JP4671489B2 - 流体機械の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼板で安価にしかも簡単に製造することのできる羽根車羽根を備えた流体機械の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流体機械の一例である斜流ポンプにあっては、内ケーシングに軸受けを介して回転軸が軸周りに回転自在に支持され、この回転軸の先端に略円錐状のハブが設けられ、このハブの側周面に複数の羽根車羽根が突設される。そして、内ケーシングの外側で回転軸と同軸上に外ケーシングが配設され、外ケーシングの先端に羽根車羽根の突出先端側の回転軌跡の外周囲に吸込ケーシングが設けられる。さらに、ハブの下流側で内ケーシングと外ケーシングの間に複数の案内羽根が設けられて、内ケーシングと外ケーシングが一体化される。
【0003】
そして、ハブの側周面と吸込ケーシングの間に、下流側ほど半径方向に広がりを有する流路が形成される。回転軸の回転駆動に伴い、羽根車羽根が流路内で回転し、流体に下流側へ移動させるエネルギーが伝達される。ここで、羽根車羽根の周速度は半径位置により相違し、また流体のケーシングに対する速度も半径方向および流路方向により相違し、羽根車羽根は3次元曲面で形成される。
【0004】
従来にあっては、この羽根車羽根が3次元曲面の複雑な形状を有するために、これを鋳造で成形し、または3次元総金型によるプレス加工で成形していた。なお、鋳造またはプレス加工のいずれであっても、成形すべき羽根車羽根の形状自体は、必要とされるポンプ性能などから予め設定されることは勿論である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の鋳造による羽根車羽根の製造にあっては、鋳造するための木型の作成が必要であり、その木型の制作に長時間を要する。しかも、製造台数の少ないものにあっては、木型の作成に多くの費用がかかり、製造コストが高いものとなる。また、鋳造では、羽根車羽根の全体的な肉厚が厚くなる傾向にあり、総重量が大きく、その取り扱いならびに加工に多大の労力を必要としていた。
【0006】
また、従来のプレス加工による鋼板型の羽根車羽根にあっては、鋳造のための木型作成以上に、3次元総金型の制作費用が高く、その費用が流体機械の製造コストに大きな割合を占め、流体機械を安価に製造するために、何らかの解決策が強く要望されていた。
【0007】
本発明は、上述のごとき従来技術の不具合を改善すべくなされたもので、羽根車羽根を鋼板でしかも簡単な板金加工機械等によって形成し得るようにして、全体としてコストの低減を図った流体機械を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の流体機械の製造方法は、略円錐状のハブ面に羽根車羽根を突設して羽根車を形成し、この羽根車の回転駆動により流体を送出する流体機械の製造方法において、まず前記羽根車羽根の突設方向と交叉する複数の平行な平面を設定し、これらの平面と前記羽根車羽根の交線を描き、そしてこれらの交線を同一半径の円の円弧でしかもその中心点が同一直線上にあるようにしてそれぞれに近似し、さらにこの直線方向から見てこれらの近似円弧を周面に含み前記直線と平行な中心軸を有する円筒を近似設定し、この円筒の周面の一部を切り取って前記羽根車羽根を形成して流体機械を製造する。
【0009】
また、前記近似円弧を周面に含み前記直線上に中心軸を有する楕円筒を設定し、さらにこの楕円筒の前記近似円弧がある部分の周面を前記直線と平行な中心軸を有する前記円筒で近似して流体機械を製造することもできる。
【0010】
そして、前記ハブ面に直交するとともに回転軸に交叉する基準線を想定し、この基準線に直交させて前記複数の平行な平面を仮想して流体機械を製造することも可能である。
【0011】
さらに、前記平面と前記羽根車羽根の交線の入口点と出口点を周面に含み回転軸を中心軸とする円錐を設定し、前記入口点と出口点を入口点と出口点として前記円錐の周面と前記円筒の交線を描き、さらにこの交線の入口点と出口点で、これらの交線と前記円錐の周面上で前記回転軸を中心とする円の接線とのなす角度が所望の入口角および出口角となるように前記円筒の径と中心軸の方向を調整して流体機械を製造しても良い。
【0012】
さらにまた、前記平面と前記羽根車羽根の交線を同一半径の円弧で近似する前記円の半径と中心位置を調整することによって、前記交線の入口点の入口角および出口点の出口角を調整して流体機械を製造しても良い。
【0013】
そしてまた、前記円筒の内周面を前記羽根車羽根の羽根負圧面とし、前記内周面を基準として前記羽根車羽根の厚さ分布に応じて前記円筒の外周面を切削して流体機械を製造しても良い。
【0014】
そしてさらに、前記円筒の周面の一部からなる前記羽根車羽根の展開図を作成し、この展開図に応じて平らな鋼板から前記羽根車羽根を切り取るとともに、前記円筒の一部となるように折り曲げ加工して流体機械を製造しても良い。
【0015】
さらにまた、前記平らな鋼板の一側面を基準として前記羽根車羽根の厚さ分布に応じて前記鋼板の他側面を切削し、前記一側面が前記羽根車羽根の羽根負圧面となるように折り曲げ加工して流体機械を製造しても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1ないし図18を参照して説明する。図1は、ハブ面に突設された羽根車羽根の外観斜視図である。図2は、羽根車羽根の子午断面図上に基準線0−0’とこれに直交する平面A,B,Cを示した図である。図3は、羽根車羽根の外観図を子午断面図と重ねて描いた図である。図4は、図3で羽根車羽根のP方向矢視図である。図5は、図3で羽根車羽根のQ方向矢視図である。図6は、羽根車羽根と円錐Aの周面との交線を示す斜視図である。図7は、羽根車羽根と平面Aの交線を示す斜視図である。図8は、円錐A,B,Cの周面上に描いた交線の展開図を基準線0−0’方向に重ねた図である。図9は、平面A,B,C上に描いた交線を基準線0−0’方向に重ねた図である。図10は、平面A,B,Cに描いた交線を同一半径の円の円弧で近似することを示す図である。図11は、同一半径の円上にある近似円弧をそれぞれの元の平面の位置に図示した斜視図である。図12は、図11をZ軸方向から見た図である。図13は、図11を図12のE方向から見た図である。図14は、図11を図13のζ軸方向から見て円を楕円筒で近似し、さらに楕円筒上で羽根車羽根の交線の近似円弧のある部分を円筒で近似することを示す図である。図15は、近似した円筒の周面の一部で羽根車羽根が形成されることを示す図である。図16は、円筒の周面の一部からなる羽根車羽根の展開図である。図17は、図16の展開図で厚み分布を示す図である。図18は、本発明の鋼板製の羽根車羽根を有する斜流ポンプと、これと同じ与仕様の鋳造型の羽根車羽根を有する斜流ポンプのポンプ特性を比較するグラフである。
【0017】
流体機械の一例としての斜流ポンプの羽根車羽根の設計につき説明する。この斜流ポンプの所望のポンプ特性から、羽根車羽根の仕様は予め定められる。すなわち、流体が羽根車羽根に流入する入口角および流出する出口角や羽根車羽根の長さなどが予め定められる。
【0018】
ところで、現在では3次元のCAD(computer−aided design)が普及し、画面上で立体表示が可能であり、またその断面図および画像を任意に回転させた図などを容易に描くことができる。そこで、本設計にあっても、かかるCADを活用して設計の手助けを行うこととする。そして、予め定められるハブ面やチップ壁および羽根車羽根などの仕様データがCADに入力され、従来の羽根車羽根が立体的に図示できるものとする。
【0019】
まず、図1に示すごとく、羽根車羽根10の略突設方向で基準線0−0’を、ハブ面12に一例として直交させるとともに回転軸14と交叉させて描く。そして、図2のごとく基準線0−0’に対して直交する複数の平面が、例えばハブ面12側とチップ壁側およびその中間(適宜な比率で内分しても良い。)にそれぞれ設定される。ここで、チップ壁側を平面A、中間を平面B、ハブ面12側を平面Cとする。なお、ハブ面12側の平面Cは、図2の子午断面図では、ハブ面12と一致して図示される。そして、図2において、平面Aと回転軸14の交点をAo、平面Bと回転軸14の交点をBo、平面Cと回転軸14の交点をCoで示す。さらに、ハブ面12の円錐の頂点は、平面Cと回転軸14との交点Coに一致する。また、チップ壁の円錐の頂点は、Atoで示す。さらにまた、羽根車羽根10の羽根負圧面と各平面A,B,Cとの交線A1−A2、B1−B2、C1−C2をそれぞれの平面上に描く。ここで、A1,B1,C1は交線の入口点であり、A2,B2,C2は交線の出口点である。これらの作業はCADにより簡単に行うことができる。さらに、図3に示すごとく、点A1とA2を通り、回転軸14に垂直な直線をそれぞれに描き、この直線と子午断面図上の羽根車羽根10の入口辺と出口辺との交点をそれぞれに求める。この2つの交点を結ぶ線を母線とし、回転軸14を中心軸として頂点Ao’とする円錐Aを描く。これは点A1とA2が回転軸14周りに回転した軌跡の2つの円を周面に含む円錐を示す。同様にして、点B1,B2および点C1,C2に対してもそれぞれ円錐B,Cを描き、その頂点をBo’,Co’と示す。そしてまた、図3に示す羽根車羽根10のP方向矢視図を図4に示し、Q方向矢視図を図5に示す。図4および図5において、羽根車羽根10に円錐A,B,Cとの交線が図示されている。
【0020】
ところで、羽根車羽根10と円錐Aの周面との交線A1’−A2’を、CADにより斜視図で描くと、図6のごとくなる。なお、円錐Aの周面上の点A1’,A2’は平面A上の点A1,A2と同じ点であるが、交線の描かれる位置が円錐Aの周面上か、平面A上であるかを区別すべく、異なる符号で示してある。以後、円錐B,Cおよび平面B,Cにおける交線も同様に示す。
【0021】
図6において、点A2’があるとともに回転軸14と直交する面にある円の半径をRA2’とし、点A1’がある円の半径をRA1’とすると、円錐Aと回転軸14とのなす角(円錐Aの頂角の1/2)がα’であるので、円錐Aの頂点Ao’から点A2’がある円までの周面上での距離SRA2’は
SRA2’=RA2’/sinα’
であり、頂点Ao’から点A1’がある円までの距離SRA1’は
SRA1’=RA1’/sinα’
で示される。
【0022】
そして、図6において、点A2’を通過し円錐Aの周面の接線と、交線A1’−A2’とのなす角βA2’が、円錐A上における羽根車羽根10の出口角となっている。また、点A1’を通過し円錐Aの周面の接線と交線A1’−A2’とのなす角βA1’が入口角(図6には図示せず)である。この図6と同様にして、円錐B,Cの周面上に、交線B1’−B2’、C1’−C2’をそれぞれに描くことができる。ここで、円錐A,B,Cの周面上における入口角および出口角の値についても同様である。
【0023】
次に、羽根車羽根10と平面Aの交線A1−A2をCADにより斜視図で描くと、図7のごとくなる。点A2は、回転軸14を中心とし、半径RA2の円筒面と平面Aとの交線上にある。この交線は、平面Aと回転軸14の交点Aoを中心とし、2・RA2の短軸と2・RA2/sinαの長軸を有する楕円で示される。同様に、点A1も、2・RA1の短軸と2・RA1/sinαの長軸を有する楕円上にある。なお、αは、平面Aと回転軸14のなす角度である。また、図6と図7において、RA2=RA2’,RA1=RA1’である。平面上の羽根車羽根10の交線も回転軸のまわりを回転するから、平面上における羽根車羽根10の出口端は回転軸に垂直な平面内で回転中心からの半径に直角方向の周速ベクトルをもつ。このベクトルは平面A上にないので、平面A上の交線の出口角は直線A2Aoの垂線と交線A1−A2が点A2上で交わる角度で近似し、平面上における羽根車羽根10の出口角とした。また、点A1において直線A1Aoの垂線と交線A1−A2のなす角が平面A上の入口角βA1(図7に図示せず)である。これから、交線A1−A2とA1またはA2を通りAoを中心とする円の交角が平面上の羽根車羽根10の入口角および出口角となることがわかる。この図7と同様にして、平面B,C上に交線B1−B2、C1−C2を描くことができる。
【0024】
図6のごとくして円錐A,B,Cの周面上に描いた交線A1’−A2’、B1’−B2’、C1’−C2’の展開図を、基準線0−0’方向に重ねて図示したのが図8である。また、図7のごとくして平面A,B,C上に描いた交線A1−A2,B1−B2,C1−C2を、基準線0−0’方向に重ねて図示したのが図9である。図8と図9を比較すると、図8に示される交線と円が交わる角度は、図9に示される交線と円が交わる角度と若干相違するものの、その差は3°以内であって小さい。そこで、図示等が簡便なことから、以後平面A,B,C上の交線A1−A2,B1−B2,C1−C2に基づき作図設計等を行う。
【0025】
ところで、図9に示される平面上の交線A1−A2,B1−B2,C1−C2は、いずれも円弧に近い曲線であって、同一半径の円で近似することができる。この近似する方法として、図10に示すごとく、まず点A1とA2を結ぶ直線の中央でこれに直交する線を描き、また交点AoとA2を結ぶ直線に対して所定の平面上の羽根車羽根10の出口角βA2の角度だけずれた直線と、交点AoとA1を結ぶ直線に対して所定の入口角βA1の角度だけずれた直線との交点を求める。ここで、点A1とA2を結ぶ直線の中央でこれに直交する線上に、これらの2直線の交点はかならずしも位置しないが、仮に円弧の中心点mAを適宜に設定する。同様にして、点C1とC2を結ぶ直線の中央でこれに直交する線を描き、また交点CoとC2を結ぶ直線に対して所定の出口角βC2の角度だけずれた直線と、交点CoとC1を結ぶ直線に対して所定の入口角βC1の角度だけずれた直線との交点を求める。そして、この交点から仮の円弧の中心点mCを設定する。さらに、点A1とA2および点C1とC2からの距離がρで同じとなるようにして中心点mA,mCを決定する。一方、交線B1−B2に対する円弧の中心点mBは、直線mA−mC上で(mA−mB)/(mB−mC)の線分の比が、平面AとB、BとCの間隔比と同じ値となる点をmBとする。このmBを中心とし半径ρの円を描く。ここで、直線mA−mCは、基準線0−0’が紙面に直交するX−Y座標で、X軸に対して角度μだけ傾いている。
【0026】
なお、直線Ao−A2に対して、平面上の羽根車羽根10の交線の出口角βA2の角度だけずれた直線と、直線Ao−A1に対して入口角βA1の角度だけずれた直線との交点からほぼ中心点mAを設定することで、交線A1−A2の近似円弧A1−A2は、点Aoを中心として点A1を通過する円また点A2を通過する円に対して、それぞれにほぼ所定の入口角βA1と出口角βA2に設定されている。なお、この円弧A1−A2の点A1,A2は、mAを中心とする半径ρの円と平面A上の羽根入口端および出口端を通る楕円との交点であるが、図9に示される点A1,A2のごく近傍にある。
【0027】
このようにして、図10のごとく、交線A1−A2,B1−B2,C1−C2が同一半径の円の円弧で近似され得る。この図10は、基準線0−0’方向に重ねて図示されたものであり、図11は、同一半径の円上にある近似円弧A1−A2,B1−B2,C1−C2をそれぞれ元の平面位置の状態に戻して、基準線0−0’方向に離して図示した斜視図である。この図11から明らかなごとく、中心点MA,MB,MCがある直線ζは、基準線0−0’方向をZ軸として、このZ軸に対して角度νだけ傾き、しかもX軸に対して角度μだけ傾いたものとなる。そして、平面A上の中心点MAで半径ρなる円Aの円周上に近似円弧A1−A2があり、平面B上の中心点MBで半径ρなる円Bの円周上に近似円弧B1−B2があり、平面C上の中心点MCで半径ρなる円Cの円周上に近似円弧C1−C2がある。ここで、基準線0−0’方向に重ねて平面C上にある中心点をmA,mB、mCで表示し、基準線0−0’方向に重ねずに元の状態に戻した各平面A,B,C上にある中心点をMA,MB,MCで表示している。
【0028】
さらに、図11に示す円A,B,CをZ軸方向から見るならば、図12のごとく見える。すなわち、中心点MA、MB、MCがX軸に対して角度μだけ傾いた直線にある3つの円として示される。この図12を、紙面と平行でX軸に対して角度μだけ傾くx軸と直交するE方向から見るならば、図13のごとくに円A,B,Cが見える。中心点MA、MB、MCがある直線ζは、Z軸に対して角度νだけ傾いている。
【0029】
そしてさらに、図13の円A,B,Cを直線ζ軸方向に見ると、図14のごとく、円A,B,Cが楕円筒の周面に重なって見える。この楕円筒は長軸が2ρであり短軸が2ρ・cosνとなる。そして、この楕円筒の周面上に近似円弧A1−A2,B1−B2,C1−C2が存在する。なお、楕円筒上にある近似円弧A1−A2,B1−B2,C1−C2は、その長さが違い、入口辺の点および出口辺の点は一致しないが、本実施例では、図14に示した楕円上の2点C1とA2の間にある(一般的には、両端にある点の間にある)。また、これらの近似円弧は、楕円筒の周面の僅かな一部分である。そこで、近似円弧のある部分の周面を直径2ρoの円筒で近似する。この近似円筒は、近似円弧の両端とほぼ中央から等距離に中心点がある円で設定し得る。そして、図14で楕円筒の長軸方向をη軸とし、短軸方向をξ軸として、近似した円筒の中心点は(ξo,ηo)で示され、その軸はζ軸と平行である。そして、この円筒の中心点の座標(ξo,ηo)は、CADによって、その座標を容易に算出できる。
【0030】
この近似した円筒の軸方向および平面C上の中心点の座標は、上記設計手順から基準線0−0’および回転軸14に対して、その位置関係が容易に定まる。そこで、ハブ面12とチップ壁との間に、所定の位置関係で上記の近似した円筒を配置し、さらに円錐A,B,Cの周面との交線をCADで求める。ここで近似した円筒の周面上における近似円弧A1−A2,B1−B2,C1−C2の両端位置から、近似した円筒と円錐A,B,Cの交線の両端部も一義的に定まる。また、ハブ面12と側板上のチップ壁との交線も当然にCADで求める。なお、クローズド羽根であれば、チップ壁との交線のままで良いが、オープン羽根であればチップ側ケーシング壁との間に僅かな隙間を設けて羽根車羽根10のチップ壁側の形状を設定する。
【0031】
そして、CADで求められた円筒の周面の一部からなる羽根車羽根10に対して、ハブ面側とチップ壁側および円錐A,B,Cの周面上における入口角と出口角とを求め、これらと所望の入口角と出口角を比較する。一致すれば所望の形状の羽根車羽根10が設計されていることとなる。しかし、入口角と出口角がずれている場合は、以下のごとくして設計の手直しを行う。入口角と出口角が大きい場合には、図10において交線A1−A2、B1−B2,C1−C2を円弧で近似する円の半径ρを少し短くし、中心位置を調整して、再び設計をし直して入口角と出口角を所望の大きさと比較する。また、入口角と出口角が小さい場合には、近似する円の半径ρを少し長くし、中心位置を調整して、再び設計をし直して入口角と出口角を所望の大きさと比較する。これらの作業を入口角と出口角が所望の値にほぼ一致するまで繰り返す。
【0032】
上述のごとき手順で設計することで、図15に示すごとく、羽根車羽根10は、近似した円筒の周面の一部で形成することができる。そこで、鋼板からなる円筒から図15に示すごとき羽根車羽根10を切り取って、これを所定の姿勢でハブ面12等に溶接などで取り付ければ良い。また、この羽根車羽根10の展開図をCADにより図16のごとく求め、平らの鋼板からこれを切り取り適宜にロール加工などで円筒の周面の一部となるように折り曲げて、ハブ面12等に取り付けても良い。この折り曲げ加工は簡単な金型によるプレス加工であっても良い。
【0033】
ところで、遠心送風機のごとく、羽根車羽根10が一定の厚さで足りる流体機械にあっては、上述のごとくして設計された鋼板製の羽根車羽根10を必要な枚数だけ制作してハブ面12に等間隔で取り付ければ良い。しかし、斜流ポンプのごとく羽根厚みが一定でなく変化させる必要がある場合には、以下のごとき手順で設計制作すれば良い。図16のごとき羽根車羽根10の展開図に対して、望ましい羽根厚さの分布がわかっており、前述のごとくして羽根車羽根10が周面の一部として設計される円筒の内径を有するとともに羽根車羽根10の最大厚さを有する鋼板製の円筒に対して、その内径を基準として軸方向の2次元NC加工により厚み分布を切削により形成し、かかる加工後に羽根車羽根10を円筒から切り取れば良い。また、羽根車羽根10の最大厚さを有する平らな鋼板に同様な厚み分布を切削により形成して、これから展開図状の羽根車羽根10を切り取り、適宜に折り曲げ加工しても良い。さらに、より簡単に厚み加工をする方法として、円筒内面を基準として、例えば図17に示すように、軸方向厚み分布をもつように円周方向に所定の一定厚さの加工をし、また軸方向には、図示の円周方向厚み分布を与えるように各円周方向の位置で決まる厚さ一定で軸方向に切削する。このような加工方法によると、軸方向加工では、すでに円周方向加工により肉厚が薄くなっていて加工できない部分をも生ずるが何ら差し支えなく、NC加工によることなしにも図17の羽根車羽根の展開図に斜線を施した厚み分布が得られる。なお、鋼板からの切り取りおよび厚み分布の形成および曲げ加工の加工手順などはいかなる順序でなされても良いことは勿論である。なお、羽根車羽根10の入口辺と出口辺の部分は、適宜に仕上げ加工を行う。
【0034】
上述のごとくして、鋼板から形成された羽根車羽根10を取り付けた斜流ポンプのポンプ性能と、同じ与仕様の従来の鋳造羽根車を有する斜流ポンプのポンプ性能を比較した。ポンプ性能は、仕様点での吐出し量、全揚程が同じであり、それらで無次元化した性能曲線も図18に示すごとくほぼ同じであり、充分な性能が得られた。
【0035】
なお、上記実施例にあっては、基準線0−0’をハブ面12に直交するように設定したが、これに限られず、基準線0−0’をハブ面12に直交しないが回転軸14に交叉するように設定しても良い。また、上記実施例では、基準線0−0’と羽根車羽根10の突設方向がほぼ一致しているので、図8ないし図10で、平面上の交線A1−A2,B1−B2,C1−C2および円錐の周面上の交線A1’−A2’,B1’−B2’,C1’−C2’が、基準線0−0’に近接して重なって描かれている。しかし、羽根車羽根10の突設方向によっては、基準線0−0’に近接せずまた重ならずに離れて描かれることもあるが、同様の手順で近似した円筒の周面の一部で羽根車羽根10を形成することが可能である。
【0036】
また、上記実施例では斜流ポンプを流体機械の一例として説明したが、これに限られず、立軸ポンプ等のターボポンプに適用できることは勿論である。そして、羽根車は、オープン羽根車に限られずクローズド羽根車であっても良い。そして、流体は液体に限られず、気体を送出する送風機に適用することもできる。この送風機への適用にあっては、羽根車羽根の厚さは一様であっても良い場合が多く、厚さ加工がない分、より製造が容易である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の流体機械の製造方法により流体機械は製造されるので、以下のごとき格別な効果を奏する。
【0038】
請求項1記載の流体機械の製造方法にあっては、羽根車羽根とこれと交叉する複数の平行な平面との交線を同一半径の円の円弧で近似し、これらの近似円弧を周面に含む円筒を想定し、この円筒の周面の一部を切り取って羽根車羽根を形成するので、羽根車羽根を適正に近似し得る円筒を容易に想定でき、それだけ設計が容易である。そして、円筒の周面の一部を切り取って羽根車羽根を形成するので、従来の鋳造または3次元金型によるプレス加工などに比べて安価に製造できる。特に製造台数が少ない場合に、従来のごとき鋳造の木型およびプレスの金型を必要としないために、極めて安価にしかも迅速に製造が可能である。
【0039】
請求項2記載の流体機械の製造方法にあっては、同一半径の円の近似円弧を周面に含む楕円筒を想定し、この楕円筒の近似円弧がある部分の周面をさらに円筒で近似し、この円筒の周面の一部を切り取って羽根車羽根を形成するので、適正な円筒をより正確に設定することができる。
【0040】
請求項3記載の流体機械の製造方法にあっては、ハブ面に直交する基準線に直交させて複数の平行な平面を仮想するので、この平面と羽根車羽根の交線から想定する円筒と、ハブ面および回転軸などとの相対的な位置関係が決定し易く、また交線の位置関係が容易に求まり、それだけ設計が容易である。
【0041】
請求項4記載の流体機械の製造方法にあっては、羽根車羽根の入口角および出口角を円錐の周面上の接線とのなす角で調整することで、入口角および出口角を所望の角度に正確に調整することができる。
【0042】
請求項5記載の流体機械の製造方法にあっては、平行な平面と羽根車羽根の交線を円弧で近似する円の半径を調整することで、入口角および出口角を変更でき、近似する円の径と中心位置を調整しながら繰り返して設計することで、入口角および出口角を所望の大きさとすることができる。
【0043】
請求項6記載の流体機械の製造方法にあっては、鋼板からなる円筒の内周面を基準として、その外周面を切削して羽根車羽根の所望の厚さ分布を形成するので、この厚さ分布を形成するのにNC加工機などで簡単に行うことができる。
【0044】
請求項7記載の流体機械の製造方法にあっては、展開図に応じて平らな鋼板を切り取り、これを折り曲げて羽根車羽根とするので、簡単な板金加工機械によって作成することができる。
【0045】
請求項8記載の流体機械の製造方法にあっては、平らな鋼板を切削して厚さ分布を加工し、さらに折り曲げ加工して羽根車羽根とするので、厚さ分布を有する羽根車羽根を2次元NC加工機械や旋盤加工機および板金加工機械などで容易に作成することができる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハブ面に突設された羽根車羽根の外観斜視図である。
【図2】 羽根車羽根の子午断面図上に基準線0−0’とこれに直交する平面A,B,Cを示した図である。
【図3】 羽根車羽根の外観図を子午断面図と重ねて描いた図である。
【図4】 図3で羽根車羽根のP方向矢視図である。
【図5】 図3で羽根車羽根のQ方向矢視図である。
【図6】 羽根車羽根と円錐Aの周面との交線を示す斜視図である。
【図7】 羽根車羽根と平面Aの交線を示す斜視図である。
【図8】 円錐A,B,Cの周面上に描いた交線の展開図を基準線0−0’方向に重ねた図である。
【図9】 平面A,B,C上に描いた交線を基準線0−0’方向に重ねた図である。
【図10】 平面A,B,Cに描いた交線を同一半径の円の円弧で近似することを示す図である。
【図11】 同一半径の円上にある近似円弧をそれぞれの平面の位置に図示した斜視図である。
【図12】 図11をZ軸方向から見た図である。
【図13】 図11を図12のE方向から見た図である。
【図14】 図11を図13のζ軸方向から見て、円を楕円筒で近似し、さらに楕円筒上で羽根車羽根の交線の近似円弧のある部分を円筒で近似することを示す図である。
【図15】 近似した円筒の周面の一部で羽根車羽根が形成されることを示す図である。
【図16】 円筒の周面の一部からなる羽根車羽根の展開図である。
【図17】 図16の展開図で厚み分布を示す図である。
【図18】 本発明の鋼板製の羽根車羽根を有する斜流ポンプと、これと同じ与仕様の鋳造型の羽根車羽根を有する斜流ポンプのポンプ特性を比較するグラフである。
【符号の説明】
10 羽根車羽根
12 ハブ面
14 回転軸
0−0’ 基準線
A1、B1、C1、A1’、B1’、C1’ 入口点
A2、B2、C2、A2’、B2’、C2’ 出口点
A1−A2、B1−B2、C1−C2 平面と羽根車羽根の交線
Ao 平面Aと回転軸との交点
Bo 平面Bと回転軸との交点
Co 平面Cと回転軸との交点
Ao’ 円錐Aの頂点
Bo’ 円錐Bの頂点
Co’ 円錐Cの頂点
A1’−A2’、B1’−B2’、C1’−C2’ 円錐の周面と羽根車羽根の交線
ρ 交線を円弧で近似する円の半径
βA1、βB1、βC1 入口角
βA2、βB2、βC2 出口角

Claims (8)

  1. 略円錐状のハブ面に羽根車羽根を突設して羽根車を形成し、この羽根車の回転駆動により流体を送出する流体機械の製造方法において、まず前記羽根車羽根の突設方向と交叉する複数の平行な平面を設定し、これらの平面と前記羽根車羽根の交線を描き、そしてこれらの交線を同一半径の円の円弧でしかもその中心点が同一直線上にあるようにしてそれぞれに近似し、さらにこの直線方向から見てこれらの近似円弧を周面に含み前記直線と平行な中心軸を有する円筒を近似設定し、この円筒の周面の一部を切り取って前記羽根車羽根を形成することを特徴とした流体機械の製造方法。
  2. 請求項1記載の流体機械の製造方法において、前記近似円弧を周面に含み前記直線上に中心軸を有する楕円筒を設定し、さらにこの楕円筒の前記近似円弧がある部分の周面を前記直線と平行な中心軸を有する前記円筒で近似することを特徴とした流体機械の製造方法。
  3. 請求項1または2記載の流体機械の製造方法において、前記ハブ面に直交するとともに回転軸に交叉する基準線を想定し、この基準線に直交させて前記複数の平行な平面を仮想することを特徴とした流体機械の製造方法。
  4. 請求項1ないし3記載のいずれかの流体機械の製造方法において、前記平面と前記羽根車羽根の交線の入口点と出口点を周面に含み回転軸を中心軸とする円錐を設定し、前記入口点と出口点を入口点と出口点として前記円錐の周面と前記円筒の交線を描き、さらにこの交線の入口点と出口点で、これらの交線と前記円錐の周面上で前記回転軸を中心とする円の接線とのなす角度が所望の入口角および出口角となるように前記円筒の径と中心軸の方向を調整することを特徴とした流体機械の製造方法。
  5. 請求項1ないし4記載のいずれかの流体機械の製造方法において、前記平面と前記羽根車羽根の交線を同一半径の円弧で近似する前記円の半径と中心位置を調整することによって、前記交線の入口点の入口角および出口点の出口角を調整することを特徴とした流体機械の製造方法。
  6. 請求項1ないし5記載のいずれかの流体機械の製造方法において、前記円筒の内周面を前記羽根車羽根の羽根負圧面とし、前記内周面を基準として前記羽根車羽根の厚さ分布に応じて前記円筒の外周面を切削することを特徴とした流体機械の製造方法。
  7. 請求項1ないし6記載のいずれかの流体機械の製造方法において、前記円筒の周面の一部からなる前記羽根車羽根の展開図を作成し、この展開図に応じて平らな鋼板から前記羽根車羽根を切り取るとともに、前記円筒の一部となるように折り曲げ加工することを特徴とした流体機械の製造方法。
  8. 請求項7記載の流体機械の製造方法において、前記平らな鋼板の一側面を基準として前記羽根車羽根の厚さ分布に応じて前記鋼板の他側面を切削し、前記一側面が前記羽根車羽根の羽根負圧面となるように折り曲げ加工することを特徴とした流体機械の製造方法。
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