JP4661819B2 - バッテリパック - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に着脱自在に形成され、機器本体に駆動電力を供給するバッテリセルが収納されたバッテリパックに関する。
従来より、デジタルスチルカメラやカムコーダなどの携帯型電子機器においては、バッテリ装着部が設けられ、ユーザ自身の手でバッテリセルが内蔵されたバッテリパックが着脱されるものが広く用いられている。そして使用に際しては、予め充電されたバッテリパックをバッテリ装着部へ装着し、バッテリが切れた場合には、別に充電されたバッテリパックに交換することで、長時間に亘る使用に供することが可能となる。
この種のバッテリパックには、容量が異なる複数種類のバッテリパックが用意され、用途に応じて使い分けられる。例えば、業務用の電子機器では、民生用の同種の電子機器に比べて、一回の使用時間や使用頻度が多くなるため、よりバッテリ容量の大きなバッテリパックのみが装着されることが望ましい。
このため、電子機器側で、容量の異なるバッテリのうちいずれが装着されたかを判別でき、非対応のバッテリパックではバッテリ装着部へ装着できないなどの対応を図ることができれば便利である。
特開2002−320341号公報
本発明は上述した課題を解決するものであり、複数種類のバッテリのうち、電子機器に対応していないバッテリパックの誤装着を防止することができるバッテリパックを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明にかかるバッテリパックは、電子機器側のバッテリ装着部に対して外筐体を摺動させることにより着脱が行われるバッテリパックにおいて、上記外筐体には、上記バッテリ装着部への載置面の上記摺動方向と平行な側辺を介して隣接する側面に、上記バッテリ装着部側より突設された係止凸部が係合される係止凹部と、上記バッテリ装着部側より突設された種類検出用の検出凸部の突出量と同一の深さを有し該検出凸部が係合される検出溝とが形成され、上記検出溝は、上記係止凹部よりも上記載置面の面内方向に深く形成されているものである。
本発明にかかるバッテリパックによれば、検出溝が係止凹部よりも深く形成されていることから、バッテリ装着部に設けられ検出溝に係合する検出凸部も係止凸部よりも突出される。したがって、非対応のバッテリパックを装着しようとすると、検出凸部が側面に当接され、係止凸部も係止凹部内に挿入されなくなる。これにより、本バッテリパックは、非対応のバッテリパックが誤装着されることを防止することができる。
以下、本発明が適用されたバッテリパックについて、図面を参照しながら詳細に説明する。このバッテリパック1は、図1に示すように、バッテリセルを収納すると共に、前面に端子孔が臨まされている略矩形状に形成された外筐体2を備える。この外筐体2は、図2に示すように、上部カバー3と下部ケース4とが突き合わせ結合されてなり、内部には、複数のリチウムイオン二次電池のバッテリセル8と、保護回路やSMBus(System Management Bus)コントローラ、ID抵抗等が実装されるとともにSMBusラインが形成された回路基板9が収納されている。また、図1及び図3に示すように、バッテリパック1は、外筐体2内に収納されるバッテリセル8の数に応じて電気容量を異ならせた、例えばLサイズバッテリパック1aとSサイズバッテリパック1bの2種類が用意され、使用される電子機器に応じて使い分けられる。具体的に、Lサイズバッテリパック1aには、8つのバッテリセルが2列×4段で収納され、Sサイズバッテリパック1bには、4つのバッテリセルが2列×2段で収納されている。
かかるバッテリセルを収納した外筐体2は、下面2aを電子機器側のバッテリ装着部5に載置される載置面とされ、この載置面と連続する前面2bに第1の端子部6a〜第5の端子部6eが臨まされている。各端子部6a〜6eに形成された端子には、それぞれ機能が定められており、第1の端子部6aはバッテリパック1の正極端子、第2の端子部6bはSMBusラインにおけるクロックライン用の端子、第3の端子部6cはSMBusラインにおけるデータライン用の端子、第4の端子部6dはID抵抗が接続されたID端子、そして第5の端子部6eはバッテリパック1の負極端子である。
そして、バッテリパック1は、電子機器内に装着するときには、下面2aを挿入端として電子機器側のバッテリ装着部5に挿入し、下面2aがバッテリ装着部5の底面5aに当接された後、前面2b側にスライドさせることにより、外筐体2の両側面2c,2dに設けられた係止凹部55,56がバッテリ装着部5内に形成された係止凸部70に係止され電子機器に装着される。また、バッテリパック1は、電子機器より取り外すときには、外筐体2の前面2bと対向する背面2e側にスライドさせた後、下面2aと対向する上面2f側に引き上げることにより取り外される。
かかるバッテリパック1が用いられる電子機器としては、例えば図4に示すカムコーダ7がある。このカムコーダ7は、業務用のカムコーダであり、本体の背面7aにバッテリ装着部5が形成されている。バッテリ装着部5は、業務用カムコーダ7の使用時間や頻度などから、相当量のバッテリ容量を備えたLサイズバッテリパック1aのみ装着可能に設定されている。
そして図5に示すように、カムコーダ7のバッテリ装着部5には、バッテリパック1が下面2aを挿入端として背面7aの右側に沿って同図中矢印D方向へ、下面2aがバッテリ装着部5の底面5aに当接される挿脱位置まで挿入される。次いで、バッテリ装着部5は、挿脱位置まで挿入されたバッテリパック1が、図5中左側となる矢印S方向へ、バッテリ装着部5内に臨まされている端子ピン101がバッテリパック1の前面2bに設けられた端子部6内に挿入されると共に両側面2c,2dに設けられた係止凹部55,56が係止凸部70に係止される装着位置までスライドされ、装着が完了する。
なお、バッテリパック1は、上述したようにLサイズバッテリパック1a及びSサイズバッテリパック1bのいずれも2列組で収納されており、バッテリ装着部5内への載置面となる下面2aの面積が略バッテリセル8を2つ並列させた面積とされている。したがって、Lサイズバッテリパック1aを用いるカムコーダ7においても、バッテリ装着部5の面積を大きくとる必要がなく、カムコーダ7本体の背面7aに他のスイッチ類を配設することができる。
以下、具体的にバッテリパック1の構成について説明する。バッテリパック1の外筐体2は、合成樹脂を用いて形成されており、図1(b)及び図3(b)に示すように、前面2b及び背面2eに隣接しバッテリ装着部5内に装着される際に鉛直上向きとなる一側面2cには、装着方向に応じた把持面を識別させる識別部10が形成されている。また外筐体2の前面2b及び背面2eには、ユーザによる把持位置に滑り止め部11が形成されている。これら識別部10及び滑り止め部11が形成されることにより、バッテリパック1は、外筐体2をバッテリ装着部5に装着するために、正しく把持されていることがわかり、また外筐体2の重量が増した場合にも確実に把持することができる。
すなわち、上述したように、バッテリパック1は、バッテリ装着部5に装着する際には、載置面となる下面2aを挿入端として挿入すると共に、端子部6が形成された前面2bを水平方向にスライドさせる。したがって、ユーザは、この前面2bをバッテリ装着部5内の端子側に向けた状態で把持する必要がある。
識別部10は、バッテリ装着部5にバッテリパック1を装着する際に、ユーザに外筐体2の把持面を識別させるものであり、一側面2cに凹面部10aを形成するとともにこの凹面部10a内にシボ加工を施し、さらに、この凹面部10aに前後方向に亘る凸形状からなるシボ加工が施されることにより形成されている。そしてユーザは、バッテリパック1を右手で把持する場合、一側面2cに人差し指あるいは中指をあてがうことで、指先に識別部10が触れるため、外筐体2の一側面2cを鉛直上向きにして正しく把持できていること、及び外筐体2をバッテリ装着部5に挿入した際のスライド方向を直感的に認識することができる。
また上述したように、バッテリパック1は、Lサイズバッテリパック1aではバッテリセル8が2列×4段の計8つ収納され、Sサイズバッテリパック1bでもバッテリセル8が2列×2段の計4つが収納されている。これにより、Lサイズバッテリパック1aの重量は略550gであり、Sサイズバッテリパック1bの重量も300gとなり、バッテリセルが2列×1段組で収納されている民生用のバッテリに比して重くなっており、ユーザの手からの滑落を防止する必要がある。
前面2b及び背面2eに形成された滑り止め部11は、バッテリ装着部5にバッテリパック1を装着する際に、ユーザが外筐体2を持ちやすくして滑落を防止するものであり、前面2b及び背面2eの上側に凹面部11aを形成するとともにこの凹面部11a内にシボ加工を施すことにより形成されている。そして、ユーザは、バッテリパック1を右手で把持する場合、前面2bの滑り止め部11に親指をあてがい、背面2eの滑り止め部11に中指あるいは薬指、小指をあてがうことで、凹凸形状が抵抗となって外筐体2を滑らすことなく確実に把持することができる。なお滑り止め部11の凹面部11aに施されるシボ加工の形状は、種々のものを採用することができる。
なお、外筐体2は、上部カバー3の上記識別部10及び滑り止め部11を除く領域にも、これら識別部10や滑り止め部11と異なるシボ加工が施されている。
次いで、バッテリ装着部5に載置される載置面となる下面2aの構成について説明する。下面2aには、バッテリ装着部5の装着位置と挿脱位置との間のスライド方向に離間して、該スライド方向に亘る一対の挿入ガイド溝15,16が形成されるとともに、この挿入ガイド溝15,16を除く領域が機銘ラベル14の貼着領域とされている(図2参照)。この挿入ガイド溝15,16は、バッテリ装着部5の底面5aに突設されているガイド凸部30,31が挿入され、これにより外筐体2の着脱操作をガイドすると共に、バッテリ装着部5へ装着された外筐体2の両側面2c,2d方向へのがたつきを防止するものである。
外筐体2は、図6に示すように、下面2aに挿入ガイド溝15,16がスライド方向に離間して設けられることにより、略中央が広く確保され、機銘ラベル14の貼着領域を広く確保することができる。また、外筐体2は、下面2aが挿入ガイド溝15,16によって左右に分断されないため、図2に示すように、略H字状に形成された一枚の大きな機銘ラベル14を貼着することができる。
さらに、図7に示すように、外筐体2は、下面2aに挿入ガイド溝15,16がスライド方向に離間して設けられているため、外筐体2の内面側に突出する挿入ガイド溝15,16による凸部が下面2aの内面に占める領域を狭小化することができる。したがって、外筐体2は、下面2aの内側に配設される回路基板9の下面2a側に、電子部品の実装領域やパターニングの領域を広く確保することができ、効率よくスペースを使用することができる。
各挿入ガイド溝15,16は、下面2aの幅方向の略中央に、前後方向に向かって形成されている。また、前面2b側に形成された前面側挿入ガイド溝15は、端面が前面2bの下部に臨まされ、背面2e側に形成された背面側挿入ガイド溝16は、端面が背面2eの下部に臨まされるとともにバッテリ装着部5に設けられたロック片35が係止されるロック用凹部17が形成されている。
前側挿入ガイド溝15は、前面2bに臨まされた挿入端が略L字状に開口されたL字開口部18と、L字開口部18より背面側に形成された段差部19を介して連続された前側ガイド溝部20が形成されている。そして、前側挿入ガイド溝15には、図8に示すように、バッテリ装着部5のスライド方向最深部に形成された前側ガイド凸部30が挿通される。この前側ガイド凸部30は、前側ガイド溝部20に挿通される前側突条部32と、前側突条部32の更に奥に形成されL字開口部18に係止される断面略L字状の係止凸部33が形成されている。そして、前側挿入ガイド溝15は、外筐体2がバッテリ装着部5の挿脱位置に挿入され、前面2b側に向かって装着位置までスライドされると、前側ガイド凸部30の前側突条部32が前側ガイド溝部20に挿通され、係止凸部33の端面が段差部19に突き当てられるとともに、係止凸部33がL字開口部18に係合する。
背面側挿入ガイド溝16は、背面2eに臨まされた端部が略矩形状に凹設されることによりロック片35が係止されるロック用凹部17と、ロック用凹部17よりも前面側に形成された背面側ガイド溝部21が形成されている。背面側ガイド溝部21は、前面側ガイド溝部20と同一線上に形成されている。またロック用凹部17は、背面側ガイド溝部21よりも幅広に形成され、この背面側ガイド溝部21と連続して形成されることにより、外筐体2の前面側にロック片35が係止する係止壁22を有する。
そして、背面側挿入ガイド溝16には、バッテリ装着部5に形成された背面側ガイド凸部31が挿通される。この背面側ガイド凸部31は、背面側ガイド溝部21を挿通する背面側突条部34と、ロック用凹部17に係止されるロック片35とが形成されている。背面側突条部34は、前側突条部32と同一線上に形成されている。またロック片35は、図8に示すように、バッテリ装着部5のバッテリ装着部5の底面5aに開口された係止孔36よりバッテリ装着部5内に挿通されることにより、先端部を係止壁22に当接させるものである。このロック片35は、回動機構40によってバッテリ装着部5の内外に亘って回動自在とされている。
回動機構40は、バッテリ装着部5の背面壁に取り付けられ、ロック片35を支持する支持板41と、ロック片35を押圧する押圧バー42と、押圧バー42を操作する操作釦43とを有する。支持板41は、ロック片35の後端部に形成された回動軸受け35aに挿通された回動軸44を支持する。また、回動軸44は、一端を支持板41に係止させ他端をロック片35に係止させたコイルバネ45が配設されている。これによりロック片35は、コイルバネ45によって常時、先端部が係止孔36よりバッテリ装着部5内に臨まされる図8中矢印L方向に回動付勢されている。ロック片35を押圧する押圧バー42は、矢印L方向に付勢されているロック片35を反矢印L方向へ回動させるものであり、支持板41によってバッテリ装着部5の側面との間を昇降自在に支持されている。押圧バー42は、ロック片35と当接する一端と反対側の他端に傾斜面部42aが形成され、この傾斜面部42aに操作釦43が当接されている。操作釦43は、押圧バー42の傾斜面部42aを押圧することにより押圧バー42をスライドさせ、ロック片35を反矢印L方向に回動させるものである。操作釦43は、図示しない支持部材によって、バッテリ装着部5の側面に支持され、またコイルバネ45によって常時、先端部が押圧バー42の傾斜面部42aと離間する方向に付勢されている。
そして、背面側挿入ガイド溝16は、外筐体2がバッテリ装着部5に挿入され、前面2b側にスライドされると、背面側突条部34が背面側ガイド溝部21を挿通すると共に、ロック片35がロック用凹部17に挿入し、ロック用凹部17とガイド溝部20との間に形成された係止壁22に当接される。
これにより、外筐体2は、バッテリ装着部5内におけるスライドがガイドされると共に、スライド方向と直交する方向へのがたつきが防止される。すなわち、外筐体2は、前面側挿入ガイド溝15に前側ガイド凸部30が挿通し、かつ背面側挿入ガイド溝16に背面側ガイド凸部31が挿通することにより、両側面2c,2d方向へのがたつきが防止される。
また、係止凸部33にL字開口部18が係合することにより、両側面2c,2d方向及び上下面2f,2a方向へのがたつきも防止される。したがって、外筐体2は、バッテリ装着部への接続信頼性を確保することができるとともに、端子部6a〜6eと並んでL字開口部18を臨ませることで、端子部6a〜6eに係るストレスを押さえ、電気的な接続信頼性も確保することができる。
さらに、外筐体2は、装着位置までスライドされると、ロック片35が係止壁22に当接して、装着位置から挿脱位置へ向かう背面2e方向へのスライドが防止され、振動や衝撃等によってバッテリ装着部5から外れてしまう事態が防止される。また、外筐体2は、このロック片35がロック用凹部17に係止されることによっても、バッテリ装着部におけるがたつきが防止される。
なお、バッテリパック1をバッテリ装着部5から取り外すときには、回動機構40の、操作釦43を押下することにより、操作釦43の先端によって押圧バー42の傾斜面部42aを押圧し、押圧バー42を底面5a側へスライドさせる。これによりロック片35は、押圧バー42に押圧されることにより反矢印L方向に回動付勢されるため、バッテリ装着部5内から退避し、外筐体2のロック用凹部17との係合が解除される。これにより外筐体2は、背面2e方向にスライド可能となる。
このように、外筐体2は、背面側挿入ガイド溝16に、背面側ガイド溝部21と連続するロック用凹部17を形成することで、バッテリ装着部5でのがたつき防止と背面2e方向へのスライド防止を図るとともに、下面2aにおける背面側挿入ガイド溝16の占める領域を抑えて、下面2aの効率的な利用を図ることができる。したがって、外筐体2は、下面2aにおける機銘ラベル14の貼着領域、及び下面2aの内面側における回路基板9の配設領域を大きく確保することができる。
次いで、外筐体2の両側面2c,2dの構成について説明する。外筐体2は、下面2aと両側面2c,2dの何れか一方、あるいは両方とがなす稜部に、バッテリパック1の種別を検出するための検出凹部50が形成されている。上述したように、バッテリパック1にはバッテリ容量の大小に応じて、Lサイズバッテリパック1aとSサイズバッテリパック1bとが用意されている。そして、検出凹部50は、図6(a)に示すように、Lサイズバッテリパック1aにおいては両側面2c,2dにそれぞれ設けられ、同図(b)に示すように、Sサイズバッテリパック1bにおいては、他側面2d側のみ設けられている。
また、図9に示すように、バッテリ装着部5は、両側面2c,2dと対向する側面に、検出凹部50に対応した誤挿入防止用の係合凸部51が突設されている。かかる係合凸部51を設けることにより、非対応のサイズのバッテリが誤装着される事態を防止することができる。すなわち、Lサイズバッテリパック1aには、両側面2c,2dに一対の検出凹部50が形成されているため、Lサイズバッテリパック1aに対応した電子機器のバッテリ装着部5には、両検出凹部50に係合する一対の係合凸部51を形成することにより、他側面2dのみ検出凹部50が形成されているSサイズバッテリパック1bが誤って装着されることを防止できる。この場合、Sサイズバッテリパック1bは、他側面2dと対向する側面より突設された係合凸部51が外筐体2の他側面2d及び下面2aの稜部と干渉することによりバッテリ装着部5に装着されない。これにより、例えば業務用カムコーダ7においては、消費電力が大きいことから、バッテリ容量の大きなLサイズバッテリパック1aのみ装着可能とすることができる。
この他、例えばLサイズバッテリパック1aを比較的大型、大容量の業務用バッテリとし、Sサイズバッテリパック1bを比較的小型、小容量の民生用バッテリとし、業務用の電子機器にはLサイズバッテリパック1aのみ装着可能とし、民生用の電子機器には両サイズバッテリパック1a,1bのいずれも装着可能とすることもできる。
また、外筐体2は、従来より一般に種別判別用凹凸形状が設けられていた前面2bではなく、下面2aと両側面2c,2dとがなす稜部に検出凹部50を設けている。これにより、外筐体2は、前面2bに5つの端子部6や前面側挿入ガイド溝15の端面を臨ませて並設するスペースを確保することができる。
なおバッテリ装着部5には、係合凸部51に替えて、これら検出凹部50に対応した種別判別用のスイッチ52を両側面2c,2dに対向する側面より突設させてもよい。この場合、バッテリパック1がバッテリ装着部5に装着されると、Lサイズバッテリパック1aにおいてはこれらスイッチ52がいずれも押圧されず、Sサイズバッテリパック1bにおいては一側面2cと対向する側面のスイッチ52が押圧される。かかるスイッチ52の押下状態を検出することにより、Lサイズバッテリパック1aとSサイズバッテリパック1bのいずれが装着されたかを電子機器側で判別することができる。
その結果、Sサイズバッテリ1bが装着された場合には、電子機器側でユーザに対してアラームを発する、あるいはSサイズバッテリ1bからの電力供給を受け付けず、動作を行わないなどの処理を施すことができる。
次いで、外筐体2の検出凹部50の両側に形成され、バッテリ装着部5内に外筐体2を係止させる係止凹部55,56について説明する。係止凹部55,56は、下面2aと両側面2c,2dとがなす稜部に、検出凹部50の両側に形成されている。この係止凹部55,56は、外筐体2がバッテリ装着部5内に挿入され装着位置へスライドされることにより、バッテリ装着部5の側面に各係止凹部55,56に対応して突設されている係止凸部70が係止される。
図9に示すように、外筐体2の前面2b側に設けられた前側係止凹部55は、係止凸部70を引き込む傾斜面部57と、係止凸部70とバッテリ装着部5の底面5aとに挟持される挟持部58と、傾斜面部57と連続され下面2aと略直交する高さ方向に延設された直交面部59とを有する。前側係止凹部55は、傾斜面部57と挟持部58との間に係止凸部70が挿脱される開口部60が形成されている。
また外筐体2の背面2e側に設けられた背面側係止凹部56は、係止凸部70を引き込む傾斜面部61と、係止凸部70とバッテリ装着部5の底面5aとに挟持される挟持部62とを有する。また背面側係止凹部56にも、傾斜面部61と挟持部62との間に係止凸部70が挿脱される開口部63が形成されている。
これら前側係止凹部55及び背面側係止凹部56に係止する係止凸部70は、バッテリ装着部5の底面5aから立設された脚部71と、脚部71からバッテリ装着部5の背面側に延設され挟持部58,62の上面に位置される係止部72とを備える。係止部72は、バッテリ装着部5の底面5aとの距離が、バッテリ装着部5の底面5aに下面2aが載置された外筐体2の各挟持部58,62の厚さと略同一もしくはやや狭くされ、外筐体2がバッテリ装着位置へスライドされると、挟持部58,62が係止部72とバッテリ装着部5の底面5aとの間に圧入され、挟持部58,62を保持し、バッテリ装着部5内に外筐体2を係止する。
そして、外筐体2は、図9中矢印D方向へ、載置面となる下面2aがバッテリ装着部5の底面5aと当接する挿脱位置まで挿入されると、各開口部60,63より係止凸部70の係止部72が進入される。このとき、外筐体2は、各傾斜面部57,61及び直交面部59が係止凸部70に摺動することにより、係止部72が挟持部58,62の上面と略同じ高さとなり、互いに係止可能な位置までガイドされる。なお、検出凹部50もバッテリ装着部5の側壁に突設された係合凸部51に進入される。次いで、外筐体2を前面2b側となる図9中矢印S方向へスライドさせる。これにより、外筐体2は、前面2bに臨まされている各端子部6にバッテリ装着部5側の端子ピン101が挿入、係合されるとともに、各係止凹部55,56の挟持部58,62が、係止凸部70の係止部72とバッテリ装着部5の底面5aとの間に挟持される。
なお、係止部72は、バッテリ装着部5の底面5aとの間で挟持部58,62を挟持できればよく、必ずしも挟持部58,62の上面と、この上面と対向する係止凹部55,56の天面との間で挟持される必要はない。したがって、係止部72は、厚さを有さずに、係止部72と係止凹部55,56の天面との間に隙間が空いていてもよい。ただし係止部72を挟持部58,62の上面と係止凹部55,56の天面とで挟持するようにしてもよいことは勿論である。
バッテリ装着部5から取り外す場合には、外筐体2は、図9中反矢印S方向へ向かって、装着位置から挿脱位置までスライドされることにより、各挟持部58,62が係止部72及びバッテリ装着部5の底面5aとの間から引き抜かれる。このとき係止凸部70は、係止部72が各係止凹部55,56の開口部60,63に位置されており、外筐体2を上面2f側となる反矢印D方向へ移動可能とされている。
ここで、前側係止凹部55は、傾斜面部57と連続して下面2aと直交する直交面部59が形成されている。この直交面部59は、外筐体2の内側に、回路基板9が配設されている。この回路基板9は、外筐体2内において、傾斜面部57と直交面部59とが接する高さに配設されている。すなわち、外筐体2は、下面2aと直交する高さ方向の直交面部59を設けることにより、この直交面部59の内側で、傾斜面部57と直交面部59との接点の高さに回路基板9を保持させることができ、これにより、回路基板9を前側係止凹部55が形成されている高さに配設することができる。
業務用カムコーダ7に対応して大型化、重量化されたLサイズバッテリパック1aにおいては、外筐体2の係止凹部55,56とバッテリ装着部5側の係止凸部70との接続信頼性を確保するために、挟持部58,62を従来より厚くするとともに、係止凸部70の係止部72も従来より大きく形成する必要がある。挟持部58,62の厚さの増大や係止部72の大型化に伴い、係止凹部55,56も外筐体2の高さ方向に大きく形成されることとなる。この係止凹部55,56は外筐体2の内側面に同形状で突出されることから、下面2a側に配設される回路基板9を、この突出形状を避けて配設しようとすると、自ずと係止凹部55,56の上方に配設することとなる。
しかし、回路基板9を下面2aから上方に設定するほど、回路基板9と接続されるバッテリセル8の配設領域も上方に向かい、結果として外筐体2の大型化に繋がり、一方で回路基板9と下面2aとの間にデッドスペースが生ずることにもなる。この点、外筐体2は、係止凹部55,56の大型化を図るとともに、直交面部59を設け、この直交面部59の内側に回路基板9を配設することにより、回路基板9の配設高さを下面2a側に抑えることができ、外筐体2の大型化を防止することができる。また傾斜面部57と連続して直交面部59を形成することにより、これら傾斜面部57と直交面部59との接点の高さに回路基板9を保持することができ、回路基板9の面積及び配設位置を保ちながら係止凹部55,56の大型を図ることができる。なお、直交面部は、前側係止凹部55だけでなく、背面側係止凹部56にも形成してもよい。
また、各係止凹部55,56は、検出凹部50の下面2aと直交する高さ方向の深さよりも、各挟持部58,62の厚さが大きく形成されている。これにより外筐体2は、係止凸部70が検出凹部50に誤挿入される事態を防止することができる。
すなわち、外筐体2がバッテリ装着部5の側壁にガイドされずに底面5aに下面2aが載置される場合などでは、誤って検出凹部50に係止凸部70が挿入されてしまうおそれがある。この場合、図10(a)に示すように、検出凹部50の深さが挟持部58,62の厚さよりも浅ければ、係止凸部70が検出凹部50内に挿入されると、外筐体2は下面2aがバッテリ装着部5の底面5aに当接する挿脱位置まで挿入することができず、外筐体2が傾くなどして、ユーザにおいて正しく挿入されていないことが分かる。
一方、検出凹部50の深さを挟持部58,62の厚さよりも深くした場合には、図10(b)に示すように、係止凸部70が検出凹部50内に誤挿入された場合にも、外筐体2の下面2aがバッテリ装着部5の底面5aに当接する挿脱位置まで挿入できてしまう。上述したように、係止凸部70の係止部72は、挟持部58,62を挟持できればよく、必ずしも厚く形成されている必要はないため、厚さを抑えて形成することもできる。したがって、検出凹部50の深さが挟持部58,62の厚さよりも若干でも深く形成されれば、係止凸部70が検出凹部50内に誤挿入されたまま外筐体2がバッテリ装着部5の底面まで挿入され得る。
しかし、バッテリパック1は、検出凹部50の深さよりも各挟持部58,62の厚さが大きく形成されているため、係止凸部70が検出凹部50に誤挿入されると、外筐体2がバッテリ装着部5の底面5aまで挿入できない。したがって、ユーザは、外筐体2がバッテリ装着部5に誤挿入されていることを容易に識別することができる。
次いで、検出凹部50と、前側係止凹部55及び背面側係止凹部56との、下面2aの幅方向の深さについて説明する。図6に示すように、外筐体2は、検出凹部50の下面2aの幅方向の深さ、すなわち、下面2aにおける外筐体2の挿脱位置と装着位置とに亘るスライド方向と直交する方向にかかる各側面2c,2dからの深さが、前側係止凹部55及び背面側係止凹部56の同方向の深さよりも深く形成されている。上述したように、検出凹部50には、バッテリ装着部5の側壁に突設された係合凸部51が係合されるものであり、Lサイズバッテリパック1aには、外筐体2の両側面2c,2dに設けられ、Sサイズバッテリパック1bには、外筐体2の他側面2dにのみ設けられている。また、検出凹部50に係合する係合凸部51は、Lサイズバッテリパック1aを使用する電子機器のバッテリ装着部5には、両側面2c,2dに対向する側面からそれぞれ突設され、Sサイズバッテリパック1bを使用する電子機器のバッテリ装着部5には、他側面2dに対向する側面のみ突設されている。
これら係合凸部51は、バッテリ装着部5の側面からの突出量が、検出凹部50の下面2aの幅方向の深さと略同一とされている。したがって、係合凸部51は、検出凹部50内に挿入されると、ほぼ全体が検出凹部50内に係合される。また上述したように、係合凸部51は、未対応のSサイズバッテリパック1bがバッテリ装着部5に挿入されると、検出凹部50が設けられていない外筐体2の一側面2cに当接し、バッテリ装着部5への挿入を防止する。
ここで、係合凸部51の突出量は、下面2aの幅方向の検出凹部50の深さと略同一とされ、また、検出凹部50の深さは両係止凹部55,56の同方向の深さよりも深く形成されている。すなわち、係合凸部51は、両係止凹部55,56の深さよりも突出して形成されている。また、係止凸部70も係止凹部55,56の下面2aの幅方向の深さに応じた突出量を備えていることから、係合凸部51は、係止凸部70よりも突出して形成されている。
したがって、図11(a)に示すように、Lサイズバッテリパック1a専用の電子機器のバッテリ装着部5にSサイズバッテリパック1bが装着されると、バッテリ装着部5の側面から突出されている係合凸部51が外筐体2の一側面2cに当接される。このとき、係合凸部51は、係止凸部70よりも突出して形成されているため、係止凸部70も係止凹部55,56内に挿入されない。外筐体2は、検出凹部50及び両係止凹部55,56内に係合凸部51も係止凸部70も係合されていないことから、バッテリ装着部5に装着することができず、図5に示すように下面2aを水平方向に挿入するカムコーダ7等では、外筐体2を挿入してもバッテリ装着部5に保持されず、また、前面2b側にスライドさせることも困難となる。したがって、ユーザは、Lサイズバッテリパック1a専用の電子機器に、Sサイズバッテリパック1bが誤挿入されていることを容易に判別することができる。
一方、検出凹部50の下面2aの幅方向の深さが、係止凹部55,56の同方向の深さよりも浅く形成されている場合は、バッテリ装着部5側の係合凸部51も係止凸部70よりも突出量が低く形成されることとなる。したがって、図11(b)に示すように、Lサイズバッテリパック1a専用の電子機器のバッテリ装着部5にSサイズバッテリパック1bが装着された場合に、係合凸部51が一側面2cに当接されても、係止凸部70が係止凹部55,56内に挿入されてしまう。したがって、ユーザは、バッテリパック1が誤挿入されていることを判別しにくく、そのまま無理矢理外筐体2を前面2b側にスライドさせてバッテリ装着部5に装着させてしまうおそれもある。
この点、本発明が適用されたバッテリパック1では、検出凹部50が係止凹部55,56よりも深く形成されていることから、係合凸部51も係止凸部70よりも突出され、係合凸部51が一側面2cに当接されると、係止凸部70も係止凹部55,56内に挿入されなくなる。これにより、バッテリパック1は、Lサイズバッテリパック1a専用の電子機器にSサイズバッテリパック1bが誤装着されることを防止することができる。
次いで、外筐体2の前面2bの下部に形成された端子部6について説明する。端子部6は、図12に示すように、外筐体2の下部ケース4に形成され、前面2bより外方に臨まされている端子孔80と、端子孔80の内側に配設された端子ケース81内に嵌め込まれ、バッテリ装着部側に形成された端子ピン101が挿入される金属軸受82とを有する。
図13に示すように、端子孔80は、端子ピン101が挿通される挿通孔83が形成された凹面部84と、挿通孔83の内周面に形成され凹面部84及び金属軸受け82と連続されたガイド部85とを有する。凹面部84は、外筐体2の前面2bに形成された略矩形状の凹部であり、底面略中央が円形に開口されることにより端子ピン101が挿通する挿通孔83が形成されている。ガイド部85は、挿通孔83の内周面に形成され、端子ピン101を金属軸受け82へガイドする傾斜面部86と、金属軸受け82と略同径に形成され金属軸受け82と共に端子ピン101を支持する支持面部87とを有する。
凹面部84内に開口されている挿通孔83は、上端が端子ピン101よりも大径に開口されているため、端子ピン101が容易に挿入される。また挿通孔83は、上端側に形成された傾斜面部86を介して、金属軸受け82と略同径に形成されるとともに金属軸受け82と連続された支持面部87に端子ピン101を導くことで、端子ピン101に負荷をかけることなく端子部6への挿入を行わせる。
支持面部87と連続して配設された金属軸受け82は、長手方向の一端が開放され他端が閉塞された円筒形状の金属部材であり、端子ケース81内に嵌合されるとともに、閉塞端側が端子ケース81が結合された回路基板9に金属タブ88を介して接続されている(図17(b)参照)。そして金属軸受け82は、図14に示すように、端子ケース81が回路基板9とともに下部ケース4内に配設されることにより、図12に示すように、端子孔80の支持面部87と連続され、挿通孔83内に挿通された端子ピン101を挿入、保持する。
この金属軸受け82が嵌合される端子ケース81は、長手方向の長さを下部ケース4の幅方向の長さと略同一に形成された略矩形状の樹脂部品であり、図15及び図12に示すように、長手方向に沿って金属軸受け82を収納する嵌合孔89が形成されている。嵌合孔89は、内径が金属軸受け82の外形と略同一の円筒形状をなし、長手方向の両端が開口されている。各金属軸受け82は、この嵌合孔89の端面より端子孔80と連続され、また金属タブ88と接続される。
かかる端子部6は、端子孔80の凹面部84内に挿通孔83を開口させ、さらにガイド部85を介して金属軸受け82と連続させることにより、金属軸受け82を前面2bより外筐体2の内側に配設している。これにより、端子部6は、金属軸受け82と外部の金属類とのショートや、外部との衝突による金属軸受け82の変形等を防止することができる。
また、端子部6は、端子ピン101が、端子孔80のガイド部85の支持面部87と、端子ケース81に嵌合されている金属軸受け82とに挿通、保持される。このように、端子ピン101が下部ケース4側の端子孔80と、下部ケース4内に配設されている端子ケース81の2部品に挿通、保持されることにより、バッテリパック1の装着時において電子機器に振動が加わった場合でも、端子ピン101にかかる負荷を軽減するとともに、電気的な接続信頼性を維持することができる。
かかる端子部6は、図16に示すように、前面2bの下部に、第1〜第5の端子部6a〜6eが5つ並んで配設されている。第1、第2の端子部6a,6bと、第4、第5の端子部6d,6eは、外筐体2の前面2bに、左右対称に形成され、第3の端子部6cは、前面2bの中央から第4、第5の端子部6d,6e側に偏倚して形成されている。また、前面2bの中央には、上述した前面側挿入ガイド溝15の端面が臨まされている。
また上述したように、各端子部6a〜6eに形成された端子には、それぞれ機能が定められており、第1の端子部6aはバッテリパック1の正極端子、第2の端子部6bはSMBusラインにおけるクロックライン用の端子、第3の端子部6cはSMBusラインにおけるデータライン用の端子、第4の端子部6dはID抵抗が接続されたID端子、そして第5の端子部6eはバッテリパック1の負極端子である。
バッテリパック1は、外筐体2がバッテリ装着部に挿入され、前面2b側にスライドされることにより、バッテリ装着部側に配設されている端子ピン101が、各端子部6a〜6eに挿入、保持される。これにより、バッテリパック1は、電子機器側との間で、第1、第5の端子部6a,6eを介した電力供給、第2の端子部6bを介したクロックデータの通信、第3の端子部6cを介したバッテリ残量や満充電容量、現在の充電量、このまま使い続けたら何分もつか、充放電サイクル数といった各種データや、バッテリパック1が純正品であることを示すIDデータ等の通信、第4の端子部6dを介したID抵抗値の検出が可能となる。
第4の端子部6dによるID抵抗値は、容量の違いに応じて複数の種類が用意されたバッテリパックのうちいずれが装着されたものかを電子機器側で検出するために用いられるものであり、Lサイズバッテリパック1aとSサイズバッテリパック1bとでは異なった抵抗値が設定されている。そして、第4の端子部6dに端子ピン101が挿入されると、電子機器側で、バッテリパック1側の抵抗値を計測し、いずれのバッテリパック1が装着されたかを判別する。
ここで、第4の端子部6dは、負極端子が構成された第5の端子部6eと近接して形成されている。これは、ID検出用の抵抗と負極ラインとが離れていると、その間に他の信号ライン等からの電磁放射がノイズとなって伝搬し、正確な抵抗値を計測することができなくなるおそれがあるためである。したがって、バッテリパック1は、第4の端子部6dを負極端子6eに近接配置することにより、ID抵抗と負極ラインとの距離を短く設計することができ、正確な抵抗値の測定が可能となる。
また、第3の端子部6cは、外筐体2の前面2bの幅方向略中央に前面側挿入ガイド溝15が形成されていることから、左右何れか、本実施例の場合、第4、第5の端子部6d,6e側に偏倚して形成されている。
この結果、バッテリパック1は、各端子部6a〜6eが不等間隔に配設されることとなり、かかる端子部6a〜6eに対応してバッテリ装着部側に形成されている端子ピン101も不等間隔で形成されることとなる。したがって、バッテリパック1は、左右反対では端子ピン101が挿入されないことから、バッテリ装着部への誤挿入を防止することができる。
また、第2の端子部6bと第3の端子部6cとの間、及び第3の端子部6cと第4の端子部6dとの間には、バッテリセル8の電極に接続された一対の電極タブ91,91が、第3、第4の端子部6c,6dのいずれとも重畳しないように延設されている。バッテリセル8の電極に接続された電極タブ91,91は、図14に示すように、先端91a側が幅狭に形成され、外筐体2内に収納される際、この先端91aが同図中矢印F方向へ折り曲げられた後、回路基板9に接続される。バッテリセル8が回路基板9とともに外筐体2内に収納されることにより、電極タブ91,91は、図17(a)に示すように、先端91aが第2の端子部6bと第3の端子部6cとの間、及び第3の端子部6cと第4の端子部6dとの間で、かつ各端子部6a〜6eと同一平面上ではない位置に延設される。
なお図17(a)は、端子ケース81と接続された回路基板9上に配設されたバッテリセル8を示す正面図であり、同図(b)は、この状態を回路基板9の裏側から見た底面図である。この図17(b)に示すように、電極タブ91は、バッテリセル8の端部から回路基板9に沿って矢印F方向に折り曲げられることにより、幅狭の先端部91aが第2〜第4の端子部6b〜6dと重畳しないように引き回される。したがって、バッテリパック1は、かかる電極タブ91,91による電磁放射がノイズとなって各通信ラインに伝搬することを防止でき、正確なデータ通信を行うことができる。
次いで、端子部6a〜6eに挿入される端子ピン101を備えたバッテリ装着部5について説明する。バッテリ装着部5は、図18及び図19に示すように、外筐体2の前面2bに臨まされている端子部6内に挿入される端子ピン101を備えた端子板100と、外筐体2を収納するとともに端子板100が嵌合される収納ケース102と、収納ケース102に嵌合された端子板100を支持する支持板103とを有する。
端子板100は、図20(a)及び(b)に示すように、全体を略矩形状に形成され、収納ケース102内に臨まされる一面104側に、端子ピン101がバッテリパック1側の端子部6の数及び配置間隔に応じて突設されている。各端子ピン101は、端子板100に設けられた図示しない支持凹部に起端側を支持され、先端を外筐体2の前面2bと対向する端子板100の前面100a側に向けられている。また、各端子ピン101は、この支持凹部に挿通された端子コードと接続されている。なお端子コードは、図20(b)に示すように、端子板100の背面100b側に形成された引き出し凹部105より収納ケース102外へ引き出される。
また、一面104の幅方向の略中央には、端子ピン101と隣接して、上述した前側ガイド凸部30が形成されている。前側ガイド凸部30は、外筐体2の下面2aに形成された前側挿入ガイド溝15に挿入されることにより、外筐体2のバッテリ装着部5への挿脱をガイドすると共に、装着時における外筐体2の両側面2c,2d方向及び上下面2f,2a方向へのがたつきを防止するものであり、前側突条部32と係止凸部33が形成されている。
なお、一面104上には、端子ピン101を保護する遮蔽板106が回動自在に取り付けられている。遮蔽板106は、バッテリパック1の未装着時において、端子ピン101が外部に露出することによる導体との接触や、破損等を防止するものであり、一面104上に各端子ピン101の配列方向に沿って配設された長尺状の板材であり、背面100b側を支点に回動可能に支持されている。また遮蔽板106は、図示しないコイルバネに係止されることにより、常時、端子ピン101を遮蔽する方向に回動付勢されている。これにより遮蔽板106は、バッテリパック1の未装着時には端子ピン101を外部から遮蔽し、バッテリパック1が装着されると、外筐体2の前面2bに押圧されて、背面100b側へ回動され、端子ピン101を露出させる。
また端子板100の底面100cには、支持板103の支持凸部112に当接される支持凹部108が形成されている。端子板100は、支持板103の支持凸部112に、若干のクリアランスを隔てて支持されることにより、底面100c方向へ揺動可能に支持される。また、端子板100は、底面100cに、収納ケース102の底面102cに係止する係止片109が突設されている。
かかる端子板100が嵌合される収納ケース102は、図21に示すように、バッテリパック1の外筐体2よりもやや大きく形成され、外筐体2が挿脱される上面が開放された略矩形箱状をなす。また収納ケース102は、外筐体2の両側面2c,2dと対向する両側壁102a,102bには、上述した係止凸部70及び係合凸部51が突設されている。さらに収納ケース102は、図8に示すように、外筐体2の背面2eと対向する背面壁には、外筐体2の下面2aに係合するロック片35を回動させる回動機構40が配設されている。
そして収納ケース102は、バッテリ装着部5の底面5aを構成する底面102c及び両側壁102a,102bに、端子板100が嵌合される嵌合孔110が形成されている。嵌合孔110は、底面102cが略矩形状に開口されるとともに、両側壁102a,102bも底面102cの開口と連続するように矩形状に開口されてなる。そして、端子板100は、底面102cより収納ケース102内へ挿入されるとともに、両側壁102a,102bに底面100cの両側が支持されることにより、嵌合孔110に嵌合される。このとき、端子板100の係止片109が収納ケース102の底面102に係止される。
これにより、端子板100は、端子ピン101が配設された一面104を収納ケース102の内部に臨ませる。また端子板100は、嵌合孔110に嵌合されると、支持板103によって底面100c側が支持される。
支持板103は、図22に示すように、略矩形板状に形成された樹脂部品からなり、収納ケース102の底面102cに片持ち梁状に取り付けられることにより、端子板100を嵌合孔110に支持している。この支持板103は、端子板100と対向する面に、端子板100の支持凹部108に当接する支持凸部112が形成されている。また支持板103は、端子板100の係止片109に対応して開口113と、収納ケース102の底面102cに取り付けられる複数の取付孔114が穿設されている。
かかる支持板103は、端子板100が嵌合孔110に嵌合されると、端子板100の上から収納ケース102に取り付けられ、端子板100を支持する。
このとき支持凹部108は支持凸部112よりも広く形成されており、支持凹部108のいずれの側壁も支持凸部112とは当接されていない。また嵌合孔110は収納ケース102の両側面102a,102b側に開口されている。したがって、端子板100は、図19中矢印X方向へ揺動可能とされている。端子板100は、支持凹部108の何れかの側壁が支持板103の支持凸部112に当接し、あるいは係止片109が開口113に当接することにより、X方向への揺動範囲が規制される。
また、支持板103は、支持凸部112の先端面と支持凹部108の底面との間に若干クリアランスが設けられている。また支持板103は、収納ケース102に片持ち梁状に支持され、若干の可撓性を有している。したがって、端子板100は、図19中矢印Z方向へも揺動可能とされている。端子板100は、支持凹部108の底面が支持凸部112の先端面に当接し、あるいは収納ケース102の両側壁102a,102に形成された嵌合孔110に支持されることによりZ方向への揺動範囲が規制される。
さらに、収納ケース102は、樹脂部品で形成されている。また収納ケース102は、端子板100の背面100bと対峙する前面壁102dは上記両側壁102a,102bにも嵌合孔110が形成されることにより、先端が自由端とされおり、若干の可撓性を有する。したがって、端子板100は、図19中矢印Y方向へも揺動可能とされている。端子板100は、前面壁102dの可撓範囲によって揺動範囲が規制される。
このように、バッテリパック1は、端子板100が図19中矢印X,Y,Zの3方向へ揺動可能に形成されることにより、バッテリ装着部5へ装着されているときに、電子機器本体の揺動によって揺動された場合にも、端子板100が揺動することによりバッテリパック1に追従し、端子部6と端子ピン101とが一体とされる。したがって、端子部6と端子ピン101との接点に隙間ができることなく、接続不良を防止することができる。また、端子部6と端子ピン101とが摺動せず、破損や劣化を防止することができる。
また、端子板100は、収納ケース102の両側壁102a,102bが開放され図19中矢印X方向へ揺動可能とされていることから、図5に示すように、カムコーダのバッテリ装着部5へ装着される場合には、揺動が頻繁に起こるカムコーダの上下方向に対して揺動自在となる。したがって、バッテリパック1は、カムコーダの使用に際して上下方向に揺動されても、バッテリパック1の端子部6とバッテリ装着部5の端子ピン101との接続信頼性が損なわれることがない。
なお、バッテリ装着部5は、上述したように端子板100及び支持板103が嵌合される収納ケース102を用いる構成以外にも、電子機器本体内にバッテリ収納部を形成し、このバッテリ収納部に対して端子板100及び支持板103を嵌合させるように形成することもできる。
次いで、バッテリパック1の残量表示機能について説明する。上述したように、バッテリパック1は、業務用カムコーダへの使用に供されることから、バッテリ容量の高容量化が図られ、長時間に亘る使用に対応可能とされている。ここで、業務用カムコーダを使用する際には、複数の予備バッテリパック1を用意しておき、バッテリを使い果たすと、別のバッテリに取り替えて撮影を続ける。この際、予備バッテリパック1の残量を確認することで、残量の多いものを選択し、また既に用い尽くしたバッテリパック1との区別を図ることができる。
バッテリパック1は、かかる残量表示部120を外筐体2の上面2fに形成している。この残量表示部120は、図1及び図23に示すように、バッテリパック1の残容量を点灯表示する表示窓121と、表示窓121を点灯させる残量表示スイッチ122と、残量表示スイッチ122の押下状態を検出する検出手段123と、検出手段123の検出結果に応じて表示窓121の点灯状態を制御する制御手段124とを備える。そして残量表示部120は、残量表示スイッチ122の押下時間に応じて、表示窓121の点灯状態を切り換え、ユーザの使い勝手を向上させるものである。
表示窓121は、LEDが内蔵されており、バッテリ残量に応じて発光又は消灯する。図24に示すように、表示窓121は、外筐体2の上面2fに、例えば4つ並列して形成されており、バッテリ残量(絶対残容量率)が20%未満の場合はいずれも消灯し、20%〜39%の場合は左端の一つが点灯し、40%〜59%の場合は左端から二つまで点灯し、60%〜79%の場合は左端から三つまで点灯し、80%〜100%の場合は四つ全て点灯するように、各LEDの発光状態が制御される。
残量表示スイッチ122は、外筐体2の上面2fに、表示窓121に隣接して形成されている。この残量表示スイッチ122は、ユーザによる押下時間が検出手段123によって検出される。そして、制御手段124は、表示窓121の各LEDを、この押下時間に応じて点灯時間を異ならせる。例えば、残量表示スイッチ122の押下時間が0.5秒以下の場合は、表示窓121が1秒間点灯され、残量表示スイッチ122の押下時間が0.5秒よりも長い場合は、表示窓121が5秒間点灯される。
残量表示スイッチ122の押下時間を検出する検出手段123及び表示窓121の発光時間を制御する制御手段124は、外筐体2内の上面2f側に配設された回路基板(図2参照)、あるいはこの回路基板とフレキシブル配線板で接続された回路基板9に設けられている。
かかる残量表示部120は、図25に示すように、制御手段124は、LEDが点灯状態をモニタする(ステップS1)。制御手段124は、LEDが消灯状態の場合、残量表示スイッチ122が押下された否か判別する(ステップS2)。制御手段124は、残量表示スイッチ122が押下されていない場合は再びLEDの点灯状態をモニタし、残量表示スイッチ122が押下された場合にはバッテリパック1の残容量率が20%未満か否か判別する(ステップS3)。そして制御手段124は、バッテリパック1の残容量率が20%未満の場合は、消灯させたままとし、残容量率が20%以上の場合は、残容量率に応じて表示窓121を点灯させ、LEDの点灯状態のモニタに戻る(ステップS4)。
ステップS1において、表示窓121のLEDが点灯状態にある場合、制御手段124は、残量表示スイッチ122が0.5秒より長く押下されたか否かを判別する(ステップS5)。そして制御手段124は、残量表示スイッチ122の押下時間が0.5秒以下の場合、表示窓121の各LEDが点灯してから1秒経過したか否か判別する(ステップS6)。制御手段124は、LEDが点灯されてから1秒経過していない場合は点灯状態を維持し、1秒経過している場合は各LEDを消灯させ、LEDの点灯状態のモニタに戻る(ステップS7)。
ステップS5において、残量表示スイッチ122が0.5秒より長く押下された場合、制御手段124は、表示窓121の各LEDが点灯してから5秒経過したか否か判別する(ステップS8)。制御手段124は、LEDが点灯されてから5秒経過していない場合は点灯状態を維持し、5秒経過している場合は各LEDを消灯させ、LEDの点灯状態のモニタに戻る(ステップS9)。
このように、残量表示部120は、残量表示スイッチ122の押下時間によって、表示窓121の点灯時間が変わるため、例えば、複数の予備バッテリパック1のバッテリ残容量率をチェックしていく場合、一つずつチェックしていくと時間がかかることから、複数の予備バッテリパック1を並べて、順次残量表示スイッチ122を長押ししていくことで、表示窓121を5秒以上発光させ、効率よく残容量率を確認することができる。
なお、表示窓121の発光時間を延長させるための残量表示スイッチ122の押下時間は、0.5秒に限らず適宜変更可能である。また残量表示スイッチ122が長押しされた場合に、延長された表示窓121の発光時間は、5秒に限らず適宜変更可能である。
また、残量表示スイッチ122が長押しされた場合の表示窓121の点灯状態は、発光時間の延長以外にも、例えば表示窓121のLEDの輝度を高めるようにしてもよい。表示窓121のLEDの輝度を高めることで、例えば昼間の屋外など、周囲が明るい状況における表示窓121の視認性を高めることができる。
また残量表示スイッチ122が長押しされた場合の表示窓121の点灯状態は、発光時間の延長以外にも、例えば表示窓121のLEDを点滅させるようにしてもよい。表示窓121のLEDを点滅させることによっても、視認性を高めることができ、また発光時間を延長させた場合に点滅させるようにすることで、発光に要する消費電力を抑えることができる。なお、制御手段124は、残量表示スイッチ122が長押しされていない状態においても、表示窓121のLEDを点滅させることで視認性を高めることができる。
また、残量表示部120は、表示窓121を4段階表示以外にも、適宜設定することができる。さらに、バッテリ残量が20%未満になった場合に、点灯あるいは点滅の色を変えて、さらに4段階(20%〜15%、15%〜10%、10%〜5%、5%以下)の表示を行うようにしてもよい。
Lサイズバッテリの外観斜視図である。 バッテリの分解斜視図である。 Sサイズバッテリの外観斜視図である。 バッテリが搭載されるカムコーダの側面図である。 バッテリが装着されたカムコーダを示す斜視図である。 外筐体の下面を示す底面図であり、(a)はLサイズバッテリを、(b)はSサイズバッテリを示す。 外筐体内に配設されている回路基板を示す断面図である。 バッテリ装着部を示す斜視図である。 バッテリ装着部へ装着されるバッテリを示す斜視図である。 検出凹部及び係止凹部を示す側面図である。 サイズの異なるバッテリがバッテリ装着部に誤挿入された場合における外筐体の側面を示す図である。 端子部を一部切断して示す斜視図である。 端子部を一部切断して示す斜視図である。 バッテリセル及び回路基板と連結された端子ケースが下部ケース内に収納される様子を示す斜視図である。 外筐体に形成された端子部を内側から示す斜視図である。 端子部の正面図である。 バッテリセル及び回路基板と連結された端子ケースを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は底面図である。 バッテリ収納部の分解斜視図である。 バッテリ収納部の斜視図である。 端子板を示す斜視図であり、(a)は一面側を示し、(b)は底面側を示す。 収納ケースを示す斜視図である。 支持板を示す斜視図である。 残量表示部120を示すブロック図である。 残量表示部の点灯状態を示す図である。 残量表示部の表示フローを示すフローチャートである。
1 バッテリ、2 外筐体、3 上部カバー、4 下部ケース、5 バッテリ装着部、6 端子部、7 カムコーダ、8 バッテリセル、9 回路基板、10 識別部、11 滑り止め部、14 機銘ラベル、15,16 挿入ガイド溝、17 ロック用凹部、18 L字開口部、19 段差部、20,21 ガイド溝部、22 係止壁、30,31 ガイド凸部、32 前側突条部、33 係止凸部、34 背面側突条部、35 ロック片、36 係止孔、40 回動機構、50 検出凹部、51 係合凸部、52 スイッチ、55,56 係止凹部、57 傾斜面部、58 挟持部、59 直交面部、60 開口部、61 傾斜面部、62 挟持部、63 開口部、70 係止凸部、71 脚部、72 係止部、80 端子孔、81 端子ケース、82 金属軸受け、83 挿通孔、84 凹面部、85 ガイド部、86 傾斜面部、87 支持面部、88 金属タブ、89 嵌合孔、91 電極タブ、100 端子板、101 端子ピン、102 収納ケース、103 支持板、108 支持凹部、109 係止片、110 嵌合孔、112 支持凸部、113 開口、114 取付孔

Claims (4)

  1. 電子機器側のバッテリ装着部に対して外筐体を摺動させることにより着脱が行われるバッテリパックにおいて、
    上記外筐体には、上記バッテリ装着部への載置面の上記摺動方向と平行な側辺を介して隣接する側面に、上記バッテリ装着部側より突設された係止凸部が係合される係止凹部と、上記バッテリ装着部側より突設された種類検出用の検出凸部の突出量と同一の深さを有し該検出凸部が係合される検出溝とが形成され、
    上記検出溝は、上記係止凹部よりも上記載置面の面内方向に深く形成されているバッテリパック。
  2. 上記係止凹部は、上記外筐体の、上記載置面の上記摺動方向と平行な一対の側辺を介して隣接する両側面に形成され、
    上記検出凹部は、種類に応じて上記両側面の一方又は両方に形成されている請求項1に記載のバッテリパック。
  3. 上記側面には、上記摺動方向に離間して一対の上記係止凹部が形成され、これら一対の係止凹部の間に上記検出溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバッテリパック。
  4. バッテリ容量の大きなLサイズバッテリには、該Lサイズバッテリ専用のバッテリ装着部に形成されている係止凸部及び検出凸部に応じて、上記両側面の両方に上記係止凹部及び検出溝が設けられ、
    バッテリ容量の小さなバッテリパックには、上記両側面の一方に上記係止凹部及び検出溝が設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のバッテリパック。
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