JP4678642B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密閉型圧縮機を用いた冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷凍装置で用いられる冷媒として、フロン冷媒が用いられているが、当該冷媒には、塩素基が含まれておりオゾン層の破壊原因であることが判明しており、これに代わる冷媒として、自然冷媒である二酸化炭素冷媒の利用がある。
【0003】
一般に、冷媒の圧縮部が1段の密閉型圧縮機は、電動機部を冷却するために圧縮した冷媒ガスを密閉容器内に吐出し、外部へ吐出する構造であり、密閉容器内圧力は吐出圧力となる。
【0004】
二酸化炭素冷媒を冷凍装置で使用した場合、フロン冷媒よりも高い動作圧力を必要とするため、密閉型圧縮機の密閉容器内の圧力が高くなる。
【0005】
そこで、この密閉型圧縮機の密閉容器内の圧力を低減させるため、複数段の圧縮部を有する密閉型圧縮機で、密閉型圧縮機の密閉容器内の圧力を、吸込圧力と吐出圧力との中間圧力としたものがある。
【0006】
また、この種の冷凍装置では、冷媒の熱を利用して給湯可能にした冷媒対水熱交換器を備えたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば冷凍装置に備えた冷媒対水熱交換器の給水温度や外気温度が高くなると、密閉型圧縮機への冷媒の吸込圧力が上昇し、密閉型圧縮機の密閉容器内の圧力が高くなる。これが高くなると、保護機構の動作によって密閉型圧縮機の運転が停止するという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、密閉型圧縮機の密閉容器内の圧力が所定圧力を超えて高くなることを防止して、連続的に運転することができる密閉型圧縮機を用いた冷凍装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、密閉容器内に、吸込冷媒を吸込圧力から中間圧力に圧縮する前段圧縮部とこの前段圧縮部からの前記中間圧力の冷媒を吐出圧力に圧縮する後段圧縮部とからなる圧縮部を有し、前記密閉容器内の圧力が前記中間圧力と等しく設定された密閉型圧縮機を備えた冷凍装置において、前記中間圧力を検出する圧力検出装置と、前記圧縮部を前記後段圧縮部のみの運転、又は前記前段圧縮部及び前記後段圧縮部の運転のいずれかに切り替える切替装置と、前記圧力検出装置により検出した前記中間圧力が所定圧力に達したとき、前記切替装置を制御し、前記圧縮部の運転を前記後段圧縮部のみの運転とする制御装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項1記載の発明には、次の作用がある。
【0011】
密閉型圧縮機の密閉容器内の中間圧力が所定圧力に達したとき、圧縮部の運転を後段圧縮部のみの運転に切り替えることによって密閉容器内の圧力を低下させ、所定圧力を超えて高くなることを防止できる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記切替装置は、前記前段圧縮部の冷媒吸込側に設けた第一吸込回路と、前記後段圧縮部の冷媒吸込側に設けた第二吸込回路とからなり、前記圧力検出装置により検出した前記中間圧力が所定圧力に達したとき、前記制御装置が、前記第一吸込回路への前記吸込冷媒の流入を停止する制御と前記第二吸込回路に前記吸込冷媒を流入させる制御とを行い、前記圧縮部の運転を前記後段圧縮部のみの運転とすることを特徴とするものである。
【0013】
請求項2記載の発明には、次の作用がある。
【0014】
密閉型圧縮機の密閉容器内の中間圧力が所定圧力に達したとき、第一吸込回路への流入を遮断し第二吸込回路のみに吸込冷媒を流入させることにより圧縮部の運転を後段圧縮部のみの運転に切り替えることによって密閉容器内の圧力を低下させ、所定圧力を超えて高くなることを防止できる。
【0015】
請求項3記載の発明は、密閉容器内に、吸込冷媒を吸込圧力から中間圧力に圧縮する前段圧縮部とこの前段圧縮部からの前記中間圧力の冷媒を吐出圧力に圧縮する後段圧縮部とからなる圧縮部を有し、前記密閉容器内の圧力が前記中間圧力と等しく設定された密閉型圧縮機を備えた冷凍装置において、前記中間圧力を検出する圧力検出装置と、前記密閉型圧縮機の冷却をオンオフ制御可能とする冷却装置と、前記圧力検出装置により検出した前記中間圧力が所定圧力に達したとき、前記冷却装置をオン制御する制御装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
請求項3記載の発明には、次の作用がある。
【0017】
密閉型圧縮機の密閉容器内の中間圧力が所定圧力に達したとき、冷却装置により密閉型圧縮機を冷却し、密閉容器内の冷媒の温度を低下させることによって密閉型圧縮機の密閉容器内の圧力を低下させ、所定圧力を超えて高くなることを防止できる。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記冷却装置は、前記密閉型圧縮機を水冷することを特徴とするものである。
【0019】
請求項4記載の発明には、次の作用がある。
【0020】
密閉型圧縮機の密閉容器内の中間圧力が所定圧力に達したとき、密閉型圧縮機を水冷し、密閉容器内の冷媒の温度を低下させることによって密閉型圧縮機の密閉容器内の圧力を低下させ、所定圧力を超えて高くなることを防止できる。
【0021】
請求項5記載の発明は、密閉容器内に、吸込冷媒を吸込圧力から中間圧力に圧縮する前段圧縮部とこの前段圧縮部からの前記中間圧力の冷媒を吐出圧力に圧縮する後段圧縮部とからなる圧縮部を有し、前記密閉容器内の圧力が前記中間圧力と等しく設定された密閉型圧縮機と、前記密閉型圧縮機からの高圧冷媒と外部からの給水とを熱交換させる冷媒対水熱交換器と、この冷媒対水熱交換器へ給水する給水回路とを備えた冷凍装置において、前記中間圧力を検出する圧力検出装置と、前記密閉型圧縮機の冷却をオンオフ制御可能とする冷却装置と、前記圧力検出装置により検出した前記中間圧力が所定圧力に達したとき、前記冷却装置をオン制御する制御装置とを備え、前記冷却装置は、前記給水回路から給水を導く導水回路と、前記導水回路で導いた給水により前記密閉型圧縮機を水冷する水冷回路とを有することを特徴とするものである。
【0022】
請求項5記載の発明には、次の作用がある。
【0023】
密閉型圧縮機の密閉容器内の中間圧力が所定圧力に達したとき、冷媒対水熱交換器の給水回路から導水して密閉型圧縮機を水冷し、密閉容器内の冷媒の温度を低下させることによって密閉型圧縮機の密閉容器内の圧力を低下させ、所定圧力を超えて高くなることを防止できる。
【0024】
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記冷却装置は、前記水冷回路で前記密閉型圧縮機の冷却に使用した給水を前記給水回路へ引き戻す引戻回路を備えたことを特徴とするものである。
【0025】
請求項6記載の発明には、次の作用がある。
【0026】
密閉型圧縮機の密閉容器内の中間圧力が所定圧力に達したとき、冷媒対水熱交換器の給水側から導水して密閉型圧縮機を水冷した水を冷媒対水熱交換器の給水側へ引き戻して冷媒対水熱交換器へ給水し、密閉容器内の冷媒の温度を低下させることによって密閉型圧縮機の密閉容器内の圧力を低下させ、所定圧力を超えて高くなることを防止できる。
【0027】
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の発明において、前記冷媒が、二酸化炭素冷媒であることを特徴とするものである。
【0028】
請求項7記載の発明には、次の作用がある。
【0029】
冷媒として、フロン冷媒よりも高い動作圧力を必要とする二酸化炭素冷媒を用いた場合において、密閉型圧縮機の密閉容器内の中間圧力が所定圧力に達したとき、密閉容器内の中間圧力を低下させ所定圧力を超えて高くなることを防止できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
なお、本発明の実施の形態にかかる冷凍装置では、冷媒として自然冷媒である二酸化炭素冷媒を用いる場合について説明する。
【0032】
〔A〕第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる冷凍装置の冷媒回路図である。
【0033】
1は冷凍装置を示し、この冷凍装置1は、吸込冷媒を1段階圧縮または2段階圧縮する密閉型圧縮機2と、この密閉型圧縮機2より吐出される高圧冷媒と外部からの給水とを熱交換させる冷媒対水熱交換器3と、この冷媒対水熱交換器3により熱交換された冷媒を膨張させる膨張弁4と、この膨張弁4により膨張された冷媒と外気等とを熱交換させる蒸発器5と、この蒸発器5により熱交換された冷媒の気液分離を行うアキュムレータ6と、密閉型圧縮機2の吸込冷媒の1段階圧縮と2段階圧縮とを切り替える切替装置7とを有してなる。
【0034】
また、この冷凍装置1は、密閉型圧縮機2の密閉容器内の圧力を検出する圧力検出装置8を有しており、この圧力検出装置8の検出結果に応じて切替装置7を制御する制御装置9が設けられている。この圧力検出装置8は圧力センサである。
【0035】
密閉型圧縮機2は、図2に示すように、密閉容器10を有し、その密閉容器10の内部には、電動機部11と、圧縮部12とが備えられている。圧縮部12は、前段圧縮部13と後段圧縮部14とからなる。前段圧縮部13には冷媒の吸込口13aと吐出口13bとが設けられ、後段圧縮部14には冷媒の吸込口14aと吐出口14bとが設けられている。前段圧縮部13の吸込口13aには吸込冷媒を導く第一吸込配管15が接続される。前段圧縮部13の吐出口13bには前段圧縮部13で圧縮された冷媒を密閉容器10の内部に吐出させる通路配管16が設けられており、この通路配管16には前段圧縮部13の吐出口13aへの冷媒の逆流を防ぐ逆止弁17が設けられている。
【0036】
後段圧縮部14の吸込口14aは密閉容器10の内部に配置され、密閉容器10の内部の冷媒は後段圧縮部14の吸込口14aから吸い込まれる。後段圧縮部14の吐出口14bには吐出配管18が接続され、後段圧縮部14により圧縮された冷媒が吐出される。密閉容器10には、吸込冷媒を導く第二吸込配管19が接続される。
【0037】
切替装置7は、第一吸込回路31と、第二吸込回路32とで構成される。第一吸込回路31は第一吸込配管15に接続され、第二吸込回路32は第二吸込配管19に接続される。第一吸込回路31は電磁弁41を有しており、この電磁弁41の開閉によって前段圧縮部13への吸込冷媒の吸込が制御される。第二吸込回路32は電磁弁42を有しており、この電磁弁42の開閉によって密閉容器10への吸込冷媒の吸込が制御される。
【0038】
密閉容器10の内部の圧力は、吸込冷媒の吸込圧力P1と後段圧縮部14により圧縮された冷媒の吐出圧力P2との中間圧力P3となる。
【0039】
上記構成において、例えば夏季では、冷媒対水熱交換器3の給水温度および外気温度が高くなる。或いはいずれか一方の温度が高くなる。この状態で、冷凍装置1を運転した場合、密閉型圧縮機2への冷媒の吸込圧力P1は上昇し、前段圧縮部13で圧縮された冷媒の中間圧力P3が上昇する。
【0040】
通常、この中間圧力P3が上昇すると、密閉圧縮機2の保護機構(図示せず)が動作して密閉型圧縮機2の運転を停止させる。
【0041】
本実施形態では、圧力検出装置8である圧力センサにより密閉容器10の内部の中間圧力P3が検出される。制御装置9は、圧力検出装置8である圧力センサの検出結果に応じて、第一吸込回路31の電磁弁41と第二吸込回路32の電磁弁42との弁の開閉を制御する。
【0042】
通常の運転では、制御装置9により第一吸込回路31の電磁弁41を開く制御がされ、第二吸込回路32の電磁弁42を閉じる制御がされる。この制御により吸込圧力P1である吸込冷媒は前段圧縮部13により圧縮され、中間圧力P3の冷媒が通路配管16を通過して密閉容器10の内部に吐出される。この冷媒は更に後段圧縮部14により圧縮され、吐出圧力P2となって吐出される。すなわち密閉型圧縮機2は2段階圧縮運転となる。
【0043】
密閉容器10の内部の中間圧力P3が所定圧力に達したとき、制御装置9により第一吸込回路31の電磁弁41を閉じる制御がされ、第二吸込回路32の電磁弁42を開く制御がされる。この制御により前段圧縮部13には吸込冷媒の流入が遮断され、密閉容器10に吸込圧力P1である吸込冷媒が流入される。前段圧縮部13の吐出口13bへの冷媒の流入は逆止弁17によって防止される。この密閉容器10の内部の冷媒は、後段圧縮部14によって圧縮され後段圧縮部14の吐出口14bより吐出される。前段圧縮部13による圧縮運転は行われず、密閉型圧縮機2は後段圧縮部14のみの1段階圧縮運転となるので、吐出圧力P2は低下する。そして、密閉容器10の内部の圧力は吸込圧力P1である吸込冷媒の流入によって低下する。
【0044】
従って、密閉型圧縮機2の密閉容器10の圧力が所定圧力を超えて高くなることを防止できる。よって、密閉型圧縮機2の保護機構(図示せず)が動作して運転を停止させることがなく、密閉型圧縮機2を用いた冷凍装置1を連続的に運転することができる。
【0045】
〔B〕第2の実施の形態
図3は本発明の第2の実施の形態にかかる冷凍装置の冷媒回路図であり、図4は本発明の第2の実施の形態にかかる密閉型圧縮機の断面図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0046】
図3において、101は第2の実施の形態の冷凍装置を示す。この冷凍装置101において、吸込冷媒を2段階圧縮する密閉型圧縮機102と、外部から冷媒対水熱交換器3へ給水する給水回路51と、密閉型圧縮機102を冷却する冷却装置52とを備えて構成される。
【0047】
給水回路51は電磁弁61を備えて構成される。冷却装置52は、導水回路62と水冷回路63と引戻回路64とで構成される。給水が導水回路62により給水回路51の電磁弁61の上流側から導かれる。導水回路62は電磁弁65を備えて構成される。密閉型圧縮機102が水冷回路63により導水回路62で導かれた給水で水冷される。水冷回路63は水冷管66を備えて構成される。水冷管66(図4)は密閉型圧縮機102の外周に螺旋状に密着して固着される。水冷管66で密閉型圧縮機102の冷却に使用された給水が引戻回路64により給水回路51の電磁弁61の下流側へ引き戻される。
【0048】
密閉容器10の内部の中間圧力P3が密閉容器10の内部の圧力を検出する圧力検出装置8である圧力センサにより検出される。この検出結果に応じて、給水回路51の電磁弁61と導水回路62の電磁弁65との弁開閉制御を行うことによって密閉型圧縮機102の冷却をオンオフ制御する制御装置71が設けられている。
【0049】
本実施形態では、密閉型圧縮機102への冷媒の吸込圧力P1が上昇したとき、前段圧縮部13で圧縮された冷媒の中間圧力P3も上昇する。
【0050】
通常の運転では、制御装置71により給水回路51の電磁弁61を開け、導水回路62の電磁弁65を閉めるオフ制御がされる。このオフ制御により給水は給水回路51の電磁弁61を通過し、直接冷媒対水熱交換器3へ供給される。
【0051】
吸込圧力P1である吸込冷媒は前段圧縮部13により圧縮され、中間圧力P3の冷媒が通路配管16を通過して密閉容器10の内部に吐出される。この冷媒は更に後段圧縮部14により圧縮され、吐出圧力P2となって吐出される。
【0052】
密閉容器10の内部の中間圧力P3が所定圧力に達したとき、制御装置71により給水回路51の電磁弁61を閉じ、導水回路62の電磁弁65を開けるオン制御がされる。このオン制御によって、冷却装置52の導水回路62、水冷回路63、引戻回路64の順に給水が流れ、密閉型圧縮機102は水冷回路63の水冷管66により水冷される。
【0053】
密閉型圧縮機102が水冷されることにより、密閉容器10の内部の冷媒は冷却され、密閉容器10の内部の中間圧力P3が低下する。
【0054】
従って、これによっても、密閉型圧縮機102の密閉容器10の圧力が所定圧力を超えて高くなることを防止できる。よって、密閉型圧縮機102の保護機構(図示せず)が動作して運転を停止させることがなく、密閉型圧縮機102を用いた冷凍装置1を連続的に運転することができる。
【0055】
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0056】
給水回路51の電磁弁61と導水回路62の電磁弁65とによって給水の流入方向を制御し密閉型圧縮機102を冷却する場合を説明したが、導水回路62の電磁弁65の省略は可能である。冷却装置52は水の抵抗が大きく、電磁弁61が開状態のときは、給水が主にこの電磁弁61を通過して流れ、電磁弁61が閉状態のときは、給水が冷却装置52の方へ流れるからである。
【0057】
また、給水回路51の電磁弁61と導水回路62の電磁弁65とを設ける代わりに、給水回路51と導水回路62との分岐点に三方弁(図示せず)を設け、制御装置71によりこの三方弁を制御することによって、給水の流入方向を制御してもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明では、密閉型圧縮機の密閉容器の圧力が所定圧力を超えて高くなることを防止して、密閉型圧縮機の運転を停止させることなく、密閉型圧縮機を用いた冷凍装置を連続的に運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷凍装置の第1の実施の形態を示す回路図である。
【図2】第1の実施の形態における密閉型圧縮機の断面図である。
【図3】本発明に係る冷凍装置の第2の実施の形態を示す回路図である。
【図4】第2の実施の形態における密閉型圧縮機の断面図である。
【符号の説明】
1 冷凍装置
2 密閉型圧縮機
3 冷媒対水熱交換器
4 膨張弁
5 蒸発器
6 アキュムレータ
7 切替装置
8 圧力検出装置
9 制御装置
10 密閉容器
11 電動機部
12 圧縮部
13 前段圧縮部
13a 吸込口
13b 吐出口
14 後段圧縮部
14a 吸込口
14b 吐出口
31 第一吸込回路
32 第二吸込回路
51 給水回路
52 冷却装置
62 導水回路
63 水冷回路
64 引戻回路
71 制御装置
101 冷凍装置
102 密閉型圧縮機

Claims (7)

  1. 密閉容器内に、吸込冷媒を吸込圧力から中間圧力に圧縮する前段圧縮部とこの前段圧縮部からの前記中間圧力の冷媒を吐出圧力に圧縮する後段圧縮部とからなる圧縮部を有し、前記密閉容器内の圧力が前記中間圧力と等しく設定された密閉型圧縮機を備えた冷凍装置において、
    前記中間圧力を検出する圧力検出装置と、
    前記圧縮部を前記後段圧縮部のみの運転、又は前記前段圧縮部及び前記後段圧縮部の運転のいずれかに切り替える切替装置と、
    前記圧力検出装置により検出した前記中間圧力が所定圧力に達したとき、前記切替装置を制御し、前記圧縮部の運転を前記後段圧縮部のみの運転とする制御装置とを備えたことを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記切替装置は、前記前段圧縮部の冷媒吸込側に設けた第一吸込回路と、前記後段圧縮部の冷媒吸込側に設けた第二吸込回路とからなり、
    前記圧力検出装置により検出した前記中間圧力が所定圧力に達したとき、前記制御装置が、前記第一吸込回路への前記吸込冷媒の流入を停止する制御と前記第二吸込回路に前記吸込冷媒を流入させる制御とを行い、前記圧縮部の運転を前記後段圧縮部のみの運転とすることを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 密閉容器内に、吸込冷媒を吸込圧力から中間圧力に圧縮する前段圧縮部とこの前段圧縮部からの前記中間圧力の冷媒を吐出圧力に圧縮する後段圧縮部とからなる圧縮部を有し、前記密閉容器内の圧力が前記中間圧力と等しく設定された密閉型圧縮機を備えた冷凍装置において、
    前記中間圧力を検出する圧力検出装置と、
    前記密閉型圧縮機の冷却をオンオフ制御可能とする冷却装置と、
    前記圧力検出装置により検出した前記中間圧力が所定圧力に達したとき、前記冷却装置をオン制御する制御装置とを備えたことを特徴とする冷凍装置。
  4. 前記冷却装置は、前記密閉型圧縮機を水冷することを特徴とする請求項3に記載の冷凍装置。
  5. 密閉容器内に、吸込冷媒を吸込圧力から中間圧力に圧縮する前段圧縮部とこの前段圧縮部からの前記中間圧力の冷媒を吐出圧力に圧縮する後段圧縮部とからなる圧縮部を有し、前記密閉容器内の圧力が前記中間圧力と等しく設定された密閉型圧縮機と、前記密閉型圧縮機からの高圧冷媒と外部からの給水とを熱交換させる冷媒対水熱交換器と、この冷媒対水熱交換器へ給水する給水回路とを備えた冷凍装置において、
    前記中間圧力を検出する圧力検出装置と、
    前記密閉型圧縮機の冷却をオンオフ制御可能とする冷却装置と、
    前記圧力検出装置により検出した前記中間圧力が所定圧力に達したとき、前記冷却装置をオン制御する制御装置とを備え、
    前記冷却装置は、前記給水回路から給水を導く導水回路と、前記導水回路で導いた給水により前記密閉型圧縮機を水冷する水冷回路とを有することを特徴とする冷凍装置。
  6. 前記冷却装置は、前記水冷回路で前記密閉型圧縮機の冷却に使用した給水を前記給水回路へ引き戻す引戻回路を備えたことを特徴とする請求項5に記載の冷凍装置。
  7. 前記冷媒が、二酸化炭素冷媒であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の冷凍装置。
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