JP4675577B2 - 逆止弁付き継ぎ手 - Google Patents
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Description
ができる逆止弁付き継ぎ手に関する。
図1及び図2に示すように、充填される側の容器1にLPG充填パイプ2を設け、該パイ
プ2に、容器外からハンドル3により手動で開閉する容器側充填バルブ4を設け、更に、
充填パイプ2における前記充填バルブ4より上流側(LPGの供給側)の容器外に位置し
てLPG充填口部5を設け、容器1内の下流側終端に位置して過充填防止装置6を設けた
LPG充填装置が知られている。
給ホース(図示せず)を前記LPG充填口部5に接続し、その後充填バルブ4をハンドル
3により手動で開いて、LPG充填機側に設けられた貯留槽内のLPGを、供給ホースを
通じてLPG充填口部5からパイプ2内に導入し、過充填防止装置6を通じて容器1内に
充填するようになっている。
また、前記の手動による充填バルブ4の閉め忘れなどによるガス漏れを防止する上から充填後は自動的に閉弁する逆止弁を設けることが考えられる。
作業以外のときに、容器1内の圧力を調整するために容器1内のガスを抜く、ガス抜きを
行う必要がある。
の充填作業以外のときに前記の充填バルブ4をハンドル3により手動で開いても、内蔵したスプリングの付勢力により逆止弁が閉作動し、ガス抜きができない問題がある。
上流側から下流側への流体の流れのみを許容する逆止弁を設けるものにおいて、必要によ
り下流側から上流側に向かって流体を流す場合には、前記の逆止弁を本体の外部より手動
で強制的に開くことができる開弁手段を設けて、例えば加圧流体を容器へ充填した後に容
器内の圧力を手動操作で抜くことができる構成にしたことを主要な特徴とする。
通する流通経路中に設置するとともに、その逆止弁を、流体充填時に、その充填される流体圧力によって開くようにして設ける。これにより、充填機側から容器内への流体の充填が可能になる。また、充填後は逆止弁が閉弁する。また、充填後に、容器内の流体圧を抜く場合には、逆止弁付き継ぎ手に設けられた開弁手段を手動で開作動することにより、流通経路を開放して容器内の圧力を外部へ放出し圧抜きを行うことができる。
作用、効果を発揮させることができる。
請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記一方の分割体の外部にグリップを設け、該グリップにより一方の分割体を前後方向に移動するようにしたものである。
て一方の分割体を移動することができる。したがって、該グリップを手動しやすい形状に
して手動による逆止弁の開作動を容易にすることができる。
閉した後において、その逆止弁の閉位置を手で保持し続ける必要がない。
通経路の継ぎ手として使用することにより、流体の充填時には逆止弁を流体圧によって開
弁して流体の充填が可能となり、流体の充填後は、逆止弁が閉弁し、また、流体の充填後において、容器内の圧力を抜く場合には、逆止弁付き継ぎ手に設けられた開弁手段により手動で逆止弁を開いて圧抜きを行うことができる。
本発明の逆止弁付き継ぎ手は、例えば前記図1及び図2に示すLPGが充填される側の
容器1のLPG充填口部5に装着されるものである。
示す。
における充填パイプ2に接続する導出口12を有し、これらの間の流路に弁体13とシー
ト14が設けられ、手動用のハンドル3を正逆回転することにより弁体13をシート14
に接離し、流路を開閉するようになっている。
方の分割体である上流側本体(ニップル)17と他方の分割体である下流側本体(アダプ
タ)18を摺動可能に嵌合して形成され、その上流側本体17は、接続具である充填機側
カップリング15に接続され、下流側本体18は、その雄ねじ19を容器側充填バルブ4
における導入口11に刻設した雌ねじ20に螺着して容器側充填バルブ4に接続されるよ
うになっている。
一方の分割体である上流側本体17は円筒状に形成され、その体内に流路方向である前
後方向(軸方向)に貫通した流路21が形成されている。該流路21の上流側である外部
との開口部にはテーパ状に縮径した第1バルブシート22が形成され、下流側にはバルブ
シート形成部材23aが嵌合固設され、該バルブシート形成部材23aにより第2バルブ
シート23が形成されている。更に第1バルブシート22と第2バルブシート23との間
の流路21内には第1バルブガイド24が固設されており、該第1バルブガイド24の中
心部には軸方向に貫通するガイド孔25が形成されている。更に第1バルブガイド24の
外周にはフィン26が形成され、該フィン26の外端面で第1バルブガイド24を上流側
本体17に固着し、フィン26の相互間の空隙で流体が流路21内を流通するようになっ
ている。
後方向に移動可能に設けられている。該第1逆止弁27は、前記第1バルブガイド24の
ガイド孔25に摺動可能に挿通したバルブステム28と、該バルブステム28に嵌装した
パッキン29と、該パッキン29を保持するカラー30とからなり、パッキン29が第1
バルブシート22に接離するようになっている。更に、前記カラー30と第1バルブガイ
ド24間にスプリング31が介在されており、該スプリング31の付勢力によりパッキン
29を常時第1バルブシート22側へ付勢している。
には後方へ突出する環状の第1嵌合部32が形成され、下流側本体18の前側には前方へ
突出する環状の第2嵌合部33が形成され、第1嵌合部32が第2嵌合部33の外周にお
いて前後方向(軸方向)及び周方向に摺動可能に嵌合されている。すなわち、上流側本体
17を回転することなく前後方向へ移動できるようになっている。両嵌合部32,33と
の嵌合面にはシール用のOリング34が設けられ、両嵌合部32,33が相対的に摺動し
てもシール性が保持されるようになっている。
成されている。該流路35の上流側寄りには第2バルブガイド36が固設されており、該
第2バルブガイド36の中心部には軸方向に貫通するガイド孔37が形成されている。更
に、第2バルブガイド36の外周にはフィン38が形成され、該フィン38の外端面で第
2バルブガイド36を下流側本体18に固着し、フィン38の相互間の空間で流体が流路
35内を流通するようになっている。
前後方向に移動可能に設けられている。該第2逆止弁39は、前記第2バルブガイド36
のガイド孔37に摺動可能に挿通したバルブステム40と、該バルブステム40に嵌装し
たパッキン41と、該パッキン41を保持するカラー42とからなり、パッキン41が第
2バルブシート23に接離するようになっている。更に、前記カラー42と第2バルブガ
イド36間にスプリング43が介在されており、該スプリング43の付勢力により第2逆
止弁39、すなわち、パッキン41を常時第2バルブシート23側へ付勢している。前記
バルブステム40の後端は第2バルブガイド36から後方へ突出しており、該突出部にC
リングなどからなる移動量規制手段44が固設されており、該移動量規制手段44により
、第2逆止弁39の閉方向の移動量を規制している。該移動量規制手段44は、第2逆止
弁39の閉弁状態において、第2バルブガイド36から後方へ所定量離間して設けられて
いる。
固設され、上流側本体17とグリップ45が一体化されている。該グリップ45の後部は
前記下流側本体18の外周に、前後方向及び周方向に摺動可能に嵌合されている。該グリ
ップ45の後部の内周には環状の突起46が形成され、下流側本体18の前部外周には環
状の突起47が形成され、該両突起46,47間にスプリング48が介在されており、該
スプリング48の付勢力によってグリップ45を常時後方(図4において左方)へ付勢し
ている。下流側本体18の外周には、前記突起46が当接する止輪49が嵌着されており
、該止輪49によってグリップ45の後方への抜け外れを阻止するとともにシール機能を
有している。
側には図6及び図9に示すように周方向に屈曲したフック51が形成されている。また、
前記グリップ45の後部には、前記フック51が嵌合するL字状の係止穴52が形成され
ている。該係止穴52は、フック51の周方向の幅より大きい幅の入口穴52aと、該入
口穴52aの奥部においてフック51が係合する周方向の穴52bとからなり、図6に示
すようにフック51を穴52bに係合することによりグリップ45の前方(図において右
方)への移動を阻止して第2逆止弁39の閉状態の位置を保持し、この状態からグリップ
45を、フック51が指向する周方向に回転してその入口穴52aをフック51の位置に
合致させることにより、グリップ45が前方(図において右方)へ図9に示すように移動
できるようになっている。これらにより位置保持手段Sを形成している。
構成しているが、グリップ45を設けることなく、上流側本体17自体を手動で移動でき
るようにし、かつ、上流側本体17をスプリングで常時図4の左方へ付勢して、上流側本体17のみで開弁手段を構成してもよい。
充填機側カップリング15は図10に示すように、流体の貯留槽55側の流体充填機5
6、例えばLPG充填機に接続された配管57に設けられている。図10における流体充
填機56において、58はポンプ、59はディスペンサー、60は調整器を示す。図10
において、61は充填機側手動バルブを示す。
継ぎ手16の上流側本体17の接続部54に嵌合する環状の嵌合部63が形成されている
。該嵌合部63にはボール64が設けられ、嵌合部63を接続部54に嵌合した場合に、
ボール64が接続部54の外周に形成した係合凹部65に嵌合係止するようになっている
。前記嵌合部63の外周にはグリップ66が摺動可能に備えられているとともにスプリン
グ67により常時後方(左方)へ付勢されており、グリップ66を図の位置より前方(右
方)へ移動することによりボール64の外方への移動を許容し、図の位置に戻すことによ
りボール64の内方への突出状態を保持するようになっている。
の上流側に位置してバルブガイド70が固設されている。該バルブガイド70の中心部に
は軸方向に貫通するガイド孔71が形成されている。バルブガイド70の外周にはフィン
72が形成され、該フィン72の外端面でバルブガイド70を本体62に固着し、フィン
72の相互間の空間で流体が流路68内を流通するようになっている。
移動可能に設けられている。該逆止弁73は、前記バルブガイド70のガイド孔71に摺
動可能に挿通したバルブステム74と、該バルブステム74に嵌装したパッキン75と、
該パッキン75を保持するカラー76とからなり、パッキン75がバルブシート69に接
離するようになっている。更に、前記カラー76とバルブガイド70間にスプリング77
が介在されており、該スプリング77の付勢力により逆止弁73、すなわち、パッキン7
5を常時バルブシート69側へ付勢している。
出部が前記逆止弁付き継ぎ手16における第1逆止弁27のバルブステム28を押して第
1逆止弁27を開弁するプッシュロッド74aとなっている。
。
図3に示す容器側充填バルブ4は、その導出口12を図1に示す容器1の充填パイプ2
に接続して容器1に備えられ、また、逆止弁付き継ぎ手16は、その雄ねじ19を容器側
充填バルブ4の雌ねじ20に螺合して容器側充填バルブ4の導入口11に常備されている
。
を、そのハンドル3を手動で回転して開状態にし、充填機側カップリング15を、逆止弁
付き継ぎ手16に、その接続部54に嵌合して接続する。この接続状態を図5に示す。
ム74のプッシュロッド74aの先端が、逆止弁付き継ぎ手16の第1逆止弁27のバル
ブステム28に当接し、これら両バルブステム28,74の相互の押し合いにより両バル
ブステム28,74が開弁方向に移動する。これにより、パッキン29がバルブシート2
2から離間し、パッキン75がバルブシート69から離間して、第1逆止弁27と逆止弁
73が開弁する。
ポンプ58を起動して貯留槽55内の流体を加圧して配管57を通じて充填機側カップリ
ング15へ供給すると、加圧流体は前記のように開弁された逆止弁73と第1逆止弁27
を通り、逆止弁付き継ぎ手16内の流路21内に流入する。流路21内に加圧流体が流入
すると、その加圧流体の圧力により第2逆止弁39のバルブステム40がスプリング43
の付勢力に抗して開弁方向移動し、パッキン41が第2バルブシート23から離間して第
2逆止弁39が開弁する。この開弁により加圧流体は流路35を通じて容器側充填バルブ
4内に流入し、更に充填パイプ2、過充填防止装置6を通じて容器1内に充填される。
示すフロートFの浮上によって過充填防止装置6の過充填防止弁6aが閉作動し、加圧流
体の充填が停止する。
この手動圧抜き作業の際には、図10に示すように、前記の充填機側カップリング15
とは別の開放用カップリング80を用いる。この開放用カップリング80は前記の充填側
カップリング15の構造と同一構造である。そのため、図8に示す開放用カップリング8
0において、前記充填側カップリング15と同一部材に前記と同一符号を付してその説明
は省略する。
に設けられ、その途中に手動開閉弁82が設けられている。また、破線で示すように、経
路81から分岐した大気開放経路83を設け、これに手動開閉弁84を設けてもよい。
示すように前記開放用カップリング80を前記逆止弁付き継ぎ手16の接続部54に接続
する。
ぎ手16の第1逆止弁27が図8に示すように開弁する。
付き継ぎ手16における開弁手段であるグリップ45を手動により、図6の状態から周方
向に回転して図9に示すように、係止穴52の入口穴52aをフック51に合致させ、こ
の状態でグリップ45をスプリング48の付勢力に抗して図8及び図9に示すように上流
側へ引っ張り移動させる。すなわち、プル操作とする。
示すように下流側本体18に対して離れる方向に移動し、上流側本体17に一体的に設け
られた第2バルブシート23が下流側本体18に設けられた第2逆止弁39より離れる方
向に移動する。このとき、第2逆止弁39のバルブステム40に設けられた移動量規制手
段44が第2バルブガイド36に当たって第2逆止弁39の閉方向への移動量が少なく規
制されるため、第2バルブシート23がパッキン41から離間し、第2逆止弁39は開状
態になる。
PGのガス圧)は、過充填防止装置6、充填パイプ2、容器側充填バルブ4、逆止弁付き
継ぎ手16における流路35、第2逆止弁39、第1逆止弁27、開放用カップリング8
0の逆止弁73、経路81を流通して貯留槽55の気相部55a内に抜かれる。
して大気開放経路83から大気へ放出する。
後、前記と逆の方向へ回転してフック51を穴52bに嵌合する。これにより、グリップ
45が図6の状態に復帰して、第2逆止弁39が図4に示す閉弁状態に復帰されるととも
にその復帰位置が位置保持手段Sにより保持される。
逆止弁付き継ぎ手16より外す。この開放用カップリング80が外されると、逆止弁付き
継ぎ手16における第1逆止弁27は閉弁状態に復帰する。
継ぎ手を示す。
)17と同様の一方の分割体である上流側本体17Aを有する。該上流側本体17Aには
前記第1実施例における上流側本体17のバルブシート形成部材23aは設けられていな
い。更に該上流側本体17A内には前記第1実施例と同様の第1逆止弁27が設けられて
いる。この上流側本体17Aにおいて、その他の構造は前記第1実施例の上流側本体17
と同様であるため、前記と同一部材には前記と同一の符号を付してその説明は省略する。
なお、第1逆止弁27のバルブステム28は下流側に長く形成されてプッシュロッド28
aを形成している。
は鍔90が形成されている。該下流側本体18Aの上流側には円筒状のガイド91が螺着
固定され、該ガイド91も下流側本体18Aとともに他方の分割体を構成している。該ガ
イド91の上流側内面には縮径してなる第2バルブシート23が形成されている。更に、
ガイド91内の流路91aには、第2バルブシート23に接離する第2逆止弁39が設け
られており、該第2逆止弁39は前記第1実施例の第2逆止弁39と同様であるため、前
記と同一部分には前記と同一符号を付してその説明は省略する。
外周に摺動可能に嵌合され、Oリング34でシールされている。したがって、上流側本体
17Aである一方の分割体は他方の分割体に対して回転することなく前後方向に移動でき
るようになっている。
動可能に設けられ、その上流端部が前記上流側本体17Aの嵌合部32の外周に螺着連結
されており、グリップ45Aと上流側本体17Aが一体に前後方向に移動するようになっ
ている。
ド91の外周面に形成した突起92と上流側本体17A間に介在して上流側本体17Aと
ともにグリップ45Aを常時上流側へ付勢している。グリップ45Aの下流側端の内面に
は突起93が形成されており、該突起93が突起92に当たることによりグリップ45A
とともに上流側本体17Aの上流側への移動を規制している。
ッパー94が介在されている。該ストッパー94は図14及び図17に示すようにU字状
に形成され、その開口部側からガイド91の外面に嵌合するようになっている。そして、
嵌合後に、挿通孔95,96にピン97を挿通してストッパー94の嵌合設置状態を保持
するようになっている。これらストッパー94などにより位置保持手段Sを構成している
。
開弁した状態においてもそのプッシュロッド28aが第2逆止弁39を押し開かない位置
にグリップ45Aとともに上流側本体17Aを上流側へ移動して保持できる幅に設定され
ている。
している。
側カップリング15、更に図16に示す開放用カップリング80は前記第1実施例と同一
のものであるため、前記と同一部分には前記と同一符号を付してその説明を省略する。
に接続した状態において、容器1内に加圧流体を充填する際には、容器側充填バルブ4を
開状態にし、充填機側カップリング15を逆止弁付き継ぎ手16Aの接続部54に嵌合し
て接続する。この状態を図13に示す。
充填機側カップリング15の逆止弁73が開弁される。この開弁状態において前記と同様
にポンプ58により充填機側から加圧流体が逆止弁付き継ぎ手16A内に流入されると、
この加圧流体の圧力により第2逆止弁39が図13に示すように開弁し、加圧流体は前記
第1実施例と同様に容器1内に充填される。
スプリング43の付勢力により図15に示すように閉弁する。充填後は、容器側充填バル
ブ4を閉弁し、充填機側手動バルブ61を閉弁して前記充填機側カップリング15を逆止
弁付き継ぎ手16Aから外す。この充填機側カップリング15を外すと、第1逆止弁27
は閉弁する。
この圧抜き作業の際には、前記第1実施例と同様に、充填機側カップリング15と同一
構造の開放用カップリング80を図16に示すように逆止弁付き継ぎ手16Aに接続する
。この接続状態のときは図15と同様の状態である。すなわち、開放用カップリング80
における逆止弁73と逆止弁付き継ぎ手16Aの第1逆止弁27が開弁するとともに、第
1逆止弁27におけるバルブステム28のプッシュロッド28aの下流端が閉弁状態の第
2逆止弁39におけるバルブステム40の上流端に近接する。
して、ストッパー94を、ピン97を外した後に逆止弁付き継ぎ手16Aから抜き外す。
勢力に抗して手動で下流側へ押し移動させる。このグリップ45Aの移動により上流側本
体17A及び開放用カップリング80が下流側、すなわち第2逆止弁39側へ移動し、第
1逆止弁27におけるバルブステム28のプッシュロッド28aが図16に示すように第
2逆止弁39を押し開いて開弁させる。
のガス圧)は開放用カップリング80より前記図10に示す経路81を通じて、前記のよ
うに貯留槽55の気相部55aへ抜かれるか又は大気へ放出される。
るとともにストッパー94を前記のようにグリップ45Aと鍔90の間に嵌合するととも
にピン97をストッパー94に挿通し、グリップ45Aの通常の位置を保持する。
す。
スを充填機に接続する方式に採用したもので、前記図3乃至図9に示す第1実施例におけ
る上流側本体17(ニップル)をアダプタ式の上流側本体17Bに替えたものである。
の外周に雄ねじ100を刻設し、流路21の下流側端にバルブシート101を形成してい
る。
に設けられた第2逆止弁39が本第3実施例における前記バルブシート101に接離する
ようになっている。したがって、本第3実施例では1個の逆止弁39で構成されている。
この逆止弁39は前記第1実施例の第2逆止弁39と同一構造である。
結合ナット102を用い、該結合ナット102に管103を介して充填ホース104が備
えられている。該結合ナット102内には雌ねじ105が刻設され、該雌ねじ105を前
記逆止弁付き継ぎ手16Bの接続部54の雄ねじ100に螺着して、結合ナット102を
接続部54に接続するようになっている
更に、前記充填ホース104の他端には図25に示すようにカップリング106が備え
られており、該カップリング106を充填機56側のカップリング107に分離可能に接
続するようになっている。該両カップリング106,107は、これらにの接合により流
路が形成され、分離により流路が閉塞されるようになっている。
動車側充填ホース配管を構成している。
され、充填ホース104は逆止弁付き継ぎ手16Bに連結されて常備されている。
一符号を付してその説明を省略する。
成している。
他端側のカップリング106を充填機側カップリング107に図25に示すように接続す
る。この接続により両カップリング106,107間が連通し、ポンプ58を起動すると
、加圧流体は充填ホース104を通じて逆止弁付き継ぎ手16B内に流入し、その流体の
圧力により逆止弁39が図20に示すように開弁し、前記第1実施例と同様に容器1内に
充填される。
この圧抜き作業の際には、充填ホース104の他端側のカップリング106を図25の
鎖線に示すように、開放用の経路81に設けた開放用カップリング108に接続する。こ
の両カップリング106,108の接続により、該両カップリング106,108の流路
が連通するようになっている。また、この接続後、容器側充填バルブ4と経路81の手動
開閉弁82を開く。手動開閉弁84は閉状態にある。そして、前記第1実施例と同様に、
ストッパー50のフック51を外し、逆止弁付き継ぎ手16Bの開弁手段であるグリップ
45を前記第1実施例と同様に、図23に示すように上流側へ手動で引き移動する。これ
により、前記第1実施例と同様に上流側本体17Bが上流側へ移動し、図23に示すよう
に、上流側本体17Bのバルブシート101が逆止弁39から離れる方向に移動する。こ
のとき、第2逆止弁39のバルブステム40に設けられた移動量規制手段44が第2バル
ブガイド36に当たって逆止弁39の閉方向への移動量が少なく規制されるため、逆止弁
39がバルブシート101から離間し開状態になる。
ぎ手16B,充填ホース104、カップリング106及び108を通じて貯留槽55の気
相部55a内に抜かれる。
して大気用放射経路83から大気へ放出する。
弁39を閉弁状態にし、前記第1実施例と同様にストッパー50のフック51により閉弁
状態を保持する。
手を示す。
手に充填用ホースを接続して常備し、この充填用ホースを充填機に接続する方式に採用し
たもので、前記図11乃至図17に示す第2実施例における上流側本体(ニップル)をア
ダプタ式の上流側本体17Cに変えたものである。
の外周に雄ねじ100を刻設し、流路21内にプッシュロッド200を固設している。前
記第2実施例における第1逆止弁27は設けられておらず、他方の分割体である下流側本
体18Aに設けられた第2逆止弁39を本第4実施例における前記プッシュロッド200
によって押し開くようになっている。このプッシュロッド200の突出長は、図27の常
態時には、逆止弁39がバルブシート23に当接して閉弁でき、この状態から上流側本体17Cとともにプッシュロッド200を下流側へ移動することにより、該プッシュロッド200により逆止弁39を開弁できるように設定されている。
前記第3実施例と同様の結合ナット102と充填ホース104を用いている。
前記第2実施例と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
構成している。
器側充填バルブ4に具備され、充填ホース104は逆止弁付き継ぎ手16Cに常備されて
いる。
経路は前記図25と同様である。
る他端側のカップリング106を図25に示すように充填機側のカップリング107に接
続する。この接続により両カップリング106,107間が連通し、ポンプ58を起動す
ると、加圧流体は充填ホース104を通じて逆止弁付き継ぎ手16C内に流入し、その流
体圧力により逆止弁39が図28に示すように開弁し、前記第3実施例と同様に容器1内
に充填される。
この圧抜き作業の際には、充填ホース104の他端側のカップリング106を図25の
鎖線に示すように開放側の経路81に設けた開放用カップリング108に接続する。この
両開放用カップリング106,108の接続により、該両カップリング106,108の
流路が連通するようになっている。
84は閉状態にある。そして、前記第2実施例と同様にストッパー94を外し、逆止弁付
き継ぎ手16Cの開弁手段であるグリップ45Aを前記第2実施例と同様に図31に示す
ように下流側へ手動で押し移動する。これにより、前記第2実施例と同様に上流側本体1
7Cが下流側へ移動し、図31に示すように、上流側本体17Cに固設されたプッシュロ
ッド200が逆止弁39を下流側へ押し移動し、逆止弁39がバルブシート23から離間
して開弁する。
バルブ4、逆止弁付き継ぎ手16C、充填ホース104、カップリング106及び108
を通じて貯留槽55の気相部55a内に抜かれる。
して大気開放経路83から大気へ放出する。
るとともにストッパー94を前記のように嵌合するとともにピン97をストッパー94に
挿通し、グリップ45Aの通常の位置を保持する。
以上は、本発明の逆止弁付き継ぎ手を、自動車に搭載されたLPG用の容器と、LPG
燃料充填機との間のLPG充填経路に適用した例であるが、本発明の逆止弁付き継ぎ手は
、LPG以外のエアや水等の種々な気体や液体の流体を加圧して供給する経路に適用する
ことができるものである。
17,17A,17B,17C 開弁手段である一方の分割体
18,18A 他方の分割体
22,23,101 バルブシート
27,39 逆止弁
43 スプリング
45,45A 開弁手段であるグリップ
28a,200 プッシュロッド
44 移動量規制手段
S 位置保持手段
Claims (5)
- 本体内に貫通する流路を形成し、該本体を流路方向の前後に2分割し、その一方の分割体にバルブシートを設け、他方の分割体側に前記バルブシートに接離して流路を開閉する逆止弁を設け、前記一方の分割体を流路の前後方向に移動可能に設け、更に、前記逆止弁の閉方向への移動量を規制する移動量規制手段を設け、一方の分割体を他方の分割体側と反対側へ移動することにより、バルブシートを逆止弁より離間させるようにしたことを特徴とする逆止弁付き継ぎ手。
- 前記逆止弁とは別の逆止弁を、前記一方の分割体の流路における外部との開口部に設け、該開口部から流入する流体により前記別の逆止弁を開くようにした請求項1記載の逆止弁付き継ぎ手。
- 前記他方の分割体の逆止弁を、スプリングにより常時前記バルブシート側へ付勢し、前記一方の分割体から他方の分割体へ流れる流体圧によりバルブシートから離間するように形成した請求項1又は2記載の逆止弁付き継ぎ手。
- 前記一方の分割体の外部にグリップを設け、該グリップにより一方の分割体を前後方向に移動するようにした請求項1乃至3のいずれか1項に記載の逆止弁付き継ぎ手。
- 前記逆止弁の閉状態における一方の分割体の移動位置を保持する位置保持手段を設けた請求項1乃至4のいずれか1項に記載の逆止弁付き継ぎ手。
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