JP4675644B2 - コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、及びコンテンツ処理方法 - Google Patents

コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、及びコンテンツ処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4675644B2
JP4675644B2 JP2005054518A JP2005054518A JP4675644B2 JP 4675644 B2 JP4675644 B2 JP 4675644B2 JP 2005054518 A JP2005054518 A JP 2005054518A JP 2005054518 A JP2005054518 A JP 2005054518A JP 4675644 B2 JP4675644 B2 JP 4675644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
key
move
transmitting
specific key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005054518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006245659A (ja
Inventor
和代 黒田
正文 田村
宏 磯崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005054518A priority Critical patent/JP4675644B2/ja
Publication of JP2006245659A publication Critical patent/JP2006245659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4675644B2 publication Critical patent/JP4675644B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、コンテンツを送信するコンテンツ送信装置及びコンテンツ処理方法に関し、特に、コンテンツの使用権を移動させる機能を備えたコンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、及びコンテンツ処理方法に技術に関する。
従来、ある機器の記憶媒体に記憶されているコンテンツを他の機器の記憶媒体に移動させる際に、移動鍵と呼ばれるキーを送信することによってコンテンツの使用権を移動させる技術が知られている。
例えば、特許文献1には、あるディスクから別のディスクにコンテンツを移動させる際に、移動キー(Move-Key)も移動させることにより、コンテンツの拡散を防止しつつコンテンツの移動を可能とする技術が開示されている。
特開2004−186825号公報
しかしながら、従来の技術では、移動キーを用いてコンテンツの拡散を防止しつつコンテンツの移動を行うことができるものの、そのコンテンツの一部分だけを移動させる場合には対応することができない。
また、従来の技術では、第1の機器の記憶媒体に記憶されているコンテンツを第2の機器の記憶媒体に移動させる際には、第1の機器の記憶媒体に記憶されているオリジナルのコンテンツを削除しなければならない。第2の機器からコンテンツが返却されてきたときには、そのコンテンツは何らかの加工がなされているため、オリジナルのコンテンツとは違ったものになってしまっている(例えば、オリジナルのコンテンツよりも品質が低下している可能性がある)。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、コンテンツの一部分に対する使用権を適切に移動させることができ、且つ、オリジナルのコンテンツをそのまま残しておくことができるコンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、及びコンテンツ処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係るコンテンツ送信装置は、コンテンツ受信装置からの要求に応じてコンテンツを暗号化して送信することが可能なコンテンツ送信装置であって、1つのオリジナルコンテンツを複数のコンテンツ部分に分け、各コンテンツ部分にそれぞれ対応するコンテンツ鍵を生成する手段と、各コンテンツ部分をそれぞれ対応するコンテンツ鍵で暗号化して保持するとともに、各コンテンツ鍵を暗号化して保持する手段と、前記コンテンツ受信装置から使用が要求されたコンテンツ部分の使用権を示す特定鍵を生成してこれを暗号化して保持する手段と、前記コンテンツ受信装置から使用が要求されたコンテンツ部分に対応するコンテンツ鍵を復号化し、この復号化したコンテンツ鍵で当該コンテンツ部分を復号化する手段と、前記コンテンツ受信装置と前記コンテンツ送信装置との間で伝送路暗号鍵を確立する手段と、前記特定鍵を伝送路暗号鍵で暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信するとともに、前記復号化されたコンテンツ部分を伝送路暗号鍵で暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信する手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ受信装置は、要求したコンテンツをコンテンツ送信装置から受信して復号化することが可能なコンテンツ受信装置であって、1つのオリジナルコンテンツの中の一部分であるコンテンツ部分の使用を要求する手段と、前記コンテンツ受信装置と前記コンテンツ送信装置との間で伝送路暗号鍵を確立する手段と、前記コンテンツ部分の使用権を示す特定鍵を受信して伝送路暗号鍵で復号化するとともに、復号化した特定鍵を暗号化して保持する手段と、前記コンテンツ部分に対応するコンテンツ鍵を生成する手段と、前記コンテンツ部分を受信して伝送路暗号鍵で復号化し、復号化したコンテンツ部分を前記コンテンツ鍵で暗号化して保持するとともに、当該コンテンツ鍵を暗号化して保持する手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係るコンテンツ処理方法は、コンテンツ受信装置からの要求に応じてコンテンツ送信装置からコンテンツを当該コンテンツ受信装置へ送信することが可能なシステムに適用されるコンテンツ処理方法であって、前記コンテンツ送信装置に備えられる第1の手段が、1つのオリジナルコンテンツを複数のコンテンツ部分に分け、各コンテンツ部分にそれぞれ対応するコンテンツ鍵を生成し、前記コンテンツ送信装置に備えられる第2の手段が、各コンテンツ部分をそれぞれ対応するコンテンツ鍵で暗号化して記憶媒体に保持するとともに、各コンテンツ鍵を暗号化して記憶媒体に保持し、前記コンテンツ送信装置に備えられる第3の手段が、前記コンテンツ受信装置から使用が要求されたコンテンツ部分の使用権を示す特定鍵を生成してこれを暗号化して記憶媒体に保持し、前記コンテンツ送信装置に備えられる第4の手段が、前記コンテンツ受信装置から使用が要求されたコンテンツ部分に対応するコンテンツ鍵を復号化し、この復号化したコンテンツ鍵で当該コンテンツ部分を復号化し、前記コンテンツ送信装置に備えられる第5の手段と前記コンテンツ受信装置に備えられる第6の手段とが共に、前記コンテンツ受信装置と前記コンテンツ送信装置との間で伝送路暗号鍵を確立し、前記コンテンツ送信装置に備えられる第7の手段が、前記特定鍵を伝送路暗号鍵で暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信するとともに、前記復号化されたコンテンツ部分を伝送路暗号鍵で暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信することを特徴とする。
本発明によれば、コンテンツの一部分に対する使用権を適切に移動させることができ、且つ、オリジナルのコンテンツをそのまま残しておくことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシステムの概略構成を示すブロック図である。
第1の機器101は、映像、音声、テキストなどのオリジナルコンテンツ102を有し、外部からの要求に応じてオリジナルコンテンツ102又はその一部を送信することが可能なコンテンツ送信装置である。この第1の機器101は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)レコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、又はパーソナルコンピュータなどにより実現される。第1の機器101には、LAN(Local Area Network)103を通じて第2の機器104が接続される。第2の機器104は、第1の機器101に対してオリジナルコンテンツ102又はその一部の送信を要求し、この要求に応じて受信されるオリジナルコンテンツ102又はその一部を使用(再生など)するコンテンツ受信装置である。この第2の機器104は、例えば、デジタルテレビ装置、プレーヤ、又はパーソナルコンピュータなどにより実現される。なお、図示では第2の機器104が1台である場合が示されているが、複数台あってもよい。
また、上記第1の機器101は、オリジナルコンテンツ102に関するMOVE処理(移動処理)を行うことが可能である。特に、本実施形態では、1つのオリジナルコンテンツ102の中のあるコンテンツ部分に関するMOVE処理(即ち、部分MOVE処理)を行えるようになっている。なお、部分MOVE処理の詳細については、後で説明する。
MOVE処理には、大きく分けてMOVE OUTとMOVE INとがある。MOVE OUTは、第2の機器104があるコンテンツ部分の使用を要求した場合に、当該コンテンツ部分の使用権を第2の機器104に移動させるための処理である。第1の機器101は、MOVE OUTを行う際には、当該コンテンツ部分の使用権を示すMOVE鍵を生成して第2の機器104へ送信する。MOVE OUTを行った後においては、第2の機器104は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できるようになり、第1の機器101は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できなくなる。一方、MOVE INは、第2の機器104が上記コンテンツ部分の不使用を要求した場合に、第2の機器104が有している当該コンテンツ部分の使用権を第1の機器101に移動させるための処理である。MOVE INを行った後においては、第2の機器104は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できなくなり、第1の機器101は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できるようになる。なお、第1の機器101及び第2の機器104の各々において上記コンテンツ部分の使用の可能/不可能を制御する手法の詳細については、後で説明する。
図2は、図1に示した第1の機器101及び第2の機器104の各々に設けられる基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
第1の機器101及び第2の機器104には、それぞれ、制御装置201、表示装置208、記憶装置209、及び通信装置210が備えられる。
制御装置201は、機器全体を制御するものであり、MPU(Micro-Processor Unit)202、RAM(Random Access Memory)203、ROM(Read Only Memory)204、発振器205、入出力インタフェース206、電源207を有する。
MPU202は、制御装置201全体の動作を司るものであり、例えばプログラムをRAM203上にロードして実行したりする。RAM203は、プログラムやデータを記憶し、MPU202の作業エリアとして使用されるメモリである。ROM204は、プログラムやデータ、鍵情報などを格納するシステムメモリである。発振器205は、システム時刻を設定したり同期を取ったりするものである。入出力インタフェース206は、制御装置201の外部の装置(表示装置208、記憶装置209、通信装置210)との情報交換を行うものである。
表示装置208は、各種の情報を表示するものである。記憶装置209は、後述する記録暗号処理、伝送路暗号処理に用いる鍵情報や機器上で動作するプログラム、暗号化されたコンテンツなどを格納するものである。通信装置210は、LAN通信機能を備え、外部機器との通信を行うものである。
図3は、図1に示した第1の機器101及び第2の機器104の各々に設けられる記録暗号処理および記録復号処理の機能を説明するための図である。
記録暗号処理は、暗号処理部301がコンテンツ及びコンテンツ鍵を記憶装置302(図2中に示した記憶装置209に相当)に記録するときにそれらを暗号化する処理であり、他者に無断でコピーされることを防ぐために行われる。記録復号処理は、記憶装置302に記録されている暗号コンテンツ及びコンテンツ鍵を読み出すときにそれらを復号化する処理である。なお、記録暗号処理や記録復号処理は、CPRM (Content Protection for Recordable Media) Specification (参考URL http://www.4centity.com/tech/)に準拠して行われるものとする。
記憶装置302の記憶領域は、保護領域(Protected領域)312とユーザデータ領域(user data領域)314とから構成される。保護領域312については、認証処理311が成功した場合にのみ読み書き処理が可能である。一方、ユーザデータ領域314については、制限無しに読み書き処理が可能である。
まず、記録暗号処理について説明する。暗号処理部301は、ROM204(図2)に格納されているデバイスキー(DVK)304と記憶装置302の認証用鍵310とを用いて認証用鍵処理305を行う。続いて暗号処理部301は、認証用鍵処理305で生成された鍵を用いて記憶装置302との間で認証処理311を行う。認証が成功した場合は、乱数306を用いてコンテンツ鍵を生成し、認証用鍵処理305で生成された鍵を用いてコンテンツ鍵の暗号処理307を行い、暗号処理されたコンテンツ鍵313を保護領域312に格納する。なお、失敗した場合は処理を終了する。続いて暗号処理部301は、生成されたコンテンツ鍵を用いてコンテンツ308の暗号処理309を行い、暗号コンテンツ315をユーザデータ領域314に格納する。
次に記録復号処理について説明する。復号処理部303は、ROM204(図2)に格納されているデバイスキー(DVK)317と記憶装置302の認証用鍵310とを用いて認証用鍵処理316を行う。続いて復号処理部303は、認証用鍵処理316で生成された鍵を用いて記憶装置302との間で認証処理311を行う。認証が成功した場合は、暗号処理されているコンテンツ鍵313を保護領域312から読み出し、認証用鍵処理316で生成された鍵を用いて当該コンテンツ鍵313の復号処理318を行い、平文コンテンツ鍵を得る。なお、失敗した場合は処理を終了する。続いて復号処理部303は、暗号コンテンツ315をユーザデータ領域314から読み出し、復号処理された平文コンテンツ鍵を用いて当該暗号コンテンツ315の復号処理319を行い、平文コンテンツ320を得る。
図4は、図1に示した第1の機器101と第2の機器104との間で伝送される情報の伝送路暗号処理を説明するための図である。
なお、この図4では、第1の機器101がコンテンツの使用権を有しているソース機器であり、第2の機器104がコンテンツの使用権をこれから受けようとしているシンク機器である場合を例示している。
伝送路暗号処理は、伝送路を通じて伝送されるコンテンツなどの情報を暗号化することで不正な第三者にハッキングされることを防ぐ処理である。なお、伝送路暗号処理は、DTCP (Digital Transmission Content Protection) Specification (参考URL http://www.dtcp.com/)に準拠して行われるものとする。
まず、第1の機器101および第2の機器104は、相互認証処理401を行い、認証鍵を確立する処理402,403をそれぞれ行う。
続いて第1の機器101は、あるパラメータを生成するとともに、処理402で確立された認証鍵を用いてそのパラメータを暗号化し、この暗号化された暗号パラメータを第2の機器104へ送信する処理404を行う。一方、第2の機器104は、第1の機器101から送信されてきた暗号パラメータを、処理402で確立された認証鍵を用いて復号化し、これにより復号化されたパラメータを得る。
第1の機器101は、生成したパラメータを所定に計算式に代入して計算を行うことによって伝送路暗号処理用の鍵を確立する処理405を行う。同様に、第2の機器104は、得られたパラメータを所定に計算式に代入して計算を行うことによって伝送路復号処理用の鍵を確立する処理406を行う。
続いて第1の機器101は、処理405で確立された伝送路暗号処理用の鍵を用いてコンテンツを暗号化する処理407を行い、暗号化されたコンテンツを第2の機器104へ送信する処理408を行う。第2の機器104は、処理406で確立された伝送路復号処理用の鍵を用いてコンテンツを復号化する処理409を行う。なお、伝送路暗号処理用の鍵および伝送路復号処理用の鍵は一定の時間間隔で更新されるものとする。
図5は、図1に示した第1の機器101が使用するMOVE処理管理表を示す図である。
第1の機器101は、第2の機器104から部分MOVEを要求するコマンドを受信した場合などにおいて、RAM203(図2)上にMOVE処理管理表(テーブル)を展開し、これにより部分MOVEの対象となるコンテンツ部分のアドレス範囲やMOVE処理の種類を管理することができる。
MOVE処理管理表には、「分割開始アドレス(MOVE開始アドレス)」、「分割終了アドレス(MOVE終了アドレス)」、「MOVEモード」といった各種項目がある。「分割開始アドレス」は、1つのオリジナルコンテンツの中から部分MOVEの対象として切り出されたコンテンツ部分の開始位置のアドレスであり、オリジナルコンテンツの先頭位置からのバイト数で表現される。「分割終了アドレス」は、同コンテンツ部分の終了位置のアドレスであり、オリジナルコンテンツの先頭位置からのバイト数で表現される。「MOVEモード」は、要求されたMOVE処理の種類を示し、モード番号で表現される。これらの情報は、第2の機器104から送信されてくるコマンドから取得できるものである。
図6は、MOVEモードの種類を説明するための図である。MOVEモードには、図示のように4種類のモードがある。
モード番号「1」の部分MOVE OUTでは、第1の機器101側に保持されている対象のコンテンツ部分のコンテンツ鍵を無効化し、当該コンテンツ部分を第2の機器104へ送る。なお、第1の機器101側に保持されている対象のコンテンツ部分は削除せずに保持する。このモードは、第2の機器104が当該コンテンツ部分を最初に使用する場合などに適用される。これにより、第2の機器104は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できるようになり、第1の機器101は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できなくなる。
モード番号「2」の部分MOVE OUTでは、第1の機器101側に保持されている対象のコンテンツ部分のコンテンツ鍵を無効化し、第2の機器104側に保持されている対象のコンテンツ部分のコンテンツ鍵を有効化する。なお、第1の機器101側に保持されている対象のコンテンツ部分は削除せずに保持する。このモードは、後述するモード番号「4」の部分MOVE INを行った後に、第2の機器104が再度、当該コンテンツ部分を使用する場合などに適用される。第2の機器104は当該コンテンツ部分やそのコンテンツ鍵を既に保持しているため、第1の機器101は当該コンテンツ部分を第2の機器104へ再度送信するようなことはしない。この場合も、モード番号「1」の部分MOVE OUTと同様、第2の機器104は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できるようになり、第1の機器101は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できなくなる。
モード番号「3」の部分MOVE INでは、第1の機器101側に保持されている対象のコンテンツ部分のコンテンツ鍵を有効化し、第2の機器104側に保持されている対象のコンテンツ部分やそのコンテンツ鍵などを削除する。このモードは、前述したモード番号「1」の部分MOVE OUTを行った後に対応する部分MOVE INを行う場合などに適用され、コンテンツの不正使用などに対するセキュリティを強化する必要がある場合などに好適である。これにより、第1の機器101は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できるようになり、第2の機器104は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できなくなる。
モード番号「4」の部分MOVE INでは、第1の機器101側に保持されている対象のコンテンツ部分のコンテンツ鍵を有効化し、第2の機器104側に保持されている対象のコンテンツ部分のコンテンツ鍵を無効化する。このモードは、前述したモード番号「1」の部分MOVE OUTを行った後に対応する部分MOVE INを行う場合などに適用され、前述したモード番号「2」の部分MOVE OUTを後で行う場合などに好適である。なお、第2の機器104側に保持されている対象のコンテンツ部分は削除せずに保持する。この場合も、モード番号「3」の部分MOVE INと同様、第1の機器101は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できるようになり、第2の機器104は当該コンテンツ部分を使用(再生等)できなくなる。
図7は、部分MOVE OUTを行う際に1つのオリジナルコンテンツを分割する様子を示す図である。
1つのファイルに格納されているオリジナルコンテンツ102Aは、図示のように、前述した分割開始アドレス(MOVE開始アドレス)の位置および分割終了アドレス(MOVE終了アドレス)の位置で分割される。これにより、3つのコンテンツA,B,Cに分けられる。これらコンテンツA,B,Cは、3つのファイルに分けて管理されることになる。また、コンテンツA,B,Cにそれぞれ対応するコンテンツ鍵a,b,cも生成され、それぞれファイル形式で管理されることとなる。また、部分MOVE OUTの対象であるコンテンツBに対応するMOVE鍵も生成され、ファイル形式で管理されることとなる。
図8は、図1に示した第1の機器101及び第2の機器104が使用する鍵情報管理表を説明するための図である。
第1の機器101及び第2の機器104は、RAM203(図2)上に鍵情報管理表(テーブル)を展開し、これにより上記コンテンツA,B,Cと鍵情報との対応関係を管理することができる。
鍵情報管理表には、「管理番号」、「コンテンツ」、「コンテンツ鍵(ファイル名、有効フラグ)」、「MOVE鍵(ファイル名、有効フラグ)」といった各種項目がある。
「管理番号」は、分割後のコンテンツA,B,Cの各々に対して付される番号である。「コンテンツ」は、コンテンツA,B,Cが格納されるファイルのファイル名(例えばFile1,File2,File3)を示す。「コンテンツ鍵(ファイル名、有効フラグ)」は、コンテンツA,B,Cにそれぞれ対応するコンテンツ鍵a,b,cのファイル名(例えばTITLE1.KEY,TITLE2.KEY,TITLE3.KEY)、及び、これらコンテンツ鍵a,b,cがそれぞれ使用可能か否か(有効か否か)の状態を示す。1が有効、0が無効を示す。「MOVE鍵(ファイル名、有効フラグ)」は、部分MOVE OUTの対象であるコンテンツBに対応するMOVE鍵のファイル名(例えばTITLE2_MOV.KEY)、及び、このMOVE鍵が機器内に保持されているか否か(有効か否か)の状態を示す。対応するファイルが存在しない場合は、ファイル名および有効フラグを「-」で示す。
なお、分割前のオリジナルコンテンツ102Aに対しても、図8と同様な鍵情報管理表が用意されている(図示せず)。この場合も、「管理番号」、「コンテンツ」、「コンテンツ鍵(ファイル名、有効フラグ)」などの各種項目がある。オリジナルコンテンツのファイル名は、例えば「File」であり、そのコンテンツ鍵のファイル名は、例えば「TITLE.KEY」である。
図9は、図1に示した第1の機器101の記憶装置に記憶される各種の情報を説明するための図である。
第1の機器101の記憶装置501(図2中の記憶装置209、図3中の記憶装置302に該当)は、保護領域502およびユーザデータ領域503(それぞれ図3中の保護領域312およびユーザデータ領域314に該当)を備えている。
保護領域502には、前述のコンテンツ鍵a,b,cが記憶される。そのほか、図示しないMOVE鍵(前述のコンテンツBに対応するもの)も記憶される。また、図示しないmanufacture ID (機器の製造メーカ毎にユニークなID)や機器ID (機器ごとにユニークなID)なども予め記憶されている。
ユーザデータ領域503には、前述のコンテンツA,B,Cがそれぞれコンテンツ鍵a,b,cにより暗号化された状態で記憶される。すなわち、暗号コンテンツEa(A),Eb(B),Ec(C)が記憶される。
図10〜図13は、それぞれ、図6中に示したモード番号1,3,4,2の各MOVE処理の流れを示す概念図である。なお、これらの図は、図16〜図23のフローチャートと併せて後の動作説明の際に使用する。
(第2の機器104側の全体の動作)
次に、図14のフローチャートを参照して、第2の機器104側の全体の動作を説明する。
第2の機器104は、1つのオリジナルコンテンツの中のあるコンテンツ部分のMOVEを要求する部分MOVE要求コマンドを、LAN103を介して第1の機器101へ送信し(ステップS11)、コマンド毎に該当するMOVEモードに応じた適切な処理を行って(ステップS12)、処理を終了する。
(第1の機器101側の全体の動作)
次に、図15のフローチャートを参照して、第1の機器101側の全体の動作を説明する。
第1の機器101は、第2の機器104からLAN103を介して部分MOVE要求コマンドを受信すると(ステップS21)、コマンド毎に該当するMOVEモードに応じた適切な処理を行って(ステップS22)、処理を終了する。
(「モード番号1」の部分MOVE OUT処理の動作)
次に、図10の概念図を参照するとともに、図16のフローチャート(第2の機器側)及び図17のフローチャート(第1の機器側)を参照して、図6中の「モード番号1」の部分MOVE OUT処理の動作を説明する。なお、必要に応じて他の図も参照する。
いま、第1の機器101はコンテンツの使用権を有しているソース機器であり、一方、第2の機器104はコンテンツの使用権をこれから受けようとしているシンク機器であるものとする。
まず、第2の機器104と第1の機器101との間で、相互認証を行う(ステップS31、ステップS41)。認証処理が成功した場合は次の処理に進む。失敗した場合は処理を終了する。
第2の機器104は、第1の機器101が有しているオリジナルコンテンツ102Aの中のあるコンテンツ部分のMOVE OUTを要求する部分MOVE OUT要求コマンドを発行し、これを第1の機器101へ送信する(ステップS32)。このとき、本コマンドにおいて、例えば、MOVEするコンテンツ部分の開始アドレス「1000Bytes」、終了アドレス「3000Bytes」を指定する。また、コマンドの種類として「モード番号1」を指定する。
第1の機器101は、第2の機器104から送られてくる部分MOVE OUT要求コマンドを受信すると(ステップS42)、これを解析し、例えば、MOVE処理管理表(図5)における「分割開始アドレス」の項目に「1000」を、「分割終了アドレス」の項目に「3000」を、「MOVEモード」の項目に「1」を格納する。
オリジナルコンテンツ102Aの分割を行う前に、第1の機器101は、オリジナルコンテンツに関する鍵情報管理表を参照し、対象となるオリジナルコンテンツ102Aのファイル(ファイル名:File)に対応するコンテンツ鍵のファイル(ファイル名:TITLE.KEY)の有効フラグが「1」であることを確認し、オリジナルコンテンツ102Aを対応するコンテンツ鍵を用いて記録復号処理し、平文とする。該当するコンテンツ鍵が存在しない、または有効フラグ項目が「0」の場合は処理を終了する。
MOVE開始アドレスが「1000Bytes」,MOVE終了アドレスが「3000Bytes」であるので、第1の機器101は、オリジナルコンテンツ102Aを、その先頭からの相対アドレス「0-999Bytes」に該当するコンテンツA(ファイル名:File1),「1000-3000Bytes」に該当するコンテンツB(ファイル名:File2),「3001-5000Bytes」に該当するコンテンツC(ファイル名:File3)の三つに分割する。続いて第1の機器101は、乱数生成器306で乱数を3つ生成し、それぞれの乱数に基づいてコンテンツA用のコンテンツ鍵a(ファイル名:TITLE1.KEY)、コンテンツB用のコンテンツ鍵b(ファイル名:TITLE2.KEY)、コンテンツC用のコンテンツ鍵c(ファイル名:TITLE3.KEY)をそれぞれ生成する(ステップS43)。
次に、第1の機器101は、コンテンツ鍵aでコンテンツAを記録暗号処理し、コンテンツ鍵bでコンテンツBを記録暗号処理し、コンテンツ鍵cでコンテンツCを記録暗号処理し、暗号処理後の暗号コンテンツEa(A),Eb(B),Ec(C)を記憶装置501のユーザデータ領域503に格納すると共に、コンテンツ鍵a,b,cを記録暗号処理して記憶装置501の保護領域502に格納する(図9参照)。
また、第1の機器101は、鍵情報管理表(図8)における「コンテンツ」の項目にファイル名「File1」,「File2」,「File3」をそれぞれ格納すると共に、「コンテンツ鍵」のファイル名の項目に「TITLE1.KEY」,「TITLE2.KEY」,「TITLE3.KEY」をそれぞれ格納し、有効フラグの項目に「1」をそれぞれ格納してコンテンツ鍵を有効化する。
次に、第1の機器101は、MOVE鍵を次式に従い生成する処理701を行う。
MOVE鍵 = manufacture ID || 機器ID || ハッシュ値
manufacture ID : 第1の機器の製造メーカ毎にユニークなID
機器ID : 第1の機器ごとにユニークなID
ハッシュ値 : MOVEするコンテンツのハッシュ値
MOVE鍵のファイル名は、対応するコンテンツ鍵ファイル名の拡張子の前に「_MOV」を付加したものとする。部分MOVEの対象となるコンテンツのファイル名は「File2」であり、鍵情報管理表(図8)を参照するとそれに対応するコンテンツ鍵のファイル名は「TITLE2.KEY」である。よって、対応するMOVE鍵のファイル名を「TITLE2_MOV.KEY」とし、これを鍵情報管理表(図8)における「MOVE鍵」のファイル名の項目(File2に対応する欄)に格納し、有効フラグの項目に「1」を格納してMOVE鍵を有効化する。
第1の機器101は、そのMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)に対して伝送路暗号処理702を行って第2の機器104へ送信する(ステップS44)。また、第1の機器101は、そのMOVE鍵を記録暗号処理して記憶装置501の保護領域502に格納する。
一方、第2の機器104は、第1の機器101から送信されてくるMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)を受信すると(ステップS33)、そのMOVE鍵に対して伝送路復号処理703を行い、記録暗号処理704を行い、記憶媒体601の保護領域に格納する。また、第2の機器104は、鍵情報管理表(図8)における「MOVE鍵」のファイル名の項目(File2に対応する欄)に「TITLE2_MOV.KEY」を格納し、有効フラグ項目 806に「1」を格納してMOVE鍵を有効化する。
また、第1の機器101は、鍵情報管理表(図8)を参照し、暗号コンテンツEb(B)のコンテンツ鍵b(ファイル名:TITLE2.KEY)の有効フラグ、及びMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)の有効フラグがそれぞれ「1」であることを確認してから、コンテンツ鍵bに対して記録復号処理711を行い、平文のコンテンツ鍵bを用いて暗号コンテンツEb(B)に対しても記録復号処理711を行い、生成されるコンテンツBに対して伝送路暗号処理712を行って第2の機器104へ送信する(ステップS45)。また、第1の機器101は、鍵情報管理表(図8)における「コンテンツ鍵」の有効フラグの項目(TITLE2.KEYに対応する欄)に「0」を格納し、コンテンツ鍵bを無効化する(ステップS46)。
一方、第2の機器104は、第1の機器101から送信されてくる暗号コンテンツを受信すると(ステップS34)、この暗号コンテンツに対して伝送路復号処理713を行って平文のコンテンツBを生成し、コンテンツBのハッシュ値を計算し、MOVE鍵のハッシュ値と一致することを確認する。第2の機器104内で生成されるコンテンツ鍵bで平文のコンテンツBに対して記録暗号処理714を行い、生成される暗号コンテンツEb(B)をユーザデータ領域603に格納する。続いて第2の機器104は、コンテンツ鍵bに対して記録暗号処理714を行って保護領域602に格納する。また、第2の機器104は、鍵情報管理表(図8)における「コンテンツ」の項目にファイル名「File2」を格納し、「コンテンツ鍵」ファイル名の項目に「TITLE2.KEY」を格納し、「有効フラグ」の項目に「1」を格納してコンテンツ鍵を有効化する。
これにより、全ての処理が終了する。この時点で、第1の機器101においては、ファイル名:File2のコンテンツB(暗号コンテンツEb(B))の再生が不可能となり、第2の機器104においては、その再生が可能となる。
(「モード番号3」の部分MOVE IN処理(a)の動作)
次に、図11の概念図を参照するとともに、図18のフローチャート(第2の機器側)及び図19のフローチャート(第1の機器側)を参照して、図6中の「モード番号3」の部分MOVE IN処理(a)の動作を説明する。なお、必要に応じて他の図も参照する。
いま、第2の機器104はコンテンツの使用権を有しているソース機器であり、一方、第1の機器101はコンテンツの使用権をこれから受けようとしているシンク機器であるものとする。
まず、第2の機器104と第1の機器101との間で、相互認証を行う(ステップS51、ステップS61)。認証処理が成功した場合は次の処理に進む。失敗した場合は処理を終了する。
第2の機器104は、部分MOVE IN要求コマンドを発行し、これを第1の機器101へ送信する(ステップS52)。このとき、本コマンドにおいて、例えば、MOVEするコンテンツ部分として「File2」を指定する。また、コマンドの種類として「モード番号3」を指定する。
また、第2の機器104は、鍵情報管理表(図8)を参照し、コンテンツのファイル名「File2」に対応するMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)の有効フラグが「1」であることを確認する。なお、該当するMOVE鍵が存在しない場合、または有効フラグが「0」の場合は、処理を終了する。続いて第2の機器104は、MOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)に対して記録復号処理721を行い、伝送路暗号処理722を行い、第1の機器101へ送信する(ステップS53)。
第1の機器101は、第2の機器104から送られてくる部分MOVE IN要求コマンドを受信し(ステップS62)、MOVE鍵を受信すると(ステップS63)、鍵情報管理表(図8)を参照し、コンテンツのファイル名「File2」に対応するMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)の有効フラグが「1」であることを確認する。なお、該当するMOVE鍵が存在しない場合、または有効フラグが「0」の場合は、処理を終了する。続いて第1の機器101は、保護領域502のMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)に対して記録復号処理を行って平文にしたものと、受信したMOVE鍵に対して伝送路復号処理723を行って平文にしたものとを比較する処理725を行う(ステップS64)。一致している場合、第1の機器101は、鍵情報管理表(図8)におけるコンテンツ鍵(ファイル名:TITLE2.KEY)の有効フラグを「1」にしてコンテンツ鍵を有効化する(ステップS65)。更に、第1の機器101は、MOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)を削除する(ステップS66)。そして、第1の機器101は、第2の機器104に対してMOVE鍵が一致したことを通知する。なお、不一致の場合は、第1の機器101は、第2の機器104に対してMOVE鍵が不一致となったことを通知する。
一致したことを確認した第2の機器104は、保護領域602に格納されているMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)およびコンテンツ鍵b(ファイル名:TITLE2.KEY)、ユーザデータ領域に格納されている暗号コンテンツEb(B)(ファイル名:File2)をそれぞれ削除する(ステップS55,S56)。
これにより、全ての処理が終了する。この時点で、第1の機器101においては、ファイル名:File2のコンテンツB(暗号コンテンツEb(B))の再生が可能となり、第2の機器104においては、その再生が不可能となる。
(「モード番号4」の部分MOVE IN処理(b)の動作)
次に、図12の概念図を参照するとともに、図20のフローチャート(第2の機器側)及び図21のフローチャート(第1の機器側)を参照して、図6中の「モード番号4」の部分MOVE IN処理(b)の動作を説明する。なお、必要に応じて他の図も参照する。
いま、第2の機器104はコンテンツの使用権を有しているソース機器であり、一方、第1の機器101はコンテンツの使用権をこれから受けようとしているシンク機器であるものとする。
まず、第2の機器104と第1の機器101との間で、相互認証を行う(ステップS71、ステップS81)。認証処理が成功した場合は次の処理に進む。失敗した場合は処理を終了する。
第2の機器104は、部分MOVE IN要求コマンドを発行し、これを第1の機器101へ送信する(ステップS72)。このとき、本コマンドにおいて、例えば、MOVEするコンテンツ部分として「File2」を指定する。また、コマンドの種類として「モード番号4」を指定する。
また、第2の機器104は、鍵情報管理表(図8)を参照し、コンテンツのファイル名「File2」に対応するMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)の有効フラグが「1」であることを確認する。なお、該当するMOVE鍵が存在しない場合、または有効フラグが「0」の場合は、処理を終了する。続いて第2の機器104は、MOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)に対して記録復号処理721を行い、伝送路暗号処理722を行い、第1の機器101へ送信する(ステップS73)。
第1の機器101は、第2の機器104から送られてくる部分MOVE IN要求コマンドを受信し(ステップS82)、MOVE鍵を受信すると(ステップS83)、鍵情報管理表(図8)を参照し、コンテンツのファイル名「File2」に対応するMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)の有効フラグが「1」であることを確認する。なお、該当するMOVE鍵が存在しない場合、または有効フラグが「0」の場合は、処理を終了する。続いて第1の機器101は、保護領域502のMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)に対して記録復号処理を行って平文にしたものと、受信したMOVE鍵に対して伝送路復号処理723を行って平文にしたものとを比較する処理725を行う(ステップS84)。一致している場合、第1の機器101は、鍵情報管理表(図8)におけるコンテンツ鍵(ファイル名:TITLE2.KEY)の有効フラグを「1」にしてコンテンツ鍵を有効化する(ステップS85)。なお、MOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)は削除せずに残しておく。また、第1の機器101は、第2の機器104に対してMOVE鍵が一致したことを通知する。なお、不一致の場合は、第1の機器101は、第2の機器104に対してMOVE鍵が不一致となったことを通知する。
一致したことを確認した第2の機器104は、鍵情報管理表(図8)におけるコンテンツ鍵(ファイル名:TITLE2.KEY)の有効フラグを「0」にしてコンテンツ鍵を無効化する(ステップS75)。なお、保護領域602に格納されているMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)およびコンテンツ鍵b(ファイル名:TITLE2.KEY)、ユーザデータ領域に格納されている暗号コンテンツEb(B)(ファイル名:File2)は削除せずに残しておく。
これにより、全ての処理が終了する。この時点で、第1の機器101においては、ファイル名:File2のコンテンツB(暗号コンテンツEb(B))の再生が可能となり、第2の機器104においては、その再生が不可能となる。
(「モード番号2」の部分MOVE OUT処理(再MOVE OUT処理)の動作)
次に、図13の概念図を参照するとともに、図22のフローチャート(第2の機器側)及び図23のフローチャート(第1の機器側)を参照して、図6中の「モード番号2」の部分MOVE OUT処理(再MOVE OUT処理)の動作を説明する。なお、必要に応じて他の図も参照する。
いま、第1の機器101はコンテンツの使用権を有しているソース機器であり、一方、第2の機器104はコンテンツの使用権をこれから受けようとしているシンク機器であるものとする。
上記「モード番号4」の部分MOVE IN処理(b)を行った第2の機器104に対しては、第1の機器101は「モード番号2」の部分MOVE OUT処理(再MOVE OUT処理)を行うことができる。
まず、第2の機器104と第1の機器101との間で、相互認証を行う(ステップS91、ステップS101)。認証処理が成功した場合は次の処理に進む。失敗した場合は処理を終了する。
第2の機器104は、再MOVE OUT要求コマンドを発行し、これを第1の機器101へ送信する(ステップS92)。このとき、本コマンドにおいて、例えば、MOVEするコンテンツ部分として「File2」を指定する。また、コマンドの種類として「モード番号2」を指定する。
第1の機器101は、第2の機器104から送られてくる再MOVE OUT要求コマンドを受信する(ステップS102)。続いて第1の機器101はMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)に対して記録復号処理741を行い、伝送路暗号処理742を行い、第2の機器104へ送信する(ステップS103)。
第2の機器104は、第1の機器101から送られてくるMOVE鍵を受信すると(ステップS93)、鍵情報管理表(図8)を参照し、コンテンツのファイル名「File2」に対応するMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)の有効フラグが「1」であることを確認する。なお、該当するMOVE鍵が存在しない場合、または有効フラグが「0」の場合は、処理を終了する。続いて第2の機器104は、保護領域602のMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)に対して記録復号処理を行って平文にしたものと、受信したMOVE鍵に対して伝送路復号処理743を行って平文にしたものとを比較する処理745を行う(ステップS94)。一致している場合、第2の機器104は、鍵情報管理表(図8)におけるコンテンツ鍵(ファイル名:TITLE2.KEY)の有効フラグを「1」にしてコンテンツ鍵を有効化する(ステップS95)。また、第2の機器104は、第1の機器101に対してMOVE鍵が一致したことを通知する。なお、不一致の場合は、第2の機器104は、第1の機器101に対してMOVE鍵が不一致となったことを通知する。
一致したことを確認した第1の機器101は、鍵情報管理表(図8)におけるコンテンツ鍵(ファイル名:TITLE2.KEY)の有効フラグを「0」にしてコンテンツ鍵を無効化する(ステップS104,S105)。
これにより、全ての処理が終了する。この時点で、第1の機器101においては、ファイル名:File2のコンテンツB(暗号コンテンツEb(B))の再生が不可能となり、第2の機器104においては、その再生が可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。ここでは、前述の第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
第1の実施形態で説明した第1の機器101及び第2の機器104の構成や機能については、そのまま第2の実施形態に適用される。しかし、第1の機器101及び第2の機器104の動作が、第1の実施形態と第2の実施形態とでは異なる。
すなわち、第1の実施形態では、モード番号1のコマンドが発行されれば、MOVE OUT処理に伴ってオリジナルコンテンツの分割処理も行われる(図17のステップS43)が、第2の実施形態では、モード番号1のコマンドが発行された際にオリジナルコンテンツの分割処理は行われない。モード番号1のコマンドとは別に、オリジナルコンテンツの分割処理を要求するための「モード番号5」の「分割要求コマンド」が独立して用意されている。このため、処理の順序としては、最初に分割要求コマンドを発行してオリジナルコンテンツの分割処理を行い、その後に、モード番号1のコマンドを発行してMOVE OUT処理を行うこととなる。なお、モード番号2〜4の各コマンドが発行されたときの動作は、第1の実施形態の場合と同様となる。よって、コマンドのモードとしては、5種類のモードが用意されていることになる。
図24は、本発明に係る第2の実施形態において1つのオリジナルコンテンツを分割する様子を示す図である。
分割要求コマンドが発行された際には、1つのファイルに格納されているオリジナルコンテンツ102Bは、図示のように、前述した分割開始アドレス(MOVE開始アドレス)の位置および分割終了アドレス(MOVE終了アドレス)の位置で分割される。これにより、3つのコンテンツA,B,Cに分けられる。これらコンテンツA,B,Cは、3つのファイルに分けて管理されることになる。また、コンテンツA,B,Cにそれぞれ対応するコンテンツ鍵a,b,cも生成され、それぞれファイル形式で管理されることとなる。
(「モード番号5」の分割処理の動作)
次に、図25のフローチャート(第2の機器側)及び図26のフローチャート(第1の機器側)を参照して、オリジナルコンテンツの分割処理の動作を説明する。なお、必要に応じて他の図も参照する。
第2の機器104は、第1の機器101が有しているオリジナルコンテンツ102Bの分割処理を要求する分割要求コマンドを発行し、これを第1の機器101へ送信する(ステップS111)。このとき、本コマンドにおいて、例えば、分割開始アドレス「1000Bytes」、終了アドレス「3000Bytes」を指定する。また、分割処理の対象となるファイル名(例えば「file1」,「file2」,「file3」)を指定する。また、コマンドの種類として「モード番号5」を指定する。
第1の機器101は、第2の機器104から送られてくる分割要求コマンドを受信すると(ステップS121)、オリジナルコンテンツ102Bを、その先頭からの相対アドレス「0-999Bytes」に該当するコンテンツA(ファイル名:File1),「1000-3000Bytes」に該当するコンテンツB(ファイル名:File2),「3001-5000Bytes」に該当するコンテンツC(ファイル名:File3)の三つに分割する。続いて第1の機器101は、乱数生成器306で乱数を3つ生成し、それぞれの乱数に基づいてコンテンツA用のコンテンツ鍵a(ファイル名:TITLE1.KEY)、コンテンツB用のコンテンツ鍵b(ファイル名:TITLE2.KEY)、コンテンツC用のコンテンツ鍵c(ファイル名:TITLE3.KEY)をそれぞれ生成する(ステップS122)。
次に、第1の機器101は、コンテンツ鍵aでコンテンツAを記録暗号処理し、コンテンツ鍵bでコンテンツBを記録暗号処理し、コンテンツ鍵cでコンテンツCを記録暗号処理し、暗号処理後の暗号コンテンツEa(A),Eb(B),Ec(C)を記憶装置501のユーザデータ領域503に格納すると共に、コンテンツ鍵a,b,cを記録暗号処理して記憶装置501の保護領域502に格納する(図9参照)。
また、第1の機器101は、鍵情報管理表(図8)における「コンテンツ」の項目にファイル名「File1」,「File2」,「File3」をそれぞれ格納すると共に、「コンテンツ鍵」のファイル名の項目に「TITLE1.KEY」,「TITLE2.KEY」,「TITLE3.KEY」をそれぞれ格納し、有効フラグの項目に「1」をそれぞれ格納してコンテンツ鍵を有効化する。
(第2の実施形態における「モード番号1」の部分MOVE OUT処理の動作)
次に、図10の概念図を参照するとともに、図27のフローチャート(第2の機器側)及び図28のフローチャート(第1の機器側)を参照して、第2の実施形態における「モード番号1」の部分MOVE OUT処理の動作を説明する。なお、必要に応じて他の図も参照する。
まず、第2の機器104と第1の機器101との間で、相互認証を行う(ステップS131、ステップS141)。認証処理が成功した場合は次の処理に進む。失敗した場合は処理を終了する。
第2の機器104は、第1の機器101が有しているオリジナルコンテンツ102Bの中のあるコンテンツ部分のMOVE OUTを要求する部分MOVE OUT要求コマンドを発行し、これを第1の機器101へ送信する(ステップS132)。このとき、本コマンドにおいて、例えば、MOVEするコンテンツ部分のファイル名(例えば「File2」)を指定する(注意:MOVEするコンテンツ部分の開始アドレスや終了アドレスを指定するのではない)。また、コマンドの種類として「モード番号1」を指定する。
次に、第1の機器101は、MOVE鍵を次式に従い生成する処理701を行う。
MOVE鍵 = manufacture ID || 機器ID || ハッシュ値
manufacture ID : 第1の機器の製造メーカ毎にユニークなID
機器ID : 第1の機器ごとにユニークなID
ハッシュ値 : MOVEするコンテンツのハッシュ値
MOVE鍵のファイル名は、対応するコンテンツ鍵ファイル名の拡張子の前に「_MOV」を付加したものとする。部分MOVEの対象となるコンテンツのファイル名は「File2」であり、鍵情報管理表(図8)を参照するとそれに対応するコンテンツ鍵のファイル名は「TITLE2.KEY」である。よって、対応するMOVE鍵のファイル名を「TITLE2_MOV.KEY」とし、これを鍵情報管理表(図8)における「MOVE鍵」のファイル名の項目(File2に対応する欄)に格納し、有効フラグの項目に「1」を格納してMOVE鍵を有効化する。
第1の機器101は、そのMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)に対して伝送路暗号処理702を行って第2の機器104へ送信する(ステップS143)。また、第1の機器101は、そのMOVE鍵を記録暗号処理して記憶装置501の保護領域502に格納する。
一方、第2の機器104は、第1の機器101から送信されてくるMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)を受信すると(ステップS133)、そのMOVE鍵に対して伝送路復号処理703を行い、記録暗号処理704を行い、記憶媒体601の保護領域に格納する。また、第2の機器104は、鍵情報管理表(図8)における「MOVE鍵」のファイル名の項目(File2に対応する欄)に「TITLE2_MOV.KEY」を格納し、有効フラグ項目 806に「1」を格納してMOVE鍵を有効化する。
また、第1の機器101は、鍵情報管理表(図8)を参照し、暗号コンテンツEb(B)のコンテンツ鍵b(ファイル名:TITLE2.KEY)の有効フラグ、及びMOVE鍵(ファイル名:TITLE2_MOV.KEY)の有効フラグがそれぞれ「1」であることを確認してから、コンテンツ鍵bに対して記録復号処理711を行い、平文のコンテンツ鍵bを用いて暗号コンテンツEb(B)に対しても記録復号処理711を行い、生成されるコンテンツBに対して伝送路暗号処理712を行って第2の機器104へ送信する(ステップS144)。また、第1の機器101は、鍵情報管理表(図8)における「コンテンツ鍵」の有効フラグの項目(TITLE2.KEYに対応する欄)に「0」を格納し、コンテンツ鍵bを無効化する(ステップS145)。
一方、第2の機器104は、第1の機器101から送信されてくる暗号コンテンツを受信すると(ステップS133)、この暗号コンテンツに対して伝送路復号処理713を行って平文のコンテンツBを生成し、第2の機器104内で生成されるコンテンツ鍵bでコンテンツBに対して記録暗号処理714を行い、生成される暗号コンテンツEb(B)をユーザデータ領域603に格納する。続いて第2の機器104は、コンテンツ鍵bに対して記録暗号処理714を行って保護領域602に格納する。また、第2の機器104は、鍵情報管理表(図8)における「コンテンツ」の項目にファイル名「File2」を格納し、「コンテンツ鍵」ファイル名の項目に「TITLE2.KEY」を格納し、「有効フラグ」の項目に「1」を格納してコンテンツ鍵を有効化する。
これにより、全ての処理が終了する。この時点で、第1の機器101においては、ファイル名:File2のコンテンツB(暗号コンテンツEb(B))の再生が不可能となり、第2の機器104においては、その再生が可能となる。
(第2の実施形態における「モード番号2」,「モード番号3」,「モード番号4」の各MOVE処理の動作)
「モード番号2」,「モード番号3」,「モード番号4」の各MOVE処理の動作においても、コマンドを発行する際に、MOVEするコンテンツ部分の開始アドレスや終了アドレスを指定するのではなく、MOVEするコンテンツ部分のファイル名(例えば「File2」)を指定する点に注意する。これ以外の処理の動作は、第1の実施形態の場合と同様となる。
このように、上述した実施形態においては、1つのオリジナルコンテンツを複数のコンテンツ部分に分割し、各コンテンツ部分のコンテンツ鍵をそれぞれ生成して保持することにより、1つのオリジナルコンテンツ全体ではなく、そのコンテンツの一部のみのMOVEを行うことが可能となる。
また、MOVE OUT時に、コンテンツをダウンコンバートして再暗号化して転送することにより、高速転送が可能になると共に、MOVE先機器においてはダウンコンバートされた低品質のコンテンツを視聴することが可能となる。
また、MOVE時に、MOVE元の機器は、コンテンツそのものを削除するのではなく、コンテンツの暗号鍵を無効化する。また、MOVE INを行ってコンテンツの使用権を戻し、MOVE元機器のコンテンツの暗号鍵を有効化し、コンテンツを復号できるようにする。これにより、MOVE元機器で高品質のオリジナルコンテンツを視聴することが可能となる。また、コンテンツをMOVE元機器に伝送する必要がないため、伝送にかかる時間を節約することが可能となる。
また、MOVE先機器からMOVE元機器にコンテンツの使用権を戻す際に、MOVE先機器は、コンテンツを削除するのではなく、コンテンツ鍵を無効化する。これにより、再MOVE OUT時には、MOVE元機器からコンテンツを伝送することなく、MOVE先機器はコンテンツ鍵を有効化する。これにより、MOVE先機器でコンテンツを再生することが可能になり、伝送にかかる時間を節約することが可能になる。
また、部分MOVE要求コマンドによってコンテンツを分割すると共にMOVEを行う方法と、まず分割要求コマンドを送信してコンテンツを分割してから部分MOVE要求コマンドによってMOVEを行う方法の二通りを用意することにより、実装方法の自由度が高くなる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るシステムの概略構成を示すブロック図。 図1に示した第1の機器及び第2の機器の各々に設けられる基本的なハードウェア構成を示すブロック図。 図1に示した第1の機器及び第2の機器の各々に設けられる記録暗号処理および記録復号処理の機能を説明するための図。 図1に示した第1の機器と第2の機器との間で伝送される情報の伝送路暗号処理を説明するための図。 図1に示した第1の機器が使用するMOVE処理管理表を示す図。 MOVEモードの種類を説明するための図。 部分MOVE OUTを行う際に1つのオリジナルコンテンツを分割する様子を示す図。 図1に示した第1の機器及び第2の機器が使用する鍵情報管理表を説明するための図。 図1に示した第1の機器の記憶装置に記憶される各種の情報を説明するための図。 図6中に示したモード番号1の部分MOVE OUT処理の流れを示す概念図。 図6中に示したモード番号3のMOVE IN処理の流れを示す概念図。 図6中に示したモード番号4のMOVE IN処理の流れを示す概念図。 図6中に示したモード番号2の部分MOVE OUT処理(再MOVE OUT処理)の流れを示す概念図。 第2の機器側の全体の動作を示すフローチャート。 第1の機器側の全体の動作を示すフローチャート。 モード番号1の部分MOVE OUT処理の動作を示すフローチャート(第2の機器側)。 モード番号1の部分MOVE OUT処理の動作を示すフローチャート(第1の機器側)。 モード番号3の部分MOVE IN処理の動作を示すフローチャート(第2の機器側)。 モード番号3の部分MOVE IN処理の動作を示すフローチャート(第1の機器側)。 モード番号4の部分MOVE IN処理の動作を示すフローチャート(第2の機器側)。 モード番号4の部分MOVE IN処理の動作を示すフローチャート(第1の機器側)。 モード番号2の部分MOVE OUT処理(再MOVE OUT処理)の動作を示すフローチャート(第2の機器側)。 モード番号2の部分MOVE OUT処理(再MOVE OUT処理)の動作を示すフローチャート(第1の機器側)。 本発明に係る第2の実施形態において1つのオリジナルコンテンツを分割する様子を示す図。 同実施形態におけるモード番号5の分割処理の動作を示すフローチャート(第2の機器側)。 同実施形態におけるモード番号5の分割処理の動作を示すフローチャート(第1の機器側)。 同実施形態におけるモード番号1の部分MOVE OUT処理の動作を示すフローチャート(第2の機器側)。 同実施形態におけるモード番号1の部分MOVE OUT処理の動作を示すフローチャート(第1の機器側)。
符号の説明
101…第1の機器、102…コンテンツ、103…LAN、104…第2の機器、201…制御装置、202…MPU、203…RAM、204…ROM、205…発振器、206…入出力インタフェース、207…電源、208…表示装置、209…記憶装置、210…通信装置、301…暗号処理部、302,501,601…記憶装置、303…復号処理部、312,502,602…保護領域、314,503,603…ユーザデータ領域。

Claims (15)

  1. コンテンツ受信装置からの要求に応じてコンテンツを暗号化して送信することが可能なコンテンツ送信装置であって、
    1つのオリジナルコンテンツを複数のコンテンツ部分に分け、各コンテンツ部分にそれぞれ対応するコンテンツ鍵を生成する手段と、
    各コンテンツ部分をそれぞれ対応するコンテンツ鍵で暗号化して保持するとともに、各コンテンツ鍵を暗号化して保持する手段と、
    前記コンテンツ受信装置から使用が要求されたコンテンツ部分の使用権を示す特定鍵を生成してこれを暗号化して保持する手段と、
    前記コンテンツ受信装置から使用が要求されたコンテンツ部分に対応するコンテンツ鍵を復号化し、この復号化したコンテンツ鍵で当該コンテンツ部分を復号化する手段と、
    前記コンテンツ受信装置と前記コンテンツ送信装置との間で伝送路暗号鍵を確立する手段と、
    前記特定鍵を伝送路暗号鍵で暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信するとともに、前記復号化されたコンテンツ部分を伝送路暗号鍵で暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信する手段と
    を具備することを特徴とするコンテンツ送信装置。
  2. 前記使用が要求されたコンテンツ部分を送信する際に、そのコンテンツ部分を削除せずに保持し、対応する前記コンテンツ鍵を使用不可の状態にして保持する手段を具備することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ送信装置。
  3. 前記コンテンツ受信装置から前記特定鍵が返却された場合、前記保持されている前記コンテンツ鍵を使用可能な状態に切り替える手段を具備することを特徴とする請求項2記載のコンテンツ送信装置。
  4. 前記コンテンツ受信装置から前記使用が要求されたコンテンツ部分の再使用要求があった場合、前記保持されている特定鍵を暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信する手段を具備することを特徴とする請求項3記載のコンテンツ送信装置。
  5. 要求したコンテンツをコンテンツ送信装置から受信して復号化することが可能なコンテンツ受信装置であって、
    1つのオリジナルコンテンツの中の一部分であるコンテンツ部分の使用を要求する手段と、
    前記コンテンツ受信装置と前記コンテンツ送信装置との間で伝送路暗号鍵を確立する手段と、
    前記コンテンツ部分の使用権を示す特定鍵を受信して伝送路暗号鍵で復号化するとともに、復号化した特定鍵を暗号化して保持する手段と、
    前記コンテンツ部分に対応するコンテンツ鍵を生成する手段と、
    前記コンテンツ部分を受信して伝送路暗号鍵で復号化し、復号化したコンテンツ部分を前記コンテンツ鍵で暗号化して保持するとともに、当該コンテンツ鍵を暗号化して保持する手段と
    を具備することを特徴とするコンテンツ受信装置。
  6. 前記コンテンツ送信装置に前記特定鍵を返却する際に、前記保持されている特定鍵とコンテンツ部分とを削除する手段を具備することを特徴とする請求項5記載のコンテンツ受信装置。
  7. 前記コンテンツ送信装置に前記特定鍵を返却する際に、前記保持されている特定鍵とコンテンツ部分とを削除せずに、前記保持されているコンテンツ鍵を使用不可の状態にする手段を具備することを特徴とする請求項5記載のコンテンツ受信装置。
  8. 前記コンテンツ送信装置に対する前記コンテンツ部分の再使用要求に応じて前記コンテンツ送信装置から前記特定鍵を受信した場合、前記保持されている前記コンテンツ鍵を使用不可の状態から使用可能な状態に切り替える手段を具備することを特徴とする請求項7記載のコンテンツ受信装置。
  9. コンテンツ受信装置からの要求に応じてコンテンツ送信装置からコンテンツを当該コンテンツ受信装置へ送信することが可能なシステムに適用されるコンテンツ処理方法であって、
    前記コンテンツ送信装置に備えられる第1の手段が、1つのオリジナルコンテンツを複数のコンテンツ部分に分け、各コンテンツ部分にそれぞれ対応するコンテンツ鍵を生成し、
    前記コンテンツ送信装置に備えられる第2の手段が、各コンテンツ部分をそれぞれ対応するコンテンツ鍵で暗号化して記憶媒体に保持するとともに、各コンテンツ鍵を暗号化して記憶媒体に保持し、
    前記コンテンツ送信装置に備えられる第3の手段が、前記コンテンツ受信装置から使用が要求されたコンテンツ部分の使用権を示す特定鍵を生成してこれを暗号化して記憶媒体に保持し、
    前記コンテンツ送信装置に備えられる第4の手段が、前記コンテンツ受信装置から使用が要求されたコンテンツ部分に対応するコンテンツ鍵を復号化し、この復号化したコンテンツ鍵で当該コンテンツ部分を復号化し、
    前記コンテンツ送信装置に備えられる第5の手段と前記コンテンツ受信装置に備えられる第6の手段とが共に、前記コンテンツ受信装置と前記コンテンツ送信装置との間で伝送路暗号鍵を確立し、
    前記コンテンツ送信装置に備えられる第7の手段が、前記特定鍵を伝送路暗号鍵で暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信するとともに、前記復号化されたコンテンツ部分を伝送路暗号鍵で暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信することを特徴とするコンテンツ処理方法。
  10. 前記コンテンツ送信装置に備えられる第8の手段が、前記使用が要求されたコンテンツ部分を暗号化して送信する際に、前記コンテンツ送信装置においてそのコンテンツ部分を削除せずに記憶媒体に保持し、対応する前記コンテンツ鍵を使用不可の状態にして記憶媒体に保持することを特徴とする請求項9記載のコンテンツ処理方法。
  11. 前記コンテンツ受信装置に備えられる第9の手段が、前記コンテンツ受信装置から前記コンテンツ送信装置へ前記特定鍵を返却する場合、前記コンテンツ受信装置において記憶媒体に保持されている特定鍵とコンテンツ部分とを削除することを特徴とする請求項10記載のコンテンツ処理方法。
  12. 前記コンテンツ受信装置に備えられる第10の手段が、前記コンテンツ受信装置から前記コンテンツ送信装置へ前記特定鍵を返却する場合、前記コンテンツ受信装置において記憶媒体に保持されている特定鍵とコンテンツ部分とを削除せずに、前記コンテンツ受信装置において記憶媒体に保持されているコンテンツ鍵を使用不可の状態にすることを特徴とする請求項10記載のコンテンツ処理方法。
  13. 前記コンテンツ送信装置に備えられる第11の手段が、前記コンテンツ受信装置から前記コンテンツ送信装置へ前記特定鍵が返却された場合、前記コンテンツ送信装置において記憶媒体に保持されているコンテンツ鍵を使用不可の状態から使用可能な状態に切り替えることを特徴とする請求項12記載のコンテンツ処理方法。
  14. 前記コンテンツ送信装置に備えられる第12の手段が、前記コンテンツ受信装置から前記コンテンツ送信装置に対して前記使用が要求されたコンテンツ部分の再使用要求があった場合、前記コンテンツ送信装置から、記憶媒体に保持されている前記特定鍵を暗号化して前記コンテンツ受信装置へ送信することを特徴とする請求項13記載のコンテンツ処理方法。
  15. 前記コンテンツ受信装置に備えられる第13の手段が、前記再使用要求により前記特定鍵が暗号化されて前記コンテンツ送信装置から前記コンテンツ受信装置へ送信された場合、前記コンテンツ受信装置において記憶媒体に保持されているコンテンツ鍵を使用可能な状態に切り替えることを特徴とする請求項14記載のコンテンツ処理方法。
JP2005054518A 2005-02-28 2005-02-28 コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、及びコンテンツ処理方法 Expired - Fee Related JP4675644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005054518A JP4675644B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、及びコンテンツ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005054518A JP4675644B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、及びコンテンツ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006245659A JP2006245659A (ja) 2006-09-14
JP4675644B2 true JP4675644B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=37051642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005054518A Expired - Fee Related JP4675644B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、及びコンテンツ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4675644B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008146712A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Hitachi Ltd コンテンツ記録再生装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002342518A (ja) * 2001-02-02 2002-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンテンツ利用管理システム及びコンテンツ利用管理方法
JP2003101529A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Toshiba Corp コンテンツ管理装置およびコンテンツ削除方法
JP2004186825A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Toshiba Corp コンテンツ管理方法、記録再生装置、及び記録媒体
JP2006085484A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Sony Corp ライセンス処理装置,プログラムおよびライセンス返却方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002342518A (ja) * 2001-02-02 2002-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンテンツ利用管理システム及びコンテンツ利用管理方法
JP2003101529A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Toshiba Corp コンテンツ管理装置およびコンテンツ削除方法
JP2004186825A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Toshiba Corp コンテンツ管理方法、記録再生装置、及び記録媒体
JP2006085484A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Sony Corp ライセンス処理装置,プログラムおよびライセンス返却方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006245659A (ja) 2006-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7864953B2 (en) Adding an additional level of indirection to title key encryption
US8700917B2 (en) Information processing apparatus, information recording medium manufacturing apparatus, and information recording medium
JP4795727B2 (ja) コンテンツの利用端末を制限する方法、記憶装置およびシステム
JP4327865B2 (ja) コンテンツ処理装置、暗号処理方法及びプログラム
TWI394419B (zh) 使用邏輯分割以管理加密內容之系統及方法
JP4634201B2 (ja) 情報ネットワークシステムおよび情報機器
JP4396737B2 (ja) 情報処理装置、コンテンツ提供システム、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4239747B2 (ja) 情報処理装置、およびコンテンツ情報管理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2009087497A (ja) 記録システム、情報処理装置、記憶装置、記録方法及びプログラム
US20090022318A1 (en) Content data distribution terminal and content data distribution system
JP4585460B2 (ja) 同一コンテンツから派生した形式の異なるコンテンツを複数個所で同時に利用することを防ぐ記憶装置、システム及び方法
US8234718B2 (en) Method and apparatus for forbidding use of digital content against copy control information
JP2009194860A (ja) 送信装置、受信装置、コンテンツ送受信システム、コンテンツ送信方法、コンテンツ受信方法及びプログラム
JP4161466B2 (ja) コンテンツ情報記録方法及びコンテンツ情報処理装置
US8032752B2 (en) Data transmission apparatus, data reception apparatus, and data transfer system
JP2006172147A (ja) コンテンツ保護方法及びその方法を用いた情報記録再生装置
JP2005505853A (ja) ユーザデータを読出し又は書込みするための装置及び方法
US20080120241A1 (en) Method and apparatus for reproducing discontinuous AV data
JP4675644B2 (ja) コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、及びコンテンツ処理方法
US20080229094A1 (en) Method of transmitting contents between devices and system thereof
JP2009157848A (ja) データ送信装置、データ受信装置及びデータ送受信システム
JP5075250B2 (ja) 記録再生装置及び記録再生システム
JP2006303771A (ja) ディジタルコンテンツ利用装置及びディジタルコンテンツ利用プログラム
JP2008262640A (ja) 記録再生装置、及びavデータコピー方法
JP4168358B2 (ja) コンテンツ情報復元方法、及びコンテンツ情報復元装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees