JP4673600B2 - 回動操作用工具 - Google Patents

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Description

本発明は、回動操作用工具に関するものである。
従来から、例えば図10に図示したように建築物における土台(図示省略)と大引51との間に架設され、該大引51を支持するためのジャッキ装置Jが提案されている。
このジャッキ装置Jは、図11に図示したように筒状体2aと、この筒状体2aに嵌挿されるネジ棒状体2bとから成る作用軸2を有し、この作用軸2に係るネジ棒状体2bに螺着され該ネジ棒状体2bを境に反対方向に夫々突出状態にして相対回動自在に被嵌される作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させた際、ネジ棒状体2に対して作用軸操作用ハンドル部3A,3B(螺着部3C)が螺動して上下方向に相対移動することにより、筒状体2aに対してネジ棒状体2bが上下方向(図11中矢印a方向)に相対移動することで作用軸2が伸縮するように構成された構造である。符号18は大引51に連結するための連結部である。
従って、このジャッキ装置Jの設置作業及び撤去作業は作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させて作用軸2を伸縮させることで行なう。
ところで、このジャッキ装置Jは、該ジャッキ装置Jで支持する大引51の上に根太52、合板53、コンクリートスラブ54などから成る上部構造を形成した後に撤去されるが、このジャッキ装置Jを撤去する際、このジャッキ装置Jを収縮させるべく作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させようとしても、この伸縮構造(ネジ棒状体2aと作用軸操作用ハンドル部3A,3Bとの螺着構造部位)に非常に大きな荷重がかかっている為、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを握持して手で回動させようとしても作用軸操作用ハンドル部3A,3Bが固くて回動させることができない場合がある。作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを握持して手で回動させることが出来たとしても非常に強い力が必要であり大変である。
そこで、従来においては、このように固くなって回動させることができなくなった(回動させにくくなった)作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを現場にあるハンマーなどで叩くことで回動させるようにしている。
ところが、この作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを強く叩くことで該作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを折ったり曲げたりするなどの破損させてしまう場合があり、しかも、ジャッキ装置Jを撤去する際に周囲に柱や足場等が設置されていれば狭くて十分に叩きつけられなくて作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを良好に回動させることができない場合もあるなどの問題点がある。
本発明は、上述の問題点を解消し、従来にない作用効果を発揮する画期的な回動操作用工具を提供する。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
握持部1の先端部に、作用軸2を境に反対方向に夫々突出状態にして該作用軸2に一体に設けられて共に回動若しくは作用軸2に被嵌されて相対回動する作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに夫々被嵌可能である一対のハンドル被嵌部4,5を設けた構成として、この一対のハンドル被嵌部4,5を双方の前記作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに夫々被嵌し前記握持部1を回動方向に押動若しくは引動することで前記作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動し得るように構成したことを特徴とする回動操作用工具に係るものである。
また、前記ハンドル被嵌部4,5は前記握持部1の先端部左右に並設状態に設け、この左右のハンドル被嵌部4,5は、夫々前記作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに外方から被嵌係合するコ字形若しくはU字形の左右同形の被嵌部としたことを特徴とする請求項1記載の回動操作用工具に係るものである。
また、前記握持部1と前記一対のハンドル被嵌部4,5との連結角度を調整し得る握持部突設角調整機構7を介して、前記握持部1と前記一対のハンドル被嵌部4,5とを連結したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の回動操作用工具に係るものである。
また、前記握持部突設角調整機構7は、一回動方向に対しては前記握持部1に伝達した回動操作力を前記ハンドル被嵌部4,5に伝えるが反対回動方向に対しては力を伝えず前記ハンドル被嵌部4,5に対して前記握持部1が回動自在となり前記握持部1の連結角度が調整可能となるように構成したことを特徴とする請求項記載の回動操作用工具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、従来と異なり、作用軸操作用ハンドル部を破損させたりすることがなく、強い力を要さず、楽に作用軸操作用ハンドル部を回動させることができることになるなど極めて商品価値の高い画期的な回動操作用工具となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、例えば作用軸操作用ハンドル部3A,3Bの回動により作用する作用軸2を具備する代表例としての前述したジャッキ装置Jの撤去作業時において、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させて作用軸2を収縮させる際、一対のハンドル被嵌部4,5を双方の作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに夫々被嵌し握持部1を回動方向に押動若しくは引動することで作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動する。
従って、従来のように双方の作用軸操作用ハンドル部3A,3Bのうち一方の作用軸操作用ハンドル部に力を掛けて回すのではなく、双方の作用軸操作用ハンドル部3A,3B夫々に力を分散させて回動させる構造だから、従来のように作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを折ったり曲げたりするなどの破損させてしまうことなく良好に回動することができる。
また、本発明は、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに被嵌するハンドル被嵌部4,5を握持部1の先端部に設けた構造であるから、所謂梃子の原理により少しの力で強い力を加えることが出来るから、固くなった(回動しにくくなった)作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを楽に回動できることになり、しかも、狭い箇所でも長さを有する握持部1の先端部に設けたハンドル被嵌部4,5を作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに被嵌させて握持部1を回動操作するだけで確実に作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させることができる。
また、請求項記載の発明においては、ハンドル被嵌部4,5は握持部1の先端部左右に並設状態に設け、この左右のハンドル被嵌部4,5は、夫々作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに外方から被嵌係合するコ字形若しくはU字形の左右同形の被嵌部としたから、単に作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに対するハンドル被嵌部4,5の着脱が簡易且つ迅速に行なえることになり、簡易操作で作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させることができることになり、しかも、簡易構造故にコスト安にして量産性にも秀れることになる。
また、請求項記載の発明においては、握持部1と一対のハンドル被嵌部4,5との連結角度を調整し得る握持部突設角調整機構7を介して、握持部1と一対のハンドル被嵌部4,5とを連結したから、これは例えば狭い作業場所でも作業が確実に行なえることに貢献する。
即ち、作用軸2を境に反対方向に夫々突出状態となる作用軸操作用ハンドル部3A,3Bの場合、この作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに対する握持部1の先端部に設けられる一対のハンドル被嵌部4,5を被嵌させる向きは決まり(所定の位置を基準に、180°の倍数位置でしかハンドル被嵌部4,5を作用軸操作用ハンドル部3A,3B夫々に被嵌することができない。)、従って、握持部1の長さ及び太さが障害となる狭い場所での作用軸操作用ハンドル部3A,3Bの回動は、少なくともハンドル被嵌部4,5を作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに被嵌できる180°以上回動させられることが絶対条件となる。
つまり、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bにハンドル被嵌部4,5を被嵌して握持部1をX位置からY位置まで回動させ、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bからハンドル被嵌部4,5の被嵌を解除し、再び同様に作用軸操作用ハンドル部3A,3Bにハンドル被嵌部4,5を被嵌して握持部1を回動させ、この繰り返しにより作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させる訳であるが、X位置とY位置とのなす角Rが180°未満で、握持部1を180°以上回動させることのできない狭い作業環境の場合には、仮にハンドル被嵌部4,5が握持部1に対する連結角度を調整することができない構造(固定構造)であった場合、最初は作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動できても、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bからハンドル被嵌部4,5の被嵌を解除し、次に作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させる為に作用軸操作用ハンドル部3A,3Bにハンドル被嵌部4,5を被嵌しようとしてもできず、よって、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bの回動は不能となる。
この点、請求項に係る発明は、握持部1と一対のハンドル被嵌部4,5との連結角度を調整し得る握持部突設角調整機構7を介して、握持部1と一対のハンドル被嵌部4,5とを連結したから、握持部1に対するハンドル被嵌部4,5の角度を変えながら使用することで、常に作用軸操作用ハンドル部3A,3Bにハンドル被嵌部4,5を被嵌することができ、狭い作業環境でも作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを確実に回動させることができる。
また、請求項記載の発明においては、握持部突設角調整機構7は、一回動方向に対しては握持部1に伝達した回動操作力をハンドル被嵌部4,5に伝えるが反対回動方向に対しては力を伝えずハンドル被嵌部4,5に対して握持部1が回動自在となり握持部1の連結角度が調整可能となるように構成したから、例えば作用軸操作用ハンドル部3A,3Bにハンドル被嵌部4,5を被嵌して握持部1を一回動方向に回動操作し、そのままハンドル被嵌部4,5の被嵌を解除せずに握持部1を反対回動方向に回動操作しても作用軸操作用ハンドル部3A,3Bまでもこの反対回動方向に回動させてしまうことはなく、所謂ラチェット機構のように作用軸操作用ハンドル部3A,3Bからハンドル被嵌部4,5の被嵌を解除しなくても握持部1の往復回動操作により作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを一回動方向に素早く回動させることができることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、握持部1の先端部に、作用軸2を境に反対方向に夫々突出状態にして該作用軸2に一体に設けられて共に回動若しくは作用軸2に被嵌されて相対回動する作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに夫々被嵌する一対のハンドル被嵌部4,5を設けた構成として、この一対のハンドル被嵌部4,5を前記双方の作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに夫々被嵌し握持部1を回動方向に押動若しくは引動することで作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動し得るように構成したものである。
尚、本実施例では作用軸操作用ハンドル部3A,3Bの回動により作用する作用軸2として、前述した筒状体2aとネジ棒状体2bとから成る作用軸2を有するジャッキ装置J(図10,11参照)を例に説明しているがこれに限定されるものではない。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
握持部1は、図1,2に図示したように適宜な金属製の部材をパイプ状に形成したものであり、そのパイプ状の棒状部材1aの先端部はプレス加工により平坦状に形成されて後述するカム部9aを有する板状のカム部材9が連結されており、一方、棒状部材1aの基端部には合成樹脂製のグリップ部材8が被覆されている。
また、本実施例は、握持部1の先端部に作用軸2を逃げる分岐部6を設け、この分岐部6の各分岐位置に夫々ハンドル被嵌部5,6を設けており、このハンドル被嵌部4,5は握持部1の先端部左右に並設状態に設け、このハンドル被嵌部4,5は、夫々作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに外方から被嵌係合するコ字形若しくはU字形の左右同形の被嵌部としている。
具体的には、握持部1の先端部にはハンドル連結部材10が設けられている。
このハンドル連結部材10は、図1〜4に図示したように適宜な金属製の部材を板状に形成したものであり、その先端部位が凹設されて作用軸2を逃げる分岐部6(作用軸2に被嵌する被嵌部10a)が設けられており、この分岐部6夫々の各分岐位置にしてハンドル連結部材10の下面には前後に対向部11a,11b,12a,12bを有するアングル状部材11,12が付設(溶接)されている。
この各アングル状部材11,12は、分岐部6(被嵌部10a)を作用軸2に被嵌した状態で作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに上方から被嵌されるハンドル被嵌部4,5として構成されている。
従って、ハンドル被嵌部4,5夫々を作用軸操作用ハンドル部3A,3B夫々に被嵌して握持部1を回動方向に押動若しくは引動させた際、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させることができる。
また、各アングル状部材11,12は、作用軸操作用ハンドル部3A,3B夫々の正面部及び背面部に当接する対向部11a,11b,12a,12bは、その内面が互いに平行でなく、前記分岐部6へ向けて広くなるハ字状となるように設けられている(図4参照)。
また、本実施例は、握持部1と一対のハンドル被嵌部4,5との連結角度を調整し得る握持部突設角調整機構7を介して、握持部1と前記一対のハンドル被嵌部4,5とを連結しており、この握持部突設角調整機構7は、一回動方向に対しては握持部1に伝達した回動操作力をハンドル被嵌部4,5に伝えるが反対回動方向に対しては力を伝えずハンドル被嵌部4,5に対して握持部1が回動自在となり握持部1の連結角度が調整可能となるように構成されている。
具体的には、この握持部突設角調整機構7は、握持部1の先端部に設けたカム部材9に擺動部材13を設け、この擺動部材13に設けた貫通孔15に回動自在に嵌挿連結される回動部材14を前記ハンドル連結部材10に設け、握持部1を一回動方向に回動操作した際、擺動部材13が擺動してカム部材9(カム部9a)により押し込まれた回動部材14が軸移動して嵌合することで該回動部材14の回動をロックする径小部15bを前記貫通孔15に設けて構成されている。
擺動部材13は、図1〜4に図示した適宜な金属製の部材を板状に形成したものであり、その基端部は握持部1(カム部材9)にボルト17aとナット17bとから成る止着部材17を介して枢着されている。
また、擺動部材13は、その基端部に突部13aが形成されており、この突部13aはカム部材9の側部に当接して擺動部材13の擺動を所定範囲内に規制する擺動規制部13aとして機能する(実際にこの擺動規制部13aにより擺動部材13が擺動する範囲はほんの僅かであって、握持部1に対してグラつく程度の擺動範囲であり、これは擺動部材13が擺動することでカム部材9と回動部材14とが接離することを考慮した擺動範囲に設定されている。)。
また、擺動部材13は、その先端部に貫通孔15が形成されており、この貫通孔15には後述する回動部材14が回動自在に嵌挿されている。
この貫通孔15は、図2に図示したように円形の径大部15aと、この径大部15aの先端部に連設される径小部15bとで構成されており、この径大部15aに回動部材14が位置する際には擺動部材13に対して回動部材14は回動可能となり(図8参照)、径小部15bに回動部材14が位置する(嵌合する)際には擺動部材13に対して回動部材14は回動不能となる(図6参照)。
回動部材14は、図2に図示したように適宜な金属製の部材を円柱状に形成したものであり、ハンドル連結部材10に連結される連結部14aと、擺動部材13の貫通孔15に回動自在に嵌挿される嵌挿部14bとで構成され、この回動部材14は、ボルト16a,ナット16b,抜け止め板16cとからなる止着部材16を介してハンドル連結部材10に周り止め状態に連結され且つ擺動部材13に回動自在に連結されることになる。
従って、ハンドル連結部材10は回動部材14を介して擺動部材13に回動自在に連結されており、よって、握持部1に対して擺動自在(傾動自在)に設けられている。
また、前述したようにこの回動部材14に係る嵌挿部14bが貫通孔15の径大部15aに位置する際には回動部材14は回動可能となり、ハンドル連結部材10は握持部1に対して擺動(傾動)し得ることになり、嵌挿部14bが貫通孔15の径小部15bに位置する(嵌合する)際には回動部材14は回動不能となり、ハンドル連結部材10は握持部1に対して擺動(傾動)できないロック状態となる。
この回動部材14に係る嵌挿部14bにおける径大部15aから径小部15bへの移動は握持部1の先端部に設けられたカム部9a(押し込み部)の押し込みによって達成される。
具体的には、カム部9aは、握持部1の先端部に設けられた金属板製のカム部材9の先端縁を適宜カム形状に形成して構成されており、握持部1を一回動方向へ回動操作させた場合など、擺動部材13が握持部1(カム部材9)に対して一方向へ擺動(傾動)した際、握持部1の先端部に設けられたカム部9aが回動部材14を押し込み状態となり、嵌挿部14bが貫通孔15の径大部15aから径小部15bへ移動することで嵌合して回動部材14は回動不能となり、ハンドル連結部材10は握持部1に対して擺動(傾動)できないロック状態となるように構成されている(図5,6参照)。
また、握持部1を反対回動方向へ回動操作させた場合など、擺動部材13が握持部1(カム部材9)に対して他方向へ擺動(傾動)した際、回動部材14に対するカム部9aの押し込み状態は解除された状態となり、嵌挿部14bは貫通孔15の径小部15bから径大部15aに移動することで回動部材14は回動可能となり、ハンドル連結部材10は握持部1に対して擺動(傾動)し得るように構成されている(図7,8参照)
以上の構成から、本実施例は、握持部1と一対のハンドル被嵌部4,5との連結角度を調整し得る握持部突設角調整機構7を介して、握持部1と前記一対のハンドル被嵌部4,5とを連結しており、この握持部突設角調整機構7は、一回動方向に対しては握持部1に伝達した回動操作力をハンドル被嵌部4,5に伝えるが反対回動方向に対しては力を伝えずハンドル被嵌部4,5に対して握持部1が回動自在となり握持部1の連結角度が調整可能となる。
本実施例は上述のように構成したから、図10に図示したジャッキ装置Jの撤去作業時において、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させて作用軸2を収縮させる際、一対のハンドル被嵌部4,5を双方の作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに夫々被嵌し握持部1を回動方向に押動若しくは引動することで作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動することができる。
よって、本実施例によれば、従来のように双方の作用軸操作用ハンドル部3A,3Bのうち一方の作用軸操作用ハンドル部に力を掛けて回すのではなく、双方の作用軸操作用ハンドル部3A,3B夫々に力を分散させて回動させる構造だから、従来のように作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを折ったり曲げたりするなどの破損させてしまうことなく良好に回動することができる。
また、本実施例は、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに被嵌するハンドル被嵌部4,5を握持部1の先端部に設けた構造であるから、所謂梃子の原理により少しの力で強い力を加えることが出来るから、固くなった(回動しにくくなった)作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを楽に回動できることになり、しかも、狭い箇所でも長さを有する握持部1の先端部に設けたハンドル被嵌部4,5を作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに被嵌させて握持部1を回動操作するだけで確実に作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させることができる。
また、本実施例は、握持部1の先端部に作用軸2を逃げる分岐部6を設け、この分岐部6の各分岐位置に夫々ハンドル被嵌部5,6を設けたから、握持部1に加えた回動力を作用軸操作用ハンドル部3A,3Bの回動部位にバランス良く加えることができることになり、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bの回動が良好に行なえることになる。
また、本実施例は、分岐部6として作用軸2に被嵌し得る凹状の分岐部6を採用したから、この分岐部2を作用軸2に被嵌させるだけで、ハンドル被嵌部5,6を作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに被嵌し得る位置に位置決めされることになり、よって、作業性が極めて良好であり、しかも、握持部1に加えた回動力を作用軸操作用ハンドル部3A,3Bの根元部位(回動部位)にダイレクトに加えることができることになり、作用軸操作用ハンドル部3A,3Bの回動が良好に行なえることになる。
また、本実施例は、ハンドル被嵌部4,5は握持部1の先端部左右に並設状態に設け、この左右のハンドル被嵌部4,5は、夫々作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに外方から被嵌係合するコ字形若しくはU字形の左右同形の被嵌部としたから、単に作用軸操作用ハンドル部3A,3Bに対するハンドル被嵌部4,5の着脱が簡易且つ迅速に行なえることになり、簡易操作で作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを回動させることができることになり、しかも、簡易構造故にコスト安にして量産性にも秀れることになる。
また、本実施例は、握持部1と一対のハンドル被嵌部4,5との連結角度を調整し得る握持部突設角調整機構7を介して、握持部1と一対のハンドル被嵌部4,5とを連結したから、これは例えば狭い作業場所でも作業が確実に行なえることに貢献する。
また、本実施例は、握持部突設角調整機構7は、一回動方向に対しては握持部1に伝達した回動操作力をハンドル被嵌部4,5に伝えるが反対回動方向に対しては力を伝えずハンドル被嵌部4,5に対して握持部1が回動自在となり握持部1の連結角度が調整可能となるように構成したから、例えば作用軸操作用ハンドル部3A,3Bにハンドル被嵌部4,5を被嵌して握持部1を一回動方向に回動操作し、そのままハンドル被嵌部4,5の被嵌を解除せずに握持部1を反対回動方向に回動操作しても作用軸操作用ハンドル部3A,3Bまでもこの反対回動方向に回動させてしまうことはなく、所謂ラチェット機構のように作用軸操作用ハンドル部3A,3Bからハンドル被嵌部4,5の被嵌を解除しなくても握持部1の往復回動操作により作用軸操作用ハンドル部3A,3Bを一回動方向に素早く回動させることができることになる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す分解斜視図である。 本実施例に係る要部の側面図である。 本実施例に係る要部の底面図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の概略動作説明図である。 本実施例に係る要部の動作説明図である。 本実施例に係る要部の概略動作説明図である。 本実施例の使用状態説明図である。 ジャッキ装置Jの説明図である。 ジャッキ装置Jの説明図である。
1 握持部
2 作用軸
3A 作用軸操作用ハンドル
3B 作用軸操作用ハンドル
4 ハンドル被嵌部
5 ハンドル被嵌部
7 握持部突設角調整機構

Claims (4)

  1. 握持部の先端部に、作用軸を境に反対方向に夫々突出状態にして該作用軸に一体に設けられて共に回動若しくは作用軸に被嵌されて相対回動する作用軸操作用ハンドル部に夫々被嵌可能である一対のハンドル被嵌部を設けた構成として、この一対のハンドル被嵌部を双方の前記作用軸操作用ハンドル部に夫々被嵌し前記握持部を回動方向に押動若しくは引動することで前記作用軸操作用ハンドル部を回動し得るように構成したことを特徴とする回動操作用工具。
  2. 前記ハンドル被嵌部は前記握持部の先端部左右に並設状態に設け、この左右のハンドル被嵌部は、夫々前記作用軸操作用ハンドル部に外方から被嵌係合するコ字形若しくはU字形の左右同形の被嵌部としたことを特徴とする請求項1記載の回動操作用工具。
  3. 前記握持部と前記一対のハンドル被嵌部との連結角度を調整し得る握持部突設角調整機構を介して、前記握持部と前記一対のハンドル被嵌部とを連結したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の回動操作用工具。
  4. 前記握持部突設角調整機構は、一回動方向に対しては前記握持部に伝達した回動操作力を前記ハンドル被嵌部に伝えるが反対回動方向に対しては力を伝えず前記ハンドル被嵌部に対して前記握持部が回動自在となり前記握持部の連結角度が調整可能となるように構成したことを特徴とする請求項記載の回動操作用工具。
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