JP4670358B2 - 導光部材保持装置及び投射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源から出射された表示光を均一化して導光する導光部材保持装置及びこの導光部材保持装置を備えるプロジェクタ等の投射装置に関する。
例えば、プロジェクタには、小型で高容量の表示光を出射し、また発熱量も小さな発光素子を光源として用いる照明ユニットが備えられる。プロジェクタは、照明ユニットが、赤色発光素子を光源として液晶パネルに赤色光を供給して赤色画像を生成させる第1照明ユニットと、緑色発光素子を光源として液晶パネルに緑色光を供給して緑色画像を生成させる第2照明ユニットと、青色発光素子を光源として液晶パネルに青色光を供給して青色画像を生成させる第3照明ユニットとを備える。
プロジェクタは、上述した赤色画像と緑色画像と青色画像とをクロスプリズムに供給して合成画像を生成し、この合成画像を投射レンズを有する光学系を介してスクリーンに投射してカラー表示が行われるようにする。プロジェクタにおいては、各照明ユニットが、点光源に近い各発光素子からの出射光を液晶パネルの画面サイズまで拡げかつ適切なFナンバーで画像の投射が行われるようにするために適宜の導光機構が設けられている。
導光機構には、一般に導光特性に優れた透明なアクリル樹脂等の合成樹脂材やガラス材によって形成された導光部材が備えられる。導光部材は、断面寸法が小さな第1端面を発光素子と対向させて入射面とするとともに断面寸法が大きな第2端面を液晶パネルと対向させて出射面として構成される。導光部材は、適宜の導光部材保持装置によって発光素子と液晶パネルとの間に配置されて、発光素子から出射された表示光を入射面から入射するとともに内部において反射させながら出射面側へと導光して液晶パネルに供給する。
従来の導光部材100は、図9に示すように全体が角錐形状を呈して形成されるとともに、相対する斜面に保持用の凸部101、101が一体に形成されていた。導光部材100は、保持用の凸部101を図示しない保持筒部材に対して内部空間部に形成した嵌合部に嵌合させて組み合わせ、入射面102を発光素子と対向させるとともに出射面103を液晶パネルの背面と対向させて配置される。導光部材100は、発光素子から出射された表示光を入射面102から入射するとともに内部において反射させながら出射面103側へと導光し、この出射面103から液晶パネルへと供給する。しかしながら、かかる導光部材100においては、入射面102から入射された表示光が凸部101においてその一部が外部へと露光することにより出射面103からの出射光量が低下し、導光効率が悪いといった問題があった。
また、従来の他の導光部材110としては、図10に示すように全体が角錐形状を呈して形成され、相対する斜面を例えばゴム等の摩擦力の大きな保持シート111、111を有する保持部材112、112によって挟み込むようにし、これら保持部材112、112を介して入射面113を発光素子と対向させるとともに出射面114を液晶パネルの背面と対向させて配置される。かかる導光部材110においては、単純な形状であり入射面113から入射された表示光が内部で反射しながら出射面114へと導光されるが、保持シート111が圧接した部位で臨界角特性が変化することでその一部が外部へと露光することにより出射面114からの出射光量が低下し、導光効率が悪くなってしまうといった問題があった。
特許文献1には、導光部材(ライトガイド)が熱膨張した場合でも、その軸心の移動を抑制するライトガイド保持機構が開示されている。ライトガイド保持機構は、底壁に開口を設けた外筒内にライトガイドを収納し、このライトガイドの先端側を外筒の開口部に組み付ける中間リングとコイルスプリングと支持板と板バネとからなる構造体によって保持する。ライトガイド保持機構は、コイルスプリングの弾性力によってライトガイドを外筒の底壁に押圧させるとともに回転力も作用させ、ライトガイドの大面積側端面の近傍において各稜線部が底壁に形成した開口部の枠壁で保持されるようにする。
特開2000−111774号公報
上述した特許文献1のライトガイド保持機構においては、ライトガイドが径方向の熱膨張を生じても回転方向の変位によって吸収されるとともに長さ方向の熱膨張を生じても各弾性部材によって吸収される。また、ライトガイド保持機構においては、ライトガイドが大面積側端面の近傍において各稜線部を外筒の底壁に形成した開口部の枠壁で保持することから、接触面積の小さな保持部位を構成して外部への露光が抑制されるようになる。
しかしながら、かかる特許文献1のライトガイド保持機構においては、ライトガイドが小面積側において斜面を中間リングの内周部によって保持される構造であることから、この保持部位における光量損失が低減されない。また、ライトガイド保持機構においては、稜線部の保持構造が表示光の入射面の近傍であることから、外部への露光を抑制して導光効率を向上させる作用はほとんど期待されない。さらに、ライトガイド保持機構においては、上述したように多数の構成部材を有する複雑な機構であり、部材費や組立工数が増えてコストがアップするとともに大型化する。
導光部材保持装置においては、表示光を内部で内面での臨界角特性により全反射を繰り返しながら導光する導光部材を、振動や衝撃に対しても保持部材によって確実に保持させることが必要である。導光部材保持装置においては、導光部材と保持部材との接触面積を極力小さくすることによって、接触部位における光量損失を抑制して導光効率を向上させることが必要である。導光部材保持装置においては、面倒な調整操作を不要として導光部材を精密に位置決めして組み合わすことが必要である。導光部材保持装置においては、簡易な構造によって導光部材の熱膨張に対しても光軸のズレを防止して高精度の導光を行うことが必要である。従来の導光部材保持装置においては、上述した厳しい要求仕様を全て達成し得ないことから、もっぱら導光部材を確実に保持することが主体となり、導光効率の向上が図られていなかった。
したがって、本発明は、高導光効率、構造と組立の簡易化、強度の向上等を図る導光部材保持装置を提供することを目的とする。また、本発明は、充分な光量による投射が行われる小型で高精度の投射装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる導光部材保持装置は、導光部材と、第1ホルダ手段と、第2ホルダ手段とを備える。導光部材保持装置は、導光部材が、透光材によって全体角錐状に形成され、断面寸法が小さな第1端面を光源と対向させる入射面とするとともに断面寸法が大きな第2端面を表示部と対向させる出射面として構成する。導光部材保持装置は、第1ホルダ手段が、一方の開口部側が導光部材の入射面の対角長よりも大径でかつ他方の開口部側が出射面の対角長よりも小径とされた円形若しくは多角形断面の導光部材保持空間部が設けられる。導光部材保持装置は、第2ホルダ手段が、導光部材の出射面の外周縁部位を係止して外方に臨ませることにより、表示部と対向させる表示光出射開口部が設けられる。導光部材保持装置は、第1ホルダ手段と第2ホルダ手段とが、導光部材保持空間部と表示光出射開口部との軸線を一致させて組み合わされる。導光部材保持装置は、第1ホルダ手段と第2ホルダ手段との間に、導光部材が長さ方向に挟持されるとともに各稜線部を第1ホルダ手段に設けた導光部材保持空間部の内周壁によって保持されて組み合わされる。
以上のように構成された導光部材保持装置においては、導光部材が、入射面を例えば発光素子等の光源と対向させるとともに出射面を例えば液晶パネル等の表示部と対向させて配置される。導光部材保持装置においては、導光部材が、光源から出射された表示光を入射面から入射するとともに内部において内面での臨界角特性により全反射させて出射面側へと導光して表示部に供給する。導光部材保持装置においては、第1ホルダ手段の導光部材保持空間部に嵌合される導光部材が、導光部材保持空間部の内周壁に各稜線部が長さ方向の所定位置で突き当たって嵌め合わされた状態となる。導光部材保持装置においては、導光部材が、第1ホルダ手段に対して嵌合方向に抜け止めされるとともに、各稜線部における最小接触面積の略点接触状態を以って保持される。導光部材保持装置においては、第1ホルダ手段に対して第2ホルダ手段が、表示光出射開口部の開口縁で導光部材の出射面の外周縁部位を係止するようにして組み合わされる。
導光部材保持装置においては、導光部材の各稜線部を第1ホルダ手段によって保持することから、導光部材の内部を反射させながら導光される表示光の保持部位における露光を抑制して光量損失を低減する。導光部材保持装置においては、導光部材の出射面の外周縁部位を第2ホルダ手段によって保持することから、表示光出射開口部から表示部に対して有効に表示光を供給する。導光部材保持装置においては、導光部材に生じる熱膨張による寸法変化も、第1ホルダ手段の導光部材保持空間部の内周壁に対する各稜線部の突き当たり位置の変化により吸収され光軸のズレの発生が防止される。
また、上述した目的を達成する本発明にかかる投射装置は、赤色発光素子を光源として第1液晶パネルに赤色光を供給する赤色光導光ユニットと、緑色発光素子を光源として第2液晶パネルに緑色光を供給する緑色光導光ユニットと、青色発光素子を光源として第3液晶パネルに青色光を供給する青色光導光ユニットと、第1液晶パネル乃至第3液晶パネルに表示される赤色画像と緑色画像及び青色画像を合成するプリズムと、このプリズムからの合成画像をスクリーンに投射してカラー表示させる光学系とを備える。投射装置は、各色光導光ユニットが、それぞれ導光部材と、第1ホルダ手段と、第2ホルダ手段とを備える。導光部材は、透光材によって全体角錐状に形成され、断面寸法が小さな第1端面をそれぞれ相対する各発光素子と対向させて入射面とするとともに断面寸法が大きな第2端面をそれぞれ相対する各液晶パネルと対向させて出射面とし、各発光素子から出射された表示光を入射面から入射するとともに内部において内面での臨界角特性により全反射させて出射面に導光して各液晶パネルに供給する。第1ホルダ手段は、一方の開口部側が導光部材の入射面の対角長よりも大径でかつ他方の開口部側が出射面の対角長よりも小径とされた円形若しくは多角形断面の導光部材保持空間部が設けられる。第2ホルダ手段は、導光部材の出射面の外周縁部位を係止して外方に臨ませることにより、それぞれ相対する各液晶パネルと対向させる表示光出射開口部が設けられる。各色光導光ユニットは、各導光部材が、導光部材保持空間部と表示光出射開口部との軸線を一致させて組み合わせた各第1ホルダ手段と各第2ホルダ手段との間に、長さ方向に挟持されるとともに各稜線部を第1ホルダ手段に設けた導光部材保持空間部の内周壁により保持されて組み合わされる。
以上のように構成された投射装置においては、各色光導光ユニットが、それぞれの導光部材を、入射面を発光素子と対向させるとともに出射面を液晶パネルと対向させて配置する。投射装置においては、各色光導光ユニットにおいて、それぞれの導光部材が発光素子から出射された表示光を入射面から入射するとともに内部において反射させながら出射面側へと導光して液晶パネルへと供給する。投射装置においては、各液晶パネルに表示される赤色画像と緑色画像及び青色画像をプリズムで合成し、合成画像を光学系を介してスクリーンに投射することによってカラー表示を行う。
投射装置においては、各色光導光ユニットが、第1ホルダ手段の導光部材保持空間部に嵌合される導光部材をこの導光部材保持空間部の内周壁に各稜線部が長さ方向の所定位置で突き当たって嵌め合わされた状態とする。投射装置においては、各色光導光ユニットが、導光部材を第1ホルダ手段に対して嵌合方向に抜け止めするとともに、各稜線部における最小接触面積の略点接触状態を以って保持する。投射装置においては、第1ホルダ手段に対して組み合わされる第2ホルダ手段が、表示光出射開口部の開口縁において導光部材の出射面の外周縁部位を係止する。
投射装置においては、各色光導光ユニットが、導光部材の各稜線部を第1ホルダ手段によって保持するように構成することから、導光部材の内部を反射しながら導光される表示光の保持部位における露光を抑制して光量損失が低減されるようになる。したがって、投射装置においては、各液晶パネルに対して表示光が効率的に供給され、高輝度の画像をスクリーンに投射する。投射装置においては、各色光導光ユニットが、導光部材の出射面の外周縁部位を第2ホルダ手段によって保持することから、表示光出射開口部から表示部に対して有効に表示光を供給する。投射装置においては、各色光導光ユニットが、導光部材に生じる熱膨張による寸法変化も、第1ホルダ手段の導光部材保持空間部の内周壁に対する各稜線部の突き当たり位置の変化により吸収され光軸のズレの発生が防止されることで、色むら等の無い高精度の画像をスクリーンに投射する。
本発明にかかる導光部材保持装置によれば、第1ホルダ手段によって導光部材の各稜線部を保持することで、保持部位における光量損失が低減され表示部に対して表示光を効率よく供給することが可能となる。導光部材保持装置によれば、導光部材の熱膨張による寸法変化を第1ホルダ手段の導光部材保持空間部の内周壁に対する各稜線部の突き当たり位置の変化によって吸収することで、表示部に対して表示光を精度よく供給する。導光部材保持装置によれば、第1ホルダ手段と第2ホルダ手段とによって導光部材を位置決めすることから、構造が簡易であり組立や調整工程の簡易化が図られるようになる。
また、本発明にかかる投射装置によれば、第1ホルダ手段によって導光部材の各稜線部を保持することで保持部位における光量損失が低減された色光導光ユニットを備えることで、各液晶パネルに対して表示光が効率よく供給されて高輝度のカラー画像をスクリーンに投射することが可能となる。投射装置によれば、色光導光ユニットが、第1ホルダ手段と第2ホルダ手段とによって導光部材を位置決めするとともに導光部材の熱膨張による寸法変化を第1ホルダ手段の導光部材保持空間部の内周壁に対する各稜線部の突き当たり位置の変化によって吸収することから、色むらや色ズレ等の無い高精度の画像をスクリーンに投射することが可能となる。投射装置によれば、構造が簡易であり組立や調整工程の簡易化を図った色光導光ユニットを備えることによって、小型化と低コスト化が図られるようになる。
以下、本発明の実施の形態として示す導光部材保持装置(以下、保持装置と略称する)1及びこの保持装置1を備えるプロジェクタ(投射装置)2について、図面を参照して詳細に説明する。保持装置1は、図1に示すように導光部材3と、第1ホルダ手段を構成する第1ホルダ部材4及びブラケット部材5と、第2ホルダ手段を構成する第2ホルダ部材6と、第2ホルダ部材6をブラケット部材5に固定する取付ねじ7等の部材によって構成される。保持装置1は、それぞれ詳細を後述するプロジェクタ2の光学部に搭載されて、赤色光導光ユニット8Rと、緑色光導光ユニット8Gと、青色光導光ユニット8Bとを構成する。なお、保持装置1は、かかるプロジェクタ2の各色導光ユニットばかりでなく、各種光学機器の導光部に用いられることは勿論である。
導光部材3は、従来の導光部材100、110と同様に導光特性に優れた透明なアクリル樹脂等の透明合成樹脂材やガラス材等の透光材が用いられ、図4に示すように所定の長さを有する全体角錐状に形成される。導光部材3は、断面寸法が小さな第1端面が光源と対向されて表示光を内部に入射させる入射面11とされるとともに、断面寸法が大きな第2端面が表示部と対向されて表示光を供給する出射面12として構成される。導光部材3は、入射面11から入射された表示光を出射面12に向かって内部で導光するが、表示光を各内面での臨界角特性によって全反射させながら導光することによって出射面12から均一な状態で出射させる。導光部材3は、詳細を後述するように第1ホルダ部材4によって、各稜線部13a〜13d(以下、個別に説明する場合を除いて稜線部13と総称する。)をそれぞれ軸方向の2位置で保持される。
第1ホルダ部材4は、図1及び図3に示すように合成樹脂材によって所定の長さを有する全体略円筒形に成形される。第1ホルダ部材4は、軸方向に貫通する内孔が導光部材3の入射面11の対角長よりも大径とされるとともに出射面12の対角長よりも小径とされて形成され、導光部材3を嵌合して保持する円錐形状の導光部材保持空間部14を構成する。第1ホルダ部材4は、導光部材保持空間部14の一方開口部側の内周壁が導光部材3の各稜線部13を保持する第1保持部15を構成する。第1ホルダ部材4は、第1保持部15と対向する導光部材保持空間部14の他方開口部に全周に亘って内方へと突出するフランジ状の凸部16が一体に形成され、この凸部16の内周壁が導光部材3の各稜線部13を保持する第2保持部17を構成する。
すなわち、第1保持部15は、導光部材3の軸方向の第1位置において、各稜線部13を通過する第1の外周円を構成する所定の内径を以って第1ホルダ部材4に形成される。第2保持部17も、導光部材3の軸方向において第1位置よりも小径となる第2位置において、各稜線部13を通過する第2外周円を構成する内径を以って第1ホルダ部材4に形成される。
第1ホルダ部材4には、第1保持部15側から入射面11を嵌合端として導光部材3が導光部材保持空間部14内に組み付けられる。導光部材3は、第2保持部17から嵌合端の入射面11側を貫通させて第1ホルダ部材4の導光部材保持空間部14内に嵌合されるが、図1に示すように入射面11から所定の長さ位置において各稜線部13が第2保持部17に突き当たるとともに、この突き当て位置から所定の間隔において各稜線部13に第1保持部15が突き当てられる。導光部材3は、出射面12が第1保持部15から所定の突出量を以って位置される。
第1ホルダ部材4は、上述したように軸方向の異なる位置で、第1保持部15と第2保持部17とによって各稜線部13を保持することで、導光部材3が軸線を固定されて組み合わされるようにする。第1ホルダ部材4は、熱膨張によって導光部材3に径方向や長さ寸法の寸法変化が生じた場合でも、導光部材保持空間部14内において導光部材3の回転動作やスライド動作を許容することでその寸法変化を吸収して光軸変化が生じないようにする。
なお、第1ホルダ部材4は、合成樹脂材によって成形することで、上述した導光部材3の回転動作やスライド動作に際して各稜線部13からの削りカスの発生を防止するとともに導光部材3の損傷を防止する。第1ホルダ部材4は、後述する第2ホルダ部材6に対していわゆる緩衝構造を介して組み合わされる場合に、熱伝導率の大きなアルミ材等の金属材によって形成するようにしてもよい。
また、第1ホルダ部材4は、上述したように導光部材保持空間部14を円錐形状の空間部として構成したが、かかる形状に限定されるものでは無い。第1ホルダ部材4は、第1保持部15と第2保持部17とが導光部材3の各稜線部13に突き当てられる構造であればよく、多角形状の空間部であってもよい。さらに、第1ホルダ部材4は、導光部材3の軸方向の異なる2位置を第1保持部15と第2保持部17とによって保持するようにしたが、例えば第1保持部15が各稜線部13を軸方向にある程度の領域を保持するテーパ付きとされることで第2保持部17を設けないようにしてもよい。
第1ホルダ部材4は、取付部材を構成するブラケット部材5に組み合わされる。ブラケット部材5は、アルミ材等の金属材や合成樹脂材によって形成され、図1及び図3に示すように第1ホルダ部材4を嵌め合わせる凹陥部18が主面に開口させて形成した受け部19と、この受け部19を一体に立設するとともにプロジェクタ2への取付部を構成する台座部20とから構成される。ブラケット部材5は、凹陥部18の底壁18aに第1ホルダ部材4の導光部材保持空間部14から突出する導光部材3の先端部を貫通させるガイド孔21が形成されている。
ブラケット部材5は、凹陥部18内に第1ホルダ部材4が凸部16を形成した側から組み合わされ、底壁18aをストッパとしてこれに突き当てて収納する。ブラケット部材5は、凹陥部18内において第1ホルダ部材4の外周部と凸部16とを精密に位置決めするようにして組み合わせることにより、第1ホルダ部材4によって保持される導光部材3の位置調整操作を不要とする。すなわち、ブラケット部材5は、後述するように第2ホルダ部材6が組み合わされるとともに、プロジェクタ2への取付部材を構成する。ブラケット部材5は、第1ホルダ部材4を精密に組み付けることによって、各部材に対して導光部材3が精密に位置決めされるようにする。
ブラケット部材5には、第1受け部19に凹陥部18を挟んで一対の取付孔22が形成されている。ブラケット部材5は、導光部材3を組み合わせた第1ホルダ部材4を組み合わせた状態で第1受け部19に当てがわれた第2ホルダ部材6を取付孔22にねじ込む取付ねじ7によって固定する。なお、ブラケット部材5は、必要に応じて取付孔22の数を増やしたり、一部を位置決めのための凸部や凹部を形成するようにしてもよい。
第2ホルダ部材6は、ある程度の弾性を有する合成樹脂材によって成形され、図1乃至図3に示すように、導光部材3の出射面12を外方に臨ませる表示光出射開口部24を構成する角筒状の保持筒部23と、この保持筒部23の開口縁に形成した係止部25と、保持筒部23の係止部25と対向する側において一体に形成された取付フランジ部26とから構成される。第2ホルダ部材6は、表示光出射開口部24がその開口寸法を導光部材3の出射面12の外形寸法とほぼ同等に形成される。
第2ホルダ部材6は、ブラケット部材5と組み合わされた状態において係止部25に導光部材3の出射面12が突き当てられ、上述した第1ホルダ部材4との間で導光部材3を軸方向に挟持する。第2ホルダ部材6は、係止部25が、図2に示すように表示光出射開口部24の各コーナ部位にそれぞれ内方へとわずかに突出ようにして一体に形成された筋交い壁によって構成する。各係止部25a〜25dは、保持筒部23内に収納された導光部材3に対して、各コーナ部位を係止して出射面12を表示光出射開口部24から外方に臨ませる。
第2ホルダ部材6は、係止部25によって出射面12の各コーナ部を塞ぐことから、これらコーナ部において出射光量を損失させる。しかしながら、第2ホルダ部材6は、表示画像において最も影響が少ないコーナ部の出射光量をわずかに損失させることで、実用上まったく問題は無い。なお、第2ホルダ部材6においては、表示光出射開口部24の4箇所のコーナ部に係止部25(25a〜25d)を形成したが、3箇所であってもよい。
図5に示した他の第2ホルダ部材30は、表示光出射開口部24の開口縁に、係止部31が全周に亘って一体に形成される。第2ホルダ部材30は、導光部材3が出射面12の外形寸法を表示部の有効面積よりも大きな場合に、出射面12の外周縁を全域に亘って係止されることにより導光部材3がより安定した状態に保持されるようにする。第2ホルダ部材30は、導光部材3の出射面12が10mm〜15mm程度の外形寸法の場合に、係止部31によって外周縁から0.2mm〜0.3mmの範囲で係止されるようにする。
第2ホルダ部材6には、図2に示すように取付フランジ部26に、表示光出射開口部24を挟んでブラケット部材5の受け部19に形成した取付孔22と対応する一対の取付孔27が形成されている。第2ホルダ部材6は、図1に示すように取付フランジ部26を受け部19と対向させてブラケット部材5に組み合わされる。第2ホルダ部材6は、取付フランジ部26の各取付孔27が受け部19側の相対する取付孔22と軸線を一致させた状態で取付ねじ7がねじ込まれることによってブラケット部材5と一体化される。
第2ホルダ部材6は、この場合に、取付フランジ部26と受け部19との間に適宜の間隔f(図1参照)が設定されるようにする。第2ホルダ部材6は、取付ねじ7をねじ込むにしたがって係止部25を介して出射面12を押圧される導光部材3が第1ホルダ部材4側に押し付けられることにより、各稜線部13に対して第1保持部15と第2保持部17とがより強く食い込む状態となって確実な保持が行われるようにする。
第2ホルダ部材6は、上述したように弾性を有する合成樹脂材によって成形されることで、取付ねじ7のねじ込み操作にしたがって取付フランジ部26に弾性力が蓄勢される。第2ホルダ部材6は、この弾性力が導光部材3を第1ホルダ部材4側に付勢させることによって、各稜線部13に対する第1保持部15と第2保持部17との保持状態が維持されるようにする。なお、かかる弾性力については、例えば取付ねじ7に組み付けたコイルスプリングによっても得ることが可能である。コイルスプリングは、取付ねじ7の頭部と取付フランジ部26との間に組み付けたり、取付フランジ部26と受け部19との間に組み付けられる。
保持装置1は、第1ホルダ部材4に対して導光部材3が、その入射面11側から導光部材保持空間部14内に嵌合される。保持装置1は、第1ホルダ部材4ブラケット部材5の凹陥部18内に組み合わすことにより、導光部材3の入射面11側がガイド孔21を貫通してブラケット部材5から突出させるようにする。なお、保持装置1は、ブラケット部材5に対して予め一体化された第1ホルダ部材4に対して導光部材3を組み合わせるようにしてもよい。
保持装置1は、第1ホルダ部材4から出射面12側を突出させた導光部材3を保持筒部23内に嵌合して第2ホルダ部材6がブラケット部材5に組み合わされる。保持装置1は、位置合わせされた第2ホルダ部材6側の取付孔27とブラケット部材5側の取付孔22とに取付ねじ7のねじ込み操作が行われる。保持装置1は、取付ねじ7をねじ込むにしたがって第2ホルダ部材6側の表示光出射開口部24の各コーナ部に形成した係止部25が出射面12を押圧することで、導光部材3が第1ホルダ部材4の導光部材保持空間部14内に押し込まれる。
保持装置1は、第1ホルダ部材4に形成した第1保持部15と第2保持部17とが、導光部材3の各稜線部13を軸方向に離間した2位置で当接することで、導光部材3が最小限の接触面積でガタ付き防止されて第1ホルダ部材4に保持される。保持装置1は、導光部材3が、入射面11側の各稜線部13を第1保持部15と第2保持部17とによって保持されるとともに出射面12を係止部25によって係止されることで、第1ホルダ部材4と第2ホルダ部材6との間で挟持される。
保持装置1は、導光部材3の入射面11を発光素子等の光源に対向させるとともに、出射面12を液晶パネル等の表示部に対向させてブラケット部材5の台座部20がプロジェクタ2に設置される。保持装置1は、導光部材3が、光源から出射された表示光を入射面11から入射させ、内部で反射を繰り返しながら導光されることによって均一化した状態で出射面12から出射する。
保持装置1は、上述した構成から第1ホルダ部材4によって最小限の接触面積で導光部材3を保持することで保持部位における光量損失の低減が図られ、表示光を出射面12から表示部に効率的に供給する。保持装置1は、第2ホルダ部材6によって最も影響の小さな出射面12のコーナ部位を係止することで表示部の輝度のバラツキの発生を低減する。
保持装置1においては、表示光を導光することで導光部材3の温度が高くなって熱膨張を生じることがある。保持装置1においては、ブラケット部材5等を高熱伝導率材であるアルミ材等によって効率的な放熱が行われるように構成されるが、導光部材3に熱膨張による寸法変化が生じる。保持装置1は、上述したように第2ホルダ部材6がブラケット部材5に対して弾性力を蓄勢した状態で組み合わされて第1ホルダ部材4との間で導光部材3を挟持することで、導光部材3の軸方向の寸法変化を吸収する。また、保持装置1は、第1ホルダ部材4が第1保持部15と第2保持部17とによって導光部材3の各稜線部13を保持する構造であることから、導光部材3の軸方向の移動を許容して径方向の寸法変化を吸収する。保持装置1は、熱膨張による寸法変化が生じても、光軸のズレが生じることなく導光部材3を保持する。
保持装置1においては、上述したようにそれぞれが簡易な形状である導光部材3と第1ホルダ部材4とブラケット部材5と第2ホルダ部材6と取付ねじ7等を構成部材とする。保持装置1においては、導光部材3が面倒な光軸の調整操作等を不要にして組み合わされる。したがって、保持装置1は、部材費や組立工数の低減が図られることで、低コスト化が図られるようになる。
以上のように構成された保持装置1は、図6及び図7に示したプロジェクタ2に用いられる。プロジェクタ2は、小型で発熱量が小さな発光素子から出射される表示光を導光部材3によって効率的に透過型液晶パネルに導光して、液晶パネルの画像をスクリーン上に拡大表示する。プロジェクタ2は、図6に示すように中心部50aの周囲に互いに直交して一体に形成された第1辺部50b乃至第4辺部50eを有する十字状のベース50を備える。プロジェクタ2は、ベース50の中心部50aにクロスプリズム(ダイクロイックプリズム)51を配置するとともに、第1辺部50b上に投影部52を配置する。プロジェクタ2は、ベース50の第2辺部50c乃至第4辺部50eに、それぞれ上述した保持装置1によって構成された赤色光導光ユニット8Rと緑色光導光ユニット8Gと青色光導光ユニット8Bとを配置する。
プロジェクタ2は、クロスプリズム51の出射面51aに対向して投影部52を配置する。プロジェクタ2は、クロスプリズム51の第1入射面51bと赤色光導光ユニット8Rとの間に位置して第1液晶パネル53Rを配置し、第2入射面51cと緑色光導光ユニット8Gとの間に第2液晶パネル53Gを配置し、第3入射面51dと青色光導光ユニット8Bとの間に第3液晶パネル53Bを配置する。
プロジェクタ2は、ベース50の第辺部50c上に、赤色光導光ユニット8Rを挟んで第1液晶パネル53Rと対向して赤色表示光を出射する赤色光源ユニット54Rを配置する。プロジェクタ2は、ベース50の第辺部50d上に、緑色光導光ユニット8Gを挟んで第2液晶パネル53Gと対向して緑色表示光を出射する緑色光源ユニット54Gを配置する。プロジェクタ2は、ベース50の第辺部50e上に、青色光導光ユニット8Bを挟んで第3液晶パネル53Bと対向して青色表示光を出射する青色光源ユニット54Bを配置する。
プロジェクタ2は、赤色光源ユニット54Rから出射された赤色表示光を赤色光導光ユニット8Rにより第1液晶パネル53Rに供給し、この第1液晶パネル53Rによって赤色画像を生成する。プロジェクタ2は、緑色光源ユニット54Gから出射された緑色表示光を緑色光導光ユニット8Gにより第2液晶パネル53Gに供給し、この第2液晶パネル53Gによって緑色画像を生成する。プロジェクタ2は、青色光源ユニット54Bから出射された青色表示光を青色光導光ユニット8Bにより第3液晶パネル53Bに供給し、この第3液晶パネル53Bによって青色画像を生成する。
プロジェクタ2は、クロスプリズム51が、第1液晶パネル53Rによって生成された赤色画像を90°屈折させて投影部52に導く。プロジェクタ2は、クロスプリズム51が、第2液晶パネル53Gによって生成された緑色画像を直進させて投影部52に導く。プロジェクタ2は、クロスプリズム51が、第3液晶パネル53Bによって生成された青色画像を90°屈折させて投影部52に導く。プロジェクタ2は、クロスプリズム51において赤色画像と緑色画像と緑色画像とを合成してカラー画像を生成し、このカラー画像を投影部52に供給する。プロジェクタ2は、投影部52によってカラー画像を図示しないスクリーンに投影する。
プロジェクタ2には、詳細を省略するが各液晶パネル53に所定の画像を供給する画像供給部や電源部等が備えられる。プロジェクタ2は、投影部52が、詳細を省略するが投影レンズやアイリス機構或いはフォーカス機構を備えている。プロジェクタ2は、ベース50が熱伝導率が良好でかつ機械的剛性を有するアルミダイキャスト等によって形成される。プロジェクタ2には、ベース50の適宜の位置に放熱ファン55が設けられている。
プロジェクタ2は、上述したように赤色光導光ユニット8Rと緑色光導光ユニット8Gと青色光導光ユニット8Bとが保持装置1によって構成され、また赤色光源ユニット54Rと緑色光源ユニット54Gと青色光源ユニット54Bも基本的な構成を同等とする。
図7に示した緑色光導光ユニット8Gと緑色光源ユニット54Gとを参照して各導光ユニット8と光源ユニット54の構成について代表符号を付して説明する。光源ユニット54は、発光素子56と、この発光素子56を搭載した配線基板57を支持してベース50の各辺部上に取り付けられたブラケット部材58と、発光素子56から発生した熱を放熱するヒートシンク59等から構成される。なお、光源ユニット54は、発光素子56として赤色光源ユニット54Rに赤色発光素子56Rが、緑色光源ユニット54Gに緑色発光素子56Gが、青色光源ユニット54Bに青色発光素子56Bが用いられることは勿論である。
導光ユニット8は、上述したように導光部材3が第1ホルダ部材4に保持され、この第1ホルダ部材4がブラケット部材5に組み合わされている。導光ユニット8は、ガイド孔21から突出された導光部材3の入射面11を光源ユニット54の発光素子56の出射面と対向させて、ブラケット部材5がベース50上に固定される。導光ユニット8は、第2ホルダ部材の表示光出射開口部24に臨ませられた導光部材3の出射面12が液晶パネル53と対向される。導光ユニット8は、上述したように、発光素子56から出射された表示光を導光部材3に入射させ、この導光部材3において均一な状態にして液晶表示パネル53に供給する。
上述したプロジェクタ2においては、クロスプリズム51を中心として、液晶パネル53と導光ユニット8と光源ユニット54とからなる各色画像生成部と、投影部52とを互いに直交する十字状に配置したが、かかる構成に限定されるものでは無い。図8に第2の実施の形態として示したプロジェクタ60は、変形六角形状のベース61を備えており、このベース61上に各色画像生成部がクロスプリズム51を挟んで投影部52と対向する領域に互いに平行状態で配置されて構成される。なお、プロジェクタ60は、各部の基本的な構成を上述したプロジェクタ2と同等とすることから、対応する部位に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
プロジェクタ60は、プロジェクタ2と同等に、緑色光導光ユニット8Gが投影部52及びクロスプリズム51と同一光軸上に位置して配置されている。プロジェクタ60は、緑色光導光ユニット8Gと平行に配置された赤色光導光ユニット8Rに対して、導光部材3Rの出射面12に対向して直角プリズム62Rを配置する。プロジェクタ60は、導光部材3Rの出射面12から出射された表示光が直角プリズム62Rによって90°屈折されて第1液晶パネル53Rに供給されるようにする。
同様にして、プロジェクタ60は、青色光導光ユニット8Bが緑色光導光ユニット8Gを挟んで赤色光導光ユニット8Rと対向して平行に配置され、その導光部材3Rの出射面12に対向して直角プリズム62Bを配置する。プロジェクタ60は、導光部材3Bの出射面12から出射された表示光が直角プリズム62Bによって90°屈折されて第3液晶パネル53Bに供給されるようにする。
プロジェクタ60は、赤色光源ユニット54Rから出射された赤色表示光を赤色光導光ユニット8Rと直角プリズム62Rとにより第1液晶パネル53Rに供給し、この第1液晶パネル53Rによって赤色画像を生成する。プロジェクタ60は、緑色光源ユニット54Gから出射された緑色表示光を緑色光導光ユニット8Gにより第2液晶パネル53Gに直接供給し、この第2液晶パネル53Gによって緑色画像を生成する。プロジェクタ60は、青色光源ユニット54Bから出射された青色表示光を青色光導光ユニット8Bと直角プリズム62Bとにより第3液晶パネル53Bに供給し、この第3液晶パネル53Bによって青色画像を生成する。プロジェクタ60は、クロスプリズム51において赤色画像と緑色画像と緑色画像とを合成してカラー画像を生成し、このカラー画像を投影部52に供給してカラー画像をスクリーンに投影する。
なお、上述したプロジェクタ2、60は、光源として発光素子を用いたが、発光素子に限定されず適宜の発光体を光源として用いて導光ユニットを介して導光するようにしてもよいことは勿論である。
実施の形態として示す導光部材保持装置の断面図である。 同導光部材保持装置の正面図である。 同導光部材保持装置の分解斜視図である。 導光部材の斜視図である。 他の導光部材保持装置の正面図である。 実施の形態として示すプロジェクタの光学部の一部切欠き平面図である。 同プロジェクタの要部断面図である。 他のプロジェクタの光学部の一部切欠き平面図である。 従来の導光部材の斜視図である。 従来の他の導光部材の斜視図である。
1 導光部材保持装置(保持装置)、2 プロジェクタ、3 導光部材、4 第1ホルダ部材、5 ブラケット部材、6 第2ホルダ部材、7 取付ねじ、8 導光ユニット、8R 赤色光導光ユニット、8G 緑色光導光ユニット、8B 青色光導光ユニット、11 入射面、12 出射面、13 稜線部、14 導光部材保持空間部、15 第1保持部、17 第2保持部、18 凹陥部、21 ガイド孔、23 保持筒部、24 表示光出射開口部、25 係止部、30 保持装置、31 係止部、50 ベース、51 クロスプリズム、52 投影部、53 液晶パネル、54 光源ユニット、56 発光素子、60 プロジェクタ

Claims (8)

  1. 透光材によって全体角錐状に形成され、断面寸法が小さな第1端面を光源と対向させて入射面とするとともに断面寸法が大きな第2端面を表示部と対向させて出射面とし、上記光源から出射された表示光を上記入射面から入射するとともに内部において内面での臨界角特性により全反射させて上記出射面側へと導光して上記表示部に供給する導光部材と、
    一方の開口部側が上記導光部材の上記入射面の対角長よりも大径でかつ他方の開口部側が上記出射面の対角長よりも小径とされた円形若しくは多角形断面の導光部材保持空間部が設けられた第1ホルダ手段と、
    上記導光部材の上記出射面の外周縁部位を係止して外方に臨ませることにより、上記表示部と対向させる表示光出射開口部が設けられた第2ホルダ手段とを備え、
    上記導光部材が、上記導光部材保持空間部と上記表示光出射開口部との軸線を一致させて組み合わせた上記第1ホルダ手段と上記第2ホルダ手段との間に、長さ方向に挟持されるとともに各稜線部を上記第1ホルダ手段に設けた上記導光部材保持空間部の内周壁により保持されて組み合わされる導光部材保持装置。
  2. 上記第1ホルダ手段が、厚み方向に貫通する上記導光部材保持空間部を形成した筒状のホルダ部材と、このホルダ部材を組み合わす嵌合部が形成されるとともに上記第2ホルダ手段を組み合わせて固定する固定部が形成されたブラケット部材とから構成される請求項1に記載の導光部材保持装置。
  3. 上記第1ホルダ手段が、上記導光部材保持空間部の内周壁に形成されて、上記導光部材の各稜線部を長さ方向に離間した少なくとも2位置でそれぞれ保持する第1保持部と第2保持部とを有する請求項1に記載の導光部材保持装置。
  4. 上記第2ホルダ手段が、上記表示光出射開口部において上記導光部材の上記出射面の少なくとも各コーナ部を係止して外方に臨ませる請求項1に記載の導光部材保持装置。
  5. 上記第2ホルダ手段が、上記第1ホルダ手段に対して弾性力を蓄勢した状態で組み合わされる請求項1に記載の導光部材保持装置。
  6. 赤色発光素子を光源として第1液晶パネルに赤色光を供給する赤色光導光ユニットと、緑色発光素子を光源として第2液晶パネルに緑色光を供給する緑色光導光ユニットと、青色発光素子を光源として第3液晶パネルに青色光を供給する青色光導光ユニットと、上記第1液晶パネル乃至上記第3液晶パネルに表示される赤色画像と緑色画像及び青色画像を合成するプリズムと、このプリズムからの合成画像をスクリーンに投射してカラー表示させる光学系とを備え、
    上記各色光導光ユニットが
    透光材によって全体角錐状に形成され、断面寸法が小さな第1端面をそれぞれ相対する上記各発光素子と対向させて入射面とするとともに断面寸法が大きな第2端面をそれぞれ相対する上記各液晶パネルと対向させて出射面とし、上記各発光素子から出射された表示光を上記入射面から入射するとともに内部において内面での臨界角特性により全反射させて上記出射面側へと導光して上記各液晶パネルに供給する導光部材と、
    一方の開口部側が上記導光部材の上記入射面の対角長よりも大径でかつ他方の開口部側が上記出射面の対角長よりも小径とされた円形若しくは多角形断面の導光部材保持空間部が設けられた第1ホルダ手段と、
    上記導光部材の上記出射面の外周縁部位を係止して外方に臨ませることにより、それぞれ相対する上記各液晶パネルと対向させる表示光出射開口部が設けられた第2ホルダ手段とを備え、
    上記各導光部材が、上記導光部材保持空間部と上記表示光出射開口部との軸線を一致させて組み合わせた上記各第1ホルダ手段と上記各第2ホルダ手段との間に、長さ方向に挟持されるとともに各稜線部を上記第1ホルダ手段に設けた上記導光部材保持空間部の内周壁により保持されて組み合わされて構成される投射装置。
  7. 上記各色光導光ユニットが、厚み方向に貫通する上記導光部材保持空間部を形成した筒状のホルダ部材と、このホルダ部材を組み合わす嵌合部が形成されるとともに上記第2ホルダ手段を組み合わせて固定する固定部が形成されたブラケット部材とから構成された上記第1ホルダ手段を有する請求項6に記載の投射装置。
  8. 上記各色光導光ユニットが、上記表示光出射開口部において上記導光部材の上記出射面の少なくとも各コーナ部を係止して外方に臨ませる上記第2ホルダ手段を有する請求項6に記載の投射装置。
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