JP6154857B2 - 無線通信中継装置及び無線通信中継方法 - Google Patents

無線通信中継装置及び無線通信中継方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信の無線通信を中継する無線通信中継装置及び無線通信中継方法に関するものである。
従来、移動通信においてLTE(Long Term Evolution)方式の移動通信システム(非特許文献1参照)のサービス開始に伴い、高速データ通信が可能となり、多様なサービスを提供することが可能になった。例えば、周波数帯域が15MHzであって2×2のMIMO適用時には、基地局と移動局であるユーザ装置(UE:User Equipment)との間のLTEの最大理論スループットは100Mbpsにも達する。
しかしながら、実際の商用環境、とりわけセルエッジのユーザ装置においては受信信号品質の劣化により、数Mbpsのスループットしか享受できない。更に、基地局とユーザ装置(移動局)との無線通信に使用される周波数帯域を複数のUEでシェアするため、実際の1ユーザ装置当たりのスループットは1Mbpsを切ることもあり得る。この課題を解消する目的で、基地局からの電波を一旦受信して復調し、異なる周波数に再変調・増幅してユーザ装置に送信する周波数変換リレーの検討が進められている。周波数変換リレーは高利得アンテナや高度な受信技術の導入により、主に基地局のカバレッジ及びキャパシティを拡大することができる。ところが、この周波数変換リレーを行おうとすると、ユーザ装置との間のアクセス用の無線信号が基地局との間のバックホールの無線信号に干渉する回り込み干渉が発生するおそれがあることがわかった。そのため、基地局との間のバックホール用のアンテナとユーザ装置との間のアクセス用のアンテナを離して設置する必要がある。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る無線通信中継装置は、移動通信システムにおける基地局と移動局との無線通信を中継する無線通信中継装置であって、前記移動通信システムに割り当てられた所定の周波数帯域内の第1の周波数により基地局と間のバックホールリンクの無線通信を行う第1の無線通信部と、前記周波数帯域内の第1の周波数とは異なる第2の周波数により前記基地局のセル内に位置する移動局との間のアクセスリンクの無線通信を行う第2の無線通信部と、前記第1の無線通信部で受信した前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号を復調し、復調した信号を変調して前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号を生成するベースバンド処理部と、前記第1の無線通信部で受信した前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づいて、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)の少なくとも一方を決定する制御部と、を備える。
前記無線通信中継装置において、前記制御部は、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)をゼロにし、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を許容最大値に決定してもよい。
また、前記無線通信中継装置において、前記制御部は、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)をゼロにし、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を許容最大値に決定してもよい。
また、前記無線通信中継装置において、前記制御部は、前記バックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づく前記アクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)の少なくとも一方の決定を、定期的に実行してもよい。
また、前記無線通信中継装置において、前記第1の無線通信部を含む第1の個別装置と、前記第2の無線通信部を含む第2の個別装置とを備え、前記ベースバンド処理部及び前記制御部はそれぞれ前記第1の個別装置又は前記第2の個別装置に含まれるようにしてもよい。
また、前記無線通信中継装置において、当該無線通信中継装置は、スモールセル基地局の基地局装置に組み込まれるようにしてもよい。
また、前記無線通信中継装置において、前記第1の無線通信部がバックホールリンクの無線通信を行う基地局はマクロセル基地局であってもよい。
また、本発明の他の一態様に係る無線通信中継方法は、移動通信システムにおける基地局と移動局との無線通信を中継する無線通信中継方法であって、前記移動通信システムに割り当てられた所定の周波数帯域内の第1の周波数により基地局と間のバックホールリンクの無線通信を行うことと、前記基地局から受信した第1の周波数のバックホールリンクの無線信号を復調し、復調した信号を変調して前記周波数帯域内の第1の周波数とは異なる第2の周波数のアクセスリンクの無線信号を生成することと、前記基地局から受信した第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づいて、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)の少なくとも一方を決定することと、前記1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)に基づいて、前記基地局のセル内に位置する移動局との間で、前記生成したアクセスリンクの前記第2の周波数による無線通信を行うこと、とを含む。
前記無線通信中継方法において、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)をゼロにし、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を許容最大値に決定してもよい。
また、前記無線通信中継方法において、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)をゼロにし、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を許容最大値に決定してもよい。
また、前記無線通信中継方法において、前記バックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づく前記アクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)の少なくとも一方の決定を、定期的に実行してもよい。また、前記無線通信中継方法において、前記基地局はマクロセル基地局であってもよい。
本発明によれば、無線通信中継装置から移動局(UE)へのアクセスリンクのスループットを確保しつつ、無線通信中継装置の受信アンテナと送信アンテナとの離隔を最小限とすることができる。
本発明の一実施形態に係る基地局及び無線通信中継装置が配置された移動通信システムの概略構成を示す説明図。 本実施形態に係る無線通信中継装置の概略構成の一例を示すブロック図。 本実施形態に係る無線通信中継装置におけるBHリンク信号及びACリンク信号それぞれの周波数f1、f2及び信号レベルの一例を示す説明図。 マクロセル基地局からの距離と、マクロセル基地局から送信されるBHリンク信号の受信信号レベルと、無線通信中継装置から送信されるACリンク信号の受信信号レベルとの関係の一例を示す説明図。 (a)、(b)及び(c)はそれぞれ、図4中のマクロセル基地局から距離A、B及びCだけ離れた位置に無線通信中継装置が設置されている場合のBHリンク信号とACリンク信号とACスプリアス信号との関係を示す説明図。 BHリンク信号の受信信号レベル(RSRP)とACリンク信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)との関係の一例を示すグラフ。 マクロセル基地局からの距離と、マクロセル基地局から送信されるBHリンク信号の受信信号レベルと、無線通信中継装置から送信されるACリンク信号の受信信号レベルとの関係の他の例を示す説明図。 (a)、(b)及び(c)はそれぞれ、図7中のマクロセル基地局から距離A、B及びCだけ離れた位置に無線通信中継装置が設置されている場合のBHリンク信号とACリンク信号とACスプリアス信号との関係を示す説明図。 BHリンク信号の受信信号レベル(RSRP)とACリンク信号における最大PRB数との関係の一例を示すグラフ。 マクロセル基地局からの距離と、マクロセル基地局から送信されるBHリンク信号の受信信号レベルと、無線通信中継装置から送信されるACリンク信号の受信信号レベルとの関係の更に他の例を示す説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る基地局及び無線通信中継装置が配置された移動通信システムの概略構成を示す説明図である。図1において、本実施形態の移動通信システムは、LTEの仕様に準拠した通信システムであり、マクロセル基地局10と、その無線通信エリアであるマクロセル10A内に複数の無線通信中継装置20とを備える。
なお、図1の例では、無線通信中継装置20の送信エリアであるアクセスリンクエリア(以下「ACリンクエリア」という。)20Aは、通常はマクロセル10Aの内側に含まれるが、ACリンクエリアの一部はマクロセル10Aの外側であってもよい。
移動局であるユーザ装置(UE)30はマクロセル10Aに在圏しているとき、マクロセル基地局10と間で電話やデータ通信などのための無線通信ができる。また、ユーザ装置30は、ACリンクエリア20Aに在圏しているとき、無線通信中継装置20を介して、マクロセル基地局10からの電話やデータ通信などのための無線通信を受信することができる。
なお、以下の説明において、無線通信中継装置20とユーザ装置30との間の無線通信リンクをアクセスリンク(以下「ACリンク」という。)と称す。また、マクロセル10Aを適宜バックホールリンクエリア(以下「BHリンクエリア」という。)と称し、マクロセル基地局10と無線通信中継装置20との間の無線通信リンクをバックホールリンク(以下「BHリンク」という。)と称す。
マクロセル(BHリンクエリア)10Aは、マクロセル基地局10に遠い側から順番に、受信信号レベル(受信電界強度)が弱いセルエッジ側の第1のマクロセルエリア11A、受信信号レベルが中程度の第2のマクロセルエリア12A、受信信号レベルが高いセルエッジ中心部の第3のマクロセルエリア13Aとなっている。そのため、各エリアで確実に通信できるように、マクロセル基地局10とユーザ装置30との通信に用いられる変調符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)は例えば次のように切り替えられる。例えば、中心部の第1のマクロセルエリア13Aでは高いスループットが得られる64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)が用いられ、第2のマクロセルエリア12Aでは16QAMが用いられる。また、セルエッジの第3のマクロセルエリア11Aでは、64QAMより大幅にスループットが劣るQPSK(Quarter Phase Shift Keying)が用いられる。
本実施形態の通信システムでは、第2のマクロセルエリア12Aや第1のマクロセルエリア11Aに在圏しているユーザ装置30でも高い受信信号レベル(受信電界強度)が得られるように無線通信中継装置20が配置されている。無線通信中継装置20は、マクロセル基地局10との間にBHリンクを確立し、ユーザ装置30との間にACリンクを確立する。このようにBHリンク及びACリンクを確立した状態で、無線通信中継装置20は、マクロセル基地局10から受信したBHリンク(ダウンリンク)の信号の第1の周波数(以下「BH側周波数」という。)f1を異なる第2の周波数(以下「AC側周波数」という。)f2に周波数変換し、AC側周波数f2の信号を所定の送信電力まで増幅してユーザ装置30に送信する処理(以下「周波数変換リレー」という。)を実行する。
無線通信中継装置20の周波数変換リレーにより、第2のマクロセルエリア12Aや第1のマクロセルエリア11AのうちACリンクエリア20Aでは、ダウンリンクの信号の受信信号レベルを高めることができる。従って、ACリンクエリア20Aでは、変調符号化方式として16QAMや64QAMを用いることができ、周波数変換リレーを行う前よりも高いスループットを得ることができるようになる。
図2は、本実施形態に係る無線通信中継装置20の概略構成の一例を示すブロック図である。無線通信中継装置20は、第1の無線通信部としてのBH側無線通信部210と、第2の無線通信部としてのAC側無線通信部220と、ベースバンド処理部230と、制御部240とを備える。
BH側無線通信部210は、受信アンテナ210a、無線信号の増幅器及び受信処理部等で構成され、移動通信システムに割り当てられた所定の周波数帯域内のBH側周波数f1によりマクロセル基地局10と間のBHリンクの無線通信を行う。受信アンテナ210aは複数(例えば2本又は4本)設けてもよい。マクロセル基地局10からのBHリンクの無線信号(以下「BHリンク信号」という。)211は、BH側無線通信部210の受信アンテナ210aで受信される。
AC側無線通信部220は、無線信号の送信処理部、増幅部及び送信アンテナ220a等で構成され、上記周波数帯域内のBH側周波数f1とは異なるAC側周波数f2によりマクロセル10A内に位置するユーザ装置30との間のACリンクの無線通信を行う。送信アンテナ220aは複数(例えば2本又は4本)設けてもよい。ユーザ装置30へのACリンクの無線信号(以下「ACリンク信号」という。)221は、AC側無線通信部220の送信アンテナ220aから送信される。このユーザ装置30へのACリンクの無線信号221の送信の際には、後述のように、そのACリンクの無線信号221のスプリアス信号(以下「ACスプリアス信号」という。)222が発生し、そのACスプリアス信号222がBH側無線通信部210の受信アンテナ210a側に回り込んで受信されるおそれがある。
ベースバンド処理部230は、第1の無線通信部210で受信したBH側周波数f1のBHリンク信号211を復調し、復調した信号を所定の変調符号化方式で変調してAC側周波数f2のACリンク信号を生成する。
制御部240は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータで構成され、所定の制御プログラムが読み込まれて実行されることにより、BH側無線通信部210、AC側無線通信部220及びベースバンド処理部230を制御する。また、制御部240は、後述のように、BHリンク信号の受信信号レベルに基づいて、AC側無線通信部220で送信するAC側周波数f2のACリンク信号の送信パラメータを決定する処理を行う。例えば、ACリンク信号の送信パラメータとして、1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)の少なくとも一方を決定する処理を行う。
図3は、本実施形態に係る無線通信中継装置20で送受信されるBHリンク信号及びACリンク信号の周波数f1、f2及び信号レベルの一例を示す説明図である。
図3において、本実施形態の無線通信中継装置20で中継されるBHリンク及びACリンクの周波数帯域は、例えば1GHz〜10GHzの範囲から割り当てられたGHz帯の100MHz〜200MHzの範囲内の幅を有する周波数帯域(例えば、160MHz)である。また、BH側周波数f1及びACリンク側周波数f2はそれぞれ、例えば15MHzの帯域を有し、同一周波数帯域内で互いに重ならないように設定される。例えば、BH側周波数f1のBHリンク信号211は同一周波数帯域内の低周波数側に位置し、AC側周波数f2のACリンク信号221は、同一周波数帯域内の高周波側に位置する。
上記構成の無線通信中継装置20において、前述のように、BH側周波数f1のBHリンク信号211及びAC側周波数f2のACリンク信号221が同一周波数帯域内で互いに近接していると、次のような回り込み干渉が発生するおそれがある。無線通信中継装置20はBHリンク信号211の受信レベルが比較的弱いエリアに設置され、しかも、その無線通信中継装置20からACリンク信号221が増幅されて送信される。そのため、図3に示すようにACリンク信号221の比較的強く広帯域のスプリアス信号222がBHリンク信号211側に回り込んで干渉する回り込み干渉が発生するおそれがある。
そこで、本実施形態の無線通信中継装置20では、以下に示すように、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、上記回り込み干渉を抑制するようにACリンク信号221の送信パラメータを決定するように制御している。例えば、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、上記回り込み干渉を抑制するようにACリンク信号221における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)の少なくとも一方を決定するように制御している。
上記BHリンク信号211の受信信号レベルとしては、例えば参照信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)を用いる。この参照信号受信電力(RSRP)の代わりに、BHリンク信号211の受信電界強度や参照信号受品品質(RSRQ:Reference Signal Received. Quality)を用いてもよい。参照信号受品品質(RSRQ)は、総受信電力(RSSI:Received Signal Strength Indicator)に対するRSRPの比率である。
また、上記BHリンク信号211の受信信号レベルは、無線通信中継装置20で測定してもよいし、無線通信中継装置20の近くに位置しているユーザ装置30から受信報告に基づいて取得してもよい。
図4は、マクロセル基地局10からの距離と、マクロセル基地局10から送信されるBHリンク信号211の受信信号レベルと、無線通信中継装置20から送信されるACリンク信号221の受信信号レベルとの関係の一例を示す説明図である。また、図5(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、図4中のマクロセル基地局10から距離A、B及びCだけ離れた位置に無線通信中継装置20が設置されている場合のBHリンク信号211とACリンク信号221とACスプリアス信号222との関係を示す説明図である。
本例では、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、ACリンク信号221における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)[dBm]を決定するように制御している。
図4中のマクロセル基地局10から距離Aだけ離れた位置に無線通信中継装置20が設置されている場合は、図5(a)に示すようにBHリンク信号211の受信信号レベル(受信電界強度)は比較的強く、ACスプリアス信号222の受信信号レベルよりも十分に大きいので、BHリンク信号211に対するACスプリアス信号222の干渉による性能劣化が発生しにくい。そのため、ACリンク信号221における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)[dBm]を大きめの値(例えば、予め設定された許容最大値)にし、ACリンク信号221について高いスループットが得られるようにしている。
図4中のマクロセル基地局10から距離Bだけ離れた位置に無線通信中継装置20が設置されている場合は、図5(b)に示すようにBHリンク信号211の受信信号レベル(受信電界強度)が弱くなり、ACスプリアス信号222の受信信号レベルに近づくので、BHリンク信号211に対するACスプリアス信号222の干渉による性能劣化が発生しやすくなる。そのため、ACリンク信号221における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)[dBm]を小さめの値にし、BHリンク信号211に対するACスプリアス信号222の干渉を抑制し、結果的に、ACリンク信号221のスループットを確保できるようにしている。
図4中のマクロセル基地局10から距離Cだけ離れたセルエッジの位置に無線通信中継装置20が設置されている場合は、図5(c)に示すようにBHリンク信号211の受信信号レベル(受信電界強度)が更に弱くなり、ACスプリアス信号222の受信信号レベルよりも弱くなるので、BHリンク信号211に対するACスプリアス信号222の干渉による性能劣化が更に発生しやすくなる。そのため、ACリンク信号221における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)[dBm]をゼロにしてACリンク信号221を停波している。この場合、無線通信中継装置20は、ACリンク信号221を停波したことを知らせるためにアラームを出力してもよい。
図6は、本実施形態の無線通信中継装置20におけるBHリンク信号の受信信号レベル(RSRP)とACリンク信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)との関係の一例を示すグラフである。
図6において、BHリンク信号の受信信号レベルが第1の閾値(RSRP1)以下の範囲(図中の(c)の範囲)の場合は、ACリンク信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)をゼロにし、ACリンク信号を停波する。
図6において、BHリンク信号の受信信号レベルが第1の閾値(RSRP1)よりも大きく且つ第2の閾値(RSRP2)よりも小さい範囲(図中の(b)の範囲)の場合は、ACリンク信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)[dBm]をBHリンク信号の受信信号レベルに比例させるように決定する。このようにBHリンク信号の受信信号レベルに応じてACリンク信号のEPRE[dBm]を決定することにより、ACリンク信号の送信レベルを必要以上に抑制しないようにすることができる。
図6において、BHリンク信号の受信信号レベルが第2の閾値(RSRP2)以上の範囲(図中の(a)の範囲)の場合は、ACリンク信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)[dBm]を許容最大値に決定する。
以上、図4〜図6に示したように、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、ACリンク信号221における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)[dBm]を適切に決定することにより、ACリンク信号のスループットを確保しつつ、無線通信中継装置20の受信アンテナ210aと送信アンテナ220aとの離隔を最小限とすることができる。
図7は、マクロセル基地局10からの距離と、マクロセル基地局10から送信されるBHリンク信号211の受信信号レベルと、無線通信中継装置20から送信されるACリンク信号221の受信信号レベルとの関係の他の例を示す説明図である。また、図8(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、図7中のマクロセル基地局10から距離A、B及びCだけ離れた位置に無線通信中継装置20が設置されている場合のBHリンク信号211とACリンク信号221とACスプリアス信号222との関係を示す説明図である。
本例では、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、ACリンク信号221における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を決定するように制御している。
図7中のマクロセル基地局10から距離Aだけ離れた位置に無線通信中継装置20が設置されている場合は、図8(a)に示すようにBHリンク信号211の受信信号レベル(受信電界強度)は比較的強く、ACスプリアス信号222の受信信号レベルよりも十分に大きいので、BHリンク信号211に対するACスプリアス信号222の干渉による性能劣化が発生しにくい。そのため、ACリンク信号221における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を大きめの値(例えば、図示の例では、予め設定された許容最大値:100)にし、ACリンク信号221について高いスループットが得られるようにしている。
図7中のマクロセル基地局10から距離Bだけ離れた位置に無線通信中継装置20が設置されている場合は、図8(b)に示すようにBHリンク信号211の受信信号レベル(受信電界強度)が弱くなり、ACスプリアス信号222の受信信号レベルに近づくので、BHリンク信号211に対するACスプリアス信号222の干渉による性能劣化が発生しやすくなる。そのため、図8(b)に示すようにACリンク信号221における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を小さめの値(図示の例では、20)にし、BHリンク信号211に対するACスプリアス信号222の干渉を抑制し、結果的に、ACリンク信号221のスループットを確保できるようにしている。
図7中のマクロセル基地局10から距離Cだけ離れたセルエッジの位置に無線通信中継装置20が設置されている場合は、図8(c)に示すようにBHリンク信号211の受信信号レベル(受信電界強度)が更に弱くなり、ACスプリアス信号222の受信信号レベルよりも弱くなるので、BHリンク信号211に対するACスプリアス信号222の干渉による性能劣化が更に発生しやすくなる。そのため、ACリンク信号221における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)をゼロにしてACリンク信号221を停波している。この場合、無線通信中継装置20は、ACリンク信号221を停波したことを知らせるためにアラームを出力してもよい。
図9は、本実施形態の無線通信中継装置20におけるBHリンク信号の受信信号レベル(RSRP)とACリンク信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)との関係の一例を示すグラフである。
図9において、BHリンク信号の受信信号レベルが第1の閾値(RSRP1)以下の範囲(図中の(c)の範囲)の場合は、ACリンク信号における最大PRB数をゼロにし、ACリンク信号を停波する。
図9において、BHリンク信号の受信信号レベルが第1の閾値(RSRP1)よりも大きく且つ第2の閾値(RSRP2)よりも小さい範囲(図中の(b)の範囲)の場合は、ACリンク信号における最大PRB数をBHリンク信号の受信信号レベルに比例させるように決定する。このようにBHリンク信号の受信信号レベルに応じてACリンク信号の最大PRB数を決定することにより、ACリンク信号の送信レベルを必要以上に抑制しないようにすることができる。
図9において、BHリンク信号の受信信号レベルが第2の閾値(RSRP2)以上の範囲(図中の(a)の範囲)の場合は、ACリンク信号における最大PRB数を許容最大値に決定する。
以上、図7〜図9に示したように、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、ACリンク信号221における最大PRB数を適切に決定することにより、ACリンク信号のスループットを確保しつつ、無線通信中継装置20の受信アンテナ210aと送信アンテナ220aとの離隔を最小限とすることができる。
なお、上記図4〜図6で説明したACリンク信号の送信パラメータの調整例と上記図7〜図9で説明したACリンク信号の送信パラメータの調整例とを組み合わせてもよい。
図10は、マクロセル基地局10からの距離と、マクロセル基地局10から送信されるBHリンク信号211の受信信号レベルと、無線通信中継装置20から送信されるACリンク信号221の受信信号レベルとの関係の更に他の例を示す説明図である。
本例では、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、ACリンク信号221における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)の両方を決定するように制御している。
図10において、マクロセル基地局10から距離Aだけ離れた位置に無線通信中継装置20が設置されている場合は、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、ACリンク信号221におけるEPRE及び最大PRB数の両方を大きめの値(例えば、予め設定された許容最大値)にする。これにより、ACリンク信号221について高いスループットが得られるようにする。
また、図10において、マクロセル基地局10から距離Bだけ離れた位置に無線通信中継装置20が設置されている場合は、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、ACリンク信号221におけるEPREを小さめの値にするとともに最大PRB数を小さめの値(図示の例では、20)にする。これにより、BHリンク信号211に対するACスプリアス信号222の干渉を抑制し、結果的に、ACリンク信号221のスループットを確保できるようにする。
また、図10において、マクロセル基地局10から距離Cだけ離れたセルエッジの位置に無線通信中継装置20が設置されている場合は、BHリンク信号211の受信信号レベルに基づいて、ACリンク信号221におけるEPRE及び最大PRB数の少なくとも一方をゼロにしてACリンク信号221を停波する。
なお、図10の例において、BHリンク信号の受信信号レベルが第1の閾値(RSRP1)よりも大きく且つ第2の閾値(RSRP2)よりも小さい場合は、ACリンク信号におけるEPRE及び最大PRB数をBHリンク信号の受信信号レベルに比例させるように決定してもよい。
また、上記各実施形態において、BHリンク信号の受信信号レベルに基づいてACリンク信号におけるEPRE及び最大PRB数の少なくとも一方を決める処理は定期的(例えば1日に1回)に実行してもよい。
また、上記各実施形態は、無線通信中継装置20がマクロセル10Aに設置される場合について説明したが、本発明は、マクロセル10A以外の他のセルに無線通信中継装置20が設置される場合にも同様に適用することができる。
なお、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
10 マクロセル基地局
10A マクロセル(BHリンクエリア)
20 無線通信中継装置
20A ACリンクエリア
30 ユーザ装置(移動局)
210 BH側無線通信部
210a 受信アンテナ
211 BHリンク信号
220 AC側無線通信部
220a 送信アンテナ
221 ACリンク信号
222 ACスプリアス信号
230 ベースバンド処理部
240 制御部
3GPP TS36.300

Claims (10)

  1. 移動通信システムにおける基地局と移動局との無線通信を中継する無線通信中継装置であって、
    前記移動通信システムに割り当てられた所定の周波数帯域内の第1の周波数により基地局と間のバックホールリンクの無線通信を行う第1の無線通信部と、
    前記周波数帯域内の第1の周波数とは異なる第2の周波数により前記基地局のセル内に位置する移動局との間のアクセスリンクの無線通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第1の無線通信部で受信した前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号を復調し、復調した信号を変調して前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号を生成するベースバンド処理部と、
    前記第1の無線通信部で受信した前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づいて、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を決定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)をゼロにし、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を許容最大値に決定することを特徴とする無線通信中継装置。
  2. 移動通信システムにおける基地局と移動局との無線通信を中継する無線通信中継装置であって、
    前記移動通信システムに割り当てられた所定の周波数帯域内の第1の周波数により基地局との間のバックホールリンクの無線通信を行う第1の無線通信部と、
    前記周波数帯域内の第1の周波数とは異なる第2の周波数により前記基地局のセル内に位置する移動局との間のアクセスリンクの無線通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第1の無線通信部で受信した前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号を復調し、復調した信号を変調して前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号を生成するベースバンド処理部と、
    前記第1の無線通信部で受信した前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づいて、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を決定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)をゼロにし、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を許容最大値に決定することを特徴とする無線通信中継装置。
  3. 移動通信システムにおける基地局と移動局との無線通信を中継する無線通信中継装置であって、
    前記移動通信システムに割り当てられた所定の周波数帯域内の第1の周波数により基地局と間のバックホールリンクの無線通信を行う第1の無線通信部と、
    前記周波数帯域内の第1の周波数とは異なる第2の周波数により前記基地局のセル内に位置する移動局との間のアクセスリンクの無線通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第1の無線通信部で受信した前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号を復調し、復調した信号を変調して前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号を生成するベースバンド処理部と、
    前記第1の無線通信部で受信した前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づいて、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を決定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)をゼロにし、最大物理リソースブロック数(最大PRB数)をゼロにし、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の無線通信部で送信する前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を許容最大値に決定し、最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を許容最大値に決定することを特徴とする無線通信中継装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの無線通信中継装置において、
    前記制御部は、前記バックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づく前記アクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)の少なくとも一方の決定を、定期的に実行することを特徴とする無線通信中継装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかの無線通信中継装置において、
    前記第1の無線通信部を含む第1の個別装置と、前記第2の無線通信部を含む第2の個別装置とを備え、
    前記ベースバンド処理部及び前記制御部はそれぞれ前記第1の個別装置又は前記第2の個別装置に含まれることを特徴とする無線通信中継装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの無線通信中継装置において、
    当該無線通信中継装置は、スモールセル基地局の基地局装置に組み込まれていることを特徴とする無線通信中継装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかの無線通信中継装置において、
    前記第1の無線通信部がバックホールリンクの無線通信を行う基地局はマクロセル基地局であることを特徴とする無線通信中継装置。
  8. 移動通信システムにおける基地局と移動局との無線通信を中継する無線通信中継方法であって、
    前記移動通信システムに割り当てられた所定の周波数帯域内の第1の周波数により基地局との間のバックホールリンクの無線通信を行うことと、
    前記基地局から受信した第1の周波数のバックホールリンクの無線信号を復調し、復調した信号を変調して前記周波数帯域内の第1の周波数とは異なる第2の周波数のアクセスリンクの無線信号を生成することと、
    前記基地局から受信した第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づいて、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を決定する制御を行うこと、とを含み。
    前記制御では、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)をゼロにし、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を許容最大値に決定することを特徴とする無線通信中継方法。
  9. 移動通信システムにおける基地局と移動局との無線通信を中継する無線通信中継方法であって、
    前記移動通信システムに割り当てられた所定の周波数帯域内の第1の周波数により基地局との間のバックホールリンクの無線通信を行うことと、
    前記基地局から受信した第1の周波数のバックホールリンクの無線信号を復調し、復調した信号を変調して前記周波数帯域内の第1の周波数とは異なる第2の周波数のアクセスリンクの無線信号を生成することと、
    前記基地局から受信した第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づいて、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を決定する制御を行うことと、を含み
    前記制御では、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)をゼロにし、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を許容最大値に決定することを特徴とする無線通信中継方法。
  10. 移動通信システムにおける基地局と移動局との無線通信を中継する無線通信中継方法であって、
    前記移動通信システムに割り当てられた所定の周波数帯域内の第1の周波数により基地局との間のバックホールリンクの無線通信を行うことと、
    前記基地局から受信した第1の周波数のバックホールリンクの無線信号を復調し、復調した信号を変調して前記周波数帯域内の第1の周波数とは異なる第2の周波数のアクセスリンクの無線信号を生成することと、
    前記基地局から受信した第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルに基づいて、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)及び最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を決定する制御を行うことと、を含み
    前記制御では、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値以下の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)をゼロにし、最大物理リソースブロック数(最大PRB数)をゼロにし、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第1の閾値よりも大きく且つ第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を前記受信信号レベルに比例させて決定し、
    前記第1の周波数のバックホールリンクの無線信号の受信信号レベルが第2の閾値以上の場合は、前記第2の周波数のアクセスリンクの無線信号における1サブキャリア当たりの送信電力(EPRE)を許容最大値に決定し、最大物理リソースブロック数(最大PRB数)を許容最大値に決定することを特徴とする無線通信中継方法。
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