JP4671059B2 - マルチノードネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、マルチノードネットワークシステムに関し、更に詳しくは、複数の通信ノードと複数のノード間スイッチとを含むマルチノードネットワークシステムに関する
科学技術計算の分野では、年々高まる計算性能の向上要求に対応するため、高性能なLSIが開発されている。一方、高性能を実現すべく、装置間のインタフェースも増加しており、装置間に複数の経路を構成し、複数の経路を用いて通信を行うことで、装置間の通信速度を上げる手法がとられている。通常、装置のインタフェースはシリアル化されており、装置は、複数の経路にてシリアル伝送を行う。シリアルデータの受け渡しは、パラレルデータの受け渡しに比べて、そのエラーレートが高くなる。従って、障害発生時には、障害箇所のみを切り離して運用し続けることが必要となっている。
例えば、複数ノード間を、複数のノード間スイッチ(SW)を用いて相互に接続し、複数レーンでの通信が可能なネットワークシステムとして、4つのノードと、4つのノード間SWとで構成されるネットワークシステムを考える。各ノード間SWは、4つのノードに接続されており、各ノードは、何れのノード間SWを用いても、任意のノードとの間で通信が可能である。1つのノード間SWに接続されるネットワーク網を1レーンと呼ぶ。4つのノード間SWを用いる例では、4つのレーンが構成される。
ノード間SWとノード間で固着障害が発生した場合を考えると、通信を継続するためには、縮退を行って、障害箇所を通る通信が発生しないようにする必要がある。縮退には、レーン縮退と、ノード縮退とがある。図8に、レーン縮退を示す。ノード間SW群440は、4つのノード間SW441〜444を有している。各ノード間SWは、それぞれ4つのノード400、410、420、430に接続されており、4つのレーンが構成されている。ノード間SW441と、ノード420との間で固着障害が発生した場合は、各ノード内で一旦ノード間コネクションを切断し、障害箇所を含むレーン全体の切り離しを行う。つまり、4つのレーンのうちの1つを縮退する。この場合、残り3つのレーンで、通信の継続が可能である。
図9に、ノード縮退を示す。図9でも、ノード間SW群440は、4つのノード間SW441〜444を有し、各ノード間SWは、それぞれ4つのノード400、410、420、430に接続され、4つのレーンが構成されている。ノード間SW441と、ノード420との間で固着障害が発生した場合は、障害箇所に接続されるノード420を強制的に切り離す。つまり、4つのノードのうちの1つを縮退する。この場合、残り3つのノード間で通信の継続が可能である。
マルチノードネットワークに関し、特許文献1には、ノード間クロスバスイッチを冗長構成にする技術が記載されている。図10に、特許文献1の構成を示す。クロスバスイッチ63、64は、複数のデータスイッチ630〜632、640〜642を有する。各データスイッチには、それぞれ診断装置635〜637、645〜647が設けられている。クロスバスイッチ63内のデータスイッチ631に障害が発生すると、診断装置636が全ノード60〜62に対して、障害通知を行う。また、クロスバスイッチ63内の他のデータスイッチ630、632に対しても、障害通知を行う。各ノード内の診断装置は、障害通知を受け取ると、各ノード内のCPUのソフトウェアに対して、転送命令を停止する指示を出す。また、クロスバスイッチ64内のデータスイッチ640〜642に対して、クロスバスイッチ63の障害通知を送信する。
クロスバスイッチ63内の診断装置635〜637は、クロスバスイッチ63が障害状態にあるというステータスに基づいて構成情報の変更を行い、クロスバスイッチ内に残存する仕掛かり状態(途中まで進行した状態)をリセットして、障害データスイッチ631の復旧による再組込みの準備を行う。一方、クロスバスイッチ64内のデータスイッチ640〜642は、仕掛かり状態のリセットと、クロスバスイッチ64のみの転送とするための構成情報の変更を行う。構成情報変更処理が完了すると、全ノードに、構成情報変更完了通知を出す。各ノードは、構成情報変更完了通知を受信すると、クロスバスイッチ64のみのノード間データ転送が行えるように、ノード内の構成情報を変更する。その後、クロスバスイッチ64のみを用いて、ノード間データ転送を再開する。
特開2006−39897号公報
特許文献1に記載の技術では、障害発生時の運用継続に、2つのクロスバスイッチが必要となる。従って、設備が増大し、コスト高を招く。マルチノードネットワークシステムでは、各レーンは独立しており、ノード間SW間での経路変更はできない。このため、特定のノードと特定のノード間SWとの間で経路障害が発生した場合でも、レーン全体の切り離しを行うか(図8)、障害箇所に繋がるノードを強制的に切り離す必要があり(図9)、余計な縮退が発生した。余計な縮退が発生することで、余計な性能低下及び信頼性低下が生じた。
本発明は、特定ノードと特定ノード間スイッチとの間の経路に障害が発生した際にも、余計な縮退を生じさせることなく通信の継続が可能なマルチノードネットワークシステムを提供することを目的とする
上記目的を達成するために、本発明のマルチノードネットワークシステムは、それぞれが、ポートを介して通信ノードに接続され、該ポートへのルーティングが許可されるか否かを示すルーティングフラグを保持し、該通信ノードから通信経路に障害が発生した旨の障害コードを受信すると、該ルーティングフラグを不許可を示す状態にする複数のポート制御部と、前記ルーティングフラグを参照し、通信先ノードに接続するポートへのルーティングが許可されているか否かを判定し、許可されているとき当該ポートへのルーティングを行い、許可されていないときはルーティングを行わないスイッチ内クロスバとを有する複数のノード間スイッチと、通信ノード内に複数配置され、それぞれが異なる前記ノード間スイッチと接続されるノード間制御部であって、通信先ノードを指定してデータの送信を要求する通信命令を受け、前記ノード間スイッチを介して、他のノードに向けてデータ送信を行うデータ送信部と、前記データ送信が正常終了したか否かを判定し、正常終了してないと判定すると、同一通信ノード内の他のノード間制御部に、前記通信先ノードへのデータ送信を要求する通信命令を発行する命令終了判定部とを有するノード間制御部とを備え、前記スイッチ内クロスバは、前記ルーティングフラグを参照し、前記通信先ノードに接続するポートへのルーティングが許可されていないと判定すると、通信を要求したノード間制御部にエラーリプライを返却し、前記命令終了判定部は、前記エラーリプライを受信すると、前記データ送信が正常終了していないと判定することを特徴とする。
本発明のマルチノードネットワークシステムは、特定ノードと特定ノード間スイッチとの間の経路に障害が発生した際にも、余計な縮退を生じさせることなく通信を継続することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態のネットワークシステムを示している。ネットワークシステムは、ノード(通信ノード)100、110、120、130と、ノード間を接続するノード間スイッチ(SW)群140とを有する。ノード100、110、120、130は、それぞれCPU105、115、125、135を有する。また、ノード100、110、120、130は、CPUからの通信指令を受け、ノード間通信を行うノード間制御部101〜104、111〜114、121〜124、131〜134を有する。
ノード間SW群140は、ノード間SW141、142、143、144を有する。各ノードのノード間制御部101〜104、111〜114、121〜124、131〜134は、それぞれノード間SW141、142、143、144に接続され、ノード間ネットワークを形成している。1つのノード間SWに接続されるネットワーク網(例えば、ノード間制御部101、111、121、131とノード間SW141)を1レーンと呼ぶ。ネットワークシステムは、複数のレーン、図1では4つのレーンを有する。ここでは、ノード間SW141で接続された経路をレーン0、ノード間SW142で接続された経路をレーン1、ノード間SW143で接続された経路をレーン2、ノード間SW144で接続された経路をレーン3と呼ぶ。
ノード100のCPU105は、4つのノード間制御部101〜104の何れかに、通信命令を発行する。通信命令を受けたノード間制御部は、通信命令に従って、目的ノードとの間の通信を開始する。他のノード110、120、130についても、ノード100と同様に、CPUから4つのノード間制御部に通信命令を発行し、ノード間制御部にて目的ノードへの通信を開始する。各CPUは、4つのノード間制御部に、ラウンドロビンで通信命令を発行するものとする。つまり、各ノード100、110、120、130は、4つのレーンを、ラウンドロビンで使用するものとする。
図2に、ノードの構成を示す。図2に示すノード200は、図1におけるノード100、110、120、130に対応する。ノード200は、CPU250、メモリ260、及び、ノード間制御部210、220、230、240を有する。ノード間制御部220は、データ送信部221、命令受信部A222、CPU命令キュー223、命令受信部B224、他制御部命令キュー225、リプライ受信部226、命令終了判定部227、発行命令保持部228、及び、命令発行選択部229を有する。ノード間制御部210、230、240の構成も、ノード間制御部220の構成と同様である。
命令受信部A222は、CPU250からのデータ送信命令を受信し、受け付け制御を行う。CPU命令キュー223は、受信した命令を実行待ちキューに格納する。命令受信部B224は、他のノードのノード間制御部より再実行指示を受け、データ送信命令の受け付け処理を行う。他制御部命令キュー225は、命令受信部B224が受信した命令を実行待ちキューに格納する。命令発行選択部229は、CPU命令キュー223と他制御部命令キュー225に積まれた命令を選択発行する。データ送信部221は、命令発行選択部229から受け取った命令の指示に従って、メモリ260からデータを読み出し、他ノードへのデータ送信を行う。
命令発行選択部229は、例えば、CPU命令キュー223と他制御部命令キュー225との双方に命令が積まれているときは、両者から、命令を交互に取り出し、データ送信部221に与える。或いは、何れかの命令キューを優先して、そちらから優先的に命令を取り出してもよい。命令発行選択部229は、データ送信部221に対して命令を発行すると、発行した命令を、発行命令保持部228に格納する。
リプライ受信部226、命令終了判定部227、及び、発行命令保持部228は、命令の終了処理を行うための終了待合部を構成する。リプライ受信部226は、ノード間SW141〜144(図1)、又は、ノード間SW経由で通信先ノードから送られるリプライを受信する。受信するリプライには、正常終了を示すリプライと、エラーリプライとがある。命令終了判定部227は、リプライ受信部226が受け付けたリプライに基づいて、データ送信が完了したか否かを判定する。
命令終了判定部227は、リプライ受信部226が正常終了を示すリプライを受信したときは、データ送信が完了したと判定して、発行命令保持部228から、対応する命令を削除する。エラーリプライを受信したときは、発行命令保持部228から対応する命令を取り出し、これを他のノード間制御部(図2ではノード間制御部230)に渡す。ノード間制御部230は、ノード間制御部220の命令終了判定部227から命令を受け取ると、命令受信部Bにより命令を受け付け、他制御部命令キューに、受け付けた命令を格納する。
図3に、ノード間SWの構成を示す。図3に示すノード間SW300は、図1におけるノード間SW141〜144に対応する。ノード間SW300は、ポート制御部310、320、330、340と、SW内クロスバ350とを有する。ポート制御部310、320、330、340には、それぞれノードが接続される。SW内クロスバ350は、ポート間のルーティングを行う。
ポート制御部310、320、330、340は、SW内クロスバ350によるルーティングを許可するか否かを示すルートフラグ311、321、331、341を有する。SW内クロスバ350は、各ポートのルートフラグが有効状態(ON)のとき、通信先ノードへのルーティングを行う。ルートフラグが無効状態(OFF)のノードへの通信を受信した場合は、送信元ノードに、通信不許可を通知するエラーリプライを返却する。
続いて、経路の障害検出について説明する。図4(a)及び(b)に、ノード120とノード間SW300との間の経路上障害を検出した場合を示す。図4(a)は、ノード間SW300からノード120へのデータ送信中に障害を検出した例である。図4(a)では、ノード間制御部121は、障害を検出すると、ノード間SW300に対して障害コードkを送出する。ノード間SW300のポート制御部330は、障害コードkを受信すると、障害コードkを受信したポートのルーティングを不許可にするために、ルートフラグ331を、ONからOFFへと遷移させる。
図4(b)は、ノード120からノード間SW300へのデータ送信中に障害を検出した例である。図4(b)では、ノード間SW300が障害を検出すると、ポート制御部330は、ノード120に対して障害コードkを送出する。ノード120のノード間制御部121は、ノード間SW300に対して障害コードhを折り返し送信する。ノード間SW300のポート制御部330は、障害コードhを受信すると、障害コードhを受信したポートのルーティングを不許可にするため、ルートフラグ331を、ONからOFFへと遷移させる。このような動作により、双方向のデータ送信に対して障害を検出した場合、ノード間SW300のポート制御部330におけるルートフラグ331のルート許可状態をルート不許可状態に遷移させる。
図5に、データ送信のシーケンスを示す。図6に、ネットワークシステムに障害発生箇所がある状態を示す。ここでは、図6に示すように、ノード120が接続されるレーン0のノード間接続経路で障害が発生している状態、つまり、ノード間SW141とノード120内のノード間制御部121との間の通信経路に障害がある状態を考える。ノード120のノード間制御部121は、障害検出時に、ノード間SW141に障害コードkを送信する。ノード間SW141は、障害コードkを受信した受信ポートへのルーティングを不許可とするために、ルートフラグをOFFにし、ノード120のレーン0経路を縮退状態に遷移させる。
上記状態で、ノード100から、ノード120へデータ送信する場合を考える。ノード100のCPU105は、ノード間制御部101に通信命令aを発行する(ステップS1)。この通信命令aは、命令受信部A222(図2)、CPU命令キュー223、命令発行選択部229を通り、データ送信部221に送られる。このとき命令発行選択部229は、通信命令aを、発行命令保持部228に格納する。データ送信部221は、命令に従って、ノード120に向けて、通信リクエストbを送信する(ステップS2)。
ノード間SW141は、ノード100からの通信リクエストbを受信し、通信先ノード120へのルーティングを行う。このとき、ルートフラグを参照すると、レーン0のノード120への通信経路は障害により縮退されており、ルートフラグはOFFとなっている。このため、ノード間SW141は、ノード120へのルーティング不許可と判定し(ステップS3)、通信元のノード100に対して、通信リクエストbに対するエラーリプライb’を返却する(ステップS4)。
ノード間制御部101は、リプライ受信部226により、ノード間SW141から返却されたエラーリプライb’を受信する。命令終了判定部227は、エラーリプライb’により、レーン0における通信先ノード120の経路障害により、通信命令aが正常終了していないことを認識する。命令終了判定部227は、発行命令保持部228からノード120向けの発行済み命令(通信命令a)を取り出し、隣接するノード間制御部102に、通信命令cを発行する(ステップS5)。この通信命令cは、通信命令aと同様に、ノード120へのデータ送信を指示する命令である。
通信命令cを受けたノード間制御部102は、命令受信部B224により、通信命令cを受信する。この通信命令cは、他制御部命令キュー225、命令発行選択部229を通り、データ送信部221に与えられる。このとき、命令発行選択部229は、通信命令cを、発行命令保持部228に格納する。データ送信部221は、命令に従って、ノード120に向けて、通信リクエストdを送信する(ステップS6)。ノード間SW142は、ノード100からの通信リクエストdを受信し、通信先ノード120へのルーティングを行う。このとき、ルートフラグはONであるので、ノード間SW142は、ノード120へのルーティング許可と判定し(ステップS7)、ルーティングを行う。その結果、レーン1にて、ノード100からノード120へのデータ送信が開始される。
ノード間制御部102から送信された通信リクエストdは、成功するので、リプライ受信部226は、ノード間SW142を介してノード120から正常終了を示すリプライを受信する。命令終了判定部227は、発行命令保持部228から、終了した通信命令cを削除する。ノード間制御部102は、ノード間SW142からエラーリプライが帰ってきたときは、発行命令保持部228から通信命令cを取り出し、隣接するノード間制御部103に対して、ノード120へのデータ送信を指示する命令を発行する。
本実施形態では、ノード間SWは、障害が発生したノードとの間のルーティングを不許可状態とする。ルーティング不許可のノードに対する通信リクエストが発行されたときは、通信元のノードに対して、エラーリプライを返却する。ノード間制御部は、命令終了判定部にて、通信命令が正常終了したか否かを判定し、ノード間SWからエラーリプライが返ってきたときは、同一ノード内の他のノード間制御部に、通信命令を送信する。このようにすることで、複数レーンで構成されるノード間ネットワーク網の一部の経路に障害が発生しても、通信プログラム側が意識することなく、他の正常レーンに自動的に経路切替が可能である。これにより、ノード間通信を継続することが可能となり、障害経路を含むレーン全体の切り離しや、障害経路に接続されるノードをマルチノードコネクションから強制的に切り離す必要がなくなる。従って、障害経路以外の正常な通信経路の縮退や、ノード全体の縮退による無駄な性能低下を回避することができると共に、信頼性低下を回避できる。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図7は、本発明の第2実施形態のネットワークシステムを示す。本実施形態では、ノード間制御部101に、タイムアウト検出部1011が追加される。同図では図示を省略しているが、他のノード間制御部にも、タイムアウト検出部が追加されている。本実施形態は、障害経路ノードへの通信リクエスト発行時のエラーリプライについて工夫している点が、第1実施形態と相違する。
本実施形態では、ノードSW141〜144は、第1実施形態と同様に、何れかのノード間制御部から障害コードkを受信すると、そのノード間制御部に接続するポートのポート制御部310、320、330、340(図3)のルートフラグをOFFに設定する。SW内クロスバ350は、各ポートのルートフラグが有効状態(ON)のとき、通信先ノードへのルーティングを行う。ルートフラグが無効状態(OFF)のノードへの通信を受信した場合は、ルーティングは行わない。このとき、本実施形態では、SW内クロスバ350は、送信元ノードに、エラーリプライを返却しない。
タイムアウト検出部1011は、ノード間制御部101が送信した通信リクエストに対するリプライ待ちを監視する。経路縮退により、通信先ノードのルート状態が不許可の場合、ノード間制御部101が送信した通信リクエストは消滅する。タイムアウト検出部1011は、所定時間以内に通信リクエストに対するリプライを受信できないときは、リプライタイムアウトを検出する。命令終了判定部227(図2)は、タイムアウト検出部1011がタイムアウトを検出すると、通信先ノードとの間に経路障害が発生していると判断し、第1実施形態にてリプライ受信部226がエラーリプライを受信したときと同様な処理を実行する。
例えば、ノード間制御部101が、CPU105からノード120への通信命令aを受信し、ノード120に向けて、通信リクエストbを送信したときを考える。ノード間SW141とノード120との間の経路で障害が発生しているとする。SW内クロスバ350は、ノード120と接続されたポートのルートフラグがOFFであることから、ノード120へのルーティングを行わない。従って、通信リクエストbは、ノード120に到達することなく消滅する。
タイムアウト検出部1011は、通信リクエストbに対するリプライを受信できないことで、タイムアウトを発生する。命令終了判定部227は、発行命令保持部228から、ノード120向けの発行済み命令を取り出し、隣接するノード間制御部102に、ノード120への通信命令cを発行する。ノード間制御部102は、隣接ノード間制御部101からの通信命令cを受けて、ノード120に、通信リクエストdを送信する。
本実施形態では、タイムアウト検出部1011により、送信した通信リクエストが、相手先ノードまで到達しなかったことを検出し、隣接ノード間制御部に、経路切替のための通信命令を発行する。これにより、第1実施形態と同様な効果が得られる。本実施形態では、ノード間SWにて、ルーティング不許可時にエラーリプライを返す必要がないので、ノード間SWの制御を簡略化できる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明のマルチノードネットワークシステム、ノード間制御装置、ノード間スイッチ、通信方法、及び、プログラムは、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明の第1実施形態のネットワークシステムを示すブロック図。 通信ノードの構成を示すブロック図。 ノード間スイッチの構成を示すブロック図。 (a)及び(b)は、経路障害を示すブロック図。 データ送信時のシーケンスを示すシーケンス図。 ネットワークシステムに障害発生箇所がある状態における通信命令、通信リクエストの様子を示すブロック図。 本発明の第2実施形態のネットワークシステムにおける通信命令、通信リクエストの様子を示すブロック図。 レーン縮退を示すブロック図。 ノード縮退を示すブロック図。 特許文献1に記載のネットワークシステムを示すブロック図。
符号の説明
100、110、120、130:ノード
105、115、125、135:CPU
101〜104、111〜114、
121〜124、131〜134:ノード間制御部
140:ノード間SW群
141〜144:ノード間SW
200:ノード
210、220、230、240:ノード間制御部
221:データ送信部
222:命令受信部A
223:CPU命令キュー
224:命令受信部B
225:他制御部命令キュー
226:リプライ受信部
227:命令終了判定部
228:発行命令保持部
229:命令発行選択部
300:ノード間SW
310、320、330、340:ポート制御部
311、321、331、341:ルートフラグ
350:SW内クロスバ
1011:タイムアウト検出部

Claims (5)

  1. それぞれが、ポートを介して通信ノードに接続され、該ポートへのルーティングが許可されるか否かを示すルーティングフラグを保持し、該通信ノードから通信経路に障害が発生した旨の障害コードを受信すると、該ルーティングフラグを不許可を示す状態にする複数のポート制御部と、前記ルーティングフラグを参照し、通信先ノードに接続するポートへのルーティングが許可されているか否かを判定し、許可されているとき当該ポートへのルーティングを行い、許可されていないときはルーティングを行わないスイッチ内クロスバとを有する複数のノード間スイッチと、
    通信ノード内に複数配置され、それぞれが異なる前記ノード間スイッチと接続されるノード間制御部であって、通信先ノードを指定してデータの送信を要求する通信命令を受け、前記ノード間スイッチを介して、他のノードに向けてデータ送信を行うデータ送信部と、前記データ送信が正常終了したか否かを判定し、正常終了してないと判定すると、同一通信ノード内の他のノード間制御部に、前記通信先ノードへのデータ送信を要求する通信命令を発行する命令終了判定部とを有するノード間制御部とを備え
    前記スイッチ内クロスバは、前記ルーティングフラグを参照し、前記通信先ノードに接続するポートへのルーティングが許可されていないと判定すると、通信を要求したノード間制御部にエラーリプライを返却し、
    前記命令終了判定部は、前記エラーリプライを受信すると、前記データ送信が正常終了していないと判定する、
    ことを特徴とするマルチノードネットワークシステム。
  2. 前記ノード間制御部が、前記データ送信が正常に終了した旨を示すリプライを、所定タイムアウト時間内に受信しないときにタイムアウトを発生するタイムアウト検出部を更に有し、前記命令終了判定部は、前記タイムアウト検出部がタイムアウトを発生すると、前記データ送信が正常終了していないと判定する、請求項1に記載のマルチノードネットワークシステム。
  3. 前記ノード間スイッチと前記ノード間制御部とをそれぞれn個(nは2以上の整数)有し、複数の通信ノード間でnレーンが構成される、請求項1又は2に記載のマルチノードネットワークシステム。
  4. 前記通信ノードが、前記ノード間制御部に前記通信命令を発行するCPUを備えている、請求項1乃至の何れか一に記載のマルチノードネットワークシステム。
  5. 前記ノード間制御部は、前記CPUが発行した通信命令を受信する第1の命令受信部と、該第1の命令受信部が受信した通信命令を格納する第1の命令キューと、他のノード間制御部の命令終了判定部が発行した通信命令を受信する第2の命令受信部と、該第2の命令受信部が受信した通信命令を格納する第2の命令キューと、前記第1の命令キュー又は前記第2の命令キューから通信命令を取り出し、前記データ送信部に与える命令発行選択部とを更に有する、請求項に記載のマルチノードネットワークシステム。
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