JP4667465B2 - バインダーを含む棘突起間移植片 - Google Patents

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    • A61B17/7068Devices comprising separate rigid parts, assembled in situ, to bear on each side of spinous processes; Tools therefor

Description

本願は次の同時係属出願の優先権を主張するものであり、これら出願はそれぞれの全体が本件の一部を構成している:
1) 2004年9月23日出願のツヒェルマン(Zucherman)ほかによる「バインダーを含む棘突起間移植片とその移植方法(Interspinous Process Implant Including a Binder and Method of Implantation)」という名称の米国特許仮出願第60/612,465号(弁護士事件番号KLYC-01109US0)、
2) 2005年3月31日出願のツヒェルマンほかによる「バインダーを含む棘突起間移植片とその移植方法(Interspinous Process Implant Including a Binder and Method of Implantation)」という名称の米国特許出願第11/095,680号(弁護士事件番号KLYC-01109US1)、および
3) 2005年3月31日出願のツヒェルマンほかによる「バインダーを含む棘突起間移植片とその移植方法(Interspinous Process Implant Including a Binder and Method of Implantation)」という名称の米国特許出願第11/095,440号(弁護士事件番号KLYC-01109US2)。
本発明は棘突起間移植片に関するものである。
現在人は加齢が進むにつれて、老人の特徴である脊椎不良が進行すると予測される。或る種の生物化学的変化は加齢とともに起こり、組織に影響を及ぼしているのが肉体の全体に見られるようになる。脊椎では、変性性の各種影響のせいで椎間板の線維輪の構造が脆弱化すると、椎間板の構造は一部に障害を生じる。脊椎症(脊椎変形性関節炎とも呼ばれる)は、正常な脊椎構造と脊椎機能の喪失の原因となり得る変性性疾患の一例である。変性過程は脊椎の頸部領域、胸郭領域、および、腰部領域に衝撃を与え、椎間板と椎間小関節に影響を及ぼす。変性性疾患に付随する痛みは、前屈および過度の伸展のいずれか一方または両方に起因して生じることが多い。脊椎の胸郭領域の脊椎症は、湾屈時には椎間板の痛みを生じ、過伸展時には椎間小関節の痛みを生じる。脊椎症は、体重の大半を支える脊椎の腰部領域に影響を及ぼすことがあるが、運動が線維輪と椎間小関節群の痛覚線維を刺激することがある。
時間が経過すると、椎間板が高さを喪失した結果として、運動構造部の全ての成分の劣化を伴う変性連鎖を生じ、その結果として運動構造部が易変し、最終的には脊髄狭窄症(中央狭窄、管狭窄、側面狭窄などを含むが、これらに限定されない)を起こすことがある。脊髄狭窄症の結果、神経孔領域が低減し(すなわち、神経や血管が通るのに利用できる空間が低減し)、神経根を圧迫して根性痛を生じる。脊髄狭窄のまた別な症候はミエロパシーである。伸展と同側回転は、神経孔領域を更に低減し、痛み、神経根圧迫、および、神経損傷の原因となる。劣化が過程では、椎間板はヘルニア症となり、かつ/または、内部で裂けて、慢性的な痛みを伴う。各種症候が前(椎間板)構造と後(椎間小関節および神経孔)構造の両方から広まっているように見える場合は、患者は伸展または湾屈の姿勢に耐えることができない。
変性性椎間板疾患に付随する痛みを扱う共通処置は、2個以上の互いに隣接し合う椎体を一緒に融合させる装置を使用することである。この処置は、多数の呼び名で知られており、そのうちの1つが椎体間融合である。椎体間融合は、当該技術で周知の多数の装置と方法を利用することにより達成することができる。これには複数のネジ配置、中実骨移植片方法論、および、融合装置などが含まれるが、融合装置としては、骨および/または骨成長誘発物質が詰まったケージまたはそれ以外の機構が含まれる。上述の全てが、複数の椎体を一緒に融合させて付随する痛みを緩和するために、互いに隣接し合う椎体間に移植される。
滑り係数およびそれ以外の因子の程度次第では、医師は椎骨を「現状のままで」融合してもよいし、または、椎骨を融合した上に補助装置を使用してもよい。補助装置は主要な融合装置や融合方法には付随していることが多く、融合過程で支援を行う。互いに隣接し合う椎体に由来する骨が、それら隣接し合う椎体を融合させるために主要融合装置により一緒に成長する数ヶ月の間、補助装置が支援を行う。この期間の間、複数の椎体が互いに関して不動のまま保持されて、十分な骨の成長が行えるようにするのが有利である。補助装置には、フックとロッドの配置、ネジ配置、および、ストラップ、ワイヤ、および、バンドなどを含む多数の上述以外の装置が含まれるが、これらは全て、脊椎の一部を別な部分に関して不動にするために使われる。補助装置は一般に、主要な融合移植片を取り巻く後半な処置に加えて、広範な外科手術処置を必要とする。このような広範な外科手術処置は更なるリスクを含んでおり、例えば、移植中に脊椎神経に損傷を生じるといったリスクがある。脊髄融合は全身麻酔の採用を必要とする高度に観血的な外科手術を含むことがあり、それ自体が更なるリスクを孕んでいる。リスクには、主要な融合装置を固定することまたは補助装置を固定することのいずれかにより引き起こされる脊柱の骨に対する感染、および、甚大な外傷や損傷の可能性が更に含まれる。最後に、脊髄融合は、椎体間の相対運動を完全に喪失する結果となる恐れがある。
ハウランド(Howland)らに交付された米国特許第5,496,318号は、主要な融合装置を移植する外科手術処置と併用することを目的とした脊髄の安定を得る補助装置を教示している。ハウランドの318号特許は、2個の部材片がベルト、スチールケーブル、または、ポリテトラフルオロエチレンの網素材によって一緒に保持されたH字型スペーサーを教示しているが、これらベルト、ケーブル、または、網素材の一方端または両端はそれぞれの端部に取付け装置が固着的に接続されている。ハウランドの318号特許は、脊髄が外科手術により矩形の切欠きを有するように矯正されて、好ましい位置に固定装置を設置するのが好ましいことを教示している。ハウランドの318号特許は、ベルト、ケーブル、または、網素材が移植前に寸法設定されねばならず、寸法設定時間を含む処置時間を増大させている上に、ベルト、ケーブル、または、網素材の両端が取付け装置を有している場所への嵌合い精度を低下させている(同様に、寸法増加もしている)という欠点も有している。
ヴォイデヴィル(Voydeville)に交付された米国特許第5,609,634号は、互いに隣接し合う棘突起間に設置された半可撓性の棘突起間ブロックと同一素材で作成された靭帯を供えている補綴を教示している。医者は、靭帯を棘突起間ブロックの中に通してから棘突起の周囲に数字の8を描かせ、棘突起間ブロックの中に通してから棘突起の周囲に楕円を描かせ、更に、靭帯をそれ自体に縫合し、棘突起間ブロックを適所に固定させなければならない。ヴォイデヴィルは棘突起に付随する組織を相当に変位させ、かつ/または、除去することを必要とするが、その結果、潜在的に相当な外傷と損傷を生じることになるという欠点を有している。ヴォイデヴィルは、医者が棘突起間靭帯を棘突起間ブロックの中に通さなければならないというまた別な欠点を有している。このような処置は注意と時間を必要とし、特に、興味の対象である領域を視認する医者の能力は、興味のある領域に血液が横溢するために難儀となるからである。
米国特許第5,496,318号 米国特許第5,609,634号
互いに隣接し合う椎体の湾屈と伸展を制限する装置および処置が出来る限り簡単かつ容易に実施することができるのであれば有利であるし、また、骨全部と、靭帯と、脊髄を含み、脊髄を包囲しているそれ以外の組織を無傷のままにするのが好ましい(必ずしも必要ではないが)。従って、観血を最小限に抑える処置および移植片と、主要融合装置および融合法の補助または代用をすることができる装置、または、それ以外の固定装置および固定方法とが必要となる。従って、脊髄狭窄症によって引き起こされる痛みや、脊髄に対する損傷により、または、脊髄の変性により引き起こされるそれ以外の上述の諸症状を緩和する脊髄移植片を開発する必要が存在する。このような移植片は椎骨間の空隙を伸延し(増大させ)、または、維持して、神経孔面積を増大させるとともに脊髄の神経や血管に加わる圧力を減じ、更に、湾屈を制限または阻止して、脊椎症やそれ以外の上述の変性性の諸症状を原因とする痛みを緩和する。
脊髄の生理学的機能を保存する脊髄移植片の、観血を最小限に抑えた外科手術移植法を開発する必要が更に存在する。脊髄の顕著な解剖学的構造に順応し、脊髄に対する外傷を更に最小限に抑え、また、外科手術移植の観血法の必要を回避する移植片が、また更に必要である。これに加えて、脊髄の伸展および湾屈によって激化される脊髄障害に対処する必要がある。
本発明の実施形態のこれ以上の詳細は、添付の図面の助けを得ながら、後段で説明してゆく。
図1はツヒェルマン(Zucherman)ほかに交付された米国特許第6,695,842号およびツヒェルマンほかに交付された米国特許第6,712,819号に記載されているような移植片の斜視図であり、両特許とも引例に挙げることにより本件の一部を構成するものとする。移植片100は主要本体部101を有している。主要本体部101はスペーサー102、第1ウイング部材108、引込組織拡張装置106(本件では「伸延ガイド」とも呼ぶ)、整列トラック103を備えている。主要本体部101は互いに隣接し合う棘突起間に挿入される。主要本体部101は骨または靭帯に取り付けなくても、適所に残留する(そう所望される場合に限る)のが好ましい。
伸延ガイド106は伸延ガイド106が張出す起点となる先端部を備えており、該先端部は、先端部が棘突起間靭帯の開口部を刺通することができるようにするのに十分な、かつ/または、小さな初期拡張開口部に挿入することができるようにするのに十分な程度に小さい直径を有している。次いで、伸延ガイド106の直径および/または断面積は、主要本体部101とスペーサー102の直径と実質的に同じになるまで、徐々に増大する。先細り前端は医者が互いに隣接し合う棘突起間に移植片100を押込むことが易々とできるようにする。互いに隣接し合う棘突起間に主要本体部101を押込むと、伸延ガイド106の前端が互いに隣接し合う棘突起を伸延し、棘突起間の靭帯を拡張させて、互いに隣接し合う棘突起間の空隙がスペーサー102の直径にほぼ等しくなるようにする。
スペーサー102の形状は、棘突起間に挿入する目的で、スペーサー102を収容するために棘突起を変形させたり切取ったりする必要がないように設定されている。更に、付随する靭帯は切取られる必要がなく、隣接する組織または周囲組織に対する損傷がほとんど無い、または、皆無となる。図1に例示されているように、スペーサー102は断面が楕円形状であり、第1ウイング部材108から延びている中心本体部(本件では「シャフト」とも呼ばれる)を中心として旋回することができ、スペーサー102が棘突起の凸凹面に対して自己整列することができるようになっている。自己整列により、圧縮荷重が骨の面を横断して分散させられる。ツヒェルマンらの842号特許で思量されているように、スペーサー102は、例えば、直径が6ミリメートル、8ミリメートル、10ミリメートル、12ミリメートル、14ミリメートル等にすることができる。このような直径を「高さ」と呼び、スペーサーはこの距離だけ伸延して、棘突起を離隔した状態に保つ。楕円形状のスペーサーについては、選択される高さ(すなわち、直径)は楕円を横断する僅少な寸法測定値である。主要な寸法は、棘突起を上に重ねて整合させた列に対して横断する方向に延びている。
第1ウイング部材108は下位部分113と上位部分112とを有している。図1に例示されているように、上位部分112は、L4椎骨(L4からL5の設置位置について)またはL5椎骨(L5からS1の設置位置について)の棘突起(および/またはその積層群)の解剖学的形状または輪郭に適合するように成形されている。これと同じ形状、または、この形状の変形例を利用して、これ以外の運動構造部に適合させるようにしてもよい。下位部分113も丸味付け加工されて、棘突起に適合する形状にすることができる。第1ウイング部材108の下位部分113と上位部分112は、移植片が互いに隣接し合う棘突起間に挿入されると、停止機構として作用する。移植片100は第1ウイング部材108の面を超えた位置まで挿入することはできない。これに加えて、移植片100が挿入されてしまうと、第1ウイング部材108は移植片100が端から端への横運動、または、前後運動するのを阻止することができる。第1ウイング部材108には、1個以上の整列孔103と主要本体部の挿入器具(図示せず)であるピンを受容する1個以上のロックピン孔104とが更に設けられている。
移植片100は調節自在ウイング部材150(本件では「第1ウイング部材」とも呼ばれる)を更に備えている。調節自在ウイング部材150は下位部分152と上位部分153を有している。第1ウイング部材108と同様に、調節自在ウイング部材150は、棘突起および/またはその積層群の解剖学的形状または輪郭に適合するように設計されている。調節自在ウイング部材150は締め具154を使って主要本体部101に固定される。調節自在ウイング150はまた、整列タブ158を有している。調節自在ウイング部材150が初期的に主要本体部101に設置されると、整列タブ158が整列トラック103に嵌合する。整列タブ158は整列トラック103の内側を滑動し、調節自在ウイング部材150を第1ウイング部材108と実質的に平行に維持するのに役立つ。主要本体部101が患者に挿入され、かつ、調節自在ウイング部材150が装着されてしまうと、調節自在ウイング部材150も端から端への横運動、または、前後運動を阻止することができる。
図2Aは、腰領域の椎骨から延びている互いに隣接し合う棘突起間に移植片100が設置されているのを例示している。移植片100は、上位椎骨に付随する下位関節突起10と下位椎骨に付随する上位関節突起12の間に位置決めされている。上位棘靭帯6は上位棘突起2と下位棘突起4を接続している。移植片100は、上位棘靭帯6を剪断することなく、または、それ以外の態様で棘上靭帯を破壊的に阻害することなしに、設置することができる。
図2Bを参照すると、図2Aの移植片100のスペーサー102の断面が例示されている。スペーサー102は互いに隣接し合う棘突起2と棘突起4の間に最小空隙を画定する。伸張時に、スペーサー102は互いに隣接し合う棘突起2と棘突起4の間の相対運動を制限または阻止し、棘突起2と棘突起4の間の空隙が潰れるのを制限または阻止する。このような支援で、神経孔面積の低減と神経根の圧迫とを防止することにより、または、ヘルニアに罹患した椎間板が悪化するのを回避することにより、もしくは、それ以外の諸症状を緩和することにより、変性性疾患の諸症候を緩和することができる。しかしながら、図2Cに例示されているように、移植片100は湾屈ができるようになっており、これで、或る変性性疾患では(例えば、脊髄狭窄症の場合など)、或る種の諸症候を緩和することができる。図示のように、湾曲中は、棘突起間靭帯8および/またはそれ以外の骨髄に付随する組織および構造体によって適所に保持されている棘突起と棘突起の間をスペーサー102浮動することができる。棘突起2と棘突起4の間を浮動することができることで、湾屈ばかりか、各種程度の回転を行えるようにもなる。従って、ツヒェルマンらの842号特許に記載されているような移植片は、主要な脊髄融合装置と補助的な脊髄融合装置と比較した場合に、容認される運動の程度が大きいという利点を有している。
例えば、患者が脊椎症またはそれ以外の、湾屈運動および伸展運動を苦痛に満ちた不快なものにする変性性疾患を発症しているような或る状況では、棘突起を更に不動化しながら、同時に、上述の移植片が設けられた場合と同じように易々と移植を行えるようにするのが望ましいことばある。図3Aを参照すると、本発明による移植片300の実施形態が例示されている。移植片300は伸延ガイド306、スペーサー302、および、ブレース308を備えている。図示のように、スペーサー302は、ブレース302から延びている中心本体部301を中心として回転自在であるが、これ以外の実施形態では、スペーサー302は適所に固定されていてもよい。バインダー330は、バインダー330の近位端332の位置でブレース308と固定接続される。バインダー330は可撓性、または、半可撓性であり、互いに隣接し合う棘突起の周囲に設置されて、脊髄の湾屈中はバインダー308を棘突起に嵌合させることができるようになっている。互いに隣接し合う棘突起の周囲に設置されてしまった後は、バインダー330がブレース308に固定されれば、湾屈中の互いに隣接し合う棘突起の相対運動が所望に応じて制限または阻止されるようにバインダー330の張力を設定することができる。
図3Aで分かるように、一実施形態では、ブレース308はスロット341を設けた第1端を備えており、このスロットの中にバインダー330の近位端332を通してから縫合し、結び目を作り、または、それ以外の方法で縛り付け、バインダー330の近位端332がスロット341を通って引出されることが無いようにしている。これ以外の実施形態では(図示せず)、近位端332はループ状にされてもよいし、または、クラスプまたはそれ以外の装置などのような接続部材を含んでいてもよいし、更に、接続部材に係合する締め具によりブレース308に固定されてもよい。当業者なら、バインダー330の近位端332をブレース308と関与させて、バインダー330に張力を付与することができるようにする無数の異なる方法が分かるだろうし、また、本発明による移植片が本件で詳細に説明されている機構に限定されるものと解釈されるべきではないことも当業者なら認識するだろう。
ブレース308の脊髄沿いの高さはスペーサー302の高さよりも長く、そのため、ブレース308が棘突起の横面に接触すると、長軸線Lに沿った挿入の方向の運動はブレース308によって制限または阻止されるようになっている。このようにして、ブレース308は上述の移植片100のウイング部材108と同様の機能を行うことができる。これ以外の実施形態では、ブレース308の高さは、例示のものよりも長くてもよいし、または、短くてもよい。バインダー330が棘突起の周囲に設置されて固定されてしまうと、棘突起に相対的な移植片300の運動は、棘突起沿いの運動(すなわち、前後方向運動)ばかりか長軸線沿いの方向にも、バインダー330によって制限される。
バインダー330の自由端は、ブレース308に付随する捕獲装置320によってブレース308に固定することができる。ブレース308はフランジ310を備えており、このフランジから捕獲装置320が張出している。図3Aに例示されている実施形態では、捕獲装置320は、締め具322と1個以上の切欠き324が設けられている回転自在カム321を備えている。器具をこの切欠き324と嵌合させて回転させることで、回転自在カム321を旋回運動させることができるようになっている。カム321が回転させられると、カム321の偏心形状により、カム321とフランジ310が張出す起点となるブレース330の壁314との間の空隙が塞がる。バインダー330がカム321と壁3314の間に設置されると、カム321の回転によりカム321と壁314の間にバインダー330を挟むことができるようになり、バインダー330の固定された端部336を定めることができる。任意で、締め具322はネジ込まれ(すなわち、回転させられ)、締め具322が更に安定して載置され、カム321に対してきつく締め付けを行い、カム321を適所に固定する。更に、任意で、壁314と回転自在カム321のうちの一方または両方に複数の瘤、または、何かそれ以外の肌理(例えば、ギザギザした歯)が設けられ、滑落(すなわち、カム321と壁314の間のバインダー330の滑り)を阻止するようにしてもよい。ブレース308はその第2端にチャネルまたはスロット(図示のようなスロット)などのようなガイド312を更に有しており、バインダー330を捕獲装置320と整列させることができる。
バインダー330にはストラップ、リボン、つなぎ紐、コード、または、何かそれ以外の、可撓性(または、半可撓性)に富み、通すことができるのが好ましい構造体が含まれていてもよい。バインダー330は生体適合性素材から作成される。一実施形態では、バインダー330は編組構成のポリエステル縫合糸素材から作成されていてもよい。編組構成のポリエステル縫合糸素材には、例えば、エチボンド(Ethibond)、エチフレックス(Ethiflex)、マーシレン(Mersilene)、および、ダクロン(Dacron)などが含まれており、非吸収性で、引張り力が高く、組織反応性は低く、取扱性が向上している。これ以外の実施形態では、バインダー330はステンレス鋼(すなわち、外科手術用スチール)から作成されていてもよく、これは、例えば、編組加工によりつなぎ紐状にされてもよいし、または、織り加工によりストラップ状にされてもよい。また別な実施形態では、バインダー330は何か別な素材(または、複数素材の組合せ)であって、上記と同じような各種特性を有しているものから作成されていてもよい。
伸延ガイド306は、任意で、スロット、穿孔、切欠き、または、それ以外の、伸延ガイド306に形成された空洞309を備えており、その中をバインダー330が通され、または、設置される。このような空洞により、バインダー330の軸線上位置決め処理が行えるようになる(すなわち、バインダーは実質的に移植片300の長軸線Lと実質的に整列状態にすることができる)。更に、スロットまたは穿孔の内側にバインダー330を捕獲することで、バインダー330に対して伸延ガイド306の移動を阻止または制限し、棘突起と棘突起の間に移植片300を更に固定することができる。
当業者には容易に明らかとなるのだが、本発明による移植片は、移植処置を簡略化するとともに処置時間を短縮すると同時に、脊椎の湾屈と伸展を制限または阻止することができる移植片を供与することにより、医者に相当な恩恵を施す。医者は、互いに隣接し合う棘突起の間に移植片を設置することができ、また、棘突起の周囲にブレース308と接続されたバインダー330を設置することができるが、移植前にバインダー330の適切な長さを測定する必要がない。捕獲装置320によりバインダー330はバインダー330の一部に沿ったどの位置であってもブレース308に固定することができるが、このバインダーの一部はバインダー330の遠位端334と近位端332の中間に位置する。医者はバインダー330をブレース308に固定し、湾屈中に所望の範囲の棘突起の運動(運動を所望されるのであれば)を達成することができる。
捕獲装置320とブレース308には、図3Aに例示されているものの代替例となる設計がある。本発明の代替の実施形態による移植片400の側面図が図3Bに例示されており、移植片400は捕獲装置420を備えており、この装置のカム421は1個以上の突起部423を設けたリング426の内側でブレース408の壁414の1個以上の陥凹部413に対応して設置される。バインダー330は捕獲装置420とブレース408の間に設置される。バインダー330が所望に応じて設置されてしまうと、締め具422とカム421は適切な器具を用いて回転させられ、その間、カム421はリング426の突起部423を強制的にブレース408の陥凹部413と嵌合させ、リング426が位置を変えるのを防止するとともに、バインダー330の固定端336を定める。締め具422を回転させることで、カム421を回転させ、任意でカムをきつく締める。このような捕獲装置420により、バインダー330が滑るのを阻止するのに加え、医者がブレース408に適切に固定されているのを目で確認することができるようになる。
図3Cおよび図3Dを参照すると、また別な実施形態では、移植片は、バネ装填機構が設けられた捕獲装置を備えている。図3Cは捕獲装置520を設けた移植片500を例示しているが、捕獲装置の1個のバネ装填型カム521はフランジ310に旋回自在に接続され、一方向に回転するように偏倚される。カム510の旋回点と壁314の間の距離は、偏倚の方向にカム521を回転させることが壁314によって阻止される(または、ほぼ阻止される)のに十分な程度の狭さである。カム521の偏心の程度は十分な大きさであるため、壁314とカム521の間の最大空隙が十分な広さとなり、カム521と壁314の間にバインダー330を通すことができるようにする程である。医者は、バネ装填型カム521のバネ力を克服することにより、カム521と壁514の間にバインダー330を設置することができる。バインダー330が所望に応じて設置されてしまうと、医者がしなければならないのは、バネ装填型カム520の偏倚力によりカム521を強制的に壁314に押付けることで、カム521がバインダーをカム521と壁314の間に挟んで固定することができるようにすることだけとなる。任意で、カム521と壁314のうちの一方または両方には複数の瘤が設けられていて滑りを制限または阻止するようにしてもよいし、またそうでなければ、滑りを制限または阻止するような肌理にされてもよい。更に、壁314には、任意で、カム521を受容する陥凹部(図示せず)が設けられて、バインダー330が可能部の内側に挟まれることで(図3Bの突起部と陥凹部の構成に類似している)、更に滑りを制限することができる。
図3Dは、移植片600が二重バネ装填型カム621を設けた捕獲装置620を備えており、二重バネ装填方カム621がフランジ310と旋回自在に接続されているのを例示している。二重バネ装填型カム621は互いに反対に偏倚されることで、ボートにロープ線を固定するために広く使用されているカム転び止めと同じで、カム621は互いに当接し合うようになっている。外科手術中は、バインダー330は互いに隣接し合う棘突起の周囲に緩く設置され、カム621とカム621の間に通される。カム621を通るバインダー330を引張ることにより、所望に応じて、バインダー330に張力を付与することができる。カム621を通して引張られるバインダー330の力が偏倚力に打ち勝ち、バインダー330がきつく締められるようにする一方で、カム621とカム621が一緒に旋回している時に、バインダー330から手を放すことで、バインダー330の固定端336を定めることができる。上述のように、カム621の一方または両方に瘤が設けられて滑りを制限または阻止するようにしてもよいし、またそうでなければ、滑りを制限または阻止するような肌理にされてもよい。
移植片の実施形態が、或るレベルの特異性と併せて図3Aから図3Dに記載されていたが、本発明による移植片は、かかる実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。バインダーの固定端を定めることにより、バインダーをブレースに固定するのに異なる捕獲装置を何個使用してもよく、そのような捕獲装置は、上述のようなカムを備えている捕獲装置に限定されるものと解釈されるべきではない。捕獲装置は、一般的な寸法または推定寸法のバインダーを医者が互いに隣接し合う棘突起の周囲に適合させる際に、所望レベルの精度の張力を使って遂行できる装置でありさえすればよい。
図4Aおよび図4Bは、腰領域の椎骨から延びている互いに隣接し合う棘突起の間に図3Aの移植片が設置されているのを例示した両側から見た端面図である。互いに隣接し合う棘突起の間の空隙の輪郭は患者によって異なるし、また、運動構造部ごとに異なる場合がある。回転自在スペーサー302が回転することで空隙の形状に最も適合させ、移植片300を棘突起に沿って所望に応じて位置決めすることができるようにしている。例えば、できる限り椎体に近接させてスペーサー302を設置することで支持を向上させるのが望ましいことがある。移植片300が所望に応じて設置されてしまうと、バインダー330は、標的運動構造部の上または下に位置する運動構造部(すなわち、互いに隣接し合う1対の椎骨とこれらに付随する構造体および組織)に関与する棘突起間靭帯の中を通され、バインダー330は上位棘突起2と下位棘突起4の周囲に配置される。バインダー330は、次に、ブレース308のスロット312の中を通されて、捕獲装置320とブレース壁314の間に設置される。棘突起2と棘突起4の間に移植片300を挿入するために形成された切開部の中に、第1器具(図示せず)が挿入される。図示されてはいないが、スペーサー302は、図1のスペーサー102の切欠き190に類似している切欠きを備えており、また、ブレース308は、図1の第1ウイング部材108の陥凹部103、104に類似している陥凹部を備えており、このような陥凹部は第1器具と嵌合状態になって、挿入中の移植片300を把持したり解放したりすることができる。(引例に挙げることで本件の一部を構成している米国特許第6,712,819号を参照のこと。)これに代わる例として、移植片300を把持したり解放したりする何か別な技術が採用されてもよい。所望されたとおりに移植片300が設置されてバインダー330が配置されてしまうと、歯と歯の間が離隔した二股器具などのような第2器具(図示せず)が捕獲装置320のカム321と嵌合してカム321を回転させることにより、バインダー330をブレース308に固定さあせるようにしてもよい。所望されるならば、6角レンチで閉め具322をきつく締めることができる。これに代わる例として、先に引例に挙げた特許に描かれているように、1個の器具を使って、移植片300の挿入機能とカム321の回転機能の両方を実施するようにしてもよい。任意で、バインダー330は短く刈り込まれて、バインダー330の遠位端334がブレース308から望ましくないほど離れた位置まで延びることがないようにしてもよい。図示のように、スペーサー302は伸延ガイド306およびブレース308に相対的に回転させられる。スペーサー302が伸延ガイド306およびブレース308と相対的に回転することができるせいで、バインダー330を上位棘突起2と下位棘突起4の周囲に配置してもバインダー330が捩れることがないように、ブレース308を設置することができる。バインダー330は下位棘突起4の周囲に設置され、伸延ガイド306のスロット309の内側に少なくとも一部が通され、または、位置決めされ、更に、上位棘突起2の周囲に設置され、上述のように、バインダー330をブレース308に固定することができるようにする。
本発明による移植片により、医者は標的運動構造部における湾屈と伸展を制限または阻止することができるようになると同時に、移植処置の観血性を最小限に止めることができるようになる(先行技術の移植処置と比較して)。しかしながら、このような移植片はまた、もっと高価な移植処置が望まれる場合にも利用することができる。例えば、図4Cに例示されているように、互いに隣接し合う棘突起2と棘突起4が外科手術により矯正されてバインダー330を受容するようになることにより、バインダー330が棘突起2、4に関して移動または滑動することがないことを確実にするのが望ましいことがある。バインダー330は、互いに隣接し合う運動構造部の棘突起間靭帯の中ではなく、それぞれの棘突起2、4の中に直接通される。ストラップではなくコードまたはつなぎ紐がバインダー330として使用される場合は、棘突起2、4から除去される骨の量を減らすことができる。このような応用例が本発明の移植片および移植方法の思量範囲に入るが、この応用例は、骨の矯正のせいで、上述のような移植片を使用した場合に達成される十分な利点を実現することはできない。
本発明による移植片700のまた別な実施形態が図5の端面図に例示されている。このような実施形態では、バインダー430は、上位棘突起2と下位棘突起4のうちの一方の周囲に配置するためのストラップとして形成された第1部分431を備えており、この部分はコードとして形成された第2部分433に向けて先細りになっている。伸延ガイド406には、第2部分433を受容する穿孔409、または、それ以外の空洞が設けられていてもよい。図6Aでよく分かるように、バインダー430が伸延ガイド406の中に通されると、例えば、バインダー430をパッド436の一部の中に滑動自在に通すことにより、生体適合性素材のパッド436をバインダー430に結合させることができるが、パッド436はバインダー430と棘突起2の間に配置されて、バインダー430に付与される荷重が棘突起2の面の一部を横断して分散されるようにすることができる。図6Bを参照すると、バインダー430が互いに隣接し合う棘突起2と棘突起4に対して所望に応じて配置されてしまうと、バインダー430はブレース708によって固定される。図示のようなブレース708は、本発明の移植片と併用するためのブレースのまた別な実施形態である。このような実施形態では、ブレース708はクリップを設けた捕獲装置720を備えており、クリップは第1孔が中を貫通しているバネ装填型ボタン721とボタン721が中に配置されているシェル723とから構成されており、シェル723には第2孔が設けられている。医者がボタン721を押すと、第1孔と第2孔が整合する。バインダー430はこれらの孔の中に通されてから、ボタン721を放すと、バネによって第1孔と第2孔の不整合となるように強制されて、バインダー430を挟むとともに、バインダー430の固定端が定まる。
図6Cは、本発明による移植片800のまた別な実施形態の端面図である。このような実施形態では、バインダー530はコードを備えていてもよい。上位パッド536と下位パッド537はバインダー530に滑動自在に結合されることで、バインダー530に付与される荷重が上位棘突起2と下位棘突起4の一部を横断して分散される。図から分かるように、このような実施形態は、先に記載された各種部レースとは実質的に異なる形状のブレース808を備えていてもよい。図6Cのブレース808は、幾分、本発明の移植片と併用するためのブレースおよび捕獲装置が無数の互いに異なる形状、メカニズム、および、構成を含んでいてもよいこと、および、本発明がこのような変形例を全部含むことを意図していることを当業者に印象づけるように例示されている点に注目するべきである。図示のように、ブレース808の影響が後まで残るのを低減するには、ブレース808の壁814を成形することで上端部で先細り状にしてガイド812を形成してバインダー530を整列させ、下端部で先細り状にして小穴を形成することでバインダー530の近位端532を捕獲することで実施される。ブレース808の高さは小穴841からガイド812まであり、挿入方向への移植片の移動はブレース808によって阻止または制限される。
バインダーを使用して湾屈を制限または阻止することで、長軸線L(図3Aに例示されている)に沿った運動を制限するというまた別な利点を供与することができる。しかしながら、本発明による移植片は、任意で、挿入と反対方向への移動を制限または阻止するための第2ウイング部材を更に備えていてもよい。このような構造を設けることで、例えば、バインダーが伸延ガイドのスロットから外へ滑り出した場合、または、バインダーが固定されなくなった場合でも、移植片が適所に留まっていることを確実にすることができる。
図7Aを参照すると、一実施形態による移植片は、その第2ウイング部材450が締め具454によって移植片900の伸延ガイド406と接続される。第2ウイング部材450は、図1を参照しながら先に記載された第2ウイング部材150に類似している。第2ウイング部材450は、第2ウイング部材450の位置を移植片900の長軸線Lに沿って調節することができるようにする整列タブ458と、第2ウイング部材450を長軸線Lに沿った所望の位置に移植片900を固定させる締め具454(例えば、6角ヘッドボルトなど)とを備えていてもよい。伸延ガイド406は、整列タブ458に対応する整列溝(図示せず)を備えていてもよい。整列タブ458は整列溝の内側に嵌合し、かつ、整列溝に沿って移動可能であるため、第2ウイング部材450の接触面455を所望どおりに配置することができるようになっている。図示のように、第2ウイング部材450の実質的に平坦な接触面の配置は、第2ウイング部材450の接触面455が長軸線Lに直交するように設定される。しかしながら、また別な実施形態では、接触面455は平坦である必要はなく、また、上位棘突起および下位棘突起の接触面と大雑把に一致するような形状および配向になっていてもよい。同様に、バインダー308の接触面315は、上位棘突起および下位棘突起の接触面と大雑把に一致するような形状および配向になっていてもよい。図示のように、第2ウイング部材450の上位部分453と下位部分452は、図1の第2ウイング部材の上位部分153および下位部分152と同じように伸延ガイド406から延びている訳ではない。このように、第2ウイング部材450の脊椎沿いの高さHは図1の第2ウイング部材150の高さよりも短い。ウイング部材450を設けることにより利点が得られることが観察されているが、ウイング部材450は図1に例示されているのと同程度に伸延ガイド406から延びている訳ではない(すなわち、ウイング部材450はスペース部材302の高さより上の位置、かつ/または、その高さより下の位置まで延びている複数の「結節」を備えている)。このようなウイング部材450はまた、本件では「翼端部材」と呼ばれる。脊椎沿いの全長が図1の高さよりも低い第2ウイング部材450を設けることで、バインダー330の配置に干渉することなく(または、バインダーの配置によって干渉されることなく)、長軸線沿いの移動を制限することができる。
また別な実施形態では、本発明による移植片は、伸延ガイドから拡張可能な第2ウイング部材(または、上位部分および/または下位部分)を備えていてもよい。このように、移植片と、移植片の長軸線沿いの移動を制限または阻止する装置とは、単一部材片として設けられてもよく、移植を簡略化することができる。図7Bおよび図7Cを参照すると、本発明による移植片1000は伸延部材506を備えており、伸延ガイドの選択的に拡張可能な上位部分553と下位部分552が伸延ガイド506の空洞の内側に配置されている。上位部分553と下位部分552は、ナット、ノブ、または、それ以外の、ギア556に作動可能に付随してギア556を回転させるようになっているメカニズムによって拡張される。ギア556の歯は上位部分553および下位部分552の歯と噛合し、上位部分553と下位部分552が十分に張出すことで、上位部分553と下位部分552が移植片1000の挿入と反対方向の運動を阻止する翼端部材を形成する(図7Cに図示されている)。ギア556を反対方向に回転させることで、上位部分553と下位部分552を後退させることができる。
代替の実施形態では、本発明による移植片1100は、図7Dおよび図7Eに例示されているような、バネ装填型上位部分653および/または下位部分652を備えていてもよい。このような実施形態では、上位部分653および下位部分652はヒレ型をしており、傾斜する前面655、654が設けられているとともに、図7Dに例示されているように、拡張位置へとバネ偏倚される。移植片1100が互いに隣接し合う棘突起の間に設置されると、棘突起および/またはそれらに関連する組織が上位部分653と下位部分652のそれぞれの前面655、654に接触し、上位部分653と下位部分652を蝶番点657、656を中心として旋回させ、図7Eに例示されているように、折畳んで伸延ガイド606の内部に配置されている空洞の中に入れる。移植片1100が障害を越えてしまうと、上位部分653と下位部分652は再度拡張して伸延ガイド650から外に張出す。上位部分653と下位部分652が拡張状態になると、スロットとピンの機構660、661またはそれ以外の機構が上位部分653と下位部分652を適所にロックして、偏倚する方向に過度に拡張することができないようにしてしまう。拡張した上位部分653と下位部分652は移植片1100の挿入と反対方向への移動を制限または阻止する。
また別な実施形態では、本発明による移植片は、任意で、移植片の長軸線に沿った運動を制限または阻止する、何かまた別な機構を採用するようにしてもよい。図7Aから図7Eに図示および説明されているような機構は、このような移植片と併用するための見込みのある機構の具体例として提示されているにすぎず、これらに限定するという意図は無い。
図8は、本発明による移植片のまた別な実施形態のブレース708が移植片1200の長軸線Lに対して棘突起に沿って或る角度をなして配置されているのを例示した階層図である。ブレース708は、互いに隣接し合う棘突起の一般的形状に大雑把に一致するような角度に配置されている。このような一般的形状は頸部領域や胸郭領域などの椎骨から延びている棘突起に広く見られる。移植片1200の第2ウイング部材752は、互いに隣接し合う棘突起の一般的形状に大雑把に一致する或る角度で伸延ガイドから延びている。複数の同じ移植片1200が互いに重なり合う状態で例示されている。下位移植片1200はそのバインダー330が互いに隣接し合う棘突起(上位棘突起のみが図示されている)の周囲に配置されているとともに、伸延ガイド706のスロット309の中に設置されている。バインダー330には、バインダー330をブレース708に固定するための捕獲装置320と、ブレース708に設けられたガイド712によって形成されてバインダー330を捕獲装置320と整列させるためのチャネルとが設けられている。先に例示された実施形態とは異なり、ブレースの壁には、回転自在なスペーサー302の回転に適合する陥凹部717が設けられている。これに代わる例として、移植片は固定されたスペーサーを備えていてもよく、例えば、ブレース708および伸延ガイド706と一体形成されたものでもよい。
図9Aおよび図9Bは、本発明による移植片のまた別な実施形態の斜視図であり、図9Cはその側面図である。移植片1300は伸延ガイド806、回転自在スペーサー302、および、ブレース908を備えている。上述のように、バインダー330はその近位端332の位置でブレース908と固定接続されていてもよい。互いに隣接し合う棘突起の周囲に設置されてしまうと、バインダー330がブレース908に固定されると、湾屈中の互いに隣接し合う棘突起の相対運動が所望されるとおりに制限または阻止されるようにバインダー330の張力を設定することができる。
図9Aで分かるように、ブレース908の第1端には小穴941が設けられており、この穴の中にバインダー330の近位端332を通してから縫合して結び目を作り、または、それ以外の方法で縛りつけ、或いは、これに代わる例として、小穴941を通してループ状にしてからバインダー自らに固定し(例えば、クラスプを使って)、バインダー330の近位端332が小穴941の中から引出すことができないようにしてもよい。バインダー330の近位端332をブレース908と結合させることでバインダー330に張力を付与することができるようにする多数の異なる方法があることを、当業者なら認識するだろう。先の実施形態にあるように、ブレース908に付随している捕獲装置820によって、バインダー330の自由端をブレース908に固定するようにしてもよい。図9Aから図11の捕獲装置820は、ブレース壁914に沿って概ね中心に設置されるのではなく、小穴941とは反対側の、ブレース908の第2端に配置されている。ブレース908には、任意で、例えば、引例に挙げることにより本件の一部を構成しているツヒェルマンほかに交付された米国特許第6,712,819号に記載されているような挿入器具(図示せず)のロックピンと係合させることができるロックピン穴915が設けられていてもよい。更に、ツヒェルマンらの819号特許に記載されている移植片と同様に、ブレース壁914は、任意で、上記のような挿入器具の整列ピンを受容するようにされた1個以上の穴916(図11に例示)を有していてもよく、また、スペーサー402は上記のような挿入器具のスペーサー係合ピンを受容するようにされたスペーサー係合穴403を有していてもよい。スペーサー係合ピンがスペーサー係合穴403に嵌合すると、スペーサー402の回転は制限または阻止される。スペーサー係合ピンがスペーサー係合穴403から解放されてしまうと、スペーサー402は、スペーサー係合ピンから干渉されずに、中心本体部917の周囲を回転および/または旋回することができる。このような構成により、移植片1300の設置に対して医者は更に制御を行えるようになるが、また別な実施形態では、スペーサー402に係合穴403を設ける必要はない。部レース908の第2端に捕獲装置820を配置することで、ツヒェルマンらの819号特許に記載されているような構成または何かそれ以外の構成を有している挿入器具は移植片1300に解放自在に係合することができるようになり、捕獲装置820から干渉されずに移植を支援することができるようになる。
移植片1300の伸延ガイド806は、上述のように楔形であってもよいし、または、図9Aから図9Cに例示されているように、概ね円錐状であってもよく、更に、伸延ガイド806の中に配置されて、移植中にはバインダー330を受容するようにされたスロット809が設けられていてもよい。また上述のように、回転自在スペーサー402は断面が楕円形でもよいし、または、それ以外の形状であってもよく、標的となる互いに隣接し合う棘突起の間の空隙の輪郭に大雑把に一致するように、伸延ガイド806に対して回転運動を行えるようにしてもよい。
捕獲装置820は断面図が図10Aおよび図10Bに例示されている。捕獲装置820は、例えば、調節自在な締め具822(図示のように、調節自在な締め具は6角ネジである)によって互いに滑動自在に結合された2個の部材片を備えている。捕獲装置の固定された部材片821がブレース壁914から張出している。固定された部材片821には斜角面823が設けられており、この面は流入斜路として機能する。捕獲装置の滑動自在な部材片827は固定された部材片821と滑動自在に結合され、同様に、斜角面829が固定された部材片821の斜角面823に対向して位置決めされている。図示のように、滑動自在な部材片827は調節自在な締め具822により固定された部材片821と結合される。締め具822は固定された部材片821のスロット890と滑動自在な部材片827のスロット892の内側に設置され、ネジを切ったシャフト880、ヘッド882、および、ナット884が設けられている。締め具822のヘッド882は固定された部材片821の前面894に係合し、ナット884はネジを切ったシャフト880の上にネジ嵌めされて、ナット884が滑動自在な部材片827の後面896に係合することができるようにしている。滑動自在な部材片827は、ナット884が後面896に係合することと、ヘッド882が前面894に係合することの両方が実施されて一方向へそれ以上移動するのが阻止されるまで、固定された部材片821の斜角面に沿って自由に滑動する。滑動自在な部材片827が斜角面823に沿って滑動すると、前面894と後面896の間の距離は増大または低減し、滑動自在な部材片827の捕獲装置898とブレース壁914の間の距離も同様に増大または低減する。滑動自在な部材片827が移動することのできる最大距離は、ナット884とヘッド882の間の距離によって定まる。ナット884を回転させることにより医者はこの最大距離を調節し、ナット884がネジを切ったシャフト880に沿ってヘッド882に近接する方向またはヘッドから遠ざかる方向に移動させ、捕獲面898をブレース壁914に向けて付勢することができる。従って、移植片1300が棘突起と棘突起の間に設置されると、バインダー330の自由端を捕獲面898とブレース壁914の間に通すことができるように、医者は最大距離を定める。図10Bに例示されているように、医者は締め具822を調節して、後面896と前面894を一緒に付勢し、最大距離を低減させるとともに捕獲面898とブレース壁914の間の距離が低減させることにより、捕獲面898とブレース壁914の間にバインダー330を挟み、バインダー330の固定端を定めることができる。或る実施形態では、捕獲面898とブレース壁914のうちの一方または両方に、バインダー330が増大する張力に晒された場合に(例えば、湾屈中に)、バインダー330がそれ以上滑動するのを阻止するような肌理を設けてもよい。
滑動自在な部材片827は、任意で、滑動自在な部材片827から延びているガイド912を更に備えており、ガイド912がブレース908の一部に重畳するようにしてもよい。ガイド912は、例えば、捕獲面898とブレース壁914の間の最大距離に大雑把に一致する距離だけ延びて、捕獲面898とブレース壁914の間にバインダー330が捕獲されるのを確実にするのを補佐ようにしてもよい。また別な実施形態では、図9Aから図10Bの捕獲装置820には何か別な形状または構成が設けられて、尚且つ、本発明の思量されている範囲に入るようにしてもよい。例えば、締め具にはナットが設けられている必要はない。図10Cおよび図10Dに例示されている実施形態では、締め具922はスリーブ984に付随するネジを切ったシャフト980が設けられていてもよい。ネジを切ったシャフト980とスリーブ984のうちの一方が回転させられると、ネジを切ったシャフト984のヘッド982とスリーブ984のヘッド985の間の距離は低減または増大する。また別な実施形態では、締め具にはネジを切ったシャフトを設ける必要はなく、むしろ平滑なシャフトが設けられて、そのシャフトに属する保持クリップがシャフトに摩擦結合するようにしてもよい。捕獲面898とブレース壁914の間の空隙を選択的に閉じるために採用することのできる無数の異なる装置があることが、当業者なら分かるであろう。
図11は、図9Aから図10Dの移植片1300が互いに隣接し合う棘突起の間に設置されているのを例示した端面図である。図示のように、バインダー530はコードであるが、また別な実施形態では、何か別な幾何学的形状を有していてもよい。先の実施形態に言及しながら既に説明したように、バインダーとしてコードやつなぎ紐などが使用されている場合には、パッド536は棘突起の接触面に沿って配置され、バインダー530の張力によって接触面に付与される荷重がバインダーよりも広い接触面の一部を横断して分散されるようにすることで、この部分に加えられる応力を低減するようにしている。捕獲装置820は、滑動自在な部材片827が固定された部材片821に対して後方に置かれるような配置にされる。実質的に後からの接近方法を採用することで、医者は締め具822に接近することができる。
本発明の図9Aから図11に見られる上述のような実施形態による移植片1300を外科手術により移植する方法が図12にブロック図として例示されている。この方法は、標的運動構造部に切開部を設ける工程と、切開部を広げて標的運動構造部に接近する工程を含んでいる(ステップ100)。次に、標的となる互いに隣接し合う棘突起と棘突起の間の棘突起間靭帯が、伸延ガイド106を用いて棘突起間靭帯を刺通すことにより、または、変位させることにより(ステップ102)、更に、互いに隣接し合う棘突起の間に移植片1300を押込むことにより(ステップ104)伸延させられる。棘突起間靭帯が変位されると、スペーサー302が棘突起と棘突起の間に設置され、スペーサー302が回転することにより棘突起の間で好ましい位置を取ることができるようにする(ステップ106)。移植片1300が設置されてしまうと、バインダー330は互いに隣接し合う運動構造部の棘突起間靭帯の間に通され、標的となる互いに隣接し合う棘突起がバインダー330によって形成されたループの内側に配置される(ステップ108)。次に、医者は捕獲装置820の捕獲面898とブレース壁914の間にバインダー330を通すことができる(ステップ110)。バインダー330に所望の張力が付与されてしまうと(ステップ112)、医者は捕獲装置820の締め具822を調節して、バインダー330が捕獲面898とブレース壁914の間に固定されるようにする(ステップ114)。この後で、切開部を閉じることができる(ステップ116)。
図13Aおよび図13Bは、本発明による移植片1400のまた別な実施形態の斜視図である。このような実施形態では、移植片1400は、図1を参照しながら先に説明した主要本体部101に類似する主要本体部101を備えている。上述のように、主要本体部101(本件では「第1ユニット」と呼ばれる)はスペーサー102、第1ウイング部材108、伸延ガイド106、および、整列トラック103を備えている。主要本体部101は互いに隣接し合う棘突起間に挿入される。主要本体部101は、骨または靭帯に接触すること無く、適所に残留する(そうするのが望ましい場合は)のが好ましい。
整列トラック103には締め具を受容するためのネジを切った穴が設けられている。整列トラック103にはネジを切った穴を設ける必要は無く、むしろこれに代わる例として、また別な部材片を固定接続するための、何か別な機構が設けられていてもよい(例えば、長軸線沿いの移植片の移動を制限または阻止するための第2ウイング部材など)。例えば、代替の実施形態では、整列トラック1403にはフランジが設けられており、図15に例示されているように、第2ウイング部材1450を滑動自在に受容することができる。
図13Aおよび図13Bに更に例示されているように、移植片1400の第2ウイング部材は移植片1400に着脱自在に接続することができる。第2ウイング部材1450の整列タブ1458は主要本体部101の整列トラック103の中に受容されるようになっており、整列タブ1458は任意で締め具を受容するためのスロットが設けられて、整列タブ1458が締め具と整列トラック103の間に配置されるようになっている。代替の実施形態では、整列タブ1458にはスロットが設けられている必要は無く、むしろ、主要本体部101と嵌合する、何かそれ以外の機構が設けられていてもよい。
第2ウイング部材1450はスロット(または、小穴)1441が設けられた第1端を有しており、このスロットの中にバインダー330の近位端(本件では「固定された端部」とも呼ばれる)を通してから縫合して結び目を作り、または、それ以外の方法で縛り付けられ、或いは、これに代わる例として、スロット1441に通してループ状にされてからバインダー自身に固定され(例えば、クラスプを利用して)、バインダー330の近位端332をスロット1441の中から引出すことができないようにしてもよい。バインダー330の近位端332を第2ウイング部材1450と結合させて、バインダー330に張力を付与することができるようにする無数の異なる方法があることが、当業者なら分かる。バインダー330は互いに隣接し合う棘突起の周囲に配置され、第2ウイング部材1450に付随する捕獲装置1420によって、バインダー330の長尺部の一部(バインダーの近位端から延びているバインダーの一部である、バインダーの長尺部)を第2ウイング部材1450に固定することができる。
図13Aおよび図13Bの捕獲装置820は、スロット1441の反対側の第2ウイング1450の第2端に配置されている。捕獲装置1420は図10Aおよび図10Bを参照しながら先に説明した捕獲装置1420と実質的に同じであってもよく、例えば、調節自在な締め具によって互いに滑動自在に結合された2個の部材片を備えていてもよい。上述のように、捕獲装置の固定された部材片1421は第2ウイング部材1450から張出すことができる。固定された部材片1421には、流入斜路として機能することのできる斜角面が設けられている。捕獲装置の滑動自在な部材片1427は固定された部材片1421と滑動自在に結合されていてもよく(例えば、調節自在な締め具などにより)、更に、同様に、固定された部材片1421の斜角面とは反対側に設置された斜角面が設けられていてもよい。滑動自在な部材片1427が固定された部材片1421の斜角面に沿って滑動すると、滑動自在な部材片1427の捕獲面1498と第2ウイング部材1450の間の距離は増大または低減する。上述のように、滑動自在な部材片1427は、任意で、滑動自在な部材片1427から延びているガイド1412を備えており、ガイド1412が第2ウイング部材1450の一部に重畳するようにしてもよい。ガイド1412は、例えば、捕獲面1498と第2ウイング部材1450の間の最大距離に大雑把に一致する距離だけ延びていてもよいし、更に、捕獲面1498と第2ウイング部材1450の間にバインダー330が配置されていることを確実に実施するのを補佐することができるようにしてもよい。
医者はバインダー330を設置するにあたり、バインダー330を互いに隣接し合う棘突起の間に配置し、滑動自在な部材片1427と第2ウイング部材1450の間にバインダー330を通すことができる。次に、医者は締め具1422を調節することで、捕獲面1498と第2ウイング部材1450の間の距離を低減させて、捕獲面1498と第2ウイング部材1450の間にバインダー330を挟み、バインダー330の固定端を定めることができる。或る実施形態では、捕獲面1498と第2ウイング部材1450のうちの一方または両方に、バインダー330が増大する張力に晒された場合に(例えば、湾屈中に)バインダー330が更に滑動するのを阻止するような肌理を設けるようにしてもよい。
移植片1400には、主要本体部101の第1ウイング部材108と選択的に接続することができるバインダー整列装置1470が更に設けられている。バインダー整列装置1470は、バインダー整列装置1470を第1ウイング部材108のロックピン穴104に締め付けることにより、第1ウイング部材108に接続される。このような実施形態では、バインダー整列装置1470の穴1471の中でバインダー整列装置1470を第1第1ウイング部材108と接続するために締め具1455が使用される場合は、ロックピン穴104にネジが切られるか、そうでなければ、それ以外の方法で締め具1455を受容するようになっているのが好ましい。従って、ロックピン穴104は挿入器具(図示せず)のロックピンを滑動自在に(かつ、一時的に)受容する穴として機能するようになっていることで、主要本体部101の挿入と設置を容易にすることができ、また、締め具1455を固定的に受容する機能を有するようにされて、バインダー整列装置1470を設置することができる。バインダー整列装置1470には、任意で、主要本体部101の整列穴192に対応するピン1474が設けられており、主要本体部101にバインダー整列装置1470を更に固定し、主要本体部101に対するバインダー整列装置1470の望ましくない移動を制限するようにしてもよい。
バインダー整列装置1470はそこを起点に張出しているガイド1472が設けられており、前後方向にバインダー330が移動するのを制限または阻止している。図13Aに例示されているように、ガイド1472にはループが設けられていてもよく、または、その代替例として、何かそれ以外の、閉鎖型であれ非閉鎖型であれ、バインダー330の移動を制限または阻止する構造体が設けられていてもよい。このような構造体はバインダー330と主要本体部101の間の望ましくない相対運動を防止することができ、それに加えて、バインダー330の適切な設置を支援することにより、移植処置中にバインダー330を容易に位置決めすることができるようにする。
他の実施形態では、図13A及び図13Bの捕獲装置が、他の或る形状、形態及び機構を有してもよく、かかる捕獲装置は、依然として本発明の意図した範囲に含まれる。例えば、図14を参照すると、他の実施形態では、フランジ1514が、第2のウイング1550から延びてもよく、回転可能なカム1521が、このフランジから延びて結合具330を第2のウイング1550とカム1521との間に捕捉することができるようになっている。かかる捕獲装置は、図3C及び図3Bを参照して上述したような捕獲装置1520に似ていてもよい。図15を参照すると、更に別の実施形態では、ばね押しカム1621が、フランジ1514から延びていて、結合具330を第2のウイング1550とばね押しカム1621との間に捕捉することができるようになっている。かかる捕獲装置は、図3C及び図3Dを参照して上述したような捕獲装置1520に似ていてもよい。本発明の更に別の実施形態では、他の或る機構を、第2のウイング1550と関連していて、例えば本明細書において別なふうに説明したように一本の結合具330を固定する捕獲装置及び他の自明な変形例として用いることができる。当業者であれば、結合具330を第2のウイング1450に固定する多種多様な機構を思い付くことができよう。
本発明のシステムは、上述したような捕獲装置1420を含む第2のウイング1450及びオプションとしての結合具アライナ1470を有するのがよい。このシステムを図1を参照して上述したような第2のウイング150に代えて本体101に用いることができる。変形例として、このシステムを用いて例えば既存の第2のウイング150を取り外し、第2のウイング150に代えてこのシステムを用いることにより患者の体内に先に植え込まれた本体101を改造し、それにより屈曲並びに伸展を一段と制限してもよいが、このようにするかどうかは任意である。かかるシステムは、医師が患者の要望に応じてインプラントを構成し又は再構成することができるようにすることにより医師に融通性をもたらすことができる。さらに、かかるシステムは、種々の手技及び種々の治療目的に対応するよう製造するのが必要な種々のコンポーネントを減少させることによりコストを軽減することができる。
図13A〜図15を参照して上述したような本発明の実施形態に従ってインプラント1400を外科的に植え込む方法が、図16にブロック図として示されている。この方法では、切開部を標的運動セグメントのところに形成し、切開部を拡大して標的運動セグメントに接近するのがよい(ステップ200)。次に、標的とした隣接の棘突起相互間の棘間靱帯を伸延させるのに、棘間靱帯を伸延ガイド106で穴あけし又は変位させ(ステップ202)、インプラント1400を隣接の棘突起相互間に押し込む(ステップ204)のがよい。棘間靱帯を変位させると、スペーサ102を棘突起相互間に位置決めしてスペーサ102が棘突起相互間の好ましい位置を取るよう回転することができるようにするのがよい(ステップ206)。インプラント1400をいったん位置決めすると、第2のウイング1450を伸延ガイド106に固定的に連結するのがよい(ステップ208)。第2のウイング1450と関連した結合具330を隣接の運動セグメントの棘間靱帯相互間に通して標的とした隣接の棘突起を結合具330により形成されたループ内に納めるようにするのがよい(ステップ210)。次に、医師は、結合具330を捕獲装置1420の捕捉面1498と第2のウイング1450との間に通すのがよい(ステップ212)。結合具330の所望の張力がいったん加えられると(ステップ214)、医師は、捕獲装置1420の締結具1422を調節して結合具330を捕捉面1498と第2のウイング1450との間に固定するようにするのがよい(ステップ216)。次に、切開部を閉じるのがよい(ステップ218)。
本発明のインプラントに用いられる材料
幾つかの実施形態では、インプラントを医用金属、例えばチタン、ステンレス鋼、コバルトクロム及びその合金、又は、これらとほぼ同じ高い強度及び生体適合性を備えた他の適当なインプラント材料で作るのがよい。加うるに、インプラントを、少なくとも部分的に、形状記憶金属、例えばチタンとニッケルの組合せから成る金属であるニチノールで作るのがよい。かかる材料は、典型的には、放射線不透過性であり、x線画像化及び他形式の画像化中に見える。本発明のインプラント及び(又は)その部分部分は又、幾分軟質且つ(或いは)撓曲可能な材料で作られてもよい。これら実施形態では、インプラント及び(又は)その部分部分を全体として又は部分的に医用生体適合性ポリマー、コポリマー、ポリマーの配合物、及びポリマーの複合材で作ってもよい。コポリマーは、2種類以上のモノマーに由来するポリマーである。ポリマー複合材は、2種類又は3種類以上の材料の不均質組合せ物であり、その成分は、混和性ではなく、従って、相互の間にインターフェイスを呈する。ポリマー配合物は、互いに異なる2種類又は3種類以上の肉眼的に均質の混合物である。多くのポリマー、コポリマー、ポリマーの配合物、及びポリマーの複合材は、放射線透過性であり、x線又は他の形式の画像化中には見えない。かかる材料から成るインプラントでは、全体が放射線不透過性材料から成るインプラントの場合よりも、画像化対象の脊椎について医師による見えにくさの度合いは低いものとすることができる。しかしながら、インプラントは、放射線透過性材料から成る必要はない。
生体適合性ポリマーの一群は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)及びポリエーテルケトンケトン(PEKK)を含む幾つかの要素を有するポリアリルエーテルケトン(polyaryletherketone)群である。PEEKは、インプラント用の耐久性材料であることが確証されており、かかるPEEKは、生体適合性の基準を満たす。医用PEEKは、英国ランカシャー所在のビクトレックス・コーポレイション(Victrex Corporation)からPEEK-OPTIMAという製品名で市販されている。医用PEKKは、オクッスフォード・パーフォーマンス・マテリアルズ(Oxford Performance Materials)社から“OXPEKK”という名称で市販され、又、クアーズテック(CoorsTek)社からBioPEKKという名称で市販されている。これら医用材料は、強化ポリマー樹脂としても利用でき、かかる強化樹脂は、更に大きな材料強度を示す。一実施形態では、インプラントを“PEEK 450G”から作るのがよく、このPEEK 450Gは、医用植え込み用として認可されたビクトレックス(Victrex)社から入手できる無充填PEEKである。この材料の他の入手源としては、インディアナ州パノリ所在のガーダ(Gharda)社である。PEEK 450Gは、以下のおおよその特性を有している。
〔表1〕
性質 値
密度 1.3g/cc
ロックウェルM 99
ロックウェルR 126
引張強度 97MPa
ヤング率 3.5GPa
曲げ弾性率 4.1GPa
PEEK 450Gは、適当な物理的及び機械的性質を有し、このPEEK 450Gは、物理的荷重を隣り合う棘突起相互間で伝達すると共に拡散させるのに適している。インプラント及び(又は)その部分部分は、押出法、射出法、圧縮成形法及び(又は)機械加工技術で形成できる。
注目されるべきこととして、選択した材料は、充填剤入りであってもよい。充填剤をポリマー、コポリマー、ポリマー配合物又はポリマー複合材に添加すると、ポリマー材料を強化することができる。充填剤を添加すると、例えば機械的性質、光学的性質及び熱的性質のような性質が改変される。例えば、炭素繊維を添加すると、ポリマーを機械的に強化して或る特定の用途、例えば荷重支持器具のために強度を高めることができる。幾つかの実施形態では、他の等級のPEEK、例えば30%ガラス繊維入り又は30%炭素入り等級のPEEKが利用でき、これらPEEKを本発明のインプラントに使用することが計画される。ただし、かかる材料がFDA又は他の規制機関により植え込み型器具に使用できることが許可されていることを条件とする。ガラス繊維入りPEEKは、膨張速度を減少させ、PEEKの曲げ弾性率を無充填PEEKに対して増大させる。その結果得られた製品は、強度、剛性又は安定性の向上にとって理想的であることが知られている。炭素入りPEEKは、向上した圧縮強度及び剛性並びに無充填PEEKに対して低い膨張速度を有することが知られている。炭素入りPEEKは又、耐摩耗性及び耐力をもたらす。
理解されるように、疲労に強く、良好な形状記憶特性を有し、軟質であると共に(或いは)変形可能であり、吸湿性が非常に低く、耐摩耗性及び(又は)耐研磨性が良好である生体適合性がほぼ同程度の他の適当な熱可塑性又は熱可塑性縮合重合体を本発明の範囲から逸脱しないで用いることができる。上述したように、インプラントは、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)で構成されるのがよい。使用できる他の材料としては、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルケトンエーテルケトンケトン(PEKEKK)、ポリエーテルエーテルケトンケトン(PEEKK)、及び一般にポリアリルエーテルエーテルケトンが挙げられる。さらに、他のポリケトンを他の熱可塑性樹脂と共に使用できる。インプラントに使用できる適当なポリマーについては次の特許文献を参照するのがよく、かかる特許文献の全てを参照により引用し、これらの記載内容を本明細書の一部とする。これら特許文献としては、2002年1月10日に公開された国際公開第02/02158号パンフレット(発明の名称:Bio-Compatible Polymeric Materials)、2002年1月3日に公開された国際公開第02/00275号パンフレット(発明の名称:Bio-Compatible Polymeric Materials)、及び2002年1月3日に公開された国際公開第02/00270号パンフレット(発明の名称:Bio-Compatible Polymeric Materials)が挙げられる。他の材料、例えば、カリフォルニア州バークレー所在のポリマー・テクノロジー・グループ(Polymer Technology Group)社から入手できるポリカーボネートウレタンであるBionate(登録商標)も又、良好な酸化安定度、生体適合性、機械的強度及び耐研磨性に鑑みて適している場合がある。他の熱可塑性材料及び他の高分子量ポリマーを使用することができる。
上述したように、結合具を生体適合性材料で作るのがよい。一実施形態では、結合具を編組ポリエステル縫合材料で作るのがよい。編組ポリエステル縫合材料としては、例えば、エシボンド(Ethibond)、エシフレックス(Ethiflex)、メルシレン(Mersilene)、及びダクロン(Dacron)が挙げられ、これら編組ポリエステル縫合材料は、非吸収性であり、引張強度が高く、組織反応性が低く且つ取扱い性が高い。他の実施形態では、結合具をステンレス鋼(即ち、外科用スチール)で作ることができ、かかるステンレス鋼を例えばテザーの状態に編組し又はストラップの状態に織成するのがよい。さらに別の実施形態では、結合具は、性質がほぼ同じ他の或る材料(又は材料の組合せ)で作ってもよい。
本発明の上記説明は、例示及び説明の目的のために与えられている。かかる説明は、網羅的ではなく又は本発明を開示した形態そのものに限定するものではない。当業者には多くの改造例及び変形例が明らかであろう。本発明の原理及びその実際の用途を最もよく説明し、それにより他者としての当業者が考えられる特定の用途に合った種々の実施形態及び種々の改造を施して本発明を理解できるようにするために実施形態を選択して説明した。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及びその均等範囲に基づいて定められる。
脊髄の伸展中に互いに隣接し合う棘突起の相対運動を制限または阻止することができる棘突起間移植片の斜視図である。 図1の移植片が互いに隣接し合う棘突起間に設置されているのを例示した背面図。 図1および図2Aの棘突起間移植片のスペーサーが棘突起間に設置されているのを例示した断面側面図である。 脊髄の湾屈中の図2Bのスペーサーを得理事した断面図である。 本発明による移植片の実施形態が伸延ガイド、スペーサー、ブレース、および、ブレースに付随するとともに捕獲装置によって適所に固定することができるバインダーを備えているのを例示した側面図である。 本発明による移植片の代替の実施形態が捕獲装置の突出部を受容する陥凹部を設けたブレースを備えているのを例示した側面図である。 本発明による移植片のまた別な実施形態がバインダーをブレース壁に押圧固定するバネ装填型カムを設けた捕獲装置を備えているのを例示した側面図である。 本発明による移植片のまた別な実施形態がバインダーを適所に固定する2重バネ装填型カムを設けた捕獲装置を備えているのを例示した側面図である。 図3Aの移植片が互いに隣接し合う棘突起間に設置されているのを例示した端面図である。 図3Aの移植片が互いに隣接し合う棘突起間に設置されているのを例示した端面図である。 図3Aの移植片が互いに隣接し合う棘突起間に設置されており、棘突起がバインダーを受容するように外科手術により矯正されているのを例示した端面図である。 本発明による移植片の代替の実施形態のバインダーがその長尺部に沿って形状が変動しているのを例示した端面図である。 図5の移植片が互いに隣接し合う棘突起間に設置されているのを例示した端面図である。 図6Aの移植片を例示した、図6Aの反対側の端面図である。 本発明による移植片のまた別な実施形態がバインダーのコードを備えているのを例示した端面図である。 本発明による移植片の実施形態が伸延ガイドに付随するウイング部材を備えており、移植片の運動を更に制限または阻止するようにしているのを例示した側面図である。 本発明による移植片の代替の実施形態が伸延ガイドに付随する拡張可能なウイング部材を備えており、拡張可能なウイング部材が後退位置にあるのを例示した部分断面側面図である。 図7Bの移植片で、拡張可能なウイング部材が伸張位置にあるのを例示した部分断面側面図である。 本発明による移植片のまた別な実施形態が伸延ガイドに付随するバネ装填型ウイング部材を備えており、ウイング部材が伸張位置にあるのを例示した部分断面側面図である。 図7Dの移植片で、バネ装填型ウイング部材が折畳み位置にあるのを例示した部分断面側面図である。 本発明の実施形態による2個の移植片が互いに隣接し合う椎体の棘突起間に設置され、移植片の一方のバインダーが互いに隣接し合う棘突起の周囲に配置されているのを例示した頂面図である。 本発明による移植片のまた別な実施形態が伸延ガイド、スペーサー、ブレース、および、ブレースに付随するとともに捕獲装置によって適所に固定することができるバインダーを備えているのを例示した斜視図である。 図9Aの移植片で、捕獲装置の配置が、捕獲装置とブレースの間にバインダーを固定するように設定されているのを例示した斜視図である。 図9Aおよび図9Bの移植片の側面図である。
バインダーが図9Aと図9Bの移植片の捕獲装置の内側に緩く設置されているのを例示した断面頂面図である。 バインダーが図9Aと図9Bの移植片の捕獲装置によってブレースに固定されているのを例示した断面頂面図である。 バインダーが図9Aと図9Bの移植片の捕獲装置の代替の実施形態の内側に緩く設置されているのを例示した断面頂面図である。 図10Cのバインダーおよび捕獲装置で、バインダーがブレースに固定されているのを例示した断面頂面図である。 図9Aおよび図9Bの移植片が互いに隣接し合う棘突起間に設置されているのを例示した端面図である。 図9Aから図11の移植片を互いに隣接し合う棘突起間に設置する方法を例示したブロック図である。 本発明による移植片のまた別な実施形態が伸延ガイド、スペーサー、第1ウイング部材、および、捕獲装置を設けた第2ウイング部材を備えているのを例示した斜視図である。 本発明による図13Aの移植片が伸延ガイド、スペーサー、第1ウイング部材、捕獲装置を設けた第2ウイング部材を備えているのを例示した斜視図である。 本発明による移植片のまた別な実施形態が伸延ガイド、スペーサー、第1ウイング部材、および、捕獲装置を設けた第2ウイング部材を備えているのを例示した斜視図である。 本発明による移植片のまた別な実施形態が伸延ガイド、スペーサー、第1ウイング部材、および、捕獲装置を設けた第2ウイング部材を備えているのを例示した斜視図である。 図13Aから図15の移植片を互いに隣接し合う棘突起間に設置する方法を例示したブロック図である。

Claims (2)

  1. 脊椎並びに周りの組織及び構造体のうちの少なくとも1つと関連した痛みを和らげる移植片(1400)であって、前記移植片は、前記脊椎の棘突起相互間に位置決め可能であり、前記移植片は、
    本体(301)、前記本体から延びる伸延ガイド(106)、および第1のウイング(108)を含む、第1のユニット(101)と、
    前記第1のユニットと選択的に連結可能な第2のウイング(1450)と、
    前記棘突起の周りに配置されるようになっていて、アンカ端部(332)及び前記アンカ端部から延びる長尺部を備えた結合具(330)と
    を有し、
    前記アンカ端部は前記第2のウイングに、前記第2のウイング上の第1の固定位置(1441)で固定されており、
    捕獲装置(1420)が前記第2のウイングから延びており、前記捕獲装置が前記結合具を前記結合具の前記長尺部に沿って、前記第2のウイングに、前記第2のウイングの第2の固定位置で固定することができ、
    前記捕獲装置が前記結合具を固定するとき、前記第1の固定位置および前記第2の固定位置は前記第2のウイングに沿って互いから間隔を空けれられており、
    前記捕獲装置は、前記第2のウイングから延びる第1の部分と、前記第1の部分と滑動自在に結合された第2の部分と、締め具と、を有し、
    前記結合具は、前記第2の部分が前記第2のウイングに向かって押圧されるように前記締め具を調節することにより、前記第2のウイングと前記捕獲装置との間に固定される、移植片。
  2. 棘突起間移植片(1400)であって、
    第1のウイング(108)を有し、
    前記第1のウイングから延びていて、長手方向軸線(L)を備えた中央本体(301)を有し、
    前記中央本体に被せて設けられたスペーサ(102)を有し、前記スペーサは、前記移植片を前記棘突起相互間に位置決めするのを助けるために前記中央本体に対して位置決め可能であるように前記中央本体の前記長手方向軸線回りに回転することができ、
    前記中央本体から延びる伸延ガイド(106)を有し、
    前記伸延ガイドに選択的に連結可能な第2のウイング(1450)を有し、前記第2のウイングは、前記第2のウイングから延びる捕獲装置(1420)を有し、
    前記棘突起の周りに配置されるようになった結合具(330)を有し、前記結合具は、前記第2のウイングに、前記第2のウイングの第1の固定位置(1441)で固定されるアンカ端部(332)、及び前記第2のウイングの第2の固定位置で前記第2のウイングに前記捕獲装置により固定されるべき、前記アンカ端部から延びる長尺部を有し、
    前記捕獲装置が前記結合具を固定するとき、前記第1の固定位置および前記第2の固定位置は前記第2のウイングに沿って互いから間隔を空けれられており、
    前記捕獲装置は、前記第2のウイングから延びる第1の部分と、前記第1の部分と滑動自在に結合された第2の部分と、締め具と、を有し、
    前記結合具は、前記第2の部分が前記第2のウイングに向かって押圧されるように前記締め具を調節することにより、前記第2のウイングと前記捕獲装置との間に固定される、移植片。
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