるエラーコバリアンスマトリックスΦ−1(n)のメモリ構造を示す。図2を参照すれば、チャンネル等化器に適用され、本発明の実施例によるエラーコバリアンスマトリックスΦ−1(n)のメモリは、対角線(P1、P2、P3及びP4)を基準に上側のメモリだけを使用する。
図3は、本発明によるチャンネル等化器のブロック図を示す。図3を参照すれば、チャンネル等化器のフィルタリング回路400は、Mタップフォワードフィルタ410、Nタップフィードバックフィルタ420及び加算器430を備える。フィルタリング回路400の構造及び動作は公知のものであるので、ここでこれについての詳細な説明は省略する。
係数更新回路は、減算器500、デコーダ510、更新回路520、決定回路540、選択回路560、訓練信号レジスタ570及びCEC器590を備える。選択回路560は、マルチプレクサで具現できる。
決定回路540は、加算器430の出力信号y*T(n)c(n−1)を特定値に決定し、その結果として係数が更新された等化器の出力値S*(n)、すなわち、等化された出力値S*(n)をデコーダ510に出力する。決定回路540は、スライサで具現できる。
減算器500は、MUX560の出力信号S*(n)から加算器430の出力信号y*T(n)c(n−1)を減算し、その減算した結果、すなわち、エラー信号e(n)をCEC器590及び第3乗算器5307に出力する。
デコーダ510は、制御信号CNRT及びCEC器590の出力信号COMOをデコーディングし、その結果、EN/DENをエラーコバリアンスレジスタ5201、カルマン利得レジスタ5203及びMUX 5211に出力する。
エラーコバリアンスレジスタ5201は、エラーコバリアンスマトリックスΦ−1(n)を保存し、カルマン利得レジスタ5203はカルマン利得K(n)を保存する。
減算器5209は、エラーコバリアンスレジスタ5201の出力信号Φ−1(n−1)から第1乗算器5207の出力信号を減算し、その結果をエラーコバリアンスレジスタ5201に出力する。
第2乗算器5309は、ステップサイズμ及びデータレジスタ5313から出力されるデータy(n)を受信し、これらを乗算し、その結果をMUX5211に出力する。
第3乗算器5307は、減算器500の出力信号e(n)及びMUX5211の出力信号を受信し、これらを乗算し、その結果を加算器5305に出力する。
デコーダ510は、制御信号CNRT及びCEC器590の出力信号COMOをデコーディングし、カルマンアルゴリズムを使用して等化器の係数を更新するか、またはLMSアルゴリズムを使用して等化器の係数を更新するかを決定する。
減算器500の出力信号、すなわち、エラーe(n)は数1及び数2に示されたように、加算器430(または等化器の出力信号)の出力信号y*T(n)c(n−1)及びMUX560の出力信号s*(n)、すなわち、訓練信号または決定回路440の出力信号の差で表現される。
エラーe(n)の自乗がTOVより小さな場合を収斂すると仮定した場合、CEC器590の出力信号は活性化(例えば、論理1)する。
すなわち、更新回路520は、チャンネル等化器のエラーe(n)がTOVの範囲内に収斂する場合、更新回路520は、LMSアルゴリズムを利用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新する(240段階)。
加算器5305は、係数更新レジスタ5303の出力信号c(n−1)及び第3乗算器5307の出力信号の和c(n)を係数更新レジスタ5303に出力する。
制御信号CNTRが訓練信号である場合、更新回路520は、カルマンアルゴリズムを利用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新する(230段階)。
加算器5305は、係数更新レジスタ550の出力信号c(n−1)及び第3乗算器5307の出力信号の和c(n)を、係数更新レジスタ550に出力する。
制御信号CNTRが訓練信号ではない場合(例えば、制御信号が実際データである場合)、更新回路520は、LMSアルゴリズムを利用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新する(240段階)。
本発明は図面に示された一実施例を参考として説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者なら、これから多様な変形及び均等な他の実施例が可能であることが分かる。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決まらなければならない。
410 Mタップフォワードフィルタ
420 Nタップフィードバックフィルタ
430 加算器
500 減算器
510 デコーダ
520 更新回路
540 決定回路
560 選択回路
570 訓練信号レジスタ
590 CEC器
5201 エラーコバリアンスレジスタ
5203 カルマン利得レジスタ
5205 カルマン利得更新部
5207 第1乗算器
5209 減算器
5211 MUX
5303 係数更新レジスタ
5305 加算器
5309 第2乗算器
5313 データレジスタ
Claims (14)
- チャンネル等化器のタップ係数を更新するタップ係数更新方法において、
前記チャンネル等化器のエラーが可視臨界値の範囲内に収斂するか否かを判断する段階と、
前記エラーが前記可視臨界値の範囲内に収斂する場合、または前記エラーが前記可視臨界値の範囲内に収斂せずに制御信号が実際データを示す第1状態にある場合、最小平均自乗アルゴリズムを適用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新し、
前記エラーが前記可視臨界値の範囲内に収斂せずに前記制御信号が訓練信号を示す第2状態にある場合、カルマンアルゴリズムを適用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新する段階と、を備え、
前記制御信号の第2状態は訓練信号区間であることを表し、前記制御信号の第1状態は訓練信号区間でないことを表すことを特徴とするタップ係数更新方法。 - 前記チャンネル等化器のエラーが可視臨界値の範囲内に収斂するか否かを判断する段階は、前記チャンネル等化器のエラーの自乗が前記可視臨界値より大きいかどうかにより判断する段階であることを特徴とする請求項1に記載のタップ係数更新方法。
- 前記エラーは、前記訓練信号と前記チャンネル等化器から出力される信号間の差であることを特徴とする請求項1に記載のタップ係数更新方法。
- 前記エラーは、前記チャンネル等化器の出力信号と決定回路の出力信号間の差であり、前記決定回路の出力信号は、前記チャンネル等化器の出力信号に対応する判定値であることを特徴とする請求項1に記載のタップ係数更新方法。
- 前記チャンネル等化器のタップ係数が前記最小平均自乗アルゴリズムを利用して更新される場合、前記チャンネル等化器のタップ係数は次の数学式によって更新されることを特徴とする請求項1に記載のタップ係数更新方法。
c(n)=c(n−1)+μe(n)y(n)
ここで、c(n)は前記チャンネル等化器の更新されたタップ係数ベクトルを示し、c(n−1)は更新される直前の前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトルを示し(またはc(n)を得るために更新される前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトル)、μはステップサイズを示し、e(n)は前記チャンネル等化器のエラーを示し、y(n)は前記チャンネル等化器に入力されるデータを示す。 - 前記チャンネル等化器のタップ係数が前記カルマンアルゴリズムを利用して更新される場合、前記チャンネル等化器のタップ係数は次の数学式によって更新されることを特徴とする請求項1に記載のタップ係数更新方法。
c(n)=c(n−1)+K(n)e(n)
ここで、c(n)は前記チャンネル等化器の更新されたタップ係数ベクトルを示し、c(n−1)は更新される直前の前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトルを示し、K(n)はカルマン利得ベクトルを示し、e(n)は前記チャンネル等化器のエラーを示す。 - チャンネル等化器のタップ係数を更新するタップ係数更新回路において、
前記チャンネル等化器の受信されたエラーが可視臨界値の範囲内に収斂するか否かを判断する構造を有する収斂調査比較器と、
前記エラーが前記可視臨界値の範囲内に収斂する場合、または前記エラーが前記可視臨界値の範囲内に収斂せずに制御信号が実際データを示す第1状態にある場合、最小平均自乗アルゴリズムを適用し、
前記エラーが前記可視臨界値の範囲内に収斂せずに前記制御信号が訓練信号を示す第2状態にある場合、カルマンアルゴリズムを適用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新する構造を有する更新回路と、を備え、
前記制御信号の第2状態は訓練信号区間であることを表し、前記制御信号の第1状態は訓練信号区間でないことを表すことを特徴とするタップ係数更新回路。 - 前記チャンネル等化器の更新回路は、 前記制御信号が訓練信号を示す第2状態である場合、前記カルマンアルゴリズムを適用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新することを特徴とする請求項7に記載のタップ係数更新回路。
- 前記チャンネル等化器の更新回路が前記最小平均自乗アルゴリズムを適用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新する場合、前記チャンネル等化器のタップ係数は次の数学式によって更新されることを特徴とする請求項7に記載のタップ係数更新回路。
c(n)=c(n−1)+μe(n)y(n)
ここでc(n)は前記チャンネル等化器の更新されたタップ係数ベクトルを示し、c(n−1)はc(n)を得るために更新される前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトルを示し、μはステップサイズを示し、e(n)は前記チャンネル等化器のエラーを示し、y(n)は前記チャンネル等化器に入力されるデータを示す。 - 前記更新回路が前記カルマンアルゴリズムを適用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新する前記チャンネル等化器のタップ係数は、次の数学式によって更新されることを特徴とする請求項7に記載のタップ係数更新回路。
c(n)=c(n−1)+K(n)e(n)
ここでc(n)は前記チャンネル等化器の更新されたタップ係数ベクトルを示し、c(n−1)はc(n)を得るために更新される前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトルを示し、K(n)はカルマン利得ベクトルを示し、e(n)は前記チャンネル等化器のエラーを示す。 - チャンネル等化器のタップ係数を更新するタップ係数更新回路において、
チャンネル等化器出力信号を発生するチャンネル等化器と、
前記チャンネル等化器出力信号に相応する判定値を決定し、前記判定値に相応するスライサ出力信号を発生するスライサと、
制御信号、前記スライサ出力信号及び訓練信号を受信し、前記制御信号に応答して前記スライサ出力信号または前記訓練信号を選択信号出力信号として出力する選択回路と、
前記選択回路出力信号から前記チャンネル等化器の出力信号を減算し、エラー出力信号を発生する減算器と、
可視臨界値の範囲と前記エラー出力信号とを比較し、前記エラー出力信号が前記可視臨界値の範囲内に収斂する場合、第1収斂調査比較信号を発生し、前記エラー出力信号が前記可視臨界値の範囲内に収斂しない場合、第2収斂調査比較信号を発生する収斂調査比較器と、
前記制御信号及び前記収斂調査比較器の出力信号を受信し、デコーダ出力信号を発生するデコーダと、
前記デコーダ出力信号に応答して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新する更新回路と、を備え、
前記更新回路は、
前記デコーダ出力信号が実際データを示す第1状態にある時、最小平均自乗アルゴリズムを利用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新し、
前記デコーダ出力信号が訓練信号を示す第2状態にある時、カルマンアルゴリズムを利用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新し、
前記エラー出力信号が前記可視臨界値の範囲内で収斂するか、または前記制御信号が第1状態にある時、前記デコーダ出力信号は前記第1状態であり、
前記エラー出力信号が前記可視臨界値の範囲内で収斂せずに前記制御信号が第2状態にある時、前記デコーダ出力信号は前記第2状態であり、
前記制御信号の第2状態は訓練信号区間であることを表し、前記制御信号の第1状態は訓練信号区間でないことを表すことを特徴とするタップ係数更新回路。 - 前記エラー出力信号が前記可視臨界値の範囲内に収斂するか、または前記制御信号が実際データを示す第1状態にある時、前記デコーダ出力信号は前記第1状態であり、
前記エラー出力信号が前記可視臨界値の範囲内に収斂せずに前記制御信号が訓練信号を示す第2状態にある時、前記デコーダ出力信号は前記第2状態であることを特徴とする請求項11に記載のタップ係数更新回路。 - 前記制御信号が訓練信号を示す前記第2状態である場合、前記選択回路出力信号は訓練信号であることを特徴とする請求項12に記載のタップ係数更新回路。
- 前記更新回路の第1部分は、数学式c(n)=c(n−1)+μe(n)y(n)を実行する最小平均自乗アルゴリズムを使用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新し、
前記更新回路の第2部分は、数学式c(n)=c(n−1)+K(n)e(n)を実行するカルマンアルゴリズムを使用して前記チャンネル等化器のタップ係数を更新することを特徴とする請求項11に記載のタップ係数更新回路。
ここで、c(n)は前記チャンネル等化器の更新されたタップ係数ベクトルを示し、c(n−1)はc(n)を得るために更新される前記チャンネル等化器のタップ係数ベクトルを示し、μはステップサイズを示し、e(n)は前記チャンネル等化器のエラーを示し、y(n)はチャンネル等化器に入力されるデータを示し、K(n)はカルマン利得ベクトルを示す。
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