JP4664040B2 - 材料分離検出装置及びそれを備えた材料分離装置並びにその方法 - Google Patents

材料分離検出装置及びそれを備えた材料分離装置並びにその方法 Download PDF

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Description

本発明は、材料分離検出装置及びそれを備えた材料分離装置並びにその方法に関し、詳細には、パンチプレス又はレーザ加工機等によって加工された板状の母材から複数の小片材料が前記母材から分離されたかを確認して再度分離を行うための材料分離検出装置及びそれを備えた材料分離装置並びにその方法に関する。
従来、例えばパンチプレスによって加工された板状の母材Wにミクロジョイント部を介して接続された複数の小片材料Gが、前記母材Wから完全に分離されたかを確認する技術おいては、図11に示すように、母材Wの上方においてセンサーの如き検出手段101をX軸モータ103及びY軸モータ105によりX軸方向において又はY軸方向においても移動させ、前記複数の小片材料Gが前記母材Wから分離されたかを確認する装置が存在する(例えば特許文献1)。
しかしながら、上記従来技術における装置によると、前記小片材料Gが前記母材Wから完全に分離した状態を検出が可能であるが、前記小片材料Gの一辺部が前記母材Wから完全に分離できず、当該母材Wに吊持されて傾斜している状態の場合、前記検出手段101が、前記小片材料Gが前記母材Wから完全に分離した状態と認識してしまい、その状態で前記母材Wが搬送されることにより当該母材Wが破損するという事態が発生していた。この前記小片材料Gの一辺部が前記母材Wから完全に分離できない状態は、上述のパンチプレスによって加工されたミクロジョイント部を介して接続された複数の小片材料Gのみならず、レーザ加工機によりミクロジョイント部を介さず母材に小片材料を加工して、当該小片材料を当該母材から分離させる場合にも発生していた。特にレーザ加工機による小片材料の加工の場合、前記小片材料の周囲の辺と母材との間隔がスリット状で狭く且つ小片材料の形状が複雑であるため、更にはドロス等の付着により、ミクロジョイント部を介さない場合であっても、前記小片材料が前記母材から完全に分離できずに当該母材Wに吊持されて傾斜している状態が発生することがある。
また、従来の材料分離検出装置においては、前記検出手段101の移動手段が二軸方向の形式を要求されるため、装置の構造が複雑になってしまっていた。
一方、検出手段101の移動手段を一軸方向の形式にした比較的簡易な構造の装置も存在する(例えば特許文献2)。この構造は、前記センサーをCCDカメラによる認識手段に置換した例である。
特許第3369258号公報 特許第3487877号公報
上記特許文献2に記載の構造においては、前記小片材料Gを認識する認識範囲に限度があり、当該CCDカメラを一軸方向(例えばX軸方向)に移動させて検出操作をしても、大形の定尺材等の全域に亘り前記小片材料Gの有無を確実に認識することが困難である。従って、大形の定尺材等の全域に亘り確実に検出動作を行うには、やはり前記移動手段が二軸方向移動の形式を要求され、結局、装置の構造が複雑になってしまう。
また、何れの上述の従来技術の場合においても前記検出手段が母材Wの上方に位置するため、前記小片材料Gの一辺部が前記母材Wから完全に分離できず当該母材Wに吊持されて傾斜している当該小片材料Gの有無を確実に検出することができない状態であった。
従って、検出の精度の向上を図る上において、また構造のより簡素化を図る上において、更なる装置の改善が望まれている。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、その第一の目的は、母材に吊持されて傾斜している状態の小片材料の有無を確実に検出することができる材料分離検出装置及びそれを備えた材料分離装置並びにその方法を提供することにある。
また、本発明の第二の目的は、構造が簡素化された材料分離検出装置及びそれを備えた材料分離装置並びにその方法を提供することにある。
請求項1に係る発明は、母材に加工された小片材料の前記母材からの分離を検出する材料分離検出装置であって、前記母材の一辺の近傍において当該一辺に平行なY軸方向に往復動自在のキャレッジと、前記キャレッジに設けられる検出器であって前記母材より下方に設けられ、前記一辺と交差するX軸方向において前記小片材料を検出する光線を水平方向に発光させて前記小片材料の存在を検出する検出器とを備え、前記検出器が前記母材の下方をY軸方向に移動するように設けられていることにより、前記母材から完全に分離できずに当該母材により下方に吊持された小片材料の有無を検出できることを特徴とする材料分離検出装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の材料分離検出装置において、前記検出器が、前記キャレッジに複数個設けられている構成である。
請求項3に係る発明は、母材に加工された小片材料の前記母材からの分離を検出して分離されていない前記小片材料を再度分離する材料分離装置であって、前記母材の一辺の近傍において当該一辺に平行なY軸方向に往復動自在のキャレッジに、前記一辺と交差するX軸方向において前記小片材料の存在を検出する検出器が設けられていて、前記検出器がX軸方向において前記小片材料を検出する光線を水平方向に発光させて前記小片材料の存在を検出する材料分離検出ユニットと、前記母材の別の一辺を把持し、把持した状態で上下動が可能な第1の把持手段と、前記母材の別の一辺と対向する更に別の一辺を把持し、把持した状態で上下動が可能な第2の把持手段とを備え、前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とが、水平方向において接近離反が可能に設けられていることを特徴とする材料分離装置である。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の材料分離装置において、前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とが、同時に上下動可能に設けられている構成である。
請求項5に係る発明は、請求項3に記載の材料分離装置において、前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とが、交互に上下動可能に設けられている構成である。
請求項6に係る発明は、母材に加工された小片材料が前記母材から完全に分離されていない状態の前記小片材料を検出して、分離されていない前記小片材料を再度前記母材から分離する材料分離方法であって、前記母材の一辺の近傍において当該一辺に平行なY軸方向に往復動自在のキャレッジに設けた検出器であって前記母材より下方に設けられた検出器により、前記一辺と交差するX軸方向において前記小片材料を検出する光線を水平方向に発光させて前記小片材料の存在を検出し、前記小片材料が前記母材から分離されていない状態を検出するステップと、前記ステップにより検出された前記小片材料を前記母材から完全に分離するために、前記母材の別の一辺を把持した状態で上下動が可能な第1の把持手段と、前記母材の別の一辺と対向する更に別の一辺を把持した状態で上下動が可能な第2の把持手段とを移動させることにより、前記母材から完全に分離されていない前記小片材料を前記母材から完全に分離するステップとを備えたことを特徴とする材料分離方法である。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の材料分離方法において、前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とを同時に上下動させることにより、前記小片材料を前記母材から完全に分離する構成である。
請求項8に係る発明は、請求項6に記載の材料分離方法において、前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とを交互に上下動させることにより、前記小片材料を前記母材から完全に分離する構成である。
請求項9に係る発明は、請求項6に記載の材料分離方法において、前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とを相互に接近離反させて前記母材をたわませることにより、前記小片材料を前記母材から完全に分離する構成である。
上述の請求項1乃至請求項9に記載の本発明によれば、母材が大形の板材であっても、前記母材に吊持されて傾斜している状態の小片材料の有無を確実に検出することができる。
また、本発明によれば、材料分離検出手段を一軸方向のみ移動させるだけで、母材に吊持されて傾斜している状態の小片材料の有無を確実に検出することができるため、装置の構造及び検出方法を簡素化することができる。
以下、図1乃至図10を参照して、本実施の形態に係る材料分離検出装置としての材料分離検出ユニット3及びそれを備えた材料分離装置1並びにその方法としての材料分離方法について説明する。
まず、本願発明に基く材料分離検出ユニット3により分離される小片材料G1と母材Wとの、分離される前の連結状態について図9、図10を参照して説明する。図9において、母材Wからパンチプレス等で小片材料G1を製作する場合、母材Wの小片材料G1となるべき部位にパンチ加工を施した後、図9に示すように前記小片材料G1の4辺の外側を長方形に打ち抜く。この際、図10(a)に符号A2によって示すように、微小部分(以下「ミクロジョイント部」と言う)A2を打ち抜かずに残しておく。この場合、図9に示すように前記小片材料G1の4辺の交点付近の4箇所に前記ミクロジョイント部A1、A2、A3及びA4を確保しておく。そして、その他の小片材料G2及びG3にも同様にパンチ加工を施した後、前記母材Wごと(この時点では、未だ小片材料G1、G2、G3が前記母材Wに、各々のミクロジョイント部を介して連結された状態である)材料分離装置1に搬送され、図示を省略した材料分離手段により、前記各々のミクロジョイント部が破断されて、前記小片材料G1、G2及びG3が前記母材Wから下方に落下して当該母材Wから分離するのである。尚、前記クロジョイント部は、図10(b)、(c)に符号D、Eによって示すような態様もある。
次いで、図1及び図2を参照して、本願発明に基く第1の実施の形態に係る材料分離検出ユニット3について詳細に説明する。
前記材料分離検出ユニット3は、基台7と、前記基台7の上面に取り付けられたシリンダーのごとき移動手段9と、前記移動手段9にジョイント部材11を介して連結された往復動自在のキャレッジ13と、前記キャレッジ13に設けられた検出器としてのレーザセンサー15、17と、前記レーザセンサー15、17からのレーザ光線Lを反射させて当該レーザ光線Lを前記レーザセンサー15、17にフィードバックする反射板19と、により構成されている。尚、前記レーザ光線Lの反射角度は微小なものであり、実際の角度では図示による表現が困難なため、反射角度を拡大して図示している。
前記キャレッジ13は、前記基台7の上面に取り付けられたガイドバー21に摺動することにより案内されるガイド部材23に取り付けられている。従って、前記シリンダーのごとき移動手段9が延伸・収縮することにより前記キャレッジ13がY軸方向に往復動可能になる。尚、前記レーザセンサー15は、レーザ光線Lの発光素子及び受光素子を備えている。前記レーザセンサー15の前記発光素子から発するレーザ光線Lは、何も障害物(被検出体)がない場合は前記反射板19に反射して前記前記レーザセンサー15の前記受光素子に戻り、障害物がないことが検出・確認される。
他方の前記レーザセンサー17も前記レーザセンサー15と同様に、レーザ光線Lの発光素子及び受光素子を備えている。前記レーザセンサー15と前記レーザセンサー17とは適宜間隔を置いて前記キャレッジ13に配置されている。尚、本実施の形態ではレーザセンサーを2つ設けたが、これに限定されることはなく3個以上設けても良い。例えば3個設けた場合は、母材の全域を検知する場合であっても、レーザセンサが2個の場合よりも前記キャレッジ13に要求される移動距離を減少させることができ、検出動作時間の短縮化を図ることができる。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る材料分離装置1を構成している第1の材料分離ユニット5及び第2の材料分離ユニット6について詳細に説明する。
まず、前記第1と第2の材料分離ユニット5、6は、基台35、37と、その上面に設けられたシリンダー39、41と、前記シリンダー39、41の延伸・収縮により前記基台35、37の上面を摺動するコロ付のキャレッジ43、45と、前記キャレッジ43、45の上面に設けられた上下方向に延伸するシリンダー47、49と、前記シリンダー47、49のピストンロッドに設けられた前述の第1と第2の把持手段51、53とにより構成されている。前記第1と第2の把持手段51、53は、クランプジョー59、61とそれらのクランプジョー59、61を開閉するシリンダー55、57とを含んでいる。
前記第1と第2の材料分離ユニット5、6の下方には、図に示すように前記母材Wから分離されて落下した前記各小片材料G1、G2を載置して搬送する複数のローラで構成された搬送手段63が設けられている。
上記構成において、図3に示すように、パンチプレス等で加工され搬送されてきた前記母材Wは、その対向する2辺を前記第1と第2の把持手段51、53により把持され、前記搬送手段63の上方に静止している。この状態から、図4に示すように、前記シリンダー47、49を同調させて延伸・収縮させることにより前記母材Wを上下に移動させ、当該上下動の衝撃で前記各小片材料G1乃至G5を前記母材Wから分離させ、前記搬送手段63の上面に落下させる。
前述の材料分離検出ユニット3(材料分離検出装置)のレーザセンサー15、17は、図1に示すように、前記母材Wの下方に設けられていて、かつ、前記第1と第2の把持手段把持手段51、53と前記搬送手段63の上面との間に設けられている。この構成により、前記母材Wに吊持されて傾斜している状態の小片材料G4、G5の有無を確実に検出することができるのである。
尚、前記各小片材料G1乃至G5を前記母材Wから分離・落下させる態様は多種であり、例えば図5に示すように、前記シリンダー47、49を同調させずに交互に延伸・収縮させてもよい。この場合、前記第1と第2の把持手段51、53のクランプジョー59、61は、各々前記第1と第2の把持手段51、53に対して回動可能又は揺動可能に設けると効果的である。
更に例えば図6に示すように、前記シリンダー47、49を延伸・収縮させずに、前記シリンダー39、41を同調させて延伸・収縮させることにより前記第1と第2の把持手段51、53を接近・離反させる。前記第1と第2の把持手段51、53を接近させることにより、前記母材Wをたわませた後、前記第1と第2の把持手段51、53を離反して前記母材Wを水平状態に復帰させる。前述の前記第1と第2の把持手段51、53の接近・離反の動作を繰り返すことにより前記各小片材料G1乃至G5を前記母材Wから分離させ、前記搬送手段63の上面に落下させる手法も有効である。
以上説明した本発明の材料分離装置1の構成における作用について、図を参照して以下に詳述する。
まず、パンチプレス等で加工され搬送されてきた前記母材Wは、前記搬送手段63の上面に載置された状態でパンチプレス等の領域から前記材料分離装置1の領域内に搬送される。そして前記第1の把持手段51と第2の把持手段53とにより、前記母材Wは、その対向する2辺を把持され、前記シリンダー47、49の収縮により上昇し、適宜高さに維持された状態で前記搬送手段63の上方に静止している(図3参照)。このとき、前記シリンダー47、49を延伸・収縮する動作を繰り返して前記母材Wに衝撃を与え、ミクロジョイント部を破断させることにより、前記各小片材料G1乃至G5を前記母材Wから分離・落下させる動作を行う。
次に、上述の前記各小片材料G1乃至G5を前記母材Wから分離・落下させる動作をした後、前記小片材料G4(G5)の一辺部が前記母材Wから完全に分離できず当該母材Wに吊持されて傾斜している状態の場合、再度、上述の動作と同様の分離工程を実行する必要があるため、その再分離動作のシーケンスについて図7を参照しながら説明する。尚、図1に示すアパチュア25,27,29,31,33の内、アパチュア25,29,31は各小片材料G1乃至G3が完全に分離した窓状態であるが、アパチュア27,33は、各小片材料G4及びG5が完全に分離していない不完全な窓状態である。
まず、前記第1の把持手段51と第2の把持手段53とにより把持されている前記母材Wは、前記シリンダー47、49の収縮により上昇(ステップS201)し、適宜高さに維持された状態で前記搬送手段63の上方に静止している(図3参照)。
次に、図1及び図2に示す材料分離検出ユニット3により、前記母材Wから完全に分離できず当該母材Wに吊持されて傾斜している状態の各小片材料G4(G5)の有無を検出・確認する(ステップS203)。まず、シリンダーのごとき移動手段9を駆動させ、キャレッジ13をY軸方向に移動させる。これにより、前記レーザセンサー15、17が、前記一辺と交差する方向(X軸)において前記小片材料G4(G5)の存在を検出し、前記小片材料が前記母材から分離されていない状態を検出する(ステップS203の「NO」)。
ここで、前記母材Wから完全に分離できず当該母材Wに吊持されて傾斜している状態を検出した各小片材料G4(G5)を完全に分離するために、上述の図4乃至図6の再分離動作をする。(ステップS207)そして、前記小片材料G4(G5)が完全に分離できたか否かを確認するために、再度、図1及び図2に示す材料分離検出ユニット3により、前記小片材料G4(G5)が前記母材Wから完全に分離できたか否かを検出・確認する(ステップS203)。これにより、前記レーザセンサー15、17が、前記小片材料G4(G5)の不存在を検出し、前記小片材料G4(G5)が前記母材Wから分離された状態を検出する(ステップS203の「YES」)。
前記小片材料G4(G5)が前記母材Wから分離された状態を検出すると、前記搬送手段63の上面に落下した前記小片材料G4(G5)が当該搬送手段63により適宜次工程の領域に搬送される(ステップS205)。ここで、全ての前記小片材料G1乃至G5が分離・落下した前記母材W(スケルトンの場合もあるし、製品になる場合もある)は、前記第1の把持手段51及び第2の把持手段53から解除して前記搬送手段63の上面に載置させ、当該搬送手段63により適宜領域に搬送される(ステップS205)。
尚、上記搬送とは別の手法で、全ての前記小片材料G1乃至G5が分離・落下した前記母材Wを、前記第1と第2の材料分離ユニット5、6を移動させる別の手段により、前記第1の把持手段51及び第2の把持手段53による把持を維持した状態で適宜領域に搬送させることも可能である(ステップS205)。
次に、前記レーザセンサー15、17の位置及びレーザ光の進行方向を変えた第2の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態に基く材料分離検出ユニット3では、図1及び図2に示すように、レーザセンサー15、17自体はY軸方向に移動し、レーザ光線L自体はX軸方向に進行するが、第2の実施形態に基く材料分離検出ユニット(図3)では、レーザセンサー215自体はX軸方向に移動し、レーザ光L自体はY軸方向に進行する。この場合も、前記レーザセンサー215及び反射板219の高さ方向の位置は、図3に示すように、前記母材Wの下方に設けられていて、かつ、前記第1と第2の把持手段把持手段51、53と前記搬送手段63の上面との間に設けられている。この構成により、前記母材Wに吊持されて傾斜している状態の小片材料G4(G5)の有無を確実に検出することができるのである。
次に、前記レーザセンサーの位置・状態を変えた第3の実施形態について説明する。第3の実施形態によれば図8に示すように、レーザセンサー315が複数個Y軸方向に沿って配列されている。この実施の形態では、レーザセンサー315自体は移動せず固定されている。そしてレーザ光L自体はX軸方向に進行する。この場合も、前記レーザセンサー315及び反射板319の高さ方向の位置は、図8に示すように前記母材Wの下方に設けられていて、かつ、前記第1と第2の把持手段把持手段51、53と前記搬送手段63(図示省略)の上面との間に設けられている。この構成により、前記母材Wに吊持されて傾斜している状態の小片材料G1の有無を確実に検出することができるのである。
上記第3の実施形態に基く材料分離検出ユニット3においては、前記レーザセンサー315をY軸方向に沿って間隙を置かずに複数個配列させることにより、前記レーザセンサー315をY軸方向に沿って移動させる必要がなく、装置の簡略化を図ることができる。
また、上記第3の実施形態に基く材料分離検出ユニット3において更に小片材料G4(G5)の有無を確実に検出するために、第4の実施形態として、前記レーザセンサー315を複数個Y軸方向に沿って配列すると共に、更に別のレーザセンサー(図示省略)を複数個X軸方向に沿って配列することも可能である。この場合は、Y軸方向に沿って配列する複数個のレーザセンサー315をX軸方向に沿って配列する複数個のレーザセンサーよりも高い位置又は低い位置に設けることにより、双方のレーザ光L同士の干渉を回避することが可能になる。この実施の形態によると、第3の実施の形態による場合よりも、小片材料G1の有無を更に確実に検出することができる。
以上は、パンチプレス等で加工され搬送されてきた前記母材Wに前記ミクロジョイント部を介して接続された前記各小片材料G1乃至G5を前記母材Wから分離・落下させ、当該各小片材料G1乃至G5の落下を検出する場合について説明したが、レーザ加工機によりミクロジョイント部を介さずに母材に加工された小片材料を当該母材から分離・落下させ、当該小片材料の落下を検出する場合にも、上述の第1乃至第3の実施の形態の装置及び方法が適用可能である。
本願発明は、上述の実施の態様に限定されるものではなく、上述の発明の技術的思想の範囲で、改変・改良・変更がなされるものである。
本発明の実施の形態に係る材料分離検出装置の平面図である。 本発明の実施の形態に係る材料分離検出装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る材料分離装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る材料分離装置における作用を説明する正面図である。 本発明の実施の形態に係る材料分離装置における別の作用を説明する正面図である。 本発明の実施の形態に係る材料分離装置における更に別の作用を説明する正面図である。 本発明の実施の形態に係る材料分離装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る材料分離検出装置の別の実施の形態の斜視図である。 ミクロジョイント部を説明する平面図である。 ミクロジョイント部の種々の態様を説明する平面図である。 従来技術における材料分離検出装置の正面図である。
符号の説明
1 材料分離装置
3 材料分離検出装置(材料分離検出ユニット)
5 第1の材料分離ユニット
6 第2の材料分離ユニット
13 キャレッジ
15 検出器(レーザセンサー)
17 検出器(レーザセンサー)
25,27,29,31,33 アパチュア
51 第1の把持手段
53 第2の把持手段
101 検出手段
103 X軸モータ
105 Y軸モータ
A1〜A4 ミクロジョイント部
G1〜G5 小片材料
W 母材

Claims (9)

  1. 母材に加工された小片材料の前記母材からの分離を検出する材料分離検出装置であって、
    前記母材の一辺の近傍において当該一辺に平行なY軸方向に往復動自在のキャレッジと、
    前記キャレッジに設けられる検出器であって前記母材より下方に設けられ、前記一辺と交差するX軸方向において前記小片材料を検出する光線を水平方向に発光させて前記小片材料の存在を検出する検出器とを備え、
    前記検出器が前記母材の下方をY軸方向に移動するように設けられていることにより、前記母材から完全に分離できずに当該母材により下方に吊持された小片材料の有無を検出できること、を特徴とする材料分離検出装置。
  2. 請求項1に記載の材料分離検出装置において、
    前記検出器が、前記キャレッジに複数個設けられていること、を特徴とする材料分離検出装置。
  3. 母材に加工された小片材料の前記母材からの分離を検出して分離されていない前記小片材料を再度分離する材料分離装置であって、
    前記母材の一辺の近傍において当該一辺に平行なY軸方向に往復動自在のキャレッジに、前記一辺と交差するX軸方向において前記小片材料の存在を検出する検出器が設けられていて、前記検出器がX軸方向において前記小片材料を検出する光線を水平方向に発光させて前記小片材料の存在を検出する材料分離検出ユニットと、
    前記母材の別の一辺を把持し、把持した状態で上下動が可能な第1の把持手段と、
    前記母材の別の一辺と対向する更に別の一辺を把持し、把持した状態で上下動が可能な第2の把持手段とを備え、
    前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とが、水平方向において接近離反が可能に設けられていること、を特徴とする材料分離装置。
  4. 請求項3に記載の材料分離装置において、
    前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とが、同時に上下動可能に設けられていること、を特徴とする材料分離装置。
  5. 請求項3に記載の材料分離装置において、
    前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とが、交互に上下動可能に設けられていること、を特徴とする材料分離装置。
  6. 母材に加工された小片材料が前記母材から完全に分離されていない状態の前記小片材料を検出して、分離されていない前記小片材料を再度前記母材から分離する材料分離方法であって、
    前記母材の一辺の近傍において当該一辺に平行なY軸方向に往復動自在のキャレッジに設けた検出器であって前記母材より下方に設けられた検出器により、前記一辺と交差するX軸方向において前記小片材料を検出する光線を水平方向に発光させて前記小片材料の存在を検出し、前記小片材料が前記母材から分離されていない状態を検出するステップと、
    前記ステップにより検出された前記小片材料を前記母材から完全に分離するために、前記母材の別の一辺を把持した状態で上下動が可能な第1の把持手段と、前記母材の別の一辺と対向する更に別の一辺を把持した状態で上下動が可能な第2の把持手段とを移動させることにより、前記母材から完全に分離されていない前記小片材料を前記母材から完全に分離するステップとを備えたことを特徴とする材料分離方法。
  7. 請求項6に記載の材料分離方法において、
    前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とを同時に上下動させることにより、前記小片材料を前記母材から完全に分離することを特徴とする材料分離方法。
  8. 請求項6に記載の材料分離方法において、
    前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とを交互に上下動させることにより、前記小片材料を前記母材から完全に分離することを特徴とする材料分離方法。
  9. 請求項6に記載の材料分離方法において、
    前記第1の把持手段と前記第2の把持手段とを相互に接近離反させて前記母材をたわませることにより、前記小片材料を前記母材から完全に分離することを特徴とする材料分離方法。
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