JP4680643B2 - 車両の電動パーキングブレーキシステム - Google Patents

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Description

本発明は、駐車したときに電動アクチュエータで車輪ブレーキを作動させる、電動パーキングブレーキシステムの改良技術に関する。
車両のパーキングブレーキシステムは駐車時に使用するブレーキであり、レバー操作式ブレーキや電動式又は油圧式ブレーキなど、種々のものが知られている(例えば、特許文献1−3参照。)。
特開平8−198067号公報 特開平8−244596号公報 特開2001−106059公報
特許文献1に示す従来の車両のパーキングブレーキシステムは、走行動力源としての電動モータでプロペラシャフトを介して車輪を駆動する電気自動車において、手動操作形式のパーキングブレーキ装置を備えたというものである。このパーキングブレーキ装置によれば、パーキングブレーキレバーを操作してラチェット機構を作動させることで、プロペラシャフトをロックすることができる。このロック状態では、電動モータを起動できない。このロック状態において、誤ってアクセルペダルを踏み込んだときには、その誤操作が解除されるまで、警報装置が警報を発する。また、パーキングブレーキによるブレーキ作動が不完全であるときにも、警報装置は警報を発する。
特許文献2に示す従来の車両の電動パーキングブレーキシステムは、走行中などの通常のブレーキ操作をする車両用ブレーキ装置に、電気的に作動可能なパーキングブレーキを組込んだというものである。車両用ブレーキ装置は、ディスクブレーキやドラムブレーキ等の機械式ブレーキである。パーキングブレーキスイッチを操作することによって、電動モータでブレーキパッドを作動・解除することができる。
特許文献3に示す従来の車両の電動パーキングブレーキシステムは、バッテリから電動モータに電力を供給し、電動モータによってパーキングブレーキの作動・解除を行うものである。この電動パーキングブレーキシステムによれば、バッテリの蓄電量が低い状態や外気温が低い状態など、パーキングブレーキの解除を適切に行うことができない状態では、パーキングブレーキの作動を禁止するとともに、警報装置が警報を発する。
ところで、特許文献1に示す従来の車両のパーキングブレーキシステムでは、運転者が自分の力でパーキングブレーキレバーを操作するので、ブレーキ作動の完了時やブレーキ解除の完了時の操作力の変化を、操作感として感じることができる。しかし、ラチェット機構を採用しているので、パーキングブレーキ装置を作動・解除したときに、ラチェット機構の作動音が発生する。
また、特許文献2や特許文献3に示す従来の車両の電動パーキングブレーキシステムでは、電動モータでパーキングブレーキを作動・解除するので、ラチェット機構の作動音が発生しない。しかし、その分だけ車室内が静かになるので、電動モータの回転音が乗員に聞こえ易くなる。
車室内の居住環境を高めるには、このようなラチェット機構の作動音や電動モータの回転音は、車室内で聞こえないことが好ましい。
また、特許文献2や特許文献3に示す従来の車両の電動パーキングブレーキシステムのように、電動モータでパーキングブレーキを作動・解除するものにあっては、ブレーキ作動を完了したタイミングやブレーキ解除を完了したタイミングを認識しにくい。これらの完了タイミングの後に運転者が次の動作をする場合には、運転者が完了タイミングを明確に認識できることが好ましい。
本発明は、ブレーキ作動やブレーキ解除が完了したタイミングを、運転者に確実に知らせることができるとともに、パーキングブレーキシステム自体の作動音がノイズとして車室内で聞こえにくくすることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車輪ブレーキ及びこの車輪ブレーキを電気的に作動・解除する電動アクチュエータを有しているパーキングブレーキ装置と、電動アクチュエータに作動指令並びに解除指令を発する制御部とを、備えた車両の電動パーキングブレーキシステムにおいて、
車両の電動パーキングブレーキシステムに、報知音を発する報知音発生部を備え、
制御部が、車輪ブレーキがブレーキ作動を開始したときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、及び車輪ブレーキがブレーキ解除を開始したときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、報知音発生部に報知音発生指令を発するとともに、
車輪ブレーキがブレーキ作動を開始したときから完了した時点まで、及び車輪ブレーキがブレーキ解除を開始したときから完了した時点までの少なくとも一方においては、報知音発生部が電動アクチュエータの作動に同期した断続音を発生するように構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車輪ブレーキのブレーキ作動を開始したときに、このときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、制御部から報知音発生部に報知音発生指令を発する。また、ブレーキ解除を開始したときに、このときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、制御部から報知音発生部に報知音発生指令を発する。
このようにして、報知音発生部が報知音を発することにより、ブレーキ作動が完了したタイミングやブレーキ解除が完了したタイミングを、運転者に確実に知らせることができる。この結果、運転者が完了タイミングを明確に認識できるので、その後に、運転者が次の動作を速やかに且つ確実に行うことができる。
さらには、車輪ブレーキのブレーキ作動中及びブレーキ解除中に報知音が発生するので、電動パーキングブレーキシステム自体の作動音が、ノイズとして車室内で聞こえにくい。従って、車室内の居住環境を、より一層高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。先ず、第1実施例の車両の電動パーキングブレーキシステムについて、図1〜図3に基づき説明する。
図1は本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第1実施例)の系統図である。
図1に示すように、第1実施例における車両の電動パーキングブレーキシステム40は、走行中などの通常のブレーキ操作をする車両用ブレーキシステム10に組込んだ構成の、自動加圧方式のパーキングブレーキシステムである。
先に、車両用ブレーキシステム10について説明する。
車両用ブレーキシステム10は、ブレーキペダル11と、ブレーキペダル11の操作によって制動用液圧を発生するマスタシリンダ12と、車輪ブレーキ13と、マスタシリンダ12の制動用液圧で車輪ブレーキ13を作動させるブレーキ系統20とからなる。
なお、車輪ブレーキ13及びブレーキ系統20については、複数のうち1つだけを示す。
車輪ブレーキ13は、車両の各車輪(図示せず)を個別に制動するものであり、ディスクブレーキやドラムブレーキ等の機械式ブレーキからなる。車輪ブレーキ13をディスクブレーキとした場合には、車輪ブレーキ13はブレーキディスク13aとブレーキディスク13aをピストンによって制動するキャリパ13bとからなる。
ブレーキ系統20は、液圧路21とリターン路25と液供給路28と液吸入路31とからなる。
液圧路21は、マスタシリンダ12に、上流側のレギュレータバルブ22及び下流側の第1アンチスキッドコントロールバルブ23を介して、キャリパ13bのピストンを接続する液路である。この液圧路21は、第1アンチスキッドコントロールバルブ23の下流側とキャリパ13bのピストンとの間に、制動液圧センサ24を接続したものである。
リターン路25は、液圧路21のうち、第1アンチスキッドコントロールバルブ23の下流側に、第2アンチスキッドコントロールバルブ26を介して、リザーブタンク27を接続する液路である。
液供給路28は、リザーブタンク27に、液圧路21のうちレギュレータバルブ22と第1アンチスキッドコントロールバルブ23との間を、ポンプ29を介して接続する液路である。
液吸入路31は、液圧路21のうち、レギュレータバルブ22の上流側に、サクションバルブ32を介してポンプ29の吸込み口を接続する液路である。
レギュレータバルブ22(調整バルブ22)及び第1アンチスキッドコントロールバルブ23(以下「第1ABSバルブ23」と言う。)は、常時開の電磁弁である。第2アンチスキッドコントロールバルブ26(以下「第2ABSバルブ26」と言う。)及びサクションバルブ32(吸引バルブ32)は、常時閉の電磁弁である。リザーブタンク27は、制動液を溜めるタンクである。ポンプ29は、モータ29Aの動力で駆動する液圧ポンプであり、吸込み側をリザーブタンク27に接続することになる。
次に、上記構成の車両用ブレーキシステム10の作用を、各ブレーキ制御の態様毎に説明する。
(1)通常のブレーキ制動時
図1に示す状態において、ブレーキペダル11を踏み込むと、マスタシリンダ12から発生した制動用液圧は、液圧路21からレギュレータバルブ22及び第1ABSバルブ23を経て、キャリパ13bのピストンに作用し、制動力を発生させる。つまり、車輪ブレーキ13を作動させる。この結果、車輪に制動が掛かる。その後、ブレーキペダル11の踏み込み操作を止めると、車輪ブレーキ13を解除することができる。
(2)ABS(アンチスキッドコントロール)減圧時
制動中に車輪がロック傾向にあることを図示せぬセンサにて検出したときには、制御部45は第1ABSバルブ23をオン(閉)、第2ABSバルブ26をオン(開)、ポンプ29をオンにする。この結果、キャリパ13bのピストンに作用する制動用液圧は、リザーブタンク27に開放される。このため、ブレーキペダル11を踏み込み操作しているにもかかわらず、ピストンに作用する制動用液圧が低下するので、制動を緩めることができる。
(3)ABS保持時
ABS減圧時の後に、制御部45は第1ABSバルブ23をオン(閉)、第2ABSバルブ26をオフ(閉)、ポンプ29をオンにする。この結果、キャリパ13bのピストンに作用する制動用液圧は、低下した一定圧力に保持される。このため、制動を緩めた状態を保持することができる。
(4)ABS増圧時
ABS減圧時又はABS保持時の制御を実行したことにより車輪のロック傾向が解除されたことを図示せぬセンサにて検出したときには、制御部45は第1ABSバルブ23をオフ(開)、第2ABSバルブ26をオフ(閉)、ポンプ29をオンにする。この結果、キャリパ13bのピストンに再び制動用液圧が作用する。このため、キャリパ13bの制動力を復帰させて、再び減速させることができる。
このように、ABS制御中は、車輪のロック傾向に応じて減圧、保持、増圧制御を繰り返す。なお、レギュレータバルブ22及びサクションバルブ32はオフ状態を維持している。また、ポンプ29はオン状態を継続しているが、リザーブタンク27に開放された制動液を環流するだけであり、リザーブタンク27内が空になれば空転する。
(5)トラクションコントロール制御時
非制動中の駆動力が過大であることにより、車輪がスリップ傾向にあることを、図示せぬセンサにて検出したときには、制御部45は、レギュレータバルブ22をオン(閉)、サクションバルブ32をオン(開)、ポンプ29をオンにする。この結果、ポンプ29は、レギュレータバルブ22の上流側から制動液を吸い込み、キャリパ13bのピストンを作動させ、スリップ状態に応じて上記ABSの減圧、保持、増圧制御時と同様の制御を実行する。
(6)非制動中又は制動中に、車両が不安定な旋回挙動(オーバーステアリングやアンダステアリング)をしていることを、図示せぬセンサにて検出したときには、制御部45は、上記トラクションコントロール制御時と同様に、マスタシリンダ12の制動用液圧にかかわらず、キャリパ13bのピストンに作用する制動用液圧を、旋回挙動に応じて任意に制御する。
次に、車両の電動パーキングブレーキシステム40について説明する。
図1に示すように、車両の電動パーキングブレーキシステム40は、パーキングブレーキ装置41、イグニションスイッチ42、車速センサ43、パーキングブレーキ操作スイッチ44、制御部45及び報知音発生部46を備える。
パーキングブレーキ装置41は、車輪ブレーキ13と、この車輪ブレーキ13を電気的に作動・解除する電動アクチュエータ47と、制動液圧センサ24とを有した構成である。
ブレーキ系統20のうち、電動アクチュエータ47から車輪ブレーキ13までのブレーキ系統のことを、特に、パーキング負荷側ブレーキ系統48と言うことにする。
パーキングブレーキ操作スイッチ44は、車室に配置した手動操作スイッチである。
報知音発生部46は、車両の乗員に報知音を発するものであり、例えばブザーやチャイムからなる。報知音の音色や音量は、(1)電動パーキングブレーキシステム40自体の作動音が車室内で聞こえにくいように打ち消して、乗員に心地良いものであり、しかも、(2)ブレーキ作動が完了したタイミングやブレーキ解除が完了したタイミングを、運転者に確実に知らせることができるように、設定されることになる。
電動アクチュエータ47は、上述したレギュレータバルブ22とサクションバルブ32とポンプ29とポンプ用モータ29Aとの組合せ構造、すなわち、図1において想像線にて囲った範囲の構成によって兼ねたものである。
図2は本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第1実施例)の電気回路図である。図1及び図2に示すように、制御部45は、電動アクチュエータ47に作動指令並びに解除指令を発するものである。さらに制御部45は、車輪ブレーキ13がブレーキ作動を開始したときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、又は、車輪ブレーキ13がブレーキ解除を開始したときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、報知音発生部46に報知音発生指令を発するように構成したことを特徴とする。
より詳しく説明すると、制御部45はエンジン作動判定部51、走行停止判定部52、バルブ作動判定部53、パーキングモード制御部54、ポンプ作動制御部55、バルブ作動制御部56及び報知音作動制御部57を備える。
エンジン作動判定部51は、イグニションスイッチ42のスイッチ信号を受けて、車両用エンジンが作動状態であるか否かを判定する判定手段である。
走行停止判定部52は、車速センサ43のセンサ信号を受けて、車両が停止状態であるか否かを判定する判定手段である。
バルブ作動判定部53は、制動液圧センサ24のセンサ信号を受けて、各バルブ22,23,26,32やポンプ29の作動タイミングを判定する判定手段である。
パーキングモード制御部54は、エンジン作動判定部51と走行停止判定部52とパーキングブレーキ操作スイッチ44とバルブ作動判定部53とからの信号を受けて、パーキングブレーキの制御モードを実行する主制御手段である。
ポンプ作動制御部55は、パーキングモード制御部54の制御信号を受けて、ポンプ用モータ29Aの作動・停止(ポンプ29のオン・オフ)を制御する出力制御手段である。
バルブ作動制御部56は、パーキングモード制御部54の制御信号を受けて、レギュレータバルブ22及びサクションバルブ32をオン・オフ制御する出力制御手段である。
報知音作動制御部57は、パーキングモード制御部54の制御信号を受けて、報知音発生部46に報知音発生指令を発する出力制御手段である。
図3は本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第1実施例)の作用図であり、横軸を時間として各部の作動を示す。図1及び図2を参照しつつ、図3に基づいて電動パーキングブレーキシステム40の作用を説明する。
イグニションスイッチ42がオンであるときに、エンジン作動判定部51は、エンジンが作動状態であると判定する。車速センサ43にて検出した車速、つまり走行速度が0(零)であるときに、走行停止判定部52は、車両が停止状態であると判定する。
イグニションスイッチ42がオンで且つ車速が0であるとき、つまり、エンジンが作動状態であり且つ車両が停止状態であるときに、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオン操作すると、パーキングモード制御部54は、パーキングブレーキの制御モードを実行する。
これに応じて、バルブ作動制御部56は、レギュレータバルブ22及びサクションバルブ32に作動指令を発する(つまり、オン作動させる)。この結果、図1に示すレギュレータバルブ22及び第2ABSバルブ26は閉であり、サクションバルブ32及び第1ABSバルブ23は開である。同時に、ポンプ作動制御部55は、ポンプ用モータ29Aに作動指令を発することにより、ポンプ29を駆動(オン)させる。このため、キャリパ13bのピストンに作用する制動用液圧は上昇する。この制動用液圧の上昇を、制動液圧センサ24で検出することができる。
パーキングブレーキ操作スイッチ44をオン操作した時点t1、つまり、制動用液圧が上昇を開始した時点t1は、車輪ブレーキ13がブレーキ作動(制動)を開始した時点である。
その後、制動液圧センサ24で検出された制動用液圧は、所定の圧力Bpまで上昇する。制動用液圧が所定の圧力Bpまで上昇することによって、車輪ブレーキ13はブレーキ作動を完了する。制動用液圧が所定の圧力Bpまで上昇した時点t2は、車輪ブレーキ13がブレーキ作動を完了した時点である。このようにして、車輪ブレーキ13をパーキングブレーキ状態にすることができる。
この時点t2で、ポンプ作動制御部55は、ポンプ用モータ29Aに停止指令を発することにより、ポンプ29を停止(オフ)させる。同時に、バルブ作動制御部56は、サクションバルブ32に解除指令を発する(つまり、オフ作動させる)。サクションバルブ32は閉状態に自動復帰する。
なお、レギュレータバルブ22への通電を継続することで、レギュレータバルブ22よりも下流側の制動用液圧を保持して、パーキングブレーキ状態を維持することができる。この結果、車輪ブレーキ13の作動状態を保持することができる。
その後、時点t4において、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオフ操作すると、バルブ作動制御部56は、レギュレータバルブ22にオン・オフのパルス信号を発する。レギュレータバルブ22はパルス信号に応じてオン・オフ作動、つまり、開閉を繰り返す。レギュレータバルブ22を断続的に開閉させるようにしたので、キャリパ13bのピストンに作用する制動用液圧は、徐々に円滑に降下する。この制動用液圧の降下状態を、制動液圧センサ24で検出することができる。
パーキングブレーキ操作スイッチ44をオフ操作した時点t4、つまり、制動用液圧が降下を開始した時点t4は、車輪ブレーキ13がブレーキ解除(非制動)を開始した時点である。
その後、制動液圧センサ24で検出された制動用液圧は、ほぼ0(零)まで降下する。制動用液圧が0まで降下することによって、車輪ブレーキ13はブレーキ解除を完了する。制動用液圧が0まで降下した時点t5は、車輪ブレーキ13がブレーキ解除を完了した時点である。このようにして、車輪ブレーキ13をパーキングブレーキ解除状態にすることができる。
この時点t5で、バルブ作動制御部56は、レギュレータバルブ22に解除指令を発する(つまり、オフ作動させる)。この結果、レギュレータバルブ22は開状態に自動復帰する。
ところで、報知音作動制御部57は、車輪ブレーキ13を電気的に作動・解除するタイミングに合わせて報知音発生部46に報知音発生指令を発する。
すなわち、報知音発生部46は、(1)車輪ブレーキ13がブレーキ作動を開始した時点t1から完了した時点t2までは、一定周期の断続音を発し、(2)完了した時点t2から時点t3までの所定時間T1が経過するまでの間にわたっては、連続音を発する。
さらに報知音発生部46は、(1)車輪ブレーキ13がブレーキ解除を開始した時点t4から完了した時点t5までは、一定周期の断続音を発し、(2)完了した時点t5から時点t6までの所定時間T2が経過するまでの間にわたっては、連続音を発する。
以上の説明から明らかなように、車輪ブレーキ13のブレーキ作動を開始したとき(時点t1)に、このときから完了した(時点t2)後の所定時間T1が経過するまでの間にわたって、制御部45から報知音発生部46に報知音発生指令を発する。また、ブレーキ解除を開始したとき(時点t4)に、このときから完了した(時点t5)後の所定時間T2が経過するまでの間にわたって、制御部45から報知音発生部46に報知音発生指令を発する。
このようにして、報知音発生部46が報知音を発することにより、ブレーキ作動が完了したタイミングやブレーキ解除が完了したタイミングを、運転者に確実に知らせることができる。この結果、運転者が完了タイミングを明確に認識できるので、その後に、運転者が次の動作を速やかに且つ確実に行うことができる。
さらには、車輪ブレーキ13のブレーキ作動中及びブレーキ解除中に報知音が発生するので、電動パーキングブレーキシステム40自体の作動音が、ノイズとして車室内で聞こえにくい。従って、車室内の居住環境を、より一層高めることができる。
次に、第2実施例の車両の電動パーキングブレーキシステムについて、図4に基づき説明する。なお、上記図1〜図3に示す第1実施例と同様の構成、作用については同一符号を付し、その説明を省略する。
図4は本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第2実施例)の系統図である。図4に示すように、第2実施例における車両の電動パーキングブレーキシステム140は、走行中などの通常のブレーキ操作をする車両用ブレーキシステム110に組込んだ構成の、制動用液圧保持方式のパーキングブレーキシステムである。
先に、車両用ブレーキシステム110(第2実施例)について説明する。
第2実施例の車両用ブレーキシステム110は、ブレーキペダル11と、ブレーキペダル11の操作によって制動用液圧を発生するマスタシリンダ12と、車輪ブレーキ13と、マスタシリンダ12の制動用液圧で車輪ブレーキ13を作動させるブレーキ系統120とからなる。
ブレーキ系統120は、液圧路121とバイパス路134とからなる。
液圧路121は、マスタシリンダ12に、電動アクチュエータ147を介して、キャリパ13bのピストンを接続する液路である。
バイパス路134は、液圧路121のうち、電動アクチュエータ147の上流側と下流側との間を、逆止弁135を介して接続する液路である。逆止弁135は、制動液を電動アクチュエータ147の上流側から下流側には流すが、その逆方向には流れないように取り付けた弁である。
電動アクチュエータ147は常時開の電動切替バルブからなり、例えば、モータでウォーム減速機構を介して弁を開閉駆動する、いわゆる自己保持型バルブである。つまり、ウォーム減速機構を採用した電動アクチュエータ147であるから、全開状態や全閉状態を自己保持する「セルフロック機能」付きの電動弁であるということができる。
次に、上記構成の車両用ブレーキシステム110(第2実施例)の作用を説明する。
図4に示す状態において、電動アクチュエータ147(電動弁)は開状態にある。この状態において、ブレーキペダル11を踏み込むと、マスタシリンダ12から発生した制動用液圧は、液圧路121から電動アクチュエータ147を経て、また、バイパス路134から逆止弁135を経て、それぞれキャリパ13bのピストンに作用することによって、制動力を発生させる。つまり、車輪ブレーキ13を作動させる。この結果、車輪に制動が掛かる。その後、ブレーキペダル11の踏み込み操作を止めると、車輪ブレーキ13を解除することができる。
次に、車両の電動パーキングブレーキシステム140(第2実施例)について説明する。
図4に示すように、第2実施例の車両の電動パーキングブレーキシステム140は、ブレーキペダル11の踏み込み量を検出するペダルストロークセンサ11a、パーキングブレーキ装置141、イグニションスイッチ42、車速センサ43、パーキングブレーキ操作スイッチ44、制御部45及び報知音発生部46を備える。
パーキングブレーキ装置141は、車輪ブレーキ13と、この車輪ブレーキ13を電気的に作動・解除する電動アクチュエータ147とを有した構成である。このパーキングブレーキ装置141のうち、電動アクチュエータ147から車輪ブレーキ13までのブレーキ系統148は、電動アクチュエータ147に通電することで車輪ブレーキ13を作動した後に、電動アクチュエータ147を非通電にしたときであっても、車輪ブレーキ13の作動状態(制動状態)を保持可能に構成したものである。
ブレーキ系統120のうち、電動アクチュエータ147から車輪ブレーキ13までのブレーキ系統のことを、特に、パーキング負荷側ブレーキ系統148と言うことにする。
次に、上記構成の車両の電動パーキングブレーキシステム140(第2実施例)の作用を説明する。
イグニションスイッチ42がオンで且つ車速が0であるとき、つまり、エンジンが作動状態であり且つ車両が停止状態であるときに、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオン操作すると、制御部45は電動アクチュエータ147に作動指令を発する。すなわち、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオン操作すると、電動アクチュエータ147はモータが正転して弁を閉にし、その閉状態を保持する。
その際、パーキングブレーキ操作スイッチ44のオン操作の前又は後に、ブレーキペダル11を踏み込むと、マスタシリンダ12から発生した制動用液圧は、バイパス路134から逆止弁135を経て、キャリパ13bのピストンに作用し、制動力を発生させる。つまり、車輪ブレーキ13を作動させる。このようにして、車輪ブレーキ13をパーキングブレーキ状態にすることができる。ブレーキペダル11を一定量踏み込んだことをペダルストロークセンサ11aによって、検出することができる。
その後、ブレーキペダル11の踏み込み操作を止めても、車輪ブレーキ13のパーキングブレーキ状態を保持することができる。
その後、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオフ操作すると、制御部45は電動アクチュエータ147に解除指令を発する。このため、電動アクチュエータ147はモータが逆転して弁を開に戻す。この結果、車輪ブレーキ13をパーキングブレーキ解除状態にすることができる。
制御部45は、上記第1実施例と同様に、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオン操作したとき、すなわち、車輪ブレーキ13のブレーキ作動を開始したときに、このときから完了した(つまり、ブレーキペダル11を一定量踏み込んだことをペダルストロークセンサ11aからセンサ信号を受けた、又は、電動アクチュエータ147のモータが作動して弁を閉じた)後の所定時間が経過するまでの間にわたって、制御部45から報知音発生部46に報知音発生指令を発する。
また、制御部45は、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオフ操作したとき、すなわち、ブレーキ解除を開始したときに、このときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、報知音発生部46に報知音発生指令を発する。
報知音発生部46の作用、効果については、上記第1実施例と同様であり説明を省略する。
次に、第3実施例の車両の電動パーキングブレーキシステムについて、図5に基づき説明する。なお、上記図1〜図3に示す第1実施例と同様の構成については同一符号を付し、その説明を省略する。
図5は本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第3実施例)の系統図である。図5に示すように、第3実施例における車両の電動パーキングブレーキシステム240は、走行中などの通常のブレーキ操作をする車両用ブレーキシステムを兼ねたものである。
つまり、車両の電動パーキングブレーキシステム240は、ブレーキペダル11と、ブレーキペダル11の踏み込み量を検出するペダルストロークセンサ11aと、車輪ブレーキ13と、車輪ブレーキ13を電気的に作動・解除する電動アクチュエータ247と、電動アクチュエータ247から車輪ブレーキ13までのブレーキ系統220とからなる、モータ直動方式のパーキングブレーキシステムである。電動アクチュエータ247は電動モータからなる。
さらに電動パーキングブレーキシステム240は、パーキングブレーキ装置241、イグニションスイッチ42、車速センサ43、パーキングブレーキ操作スイッチ44、制御部45及び報知音発生部46を備える。
パーキングブレーキ装置241は、車輪ブレーキ13と、この車輪ブレーキ13を電気的に作動・解除する電動アクチュエータ247とを有した構成である。このパーキングブレーキ装置241のうち、電動アクチュエータ247から車輪ブレーキ13までのブレーキ系統220は、電動アクチュエータ247に通電することで車輪ブレーキ13を作動した後に、電動アクチュエータ247を非通電にしたときであっても、車輪ブレーキ13の作動状態(制動状態)を保持可能に構成したものである。
ブレーキディスクとしての車輪ブレーキ13は、ブレーキディスク13aと、ブレーキディスク13aをパッド13cを介して制動するピストン13dと、ピストン13dを進退可能に収納したボディ13eとからなる。
ブレーキ系統220は、電動アクチュエータ247の出力軸247aに連結したウォームギヤ機構221と、ウォームギヤ機構221の出力側に連結した回転軸222と、回転軸222に連結した推力変換機構223とからなる。
ウォームギヤ機構221は、出力軸247aに設けたウォーム224と、回転軸222に設けたウォームホイール225とからなる。このようなウォームギヤ機構221は、負荷側の回転軸222からの力によって電動アクチュエータ247が駆動されることを阻止するセルフロック機能を有している。「セルフロック機能」とは、入力側から出力側への動力伝達を許容し、出力側から入力側への動力伝達を阻止する機能(逆転防止の機能)のことを言う。停止状態の電動アクチュエータ247が外力によって駆動されることはない。
推力変換機構223は、回転軸222に形成した雄ねじ226と、雄ねじ226に組付けたナット227とからなる。ナット227は、ピストン13dに対して、相対な回転並びに相対的なスライド移動を規制して取付けたものである。ボディ228は、回転軸222を回転可能に且つスライド移動を規制して支持した構成である。
次に、上記構成の車両の電動パーキングブレーキシステム240(第3実施例)の作用を説明する。
制御部45は、ブレーキペダル11の踏み込み量に応じて電動アクチュエータ247に作動信号を発する。さらに制御部45は、パーキングブレーキ操作スイッチ44の操作に応じて電動アクチュエータ247に作動指令並びに解除指令を発する。
イグニションスイッチ42がオンで且つ車速が0であるとき、つまり、エンジンが作動状態であり且つ車両が停止状態であるときに、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオン操作すると、制御部45は電動アクチュエータ247に作動指令を発する。
すなわち、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオン操作すると、電動アクチュエータ247が正転し、動力をウォームギヤ機構221→回転軸222→推力変換機構223の経路でピストン13dに伝える。この結果、車輪ブレーキ13をパーキングブレーキ状態にすることができる。
その後、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオフ操作すると、制御部45は電動アクチュエータ247に解除指令を発する。このため、電動アクチュエータ247が逆転するので、車輪ブレーキ13をパーキングブレーキ解除状態にすることができる。
制御部45は、上記第1実施例と同様に、車輪ブレーキ13のブレーキ作動を開始したときに、このときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、制御部45から報知音発生部46に報知音発生指令を発する。また、ブレーキ解除を開始したときに、このときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、報知音発生部46に報知音発生指令を発する。報知音発生部46の作用、効果については、上記第1実施例と同様であり説明を省略する。
次に、第4実施例の車両の電動パーキングブレーキシステムについて、図6に基づき説明する。なお、上記図1〜図3に示す第1実施例と同様の構成については同一符号を付し、その説明を省略する。
図6は本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第4実施例)の系統図である。図6に示すように、第4実施例における車両の電動パーキングブレーキシステム340は、走行中などの通常のブレーキ操作をする車両用ブレーキシステムを兼ねたものである。
つまり、車両の電動パーキングブレーキシステム340は、ブレーキペダル11と、ブレーキペダル11の踏み込み量を検出するペダルストロークセンサ11aと、2つの車輪ブレーキ13,13と、車輪ブレーキ13,13を電気的に作動・解除する電動アクチュエータ347と、電動アクチュエータ347から車輪ブレーキ13,13までのブレーキ系統320とからなる、ケーブル牽引方式のパーキングブレーキシステムである。電動アクチュエータ347は電動モータからなる。
さらに電動パーキングブレーキシステム340は、パーキングブレーキ装置341、イグニションスイッチ42、車速センサ43、パーキングブレーキ操作スイッチ44、制御部45及び報知音発生部46を備える。
パーキングブレーキ装置341は、車輪ブレーキ13,13と、この車輪ブレーキ13,13を電気的に作動・解除する電動アクチュエータ347とを有した構成である。このパーキングブレーキ装置341のうち、電動アクチュエータ347から車輪ブレーキ13までのブレーキ系統320は、電動アクチュエータ347に通電することで車輪ブレーキ13,13を作動した後に、電動アクチュエータ347を非通電にしたときであっても、車輪ブレーキ13,13の作動状態(制動状態)を保持可能に構成したものである。
ブレーキ系統320は、電動アクチュエータ347の出力軸347aに連結したウォームギヤ機構321と、ウォームギヤ機構321の出力側に連結した推力変換機構322とからなる。
ウォームギヤ機構321は、出力軸347aに設けた駆動側のウォーム323と、従動側のウォームホイール324とからなる。このようなウォームギヤ機構321は、上記図5に示す第3実施例のウォームギヤ機構221と同様にセルフロック機能を有している。停止状態の電動アクチュエータ347が外力によって駆動されることはない。
推力変換機構322は、ウォームホイール324と連動して正転・逆転する巻取リール325、及び、巻取リール325で巻き取られるケーブル326・・・からなる。ケーブル326・・・は、巻取リール325で巻き取られたときに、その巻き取り力を車輪ブレーキ13におけるキャリパ13bのピストン(図示せず)に作用して、制動力を発生させる。つまり、車輪ブレーキ13を作動させることができる。
次に、上記構成の車両の電動パーキングブレーキシステム340(第4実施例)の作用を説明する。
制御部45は、ブレーキペダル11の踏み込み量に応じて電動アクチュエータ347に作動信号を発する。さらに制御部45は、パーキングブレーキ操作スイッチ44の操作に応じて電動アクチュエータ347に作動指令並びに解除指令を発する。
イグニションスイッチ42がオンで且つ車速が0であるとき、つまり、エンジンが作動状態であり且つ車両が停止状態であるときに、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオン操作すると、制御部45は電動アクチュエータ347に作動指令を発する。
すなわち、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオン操作すると、電動アクチュエータ347が正転し、動力をウォームギヤ機構321→巻取リール325→ケーブル326・・・の経路でキャリパ13b,13bのピストンに伝える。この結果、車輪ブレーキ13,13をパーキングブレーキ状態にすることができる。
その後、パーキングブレーキ操作スイッチ44をオフ操作すると、制御部45は電動アクチュエータ347に解除指令を発する。このため、電動アクチュエータ347が逆転するので、巻取リール325がケーブル326・・・を巻き戻す。この結果、車輪ブレーキ13,13をパーキングブレーキ解除状態にすることができる。
制御部45は、上記第1実施例と同様に、車輪ブレーキ13,13のブレーキ作動を開始したときに、このときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、制御部45から報知音発生部46に報知音発生指令を発する。また、ブレーキ解除を開始したときに、このときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、報知音発生部46に報知音発生指令を発する。報知音発生部46の作用、効果については、上記第1実施例と同様であり説明を省略する。
なお、本発明の実施の形態において、車両の電動パーキングブレーキシステムの構成については、第1実施例の電動パーキングブレーキシステム40、第2実施例の電動パーキングブレーキシステム140、第3実施例の電動パーキングブレーキシステム240、第4実施例の電動パーキングブレーキシステム340を適宜組み合わせた構成であってもよい。例えば、制動用液圧によるシステムと電動モータによるシステムとを組み合わせた構成にすることもできる。
また、車輪ブレーキ13は、ディスクブレーキに限定されるものではなく、例えばドラムブレーキ等の機械式ブレーキでもよい。
本発明の電動パーキングブレーキシステム40,140,240,340は、動力で車輪ブレーキ13を作動・解除する構成において、ブレーキ作動やブレーキ解除が完了したタイミングを、運転者に確実に知らせることができるとともに、パーキングブレーキシステム自体の作動音がノイズとして車室内で聞こえにくくすることができるので、自動車等の車両用のパーキングブレーキシステムとして好適である。
本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第1実施例)の系統図である。 本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第1実施例)の電気回路図である。 本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第1実施例)の作用図である。 本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第2実施例)の系統図である。 本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第3実施例)の系統図である。 本発明に係る車両の電動パーキングブレーキシステム(第4実施例)の系統図である。
符号の説明
10,110…車両用ブレーキシステム、11…ブレーキペダル、13…車輪ブレーキ、40,140,240,340…車両の電動パーキングブレーキシステム、41,141,241,341…パーキングブレーキ装置、44…パーキングブレーキ操作スイッチ、45…制御部、46…報知音発生部、47,147,247,347…電動アクチュエータ、48,148,220,320…ブレーキ系統。

Claims (1)

  1. 車輪ブレーキ及びこの車輪ブレーキを電気的に作動・解除する電動アクチュエータを有しているパーキングブレーキ装置と、前記電動アクチュエータに作動指令並びに解除指令を発する制御部とを、備えた車両の電動パーキングブレーキシステムにおいて、
    前記車両の電動パーキングブレーキシステムは、報知音を発する報知音発生部を備え、
    前記制御部は、
    前記車輪ブレーキがブレーキ作動を開始したときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、及び前記車輪ブレーキがブレーキ解除を開始したときから完了した後の所定時間が経過するまでの間にわたって、前記報知音発生部に報知音発生指令を発するとともに、
    前記車輪ブレーキがブレーキ作動を開始したときから完了した時点まで、及び前記車輪ブレーキがブレーキ解除を開始したときから完了した時点までの少なくとも一方においては、前記報知音発生部が前記電動アクチュエータの作動に同期した断続音を発生するように構成したことを特徴とする車両の電動パーキングブレーキシステム。
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