JP4672774B2 - 移動通信システムの災害時における縮退運用を行う無線基地局及び,移動通信システム - Google Patents

移動通信システムの災害時における縮退運用を行う無線基地局及び,移動通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP4672774B2
JP4672774B2 JP2008536263A JP2008536263A JP4672774B2 JP 4672774 B2 JP4672774 B2 JP 4672774B2 JP 2008536263 A JP2008536263 A JP 2008536263A JP 2008536263 A JP2008536263 A JP 2008536263A JP 4672774 B2 JP4672774 B2 JP 4672774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
frequency band
radio base
communication
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008536263A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008038384A1 (ja
Inventor
光洋 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2008038384A1 publication Critical patent/JPWO2008038384A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4672774B2 publication Critical patent/JP4672774B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/02Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
    • H04W16/06Hybrid resource partitioning, e.g. channel borrowing
    • H04W16/08Load shedding arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets
    • H04W52/367Power values between minimum and maximum limits, e.g. dynamic range
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/02Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
    • H04W16/10Dynamic resource partitioning
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/90Services for handling of emergency or hazardous situations, e.g. earthquake and tsunami warning systems [ETWS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • H04W52/343TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading taking into account loading or congestion level
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/50Connection management for emergency connections

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は,移動通信システムの災害時における縮退運用を行う無線基地局及び,移動通信システムに関する。
移動通信システムでは,回線接続のために無線基地局と端末間で通信を行う。この時,通信の効率及び品質の観点から考慮されることとして,無線基地局が大きなカバーレッジ(通信範囲)と大きなスループット(通信速度)を持つことが望ましい。
かかる要望を実現するために,無線基地局から端末に向かう下り回線(Down Link)においては,無線基地局の出力電力を大きくするなどの方法が取られている。ここで,出力電力が大きいということは,消費電力も大きくなるので,なるべく,消費電力が小さな装置が採用される傾向にある。
このような状況において,もし地震などの大きな災害が発生した場合を想定する。かかる場合,安否の確認や救助要請などのために,通常よりも回線使用量が多くなる。一方,災害のために,電力供給事情も悪くなり,大きな電力が無線基地局に得られなくなり,あるいは端末のバッテリーも簡単に充電できなくなることが予想される。
そして,このような状況においては,一部の機能を縮退運用しながら,サービスが行われる。
かかる状況においては,無線基地局及び端末の出力電力を小さくしながらも,できる限り,スループット(通信速度)を落とさずに,多くの加入者が利用できるように縮退運用を適用することが考えられる。
そして,かかる通信システムにおける縮退運用の方法についてはこれまでに色々考えられている。
例えば,従来技術として特許文献1,特許文献2に開示された発明が有る。これらの特許文献1,2に記載の発明では,災害時にはトラフィックの集中が発生し,無線基地局が持っている容量を越える呼が発生するので,端末にアクセス規制を与える方法を提示している。
また,特許文献3に記載の発明が有る。この特許文献3に記載の発明は,緊急通信を優先的に扱い,端末は,緊急時には通常の変調方式ではなく,搬送波周波数の近傍で,送信電力の大きい変調方式を使用してアクセスし,無線基地局はその信号を受信した場合,他の呼を規制して,緊急呼のみ通話ができるように回線を確保する方法である。
特開2001-224073号公報 特開2003-289584号公報 特開2005-252548号公報
本発明の目的は,上記の特許文献1,2,3により開示された発明とは異なる観点からの災害時における移動通信システムにおける最適な縮退方法および,これを適用する無線基地局並びに移動通信システムを提供することにある。
本発明の目的は,特にWiMAX(Worldwide
Interoperability for Microwave Access)システムの特性を利用して効果的な縮退,即ち,災害時に,無線基地局の消費電力を抑えるために,無線基地局出力パワーを減少させる。その時に,WiMAXシステム特有の変調方式毎に出力パワーと周波数帯域幅を決めて,総体的に出力電力を減少させる方法を提示するものである。
さらに,本発明の目的は,このような状態においても,大きなカバーレッジ(通信範囲)の縮小が発生しないようにし,あるいは,カバーレッジに縮小はあるが,スループットを大きくすることを実現することを目的とするものである。
上記の課題を達成する本発明に従う第1の態様は,それぞれセルエリアを形成する複数の無線基地局を有する移動通信システムにおける前記複数の無線基地局の内の一つの無線基地局であって,
所定の周波数帯と所定の出力パワーを用い,無線端末の分布面積に対応して周波数帯と出力パワーを配分して無線端末と通信を行う通信ユニットを有し,
前記通信ユニットは,通常時は,前記セルエリアの中心近傍の分布面積の小さいエリアの無線端末との通信に高多値の変調方式を用い,前記セルエリアの周端近傍に向かいより大きくなる分布面積の無線端末との通信は,順次少ない多値の変調方式を用いて通信を行い,
災害時は,全ての分布面積のエリアに対して,最も少ない多値の変調方式を用いて通信を行い,前記セルエリアの中心近傍の分布面積の小さいエリアの無線端末との通信における出力パワーを最も小さくなるように設定し,前記セルエリアの周端近傍に向かいより大きくなる分布面積の無線端末との通信における出力パワーが順次大きくなるように設定することを特徴とする。
上記の課題を達成する本発明に従う第2の態様は,それぞれセルエリアを形成する複数の無線基地局を有する移動通信システムにおける前記複数の無線基地局の内の一つの無線基地局であって,
それぞれセルエリアを形成する複数の無線基地局を有する移動通信システムにおける前記複数の無線基地局の内の一つの無線基地局であって,
所定の周波数帯と所定の出力パワーを用い,無線端末の分布面積に対応して周波数域と出力パワーを配分して無線端末と通信を行う通信ユニットを有し,
前記通信ユニットは,通常時は,前記セルエリアの中心近傍の分布面積の小さいエリアの無線端末との通信に高多値の変調方式を用い,前記セルエリアの周端近傍に向かいより大きくなる分布面積の無線端末との通信は,順次少ない多値の変調方式を用いて通信を行い,
災害時は,前記セルエリアの中心近傍の分布面積の小さいエリアの無線端末との通信に複数種の変調方式を用い,前記セルエリアの周端近傍に向かいより大きくなる分布面積の無線端末との通信に,順次少ない多値の変調方式を用いて通信を行うことを特徴とする。
さらに,本発明に従う第3の態様は,上記第2の態様において,無線基地局は,
前記災害時に,順次少ない多値の変調方式を用いて通信を行う際に,より少ない多値の変調方式を使用するように設定することを特徴とする。
上記の課題を達成する本発明に従う第4の態様は,それぞれセルエリアを形成する複数の無線基地局を有する移動通信システムであって,
通常時,複数の基地局のそれぞれに,所定の周波数帯を等分割した複数の周波数帯の内の前記セルエリアにおいて使用する一の周波数帯を,隣接するセルエリアと異なるように配分設定し,
災害時に,前記複数の基地局のそれぞれのセルエリアに前記等分割した複数の周波数帯の全てを共通に割当て,且つ隣接するセルエリアと重ならないように,出力パワーを小さく設定することを特徴とする。
さらに,上記の課題を達成する本発明に従う第5の態様は,それぞれセルエリアを形成する複数の無線基地局を有する移動通信システムであって,
通常時,複数の基地局のそれぞれに,所定の周波数帯を等分割した複数の周波数帯の内の前記セルエリアにおいて使用する一の周波数帯を,隣接するセルエリアと異なるように配分設定し,
災害時に,それぞれのセルエリアに前記所定の周波数帯の内の第1の周波数帯を等分割した複数の周波数帯の内の前記セルエリアにおいて使用する一の周波数帯を,隣接するセルエリアと異なるように配分設定し,更に,前記複数の基地局のそれぞれのセルエリアに前記所定の周波数帯から第1の周波数帯を除いた残余の周波数帯を共通に割当て,且つ隣接するセルエリアと重ならないように,出力パワーを小さく設定することを特徴とする。
さらに,上記第5の態様において,前記第1の周波数帯は,緊急用に使用されることを特徴とする。
上記の特徴により本発明の適用により,災害時のような状態においても,大きなカバーレッジ(通信範囲)の縮小が発生しないようにし,あるいは,カバーレッジに縮小はあるが,スループットを大きくすることを実現する効果的な縮退運用を行うことができる。
WiMAX(WorldwideInteroperability for Microwave Access)システムのネットワーク構成例を示す図である。 通常運用時の一無線基地局の周波数帯域の配分とパワーの関係を示す図である。 図2Aに対応するカバーレッジの範囲を示す図である。 本発明の第1の実施例に従い,災害時に切り換えられる縮退運用時の周波数帯域の配分とパワーの関係を示す図である。 図3Aに対応するカバーレッジの範囲を示す図である。 第1の実施例を実現する無線基地局の構成例ブロック図である。 図4の無線基地局の構成例におけるOFDM変調器1の概略構成例ブロック図を示す図である。 OFDM変調器1における本発明に従う処理を実行する処理フローである。 第1の実施例における変調方式と出力パワーの関係を示すテーブルである。 本発明の第2の実施例に従い,災害時に切り換えられる縮退運用時の周波数帯域の配分とパワーの関係を示す図である。 図8Aに対応するカバーレッジの範囲を示す図である。 第2の実施例を実現する無線基地局の構成例ブロック図である。 第2の実施例における変調方式と出力パワーの関係を示すテーブルである。 第3の実施例に従う置局の概念を説明する図である。 第3の実施例において図11Aの通常時から災害時における縮退を説明する図である。 図11Bに対応する各無線基地局の出力パワーと周波数帯域を説明する図である。 第3の実施例において,災害時切り替え後のパワーを示す図である。 第3の実施例に対応する無線基地局の構成例ブロック図である。 第3の実施例における変調方式と出力パワーの関係を示すテーブルである。 第4の実施例を特徴を示す災害時の置局の概念を説明する図である。 第4の実施例において,災害時の運用時のセルエリアA〜Dの周波数の配分とパワーの関係を示す図である。 第4の実施例に対応する無線基地局構成を示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は,WiMAX(Worldwide
Interoperability for Microwave Access)システムのネットワーク構成例を示す図である。接続サービスネットワーク(CSN:Connection
Service Network)100に,ゲートウエイ(GW)となるアクセスサービスネットワーク(ASN:Access Service Network)110を通して,複数の無線基地局(BS:Base
Station)121〜12nが接続される。
なお,一般に複数の無線基地局(BS:Base Station)121〜12nは,装置故障に対応するように現用・予備の装置構成を有している。移動局MSが在圏する無線基地局と通信が行われる。
さらに,ネットワーク監視装置130が,アクセスサービスネットワーク110に付属され,ネットワーク監視装置130によりネットワーク障害が監視され,ネットワーク監視装置130からのアラーム信号ALMに基づき,無線基地局の現用及び予備構成の切り換え,あるいは,以下に説明するように本発明に従う縮退制御が行われる。
一方,WiMAXシステムでは,適応変調方式を用い無線基地局の近傍に位置する無線端末との通信には,回線品質が良い状態にあるので,多値数を多くすることができる64QAM等のQAM変調方式を適用して高スループットサービスを提供するように無線基地局を制御している。
反対に無線基地局に対応するセルエリアの周端(セルエッジ)にある無線端末に対しては,回線品質が悪い状態にあるので,QPSK変調方式を適用して低スループットのサービスを提供するように無線基地局を制御している。
しかし,災害(例えば大地震発生)時の場合を考えると,緊急通信のための多くの呼の発生が生じる。それとともに,無線基地局及び無線端末の電源供給及びバッテリー消耗を抑えなければならない状態となる。
かかる点から本発明は,スループットを少し犠牲にするが,カバーレッジ(通信可能範囲)を変えずにサービスを提供できるように適応変調方式に制限を加え,いずれの無線端末も同一の変調方式を使用するセル縮退運用方法を提供するものである。
[第1の実施例]
以下に,本発明の第1の実施例に従う周波数と出力パワーの配分方法を示す。該当の無線基地局のセルエリア(セル領域)内に在圏する無線端末は一様に分布しているとする。また,WiMAXシステムに使用できる周波数帯域を20MHz,出力するパワーを20MHzに対して20W(以降,20W@20MHz等と表記する)とする。
適用する変調方式と加入者(無線端末)分布の関係は,適用する変調方式のSNR(信号対雑音比)値によって,分布している面積が分かり,その面積に比例して加入者も分布していると考えることができる。
ここでは,64QAM変調方式のSNRを14dB,16QAMのSNRを9dB,QPSKのSNRを3.5
dBとする。
電波伝播損失が距離の3.5乗に比例すると仮定し,QPSK変調方式のセル半径を1とすると,16QAM変調方式のセル半径は0.7(=10^((3.5-9)/35))となり,64QAM変調方式のセル半径は,0.5(=10^((3.5-14)/35))となる。
この様子が図2A,図2Bにより更に説明できる。図2Aは,通常運用時の一無線基地局に割り当てられる周波数帯域の配分とパワーの関係を示す図である。
すなわち,横軸に周波数帯域の配分割合と,縦軸に出力パワーの適用配分を示している。
図2Aに示す例では,無線基地局近傍の無線端末には,64QAM変調方式を適用して高スループットを提供できるが,この加入者分布は約25%(=0.5^2)である。同様に,16QAMを提供できる加入者分布は約24%(=0.7^2-0.5^2),セル周端側ではQPSK変調方式を適用して低スループットを提供できる加入者分布は約51%である。
さらに,20MHzの周波数帯域において,この加入者分布を周波数帯域幅で読みかえると,64QAM変調方式を適用できるエリアには2MHz(f1),16QAM変調方式を適用できるエリアには4MHz(f2),QPSK変調方式を適用できるエリアには14MHz(f3)を割りつけるのと同じである。したがって,図2Bに示すように,該当の無線基地局を中心にそれぞれの変調方式によるカバーレッジの範囲が示される。
このような図2A,図2Bに示した通常時の状態から,本発明に従い災害時に縮退運用が行われる。
図3Aは,本発明に従い,災害時に切り換えられる縮退運用時の周波数帯域の配分とパワーの関係を示す図である。図3Bは,図3Aに対応するカバーレッジの範囲を示す図である。この例では,変調方式は,QPSK方式のみに切り換えられている。さらに,周波数帯域の配分に応じて出力パワーが縮退制御されている。
図に示す例では,20MHzの周波数帯域の内,25%の帯域分2MHz(=f1)及び24%の帯域分4MHZ(=f2)に対してそれぞれ-10.5dB,-5.5dBの出力パワーの減衰を行う。
これにより,図3Bに示すように,25%の帯域分のカバーレッジ,24%の帯域分のカバーレッジ及び,51%の帯域分のカバーレッジが異なるように設定される。
これにより,災害時において,枯渇するであろう電力パワーの削減をはかり,且つより広い範囲にある無線端末との通信を維持することができる。
図4は,上記第1の実施例を実現する無線基地局の構成例ブロック図である。
トラフィック情報データである入力データ(IN−DATA)は,OFDM変調器1によりOFDM変調される。この時,OFDM変調器1に使用周波数帯が設定される。OFDM変調器1のベースバンド出力は,RF(無線周波数)送信部2に入力される。
RF(無線周波数)送信部2において,周波数変換器20により無線周波数に変換され,更に可変利得電力増幅器21により電力増幅されてアンテナ3から送出される。このとき,電源4により各部に電力が供給されている。
図5は,図4の無線基地局の構成例における通信ユニットとしてのOFDM変調器1の概略構成例ブロック図を示す。
図5において,それぞれ無線端末#1〜#Nに対応づけられるデータチャネル#1〜#Nは,共通の構成である。データチャネル#1〜#Nのそれぞれは,トラフィック情報データ(IN−DATA)をOFDM方式で伝送するためのベースバンド処理を行う。データ変調器10は,QPSK,16QAM,64QAM等の後に説明する制御部5(図4参照)の変調方式制限制御部50により選択された適切な変調方式でトラフィック情報データIN−DATAを変調する。
また,データ変調器10における符号化ビット数を,後に説明する制御部5の出力パワー制御部51により変更制御することによりデータ変調器10の出力パワーが変更される。
直並列変換部(S/P)11は,データ変調器10の直列的な信号系列出力を並列的な信号系列に変換する。
多重化部12は,各データチャネル#1〜#Nで処理されたトラフィック情報データを多重化する。多重化後の出力は,高速逆フーリエ変換部13に入力され,入力された信号を高速フーリエ変換し,OFDM方式の変調を行う。
ガードインターバル変換部14は,変調済みの信号にガードインターバルを付加することで,OFDM方式におけるシンボルを作成する。デジタルアナログ変換部15は,ベースバンドのデジタル信号をアナログ信号に変換し,RF送信部2に送出する。
図6は,主としてかかるOFDM変調器1における本発明に従う処理を実行する処理フローである。なお,以下に示す他の実施例におけるOFDM変調器1の処理においても処理手順は同様である。
図6の処理フローに従い,図4及び図5の無線基地局及びOFDM変調器1の制御を説明する。
通信処理中において,本発明に従う制御の開始として,災害時にネットワーク監視装置130は,無線基地局の障害並びに災害をモニタし,パワー制御が必要な災害を検知すると,アラーム信号ALMを出力し,アクセスサービスネットワーク(ASN:Access Service Network)110を通して各無線基地局に送信する。
したがって,無線基地局ではこのアラーム信号ALMを受信し(ステップS1),制御部5に入力する。
ネットワークに接続したい無線端末MSから在圏する無線基地局に呼接続要求信号を送信する。
その際,無線端末MSは,無線基地局からの共通制御信号を受信し,その回線品質(例えばSNR値)と識別子(ID=例えば,電話番号とアドレスIPアドレス)を送信する(ステップS2)。
無線基地局は,回線資源が有れば,無線端末MSに呼接続応答信号を送信する。この時,制御部5は無線端末MSから送られた回線品質と識別子に基づき,予め設定した図7に示すテーブルに従ってデータ送信する時の変調方式と出力パワーを決定し,無線端末MSに,決定した変調方式を通知する(ステップS3)。
これにより無線基地局と,無線端末間の通信が開始する(ステップS4)。なお,上記ステップS2と,ステップS3における無線基地局と無線端末MS間の信号送受は,本発明と直接関係せず,既存の技術により可能であるので,更なる詳細は省略する。
ただし,制御部5が,図7に示すテーブルに従ってデータを送信する時の変調方式及び出力パワーが,それぞれ制御部5の変調方式制限制御部50及び,出力パワー制御部51により制御される点に本発明の特徴を有する。
したがって,かかる部分について更に説明する。図7に示すテーブルは,パターン番号としてネットワーク監視装置130により検知される災害の発生により送られるアラーム信号ALMが無いとき(正常時あるいは通常時)を“1”,アラーム信号ALMがあるとき(異常時あるいは災害時)を“2”とし,更に,無線端末MSから通知される受信信号の対雑音比であるSNR値の範囲により,“1”,“2”,“3”の値が定義される。
SNR値の範囲による定義は,例えば次のように決められる。
無線端末MSから通知される,無線端末MSにおける受信信号のSNR値が,3.5[dB]〜9.0[dB]未満のとき“1”,9.0[dB]〜16.0[dB]未満のとき“2”,更に16.0[dB]以上のとき“3”と定義する。
そして,これらアラーム信号の有無により定義した数値と,無線端末MSからのSNR値の範囲で定義した数値との組み合わせ(パターン番号という)に対し,選択する変調方式と,無線基地局出力パワーを対応させてテーブル化されている。
例えば,ネットワーク監視装置130からのアラーム信号ALMが「正常」で,無線端末MSからのSNR値が16[dB]の端末は,パターン番号13となり,変調方式は多値数の大きい64QAMが選択される。このとき,無線基地局出力パワーは最大(0dB)とされる。
ところが,ネットワーク監視装置130からのアラーム信号が「異常」で,無線端末130からのSNR値が16[dB]の端末は,パターン番号23となり,多値数が少なく,スループットの低い変調方式であるQPSK方式が選択され,無線基地局の出力パワーは-10.5dBに制御される。
すなわち,災害(例えば大地震発生)時,無線基地局の電源供給を抑えなければならない状態になった場合には,無線基地局近傍の無線端末に対しても,QPSK変調を適用してスループットを落とす。これにより,無線基地局の出力パワーを減少することができる。
さらに,出力パワーを調整するには,周波数帯域を加入者数の分布率に合わせて分割する。周波数帯域の配分は,64QAM領域に5MHz@5W,16QAM領域に4.8MHz@4.8W,QPSK領域に10.2MHz@10.2Wを配分する。QPSKのサービスに必要なパワーを「1」とすると,64QAM領域は約0.09(=10^(3.5-14)),16QAM領域は0.28(=10^(3.5-9))のパワーに減少できる。無線基地局全体のパワーに換算すると,約2.2dB(=10xLOG(0.09x0.25+0.28x0.24+1x0.51)のパワーの削減が図れる。
したがって,カバーレッジを変えずにスループットを犠牲にしてサービスを続けることができる。
[第2の実施例]
図8Aは,本発明の第2の実施例に従う災害時に切り換えられる縮退運用時の周波数帯域の配分とパワーの関係を示す図である。図8Bは,図8Aに対応するカバーレッジの範囲を示す図である。
先に説明したように,電波伝播損失が距離の3.5乗に比例すると仮定し,QPSK変調方式のセル半径を1とすると,16QAM変調方式のセル半径は0.7 (=10^((3.5-9)/35))となり,64QAM変調方式のセル半径は,0.5(=10^((3.5-14)/35))となる。
したがって,無線基地局近傍の無線端末には,図2Aに示したように64QAM変調方式を適用して高スループットを提供できるが,この加入者分布は約25%(=0.5^2)である。同様に,16QAMを提供できる加入者分布は約24%(=0.7^2-0.5^2),セルエリア周端側(セルエッジ)ではQPSK変調方式を適用して低スループットを提供できる加入者分布は約51%である。
そして,災害(例えば大地震発生)時,無線基地局の電源供給を抑えなければならない状態になった場合には,図8A,図8Bに示すような周波数配分とパワー配分を行なう。
この考え方は,通常時は無線基地局近傍(A)の分布面積の小さいエリアにおける無線端末は64QAMのサービスが受けられるが,ある周波数(f1)はQPSK,ある周波数(f2)は16QAM,ある周波数(f3)は64QAMのサービスができるように制御する。
同様に,無線基地局から中間のところ(B)は16QAMのサービスを受けられるはずだが,f2の周波数はQPSK,f3の周波数は16QAMのサービスを受けられるようにする。
さらに,f3の周波数に広い帯域を与えている(C)。これは,次のように考えられるからである。先に第1の実施例の説明の中で,セルエッジの分布面積が51%,中間の分布面積が24%,無線基地局近傍が25%であった。これに対し,第2の実施例では,51%の分布面積はf3の周波数でカバーし,24%の分布面積はf3とf2で均等カバーし,25%の分布面積はf1,f2,f3で均等にカバーするようにする。
したがって,f3の周波数によりカバーする分布面積は0.51+0.24/2+0.25/3≒0.71(71%)となる。
同じ様にf2がカバーする分布面積は,0.24/2+0.25/3≒0.2(20%),f1がカバーする面積は0.25/3≒0.09(9%)となる。
この第2の実施例方法による無線基地局出力減少は約1.1dB(=10xLOG(1x0.71+0.28x0.2+0.09x0.09))である。したがって,第1の実施例に比べて無線基地局パワーの減少は少ないが,64QAM及び16QAMのサービスを行えるという利点がある。
図9は,第2の実施例を実現する無線基地局の構成例ブロック図である。図4に示した第1の実施例の構成と同様であるが,制御部5における変調方式制限制御部50と,出力パワー制御部51による制御パラメータのみが異なる。
すなわち,通常時は,第1の実施例と同様である。ネットワーク監視装置130により災害時の状態が検知されると,アラーム信号ALMが送られ,制御部5はこれを検知する。そして,変調方式制御部50は,図10に示すテーブルに従い,変調方式を選択し,OFDM変調器1のデータ変調器10に対し,選択した変調方式によりデータを変調するように制御する。
図10を参照すると,サービスグレードが更に定義されている。例えば,サービスグレードは,システムの異常によりQPSKの変調方式しか使用できない場合を1,QPSK、16QAMの変調方式が使用できる場合を2,更にQPSK,16QAM,64QAMの変調方式が使用できる場合を3とする。
そして,このサービスグレードを含めてパターン番号が設定されている。
災害時に,端末からのSNR通知が“1”であり,サービスグレードが1〜3のいずれの場合もQPSK方式が選択される。
また,パターン番号が“223”であると,16QAM方式が選択される。
データ変調器10に対し,このように選択された変調方式に従いデータを変調するように制御する。
[第3の実施例]
図11Aは,第3の実施例に従う置局の概念を説明する図である。
WiMAXシステムでは,オムニ装置を用いてネットワークが構成されている場合,図11Aに示すように,例えば,3ゾーンあるいは4ゾーン繰り返しで置局が行なわれる。これは,他セルエリアからの干渉を避けるためには,隣接するセルエリアと周波数を変えて置局し,同じ周波数を利用するセルエリアとの間隔を大きくするためである。4ゾーン繰り返しの場合,各セクタでは,使用できる周波数帯域の1/4の周波数帯域しか割り当てがない。
ここで,無線基地局の出力パワーを減少させる方法には,現状の周波数配分のまま,無線基地局の出力パワーを減少させる方法がある。この方法では,例えば,無線基地局の出力パワーを10B小さくすると消費電力も小さくなるが,カバーレッジ(セル半径)は,約1/2になってしまう。
また,使用している周波数帯域を狭くする方法がある。例えば,周波数帯域幅を1/3にすると,カバーレッジは変わらないが,スループットが,1/3程度になってしまう。

これに対し,本発明では,災害(例えば大地震発生)時,システムを使用したい加入者の増加に対応できるように,カバーレッジを少し犠牲にするが,無線基地局の電力供給を抑えながら回線容量を数倍に増加させる縮退運用方式である。
図11Bは,第3の実施例において図11Aの通常時から災害時における縮退を説明する図である。4ゾーン繰り返しを例とし,更に使用できる周波数帯域を20MHz,出力するパワーを20W@20MHzとする。4ゾーン繰り返しの場合,各セクタで使用できる周波数は,5MHz(=20MHz/4)となる。また,各無線基地局の出力パワーは,5W@5MHzである。この様子が,図12,(a)〜(d)に示される。
すなわち,セルエリアA〜Dに割り当てられる周波数帯域幅f1〜f4に対し,それぞれ5MHzが割り当てられ,且つ出力は,5Wずつが配分される。
ここで,災害(例えば大地震発生)時,システムを使用したい加入者の増加に対応できるように,回線容量を増加させる必要がある。そこで,図11Bに示すように,現状よりさらに4ゾーン繰り返しを行い且つ,カバーレッジを1/2に狭くすれば,他セルエリアからの干渉の影響をなくすことができ,1セクタで使用できる周波数帯域幅は,20MHzとなる。カバーレッジは狭くなるが,無線基地局の近傍に加入者が集まれば対応が可能である。
また,無線基地局の出力パワーを考える。元の使用できる帯域幅は5MHzであるので,5W(=20W/4)を出力していた。しかし,災害時は20MHzを使用するので,20W必要となる。しかし,カバーレッジを1/2にしているので,出力パワーを約10dB減衰させることができるので,災害時切り替え後のパワーを示す図13に示すように出力パワーは2Wになる。したがって,無線基地局の電源供給を約1/2.5(5W→2W)にしながら,回線容量を4倍に増加することができる。
この考え方は,オムニ無線基地局構成の場合のみに適用できるのではなく,3セクタ無線基地局構成の3ゾーン繰り返しでも,6セクタ無線基地局構成の3ゾーン繰り返しの場合にも適用ができる。
図14は,上記第3の実施例に対応する無線基地局の構成例ブロック図である。図9に示した第2の実施例の構成と同様であるが,制御部5における変調方式制限制御部50と,出力パワー制御部51による制御パラメータのみが異なる。
制御部5における変調方式制限制御部50と,出力パワー制御部51による制御パラメータのみが異なる。
すなわち,通常時は,第2の実施例と同様である。ネットワーク監視装置130により災害時の状態が検知されると,アラーム信号ALMが送られ,制御部5はこれを検知する。そして,変調方式制御部50は,図15に示すテーブルのパターン番号に従い変調方式を選択し,OFDM変調器1のデータ変調器10に対し,選択した変調方式によりデータを変調するように制御する。基本的に第3の実施例においては,出力パワーが制限されるのみで変調方式は,通常時と変わらない。
[第4の実施例]
第3の実施例においてはカバーレッジを犠牲にして回線容量を増加させる考えを示したが,災害時は緊急呼については,どこからでも通話が可能ある必要がある。
第4の実施例は,かかる緊急呼対応として,各無線基地局にある専用の帯域f1’からf4’を割り当てる。この周波数に限っては,無線基地局出力パワーを小さくせず通常の運用を行い,残りの周波数は全てのセルエリアで使用し,回線容量の増加を行う縮退運用方式である。
図16は,かかる第4の実施例を特徴を示す災害時の置局の概念を説明する図である。通常時は第3の実施例と同様(図11A)であるが,災害時の対応が異なる。すなわち,図16に示すように,各無線基地局(セルエリアA〜D)において緊急用の専用の帯域f1’〜f4’を割り当てる。
すなわち,図17は,第4の実施例において,災害時の運用時のセルリアA〜Dの周波数の配分とパワーの関係を示す図である(図17,(a)〜(d))。通常時の制御は,第3の実施例と同様であり,セルエリアA〜Dの周波数帯域と出力パワーは,図12と同様である。
図17において,緊急時において,各セルエリアとも緊急用に使用する帯域f1’〜f4’を0.5MHzとしている。したがって,各セルエリアで共通に使用できる周波数帯域幅f5は,18MHz(=20-0.5×4)となる。
さらに,緊急呼に与えるパワーは,通常時と同じでなければカバーレッジ全体をカバーすることができない。通常時も災害時も同じ電力密度にすれば良いので図18において,f1'〜f4'には,それぞれ0.5W(@0.5MHz)を与え,f5には,約10dB減衰させることができるので,1.8W(@18MHz)を与えれば良い。
したがって,無線基地局の電源供給を約1/2.2(5W→2.3W)にしながら,回線容量を3.7倍(=(0.5+18)/5)に増加することができる。
図18は,第4の実施例に対応する無線基地局構成であり,他の実施例と構成は同様であるが,通常時の各周波数帯域に5Wの出力パワーに制御し,緊急時,通常には共通に18MHzで,1.8Wの出力パワーを与える。さらに,緊急呼時には,セルエリアA〜Dにおいて,それぞれ0.5MHzの帯域で,0.5Wの出力パワーとなるようにOFDM変調器1を制御する。
なお,緊急呼であるか否かの識別は,例えば,無線端末MSから在圏する無線基地局に送信する呼接続要求信号に識別情報を含ませれば良い。
以上各実施例について説明したように,本発明により,災害時のような状態においても,大きなカバーレッジ(通信範囲)の縮小が発生しないようにし,あるいは,カバーレッジに縮小はあるが,スループットを大きくすることを実現する効果的な縮退運用を行うことができる。よって,産業上寄与するところ大である。
なお,上記実施例は本発明の理解のためのものであり,本発明の技術的範囲がこれらの実施例に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は,特許請求の範囲の記載により定められ,且つ均等の範囲にも及ぶものである。

Claims (6)

  1. それぞれセルエリアを形成する複数の無線基地局を有する移動通信システムにおける前記複数の無線基地局の内の一つの無線基地局であって,
    所定の周波数帯と所定の出力パワーを用い,無線端末の分布面積に対応して周波数帯と出力パワーを配分して無線端末と通信を行う通信ユニットを有し,
    前記通信ユニットは,通常時は,前記セルエリアの中心近傍の分布面積の小さいエリアの無線端末との通信に高多値の変調方式を用い,前記セルエリアの周端近傍に向かいより大きくなる分布面積の無線端末との通信は,順次少ない多値の変調方式を用いて通信を行い,
    災害時は,全ての分布面積のエリアに対して,最も少ない多値の変調方式を用いて通信を行い,前記セルエリアの中心近傍の分布面積の小さいエリアの無線端末との通信における出力パワーを最も小さくなるように設定し,前記セルエリアの周端近傍に向かいより大きくなる分布面積の無線端末との通信における出力パワーが順次大きくなるように設定する,
    ことを特徴とする無線基地局。
  2. それぞれセルエリアを形成する複数の無線基地局を有する移動通信システムにおける前記複数の無線基地局の内の一つの無線基地局であって,
    所定の周波数帯と所定の出力パワーを用い,無線端末の分布面積に対応して周波数域と出力パワーを配分して無線端末と通信を行う通信ユニットを有し,
    前記通信ユニットは,通常時は,前記セルエリアの中心近傍の分布面積の小さいエリアの無線端末との通信に高多値の変調方式を用い,前記セルエリアの周端近傍に向かいより大きくなる分布面積の無線端末との通信は,順次少ない多値の変調方式を用いて通信を行い,
    災害時は,前記セルエリアの中心近傍の分布面積の小さいエリアの無線端末との通信に複数種の変調方式を用い,前記セルエリアの周端近傍に向かいより大きくなる分布面積の無線端末との通信に,順次少ない種類の変調方式を用いて通信を行う,
    ことを特徴とする無線基地局。
  3. 請求項2において,
    前記災害時に,順次少ない種類の変調方式を用いて通信を行う際に,より少ない多値の変調方式を使用するように設定することを特徴とする無線基地局。
  4. それぞれセルエリアを形成する複数の無線基地局を有する移動通信システムであって,
    通常時,複数の基地局のそれぞれに,所定の周波数帯を等分割した複数の周波数帯の内の前記セルエリアにおいて使用する一の周波数帯を,隣接するセルエリアと異なるように配分設定し,
    災害時に,前記複数の基地局のそれぞれのセルエリアに前記等分割した複数の周波数帯の全てを共通に割当て,且つ隣接するセルエリアと重ならないように,出力パワーを小さく設定する,
    ことを特徴とする移動通信システム。
  5. それぞれセルエリアを形成する複数の無線基地局を有する移動通信システムであって,
    通常時,複数の基地局のそれぞれに,所定の周波数帯を等分割した複数の周波数帯の内の前記セルエリアにおいて使用する一の周波数帯を,隣接するセルエリアと異なるように配分設定し,
    災害時に,それぞれのセルエリアに前記所定の周波数帯の内の第1の周波数帯を等分割した複数の周波数帯の内の前記セルエリアにおいて使用する一の周波数帯を,隣接するセルエリアと異なるように配分設定し,更に,前記複数の基地局のそれぞれのセルエリアに前記所定の周波数帯から第1の周波数帯を除いた残余の周波数帯を共通に割当て,且つ隣接するセルエリアと重ならないように,出力パワーを小さく設定する,
    ことを特徴とする移動通信システム。
  6. 請求項5において,
    前記第1の周波数帯は,緊急用に使用されることを特徴とする移動通信システム。
JP2008536263A 2006-09-28 2006-09-28 移動通信システムの災害時における縮退運用を行う無線基地局及び,移動通信システム Expired - Fee Related JP4672774B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2006/319358 WO2008038384A1 (fr) 2006-09-28 2006-09-28 Station de base radio pour un fonctionnement en dégénérescence de système de communication mobile lors d'un désastre et système de communication mobile

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008038384A1 JPWO2008038384A1 (ja) 2010-01-28
JP4672774B2 true JP4672774B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=39229832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008536263A Expired - Fee Related JP4672774B2 (ja) 2006-09-28 2006-09-28 移動通信システムの災害時における縮退運用を行う無線基地局及び,移動通信システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20090175224A1 (ja)
EP (1) EP2066137A4 (ja)
JP (1) JP4672774B2 (ja)
WO (1) WO2008038384A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8380235B2 (en) 2008-04-11 2013-02-19 Nec Corporation Communication system, management apparatus, management method and program
US8744459B2 (en) 2008-04-11 2014-06-03 Nec Corporation Communication system, service providing apparatus, resource management method and program
JP5416064B2 (ja) * 2010-09-13 2014-02-12 京セラ株式会社 無線通信基地局
US20150189548A1 (en) * 2013-12-26 2015-07-02 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for joint power and resource management

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08289367A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Oki Electric Ind Co Ltd 移動通信システム
DE19752200C1 (de) * 1997-11-25 1999-02-04 Siemens Ag Übertragungssystem zum Steuern der Sendeleistung in Funkzellen eines Funk-Teilnehmeranschlußnetzes
US6240094B1 (en) * 1997-12-22 2001-05-29 Bell Atlantic Network Services, Inc. Statistical time division multiplexer for a wireless asymmetric local loop communication system
JP3618071B2 (ja) * 1999-12-28 2005-02-09 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信制御方法及びそのシステム及びそれに用いられる基地局及び移動局
JP2001224073A (ja) 2000-02-10 2001-08-17 Yamaha Corp 移動端末局のアクセス規制方法および移動端末局
US6947490B1 (en) * 2000-06-22 2005-09-20 Nortel Networks Limited Cellular radio communications system
DE10118100A1 (de) * 2001-04-11 2002-10-24 Marconi Comm Gmbh Verfahren zur Datenkommunikation und Steuervorrichtung dafür
JP3732796B2 (ja) 2002-03-28 2006-01-11 株式会社東芝 無線通信システム及び同システムの緊急時制御方法及び無線通信端末
JP4078105B2 (ja) * 2002-04-08 2008-04-23 シャープ株式会社 無線通信システム
US8238944B2 (en) * 2002-04-16 2012-08-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Disaster and emergency mode for mobile radio phones
US7660282B2 (en) * 2003-02-18 2010-02-09 Qualcomm Incorporated Congestion control in a wireless data network
JP4052986B2 (ja) * 2003-07-11 2008-02-27 シャープ株式会社 通信システム及びそれに用いる制御局、基地局、並びに移動局
EP1530388A1 (en) * 2003-11-06 2005-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Transmission power level setting during channel assignment for interference balancing in a cellular wireless communication system
JP4107432B2 (ja) * 2004-03-03 2008-06-25 独立行政法人電子航法研究所 移動局及び移動局側通信制御方法及び基地局及び基地局通信制御方法及び通信システム
KR100617835B1 (ko) * 2005-01-05 2006-08-28 삼성전자주식회사 통신 시스템에서 채널 품질 정보 송수신 장치 및 방법
JP2007060370A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 携帯型通信端末、避難路表示システムおよび危険報知装置
WO2007099839A1 (ja) * 2006-02-24 2007-09-07 Mitsubishi Electric Corporation 通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2066137A1 (en) 2009-06-03
US20090175224A1 (en) 2009-07-09
WO2008038384A1 (fr) 2008-04-03
EP2066137A4 (en) 2012-06-27
JPWO2008038384A1 (ja) 2010-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11818060B2 (en) Scheduling data transmissions between a mobile terminal and a base station in a wireless communications network using component carriers
US9178539B2 (en) Wireless transceiver with reduced transmit emissions
US8619804B2 (en) System and method for the delivery of high speed data services over dedicated and non-dedicated private land mobile radio (PLMR) channels using cognitive radio technology
US8825065B2 (en) Transmit power dependent reduced emissions from a wireless transceiver
JP4412505B2 (ja) 無線通信システム
US8885624B2 (en) Radio resource allocation for cellular wireless networks
EP2078437B1 (en) Power allocation scheme
US7450559B2 (en) Method and apparatus for preserving compatibility between legacy mode(s) of operation and new mode(s) of operation in a communication system
US8483038B2 (en) Radio communication apparatus and radio communication method
JP2011523313A (ja) Ofdma方式の通信ネットワークにおけるサブキャリア割り当て方法およびネットワーク
JP6266651B2 (ja) 異種のセルラーネットワークにおける非アクティブ化された小規模カバレッジノードのアクティブ化
US20120057548A1 (en) Radio communication system, base station apparatus, mobile station apparatus, and radio communication method in a radio communication system
CN101959197A (zh) 用于在无线网络中分配频率的方法以及无线网络
JP2008523647A (ja) 無線通信システム
JP4672774B2 (ja) 移動通信システムの災害時における縮退運用を行う無線基地局及び,移動通信システム
CN101651980A (zh) 用于降低下行链路方向上干扰的方法和对应基站
JP2013537015A (ja) 無線接続システムで割り当てセカンダリキャリアのスキャニング方法及び装置
CN100539519C (zh) 将站接入到公共传输媒体的方法和用于实施这种方法的网络站
US9622240B2 (en) Method and arrangement for transmissions in VAMOS capable wireless communication systems
US11405838B2 (en) Carrier bandwidth adjustment in a cellular radio network
US11528732B2 (en) Method and network node for handling transmission of LTE or NR signals and NB-IoT signals to wireless communication devices
JP2016213890A (ja) 無線基地局および無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4672774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees