JP2010044179A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶パネルに対するユーザの視線角度に応じて適切なガンマ補正を行い、入力映像を忠実に再現して表示できる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置を、入力映像データに基づく映像を表示する液晶パネルと、液晶パネルを所定の角度から見たときのガンマ特性に対応する複数のガンマ補正用データを記憶する記憶手段と、液晶パネルに対するユーザの視線角度を取得する視線角度取得手段と、視線角度に応じて複数のガンマ補正用データの中から補正に用いるガンマ補正用データを選択して設定するガンマ補正設定手段と、ガンマ補正設定手段により設定されたガンマ補正用データを用いて入力映像データを補正するガンマ補正手段と、ガンマ補正手段からの出力に基づいて液晶パネルを駆動する駆動手段と、を備えた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネルを備えた液晶表示装置に関し、特に、液晶パネルに対する視線角度に応じて適切なガンマ補正を行う技術に関する。
一般に、CRTや液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)等の表示装置は、固有のガンマ特性(階調特性とも呼ばれる)を有している。ガンマ特性とは、入力された映像データの明るさ(階調値:8ビット(256階調)の映像データの場合は0(黒)〜255(白))と、実際のディスプレイ上の出力輝度との関係を示すものである。このガンマ特性は、例えば、
出力輝度=(階調値/255)^γ,γ:表示装置のガンマ値
で表される。つまり、表示装置のガンマ値が一定であれば(例えば、CRTはγ=2.2)、この表示装置のガンマ特性は指数関数のような曲線を描く。
また、階調値ごとにガンマ値を意図的に歪ませて、例えば、表示装置がS字カーブのガンマ特性を有するようにする場合もある(図5参照)。この場合、暗い画素はより暗く、明るい画素はより明るく表示されることとなる。
このように、ほとんどの表示装置ではガンマ特性がリニアになっていないので、入力映像データに忠実な映像を再現するためにガンマ補正が行われる(例えば、特許文献1,2)。ガンマ補正では、例えば、0〜255までのすべての階調値に対応するガンマ値を格納したガンマ補正テーブルが利用される。図5に示すS字カーブのガンマ特性を有する表示装置の場合には、図6に示す逆S字カーブで示されるガンマ補正曲線(補正値=255×(階調値/255)^1/γ)によりガンマ補正が行われることとなる。
図7は、従来の液晶表示装置の表示制御に係る構成の一例を示すブロック図である。
図7に示すように、液晶表示装置2は、制御部21,ビデオセレクタ22,ガンマ補正部23,LCDドライバ24,液晶パネル25を備えている。
制御部21は、CPU211,RAM212,ROM213を備えて構成される。CPU211は、RAM212を作業領域として、ROM213に記憶された制御プラグラムを実行することにより各種演算処理を行い、各ブロック22〜24を制御する。また、ROM213には、すべての階調値に対して液晶パネル25のガンマ値を格納したガンマ補正テーブルが記憶されている。このガンマ補正テーブルに格納されているガンマ値は、液晶表示装置2の製造時に1台ずつ測定されるもので、通常、液晶パネル25を正面(液晶パネル25の法線方向)から見た状態で測定される。
ビデオセレクタ22は、入力された各種映像データ(例えば、ナビ映像データ、DVD映像データ、TV映像データ等)のうちの一つを選択し、ガンマ補正部23に出力する。
ガンマ補正部23は、入力映像データ(階調値)に対して液晶パネル25のガンマ特性に応じたガンマ補正を施し、補正値をLCDドライバ24に出力する。
LCDドライバ24は、ガンマ補正部23から出力された補正値を電圧に変換し、液晶パネル25を駆動する。
液晶パネル25には、入力映像データに基づく映像が表示される。ユーザが液晶パネルを25を視野角内の方向から見ていれば、入力映像データを忠実に再現した映像が視認される。
特開平5−260347号公報 特開平7−154650号公報
しかしながら、上述した従来の液晶表示装置では、ユーザが液晶パネルを正面または視野角内の方向から見る場合には適切な明るさとなるが、液晶パネルを見る角度(視線角度)によって映像の明るさが変化してしまい、設計段階で意図した映像表現にならないという問題がある。このような問題は、ユーザの視線角度が液晶パネルの上下方向にずれている場合に顕著である。
例えば、図8に示すように、液晶パネルにグレー50%(階調値:127)の映像を表示すると、正面視では正常に視認される一方、上方視では明るいグレーとして視認され、下方視では暗いグレーとして視認されてしまう。つまり、液晶パネルを上方向から見たときのガンマ特性は図5に示す曲線が全体的に上方に移動したような形状となり、下方向から見たときのガンマ特性は図5に示す曲線が全体的に下方に移動したような形状となる。
従来の液晶表示装置では、ユーザが液晶パネルの正面または視野角の範囲から視聴することを想定し、このときのガンマ特性に応じて補正を行うこととしているため、ユーザの視線角度によってガンマ特性が変化しても、これに対応することはできない。
特に、ダッシュボードの収納スペースに内蔵するタイプ(いわゆる2DINタイプ)のカーナビゲーション装置の場合、収納スペースの形状や位置(高さ)で取付状態が決定される。そして、車両の内装がデザイン重視で設計されて液晶パネルが上向きに設置される場合など、カーナビゲーション装置の取付角度が想定していた角度(一般に水平面にほぼ垂直)から外れてしまうと、視線角度が液晶パネルの視野角から外れ、上述した現象が生じる。なお、一定以上のコントラスト比を保てる範囲が視野角とされるが、視野角内であっても厳密にはガンマ特性は変化する。
そこで、液晶パネルを上下方向に傾斜可能なチルト機構を備えたカーナビゲーション装置も提案されているが、傾斜角度を最適化するのは容易ではなく、また、取付位置によっては十分に対応できないこともある。
本発明は、液晶パネルの取付姿勢やユーザの視点に対する液晶パネルの取付位置等によって変化する視線角度に応じて適切なガンマ補正を行い、入力映像を忠実に再現して表示できる液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、入力映像データに基づく映像を表示する液晶パネルと、
前記液晶パネルを所定の角度から見たときのガンマ特性に対応する複数のガンマ補正用データを記憶する記憶手段と、
前記液晶パネルに対するユーザの視線角度を取得する視線角度取得手段と、
前記視線角度に応じて前記複数のガンマ補正用データの中から補正に用いるガンマ補正用データを選択して設定するガンマ補正設定手段と、
前記ガンマ補正設定手段により設定されたガンマ補正用データを用いて前記入力映像データを補正するガンマ補正手段と、
前記ガンマ補正手段からの出力に基づいて前記液晶パネルを駆動する駆動手段と、を備えることを特徴とする液晶表示装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記視線角度は、前記液晶パネルの法線方向から上下方向に傾斜した角度であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の液晶表示装置において、前記液晶パネルの取付姿勢を検知する姿勢検知手段を備え、
前記視線角度取得手段は、前記取付姿勢に基づいて前記視線角度を算出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の液晶表示装置において、前記姿勢検知手段は、3軸加速度センサであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の液晶表示装置において、ユーザの視点に対する前記液晶パネルの取付位置を入力する操作手段を備え、
前記視線角度取得手段は、前記取付位置に基づいて前記視線角度を算出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3または4に記載の液晶表示装置において、ユーザの視点に対する前記液晶パネルの取付位置を入力する操作手段を備え、
前記視線角度取得手段は、前記取付姿勢と前記取付位置に基づいて前記視線角度を算出することを特徴とする。
本発明に係る液晶表示装置によれば、液晶パネルの取付姿勢やユーザの視点に対する液晶パネルの取付位置等によって変化する視線角度に応じて適切なガンマ補正を行い、入力映像を忠実に再現して表示することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明に係る液晶表示装置を、液晶パネルを備えたカーナビゲーション装置に適用した場合について示している。
図1は、本実施形態に係るカーナビゲーション装置の表示制御に係る構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、カーナビゲーション装置1は、制御部11,ビデオセレクタ12,ガンマ補正部13,LCDドライバ14,液晶パネル15,3軸加速度センサ16,操作部17を備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)111,RAM(Random Access Memory)112,ROM(Read Only Memory)113を備えて構成される。CPU111は、RAM112を作業領域として、ROM113に記憶された制御プラグラムを実行することにより各種演算処理を行い、各ブロック12〜14を制御する。
ROM113には、後述するガンマ補正設定処理をCPU111に実行させるためのガンマ補正設定処理プログラムが記憶されている。
また、液晶パネル15を所定の方向から見たときのガンマ特性に対応する複数のガンマ補正テーブル1,2,・・が記憶されている。すなわち、複数の視線角度(例えば、液晶パネル15の法線方向から上下方向に傾斜した角度で規定される)のそれぞれについて、ガンマ補正テーブルが用意される。なお、液晶パネル15のガンマ特性がRGBごとに異なる場合は、このガンマ補正テーブルをRGB別に用意するのが望ましい。
このガンマ補正テーブルに格納されているガンマ値は、カーナビゲーション装置1の製造時に1台ずつ測定される。例えば、液晶パネル15の法線方向を基準として上下方向に1°刻みですべての階調値に対するガンマ値を測定することで、法線方向から±90°の視線角度に対応するガンマ補正テーブルが作成される。
なお、ガンマ特性が変化しない(微小な変化を含む)場合は、同じガンマ補正テーブルとなる。例えば、液晶パネル15の上下方向の視野角内では、同じガンマ補正テーブルとしてもよい。また、全ての階調値に対するガンマ値がほぼ同じであれば、一つのガンマ値をガンマ補正用データとして記憶するようにしてもよい。
このようにして、ガンマ補正用データのデータ量が無駄に大きくなるのを防止することで、制限されたROM113の記憶領域を有効利用できる。
CPU111は、ROM113に記憶されているガンマ補正設定処理プログラムを実行することにより、後述する3軸加速度センサ16や操作部17から出力された情報に基づいて視線角度を算出するとともに、ROM113に記憶されている複数のガンマ補正テーブルの中からガンマ補正に用いるガンマ補正テーブルを選択して設定する。
ビデオセレクタ12は、入力された各種映像データのうちの一つを選択し、ガンマ補正部13に出力する。この入力映像データは、ビデオセレクタ12の前段において適宜信号処理を施されたRGB各色256階調のRGB信号である。
入力映像データとしては、例えば、ナビ映像データ、DVD映像データ、TV映像データ,GUI映像データ等がある。
ナビ映像データは、一般的なカーナビゲーション装置1が備える機能により生成される映像データである。例えば、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)や3軸加速度センサ16により取得される自車の位置情報とハードディスクドライブ等に記憶されている地図情報に基づいて算出された目的地までの案内経路へ誘導するための地図画面データである。
DVD映像データは、カーナビゲーション装置1が備えるDVDドライブ(図示略)に装着されたDVD(Digital Versatile Disc)から読み出される映像データである。
TV映像データは、カーナビゲーション装置1が備えるTVチューナ(図示略)により受信されるTV放送の映像データである。
GUI映像データは、液晶パネル15に操作キー等のGUI(Graphical User Interface)を表示するための映像データである。
ガンマ補正部13は、映像データの入力値(RGB各色の階調値)に対して液晶パネル15のガンマ特性に応じたガンマ補正を施し、補正値をLCDドライバ14に出力する。このとき、CPU111により設定されたガンマ補正テーブルが利用される。
LCDドライバ14は、ガンマ補正部13から出力された補正値を電圧に変換し、液晶パネル15を駆動する。
液晶パネル15は、入力映像データに基づく映像を表示する。入力映像データにはガンマ補正部13により最適なガンマ補正が施されるので、入力映像データを忠実に再現した映像が表示される。
3軸加速度センサ16は、液晶パネル15の取付姿勢を検知し、取付姿勢情報を制御部16に出力する。この3軸加速度センサ16としては、カーナビゲーション装置1が自車位置を特定するために備えているセンサを兼用できる。3軸加速度センサ16では、例えば、水平面に対して液晶パネル15が垂直に設置されたときを基準として、水平面と液晶パネル15の法線方向がなす取付角度が検知される。
操作部17は、液晶パネル15に一体的に設けられたタッチパネル171と、リモコン172で構成される。
液晶パネル15に表示されたGUI画面において、ユーザがタッチパネル(ソフトキー)171を操作すると、この操作に対応する操作信号が制御部11に出力される。また、ユーザがリモコン172のキー操作を行うと、対応するリモコン信号(例えば、赤外線信号)が発信され、リモコン信号受信部(図示略)を介して制御部11に出力される。
例えば、後述するガンマ補正設定処理において、ユーザが操作部17を操作してユーザの視点に対する液晶パネル15の取付位置を入力すると、取付位置情報が制御部16に出力される。
上述したように、本実施形態のカーナビゲーション装置1は、入力映像データに基づく映像を表示する液晶パネル15と、液晶パネル15のガンマ特性に応じて入力映像データを補正するガンマ補正部13(ガンマ補正手段)と、ガンマ補正部13からの出力に基づいて液晶パネル15を駆動するLCDドライバ14(駆動手段)と、液晶パネル15を所定の方向から見たときのガンマ特性に対応する複数のガンマ補正テーブル1,2,・・(ガンマ補正用データ)を記憶するROM113(記憶手段)と、各ブロック12〜14を制御する制御部16を備えている。
また、液晶パネルの取付姿勢を検知する3軸加速度センサ16(姿勢検知手段)と、ユーザの視点に対する液晶パネルの取付位置を入力するタッチパネル171,リモコン172(操作手段)を備えている。
また、制御部16は、液晶パネル15に対するユーザの視線角度を取得する視線角度取得手段として機能するとともに、視線角度に応じて複数のガンマ補正テーブル1,2,・・の中から補正に用いるガンマ補正テーブルを選択して設定するガンマ補正設定手段として機能する。
図2は、ガンマ補正設定処理の一例を示すフローチャートである。このガンマ補正設定処理は、例えば、カーナビゲーション装置1の電源が投入されたときに、CPU111がROM113に格納されているガンマ補正設定処理プログラムを読み出して実行することにより実現される。
図3は、カーナビゲーション装置の使用状態の一例を示す説明図である。図2のガンマ補正設定処理が実行されると、図3に示す取付角度θ1及びオフセット角度θ2が取得され、これらに基づいて視線角度θが算出される。
なお、液晶パネル15を左右方向から見たときのガンマ特性の変化は、上下方向から見たときのガンマ特性の変化に比較して小さいため、ユーザは左右方向については液晶パネル15の正面に位置するものとして考えてよい。したがって、本実施形態では、液晶パネル15の法線方向から上下方向に傾斜した視線角度に基づいてガンマ補正設定処理を行うこととしている。
このようにすることで、左右方向に傾斜した視線角度に対応するガンマ補正テーブルを用意する必要はなくなるので、ガンマ補正テーブルのデータ量が増大するのを防止でき、制限されたROM113の記憶領域を有効利用できる。
図2のステップS101では、3軸加速度センサ16により、液晶パネル15の取付姿勢情報として取付角度θ1を取得する。ここで、取付角度θ1は、液晶パネル15の取付位置における水平面Hと液晶パネル15の法線方向Dnがなす角度であり、法線方向Dnが水平面Hより上方に傾斜しているとき(液晶パネル15が斜め上方を向いているとき)にマイナスの値をとり、下方に傾斜しているとき(液晶パネル15が斜め下方に向いているとき)にプラスの値をとるものとする。図3では、液晶パネル15は斜め上方を向いているので、取付角度θ1はマイナスの値となる。
ステップS102では、ユーザの視点Eに対する液晶パネル15の取付位置を示す取付位置情報を入力するための入力画面(GUI)を表示する。本実施形態では、ユーザの視点Eから液晶パネル15までの水平距離dと垂直距離hを取付位置情報とする。
ステップS103では、取付位置情報が取得されたか否かを判定する。そして、ユーザ操作により、タッチパネル171またはリモコン172から取付位置情報が入力され、取付位置情報が取得されたと判定すると、ステップS104に移行する。
ステップS104では、取付位置情報(水平距離d,垂直距離h)よりオフセット角度θ2を算出する。ここで、オフセット角度θ2は、水平面Hとユーザの視線方向Deがなす角度であり、視線方向Deが水平面Hより上方に傾斜している(液晶パネル15の取付位置が視点Eより上方である)ときにプラスの値をとり、下方に傾斜している(液晶パネル15の取付位置が視点Eより下方である)ときにマイナスの値をとるものとする。図3では、液晶パネル15の取付位置は視点Eより下方であるので、オフセット角度θ2はマイナスの値となる。
ステップS105では、取付角度θ1及びオフセット角度θ2に基づいて液晶パネル15に対するユーザの視線角度θ(=θ1−θ2)を算出する。
ステップS106では、ROM113に記憶されている複数のガンマ補正テーブルの中から、視線角度θに対応したガンマ補正テーブルを選択して設定する。
上述したようにガンマ補正設定手段として機能する制御部11は、視線角度θに応じて複数のガンマ補正テーブル1,2,・・の中から補正に用いるガンマ補正テーブルを選択して設定する。また、視線角度取得手段として機能する制御部11は、液晶パネル15の取付姿勢(取付角度θ1)と取付位置(オフセット角度θ2)に基づいて視線角度θを算出する。
これにより、液晶パネル15の取付姿勢やユーザの視点Eに対する液晶パネル15の取付位置等によって変化する視線角度θに応じて適切なガンマ補正を行い、入力映像データを忠実に再現して表示することができる。
例えば、図3においてθ1=−70°,θ2=−30°とすると、θ=−40°(液晶パネル15を法線に対して40°下方から見ている)となるので、−40°の視線角度に対応するガンマ補正テーブルが選択され設定されることとなる。上下方向の視野角が例えば60°(法線方向に対して±30°)の液晶パネルの場合、視線角度θ=−40°は視野角から外れてしまい入力映像より暗い映像となるが、本発明を適用したカーナビゲーション装置1では適切なガンマ補正が行われるので、入力映像が忠実に再現される。
図4は、カーナビゲーション装置の使用状態の他の一例を示す説明図である。
図4(a)では、液晶パネル15が水平面Hに対して平行に取り付けられ(取付角度θ1=0°)、ユーザの視点Eと液晶パネル15の取付位置が同じ高さ(オフセット角度θ2=0°)の場合について示している。この場合、視線角度θ=0°となるので、従来と同様のガンマ補正テーブルによりガンマ補正が行われることとなる。
図4(b)では、液晶パネル15が水平面Hに対して上方を向いて取り付けられ(取付角度θ1)、ユーザの視点Eと液晶パネル15の取付位置が同じ高さ(オフセット角度θ2=0°)の場合について示している。この場合、視線角度θ=θ1となるので、視線角度θ1に対応するガンマ補正テーブルが設定され、このガンマ補正テーブルに従ってガンマ補正が行われることとなる。
このように、ユーザの視点Eと液晶パネル15の取付位置が同じ高さであることを前提とするならば、液晶パネル15の取付角度θ1に応じたガンマ補正となるので、図2のステップS102,S103を省略できる。すなわち、視線角度取得手段としての制御部11は、液晶パネル15の取付姿勢(取付角度θ1)に基づいて視線角度を算出する。
図4(c)では、液晶パネル15が水平面Hに対して平行に取り付けられ(取付角度θ1=0°)、ユーザの視点Eよりも液晶パネル15の取付位置がhだけ低い(オフセット角度θ2)の場合について示している。この場合、視線角度θ=θ2となるので、視線角度θ2に対応するガンマ補正テーブルが設定され、このガンマ補正テーブルに従ってガンマ補正が行われることとなる。
このように、液晶パネル15が水平面Hに対して平行に取り付けられることを前提とするならば、液晶パネル15の取付位置(オフセット角度θ2)に応じたガンマ補正となるので、図2のステップS101を省略できる。すなわち、視線角度取得手段としての制御部11は、液晶パネル15の取付位置(オフセット角度θ2)に基づいて視線角度を算出する。
上述したように、液晶パネル15の使用状態に応じて、ガンマ補正設定処理を適宜変更すれば、ガンマ補正設定処理に係るCPU111の負担を軽減したり、ユーザによる操作を省略したりすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、ユーザの視点Eと液晶パネル15の位置関係(水平距離d、垂直距離h)に基づいてオフセット角度θ2を算出するようにしているが、オフセット角度θ2を直接入力するようにしても良い。また、タッチパネル171を押下する位置(例えば、液晶パネル15の上下領域)や回数によってオフセット角度θ2を入力できるようにしてもよい。
また、取付位置情報(水平距離d,垂直距離h,またはオフセット角度θ2)を、カーナビゲーション装置1が実装される車両との通信により自動的に取得できるようにしてもよい。
上記実施形態では、液晶パネル15の法線方向から上下方向に傾斜した角度を視線角度θとしているが、左右方向に傾斜した角度を考慮して視線角度θを決定すれば、さらに正確なガンマ補正を行うことができる。この場合は、左右方向に傾斜した方向から見たガンマ特性に対応するガンマ補正用データを用意しておく必要がある。
また、姿勢検知手段は3軸加速度センサ16に制限されず、その他の適当なセンサを利用することができる。
本発明に係る液晶表示装置は、カーナビゲーション装置の他、液晶テレビや携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)等、液晶パネルを備えた各種装置に適用できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施形態に係るカーナビゲーション装置の表示制御に係る構成の一例を示すブロック図である。 ガンマ補正設定処理の一例を示すフローチャートである。 カーナビゲーション装置の使用状態の一例を示す説明図である。 カーナビゲーション装置の使用状態の他の一例を示す説明図である。 表示装置のガンマ特性の一例を示す説明図である。 ガンマ補正曲線の一例を示す説明図である。 従来の液晶表示装置の表示制御に係る構成の一例を示すブロック図である。 液晶パネルに表示される映像の出力輝度の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 カーナビゲーション装置(液晶表示装置)
11 制御部(視線角度取得手段,ガンマ補正設定手段)
111 CPU
112 RAM
113 ROM(記憶手段)
12 ビデオセレクタ
13 ガンマ補正部(ガンマ補正手段)
14 LCDドライバ(駆動手段)
15 液晶パネル
16 3軸加速度センサ(姿勢検知手段)
17 操作部(操作手段)

Claims (6)

  1. 入力映像データに基づく映像を表示する液晶パネルと、
    前記液晶パネルを所定の角度から見たときのガンマ特性に対応する複数のガンマ補正用データを記憶する記憶手段と、
    前記液晶パネルに対するユーザの視線角度を取得する視線角度取得手段と、
    前記視線角度に応じて前記複数のガンマ補正用データの中から補正に用いるガンマ補正用データを選択して設定するガンマ補正設定手段と、
    前記ガンマ補正設定手段により設定されたガンマ補正用データを用いて前記入力映像データを補正するガンマ補正手段と、
    前記ガンマ補正手段からの出力に基づいて前記液晶パネルを駆動する駆動手段と、を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記視線角度は、前記液晶パネルの法線方向から上下方向に傾斜した角度であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶パネルの取付姿勢を検知する姿勢検知手段を備え、
    前記視線角度取得手段は、前記取付姿勢に基づいて前記視線角度を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記姿勢検知手段は、3軸加速度センサであることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. ユーザの視点に対する前記液晶パネルの取付位置を入力する操作手段を備え、
    前記視線角度取得手段は、前記取付位置に基づいて前記視線角度を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  6. ユーザの視点に対する前記液晶パネルの取付位置を入力する操作手段を備え、
    前記視線角度取得手段は、前記取付姿勢と前記取付位置に基づいて前記視線角度を算出することを特徴とする請求項3または4に記載の液晶表示装置。
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