JP2016213890A - 無線基地局および無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の通信装置が、互いに近い周波数の信号を送信することによって、これらの信号間の干渉が発生し、システム全体のスループットが低下する。
【解決手段】無線基地局は、無線端末によって測定されたRSSIを含む測定報告を無線端末から受信し、RSSIに基づいて、無線基地局が送信するダウンリンク信号による干渉を受ける他の端末が存在するか否かを判断する。他の端末は、無線基地局とは異なる通信装置と通信している端末であり、判断の結果に基づいて、前記無線基地局の周波数リソースの一部についてのみダウンリンク信号の送信を停止する。
【選択図】図2
【解決手段】無線基地局は、無線端末によって測定されたRSSIを含む測定報告を無線端末から受信し、RSSIに基づいて、無線基地局が送信するダウンリンク信号による干渉を受ける他の端末が存在するか否かを判断する。他の端末は、無線基地局とは異なる通信装置と通信している端末であり、判断の結果に基づいて、前記無線基地局の周波数リソースの一部についてのみダウンリンク信号の送信を停止する。
【選択図】図2
Description
本発明は、無線基地局および無線通信方法に関し、特にパイロット信号の送信制御技術に関する。
無線通信システムでは、複数の通信装置が、互いに同一または近い周波数の信号を送信することによって、これらの信号間の干渉が問題となることがある。干渉によって無線システム全体のスループットが低下する。
これに対して、たとえば、特許文献1に記載の装置では、異なる周波数チャネルを用いる第1の無線ネットワークと第2の無線ネットワークを中継する無線中継装置において、第1の無線ネットワークの端末に相当する第1のインタフェース部と、第2の無線ネットワークの基地局に相当する第2のインタフェース部と、第1の無線ネットワークの送受信タイミングに同期して第2の無線ネットワークの送受信タイミングを設定するスケジューラとを備え、第2のインタフェース部は、スケジューラで決定した第2の無線ネットワークのダウンリンク送信期間およびアップリンク受信期間を第2の無線ネットワークの端末に通知し、第2の無線ネットワークの送受信タイミングを制御する。
しかしながら、特許文献1では、パイロット信号による干渉を防止するための構成が記載されていない。たとえば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システムにおいて、無線基地局は、常時パイロット信号を送信しており、たとえ、無線端末との通信が行なわれていないときでも、パイロット信号を送信し続けている。
そのため、同一の周波数を利用する2つの無線基地局が隣接しており、いずれか一方の無線基地局が無線端末と通信しており、他方の無線基地局が無線端末と通信していない場合には、無線端末と通信していない無線基地局から送信されるパイロット信号が、無線端末と通信している無線基地局からの信号に干渉を与える場合がある。
それゆえに、本発明の目的は、パイロット信号による干渉を防止することができる無線基地局および無線通信方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、OFDMA方式またはOFDM方式によって、無線端末と通信する無線基地局であって、現在の時刻が高トラヒック時間帯に含まれる場合に、自局から送信されるパイロット信号によって、いずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する判定部と、OFDMAフレームまたはOFDMフレームに含まれるパイロット信号の送信を制御するパイロット信号送信制御部とを備え、パイロット信号送信制御部は、判定部によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、ユーザデータ領域のすべてまたは一部においてパイロット信号の送信を停止、またはパイロット信号の電力を低減する。
本発明は、OFDMA方式またはOFDM方式によって、無線端末と通信する無線基地局であって、自局に隣接する無線基地局からのダウンリンク信号が干渉を受けている場合に、自局から送信されるパイロット信号によって、いずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する判定部と、OFDMAフレームまたはOFDMフレームに含まれるパイロット信号の送信を制御するパイロット信号送信制御部とを備え、パイロット信号送信制御部は、判定部によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、ユーザデータ領域のすべてまたは一部においてパイロット信号の送信を停止、またはパイロット信号の電力を低減する。
好ましくは、パイロット信号送信制御部は、ユーザデータ領域のうち、自局用のパイロット信号送信領域以外の領域においてパイロット信号の送信を停止、またはパイロット信号の電力を低減する。
本発明は、OFDMA方式またはOFDM方式によって、無線端末と通信する無線基地局であって、自局から無線端末へのダウンリンク信号の強度または通信品質に基づいて、自局から送信されるパイロット信号によって、いずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があるか否かを判定する判定部と、OFDMAフレームまたはOFDMフレームに含まれるパイロット信号の送信を制御するパイロット信号送信制御部とを備え、パイロット信号送信制御部は、判定部によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、ユーザデータ領域のすべてまたは一部においてパイロット信号の送信を停止、またはパイロット信号の電力を低減する。
好ましくは、判定部は、無線端末へのダウンリンク信号のCINRと、RSSIとの関係に基づいて、干渉を受ける可能性があるか否かを判定する。
好ましくは、判定部は、無線端末の信号の送信電力と、無線端末へのダウンリンク信号のRSSIとの関係に基づいて、干渉を受ける可能性があるか否かを判定する。
好ましくは、判定部は、無線端末の信号の送信電力と、無線端末へのダウンリンク信号のCINRとの関係に基づいて、干渉を受ける可能性があるか否かを判定する。
好ましくは、判定部は、無線端末へのダウンリンク信号のCINRと、隣接する無線基地局から無線端末へのダウンリンク信号のCINRとの関係に基づいて、干渉を受ける可能性があるか否かを判定する。
好ましくは、判定部は、無線端末へのダウンリンク信号のRSSIと、隣接する無線基地局から無線端末へのダウンリンク信号のRSSIとの関係に基づいて、干渉を受ける可能性があるか否かを判定する。
好ましくは、パイロット信号送信制御部は、ユーザデータ領域のうち、無線端末との通信に使用していない領域においてパイロット信号の送信を停止、またはパイロット信号の電力を低減する。
好ましくは、無線基地局は、さらに、無線端末へのダウンリンク信号の通信品質が基準品質よりも高い場合に、非空間多重方式から空間多重方式へ通信方式を切替る切替部を備え、切替部は、判定部によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、非空間多重方式から空間多重方式への通信方式の切替を停止する。
好ましくは、無線基地局は、さらに、無線端末へのダウンリンク信号の通信品質が基準品質よりも高い場合に、非空間多重方式から空間多重方式へ通信方式を切替る切替部を備え、切替部は、判定部によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、干渉を受ける可能性があると判定されない場合よりも基準品質を高くする。
本発明は、無線基地局と無線端末とがOFDMA方式またはOFDM方式によって通信し、かつ複数の無線基地局が基地局制御センターと接続される無線通信システムであって、無線基地局は、基地局制御センターから、自局に隣接する無線基地局からのダウンリンク信号が干渉を受けていることの通知を受けた場合に、自局から送信されるパイロット信号によって、いずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する判定部と、OFDMAフレームまたはOFDMフレームに含まれるパイロット信号の送信を制御するパイロット信号送信制御部とを備え、パイロット信号送信制御部は、判定部によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、ユーザデータ領域のすべてまたは一部においてパイロット信号の送信を停止、またはパイロット信号の電力を低減し、基地局制御センターは、無線基地局から干渉を受けていることの通知を受けた場合に、無線基地局に隣接する無線基地局に干渉を受けていることを通知する。
本発明は、無線基地局と無線端末とがOFDMA方式またはOFDM方式によって通信する無線通信システムであって、無線基地局は、自局から無線端末へのダウンリンク信号の強度または通信品質に基づいて、自局から送信されるパイロット信号によって、いずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があるか否かを判定する判定部と、OFDMAフレームまたはOFDMフレームに含まれるパイロット信号の送信を制御するパイロット信号送信制御部とを備え、パイロット信号送信制御部は、判定部によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、ユーザデータ領域のすべてまたは一部においてパイロット信号の送信を停止、またはパイロット信号の電力を低減し、無線端末は、無線基地局から送信されるダウンリンク信号の強度または通信品質をOFDMAフレームまたはOFDMフレームの上りのサブフレームを用いて送信する。
本発明は、無線基地局と無線端末とがOFDMA方式またはOFDM方式によって通信し、かつ複数の無線基地局が基地局制御センターと接続される無線通信システムにおける無線通信方法であって、いずれかの無線基地局が、自局から無線端末へのダウンリンク信号の強度または通信品質に基づいて、自局から無線端末へのダウンリンク信号が干渉を受けているか否かを判定するステップと、いずれかの無線基地局が、干渉を受けていると判定された場合に、基地局制御センターにダウンリンク信号が干渉を受けていることを通知するステップと、基地局制御センターが、いずれかの無線基地局からダウンリンク信号が干渉を受けていることの通知を受けた場合に、無線基地局に隣接する無線基地局にダウンリンク信号が干渉を受けていることを通知するステップと、隣接する無線基地局が、基地局制御センターから、自局に隣接する無線基地局からのダウンリンク信号が干渉を受けていることの通知を受けた場合に、自局から送信されるパイロット信号によって、いずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定するステップと、隣接する無線基地局が、OFDMAフレームまたはOFDMフレームに含まれるパイロット信号の送信を制御するステップとを備え、制御するステップは、干渉を受ける可能性があると判定された場合、ユーザデータ領域のすべてまたは一部においてパイロット信号の送信を停止、またはパイロット信号の電力を低減するステップとを含む。
本発明は、無線基地局と無線端末とがOFDMA方式またはOFDM方式によって通信する無線通信システムにおける無線通信方法であって、無線端末が、無線基地局から送信されるダウンリンク信号の強度または通信品質をOFDMAフレームまたはOFDMフレームの上りのサブフレームを用いて送信するステップと、無線基地局が、無線端末から受信した自局から無線端末へのダウンリンク信号の強度または通信品質に基づいて、自局から送信されるパイロット信号によって、いずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があるか否かを判定するステップと、無線基地局が、OFDMAフレームまたはOFDMフレームに含まれるパイロット信号の送信を制御するステップとを備え、送信を制御するステップは、干渉を受ける可能性があると判定された場合に、ユーザデータ領域のすべてまたは一部においてパイロット信号の送信を停止、またはパイロット信号の電力を低減するステップとを含む。
本発明によれば、パイロット信号による干渉を防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
(無線通信システムの構成)
図1は、本発明の実施形態の無線通信システムの構成を表わす図である。
[第1の実施形態]
(無線通信システムの構成)
図1は、本発明の実施形態の無線通信システムの構成を表わす図である。
図1を参照して、無線基地局A〜Cが配置されている。ここで、ゾーンz1、z2、z3は、それぞれ無線基地局A、B、Cからの電波が届く範囲を表わす。無線基地局Aのゾーンz1は、他の無線基地局B、Cのゾーンz2、z3と重複している。そのため、たとえば無線端末#2が無線基地局Aと通信しているときに、無線端末#2が無線基地局Aから受信した信号は、無線基地局Bからの信号による干渉を受ける。無線基地局A〜Cは、ネットワークケーブル3を介して基地局制御センター1と接続する。
(無線基地局の構成)
図2は、本発明の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図2は、本発明の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図2を参照して、この無線基地局2は、第1のアンテナ10と、第2のアンテナ11と、送信部13と、受信部12と、MAC(Media Access Control)層処理部14と、第1の結合/分配器82と、第2の結合/分配器83とを備える。
第1の結合/分配器82は、たとえばサーキュレータで構成され、送信部13からの信号を第1のアンテナ10へ出力し、第1のアンテナ10からの信号を受信部12へ出力する。
第2の結合/分配器83は、たとえばサーキュレータで構成され、送信部13からの信号を第2のアンテナ11へ出力し、第2のアンテナ11からの信号を受信部12へ出力する。
送信部13は、マルチアンテナ送信信号処理部24と、サブキャリア配置部23と、IFFT部(Inverse First Fourier Transform)22と、CP(Cyclic Prefix)付加部21と、RF(Radio Frequency)部20とを備える。
サブキャリア配置部23は、たとえばPUSC(Partial Usage of Subchannels)に基づいて、サブキャリアを配置する。
マルチアンテナ送信信号処理部24は、設定されたMIMO通信方式がMATRIX−Aの場合に、1つのデータストリームを時空間符号化(たとえばアラムーチ符号化)し、設定されたMIMO通信方式がMATRIX−Bの場合に、複数のデータストリームを空間多重化する。
IFFT部22は、マルチアンテナ送信信号処理部24から出力される複数のサブキャリア信号(周波数領域の信号)をIFFTによって、時間領域の信号(OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)シンボル)に変換する。
CP付加部21は、OFDMAシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMAシンボルの先頭に付加する。
RF部20は、無線周波数帯にアップコンバートするアップコンバータ、アップコンバートされた信号を増幅する電力増幅回路、増幅された信号のうち所望帯域の信号成分のみを通過させて第1のアンテナ10および第2のアンテナ11へ出力するバンドパスフィルタなどを含む。
受信部12は、RF部15と、CP除去部16と、FFT部17と、サブキャリア配置部18と、マルチアンテナ受信信号処理部81とを備える。
RF部15は、第1のアンテナ10および第2のアンテナ11から出力される信号のうち所望帯域の信号成分のみを通過させるバンドパスフィルタ、RF信号を増幅する低雑音増幅回路、RF信号をダウンコンバートするダウンコンバータなどを含む。
CP除去部16は、RF部15から出力される信号からCPを除去する。
FFT部17は、CP除去部16から出力される時間領域の信号をFFTによって、周波数領域の信号に変換して、複数のサブキャリアに復調する。
FFT部17は、CP除去部16から出力される時間領域の信号をFFTによって、周波数領域の信号に変換して、複数のサブキャリアに復調する。
サブキャリア配置部18は、たとえばPUSCに基づいて、FFT部17から出力される各サブキャリアを抽出する。
マルチアンテナ受信信号処理部81は、たとえば、サブキャリア配置部18から出力される信号をアダプティブアレイ受信処理する。
MAC層処理部14は、ユーザデータ送信管理部34と、符号化部33と、変調部32と、復調部25と、復号部26と、ユーザデータ受信管理部27とを備える。
ユーザデータ送信管理部34は、無線端末3へ送信するユーザデータを管理する。
符号化部33は、切替部31から指示されるMCS(Modulation and Code Scheme)の符号化レートに従って、符号化されたダウンリンク信号を符号化する。
符号化部33は、切替部31から指示されるMCS(Modulation and Code Scheme)の符号化レートに従って、符号化されたダウンリンク信号を符号化する。
変調部32は、切替部31から指示されるMCSの変調方式に従って、無線端末3へのダウンリンク信号を変調する。
復調部25は、無線端末3からのアップリンク信号を復調する。
復号部26は、復調されたアップリンク信号を復号する。
復号部26は、復調されたアップリンク信号を復号する。
ユーザデータ受信管理部27は、無線端末3から受信したユーザデータを管理する。
さらに、MAC層処理部14は、通信品質管理部35と、ネットワーク通信部36と、切替テーブル記憶部38と、通信レベル切替部39と、パイロット信号送信制御部40と、干渉判定部37とを備える。
さらに、MAC層処理部14は、通信品質管理部35と、ネットワーク通信部36と、切替テーブル記憶部38と、通信レベル切替部39と、パイロット信号送信制御部40と、干渉判定部37とを備える。
ネットワーク通信部36は、基地局制御センター1から、自局に隣接する無線基地局からのダウンリンク信号が干渉を受けていることを知らせる干渉情報を受信する。また、ネットワーク通信部36は、基地局制御センター1へ、自局のダウンリンク信号が干渉を受けていることを知らせる干渉情報を送信する。
図3は、OFDMAフレームの構成を表わす図である。
図3を参照して、OFDMAフレームは、下りサブフレームと、上りサブフレームからなる。
図3を参照して、OFDMAフレームは、下りサブフレームと、上りサブフレームからなる。
下りサブフレームは、制御領域と、ユーザデータ領域とを含む。制御領域は、プリアンブルと、DL−MAPと、UL−MAPとを含む。
プリアンブルは、同期確立などのために既知の信号が配置される。DL−MAP(Downlink Map)は、下りの無線リソースの割当情報が配置される。たとえば、DL−MAPには、下りのユーザデータのバースト領域、レンジング信号の送信周期(レンジング周期)、下りのユーザデータのMCS、無線端末の速度状態などに関する情報が配置される。UL−MAP(Uplink Map)は、上りの無線リソースの割当情報が配置される。たとえば、UL−MAPには、上りのユーザデータのバースト領域、上りのユーザデータのMCSなどの情報が配置される。
ユーザデータ領域には、下りのユーザデータが配置される。
上りサブフレームは、制御領域と、ユーザデータ領域とを含む。制御領域は、レンジング領域と、CQICH領域と、ACKCH領域とを含む。
上りサブフレームは、制御領域と、ユーザデータ領域とを含む。制御領域は、レンジング領域と、CQICH領域と、ACKCH領域とを含む。
レンジング領域には、レンジング信号が配置される。CQICH(channel quality information channel)領域は、チャネル品質を表わす信号が配置される。ACKCH(Acknowledgement Channel)領域は、チャネル確認応答を表わす信号が配置される。
ユーザデータ領域には、上りのユーザデータが配置される。
通信品質管理部35は、通信している無線端末から、上りサブフレームのCQICHにを用いて、通信している無線端末で測定された自局が送信したダウンリンク信号の搬送波電力対干渉雑音電力比(DL_CINR(Carrier to Interference and Noise Ratio))および受信信号強度(DL_RSSI(Receive Signal Strength Indicator))の通知を受け、通知されたDL_CINRおよびDL_RSSIを記憶する。
通信品質管理部35は、通信している無線端末から、上りサブフレームのCQICHにを用いて、通信している無線端末で測定された自局が送信したダウンリンク信号の搬送波電力対干渉雑音電力比(DL_CINR(Carrier to Interference and Noise Ratio))および受信信号強度(DL_RSSI(Receive Signal Strength Indicator))の通知を受け、通知されたDL_CINRおよびDL_RSSIを記憶する。
干渉判定部37は、現在の時刻が、高トラヒック時間帯に含まれる場合には、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。
また、干渉判定部37は、ネットワーク通信部によって、自局に隣接する無線基地局からのダウンリンク信号が干渉を受けていることを知らせる干渉情報を受信した場合に、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。
図4は、通信している無線端末で測定された自局が送信したダウンリンク信号の搬送波電力対干渉雑音電力比(DL_CINR)と受信信号強度(DL_RSSI)の関係を表わすグラフである。
図4において、L1は干渉がない場合の曲線である。L2は干渉がある場合の曲線の一例である。
干渉判定部37は、L1の曲線で与えられる関係を予めテーブルまたは数式の形で記憶している。干渉判定部37は、自局と通信中の無線端末から受信したDL_CINRの値C0に対して、予め記憶しているテーブルまたは数式に関係に従って、干渉がない場合のDL_RSSIの通常値RR1を求める。干渉判定部37は、この通常値RR1と、この無線端末から受信したDL_RSSIの値R1との差ΔR1を求める。干渉判定部37は、差ΔR1が所定の閾値以上である場合に、自局と通信中の無線端末へのダウンリンク信号が干渉を受けていると判断する。また、干渉判定部37は、この場合には、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。これは、自局と通信中の無線端末へのダウンリンク信号が干渉を受けている場合には、高トラヒック状態にあり、自局から送信されるパイロット信号も他の所望信号に干渉を与える可能性があると考えられるからである。
また、干渉判定部37は、自局と通信中の無線端末から受信した自局のDL_CINRを所定値だけ減算した閾値を求め、この無線端末から受信した隣接基地局のDL_CINRがこの閾値以上のときには、自局と通信中の無線端末へのダウンリンク信号が干渉を受けていると判断する。また、干渉判定部37は、この場合には、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。これは、隣接基地局からのダウンリンク信号のDL_CINRが大きいときには、高トラヒック状態にあり、自局から送信されるパイロット信号も他の所望信号に干渉を与える可能性があると考えられるからである。
パイロット信号送信制御部40は、OFDMAの下りサブフレームのユーザデータ領域に含まれるパイロット信号の送信を制御する。
下りサブフレームのユーザデータ領域は、通常は、図5に示すようなPUSCクラスタを単位として構成される。図5に示すように、1個のPUSCクラスタは、2個のシンボルと14個のサブキャリアで構成される。1シンボル当たり2個のサブキャリアでパイロット信号が伝送される。
図6(a)および(b)は、パイロット信号の送信例を表わす図である。図6(a)および(b)は、下りのユーザデータ領域全体を表わし、横軸はシンボルを表わし、縦軸はサブキャリアを表わす。
パイロット信号送信制御部40は、干渉判定部37によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、自局と通信している無線端末がない場合に、全ユーザデータ領域で、パイロット信号の送信を停止する。パイロット信号送信制御部40は、図6(a)に示すように、パイロット信号を送信しない。この場合、下りサブフレームのユーザデータ領域を構成するすべてのクラスタは、パイロット信号を含まない。
パイロット信号送信制御部40は、干渉判定部37によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、自局と通信している無線端末がある場合に、全ユーザデータ領域のうちの通信している無線端末用の領域のみでパイロット信号を送信する。パイロット信号送信制御部40は、図6(b)に示すように、通信している無線端末用の領域のみでパイロット信号を送信する。この場合、下りサブフレームのユーザデータ領域のうち、通信している無線端末用の領域を除く領域を構成するすべてのクラスタは、パイロット信号を含まない。また、この場合、無線基地局は、無線端末が自己の端末用の領域のパイロット信号を使用することを指示するために、DL_MAPにおいて「dedicated pilot on」を設定する。
パイロット信号送信制御部40は、制御領域でのパイロット信号の送信は、干渉の可能性があっても停止しない。
通信レベル切替部39は、現在のダウンリンク信号の通信レベルを管理する。
図7は、ダウンリンク信号の通信レベルの例を表わす図である。
図7は、ダウンリンク信号の通信レベルの例を表わす図である。
図7を参照して、通信レベルテーブルは、通信レベルと、MIMO方式およびMCSと、データ伝送レートとの関係を表わす。
たとえば、通信レベルが「A1」は、MIMO方式が「MATRIX−A」であり、MCSが「QPSK 1/2」であり、データ伝送レートが「1」(ビット/シンボル)であることを表わす。
「A1〜A7」のいずれかのレベルから「B1〜B7」のいずれかのレベルに変更する場合、つまり、MIMO方式がMATRIX−AからMATRIX−Bに変更する場合に、本明細書では、「MATRIXをレベルアップ」したと記載し、「B1〜B7」のいずれかのレベルから「A1〜A7」のいずれかのレベルに変更する場合、つまり、MIMO方式がMATRIX−BからMATRIX−Aに変更する場合に、本明細書では、「MATRIXをレベルダウン」したと記載する。また、同一のMIMO方式において、データレートの高いMCSに変更する場合に、本明細書では、「MCSをレベルアップ」したと記載し、データレートの低いMCSに変更する場合に、本明細書では、「MCSをレベルダウン」したと記載する。
切替テーブル記憶部38は、ダウンリンク信号の通信レベルの切替ルールを定めた第1の切替テーブルを記憶する。
通信レベル切替部39は、切替テーブル記憶部38の第1の切替テーブルにしたがって、通信レベルの切替え、すなわちダウンリンク信号のMIMO通信方式とMCS(変調方式および符号化レート)とを切替える。
図8は、第1の切替テーブルによるダウンリンク信号の通信レベル切替ルールを表わす図である。
図8を参照して、たとえば、現在の通信レベルが「A2」のときに、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERが「5%」以上の場合には、通信レベルが「A1」にレベルダウンする。すなわち、通信レベル切替部39は、MCSを「QPSK 3/4」から「QPSK 1/2」に変更する。通信レベル切替部39は、MIMO方式を「MATRIX−A」で維持する。また、通信レベルが「A2」のときに、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERが「2%」以下の場合には、通信レベルが「A3」にレベルアップする。すなわち、通信レベル切替部39は、MCSを「QPSK 3/4」から「16QAM 1/2」に変更する。通信レベル切替部39は、MIMO方式を「MATRIX−A」で維持する。また、現在の通信レベルが「A7」のときに、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERが「1%」以下の場合には、通信レベルが「B1」にレベルアップする。すなわち、通信レベル切替部39は、MCSを「64QAM 3/4」から「QPSK 1/2」に変更する。通信レベル切替部39は、MIMO方式を「MATRIX−A」から「MATRIX−B」に変更する。
通信レベル切替部39は、干渉判定部37によって干渉を受ける可能性があると判定された場合に、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERに係りなく、MATRIX−AからMATRIX−BへのMIMO方式の切替えを停止する。すなわち、通信レベル切替部39は、現在の通信レベルが「A7」のときに、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERが「1%」以下となっても、通信レベルを「A7」で維持する。
(動作)
図9は、第1の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図9のフローチャートの動作を実行する。
図9は、第1の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図9のフローチャートの動作を実行する。
図9を参照して、まず、干渉判定部37は、自局がいずれの無線端末とも通信中でない場合において(ステップS100でNO)、現在の時刻が高トラヒック時間帯に含まれる場合には(ステップS101でYES)、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。この場合、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域で、パイロット信号の送信を停止する(ステップS102)。さらに、通信レベル切替部39は、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERに係りなく、MATRIX−Bへの切替えを停止する(ステップS103)。
また、干渉判定部37は、自局がいずれの無線端末とも通信中でない場合において(ステップS100でNO)、現在の時刻が高トラヒック時間帯に含まれない場合で(ステップS101でNO)、基地局制御センター1から隣接基地局の干渉情報を受信したときには(ステップS104でYES)、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。この場合、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域で、パイロット信号の送信を停止する(ステップS102)。さらに、通信レベル切替部39は、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERに係りなく、MATRIX−Bへの切替えを停止する(ステップS103)。
また、干渉判定部37は、自局がいずれかの無線端末と通信中の場合において(ステップS100でYES)、通信中の無線端末から受信したDL_CINRの値に対するDL_RSSIの通常値を求め、この通常値と、通信中の無線端末から受信したDL_RSSIの値との差が所定の閾値以上である場合には(ステップS106でYES)、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。この場合、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域のうちの通信中の無線端末用の領域以外の領域でのパイロット信号の送信を停止する(ステップS107)。さらに、ネットワーク通信部36は、基地局制御センター1へ、自局のダウンリンク信号が干渉を受けていることを知らせる干渉情報を送信する(ステップS108)。さらに、通信レベル切替部39は、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERに係りなく、MATRIX−Bへの切替えを停止する(ステップS109)。
また、干渉判定部37は、自局がいずれかの無線端末と通信中の場合において(ステップS100でYES)、通信中の無線端末から受信したDL_CINRに対する通常値を求め、この通常値と、通信中の無線端末から受信したDL_RSSIとの差が所定の閾値未満である場合には(ステップS106でNO)、通信中の無線端末から受信した自局のDL_CINRを所定値だけ減算した閾値を求め、通信中の無線端末から受信した隣接基地局のDL_CINRがこの閾値以上のときには、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。この場合、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域のうちの通信中の無線端末用の領域以外の領域でのパイロット信号の送信を停止する(ステップS107)。さらに、ネットワーク通信部36は、基地局制御センター1へ、自局のダウンリンク信号が干渉を受けていることを知らせる干渉情報を送信する(ステップS108)。さらに、通信レベル切替部39は、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERに係りなく、MATRIX−Bへの切替えを停止する(ステップS109)。
また、干渉判定部37は、ステップS100でNO、ステップS101でNO、かつステップS104でNOの場合、またはステップS100でNO、ステップS106でNO、かつステップS110でNOの場合には、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれの無線端末で受信するダウンリンク信号も干渉を受ける可能性がないと判断する。この場合、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域で、パイロット信号を送信する(ステップS111)。さらに、通信レベル切替部39は、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERに基づいて、MATRIX−Bへの切替えを実行する(ステップS112)。
以上のように、第1の実施形態によれば、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性がある場合に、全ユーザデータ領域のうちの一部、またはすべての領域でのパイロット信号の送信を停止するので、特に、同一周波数干渉に弱い通信システムにおいて、干渉による劣化を低減することができ、その結果、システム全体の周波数利用効率が向上し、スループット、エリア、キャパシティ性能を改善することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態の干渉判定部は、第1の実施形態の干渉判定部と、干渉の有無の判定の方法が相違する。
第2の実施形態の干渉判定部は、第1の実施形態の干渉判定部と、干渉の有無の判定の方法が相違する。
図10は、通信している無線端末の送信電力と通信している無線端末で測定された自局が送信したダウンリンク信号の搬送波電力対干渉雑音電力比(DL_CINR)との関係を表わすグラフである。
図10において、L3は、干渉がない場合の曲線である。L4は、干渉がある場合の曲線の一例である。
干渉判定部37は、L3の曲線で与えられる関係を予めテーブル、または数式の形で記憶している。干渉判定部37は、無線端末から受信した無線端末の送信電力の値P0に対して、予め記憶しているテーブルまたは数式に関係に従って、干渉がない場合のDL_CINRの通常値RR2を求める。干渉判定部37は、この通常値RR2と、無線端末から受信したDL_CINRの値R2との差ΔR2を求める。干渉判定部37は、差ΔR2が所定の閾値以上である場合に、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。
(動作)
図11は、第2の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図11のフローチャートの動作を実行する。
図11は、第2の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図11のフローチャートの動作を実行する。
図11のフローチャートが、図9のフローチャートと相違する点は、ステップS206である。
すなわち、干渉判定部37は、自局がいずれかの無線端末と通信中である場合において(ステップS100でYES)、通信中の無線端末から受信した無線端末の送信電力の値に対するDL_CINRの通常値を求め、この通常値と、通信中の無線端末から受信したDL_CINRの値との差が所定の閾値以上である場合には(ステップS206でYES)、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。
[第2の実施形態の変形例]
図12は、通信している無線端末の送信電力と通信している無線端末で測定された自局が送信したダウンリンク信号の受信信号強度(DL_RSSI)との関係を表わすグラフである。
図12は、通信している無線端末の送信電力と通信している無線端末で測定された自局が送信したダウンリンク信号の受信信号強度(DL_RSSI)との関係を表わすグラフである。
図12において、L5は、干渉がない場合の曲線である。L6は、干渉がある場合の曲線の一例である。
干渉判定部37は、L5の曲線で与えられる関係を予めテーブル、または数式の形で記憶している。
干渉判定部37は、無線端末から受信した無線端末の送信電力の値P0に対して、予め記憶しているテーブルまたは数式に関係に従って、干渉がない場合のDL_RSSIの通常値RR3を求める。干渉判定部37は、この通常値RR3と、無線端末から受信したDL_RSSIの値R3との差ΔR3を求める。干渉判定部37は、差ΔR3が所定の閾値以上である場合に、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。
[第3の実施形態]
第2の実施形態の干渉判定部は、第1および第2の実施形態の干渉判定部と、干渉の有無の判定の方法が相違する。
第2の実施形態の干渉判定部は、第1および第2の実施形態の干渉判定部と、干渉の有無の判定の方法が相違する。
(動作)
図13は、第3の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図13のフローチャートの動作を実行する。
図13は、第3の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図13のフローチャートの動作を実行する。
図13のフローチャートが、図9のフローチャートと相違する点は、ステップS310である。
すなわち、干渉判定部37は、自局が無線端末と通信中でない場合において(ステップS100でYES)、無線端末から受信した自局のDL_RSSIを所定値だけ減算した閾値を求め、無線端末から受信した隣接基地局のDL_RSSIがこの閾値以上のときには(ステップS310でYES)、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定する。
[第4の実施形態]
第4の実施形態のパイロット信号送信制御部は、第1の実施形態のパイロット信号送信制御部と、干渉の可能性があると判定された場合のパイロット信号の送信制御の方法が相違する。
第4の実施形態のパイロット信号送信制御部は、第1の実施形態のパイロット信号送信制御部と、干渉の可能性があると判定された場合のパイロット信号の送信制御の方法が相違する。
(動作)
図14は、第4の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図14のフローチャートの動作を実行する。
図14は、第4の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図14のフローチャートの動作を実行する。
図14のフローチャートが、図9のフローチャートと相違する点は、ステップS402およびS407である。
すなわち、ステップS101またはステップ104によって、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判断した場合には、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域で、パイロット信号の電力を低減(たとえば、通常の1/2)する(ステップS402)。
ステップS106またはステップ110によって、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定された場合には、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域のうちの通信中の無線端末用の領域以外の領域で、パイロット信号の電力を低減(たとえば、通常の1/2)する(ステップS407)。
[第5の実施形態]
第5の実施形態の通信レベル切替部は、第1の実施形態の通信レベル切替部と、干渉の可能性があると判定された場合の通信レベルの切替方法が相違する。
第5の実施形態の通信レベル切替部は、第1の実施形態の通信レベル切替部と、干渉の可能性があると判定された場合の通信レベルの切替方法が相違する。
通信レベル切替部39は、干渉の可能性があると判定された場合には、切替テーブルを第1の実施形態で説明した第1の切替テーブルから第2の切替テーブルに変更する。第2の切替テーブルは、切替テーブル記憶部38に記憶される。
図15は、第2の切替テーブルによる通信レベル切替ルールを表わす図である。
図15の第2の切替テーブルが、図8の第1の切替テーブルと相違する点は、通信レベルが「A7」から「B1」にレベルアップするときの条件である。
図15の第2の切替テーブルが、図8の第1の切替テーブルと相違する点は、通信レベルが「A7」から「B1」にレベルアップするときの条件である。
すなわち、図15では、現在の通信レベルが「A7」のときに、ダウンリンク信号のパケットエラーレートPERが「0.5%」以下、通信レベルが「B1」にレベルアップする。この第2の切替テーブルの「0.5」%以下の基準品質は、第1の切替テーブルの「1%」以下の基準品質よりも、通信品質が高い。この場合、通信レベル切替部39は、MCSを「64QAM 3/4」から「QPSK 1/2」に変更し、MIMO方式を「MATRIX−A」から「MATRIX−B」に変更する。
(動作)
図16は、第5の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図16のフローチャートの動作を実行する。
図16は、第5の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図16のフローチャートの動作を実行する。
図16のフローチャートが、図9のフローチャートと相違する点は、ステップS503、S509、S512である。
すなわち、ステップS101、ステップS104、ステップS106、またはステップS110で、干渉判定部37が、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判断した場合には、通信レベル切替部39は、第2の切替テーブルを用いて、パケットエラーレートPERに基づいて、通信レベルの切替えを実行する(ステップS503、ステップS509)。
また、ステップS101、ステップS104、ステップS106、またはステップS110で、干渉判定部37が、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれの無線端末で受信するダウンリンク信号も干渉を受ける可能性がないと判断した場合には、通信レベル切替部39は、通常通り、第1の切替テーブルを用いて、パケットエラーレートPERに基づいて、通信レベルの切替えを実行する(ステップS512)。
[第6の実施形態]
第6の実施形態のパイロット信号送信制御部は、第1の実施形態のパイロット信号送信制御部と、干渉の可能性があると判定された場合のパイロット信号の送信制御の方法が相違する。
第6の実施形態のパイロット信号送信制御部は、第1の実施形態のパイロット信号送信制御部と、干渉の可能性があると判定された場合のパイロット信号の送信制御の方法が相違する。
図17(a)〜(c)は、それぞれ無線基地局A、B、Cに対して定められた自局用のパイロット信号送信領域の例を表わす図である。図17(a)〜(d)は、下りのユーザデータ領域全体を表わし、横軸はシンボルを表わし、縦軸はサブキャリアを表わす。
図17(a)に示すように、無線基地局Aには、領域Xが自局用のパイロット信号送信領域に割り当てられている。無線基地局Aでは、干渉判定部37によって、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定された場合には、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域のうちの領域X以外の領域においてパイロット信号の送信を停止する。
図17(b)に示すように、無線基地局Bには、領域Yが自局用のパイロット信号送信領域に割り当てられている。無線基地局Bでは、干渉判定部37によって、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定された場合には、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域のうちの領域Y以外の領域においてパイロット信号の送信を停止する。
図17(c)に示すように、無線基地局Cには、領域Zが自局用のパイロット信号送信領域に割り当てられている。無線基地局Cでは、干渉判定部37によって、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定された場合には、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域のうちの領域Z以外の領域においてパイロット信号の送信を停止する。
(動作)
図18は、第6の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図18のフローチャートの動作を実行する。
図18は、第6の実施形態の無線基地局におけるパイロット信号の送信制御、通信レベル切替の制御の動作手順を表わすフローチャートである。無線基地局は、所定の時間ごとに図18のフローチャートの動作を実行する。
図18のフローチャートが、図9のフローチャートと相違する点は、ステップS602である。
干渉判定部37は、ステップS101またはステップS104で、自局から送信されるパイロット信号によって、自局のゾーン内のいずれかの無線端末で受信するダウンリンク信号が干渉を受ける可能性があると判定された場合には、パイロット信号送信制御部40は、全ユーザデータ領域のうちの自局用のパイロット信号送信領域以外の領域においてパイロット信号の送信を停止する(ステップS602)。
(変形例)
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、たとえば以下のような変形例も含む。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、たとえば以下のような変形例も含む。
(1) OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)
本発明の実施形態では、OFDMAによる通信方式を一例として用いたが、これに限定するものではなく、たとえば、OFDM方式であってもよい。
本発明の実施形態では、OFDMAによる通信方式を一例として用いたが、これに限定するものではなく、たとえば、OFDM方式であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 基地局制御センター、2 無線基地局、3 ネットワークケーブル、10,11 アンテナ、12 送信部、13 受信部、14 MAC層処理部、15,20 RF部、16 CP除去部、17 FFT部、18,23 サブキャリア配置部、21 CP付加部、22 IFFT部、24 マルチアンテナ送信信号処理部、25 復調部、26 復号部、27 ユーザデータ受信管理部、32 変調部、33 符号化部、34 ユーザデータ送信管理部、35 通信品質管理部、36 ネットワーク通信部、37 干渉判定部、38 切替テーブル記憶部、39 通信レベル切替部、40 パイロット信号送信制御部、81 マルチアンテナ受信信号処理部、82 第1の結合/分配器、83 第2の結合/分配器。
Claims (2)
- OFDMA方式またはOFDM方式によって、無線端末と通信する無線基地局であって、
前記無線端末によって測定されたRSSIを含む測定報告を前記無線端末から受信する受信部と、
前記RSSIに基づいて、前記無線基地局が送信するダウンリンク信号による干渉を受ける他の端末が存在するか否かを判断する処理部と、を備え、
前記他の端末は、前記無線基地局とは異なる通信装置と通信している端末であり、
前記処理部は、前記判断の結果に基づいて、前記無線基地局の周波数リソースの一部についてのみダウンリンク信号の送信を停止する、無線基地局。 - OFDMA方式またはOFDM方式によって、無線端末と通信する無線基地局における無線通信方法であって、
前記無線端末によって測定されたRSSIを含む測定報告を前記無線端末から受信し、
前記RSSIに基づいて、前記無線基地局が送信するダウンリンク信号による干渉を受ける他の端末が存在するか否かを判断し、前記他の端末は、前記無線基地局とは異なる通信装置と通信している端末であり、
前記判断の結果に基づいて、前記無線基地局の周波数リソースの一部についてのみダウンリンク信号の送信を停止する、無線通信方法。
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