JP4679194B2 - 画像処理装置、及びそのプログラム - Google Patents

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本発明は、画像処理装置、及びのプログラムに関し、特に、視認性に優れた画像表示を可能にする画像処理装置、及びのプログラムに関する。
近年、携帯電話などの移動体通信端末は、単なる電話としての通話機能の他に、カメラ機能や、テレビジョン放送番組(以下、単にテレビという)の視聴を可能にする機能など様々な機能を備えるものが主流となってきている。このような移動体通信端末において、表示装置として用いられる液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)の役割は、より一層重要なものとなってきている。
係る液晶ディスプレイは、画質が高く、また薄型に構成することが可能であるといった長所を有する一方、見る角度によってその見やすさが異なるといった問題があった。このような問題を解決するものとして、チルト機構のシャフト部に接続されたディスプレイの水平に対する傾き角度を検知し、傾き角度に応じて画面コントラストを見易く調整を行う画像情報表示装置などが開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開平08−171377号公報
しかしながら、上述の画像情報表示装置を、傾き角度が頻繁に変化する移動体通信端末のディスプレイにそのまま適用すると、これに伴いコントラストの調整も頻繁に行われることになってしまうため、かえって見づらくなるといった問題があった。
また、移動体通信端末でカメラ撮影を行う場合、例えば移動体通信端末を地面に対して略垂直に構えて風景等を撮影するときと、移動体通信端末を下に向けて足下の草花を撮影するときと、を比べると、確かに水平面に対する傾き角度は著しく変化しているが、ディスプレイと、このディスプレイに表示される被写体像を見ているユーザの目と、のなす角度はほとんど変化していない。このような場合にまでコントラスが変更されるとなると、ユーザにとっては単に目障りとなるだけである。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、視認性に優れた画像表示を可能にする画像処理装置、及びのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる画像処理装置は、画像を表示する画面を有する画像表示手段と、前記画像表示手段の水平面に対する傾き角度を検出する角度検出手段と、前記角度検出手段によって検出された傾き角度と所定の基準角度の間の差分値を算出する差分値算出手段と、前記差分値算出手段によって算出された差分値に応じて、画質パラメータの基準値を調整することにより、前記画像表示手段の画面の画質を補正する画像補正手段と、実行可能な複数の機能のうち、現在動作中の機能を判別する機能判別手段と、を備え、前記差分値算出手段は、前記機能判別手段によって判別された機能に応じて、差分値の算出を行うか否かを選択する、ことを特徴とする。
さらに、上記画像処理装置において、前記画像補正手段は、前記差分算出手段により算出された差分値が一定時間同じかあるいは所定範囲内の値を維持していた場合には、画面画質の補正を行う、ようにしてもよい。
また、上記画像処理装置において、前記差分値算出手段は、第1のタイミングにおいて検出された第1の角度と、該第1のタイミングから所定期間後の第2のタイミングにおいて検出された第2の角度と、を比較して、該所定期間内における角度の変化量を取得する変化量取得手段と、前記変化量取得手段によって取得された変化量が所定の範囲内にあるか否かを判別する変化量判別手段と、を備え、前記変化量判別手段によって変化量が所定の範囲内にあると判別された場合、前記第1又は第2のタイミングにおける角度を取得して前記所定の基準角度との差分値を算出する、ようにしてもよい。
さらに、上記画像処理装置において、前記差分値算出手段は、前記角度検出手段によって検出された傾き角度が所定の範囲内にあるか否かを判別する角度判別手段を備え、前記角度判別手段によって角度が所定の範囲内にあると判別された場合、該傾き角度を取得して前記所定の基準角度との差分値を算出する、ようにしてもよい。
また、上記画像処理装置において、前記画像補正手段は、前記差分算出手段によって算出された差分が所定の閾値を超えている場合、該差分に応じて、前記画質パラメータの基準値を調整する、ようにしてもよい。
さらに、上記画像処理装置において、前記差分値と前記画質パラメータの調整値とを対応付けるテーブルを前記機能毎に記憶するテーブル記憶手段をさらに備え、前記画像補正手段は、前記差分算出手段によって算出された差分に対応する前記所定パラメータの調整値を、設定されている機能に対応するテーブルから取得し、該取得した調整値に従って該画質パラメータの基準値を調整する、ようにしてもよい。
また、本発明の第の観点にかかるプログラムは、画像を表示する画面を有する画像表
示手段を備える画像処理装置のコンピュータに、前記画像表示手段の水平面に対する傾き
角度を検出する角度検出手順と、前記角度検出手順によって検出された傾き角度と所定の
基準角度との間の差分値を算出する差分値算出手順と、前記差分値算出手順によって算出
された差分値に応じて、画質パラメータの基準値を調整することにより、前記画像表示手
段の画面の画質を補正する画像補正手順と、実行可能な複数の機能のうち、現在動作中の機能を判別する機能判別手順と、を実行させ、前記差分値算出手順は、前記機能判別手順によって判別された機能に応じて、差分値の算出を行うか否かを選択する、ことを特徴とする
本発明によれば、視認性に優れた画像表示を可能にする画像処理装置、及びのプログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
[実施形態1]
まず、本発明の実施形態1に係る移動体通信端末の具体的構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る移動体通信端末の外観図であり、このうち、図1(a)は、蓋部を開いた状態での移動体通信端末の外観を示し、図1(a)は、蓋部を閉じた状態での移動体通信端末の外観を示している。
図1に示す移動体通信端末1は、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)等といった移動体通信用の端末装置(電話機)であって、基地局(図示せず)を介して無線通話を可能ならしめる機能(無線通話機能)や、電子メールの送受信を行う機能(電子メール送受信機能)などを有している。また、本実施形態の移動体通信端末1は、上記無線通信機能や電子メール送受信機能に加えて、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を用いて被写体像を撮像するカメラ機能、及びテレビジョン(以下単に「テレビ」という)放送局で放送されているテレビ番組の視聴を可能にする機能(テレビ番組視聴機能)を有している。
移動体通信端末1は、図1(a)に示すように、本体部2と、蓋部3と、本体部2と蓋部3とを連結するヒンジ部4と、から概略構成されている。ヒンジ部4の内側には、本体部2側に固定された図示しない固定軸が設けられている。この固定軸の回りに、本体部2に対して蓋部3を回転させて、蓋部3と本体部2とを開閉することができる。
この本体部2の正面には、操作キー5と、マイクロフォン6と、加速度センサ7と、設けられ、蓋部3の正面には、スピーカ8と、モニタ9と、自分撮り用撮像レンズ10と、が設けられている。
操作キー5は、例えば十字カーソルキーや、数字や文字を入力するための英数字キー、機能などを指定するためのボタン等から構成され、ユーザによって操作されるものである。
マイクロフォン6は、音声通話時のユーザの発話音声を入力するものである。
加速度センサ7は、例えば重錘体を取り付けたダイヤフラムに圧電素子を貼着した構成を有する圧電型の加速度センサであって、移動体通信端末1の加速度を検出するためのものである。具体的には、加速度が発生したときに、重錘体によってダイヤフラム及び圧電素子に歪みを生じさせ、圧電素子の圧電効果によって生ずる電圧変化により加速度が検出される。また、本実施形態の加速度センサ7は、3軸加速度センサであり、x軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度の検出が可能なものとなっている。ここで、本実施形態では、移動体通信端末1の本体部2の長側縁に平行な中心軸をx軸、短側縁に平行な中心軸をy軸とし、これらx軸及びy軸に直交する軸をz軸として定義する。
スピーカ8は、音声通話における着話音声や、着信音、受信中のテレビ番組の音声などを出力するものである。
モニタ9は、例えば液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)等から構成され、利用者に対して各種情報を表示するための主画面であり、端末を開いた状態、つまり蓋部3が開いた状態で確認可能となるようになっている。画面には、例えば電波の受信状況、メール受信の有無、バッテリ残量などの情報や、日時情報、さらには自分撮り用レンズ10、蓋部3の背面に設けられている撮影レンズ12による撮影画像など、あるいは移動体通信端末1による種々の動作を実行するためのメニュー画面や、受信中のテレビ番組の動画像を表示するものである。
自分撮り用撮像レンズ10は、移動体通信端末1を手持ちの状態でユーザの顔の光学像(被写体像)をCCD等の撮像素子(図示せず)に結像するものである。
また、図1(b)に示すように、蓋部3の背面には、アンテナ11と、撮像レンズ12と、サブモニタ13と、が設けられている。
アンテナ11は、移動体通信端末1の外部から入力される電磁波をアナログ信号に変換すると共に、送信信号を電磁波に変換して空中に放射するものである。
撮像レンズ12は、被写体の光学像(被写体像)をCCD等の撮像素子(図示せず)上に結像するものである。
サブモニタ13は、モニタ9と同様、液晶表示装置等から構成されており、メインモニタ9に表示される情報の一部、例えばアンテナ11の受信強度や、電子メールの受信の有無、バッテリの残量などを示す絵図などが表示される。
図2は、移動体通信端末1の内部構成を示すブロック図である。移動体通信端末1は、図2に示すように、端末制御部20と、テレビチューナ部21と、無線制御部22と、受信部23と、送信部24と、操作制御部25と、表示制御部26と、傾き検出部27と、動作機能判別部28と、音声処理部29と、符号化部30と、記憶部31と、カメラ映像処理部32と、から構成されている。
端末制御部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等から構成されており、CPUがROM等に記憶されている各種プログラムを適宜実行することによって、移動体通信端末1の各部の動作を制御する。なお、RAMは、CPUがプログラムを実行する際、ワークメモリとして用いられるものである。
テレビチューナ部21は、アンテナ11より供給されるアナログ信号のうちから、ユーザにより選局されたチャンネルの周波数に同調する信号を抽出し、これをベースバンド信号に変換する。そして、テレビチューナ部21は、このベースバンド信号からビデオデータと音声データ等を取得し、ビデオデータを表示制御部26に供給すると共に、音声データを音声処理部29に供給する。
無線制御部22は、アンテナ11から供給されるアナログ信号をダウンコンバートした後、アナログ信号に対して直交復調処理やA/D(Analog-Digital)変換処理を施すなどしてチップレートのデジタル信号を生成し、これを受信部23に供給する。無線制御部22は、送信部24から供給される送信信号にD/A(Digital-Analog)変換処理及び変調処理を施した後、アップコンバートし、アンテナ11を介して基地局に送信する。
受信部23は、無線制御部22から供給されるチップレートのデジタル信号に対して逆拡散処理及び位相補正処理を施すなどしてシンボルレートの受信信号を取得し、これを音声処理部29に供給する。
送信部24は、符号化部30から供給される送信信号に対してエラー訂正符号化処理、物理チャネルへのマッピング処理、及び拡散処理を施した後、これを無線制御部22に供給する。
操作制御部25は、操作キー5における操作を認識して端末制御部20に入力するものである。
表示制御部26は、端末制御部20やテレビチューナ部21から供給されるビデオデータにデコード処理を施した後、アナログ信号に変換してモニタ9あるいはサブモニタ13に出力する。これにより、モニタ9あるいはサブモニタ13には、メニュー画面や、テレビ番組の動画像等が表示される。
傾き検出部27は、加速度センサ7で検出される移動体通信端末1の加速度と、重力加速度と、から水平方向に対する移動体通信端末1の傾き、さらには傾き角度を検出するものである。
動作機能判別部28は、傾き検出部27で検出される傾き角度の変化量に基づいて、傾き角度を有効な検出結果として取得するか否かを決定するものである。具体的には、傾き検出部27で検出された最新の傾き角度と、前回の検出で得られた傾き角度と、を比較して、その差が予め定められた誤差範囲内に収まっているか否かを判別する。そして、傾き角度の差が誤差範囲内にある場合には、移動体通信端末1が所定時間静止していたものと判断して、前回の検出で得られた傾き角度(或いは最新の傾き角度)を有効な検出結果として取得する。
音声処理部29は、テレビチューナ部21や受信部23から供給される音声信号に対してデコード処理を施した後、アナログ信号に変換してスピーカ8から出力するものである。これにより、スピーカ8からは、通話相手方の音声や、テレビ番組の音声などが出力される。
符号化部30は、マイクロフォン6から入力される音声に対してA/D変換処理及び符号化処理を順次施して、シンボルレートの送信信号を生成し、これを送信部24に供給すするものである。
記憶部31は、例えばSD(Secure Digital)メモリカード等から構成されており、図3に示すように、メニュー画面を補正する際に用いられるメニュー画面用の表示画面補正用テーブルNと、テレビ表示を補正する際に用いられるテレビ表示用の表示画面補正用テーブルMと、を記憶するものである。この表示画面補正用テーブルN及びMは、傾きレベルと、傾斜角度と、コントラストの補正値と、輝度の補正値と、色合いの補正値と、を対応付けて登録している。
カメラ映像処理部32は、撮像レンズ10あるいは12からの被写体像を映像信号に変換するものである。
ここで、傾きレベルとは、傾き検出部27で検出された移動体通信端末1の傾き角度と、後述する基準角度θと、の差(傾斜角度a)に応じて予め定義付けられているものである。図3(a)に示すメニュー画面用の表示画面補正用テーブルNを例として説明すれば、図4に示すように、移動体通信端末1の傾き角度と基準角度θとの差(傾斜角度a)が10°よりも小さい場合、傾きレベルは「0」となる。また、移動体通信端末1の傾き角度が基準角度θよりも10°以上大きい場合、傾きレベルは「+1」となり、さらにこれが20°以上になると、傾きレベルは「+2」となる。一方、移動体通信端末1の傾き角度が基準角度よりも10°以上小さい場合、傾きレベルは「−1」となり、さらにこれが30°以上になると、傾きレベルは「−2」となる。
次に、上記構成を備える移動体通信端末1の具体的動作について説明する。
図5は、本実施形態における画像補正処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、端末制御部20は、例えば本体部2に設けられた開閉センサ(図示せず)からの入力レベル信号に基づいて本体部2と蓋部3とが開放されたか否かを判別することにより、モニタ9を含む蓋部3(表示ユニット)が開放状態となったか否かを判別する(ステップS101)。表示ユニットが開放状態になったと判別した場合には(ステップS101;Yes)、移動体通信端末1の基準角度θを算出する基準角度算出処理を実行する(ステップS102)。この基準角度算出処理の詳細は後述する。
次に、上述した基準角度算出処理により基準角度θが算出されると、端末制御部20は、現在動作中の機能に応じてRAM等に設けられた機能モードフラグに基づいて移動体通信端末1の現在設定されている機能モードの判別を行う。そして、カメラモードに設定されている場合などテレビモード以外のカメラモードに設定されている場合には(ステップS103;Yes、ステップS104;No)、端末1の傾きに対する画面調整は不要として何も処理を行わず、ステップS102の基準角度算出処理に処理を戻す。
一方、機能モードがテレビモードに設定されている場合には(ステップS103;No、ステップS104;Yes)、この時点(t=t1)での端末角度α1(t1)を動作機能判別部28において算出する(ステップS105)。具体的には、加速度センサ7からこの時点での移動体通信端末1の加速度ベクトルを取得し、これに基づいて端末角度α1(t1)を算出する。
次に、端末制御部20は、RAM等に設けられたタイマのタイムアップ値として時間Sに対応するカウント値を設定すると共に、タイマをリセットしてカウント値Cを初期値「0」にする(ステップS106)。そして、端末制御部20は、タイマのカウント動作を開始させ、所定間隔でカウント値Cを1ずつカウントアップして行く(ステップS107)。
カウント動作後、タイマのカウント値Cがタイムアップ値Sに達すると(ステップS108;Yes)、端末制御部20は、上述したステップS105の処理と同様にこの時点(t=t2(=t1+S))での端末角度α2(t2)を算出する(ステップS109)。
そして、ステップS105の処理にて算出した端末角度α1(t1)と、ステップS109の処理にて算出した端末角度α2(t2)との比較処理を行い、タイムアップまでの時間Sの間に端末角度αが変化したか否か判別し(ステップS110)、変化している場合には(ステップS110;No)、さらに、変化した角度が所定の誤差Tの範囲内にあるか否かを判別する(ステップS111)。
上述したステップS111の判別処理の判別結果が、変化した角度が所定の誤差Tの範囲を超えているものと判別したときには(ステップS111;No)、移動体通信端末1が静止していないものと判断して、ステップS102の処理に戻り、再度基準角度の算出を行う。
一方、ステップS110の判別処理の判別結果が、タイムアウトまでの時間Sの間に端末角度αが変化しなかったと判別した場合や(ステップS110;Yes)、変化した場合でも、ステップS111の判別処理の判別結果が、変化した角度が所定の誤差Tの範囲内であると判別したときには(ステップS111;Yes)、移動体通信端末1が静止しているものと判断し、ステップS105の処理にて算出した端末角度α1(t1)を有効な検出結果として取得する。
そして、端末制御部20は、有効な検出結果として取得した端末角度α1(t1)から、基準角度θを減算することにより、傾斜角度aを取得する(ステップS112)。続いて、ステップS112の処理にて取得した傾き角度aに対応する傾きレベルを、端末制御部20によって、図3(b)に示すテレビ表示用の表示画面補正テーブルMを参照して決定すると共に(ステップS113)、この決定した傾きレベルに対応するコントラスト、輝度、及び色合いの補正値をテレビ表示用の表示画面補正テーブルMから取得する(ステップS114)。
例えば、ステップS112の処理にて取得した傾斜角度aが+18°の場合、ステップS113の処理にて傾きレベルは「+1」に決定され、この傾きレベルに対応するコントラスト、輝度、及び色合いの補正値として「+1」、「−2」、「0」が図3(b)に示すテレビ表示用の表示画面補正テーブルMから取得される(ステップS114)。
そして、端末制御部20は、ステップS114の処理にて取得したコントラスト、輝度、及び色合いの補正値に従って、コントラスト、輝度、及び色合いの設定値等を含む画面表示条件を更新することにより(ステップS115)、モニタ9に表示されるテレビ番組の動画像の画質を決定するコントラスト、輝度、及び色合いを調整する。
その後、ユーザにより蓋部3が閉じられるなどして表示ユニットが閉鎖状態になるまで(ステップS116;No)、上記ステップS102〜S115までの処理が繰り返し行われ、この間、モニタ9に表示されるテレビ画面のコントラスト、輝度、及び色合いは、視認に最適なものとなるように随時調整される。そして、表示ユニットが閉鎖状態になると(ステップS116;Yes)、端末制御部20は、この画像補正処理を終了する。
以上までが本実施形態における画像補正処理である。
次に、図5に示した画像補正処理におけるステップS102の処理において行われる基準角度算出処理について説明する。
図6は、基準角度算出処理の処理内容を示すフローチャートである。
この処理において、端末制御部20は、図6に示すように、まず、加速度センサ7の出力、即ち移動体通信端末1の加速度ベクトル(Ax、Ay、Az)を取得すると共に(ステップS201)、RAM等に設けられたタイマをリセットしてタイマ値のカウントアップを開始させる(ステップS202)。
続いて、端末制御部20は、ステップS201の処理にて取得した加速度ベクトル(Ax、Ay、Az)から、加速度の大きさA0(=√(Ax2+Ay2+Az2))を算出する(ステップS203)。そして、算出した加速度の大きさA0と重力加速度の大きさgとを比較して、加速度の大きさA0と重力加速度の大きさgとの差が所定の誤差βの範囲内にあるか否か判別する(ステップS204)。
ステップS204の判別処理の判別結果が、加速度の大きさA0と重力加速度の大きさgとの差が所定の誤差βの範囲を超えていると判別した場合には(ステップS204;No)、移動体通信端末1が静止していないものと判断して、タイマの値が所定期間mを刻むまでウェイトした後(ステップS205)、ステップS201〜S204の処理を再度実行する。
そして、ステップS204の判別処理の判別結果が、加速度の大きさA0と重力加速度の大きさgとの差が所定の誤差βの範囲内にあると判別した場合には(ステップS204;No)、移動体通信端末1が静止したものと判断して、加速度ベクトル(Ax、Ay、Az)と重力加速度ベクトルとから、移動体通信端末1の傾き角度θを算出し(ステップS206)、これをRAM等の所定の領域に基準角度θとして保存する保存処理が行われ(ステップS207)、その後はこの基準角度算出処理が終了し、元の処理へ戻る。
以上までの処理が基準角度算出処理である。
以上までに説明した図5、図6の処理が、本実施形態に係る移動体通信端末1の端末制御部20において行われることによって、テレビモードに設定されている場合、即ちユーザがテレビ番組を視聴している場合にのみ、端末角度αと基準角度θとの差分(傾斜角度a)に応じて、コントラスト、輝度、及び色合いを調整し、モニタ9の表示画像の画質を補正することが実現される。
このように、画像の補正が有効なテレビ画像を表示している場合にのみ、傾斜角度aに応じてコントラスト等の調整を行い、画像の補正がテレビ画像ほど有効でない待ち受け画像などを表示している場合には、コントラストの調整等を行わないことで、コントラスト等が頻繁に変化し、目障りとなるといった事態を防止することができ、この結果、モニタ9に表示される画像の視認性を高めることができる。
また、端末制御部20は、タイミングt1における端末角度α1と、タイミングt1から時間S後のタイミングt2におけるα2と、を比較して、時間Sの間に変化したかを判別すると共に、変化している場合にはその変化量を求め、これが所定の誤差Tの範囲内にあるか否かの判別を行う。端末角度αが変化していない場合や、変化していてもその変化量が所定の誤差T範囲内にある場合、端末制御部20は、移動体通信端末1が静止しているものと判断して、タイミングt1における端末角度α1を有効な検出結果として取得し、この取得した端末角度α1と基準角度θとの差分(傾斜角度a)に応じて、コントラスト、輝度、及び色合いを調整し、モニタ9の表示画像を補正する。
このように、移動体通信端末1が静止したときにのみ、端末角度αを取得することで、移動体通信端末1が動いている最中に、コントラスト等が順次変化して行き、目障りになるといった事態を防止することができる。これにより、上記モニタ9の表示画像の視認性を高めるといった効果をより一層顕著なものとすることができる。また、コントラスト等を順次調整する場合に比べて、端末制御部20の制御負担を低減することができる。
さらに、端末制御部20が表示画面補正用テーブルから取得するコントラスト等の補正値(調整値)は、傾斜角度aが−10°より大きく、10°未満である場合、全て「0」に設定されている。即ち、端末角度αと基準角度θとの差分が10°以上にならなければ、コントラスト等は、調整されない。このため、端末角度αが僅かに変化しただけでは、コントラスト等の調整は行われないため、コントラスト等の頻繁な変化により、ユーザがかえって目障りに感じるといった弊害を防止することができ、結果として、上記モニタ9の表示画像の視認性の向上という効果をより一層高めることができる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2に係る移動体通信端末について説明する。
図7は、本実施形態における画像補正処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、表示ユニットが開放状態となったか否かを端末制御部20によって判別を行い(ステップS121)、開放状態になったと判別した場合には(ステップS121;Yes)、基準角度算出処理を実行して(ステップS122)、移動体通信端末1の基準角度θを算出する。
次に、端末制御部20は、図5に示す画像補正処理におけるステップS105の処理と同様の処理を行って、この時点での移動体通信端末1の加速度ベクトルを加速度センサ7から取得し、これに基づいて端末角度αを算出する(ステップS123)。続いて、端末制御部20は、ステップS123の処理にて算出した端末角度αが所定の数値範囲内に収まっているか否か、例えば端末角度αが−10°より大きく、且つ10°未満であるか否かを判別する(ステップS124)。
上述したステップS124の判別処理にて端末角度αが−10°以下である場合、あるいは10°以上である場合など所定の数値範囲内にないと判別された場合には(ステップS124;No)、ステップS122の基準角度算出処理に戻る。一方、端末角度αが−10°より大きく、且つ10°未満である場合など所定の数値範囲内にある場合には(ステップS124;Yes)、機能モードフラグを参照して移動体通信端末1の機能モードを特定する。
その判別結果、モードフラグがテレビモードに設定されている場合には(ステップS125;Yes)、モニタ9の表示画面の画質補正に用いる表示画面補正用テーブルとして、図3(b)に示すテレビ表示用の表示画面補正用テーブルMを設定する(ステップS126)。一方、モードフラグがメニュー表示モードに設定されている場合には(ステップS125;No、ステップS127;Yes)モニタ9の表示画面の画質補正に用いる表示画面補正用テーブルとして、図3(a)に示すメニュー画面用の表示画面補正用テーブルNを設定する(ステップS128)。他方、その他のモードに設定されている場合には(ステップS127;No)、ステップS122の基準角度算出処理に戻る。
上述したステップS126又はS128の補正テーブル指定処理の終了後、端末制御部20は、ステップS123の処理にて算出した端末角度αから、ステップS122の基準角度算出処理において算出した基準角度θを減算して、傾き角度aを取得する。そして、端末制御部20は、この傾き角度aに対応する傾きレベルを、ステップS126又はS128の処理において設定した表示画面補正用テーブルM又はNを参照して決定すると共に(ステップS129)、この決定した傾きレベルに対応する画面画質条件のコントラスト、輝度、及び色合いの補正値を、ステップS126又はS128の処理にて設定した表示画面補正用テーブルM又はNから取得する(ステップS130)。
そして、ステップS130の処理にて取得した画面画質条件のコントラスト、輝度、及び色合いの補正値に従って、コントラスト、輝度、及び色合いの設定値等を含む画面表示条件を端末制御部20によって更新する(ステップS131)。
その後、表示ユニット(蓋部3)が閉鎖状態になるまで(ステップS132;No)、上記ステップS122〜S131までの各処理が繰り返し行われ、この間、モニタ9の表示画面の画質を示すコントラスト、輝度、及び色合いは、その画面がテレビ画面であるかメニュー画面であるかに応じて、視認に最適なものとなるように随時調整される。そして、表示ユニットが閉鎖状態になると(ステップS132;Yes)、端末制御部20は、この画像補正処理を終了する。
以上までの処理が画像補正処理の実施形態2である。
以上説明したように、本実施形態の移動体通信端末1の端末制御部20は、テレビモードに設定されているか或いはメニュー表示モードが設定されているかによって、異なる表示画面補正テーブルを用いてモニタ9の表示画像の補正をすることが実現できる。
このため、傾斜角度aが同一であっても、テレビモードに設定されているか或いはメニュー表示モードが設定されているかによって、即ちモニタ9に表示される画像が動画像であるか或いは静止画像であるかによって、調整されるコントラストの値等は、異なるものとなる。
このようにすることで、モニタ9に表示される画像を、それが動画像であるか或いは静止画像に応じた態様で補正することが可能となるため、表示画像の視認性をより一層高めることができる。
さらに、端末角度αが−10°より大きく、10°未満である場合には、表示画像の補正が行われる一方、−10°以下の場合や、10°以上の場合には、表示画像の補正は行われない。このように、表示画像の補正が行われる端末角度αを制限することで、コントラスト等の調整が頻繁に行われ、目障りになるといった弊害を防止することができ、モニタ9に表示される画像の視認性をより一層高いものとすることができる。
[実施形態3]
次に、本発明の実施形態3に係る移動体通信端末について説明する。
本実施形態における移動体通信端末13は、上述した実施形態1及び2における移動体通信端末1の構成において、図8に示すように、蓋部3の正面に自分撮り用撮像レンズ10を備えている。
本実施形態では、上記実施形態1及び2と異なり、移動体通信端末1と地軸水平面とが形成する角度ではなく、移動体通信端末13のモニタ9の画面とユーザの顔(目線)とが形成する相対角度に基づいて、画像のコントラスト、輝度、及び色合いの調整を行う。
これを図8を参照してより詳細に説明すると、端末制御部20は、自分撮り用撮像レンズ10でユーザの顔を撮影してユーザの顔画像を取得し、取得した顔画像からユーザの目の位置を検出する。そして、端末制御部20は、検出した目の位置に基づいて、ユーザの目とモニタ9の画面とが形成する相対角度を算出することにより、ユーザの顔と移動体通信端末13の蓋部3が開放状態におけるモニタ9の画面とが形成する相対角度を取得する。図8(a)では、角度αは、通常の使用形態に近い、ユーザの目40とモニタ9の画面がほぼ直角になっている。
その後、図8(b)に示すように、ユーザの顔が動いて目40が移動して42の位置に移ったとき、ユーザの顔と移動体通信端末13とが成す角度も相対的にαからβへと変化する。
なお、本実施形態では、移動体通信端末13の水平方向に対する角度θに変化がないものとする。すなわち、移動体通信端末13は動いてはいないが、ユーザの移動体通信端末13に対する相対角度が変化した場合に相当する。
自分撮り用撮像レンズ10は、ユーザの顔あるいは目の画像を定期的に取得することで、目の位置が変わったことを検出し、これに基づいて、モニタ9の画面と目との間の相対角度の変化(相対角度の差分β−α)を算出する。
なお、移動体通信端末13の水平方向に対する角度θが変化した場合には、その変動した角度分も加味した上で、目の位置の移動変化を算出してもよい。そして、端末制御部20は、この相対角度の変化(差分β−α)に対応するコントラスト、輝度、色合いの補正値を表示画面補正用テーブルから取得し、この補正値に基づいて、コントラスト、輝度、色合いを調整することにより、モニタ9の画面画質を補正する。
図9は、本実施形態における画像補正処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、表示ユニットが開放状態になっているか否かを端末制御部20によって判別を行う(ステップS141)。表示ユニットが開放状態になっていればステップS142の処理に進み、閉鎖状態ならば開放状態になるまで待つ。
次に、端末制御部20は、機能モードフラグがカメラモードに設定されているか否かを判別する(ステップS142)。カメラモードに設定されている場合には(ステップS142;Yes)、続いて自分撮り用撮像レンズ10がユーザの方向に向いているか否かを判別する(ステップS143)。
上述したステップS143の処理において自分撮り用撮像レンズ10がユーザの方向に向いていると判別した場合には(ステップS143;Yes)、RAM等に設けられたタイマSがタイムアウトしか否かを判別する(ステップS144)。このタイマSは、自分撮り用撮像レンズ10による撮影間隔を示すものであり、後述するステップS156においてセットされる。タイマSがタイムアウトしている場合(ステップS144;Yes)、端末制御部20は、自分撮り用撮像レンズ10でユーザの顔を撮像して顔画像(P1)を取り込む(ステップS145)。
なお、この第3の実施形態では、タイマSの間隔でユーザの顔あるいは目の画像を定期的に自分撮り用撮像レンズ10によって取得する例を示しているが、自分撮り用撮像レンズ10による画像取得は、移動体通信端末13が特定の状態にあるときだけ行うようにしてもよい。例えば、移動体通信端末13においてユーザの操作に基づくアプリケーション機能の動作が行われていなかったり、あるいはアプリケーション動作中でも一定時間以上ユーザによる操作が無い場合には、後述するステップS145の処理を行わないようにしてもよい。
ところで、ステップS142の処理にてカメラモード以外のモードに設定されていると判別した場合(ステップS142;No)や、ステップS143の処理において自分撮り用撮像レンズ10がユーザの方向に向いていないと判別した場合(ステップS143;No)、また、ステップS144の処理にてタイマSがタイムアウトしていないと判別した場合には(ステップS144;No)、ステップS142の処理に戻る。
ステップS145における顔画像(P1)取り込み処理の後、端末制御部20は、RAM等の内部メモリに一時的に保持されている前回の顔画像(P0)を取得し(ステップS146)、これら二つの顔画像P0とP1の画像を比較することにより、今回の顔画像(P1)が前回の顔画像(P0)からどの程度変化したかを検出する(ステップS147)。続いて、端末制御部20は、ステップS145の処理にて取得した顔画像(P1)を前回の顔画像(P0)として上書きする(ステップS148)。
続いて、端末制御部20は、ステップS145の処理にて取得し、ステップ148の処理で記憶された顔画像(P1)がユーザの顔を認識できるものであるか否かを判別する(ステップS149)。ユーザの顔を認識可能なものである場合には(ステップS149;Yes)、ステップS147の処理にて検出した顔画像の変化が所定以上であったか否かを判別する(ステップS150)。
上述したステップS150の判別処理において、二つの顔画像P0とP1との間に目立った変化が認められない場合には、ユーザの視線に変化なし、あるいは変化の認識ができないものとして、ステップS157の処理に進む。
一方、ステップS150の判別処理において、二つの顔画像P0とP1の間に所定以上の変化が認められた場合には(ステップS150;Yes)、その変化量、即ちユーザの顔の移動量a(角度変化)を算出する(ステップS151)。
具体的には、移動体通信端末13の蓋部3のモニタ9とユーザの顔とが形成する相対角度を、今回の顔画像(P1)と前回の顔画像(P0)とのそれぞれについて求める。そして、端末制御部20は、今回の顔画像(P1)から求めた蓋部3のモニタ9とユーザの顔とが形成する相対角度から、前回の顔画像(P0)から求めた蓋部3のモニタ9とユーザの顔とが形成する相対角度を、減算することにより、移動角度、即ち移動量aを算出する。
この移動量(移動角度)は、図8におけるユーザの目の位置40が42に移動(角度αからβに変化)した量である。
そして、端末制御部20は、ステップS151の処理にて算出した移動量aを、RAM等に設けられた内部メモリの移動量記憶領域に一時的に保存した後(ステップS152)、移動量(角度変化)aに対応する傾きレベルを決定する(ステップS153)。
続いて、端末制御部20は、ステップS153の処理にて決定した傾きレベルに対応するコントラスト、輝度、及び色合いの補正値を、記憶部31に記憶されている表示画面補正用テーブルから取得する(ステップS154)。
そして、端末制御部20は、ステップS154の処理にて取得したコントラスト、輝度、及び色合いの補正値に従って、コントラスト、輝度、及び色合いの設定値等を含む画面表示条件を更新する(ステップS155)。その後、端末制御部20は、タイマSにタイマ初期値をセットして、タイマSのカウントダウンを開始させた後(ステップS156)、表示ユニットが閉じられたか否かの判別を行う(ステップS157)。そして、表示ユニットが開放状態にあった場合には(ステップS157;No)、ステップS142の処理に戻り、閉鎖状態であれば(ステップS157;Yes)、この画像補正処理を終了する。
以上までの処理が画像補正処理の実施形態3である。
以上説明したように、本実施形態の移動体通信端末13の端末制御部20は、小型カメラ14による撮影で得られたユーザの顔画像(P1)から、移動体通信端末13の蓋部3に設けられたモニタ9の画面とユーザの顔とが形成する相対角度βを算出する。そして、端末制御部20は、これと前回算出した角度αとの差分(移動量)に応じて、コントラスト等を調整することにより、モニタ9の表示画像を補正することを実現する。
このように、移動体通信端末13の端末制御部20は、実施形態1及び2の移動体通信端末1と異なり、移動体通信端末と水平面とがなす角度ではなく、移動体通信端末とユーザの顔とがなす相対角度に基づいて、モニタ9の表示画像を補正する。このため、水平面に対する角度は変化したが、ユーザの顔に対する角度が変化していない場合など表示画像の補正を行う必要がない場合にまで、コントラストの調整が行われるといった事態を防止することができる。これにより、ユーザの目障り感を減少させることができ、この結果、モニタ9の表示画像の視認性を高めることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記実施形態の変形態様について、説明する。
上記実施形態1において、ステップS110の処理にて時間Sの間に端末角度αが変化しなかったと判別した場合や(ステップS110;Yes)、変化した場合でも、ステップS111の処理にて変化した角度が所定の誤差Tの範囲内であると判別したときには(ステップS111;Yes)、ステップS105の処理にて算出した端末角度α1(t1)を有効な検出結果として取得するものとして説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されず、ステップS109の処理にて算出した端末角度α2(t2)を有効な検出結果として取得してもよい。
また、上記実施形態3において、端末制御部20は、ステップS148の処理において、今回の顔画像(P1)と、前回の顔画像(P0)と、を比較することにより、ユーザの顔の位置が移動したか否かを判別するものとして説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されず、例えば今回の顔画像(P1)から求めた蓋部3のモニタ9とユーザの顔とが形成する角度と、前回の顔画像(P0)から求めた蓋部3のモニタ9とユーザの顔とが形成する角度と、を比較することにより、ユーザの顔の位置が移動したか否かを判別するようにしてもよい。この場合、今回の顔画像(P1)から求めた蓋部3のモニタ9とユーザの顔とが形成する相対角度と、前回の顔画像(P0)から求めた蓋部3のモニタ9とユーザの顔とが形成する相対角度と、の差が所定の数値範囲を超えるとき、ユーザの顔の位置の移動があったものと判別するようにすればよい。
さらに、上記実施形態にかかる動作機能判別部28の構成は、ハードウェアによって実現可能であることはもとより、端末制御部20のソフトウェア処理によって実現されてもよい。この場合、端末制御部20を上記動作機能判別部28として機能させ、上述した各処理を実現するためのプログラムを移動体通信端末1,13内(例えば、ROM)に格納し、端末制御部20がこのようなプログラムを実行するようにすればよい。
また、上記実施形態において、端末制御部20のCPUが実行するプログラムは、予めROM等に記憶されていた。しかしながら、本発明は、これに限定されず、上述の処理を実行させるためのプログラムを、既存の移動体通信端末に適用することで、上記実施形態にかかる移動体通信端末1,13として機能させるようにしてもよい。
このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えば、インターネットなどの通信媒体を介して提供可能である他、例えば、メモリカードなどの記録媒体に格納して配布してもよい。
本発明の実施形態1及び2に係る移動体通信端末の外観構成例を示す図である。 図1に示す移動体通信端末の内部構成例を示すブロック図である。 表示画面補正テーブルの構成例を示す図である。 図3に示す傾きレベルを説明するための概念図である。 実施形態1における画像補正処理の詳細を示すフローチャートである。 図5に示す基準角度算出処理の詳細を示すフローチャートである。 実施形態2における画像補正処理の詳細を示すフローチャートである。 実施形態3における移動体通信端末が表示画像を補正する様子を説明するための概念図である。 実施形態3における画像補正処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…移動体通信端末、2…本体部、3…蓋部、4…ヒンジ部、5…操作キー、6…マイクロフォン、7…加速度センサ、8…スピーカ、9…モニタ、10…自分撮り用撮像レンズ、11…アンテナ、12…撮影レンズ、13…サブモニタ、20…端末制御部、21…テレビチューナ部、22…無線制御部、23…受信部、24…送信部、25…操作制御部、26…表示制御部、27…傾き検出部、28…動作機能判別部、29…音声処理部、30…符号化部、31…記憶部、32…カメラ映像処理部

Claims (7)

  1. 画像を表示する画面を有する画像表示手段と、
    前記画像表示手段の水平面に対する傾き角度を検出する角度検出手段と、
    前記角度検出手段によって検出された傾き角度と所定の基準角度の間の差分値を算出する差分値算出手段と、
    前記差分値算出手段によって算出された差分値に応じて、画質パラメータの基準値を調整することにより、前記画像表示手段の画面の画質を補正する画像補正手段と、
    実行可能な複数の機能のうち、現在動作中の機能を判別する機能判別手段と、
    を備え
    前記差分値算出手段は、前記機能判別手段によって判別された機能に応じて、差分値の算出を行うか否かを選択する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像補正手段は、
    前記差分値算出手段により算出された差分値が一定時間同じかあるいは所定範囲内の値を維持していた場合には、画面画質の補正を行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記差分値算出手段は、
    第1のタイミングにおいて検出された第1の角度と、該第1のタイミングから所定期間後の第2のタイミングにおいて検出された第2の角度と、を比較して、該所定期間内における角度の変化量を取得する変化量取得手段と、
    前記変化量取得手段によって取得された変化量が所定の範囲内にあるか否かを判別する変化量判別手段と、
    を備え、
    前記変化量判別手段によって変化量が所定の範囲内にあると判別された場合、前記第1又は第2のタイミングにおける角度を取得して前記所定の基準角度との差分値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記差分値算出手段は、
    前記角度検出手段によって検出された傾き角度が所定の範囲内にあるか否かを判別する角度判別手段を備え、
    前記角度判別手段によって角度が所定の範囲内にあると判別された場合、該傾き角度を取得して前記所定の基準角度との差分値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像補正手段は、
    前記差分値算出手段によって算出された差分が所定の閾値を超えている場合、該差分に応じて、前記画質パラメータの基準値を調整する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記差分値と前記画質パラメータの調整値とを対応付けるテーブルを前記機能毎に記憶
    するテーブル記憶手段をさらに備え、
    前記画像補正手段は、
    前記差分値算出手段によって算出された差分に対応する前記所定パラメータの調整値を
    、設定されている機能に対応するテーブルから取得し、該取得した調整値に従って該画質
    パラメータの基準値を調整する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 画像を表示する画面を有する画像表示手段を備える画像処理装置のコンピュータに、
    前記画像表示手段の水平面に対する傾き角度を検出する角度検出手順と、
    前記角度検出手順によって検出された傾き角度と所定の基準角度との間の差分値を算出
    する差分値算出手順と、
    前記差分値算出手順によって算出された差分値に応じて、画質パラメータの基準値を調
    整することにより、前記画像表示手段の画面の画質を補正する画像補正手順と、
    実行可能な複数の機能のうち、現在動作中の機能を判別する機能判別手順と、
    を実行させ
    前記差分値算出手順は、前記機能判別手順によって判別された機能に応じて、差分値の算出を行うか否かを選択する、
    ことを特徴とするプログラム。
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