JP4673928B1 - 点呼システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 被点呼者に点呼を適切に受けさせることができる点呼システムを提供する。
【解決手段】 点呼システムは、点呼管理者によって使用される点呼側装置と、被点呼者によって使用されて被点呼者の様子を音および画像で点呼側装置に送信する被点呼側装置と、被点呼者によって携帯される携帯装置と、携帯装置の通過を許可するか否かを判断する通過許可判断装置とを備えており、点呼側装置は、被点呼側装置から受信した点呼の要求に応じて被点呼側装置を介した点呼を可能にする点呼システムであって、点呼側装置は、通過許可判断装置に携帯装置の通過を許可させるための情報の書き込みの指示を被点呼側装置に送信し、被点呼側装置は、点呼側装置から指示を受信したときに(S181、S182でYES)情報を携帯装置に書き込み(S183)、通過許可判断装置は、携帯装置に書き込まれた情報に基づいて携帯装置の通過を許可することを特徴とする。
【選択図】 図11
【解決手段】 点呼システムは、点呼管理者によって使用される点呼側装置と、被点呼者によって使用されて被点呼者の様子を音および画像で点呼側装置に送信する被点呼側装置と、被点呼者によって携帯される携帯装置と、携帯装置の通過を許可するか否かを判断する通過許可判断装置とを備えており、点呼側装置は、被点呼側装置から受信した点呼の要求に応じて被点呼側装置を介した点呼を可能にする点呼システムであって、点呼側装置は、通過許可判断装置に携帯装置の通過を許可させるための情報の書き込みの指示を被点呼側装置に送信し、被点呼側装置は、点呼側装置から指示を受信したときに(S181、S182でYES)情報を携帯装置に書き込み(S183)、通過許可判断装置は、携帯装置に書き込まれた情報に基づいて携帯装置の通過を許可することを特徴とする。
【選択図】 図11
Description
本発明は、点呼管理者による被点呼者に対する点呼を支援することができる点呼システムに関する。
従来の点呼システムとしては、路線バス等の営業所の運行管理者(点呼管理者)が、乗務員(被点呼者)の出勤状況を迅速に把握することができ、かつ乗務員の始業点呼を促す交番表示盤を保有する勤務時間管理装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
従来の点呼システムは、点呼管理者と、被点呼者とが同一の営業所に勤務していることが前提とされている。そのため、従来の点呼システムは、被点呼者が勤務する全ての営業所にそれぞれ点呼管理者が配置される必要があり、点呼管理者の人件費が膨大である。
しかしながら、通信技術が発達した現在においては、点呼管理者によって使用される点呼側装置と、被点呼者によって使用されて被点呼者の様子を音および画像の少なくとも一方で点呼側装置に送信する被点呼側装置とが使用されることによって、点呼管理者と、被点呼者とが離れた場所にいる状況であっても点呼が行われることが可能である。
ここで、点呼管理者と、被点呼者とが離れた場所にいる場合、被点呼者が点呼の結果として点呼管理者から勤務を禁止されてしまうことを恐れたり、被点呼者が点呼自体に時間を取られたくなかったりして、被点呼者が意図的に点呼を拒否して勤務を行ってしまう可能性がある。また、点呼管理者と、被点呼者とが離れた場所にいる場合、被点呼者が意図的ではなく点呼を忘れて勤務を行ってしまう可能性もある。
そこで、本発明は、被点呼者に点呼を適切に受けさせることができる点呼システムを提供することを目的とする。
本発明の点呼システムは、点呼を行う点呼管理者によって使用される点呼側装置と、前記点呼が行われる被点呼者によって使用されて前記被点呼者の様子を音および画像の少なくとも一方で前記点呼側装置に送信する被点呼側装置と、前記被点呼者によって携帯される携帯装置と、前記携帯装置の通過を許可するか否かを判断する通過許可判断装置とを備えており、前記点呼側装置は、前記被点呼側装置から受信した前記点呼の要求に応じて前記被点呼側装置を介した前記点呼を可能にする点呼システムであって、前記点呼側装置は、前記通過許可判断装置に前記携帯装置の通過を許可させるための情報の書き込みの指示を前記被点呼側装置に送信し、前記被点呼側装置は、前記点呼側装置から前記指示を受信したときに前記情報を前記携帯装置に書き込み、前記通過許可判断装置は、前記携帯装置に書き込まれた前記情報に基づいて前記携帯装置の通過を許可し、前記情報は、時刻であり、前記通過許可判断装置は、前記携帯装置に書き込まれた前記時刻に基づいて前記携帯装置が有効期限内であるか否かを判断し、前記携帯装置が有効期限内であるときに前記携帯装置の通過を許可することを特徴とする。
この構成により、本発明の点呼システムは、被点呼側装置が点呼側装置から指示を受信したときであって、携帯装置が有効期限内であるときのみ、被点呼者によって携帯される携帯装置の通過を通過許可判断装置が許可するので、被点呼者に点呼を適切に受けさせることができる。
また、本発明の点呼システムの前記携帯装置は、車両のキーに取り付けられており、前記通過許可判断装置は、前記被点呼側装置から前記車両までの通路の途中に配置されていることが好ましい。
この構成により、本発明の点呼システムは、点呼を適切に受けた被点呼者のみに車両のキーを車両まで持って行かせることができるので、車両の運転者である被点呼者に点呼を適切に受けさせることができる。
本発明の点呼システムは、被点呼者に点呼を適切に受けさせることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本発明の一実施の形態に係る点呼システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る点呼システム10のブロック図である。
図1に示すように、点呼システム10は、点呼を行う点呼管理者によって使用される点呼側装置20と、点呼が行われる被点呼者によって使用されて被点呼者の様子を音および画像で点呼側装置20に送信する被点呼側装置40と、被点呼者によって携帯される本発明の携帯装置としてのICタグ60と、ICタグ60の通過を許可するか否かを判断する通過許可判断装置70とを備えている。点呼側装置20および被点呼側装置40は、インターネットなどのネットワーク11を介して互いに通信可能になっている。点呼システム10は、点呼側装置20を複数台備えている。また、図1には被点呼側装置40、ICタグ60、通過許可判断装置70がそれぞれ1台のみ描かれているが、点呼システム10は、被点呼側装置40、ICタグ60、通過許可判断装置70もそれぞれ複数台備えている。
点呼システム10は、運送業者によって使用されるシステムであって、トラックの運転者の乗務前の点呼を支援するシステムである。点呼側装置20は、運送業者の本部に設置されている。被点呼側装置40は、全国に例えば数百か所など点在する運送業者の支部にそれぞれ設置されている。
図2は、点呼側装置20のブロック図である。
図2に示すように、点呼側装置20は、点呼側装置20全体を制御するコンピュータであるPC(Personal Computer)21と、音を入力するマイク22と、画像を入力するビデオカメラ23と、音を出力するスピーカ24と、画像を出力するモニタ25と、点呼管理者による操作を入力するキーボード、マウス、タッチパネルなどの操作部26と、外部の装置と通信を行うための通信部27と、音によって警報を行う警報器28と、光によって点呼管理者を呼び出す呼出灯29と、時間を計測する時計30とを備えている。なお、点呼側装置20は、警報器28、呼出灯29をそれぞれスピーカ24、モニタ25によって代用する構成であっても良い。
PC21は、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムや各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)となどによって構成されている。CPUは、ROMやHDDに記憶されているプログラムを実行することによってPC21を動作させる演算処理装置である。RAMは、CPUによってプログラムが実行されるときにプログラムや各種のデータを一時的に記憶するようになっている。
複数の点呼側装置20は、1台の点呼側装置20がサーバーとなっており、残りの点呼側装置20がクライアントとなっている。サーバーである点呼側装置20のPC21のみが、点呼を待っている被点呼者のリストである点呼待ちリストを記憶し、管理している。クライアントである点呼側装置20のPC21は、点呼待ちリストを記憶しておらず、サーバーである点呼側装置20のPC21が記憶している点呼待ちリストを読み出し、編集するようになっている。つまり、点呼待ちリストは、サーバーである点呼側装置20も含めて全ての点呼側装置20が共同で使用することになる。この構成により、複数台の点呼側装置20によって同時に点呼が実行されるときに、同一の被点呼者の点呼が複数台の点呼側装置20によって実行されるという不具合の発生が防止されている。
同様に、サーバーである点呼側装置20のPC21は、被点呼者毎に予め登録される顔画像と、被点呼者毎に予め登録される過去の履歴と、被点呼者1人の点呼に必要な時間として予め設定された標準点呼時間とを記憶している。また、サーバーである点呼側装置20のPC21は、被点呼側装置40から点呼の要求とともに送信されてくる各種の情報を記憶するようになっている。これらの情報も、全ての点呼側装置20が共同で使用することになる。
図3は、被点呼側装置40のブロック図である。
図3に示すように、被点呼側装置40は、被点呼側装置40全体を制御するコンピュータであるPC41と、音を入力するマイク42と、画像を入力するビデオカメラ43と、音を出力するスピーカ44と、画像を出力するモニタ45と、被点呼者による操作を入力するキーボード、マウス、タッチパネルなどの操作部46と、外部の装置と通信を行うための通信部47と、音によって警報を行う警報器48と、光によって被点呼管理者を呼び出す呼出灯49と、被点呼者の免許証から情報を読み取る免許証リーダー50と、ICタグ60に対して情報の読み取りおよび書き込みを行うICタグリーダライター51と、被点呼者の指紋を読み取って認証を行う指紋認証装置52と、被点呼者の血圧を計測する血圧計53と、被点呼者の加速度脈波を計測する加速度脈波計54と、被点呼者の体温を計測する体温計55と、被点呼者の呼気中のアルコール濃度を測定するアルコール測定器56とを備えている。なお、被点呼側装置40は、警報器48、呼出灯49をそれぞれスピーカ44、モニタ45によって代用する構成であっても良い。また、認証方法は、本実施の形態においては指紋による認証が採用されているが、静脈、虹彩、顔など、指紋以外の認証が採用されても良い。
PC41は、CPUと、プログラムや各種のデータを予め記憶しているROMやHDDと、CPUの作業領域として用いられるRAMとなどによって構成されている。CPUは、ROMやHDDに記憶されているプログラムを実行することによってPC41を動作させる演算処理装置である。RAMは、CPUによってプログラムが実行されるときにプログラムや各種のデータを一時的に記憶するようになっている。
図4は、通過許可判断装置70を示す図である。
図4に示すように、通過許可判断装置70は、被点呼側装置40と共用であるPC41と、ICタグ60に対して情報の読み取りを行うICタグリーダーが付いているICタグリーダー付きゲート71とを備えている。ICタグリーダー付きゲート71は、被点呼側装置40からトラック90までの全ての通路の途中に配置されている。なお、ICタグ60は、例えばトラック(車両)90のキー91に取り付けられたキーホルダー92に埋め込まれている。
図5は、点呼側装置20のモニタ25に表示される点呼画面の例を示す図である。
図5に示すように、点呼画面には、現在点呼中の被点呼者の情報を表示する「現在の被点呼者」領域81と、点呼管理者の画像を表示する「点呼管理者」領域82と、現在点呼中の被点呼者の画像を表示する「被点呼者」領域83と、現在点呼中の被点呼者の運転免許証の画像を表示する「運転免許証」領域84と、現在点呼中の被点呼者の予め登録されていた顔画像を表示する「登録顔画像」領域85と、現在点呼中の被点呼者の予め登録されていた過去の履歴を表示する「過去履歴」領域86と、点呼待ちリストを表示する「点呼待ちリスト」領域87とが含まれている。
「現在の被点呼者」領域81には、現在点呼中の被点呼者の点呼を要求してきた被点呼側装置40の識別情報を表示する「支部」領域81aと、現在点呼中の被点呼者の社員番号を表示する「社員番号」領域81bと、現在点呼中の被点呼者の氏名を表示する「氏名」領域81cと、現在点呼中の被点呼者が乗車する車両の番号を表示する「車両番号」領域81dとが含まれている。車両の番号とは、自動車の登録番号や、会社が所有する車両に独自に割り振った番号などである。なお、「支部」領域81a、「社員番号」領域81b、「氏名」領域81cおよび「車両番号」領域81dに表示される情報は、被点呼者の識別情報であり、サーバーである点呼側装置20のPC21が被点呼側装置40から点呼の要求を受信したときに、点呼の要求とともに被点呼側装置40から送信されてくる情報である。
「点呼管理者」領域82に表示される画像は、ビデオカメラ23によって撮影されている画像である。
「被点呼者」領域83に表示される画像は、被点呼側装置40のビデオカメラ43によって撮影されて被点呼側装置40から点呼側装置20に送信されてくる画像である。
「運転免許証」領域84に表示される画像は、サーバーである点呼側装置20のPC21が被点呼側装置40から点呼の要求を受信したときに、点呼の要求とともに被点呼側装置40から送信されてくる画像である。「運転免許証」領域84に表示される画像のうち被点呼者の顔画像は、「被点呼者」領域83に表示される画像中の人物が本当に被点呼者自身であるかを点呼管理者に判断させるために利用される。
「登録顔画像」領域85に表示される顔画像は、サーバーである点呼側装置20のPC21に被点呼者毎に予め登録されている。「登録顔画像」領域85に表示される被点呼者の顔画像は、「被点呼者」領域83に表示される画像中の人物が本当に被点呼者自身であるかを点呼管理者に判断させるために利用される。
「過去履歴」領域86に表示される過去の履歴は、サーバーである点呼側装置20のPC21に被点呼者毎に予め登録されている。過去の履歴としては、例えば、被点呼者の過去の交通違反、被点呼者の持病、被点呼者の過去の勤務履歴などがある。
「点呼待ちリスト」領域87に表示されている点呼待ちリストの各行は、点呼を待っている被点呼者のそれぞれの情報になっており、上の行から順番に点呼が実行されるようになっている。点呼待ちリストの各列は、被点呼者の点呼を要求してきた被点呼側装置40の識別情報を表示する「支部」領域87a、被点呼者の社員番号を表示する「社員番号」領域87b、被点呼者の氏名を表示する「氏名」領域87c、被点呼者が乗車する車両の番号を表示する「車両番号」領域87d、被点呼者の点呼が実行される予定時刻を表示する「予定時刻」領域87e、被点呼者が点呼待ちリストに登録されてから現在までの経過時間を表示する「経過時間」領域87f、被点呼者が点呼待ちリストに登録された時刻を表示する「登録時刻」領域87gである。「支部」領域87a、「社員番号」領域87b、「氏名」領域87cおよび「車両番号」領域87dに表示される情報は、被点呼者の識別情報であり、サーバーである点呼側装置20のPC21が被点呼側装置40から点呼の要求を受信したときに、点呼の要求とともに被点呼側装置40から送信されてくる情報である。
「予定時刻」領域87eに表示される予定時刻は、被点呼者1人の点呼に必要な時間として予め設定された標準点呼時間と、点呼側装置20の台数と、点呼待ちリストにおける被点呼者の順番とに基づいてPC21によって算出されることができる情報であって、リアルタイムに更新される情報である。標準点呼時間と、点呼側装置20の台数とに基づいて、点呼システム10全体における被点呼者1人分の予定の待ち時間として標準待ち時間が定まる。例えば、図5に示す例においては、標準待ち時間が8分であり、現在点呼中の被点呼者である田中一郎さんの点呼が21時16分に開始されており、点呼待ちリストの1番目の山田二郎さんの点呼の予定時刻が8分後の21時24分であり、点呼待ちリストの2番目の佐藤一郎さんの点呼の予定時刻が更に8分後の21時32分であり、点呼待ちリストの3番目の鈴木三郎さんの点呼の予定時刻が更に8分後の21時40分である。
なお、標準待ち時間は、同時に処理することができる点呼の数に反比例する。そして、同時に処理することができる点呼の数は、点呼を行う点呼管理者の人数、すなわち、点呼側装置20の台数と等しい。したがって、標準待ち時間は、点呼側装置20の台数に反比例する。つまり、標準待ち時間は、点呼側装置20が2台であるときに点呼側装置20が1台であるときの1/2倍になり、点呼側装置20が3台であるときに点呼側装置20が1台であるときの1/3倍になる。
点呼システム10を導入している運送業者は、点呼待ちリストに被点呼者が多数登録されていて点呼が滞るようであれば、点呼側装置20と、その点呼側装置20を使用する点呼管理者とを補充することによって点呼の滞りを解消することができる。
「経過時間」領域87fに表示される経過時間は、「登録時刻」領域87gに表示される登録時刻と、時計30から取得することができる現在時刻とに基づいて算出されることができる情報であって、リアルタイムに更新される情報である。例えば、図5に示す例においては、現在時刻が21時23分であり、点呼待ちリストの1番目の山田二郎さんの経過時間が21時13分の登録時刻から10分であり、点呼待ちリストの2番目の佐藤一郎さんの経過時間が21時16分の登録時刻から7分であり、点呼待ちリストの3番目の鈴木三郎さんの経過時間が21時18分の登録時刻から5分である。
「登録時刻」領域87gに表示される登録時刻は、被点呼者が点呼待ちリストに登録されたときの時計30の現在時刻である。
図6は、被点呼側装置40のモニタ45に表示されるリスト画面の例を示す図である。
図6に示すように、リスト画面には、点呼画面とは異なり、「現在の被点呼者」領域81、「点呼管理者」領域82、「被点呼者」領域83、「運転免許証」領域84、「登録顔画像」領域85および「過去履歴」領域86が表示されていない。リスト画面は、点呼を待っている被点呼側装置40のモニタ45に表示される画面である。
次に、点呼システム10の動作について説明する。
なお、サーバーである点呼側装置20のPC21は、点呼待ちリストを更新する度にクライアントである点呼側装置20と、全ての被点呼側装置40とに点呼待ちリストを配信する。したがって、全ての点呼側装置20のモニタ25と、全ての被点呼側装置40のモニタ45とには、常に同一の点呼待ちリストが表示される。
<被点呼側装置40における点呼の要求>
点呼の要求が行われるときの被点呼側装置40の動作について説明する。
点呼の要求が行われるときの被点呼側装置40の動作について説明する。
図7は、点呼の要求が行われるときの被点呼側装置40の動作のフローチャートである。
被点呼者が被点呼側装置40の免許証リーダー50に免許証を挿入すると、被点呼側装置40のPC41は、図7に示す動作を実行する。なお、PC41は、図7に示す動作の実行中に、被点呼者がすべき行動を順にモニタ45に案内表示する。したがって、被点呼者は、モニタ45の表示に従って、行動すれば良い。
図7に示すように、PC41は、免許証リーダー50によって免許証から情報を読み取り(S101)、S101において読み取った情報のうち免許証の有効期限に基づいて免許証が有効期限内であるか否かを判断する(S102)。
PC41は、免許証が有効期限内ではないとS102において判断すると、点呼が失敗した旨のエラー表示をモニタ45に行って(S103)、図7に示す処理を終了する。一方、PC41は、免許証が有効期限内であるとS102において判断すると、被点呼者が携帯しているICタグ60からICタグリーダライター51によって情報を読み取る(S104)。
次いで、PC41は、被点呼者の血圧を血圧計53によって計測し(S105)、被点呼者の加速度脈波を加速度脈波計54によって計測する(S106)。なお、血圧計53によって計測された値および加速度脈波計54によって計測された値は、PC41によってモニタ45に表示される。
次いで、PC41は、被点呼者の指紋を指紋認証装置52によって読み取り(S107)、S107において読み取った指紋に基づいて指紋認証装置52による認証が成功したか否かを判断する(S108)。
PC41は、指紋認証装置52による認証が失敗したとS108において判断すると、点呼が失敗した旨のエラー表示をモニタ45に行って(S103)、図7に示す処理を終了する。一方、PC41は、指紋認証装置52による認証が成功したとS108において判断すると、被点呼者の体温を体温計55によって計測し(S109)、S109において計測した体温が正常であるか否かを判断する(S110)。ここで、PC41は、正常であると判断する体温の範囲が予め設定されており、S109において計測した体温が予め設定されている範囲内にあるときに正常であると判断する。なお、体温計55によって計測された値は、PC41によってモニタ45に表示される。
PC41は、計測した体温が異常であるとS110において判断すると、点呼が失敗した旨のエラー表示をモニタ45に行って(S103)、図7に示す処理を終了する。一方、PC41は、計測した体温が正常であるとS110において判断すると、質問事項に対する被点呼者による回答を受け付ける(S111)。
図8は、モニタ45に表示される質問事項の例を示す図である。
S111における質問事項とは、健康状態に対する質問事項など、点呼に役立つ質問事項であり、例えば図8に示すようなものである。質問事項には、図8に示す質問事項以外にも、被点呼者が感じているストレスの度合いや、麻薬や覚醒剤などを使用していないかなど、様々な質問事項が有り得る。
質問事項は、モニタ45に表示されて、マウスや、モニタ45上に配置されたタッチパネルなど、操作部46を介して被点呼者によって回答される。
図7に示すように、PC41は、S111の後、アルコール測定器56によって被点呼者の呼気中のアルコール濃度を測定し(S112)、S112において測定したアルコール濃度に基づいて被点呼者が飲酒状態であるか否かを判断する(S113)。ここで、PC41は、飲酒状態であると判断する閾値が予め設定されており、S112において測定したアルコール濃度が予め設定されている閾値以上であるときに飲酒状態であると判断する。なお、アルコール測定器56によって測定された値は、PC41によってモニタ45に表示される。
PC41は、被点呼者が飲酒状態であるとS113において判断すると、S101やS104において免許証やICタグ60から読み取った氏名などの被点呼者のID情報と、飲酒状態であったこととを通信部47を介してサーバーである点呼側装置20に通知し(S114)、点呼が失敗した旨のエラー表示をモニタ45に行って(S103)、図7に示す処理を終了する。
なお、サーバーである点呼側装置20のPC21は、飲酒状態であったことを被点呼側装置40から受信すると、PC41によって飲酒状態であったと判断された被点呼者のID情報とともに、被点呼者が飲酒状態であったことを、図示していない所定の装置に緊急通知として送信する。この所定の装置は、運送業者の経営者や管理職の携帯通信端末やPCなどであり、サーバーである点呼側装置20から電話や電子メールなどで緊急通知を受信する。なお、この緊急通知は、サーバーである点呼側装置20を介さずに、被点呼側装置40から直接送信するようになっていても良い。
PC41は、被点呼者が飲酒状態ではないとS113において判断すると、点呼の要求を通信部47を介してサーバーである点呼側装置20に送信し(S115)、図7に示す処理を終了する。ここで、PC41は、点呼の要求を送信するとき、S101において読み取った免許証の画像、被点呼側装置40自身の識別情報、S101において免許証から読み取った氏名、S104においてICタグ60から読み取ったトラックの車両番号、S105において計測した血圧、S106において計測した加速度脈波、S109において計測した体温、S111において受け付けた回答、S112において測定したアルコール濃度などの各種の情報を、点呼の要求とともにサーバーである点呼側装置20に通知する。
<サーバーである点呼側装置20における点呼待ちリストへの登録>
点呼待ちリストに被点呼者が登録されるときのサーバーである点呼側装置20の動作について説明する。
点呼待ちリストに被点呼者が登録されるときのサーバーである点呼側装置20の動作について説明する。
サーバーである点呼側装置20は、図5に示す点呼画面をモニタ25に表示している。
図9は、点呼待ちリストに被点呼者が登録されるときのサーバーである点呼側装置20の動作のフローチャートである。
サーバーである点呼側装置20のPC21は、点呼の要求を被点呼側装置40から受信すると、図9に示す処理を開始する。
図9に示すように、PC21は、警報器28および呼出灯29を駆動する(S131)。つまり、PC21は、警報器28による音の出力と、呼出灯29による発光とによって、点呼の要求の受信を点呼管理者に知らせる。
次いで、PC21は、受信した点呼の要求を行った被点呼者を点呼待ちリストの最後に追加して(S132)、図9に示す処理を終了する。
S132の処理の結果、全ての点呼側装置20のモニタ25と、全ての被点呼側装置40のモニタ45とには、被点呼者が更新された同一の点呼待ちリストが表示される。
<点呼側装置20における点呼の実行>
点呼が実行されるときの点呼側装置20の動作について説明する。
点呼が実行されるときの点呼側装置20の動作について説明する。
点呼が開始されていないとき、点呼側装置20のモニタ25上の点呼画面(図5参照。)には、「現在の被点呼者」領域81、「被点呼者」領域83、「運転免許証」領域84、「登録顔画像」領域85および「過去履歴」領域86に何も表示されていない。
図10は、点呼が実行されるときの点呼側装置20の動作のフローチャートである。
点呼管理者が点呼側装置20の操作部26から例えば点呼開始釦を押下するなどして点呼の開始を点呼側装置20に指示すると、点呼側装置20のPC21は、図10に示す処理を開始する。
図10に示すように、PC21は、点呼待ちリストにおける最初の被点呼者を対象にする(S161)。このとき、PC21は、点呼待ちリストにおける最初の被点呼者を点呼待ちリストから削除するとともに、その被点呼者をモニタ25上の点呼画面において「点呼待ちリスト」領域87から「現在の被点呼者」領域81に移動させる。つまり、「点呼待ちリスト」領域87に表示されている点呼待ちリストの各行は、最初の被点呼者が「現在の被点呼者」領域81に移動した分、1行ずつ繰り上がる。また、モニタ25上の「運転免許証」領域84には、被点呼側装置40からサーバーである点呼側装置20に対象の被点呼者の点呼の要求とともに送信されてきた画像が表示される。また、「登録顔画像」領域85、「過去履歴」領域86には、対象の被点呼者についてサーバーである点呼側装置20のPC21に予め登録されている顔画像、過去の履歴がそれぞれ表示される。
S161の処理の結果、全ての点呼側装置20のモニタ25と、全ての被点呼側装置40のモニタ45とには、被点呼者が更新された同一の点呼待ちリストが表示される。
次いで、PC21は、ネットワーク11を介して対象の被点呼側装置40に指示を送信することによって、対象の被点呼側装置40の警報器48および呼出灯49の駆動を開始させる(S162)。ここで、対象の被点呼側装置40とは、点呼側装置20と通信可能な全ての被点呼側装置40のうち、S161において対象にした被点呼者の被点呼側装置40のことである。対象の被点呼側装置40のPC41は、点呼側装置20からの指示に応じて、警報器48による音の出力と、呼出灯49による発光とを開始する。更に、PC21は、対象の被点呼側装置40のモニタ45上に表示されている画像の点滅を開始させても良い。
次いで、PC21は、モニタ25上の点呼画面において「現在の被点呼者」領域81に表示されている被点呼者の情報の点滅表示を開始する(S163)。
次いで、PC21は、ネットワーク11を介して対象の被点呼側装置40に指示を送信することによって、対象の被点呼側装置40のモニタ45に点呼画面を表示させる(S164)。つまり、点呼側装置20のモニタ25と、対象の被点呼側装置40のモニタ45とは、同期しながら同一の画像を表示することになる。
次いで、PC21は、対象の被点呼側装置40から応答があるまで、対象の被点呼側装置40から応答があったか否かを判断する(S165)。対象の被点呼者は、被点呼側装置40の警報器48による音の出力と、呼出灯49による発光と、モニタ45の表示とによって自身が点呼の対象となっていることを知ることができ、点呼を受ける準備が整い次第、対象の被点呼側装置40の操作部46から点呼側装置20に応答を送信することができる。
PC21は、対象の被点呼側装置40から応答があったとS165において判断すると、モニタ25上の点呼画面において「現在の被点呼者」領域81に表示されている被点呼者の情報の点滅表示を終了する(S166)。
次いで、PC21は、ネットワーク11を介して対象の被点呼側装置40に指示を送信することによって、対象の被点呼側装置40の警報器48および呼出灯49の駆動を終了させる(S167)。対象の被点呼側装置40のPC41は、点呼側装置20からの指示に応じて、警報器48による音の出力と、呼出灯49による発光とを終了する。なお、PC21は、対象の被点呼側装置40のモニタ45上に表示されている画像の点滅をS162において開始させている場合には、その点滅も終了させる。
次いで、PC21は、ネットワーク11を介して対象の被点呼側装置40と通信を行うことによって点呼管理者による被点呼者の点呼を可能にする(S168)。具体的には、対象の被点呼側装置40のマイク42から入力された音は、ネットワーク11を介して点呼側装置20のスピーカ24から出力される。また、点呼側装置20のマイク22から入力された音は、ネットワーク11を介して対象の被点呼側装置40のスピーカ44から出力される。また、対象の被点呼側装置40のビデオカメラ43によって撮影された画像は、対象の被点呼側装置40のモニタ45上の「被点呼者」領域83に表示されるとともに、ネットワーク11を介して点呼側装置20のモニタ25上の「被点呼者」領域83にも表示される。また、点呼側装置20のビデオカメラ23によって撮影された画像は、点呼側装置20のモニタ25上の「点呼管理者」領域82に表示されるとともに、ネットワーク11を介して対象の被点呼側装置40のモニタ45上の「点呼管理者」領域82にも表示される。このように、点呼管理者は、被点呼者の様子を確認し被点呼者と対話しながら点呼を進めることができるので、被点呼者の話し方、声、顔色、目付きなどから被点呼者の体調などを感じつつ点呼を進めることができる。
次いで、PC21は、点呼が完了したと判断するまで、点呼が完了したか否かを判断する(S169)。点呼管理者は、点呼側装置20の操作部26から乗務許可釦または乗務禁止釦を押下して点呼の完了を点呼側装置20に指示することができる。ここで、乗務許可釦は、点呼管理者が被点呼者による乗務を許可するための釦である。乗務禁止釦は、点呼管理者が被点呼者による乗務を禁止するための釦である。
PC21は、点呼が完了したとS169において判断すると、乗務の許可および乗務の禁止の何れか一方を点呼の結果としてネットワーク11を介して対象の被点呼側装置40に送信する(S170)。ここで、乗務の許可は、乗務許可釦が押下されたときに送信される点呼の結果であり、乗務の禁止は、乗務禁止釦が押下されたときに送信される点呼の結果である。また、乗務の許可は、通過許可判断装置70にICタグ60の通過を許可させるための情報の書き込みの指示でもある。
次いで、PC21は、ネットワーク11を介して対象の被点呼側装置40に指示を送信することによって、対象の被点呼側装置40のモニタ45にリスト画面を表示させる(S171)。
次いで、PC21は、点呼待ちリストに未だ被点呼者の登録があるか否かを判断する(S172)。
PC21は、点呼待ちリストに未だ被点呼者の登録があるとS172において判断すると、再びS161の処理に戻る。つまり、PC21は、点呼待ちリストにおける被点呼者の順番に従って被点呼側装置40を介した点呼を可能にする。
PC21は、点呼待ちリストに被点呼者の登録がないとS172において判断すると、図10に示す処理を終了する。
<被点呼側装置40における有効期限の書き込み>
ICタグ60に有効期限が書き込まれるときの被点呼側装置40の動作について説明する。
ICタグ60に有効期限が書き込まれるときの被点呼側装置40の動作について説明する。
図11は、ICタグ60に有効期限が書き込まれるときの被点呼側装置40の動作のフローチャートである。
被点呼側装置40のPC41は、点呼側装置20から点呼の結果が送信されてくると、図11に示す処理を実行する。
図11に示すように、PC41は、点呼側装置20から送信されてきた点呼の結果を通信部47によって受信する(S181)。このように、PC41は、通過許可判断装置70にICタグ60の通過を許可させるための情報の書き込みの指示として、乗務の許可の指示を受信するようになっている。
次いで、PC41は、S181において受信した点呼の結果が乗務の許可であるか否かを判断する(S182)。
PC41は、点呼の結果が乗務の許可であるとS182において判断すると、ICタグリーダライター51によってICタグ60に有効期限を書き込んで(S183)、図11に示す処理を終了する。ここで、有効期限は、点呼の完了時刻から10分であり、例えば10時15分が点呼の完了時刻であれば10時25分である。有効期限は、点呼側装置20のPC21において算出されて点呼側装置20から送信されてくるようになっていても良いし、PC41において算出するようになっていても良い。このように、PC41は、点呼側装置20から乗務の許可の指示を受信したときに、通過許可判断装置70にICタグ60の通過を許可させるための情報として有効期限をICタグ60に書き込むようになっている。なお、10分というのは、例であり、これに限られるものではない。
一方、PC41は、点呼の結果が乗務の禁止であるとS182において判断すると、S183の処理を実行せずに、図11に示す処理を終了する。
<通過許可判断装置70における乗務の許可または禁止>
被点呼者の乗務の許可または禁止が行われるときの通過許可判断装置70の動作について説明する。
被点呼者の乗務の許可または禁止が行われるときの通過許可判断装置70の動作について説明する。
図12は、被点呼者の乗務の許可または禁止が行われるときの通過許可判断装置70の動作のフローチャートである。
被点呼者であるトラック90の運転者は、トラック90を運転するため、トラック90のキー91を携帯してICタグリーダー付きゲート71を通過する。ここで、キー91には、キーホルダー92を介してICタグ60が取り付けられているので、運転者がキー91を携帯してICタグリーダー付きゲート71を通過すると、ICタグ60は、ICタグリーダー付きゲート71に検出される。通過許可判断装置70のPC41は、ICタグリーダー付きゲート71がICタグ60を検出すると、図12に示す処理を実行する。
図12に示すように、PC41は、ICタグリーダー付きゲート71によってICタグ60から有効期限を読み出す(S191)。
次いで、PC41は、S191において読み出した有効期限に基づいて、ICタグ60が有効期限内であるか否かを判断する(S192)。つまり、PC41は、S191において読み出した有効期限を現在時刻が経過していなければICタグ60が有効期限内であると判断し、S191において読み出した有効期限を現在時刻が経過していればICタグ60が有効期限内ではないと判断する。例えば、被点呼者である運転者が点呼を受けていなかったり、点呼を受けていても点呼管理者から乗務の許可が出されなかったりすると、ICタグ60の有効期限がS183において適切に書き込まれず古い有効期限のままであるので、PC41は、ICタグ60が有効期限内ではないと判断する。
PC41は、ICタグ60が有効期限内であるとS192において判断すると、PC41に記憶されている出発者リストに運転者を登録して(S193)、図12に示す処理を終了する。したがって、運転者は、ICタグリーダー付きゲート71を通過してトラック90まで到達した後、キー91を用いてトラック90に乗務することができる。
一方、PC41は、ICタグ60が有効期限内ではないとS192において判断すると、警報器48および呼出灯49を駆動する(S194)。つまり、PC41は、運転者によるICタグリーダー付きゲート71の不正な通過を周囲の人々に知らせる。
次いで、PC41は、ICタグ60が有効期限内ではないことをネットワーク11を介して点呼側装置20に通知し(S195)、図12に示す処理を終了する。ここで、点呼側装置20のPC21は、この通知を受けて警報器28および呼出灯29を駆動することによって、運転者によるICタグリーダー付きゲート71の不正な通過を点呼管理者に知らせる。
なお、以上においては、点呼側装置20、被点呼側装置40および通過許可判断装置70のコンピュータがPCによって構成されている例について説明したが、点呼側装置20、被点呼側装置40および通過許可判断装置70のうち少なくとも1つのコンピュータがPC以外のコンピュータによって構成されていても良い。
以上に説明したように、点呼システム10は、被点呼側装置40が点呼側装置20から乗務の許可の指示を受信したときのみ、被点呼者によって携帯されるICタグ60の通過を通過許可判断装置70が許可するので、被点呼者に点呼を適切に受けさせることができる。
また、点呼システム10は、ICタグ60が有効期限内であるときのみ、被点呼者によって携帯されるICタグ60の通過を通過許可判断装置70が許可するので、被点呼者に点呼を更に適切に受けさせることができる。
なお、通過許可判断装置70にICタグ60の通過を許可させるための情報は、本実施の形態において有効期限という時刻であるが、有効期限ではなく単に許可を示す情報であっても良い。
また、点呼システム10は、ICタグ60がトラック90のキー91に取り付けられており、通過許可判断装置70が被点呼側装置40からトラック90までの通路の途中に配置されているので、点呼を適切に受けた被点呼者のみにトラック90のキー91をトラック90まで持って行かせることができる。したがって、点呼システム10は、トラック90の運転者である被点呼者に点呼を適切に受けさせることができる。
なお、ICタグ60は、本実施の形態においてトラック90のキー91に取り付けられているが、被点呼者に携帯されるものであれば、キーに取り付けられていなくても良い。
また、点呼システム10は、本実施の形態において全ての点呼側装置20が点呼管理者によって直接使用されているが、サーバーである点呼側装置20が点呼待ちリストの管理のみを担当し、クライアントである点呼側装置20のみが点呼管理者によって直接使用されるようになっていても良い。その場合、標準待ち時間は、クライアントである点呼側装置20の台数に反比例することになる。
また、点呼システム10は、本実施の形態において点呼側装置20を複数台備えているが、点呼側装置20を1台しか備えていなくても良い。
また、点呼システム10は、本実施の形態において被点呼側装置40および通過許可判断装置70がPC41を共用しているが、被点呼側装置40および通過許可判断装置70が別々のコンピュータを備えていて互いに独立していても良い。
また、本発明の携帯装置は、本実施の形態においてICタグであるが、被点呼側装置によって情報が書き込まれ、通過許可判断装置によって情報が読み出されることができる装置であれば、磁気カードなど、ICタグ以外の構成であっても良い。
また、点呼システム10は、本実施の形態において運送業者によって導入されているが、導入者を運送業者に限るものではない。
10 点呼システム
20 点呼側装置
40 被点呼側装置
60 ICタグ(携帯装置)
70 通過許可判断装置
20 点呼側装置
40 被点呼側装置
60 ICタグ(携帯装置)
70 通過許可判断装置
Claims (2)
- 点呼を行う点呼管理者によって使用される点呼側装置と、前記点呼が行われる被点呼者によって使用されて前記被点呼者の様子を音および画像の少なくとも一方で前記点呼側装置に送信する被点呼側装置と、前記被点呼者によって携帯される携帯装置と、前記携帯装置の通過を許可するか否かを判断する通過許可判断装置とを備えており、
前記点呼側装置は、前記被点呼側装置から受信した前記点呼の要求に応じて前記被点呼側装置を介した前記点呼を可能にする点呼システムであって、
前記点呼側装置は、前記通過許可判断装置に前記携帯装置の通過を許可させるための情報の書き込みの指示を前記被点呼側装置に送信し、
前記被点呼側装置は、前記点呼側装置から前記指示を受信したときに前記情報を前記携帯装置に書き込み、
前記通過許可判断装置は、前記携帯装置に書き込まれた前記情報に基づいて前記携帯装置の通過を許可し、
前記情報は、時刻であり、
前記通過許可判断装置は、前記携帯装置に書き込まれた前記時刻に基づいて前記携帯装置が有効期限内であるか否かを判断し、前記携帯装置が有効期限内であるときに前記携帯装置の通過を許可することを特徴とする点呼システム。 - 前記携帯装置は、車両のキーに取り付けられており、
前記通過許可判断装置は、前記被点呼側装置から前記車両までの通路の途中に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の点呼システム。
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JP2008203915A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Denso Corp | Icカードおよびそのicカードを利用した飲酒運転防止システム |
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