JP4661045B2 - 情報処理システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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本発明は、情報処理システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、ユーザが、自宅で保持するアプリケーションデータを、外出先にある機器を用いて、参照することができるようにした情報処理システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
特定のアプリケーションデータを利用するためには、そのアプリケーションデータに対応したアプリケーション(プログラム)を予め目的の機器にインストールしておく必要がある。また、対応するアプリケーションが機器にインストールされている場合においても、例えば英語版Windows(登録商標)上にインストールされたWord(登録商標)では、日本語の環境で作成されたWordファイルを開くことはできても、OS(Operating System)上に日本語のフォントがない場合、中身の日本語で書かれた文書を正しく表示することは出来ない。
そこで、対応するアプリケーションがインストールされていない機器でも所望のアプリケーションデータを表示することができるようにすることが提案されている。(例えば、特許文献1)。
特開2002−304314号公報
しかしながら先の提案は、全てのクライアントがWeb(World Wide Web)ブラウザを有することを前提とし、サーバが、全てのアプリケーションデータをWebブラウザに表示可能な形式に変換することで、対応するアプリケーションがインストールされていないクライアントで表示可能にするものである。従って、各クライアントは、画一的な品質でしかそのアプリケーションデータを利用することが困難である課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、最適な品質でアプリケーションデータを利用することが出来るようにするものである。
本発明の情報処理システムは、携帯端末装置が、移動先の空間において、周辺装置管理装置が定期的に検出し、管理する機器のうち、携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の機器のリソース情報を所定の時間ごとに取得して記憶しユーザからデータの要求があった場合、インターネットを介してリソース情報を個人情報管理装置に送信し、個人情報管理装置は、携帯端末装置により所定の時間ごとに取得され、記憶された前記リソース情報を受信し、携帯端末装置が、移動先の空間において機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な機器を検索するとともに、機器を利用してデータを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、データのフォーマットを変換する処理、および検索された機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を周辺装置管理装置から取得する処理を行い、利用許可情報および機器を利用して再生、表示するデータを、携帯端末装置にインターネットを介して送信し、携帯端末装置は、周辺装置管理装置により作成された機器の利用許可情報を周辺装置管理装置に送信するとともに、データを機器に送信し、機器を利用してデータを再生、表示することを特徴とする。
本発明の情報処理システムの情報処理方法は、携帯端末装置が、移動先の空間において、周辺装置管理装置が定期的に検出し、管理する機器のうち、携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の機器のリソース情報を所定の時間ごとに取得して記憶しユーザからデータの要求があった場合、インターネットを介してリソース情報を個人情報管理装置に送信し、個人情報管理装置は、携帯端末装置により所定の時間ごとに取得され、記憶されたリソース情報を受信し、携帯端末装置が、移動先の空間において機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な機器を検索するとともに、機器を利用してデータを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、データのフォーマットを変換する処理、および検索された機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を周辺装置管理装置から取得する処理を行い、利用許可情報および機器を利用して再生、表示するデータを、携帯端末装置にインターネットを介して送信し、携帯端末装置は、周辺装置管理装置により作成された機器の利用許可情報を周辺装置管理装置に送信するとともに、データを機器に送信し、機器を利用してデータを再生、表示することを特徴とする。
本発明の周辺装置管理装置は、定期的に検出し、管理する機器のうち、ユーザにより携帯される携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の機器のリソース情報を、所定の時間ごとに提供する提供手段と、携帯端末装置が、ローカルエリアネットワークに接続されている機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を管理する管理手段と、携帯端末装置が機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な管理手段により生成された機器の利用許可情報を、インターネットを介して携帯端末装置のホームポジションに位置する個人情報管理装置に送信するとともに、個人情報管理装置からインターネットを介して携帯端末装置に送信された利用許可情報を、携帯端末装置から受信し、携帯端末装置から利用許可情報が受信された場合、携帯端末装置に個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータの送信を許可する信号を送信する通信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の周辺装置管理装置の情報処理方法は、提供手段は、定期的に検出し、管理する機器のうち、ユーザにより携帯される携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の機器のリソース情報を、所定の時間ごとに提供し、管理手段は、携帯端末装置が、ローカルエリアネットワークに接続されている機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を管理し、通信手段は、携帯端末装置が機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な管理手段により生成された機器の利用許可情報を、インターネットを介して携帯端末装置のホームポジションに位置する個人情報管理装置に送信するとともに、個人情報管理装置からインターネットを介して携帯端末装置に送信された利用許可情報を、携帯端末装置から受信し、携帯端末装置から利用許可情報が受信された場合、携帯端末装置に個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータの送信を許可する信号を送信することを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、定期的に検出し、管理する機器のうち、ユーザにより携帯される携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の機器のリソース情報を、所定の時間ごとに提供する提供手段と、携帯端末装置が、ローカルエリアネットワークに接続されている機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を管理する管理手段と、携帯端末装置が機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な管理手段により生成された機器の利用許可情報を、インターネットを介して携帯端末装置のホームポジションに位置する個人情報管理装置に送信するとともに、個人情報管理装置からインターネットを介して携帯端末装置に送信された利用許可情報を、携帯端末装置から受信し、携帯端末装置から利用許可情報が受信された場合、携帯端末装置に個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータの送信を許可する信号を送信する通信手段として機能させることを特徴とする。
本発明の第1の記録媒体のプログラムは、定期的に検出し、管理する機器のうち、ユーザにより携帯される携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の機器のリソース情報を、所定の時間ごとに提供する提供手段と、携帯端末装置が、ローカルエリアネットワークに接続されている機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を管理する管理手段と、携帯端末装置が機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な管理手段により生成された機器の利用許可情報を、インターネットを介して携帯端末装置のホームポジションに位置する個人情報管理装置に送信するとともに、個人情報管理装置からインターネットを介して携帯端末装置に送信された利用許可情報を、携帯端末装置から受信し、携帯端末装置から利用許可情報が受信された場合、携帯端末装置に個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータの送信を許可する信号を送信する通信手段として機能させることを特徴とする。
本発明の携帯端末装置は、ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と通信し、ローカルエリアネットワークを介して周辺装置管理装置に接続されて、空間に存在し、定期的に検出され管理される機器のうち、携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するソース情報を所定の時間ごとに取得し、記憶する取得手段と、取得手段により所定の時間ごとに取得され、記憶されたリソース情報を、ユーザからデータの要求があった場合、ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置にインターネットを介して送信する送信手段と、個人情報管理装置からインターネットを介して送信されてきた、リソース情報に基づいて検索された空間に存在する機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な情報として、機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を受信するとともに、個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータを受信する受信手段とを備え、送信手段は、さらにローカルエリアネットワークを介して、受信手段により受信された利用許可情報を周辺装置管理装置に送信するとともに、受信手段により受信されたデータを機器に送信することを特徴とする。
本発明の携帯端末装置の情報処理方法は、取得手段は、ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と通信し、ローカルエリアネットワークを介して周辺装置管理装置に接続されて、空間に存在し、定期的に検出され管理される機器のうち、携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するソース情報を所定の時間ごとに取得し、記憶し、送信手段は、取得手段により所定の時間ごとに取得され、記憶されたリソース情報を、ユーザからデータの要求があった場合、ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置にインターネットを介して送信し、受信手段は、個人情報管理装置からインターネットを介して送信されてきた、リソース情報に基づいて検索された空間に存在する機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な情報として、機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を受信するとともに、個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータを受信し、送信手段は、さらにローカルエリアネットワークを介して、受信手段により受信された利用許可情報を周辺装置管理装置に送信するとともに、受信手段により受信されたデータを機器に送信することを特徴とする。
本発明の第2の記録媒体のプログラムは、ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と通信し、ローカルエリアネットワークを介して周辺装置管理装置に接続されて、空間に存在し、定期的に検出され管理される機器のうち、携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するソース情報を所定の時間ごとに取得し、記憶する取得手段と、取得手段により所定の時間ごとに取得され、記憶されたリソース情報を、ユーザからデータの要求があった場合、ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置にインターネットを介して送信する送信手段と、個人情報管理装置からインターネットを介して送信されてきた、リソース情報に基づいて検索された空間に存在する機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な情報として、機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を受信するとともに、個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータを受信する受信手段として機能させ、送信手段は、さらにローカルエリアネットワークを介して、受信手段により受信された利用許可情報を周辺装置管理装置に送信するとともに、受信手段により受信されたデータを機器に送信することを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と通信し、ローカルエリアネットワークを介して周辺装置管理装置に接続されて、空間に存在し、定期的に検出され管理される機器のうち、携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するソース情報を所定の時間ごとに取得し、記憶する取得手段と、取得手段により所定の時間ごとに取得され、記憶されたリソース情報を、ユーザからデータの要求があった場合、ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置にインターネットを介して送信する送信手段と、個人情報管理装置からインターネットを介して送信されてきた、リソース情報に基づいて検索された空間に存在する機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な情報として、機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を受信するとともに、個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータを受信する受信手段として機能させ、送信手段は、さらにローカルエリアネットワークを介して、受信手段により受信された利用許可情報を周辺装置管理装置に送信するとともに、受信手段により受信されたデータを機器に送信することを特徴とする。
本発明の個人情報管理装置は、携帯端末装置を携帯するユーザの移動先の空間に存在し、周辺装置管理装置にローカルエリアネットワークを介して接続されている機器に関する周辺装置管理装置に定期的に検出され、管理されており、携帯端末装置により所定の時間ごとに取得された携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するリソース情報を、ユーザからデータの要求があった場合、携帯端末装置からインターネットを介して取得する取得手段と、取得手段により取得されたリソース情報に基づいて、携帯端末装置が機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な機器を検索するとともに、機器を利用してデータを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、データのフォーマットを変換する処理、および検索された機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を周辺装置管理装置から取得する処理を行う処理手段と、処理手段により取得された利用許可情報、および処理手段により検索された機器により再生、表示するデータをネインターネットを介して携帯端末装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
処理手段は、携帯端末装置が利用する機器が処理可能なフォーマットを検索し、送信手段は、データを検索されたフォーマットに変換して携帯端末装置に送信するようにすることができる。
本発明の個人情報管理装置の個人情報管理方法は、取得手段は、携帯端末装置を携帯するユーザの移動先の空間に存在し、周辺装置管理装置に定期的に検出され、管理されており、携帯端末装置により所定の時間ごとに取得された携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するリソース情報を、ユーザからデータの要求があった場合、携帯端末装置からインターネットを介して取得し、処理手段は、取得手段により取得されたリソース情報に基づいて、携帯端末装置が機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な機器を検索するとともに、機器を利用してデータを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、データのフォーマットを変換する処理、および検索された機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を周辺装置管理装置から取得する処理を行い、送信手段は、処理手段により取得された利用許可情報、および処理手段により検索された機器により再生、表示するデータをインターネットを介して携帯端末装置に送信することを特徴とする。
本発明の第3の記録媒体のプログラムは、携帯端末装置を携帯するユーザの移動先の空間に存在し、周辺装置管理装置に定期的に検出され、管理されており、携帯端末装置により所定の時間ごとに取得された携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するリソース情報を、ユーザからデータの要求があった場合、携帯端末装置からインターネットを介して取得する取得手段と、取得手段により取得されたリソース情報に基づいて、携帯端末装置が機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な機器を検索するとともに、機器を利用してデータを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、データのフォーマットを変換する処理、および検索された機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を周辺装置管理装置から取得する処理を行う処理手段と、処理手段により取得された利用許可情報、および処理手段により検索された機器により再生、表示するデータをインターネットを介して携帯端末装置に送信する送信手段として機能させることを特徴とする。
本発明の第3のプログラムは、携帯端末装置を携帯するユーザの移動先の空間に存在し、周辺装置管理装置に定期的に検出され、管理されており、携帯端末装置により所定の時間ごとに取得された携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するリソース情報を、ユーザからデータの要求があった場合、携帯端末装置からインターネットを介して取得する取得手段と、取得手段により取得されたリソース情報に基づいて、携帯端末装置が機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な機器を検索するとともに、機器を利用してデータを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、データのフォーマットを変換する処理、および検索された機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を周辺装置管理装置から取得する処理を行う処理手段と、処理手段により取得された利用許可情報、および処理手段により検索された機器により再生、表示するデータをインターネットを介して携帯端末装置に送信する送信手段として機能させることを特徴とする。
本発明の情報処理システムおよび方法においては、携帯端末装置により、移動先の空間において、周辺装置管理装置が定期的に検出し、管理する機器のうち、携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の前記機器のリソース情報が所定の時間ごとに取得されて記憶されユーザからデータの要求があった場合、インターネットを介してリソース情報が個人情報管理装置に送信され、個人情報管理装置により、帯端末装置により前記所定の時間ごとに取得され、記憶された前記リソース情報が受信され、携帯端末装置が、移動先の空間において機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な機器を検索するとともに、機器を利用してデータを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、データのフォーマットを変換する処理、および検索された機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を周辺装置管理装置から取得する処理が行なわれ、利用許可情報および機器を利用して再生、表示するデータが、携帯端末装置にインターネットを介して送信され、携帯端末装置により、周辺装置管理装置により作成された機器の利用許可情報が周辺装置管理装置に送信されるとともに、データが機器に送信され、機器を利用してデータが再生、表示される。
本発明の周辺装置管理装置および方法、第1の記録媒体、並びに第1のプログラムにおいては、定期的に検出し、管理する機器のうち、ユーザにより携帯される携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の機器のリソース情報が、所定の時間ごとに提供され、携帯端末装置により、ローカルエリアネットワークに接続されている機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報が管理され、携帯端末装置により機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な生成された機器の利用許可情報を、インターネットを介して携帯端末装置のホームポジションに位置する個人情報管理装置に送信されるとともに、個人情報管理装置からインターネットを介して携帯端末装置に送信された利用許可情報を、携帯端末装置から受信し、携帯端末装置から利用許可情報が受信された場合、携帯端末装置に個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータの送信を許可する信号が送信される。
本発明の携帯端末装置および情報処理方法、第2の記録媒体、並びに第2のプログラムにおいては、ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と通信し、ローカルエリアネットワークを介して周辺装置管理装置に接続されて、空間に存在し、定期的に検出され管理される機器のうち、携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するソース情報が所定の時間ごとに取得されて、記憶され、所定の時間ごとに取得され、記憶されたリソース情報を、ユーザからデータの要求があった場合、ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置にインターネットを介して送信され、個人情報管理装置からインターネットを介して送信されてきた、リソース情報に基づいて検索された空間に存在する機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な情報として、機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報が受信されるとともに、個人情報管理装置の処理により機器を利用して再生、表示可能とされたデータが受信され、さらにローカルエリアネットワークを介して、受信された利用許可情報が周辺装置管理装置に送信されるとともに、受信されたデータが機器に送信される。
本発明の個人情報管理装置および方法、第3の記録媒体、並びに第3のプログラムにおいては、携帯端末装置を携帯するユーザの移動先の空間に存在し、周辺装置管理装置にローカルエリアネットワークを介して接続されている機器に関する周辺装置管理装置に定期的に検出され、管理されており、携帯端末装置により所定の時間ごとに取得された携帯端末から利用可能な通信範囲内の機器に関するリソース情報が、ユーザからデータの要求があった場合、携帯端末装置からインターネットを介して取得され、取得されたリソース情報に基づいて、携帯端末装置により機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な機器を検索するとともに、機器を利用してデータを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、データのフォーマットを変換する処理、および検索された機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を周辺装置管理装置から取得する処理が行われ、取得された利用許可情報、および検索された機器により再生、表示するデータがインターネットを介して携帯端末装置に送信される。
本発明によれば、アプリケーションデータを利用することができる。特に、より高品質のアプリケーションデータを利用することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した情報処理システムの構成例を示すブロック図である。ユーザAの自宅としての家10では、LAN(Local Area Network)14に、PDR(Personal DiRectory)機能を備える個人情報管理サーバ11、SDR(Space DiRectory)機能を備える周辺装置管理サーバ12、及び端末装置13が接続されている。このLAN14は、ルータ15を介してインターネット31と接続されている。また、ユーザAは、MDR(Mobile DiRectory)機能を備える携帯端末装置21を有している。PDR機能、SDR機能、MDR機能については、それぞれ図5、図7または図9を参照して後述する。
ユーザAの友人であるユーザBの家40も、家10と基本的に同様の構成を有している。即ち、例えば、家40にはLAN44が設けられ、PDR機能を有する個人情報管理サーバ41,SDR機能を有する周辺装置管理サーバ42、および端末装置43が接続されている。LAN44はルータ45を介してインターネット31に接続されている。
図2は、家10の内部の機器をさらに詳細な構成を説明するためのブロック図である。図2における録画装置62とPC(Personal Computer)64,65は、図1の端末装置13に対応する具体的な装置である。また、アクセスポイント(以下、AP(Access Point)と略記する。)61,63は、携帯端末装置21がLAN14に接続されている装置として無線通信するための、例えば、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等によりなる装置である。
PDR機能を有する個人情報管理サーバ11は、ユーザAの個人情報を必要に応じて暗号化して記憶している。個人情報は、単に、名前、住所などユーザAを特定するための情報だけでなく、嗜好情報、認証情報、他のユーザからもらった情報、その他、ユーザAに関連する様々な情報を含む。また、個人情報管理サーバ11には、図示せぬ認証局(以下、CA(Certificate Authority)と略記する)により発行された、公開鍵を有する電子証明書(図15を参照して後述する)が保存されている。また、図17を参照して後述する秘密鍵K11および公開鍵K12が保存されている。
PDR機能を備える個人情報管理サーバ11は、インターネット31上のサービスプロバイダが管理するサーバ上に設けるようにしてもよい。
SDR機能を有する周辺装置管理サーバ12には、家10のLAN14に接続されている録画装置62、PC64,65等の各種の情報処理装置(機器)の情報、各情報処理装置のID(IDentification)、アドレス、各情報処理装置において、利用可能なアプリケーションデータの情報、あるいはユーザAが設定したユーザA固有の設定情報等(以下、これらの接続機器に関する情報をリソース情報と総称する)が記録されている。
図3は、家40の内部の機器の構成をさらに詳細に説明するためのブロック図である。図3におけるテレビジョン受像機(以下、TV(TeleVision)と略記する)82とPC84は、図1の端末装置43に対応する具体的装置である。
PDR機能を有する個人情報管理サーバ41とSDR機能を有する周辺装置管理サーバ42は、上述した家10の個人情報管理サーバ11と周辺装置管理サーバ12と同様の装置である。即ち、個人情報管理サーバ41は、家40を自宅とするユーザBの個人情報を管理、制御し、周辺装置管理サーバ42は、LAN44に接続された各機器のリソース情報を管理、制御する。
このシステムにおいては、各家で、本人は元より、その友人に対しても、その家の所定の機器を、携帯端末装置を介して利用する機会が与えられる。このため、各家の所定の位置には、所定の間隔でAPが配置されている。
このため、携帯端末装置21はブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等の無線通信手段を有し、定期的に、最寄りのAPを介して所定の装置と通信を行う。例えば、家10であれば、個人情報管理サーバ11や周辺装置管理サーバ12との通信が行われ、家40であれば、周辺装置管理サーバ42との通信が行なわれる。携帯端末装置21は、携帯可能な小型のコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)などで構成され、ユーザAの個人情報の一部の他、周辺の装置のリソース情報(例えば、家40の機器の情報)を記憶する。
例えば、ユーザAが、携帯端末装置21を携帯し、家40を訪問した場合、携帯端末装置21は、LAN44に接続されたAP81,83のうち、最寄りのものを介して、定期的に周辺装置管理サーバ42と通信を行う。
携帯端末装置21は、例えば、ブルートゥースを用いた場合、自分自身をマスタとしてピコセル(通信エリア101,102)を形成する。ピコセルの検索処理は、携帯端末装置21の通信可能な装置を検索する処理として実行される。携帯端末装置21は、例えば、通信エリア101においてはAP81と、また移動後の通信エリア102においてはAP83と、それぞれ定期的に通信を行い、マルチキャスト送信を行うことで、周辺装置管理サーバ42を検出する。
従って、例えば、家40が3階立てであり、ユーザAが、1階にいて周辺管理装置サーバ42が3階にあったとしても、携帯端末装置21は、最寄りのAP(通信エリア101内のAP81)とLAN44を介することで周辺装置管理サーバ42と通信し、その存在を認識することができる。なお、AP機能(例えば、ブルートゥースのような無線通信装置)を周辺装置管理サーバ42に備えることにより、携帯端末装置21と周辺装置管理サーバ42とが直接、通信を行うようにしてもよい。
また、SDR機能を有する周辺装置管理サーバ42は、自らの管理する空間(家40)に所定の携帯端末装置(例えば、携帯端末装置21)が入った場合、その携帯端末装置がホームポジションの装置と通信を行う手段を提供する。例えば、図3に示されるように、ユーザAの携帯端末装置21が家40の空間に入った場合、周辺装置管理サーバ42は、携帯端末装置21のホームポジション(対応する個人情報管理サーバ11または周辺装置管理サーバ12が配置されている位置)の個人情報管理サーバ11または周辺装置管理サーバ12とインターネット31を介して通信させる。
MDR機能を有する携帯端末装置21は、PDR機能またはSDR機能を有する装置と通信し、同期することにより、携帯端末装置21のユーザAの個人情報の一部や、携帯端末装置21のその位置の周辺の装置のリソース情報を定期的に更新、管理する。
図4は、個人情報管理サーバ11の構成例を示すブロック図である。主制御部131には、CPU(Central Processing Unit)132、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等で構成される主メモリ133が設けられている。CPU132は、ROMあるいは記憶部136に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行する。RAMにはまた、CPU132が各種の処理を実行する上において必要なデータ等が適宜記憶される。
出力部134には、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置、スピーカなどの音声出力装置が設けられ、入力部135には、キーボード、マウス等が設けられている。また、記憶部136には、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発メモリ等により構成され、通信部137は、LANカード、モデムなどの有線通信装置の他、ブルートゥース等の無線通信装置が設けられている。
また、ドライブ138には、本発明のプログラムが記録された記録媒体として、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等のリムーバブルメディア139が装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて、記憶部136にインストールされる。
図5は、CPU132の機能的構成例(即ち、PDR機能の構成例)を表すブロック図である。個人情報管理部161は、権利情報管理部171、ユーザ情報管理部172、および周辺リソース情報管理部173で構成されている。
権利情報管理部171は、他の装置とアクセスするためのアクセス権等を管理し、認証部162に外部の装置からのアクセスの正当性の確認のためにチャレンジレスポンス等の認証処理を実行させる。記憶制御部163は、受信したアクセス権を記憶部136に記憶させる。
ユーザ情報管理部172は、携帯端末装置21に対し、携帯端末装置21から要求されたアプリケーションデータを記憶している装置を、記憶部136に記憶されているアプリケーションデータのデータリストの中から検索し、検索された装置(例えば、PC64,65)からアプリケーションデータを取得する。取得されたアプリケーションデータや、ユーザAの個人情報の一部は、通信制御部164から通信部137を介して携帯端末装置21に送信される。
周辺リソース情報管理部173は、家10のLAN14に接続されている機器に関するリソース情報を管理すると共に、携帯端末装置21から供給されたリソース情報(たとえば、家40の周辺装置管理サーバ42が管理しているリソース情報)を取得し、管理する。また、周辺リソース情報管理部173は、取得したリソース情報を利用して、携帯端末装置21から、要求されたアプリケーションデータを表示(処理)可能なアプリケーションを家40の装置の中から検索し、対応する(表示可能な)アプリケーションが家40に存在しない場合、家40の装置にインストールされているアプリケーションの中で、フォーマット変換することで表示可能になるアプリケーションを検索し、データフォーマット変換部165にアプリケーションデータをそのフォーマットに変換させる。
データフォーマット変換部165は、自ら(個人情報管理サーバ11が)変換することができないフォーマットの場合、家10の周辺装置管理サーバ12にフォーマット変換可能な装置を検索させ、検索結果を受信し、変換可能な装置にアプリケーションデータのフォーマットの変換を実行させる。
記憶制御部163は、各部からの命令に従い、記憶部136を制御することで、指令されたデータの記憶、または読み出しを行う。記憶部136には、CAから発行された秘密鍵と電子証明書が記録されている。
通信制御部164は、各部からの命令に従い、通信部137を制御することで、指令されたデータ、または信号をLAN14を介して送受信する。
図6は、周辺装置管理サーバ42の構成例を示すブロック図である。その構成は、図4に示した個人情報管理サーバ11の構成と同様であり、図6の主制御部191乃至リムーバブルメディア199は、図4の主制御部131乃至リムーバブルメディア139に対応している。各部の機能は、図4の場合と同様である。
図7は、CPU192の機能的構成例(即ち、SDR機能の構成例)を表すブロック図である。個人情報管理部221は、権利情報管理部231、装置情報管理部232、およびネットワーク情報管理部233で構成されている。
権利情報管理部231は、外部の装置が自分に(周辺装置管理サーバ42)または、自分が管理する装置に対してアクセスするためのアクセス権(図20を参照して後述する)を管理する。また、外部の装置がアクセスして来た場合、権利情報管理部231は、認証部222にチャレンジレスポンスの結果やアクセス権の有効性等を判断させる。認証部222は、アクセスしてきた外部の装置のアクセスの正当性を確認し、その結果を権利情報管理部231に供給する。
装置情報管理部232は、記憶部196に記憶されている、家40のLAN44に接続されている装置のリソース情報を管理し、必要に応じて携帯端末装置21等の外部の装置にリソース情報を出力する。また、装置情報管理部232は、LAN44に新たな装置が接続された場合、新たに接続された装置のリソース情報を取得し、記憶部196に記憶させる。
ネットワーク情報管理部233は、携帯端末装置21からのアクセスを管理する。また、ネットワーク情報管理部233は、携帯端末装置21が、家10の個人情報管理サーバ11にインターネット31を介しアクセスする場合、AP81,83や通信部197に設けられているブルートゥース等の無線通信装置の使用を制御する。
記憶制御部223は、各部からの命令に従い、記憶部196を制御することで、指令されたデータの記憶、または読み出しを行う。
通信制御部224は、各部からの命令に従い、通信部197を制御することで、指令されたデータ、または信号をLAN44を介して送受信する。
なお、図示は省略するが、家10の周辺装置管理サーバ12も家40の周辺装置管理サーバ42と同様に構成されており、家40の個人情報管理サーバ41も家10の個人情報管理サーバ11と同様に構成されている。
図8は、携帯端末装置21の構成例を示すブロック図である。主制御部261には、CPU262、ROMやRAMで構成される主メモリ263が設けられている。また、CPU262は、ROMまたは記憶部266に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行する。RAMにはまた、CPU262が各種の処理を実行する上において必要なデータ等が適宜記憶される。
出力部264には、LCDなどの表示装置やスピーカなどの音声出力装置が、また、入力部265には、ボタンやポインティングデバイス等がそれぞれ設けられている。記憶部266は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発メモリ等により構成され、通信部267は、ブルートゥースなどの無線通信装置が設けられている。
スロット268には、本発明のプログラムが記録された記録媒体として、例えば、半導体メモリ等のリムーバブルメディア269が装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて、記憶部266にインストールされる。
図9は、CPU262の機能的構成例(即ち、MDR機能の構成例)を示すブロック図である。ユーザ操作情報取得部290は、ユーザAが入力部265を用いて入力するユーザAの操作情報を取得し、個人情報管理部291に供給する。個人情報管理部291は、権利情報管理部301、ユーザ情報管理部302、および周辺リソース情報管理部303で構成されている。
権利情報管理部301は、外部の装置に対してアクセスするためのアクセス権を管理し、また、外部の装置に対してアクセスを行う場合に、認証部292に、チャレンジレスポンスやアクセス権を送信させることによりアクセスの正当性を確認させる。さらに、認証部292は、外部装置との認証時に記憶制御部293が記憶部266から読み出す秘密鍵によるチャレンジコードの暗号化を行う。
ユーザ情報管理部302は、図5のユーザ情報管理部172により管理されているユーザの個人情報の一部を管理する他、ユーザ操作情報取得部290から供給されるユーザAが要求するアプリケーションデータの取得処理を管理する。また、ユーザ情報管理部302は、必要に応じて記憶しているデータを読み出し、表示制御部295に出力し、出力部264に表示させる。
周辺リソース情報管理部303は、最寄りのAPを介して各装置に対して、定期的にマルチキャスト送信を行うことで、例えば、周辺装置管理サーバ42を検出する。また、周辺リソース情報管理部303は、周辺装置管理サーバ42から送信されるリソース情報を管理する。
記憶制御部293は、各部からの命令に従い、記憶部266を制御することで、指令されたデータの記憶、または読み出しを行う。記憶部266には、CAより発行された公開鍵を含む電子証明書が記録されている。この公開鍵は、図5の記憶部136に記録されている秘密鍵と対をなす鍵である。また、図17を参照して後述する秘密鍵K1および公開鍵K2が保存されている。
通信制御部294は、各部からの命令に従い、通信部267を制御することで、指令されたデータ、または信号を送受信する。
表示制御部295は、各部からの命令に従い、LCD等で構成される出力部264を制御し、データを表示させる。
図10は、PC64の構成例を示すブロック図である。CPU331は、ROM332に記憶されているプログラム、または記憶部339からRAM333にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM333にはまた、CPU331が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU331、ROM332、およびRAM333は、バス334を介して相互に接続されている。このバス334にはまた、入出力インタフェース335も接続されている。
入出力インタフェース335には、キーボード、マウスなどよりなる入力部336、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部337、ハードディスクなどより構成される記憶部339、モデム、ターミナルアダプタなどより構なされる通信部338が接続されている。通信部338は、LAN14やインターネット31を介して他の装置との通信処理を行う。
入出力インタフェース335にはまた、ドライブ340が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア341が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部339にインストールされる。
PC65,84も図10と基本的に同様の構成であるので、図示を省略し、必要に応じて同図をこれらの構成としても適宜引用する。
図11は、PC64のCPU331の機能的構成例を示すブロック図である。通信制御部371は、通信部338を介して、受信した指令をデータ検索部372に供給し、データ検索部372は、供給された指令に従って、記憶部339から指令されたアプリケーションデータを検索し、読み出す。通信制御部371は、読み出されたアプリケーションデータを送信する。
図12は、PC84のCPU331の機能的構成例を示すブロック図である。通信制御部401は、通信部338を介して、受信した携帯端末装置21からの指令とデータを表示制御部402に供給し、表示制御部402は、供給された指令に従って、供給されたデータをLCD等の表示装置で構成される出力部336に出力し、表示させる。
図13は、PC65のCPU331の機能的構成例を示すブロック図である。通信制御部431は、通信部338を介して受信した指令とデータをデータフォーマット変換部432に供給する。データフォーマット変換部432は、供給された指令に従って、データのフォーマットを所定のフォーマットに変換する。また、通信制御部431は、フォーマットが変換されたデータを送信する。
次に、このシステムの動作について説明する。今、図3に示されるようにユーザAが携帯端末装置21を携帯してユーザBの家40を訪問し、自分自身が保持するアプリケーションデータを家40の装置を利用して表示させるものとする。
この場合、最初に、携帯端末装置21と周辺装置管理サーバ42との間で、図14のフローチャートに示される処理が実行される。ステップS1において、携帯端末装置21の周辺リソース管情報理部303は、予め設定された所定の時間、例えば、5分が経過したか否かを判定する。5分が経過したと判定された場合、ステップS2において、周辺リソース情報管理部303は、通信制御部294を制御して、通信部267に、周辺装置管理サーバ42に対する問い合わせパケットをAP81とAP83のうち、最寄りのAPからLAN44を介して、それに接続されている各装置にマルチキャスト送信する。図3の構成の場合、TV82、個人情報管理サーバ41、周辺装置管理サーバ42、およびPC84に問い合わせがマルチキャストされる。
この問い合わせは、各装置により受信されるが、周辺装置管理サーバ42以外の装置は、その問い合わせは、自分宛ではないので無視する。周辺装置管理サーバ42は、ステップS31において、この問い合わせが自分宛なので取得する。具体的には、通信制御部224は、通信部197がLAN44を介して受信した問い合わせが自分宛のものか否かを判定し、自分宛のものなので取得し、ネットワーク情報管理部233に供給する。
ステップS32において、ネットワーク情報管理部233は、通信制御部224を制御して、通信部197から、自己のアドレス(ブルートゥースデバイス・アドレス)、および携帯端末装置21と周辺装置管理サーバ42間の同期通信を可能とするためのクロック情報等を含むFHS(Frequency Hopping Sequence)パケットを携帯端末装置21に送信する。なお、携帯端末装置21のアドレスは、その問い合わせに記述されていたものが使用される。ステップS3において、通信制御部294は通信部267を介してこのパケットを受信すると、周辺リソース情報管理部303に供給する。周辺リソース情報管理部303は、受信したFHSパケットから周辺装置管理サーバ42のブルートゥースデバイス・アドレスと、ブルートゥースクロック情報を抽出する。
周辺リソース情報管理部303は、周辺装置管理サーバ42から受信したFHSパケットに基づいて、ピコセル情報を記憶する。即ち、周辺装置管理サーバ42の識別子としての周辺装置管理サーバ42のブルートゥースデバイス・アドレス、さらに、周辺装置管理サーバ42からのFHSパケットから抽出されるクロック情報に含まれる周波数ホッピング情報、パワーセーブ条件などの通信に必要な情報をピコセル情報として記憶する。
ステップS4において、周辺リソース情報管理部303は、周辺装置管理サーバ42にID(IDentification)パケットを送信する。このIDパケットには、携帯端末装置21を識別する情報が記述されている。ネットワーク情報管理部233は、ステップS33で、このIDパケットを受信する。
ステップS34において、ネットワーク情報管理部233は、IDパケットを受信したことの確認として、そのIDパケットに記述されていた識別情報を携帯端末装置21に送信する。周辺リソース情報管理部303は、ステップS5において、この返信としての識別情報を受信する。これにより通信が正しく行われていることが確認される。
ステップS6において、周辺リソース情報管理部303は、周辺装置管理サーバ42に対してFHSパケットを送信する。ネットワーク情報管理部233は、ステップS35において、これを受信する。
ステップS36において、ネットワーク情報管理部233は、受信したFHSパケットに含まれるブルートゥースデバイス・アドレスとブルートゥースクロック情報を抽出し、同期するため、携帯端末装置21のブルートゥースクロックに自分のクロックを合わせ、FHSパケットの受信確認として再びIDパケットを携帯端末装置21に送信する。周辺リソース情報管理部303は、ステップS7において、これを受信する。
従って、携帯端末装置21と周辺装置管理サーバ42は周波数ホッピングパターンをチャネル周波数ホッピングパターンに切り替えることで、通信フェーズに状態遷移する。
ステップS8において、周辺リソース情報管理部303は、リソース情報の要求を携帯端末装置21の証明書(この証明書は個人情報管理サーバ11の秘密鍵、およびCAにより署名されている)と共に、周辺装置管理サーバ42に送信する。ネットワーク情報管理部233は、ステップS37において、これを受信する。
図15は、電子証明書の例を示す図である。この電子証明書は、図15に示されるように、「電子証明書のバージョン番号」、「電子証明書の通し番号」、「署名に用いたアルゴリズムとパラメータ」「認証局の名前」、「証明書の有効期限」、および「公開鍵」が含まれている。勿論、図示は省略するが、これらの他、認証局が作成した電子書名(デジタル署名)が付加されている。
この電子証明書は、図示せぬ認証局(CA)より、携帯端末装置21に対して発行されたものである(CAから個人情報管理サーバ11経由で取得され、携帯端末装置21に記憶されている)。
図14に戻り、ステップS38において、認証部222は、チャレンジコード(認証部222が生成した乱数)を携帯端末装置21に送信する。携帯端末装置21の権利情報管理部301は、ステップS9において、これを受信し、認証部292に供給する。認証部292は、記憶している秘密鍵を用いて、チャレンジコードを暗号化し、レスポンスコードを生成する。ステップS10において、認証部292は、生成したレスポンスコードを周辺装置管理サーバ42に送信する。ステップS39において、権利情報管理部231はこれを受信し、認証部222に供給する。
ステップS40において、認証部222は、ステップS38で送信したチャレンジコードを、ステップS37で受信した電子証明書に付加されている公開鍵を用いて復号する。復号の結果得られたコードが、ステップS38で送信したチャレンジコード(乱数)と同一であれば、次に、認証部222は、インターネット31を介してCAにアクセスし、ステップS37で受信した電子証明書がCAの電子証明書の失効リストに掲示されているか否かを検査する。
復号して得られたコードがチャレンジコードと異なるコードであった場合、または電子証明書が失効リストに掲示されている場合、ステップS40において、認証部222は、携帯端末装置21に対し、エラー通知を送信する(拒否)。携帯端末装置21は、この通知をステップS11で受信する。このとき、以降の処理は中止される。即ち、復号して得られたコードがチャレンジコードと同一であるか否かを判定することで、なりすましを防ぐことができる。また、CAの失効リストに登録されているか否かを判定することで、電子証明書が有効期限内であっても、盗難や紛失等の理由でユーザにより電子証明書の失効届けが出されている電子証明書の不正利用を防止することができる。
復号して得られたコードがチャレンジコードと一致し、かつ、電子証明書が失効リストに存在しない場合、認証部222は、携帯端末装置21の周辺装置管理サーバ42に対するアクセスの正当性が認められる(OK)と判定する。このとき、ステップS41において、装置情報管理部232は、携帯端末装置21にリソース情報を送信する。
周辺リソース情報管理部303は、ステップS12でリソース情報を受信するとステップS13でこれを記憶する。
以上の処理が定期的(5分毎)に行われるため、携帯端末装置21は、任意の位置に移動し、その移動先で利用可能な装置に関するリソース情報を得ることができる。
なお、携帯端末装置21と周辺装置管理サーバ42との間で、共通の秘密のデータを保持し、チャレンジにこのデータを組み合わせて演算することでレスポンスを生成するようにしてもよい。
図16は、図14のステップS41において、周辺装置管理サーバ42から携帯端末装置21に送信されるリソース情報の例を示す図である。このリソース情報は、装置情報管理部232が、LAN44に接続されている装置として定期的に検出し、把握する装置であって、そのときの携帯端末装置21の位置に最寄りのAPの近傍の装置(その位置の携帯端末装置21から利用可能な装置)に関する情報である。
図16では、TV82とPC84の両方が利用可能とされている。物理的に利用可能な位置にあったとしても、ユーザBが他人に利用できない装置、機能として設定した場合、その装置、機能は対象外とされる。なお、図16に設けられている1乃至45の番号は、行番号であり、説明の便宜上、設けたものである。
図16の第1行目の記述「<?xml version="1.0"?>」は、リソース情報がXML文書であることを表している。ルート要素である第2行目の記述「<装置情報>」と第45行目の記述「</装置情報>」は、第2行目乃至第44行目の記述が、周辺装置管理サーバ42の管理する装置情報を表していることを示している。
また、第3行目の記述「<PC84>」と第12行目の記述「</PC84>」は、第4行目乃至第11行目の記述が、PC84の情報を示していることを表している。第4行目の記述「<OS>OperatingSystemA</OS>」は、PC84のOS(OperatingSystem)が「OperatingSystemA」であることを示している。第5行目の記述「<再生可能なformat>.vsd</再生可能なformat>」では、要素内容に拡張子「.vsd」が記述されており、PC84が、VISIO(登録商標)ファイルを再生することが可能であることを示している。
また、第6行目の記述「<再生可能なformat>.html</再生可能なformat>」では、要素内容に拡張子「.html」が記述されており、インターネットのホームページに使われブラウザで表示できるハイパーテキスト記述のファイルが再生可能であることを示している。また、第7行目の記述「<言語>日本語</言語>」は、対応言語が「日本語」であることを示している。
第8行目の記述「<ネットワーク情報>」と第10行目の記述「</ネットワーク情報>」では、第9行目の記述が、PC84のネットワーク上の情報を示していることを表している。また、第9行目の記述「<IPアドレス>43.XX.XX.XX</IPアドレス>」は、PC84のIP(Internet Protocol)アドレスが「43.XX.XX.XX」であることを示している。さらにまた、第9行目の記述「<deviceType>Personal Computer</deviceType>」は、PC84という装置がパーソナルコンピュータであることを示している。
第13行目の記述「<TV82>」と第44行目の記述「</TV82>」は、第14行目乃至第43行目の記述がTV82の情報が記述されていることを表している。
第14行目の記述「<ネットワーク情報>」と第16行目の記述「</ネットワーク情報>」は、第15行目の記述がTV82のネットワーク上の情報であることを表している。また、第15行目の記述「<IPアドレス>XX.XX.XX.XX</IPアドレス>」は、TV82のネットワーク上のIPアドレスが「XX.XX.XX.XX」であることを表している。さらに、第17行目の記述「<deviceType>TV tuner</deviceType>」は、TV82が、テレビジョン受像機であることを表している。
第18行目の記述「<service>」と第43行目の記述「</service>」は、第19行目乃至第42行目の記述が、TV82が外部の装置(例えば、携帯端末装置21)に提供するサービス内容を表している。第19行目の記述「<serviceType>tune channel</serviceType>」は、TV82は、外部の装置に対して、チャンネル操作を提供することを表している。
第20行目の記述「<controlUrl>」と第42行目の記述「</controlUrl>」は、第21行目乃至第41行目の記述が、第21行目の記述「URL for control」に示されているように、TV82のチャンネルを操作するための情報が、URL(Uniform Resource Locator)上に記録されていることを示している。
第22行目の記述「<actionList>」と第41行目の記述「</actionList>」は、第23行目乃至第40行目の記述にTV82のチャンネルを操作するための動作情報の種類が記述されていることを表している。
第23行目の記述「<action>」と第28行目の記述「</action>」は、第24行目乃至第27行目の記述に、動作情報が示されていることを表している。また、第24行目の記述「<name>電源ON/OFF</name>」は、動作種目がTV82の電源のON/OFFに関することであることを表している。第25行目の記述「<argumentList>」と第27行目の記述「</argumentList>」は、第26行目に、実際に電源をON/OFFするため、例えば、<argument>aaaaaaaa</argument>のようなコマンドがリスト化されて記述されることを表している。「aaaaaaaa」のところにTV82の電源のON/OFFするためのコマンドが記述されるが、図16では、記述が長くなるので省略し、「<argument/>」とし、空要素が記述されている。
第29行目の記述「<action>」と第34行目の記述「</action>」は、第30行目乃至第33行目の記述が、動作情報を示していることを表している。また、第30行目の記述「<name>チャンネルを変更する</name>」は、動作種目がTV82のチャンネルを変更することに関することであることを表している。第31行目の記述「<argumentList>」と第33行目の記述「</argumentList>」は、第32行目に、実際にチャンネルを変更するための、例えば、<argument>bbbbbbbb</argument>のようなコマンドがリスト化されて記述されていることを表している。「bbbbbbbb」のところにTV82のチャンネルを変更するためのコマンドが記述されるが、図16では、記述が長くなるので省略し、「<argument/>」とし、空要素が記述されている。
第35行目の記述「<action>」と第40行目の記述「</action>」は、第36行目乃至第39行目の記述が、動作情報を示していることを表している。また、第36行目の記述「<name>ボリュームを変更する</name>」は、動作種目がTV82のボリュームを操作することに関することを表している。第37行目の記述「<argumentList>」と第39行目の記述「</argumentList>」は、第38行目に、実際にボリュームを変更するための、例えば、<argument>cccccccc</argument>のようなコマンドがリスト化されて記述されていることを表している。「cccccccc」のところにTV82のボリュームを変更するためのコマンドが記述されるが、図16では、記述が長くなるので省略し、「<argument/>」とし、空要素が記述されている。
以上のようにして、リソース情報が得られた後、ユーザAがアプリケーションデータをユーザBの家40で表示させるには、そのアプリケーションデータを、ユーザAの家10から携帯端末装置21に取り込む処理が行われる。図17と図18は、この場合の処理を表している。
ユーザAは、入力部265の所定のボタンを押下することにより、家10の装置に記録されているアプリケーションデータであって、ユーザBの家40で表示したいものの転送の要求を指令する。ステップS51において、ユーザ操作情報取得部290は、この指令を取得する。
ステップS52において、認証部292は、個人情報管理サーバ11のIPアドレス、個人情報管理サーバ11に対する秘密鍵K1によって署名(暗号化)されたアクセス要求のためのメッセージ、および公開鍵K2を周辺装置管理サーバ42に送信し、それを個人情報管理サーバ11にさらに送信するように要求する。具体的には、認証部292は、アクセス要求のためのメッセージからハッシュ関数を用いてダイジェストを生成し、ダイジェストを秘密鍵K1によって署名(暗号化)する。その後、認証部292は、個人情報管理サーバ11のIPアドレス、アクセス要求のためのメッセージ、生成したダイジェスト、および公開鍵K2を、権利情報管理部301を介し、周辺装置管理サーバ42に送信し、それを個人情報管理サーバ11にさらに送信するように要求する。ステップS71において、ネットワーク情報管理部233は、これを受信する。
ステップS72において、ネットワーク情報管理部233は、個人情報管理サーバ11に対して署名されたアクセス要求のためのメッセージ、および公開鍵K2を、そのIPアドレスに向けて送信する。ステップS81において、認証部162は、通信部137から通信制御部164、および権利情報管理部171を介して携帯端末装置21から署名されたメッセージ(平文のメッセージと、暗号化されたダイジェスト)、および公開鍵K2を受信する。
個人情報管理サーバ11と携帯端末装置21が周辺装置管理サーバ42を介して通信処理を行うのは、ブルートゥース機能のみ有している携帯端末装置21は、通信エリア外に存在する個人情報管理サーバ11と直接通信処理を行ことが困難なためである。なお、以上においては、周辺装置管理サーバ42がブルートゥースのアクセスポイントの機能を兼ねるようにしているが、周辺装置管理サーバ42と別に、ブルートゥースのアクセスポイントを設けるようにしてもよい。
ステップS82において、認証部162は、受信したアクセス要求のメッセージ、および公開鍵K2に基づいて、署名を検証する。具体的には、受信した平文のメッセージから、携帯端末装置21が有するものと同一のハッシュ関数を用いてダイジェストが生成され、暗号化されているダイジェストが公開鍵K2を用いて復号され、ステップS52で認証部292によって生成されたダイジェストが検出され、生成されたダイジェストと復号(検出)されたダイジェストが比較され、一致するか否かが判定される。生成されたダイジェストと復号(検出)されたダイジェストが一致しないと判定された場合、ステップS82において、認証部162は、エラー通知を周辺装置管理サーバ42に送信する(拒否)。ネットワーク情報管理部233は、ステップS73において、これを受信する。ステップS74において、ネットワーク情報管理部233は、個人情報管理サーバ11から受信したエラー通知を携帯端末装置21に送信する。認証部292は、ステップS53において、これを受信する。このとき、それ以降の処理は中止される。
これに対して、ステップS82で生成されたダイジェストと復号(検出)されたダイジェストが一致すると判定された場合、認証部162は、ステップS83において、秘密鍵K11で署名したアクセス許可を示すためのメッセージ、および公開鍵K12を携帯端末装置21に送信する。
すなわち、認証部162は、アクセス許可を示すメッセージからハッシュ関数を用いてダイジェストを生成し、ダイジェストを秘密鍵K11によって署名(暗号化)する。その後、認証部162は、アクセス許可を示すメッセージ、生成したダイジェスト、および公開鍵K12を、権利情報管理部171を介し、周辺装置管理サーバ42に送信する。ネットワーク情報管理部233は、ステップS75において、これを受信する。ステップS76において、ネットワーク情報管理部233は、個人情報管理サーバ11から受信した署名されたメッセージ(平文のメッセージと暗号化されたダイジェスト)、および公開鍵K12を携帯端末装置21に送信する。認証部292は、ステップS54において、通信部267から、通信制御部294、および権利情報管理部301を介し、これを受信する。
ステップS55において、認証部292は、受信したアクセス許可を示すメッセージ、および公開鍵K12に基づいて、署名を検証する。すなわち、受信された平文のメッセージから、ハッシュ関数を使ってダイジェストが生成され、暗号化されているダイジェストが公開鍵K12を用いて復号され、ステップS83で認証部162によって生成されたダイジェストが検出され、生成されたダイジェストと復号(検出)されたダイジェストが比較され、一致するか否かが検証される。以上のような認証処理により、携帯端末装置21と個人情報管理サーバ11の両者間での通信中のデータ秘匿が可能となる。また、以上の処理では、公開鍵K2および公開鍵K12が署名されたメッセージと共に送信され、個人情報管理サーバ11および携帯端末装置21のそれぞれが、公開鍵K2および公開鍵K12のそれぞれを取得するようにしたが、外部のサーバから取得するようにしてもよい。さらに、以上では、PKI(Public Key Infrastructure)方式を用いて、個人情報管理サーバ11と携帯端末装置21との認証処理を行うようにしたが、図28を参照して後述するように、共通秘密鍵方式を用いて認証処理を行ってもよい。
なお、以下同様に、携帯端末装置21と個人情報管理サーバ11との通信処理は、周辺装置管理サーバ42を介して行われるのであるが、簡略化するため、図17と図18には、周辺装置管理サーバ42を介するステップを省略し、携帯端末装置21と個人情報管理サーバ11が直接通信を行っているように記載する。
ステップS55において、生成されたダイジェストと復号(検出)されたダイジェストが、一致しないと判定された場合、認証部292は、個人情報管理サーバ11にエラー通知を送信する(拒否)。認証部162は、ステップS84において、これを受信する。このとき、それ以降の処理は中止される。これに対して、ダイジェストが一致すると判定された場合、ステップS56において、ユーザ情報管理部302は、図14のステップS13の処理で記憶した家40のリソース情報(図16)を携帯端末装置21に送信すると共に、家10の機器に記録してあるアプリケーションデータのデータリストの送信を要求する。周辺リソース情報管理部173は、ステップS85において、これを受信し、リソース情報を記録または更新する。
ユーザ情報管理部172は、LAN14に接続されている装置に記録されているアプリケーションデータのデータリストを予め作成し、常に管理しており、これをステップS86において、読み出し、送信する。ステップS57において、ユーザ情報管理部302は、これを受信すると表示制御部295に供給する。表示制御部295は、データリストをLCDを有する出力部264に出力し、表示する。ユーザAは、このリストを見て、家40で表示したいデータを、入力部265を操作して入力する。
ステップS58において、ユーザ操作情報取得部290は、ユーザAによって、データリストの中から、選択され、要求されたアプリケーションデータの情報を取得し、ステップS59において、ユーザ情報管理部302は、ユーザAにより指定されたアプリケーションデータを要求する信号を送信する。ユーザ情報管理部172は、ステップS87において、これを受信する。
ステップS88において、周辺リソース情報管理部173は、ステップS85で受信した家40のリソース情報から、携帯端末装置21により要求されたアプリケーションデータを再生、表示可能なアプリケーションがインストールされている装置を検索する。
図19は、個人情報管理サーバ11に記録されている個人情報のデータ構造例を示す図である。ユーザAの個人情報は、ツリー構造を成しており、ルートエントリ521から、コンテンツ531、嗜好情報532、履歴533、携帯端末装置周辺情報534、スケジュール535、およびアドレス帳536に分かれている。コンテンツ531は、オフィス551、ビデオ552、写真553、および音楽554に分かれている。さらに、携帯端末装置周辺情報534は、ネットワーク情報555、機器情報556、およびアクセス権情報557に分かれている。
オフィス551には、「FILE1.vsd」、「FILE2.doc」等のアプリケーションデータ名(ファイル名)が記録されている。図17のステップS86において送信されたデータリストは、オフィス551に記録されている「FILE1.vsd」、「FILE2.doc」等のアプリケーションデータ名をリスト化したものである。今、ユーザAが送信を要求しているアプリケーションデータは、「FILE1.vsd」とする。
また、装置情報556には、リソース情報(図16)として記録したPC84とTV82の情報が記録されている。PC84のデータ571は、図16の第3行目乃至第12行目に記述されているリソース情報である。今、ユーザAが、要求しているアプリケーションデータは「FILE1.vsd」であるので、データ571の「<再生可能なformat>.vsd</再生可能なformat>」に基づいて、図18のステップS88において、周辺リソース情報管理部173は、要求されたアプリケーションデータを再生、表示可能な装置として、PC84を検索する。
ステップS89において、ユーザ情報管理部172は、要求されたアプリケーションデータを記録しているPC64に対し、アプリケーションデータを要求する信号を送信する。PC64のデータ検索部372は、通信部338から通信制御部371を介してステップS111おいて、これを受信する。
ステップS112において、データ検索部372は、要求されたアプリケーションデータを記憶部339より読み出し、ステップS113において、通信制御部371は、アプリケーションデータを個人情報管理サーバ11に送信する。ユーザ情報管理部172は、ステップS90において、これを受信する。
ステップS91において、権利情報管理部171は、周辺装置管理サーバ42に対して、ステップS88で検索されたPC84にアクセスするためのアクセス権を要求する信号を携帯端末装置21に送信する。権利情報管理部231は、ステップS77において、これを受信する。
ステップS78において、権利情報管理部231は、アクセス権を作成する。図20は、アクセス権の例を示す図である。図20の例では、アクセス権は、「アクセス権のバージョン番号」、「アクセス権の通し番号」、「管理サーバ(周辺装置管理サーバ42)の名前」、「権利の範囲」、および「有効期限」で構成されている。いまの場合、「権利の範囲」に、使用対象アプリケーションとしてPC84が有するアプリケーションVISIOが記述されていると共に、使用許可装置として携帯端末装置21を識別する識別番号(権利情報管理部231が付与したもの)が記述されている。
ステップS79において、権利情報管理部231は、アクセス権(図20)を個人情報管理サーバ11に送信する。ステップS92において、権利情報管理部171は、これを受信する。
ステップS93において、権利情報管理部171は、ステップS92で取得したアクセス権、およびステップS90で取得したアプリケーションデータを携帯端末装置21に送信する。権利情報管理部301は、ステップS60において、アクセス権、およびアプリケーションデータを受信し、ステップS61においてこれを記憶する。
なお、アクセス権の授受も、暗号化して行うようにしてもよい。
以上の処理により、アクセス権とアプリケーションデータが取得されたので、家40でそのアプリケーションデータを表示させることが可能となる。この場合、さらに図21のフローチャートに示される処理が実行される。
ステップS161において、ユーザAは入力部265を操作して、PC84を利用したアプリケーションデータの表示を指令する。ユーザ操作情報取得部290は、この指令を取得する。ステップS162において、権利情報管理部301は、アクセス権(図20)を周辺装置管理サーバ42に送信する。認証部222は、ステップS181において、これを受信する。
ステップS182において、認証部222は、自ら(周辺装置管理サーバ42)発行したアクセス権であるか否か、また、有効期限が切れているか否か等を判定することにより、受信したアクセス権の有効性を確認する。認証部222は、アクセス権が有効ではないと判定した場合、エラー通知を携帯端末装置21に送信する。認証部292は、ステップS163において、これを受信する。このとき表示ができないことになる。
アクセス権が有効である場合、ステップS183において、権利情報管理部231は、携帯端末装置21に、アプリケーションデータの送信を許可することを示す信号を送信する。認証部292は、ステップS164において、これを受信する。
ステップS165において、ユーザ情報管理部302は、最寄りのAPおよびLAN44を介して、アプリケーションデータをPC84に送信する。ステップS201において、表示制御部402は、通信部338から通信制御部401を介してこれを受信すると、VISIOを起動し、ステップS202において、LCD等の表示装置で構成される出力部336にアプリケーションデータを再生、表示する。
図22と図23は、周辺装置管理サーバ42の管理する機器にユーザAが要求したアプリケーションデータを再生、表示可能なアプリケーションをインストールした装置が存在しない場合に、携帯端末装置21のアプリケーションデータを表示する処理を表している。
図22と図23の処理の場合、携帯端末装置21は、図14のステップS12で、図24に示されるようなリソース情報を受信する。図16のリソース情報と図24のリソース情報を比較して明らかなように、図16では第5行目の記述が「<再生可能なformat>.vsd</再生可能なformat>」となっているのに対して、図24の第5行目の記述は「<再生可能なformat>.pdf</再生可能なformat>」となっている。即ち、図24のPC84では、VISIOのファイルを表示することはできないが、PDFファイルが表示可能とされている。図24のその他の記述は図16における場合と同様である。
図17と図18の処理と同様に、ユーザAの要求するアプリケーションデータが「FILE1.vsd(図19)」であるとすると、図24のリソース情報を有するPC84は、「FILE1.vsd」を表示することはできない。
図22と図23の処理では、図18のステップS88乃至ステップS91の処理に対応する図23のステップS388乃至ステップS392の処理以外の処理は、基本的に同様であるので、その詳細な説明は、繰り返しになるので、適宜省略する。
即ち、ユーザAが、携帯端末装置21を操作し、アプリケーションデータを要求することにより、個人情報管理サーバ11と携帯端末装置21との間で、認証処理が行われる。そして、認証処理による個人情報管理サーバ11および携帯端末装置21の双方の正当性の確認後、周辺装置管理サーバ42より取得したリソース情報が個人情報管理サーバ11に送信される。ユーザAは、携帯端末装置21を操作し、受信したデータリストの中から、所望のアプリケーションデータを選択、要求する。
ステップS388において、周辺リソース情報管理部173は、リソース情報(図24)から、要求されたアプリケーションデータ(FILE1.vsd)をフォーマット変換することで、再生、表示が可能になるフォーマットを検索する。例えば、周辺リソース情報管理部173は、PDFファイルならPC84で再生可能と判断する。
ステップS389において、ユーザ情報管理部172は、要求されたアプリケーションデータを記録しているPC64に対し、アプリケーションデータを要求する信号を送信する。PC64のデータ検索部372はステップS411において、これを受信する。
ステップS412において、データ検索部372は、要求されたアプリケーションデータを記憶部339より読み出し、ステップS413において、通信制御部371は、アプリケーションデータを個人情報管理サーバ11に送信する。ユーザ情報管理部172は、ステップS390において、これを受信する。
ステップS391において、データフォーマット変換部165は、要求されたアプリケーションデータである「FILE1.vsd」をPDFファイルフォーマットに変換する。ステップS392において、権利情報管理部171は、個人情報管理サーバ11に、アクセス権を要求する。
その後の処理は、図18における場合と同様である。即ち、個人情報管理サーバ21は、周辺装置管理サーバ42が作成するアクセス権を受信し、受信したアクセス権とフォーマット変換したアプリケーションデータを携帯端末装置21に送信し、携帯端末装置21は、アクセス権とフォーマット変換されたアプリケーションデータを受信、記憶する。
図22と図23の処理では、周辺装置管理サーバ42の管理する機器にユーザAが要求したアプリケーションデータを再生、表示可能なアプリケーションをインストールした装置が存在しなかった場合、個人情報管理サーバ11がフォーマット変換するようにしたが、他の装置にフォーマット変換を実行させることも可能である。図25と図26はこの場合の処理を表している。
図25と図26の処理の場合、リソース情報としては、図22と図23の処理の場合と同様に、図24のリソース情報が受信される。
図25と図26の処理では、図23のステップS388乃至ステップS392に対応する図26のステップS588乃至ステップS595の処理と、それに関連するステップS611乃至S613,S631乃至S633,S651乃至S653に対応する処理以外の処理は、基本的に同様であるので、その詳細な説明は、繰り返しになるので、適宜省略する。
即ち、ユーザAが、携帯端末装置21を操作し、アプリケーションデータを要求することにより、個人情報管理サーバ11と携帯端末装置21との間で、認証処理が行われる。そして、認証処理による個人情報管理サーバ11および携帯端末装置21の双方の正当性の確認後、周辺装置管理サーバ42より取得したリソース情報が個人情報管理サーバ11に送信される。ユーザAは、携帯端末装置21を操作し、受信したデータリストの中から、所望のアプリケーションデータを選択、要求する。
ステップS588において、周辺リソース情報管理部173は、リソース情報(図24)より、フォーマット変換することで、要求されたアプリケーションデータ(FILE1.vsd)を表示することが可能になるフォーマットを検索する。例えば、周辺リソース情報管理部173は、PDFファイルのフォーマットを検索する。
ステップS589において、ユーザ情報管理部172は、要求されたアプリケーションデータを記録しているPC64に対し、データを要求することを示す信号を送信する。PC64のデータ検索部372は、ステップS611において、これを受信する。
ステップS612において、データ検索部372は、記憶部339より要求されたアプリケーションデータを読み出し、ステップS613において、通信制御部371は、アプリケーションデータを個人情報管理サーバ11に送信する。ステップS590において、ユーザ情報管理部172は、これを受信する。
ステップS591において、データフォーマット変換部165は、周辺装置管理サーバ12に対して、フォーマット変換可能な装置を検索する指令を送信する。ステップS631において、周辺装置管理サーバ12の装置情報管理部232は、これを受信する。
ステップS632において、装置情報管理部232は、LAN14に接続されている装置の中から、個人情報管理サーバ11より指定されたフォーマット(例えば、PDFファイル)に変換可能な装置を検索し、ステップS633において、装置情報管理部232は、検索結果を個人情報管理サーバ11に送信する。ステップS592において、ユーザ情報管理部172は、これを受信する。
図27は、周辺装置管理サーバ12がLAN14に接続されている装置を管理する管理情報のデータ構造例を示している。ルートエントリ601をルートとし、ネットワーク情報631、装置情報632、およびアクセス権情報633が設けられている。また、装置情報632は、PC64、PC65、および録画装置62に分けられている。
なお、以下に、PC64およびPC65のリソース情報651,652を説明するが、リソース情報651,652に記述されている1乃至9または1乃至20の数字は行番号であり、説明の便宜上付加したものである。
PC64のリソース情報651は、第1行目の記述「<PC64>」と第9行目の記述「</PC64>」は、第2行目乃至第8行目の記述が、PC64の情報を示していることを表している。第2行目の記述「<OS>OperatingSystemA</OS>」は、PC64のOS(OperatingSystem)が「OperatingSystemA」であることを示している。第3行目の記述「<再生可能なformat>.vsd</再生可能なformat>」では、要素内容に拡張子「.vsd」が記述されており、PC64が、VISIO(登録商標)ファイルを再生することが可能であることを示している。
また、第4行目の記述「<言語>日本語</言語>」は、対応言語が「日本語」であることを示している。さらに、第5行目の記述「<ネットワーク情報>」と第7行目の記述「</ネットワーク情報>」では、第6行目の記述が、PC64のネットワーク上の情報を示していることを表している。また、第6行目の記述「<IPアドレス>42.XX.XX.XX</IPアドレス>」は、PC64のIP(Internet Protocol)アドレスが「42.XX.XX.XX」であることを示している。また、第8行目の記述「<deviceType>Personal Computer</deviceType>」は、PC64という装置がパーソナルコンピュータであることを示している。
このように、PC64は、要求されたアプリケーションデータ(FILE1.vsd)を再生可能ではあるが、PDFファイルに変換することはできない。
また、PC65のリソース情報652では、第1行目の記述「<PC65>」と第20行目の記述「</PC65>」は、第2行目乃至第19行目の記述が、PC65の情報を示していることを表している。第2行目の記述「<OS>OperatingSystemA</OS>」は、PC65のOS(OperatingSystem)が「OperatingSystemA」であることを示している。第3行目の記述「<再生可能なformat>.vsd</再生可能なformat>」では、要素内容に拡張子「.vsd」が記述されており、PC65が、VISIO(登録商標)ファイルを再生することが可能であることを示している。
また、第4行目の記述「<再生可能なformat>.pdf</再生可能なformat>」では、要素内容に拡張子「.pdf」が記述されており、PDFファイルを再生可能であることを示している。また、第5行目の記述「<言語>日本語</言語>」は、対応言語が「日本語」であることを示している。
第6行目の記述「<ネットワーク情報>」と第8行目の記述「</ネットワーク情報>」では、第7行目の記述が、PC65のネットワーク上の情報を示していることを表している。また、第7行目の記述「<IPアドレス>XX.XX.XX.ZZ</IPアドレス>」は、PC65のIP(Internet Protocol)アドレスが「XX.XX.XX.ZZ」であることを示している。さらにまた、第9行目の記述「<deviceType>Personal Computer</deviceType>」は、PC65という装置がパーソナルコンピュータであることを示している。
第10行目の記述「<service>」と第19行目の記述「</service>」は、第11行目乃至第18行目の記述が、PC65が外部の装置に提供するサービス内容を表している。第11行目の記述「<serviceType>data convert</serviceType>」は、PC65は、外部の装置に対して、データ変換機能を提供することを表している。
第12行目の記述「<controlUrl>URL for control</controlUrl>」は、PC65をコントロールするための情報が、URL(Uniform Resource Locator)上に記録されていることを示している。
第13行目の記述「<argumentList>」と第18行目の記述「</argumentList>」は、第14行目乃至第17行目の記述が実際の動作をリストとして記述されていることを示している。第14行目の記述「<argument>」と第16行目の記述「</argument>」は、第15行目の記述「<srcFormat>.vsd</srcFormat>」と第16行目の記述「<dstFormat>.pdf</dstFormat>」が表しているように「.vsd」を「.pdf」に変換することが可能であることを示している。即ち、VISIOファイルをPDFファイルに変換することが可能であることを示している。
従って、図26のステップS592で、受信した検索結果は、PC65が要求されているアプリケーションデータをPC84で再生可能なフォーマットに変換することが可能であることを示している。
ステップS593において、ユーザ情報管理部172は、アプリケーションデータとアプリケーションデータのフォーマット変換の実行を要求する信号を送信する。ステップS651において、PC65のデータフォーマット変換部432は、通信部338から通信制御部431を介してこれを受信する。
ステップS652において、データフォーマット変換部432は、アプリケーションデータのフォーマットを、VISIOのフォーマットからpdfのフォーマットに変換する。ステップS653において、通信制御部431は、フォーマット変換されたデータを個人情報管理サーバ11に送信する。ステップS594において、ユーザ情報管理部172は、これを受信する。
ステップS595において、権利情報管理部171は、周辺装置管理サーバ42に、アクセス権を要求する。その後、個人情報管理サーバ11は、周辺装置管理サーバ42が作成するアクセス権を受信し、受信したアクセス権とフォーマット変換したアプリケーションデータを携帯端末装置21に送信し、携帯端末装置21は、アクセス権とフォーマット変換されたアプリケーションデータを受信、記憶する。
次に、図28と図29のフローチャートを参照して、図17と図18の携帯端末装置21と個人情報管理サーバ11との認証処理の他の例を説明する。
この例では、携帯端末装置21と個人情報管理サーバ11との間で、共通秘密鍵方式を利用した認証処理が行われている。携帯端末装置21は、共通秘密鍵Kaを予め記憶部266に記憶している。個人情報管理サーバ11は、共通秘密鍵Kbを予め記憶部136に記憶している。共通秘密鍵Kaと共通秘密鍵Kbは同一のものである。
ユーザAは、入力部265の所定のボタンを押下することにより、家10の装置に記録されているアプリケーションデータであって、ユーザBの家40で表示したいものの転送の要求を指令する。ステップS701において、ユーザ操作情報取得部290は、この指令を取得する。
ステップS702において、認証部292は、個人情報管理サーバ11のIPアドレス、個人情報管理サーバ11に対するアクセスを行うために、適当な乱数を権利情報管理部301を介し、周辺装置管理サーバ42に送信し、それを個人情報管理サーバ11にさらに送信するように要求する。ステップS731において、ネットワーク情報管理部233は、これを受信する。
ステップS732において、ネットワーク情報管理部233は、個人情報管理サーバ11に対してステップS731で受信した乱数を送信する。ステップS751において、認証部162は、通信部137から通信制御部164、権利情報管理部171を介して携帯端末装置21から乱数を受信する。
ステップS752において、認証部162は、携帯端末装置21に、受信した乱数を共通秘密鍵Kbを用いて暗号化し、暗号化された乱数を送信する。ネットワーク情報管理部233は、ステップS733において、これを受信する。ステップS734において、ネットワーク情報管理部233は、個人情報管理サーバ11から受信した暗号化された乱数を携帯端末装置21に送信する。認証部292は、権利情報管理部301を介し、ステップS703において、この暗号化された乱数を受信する。
なお、以下同様に、携帯端末装置21と個人情報管理サーバ11との通信処理は、周辺装置置管理サーバ42を介して行われるのであるが、簡略化するため、図28と図29には、周辺装置管理サーバ42を介するステップを省略し、携帯端末装置21と個人情報管理サーバ11が直接通信を行っているように記載する。
ステップS704において、認証部292は、ステップS702の処理で送信した乱数を、自身の共通秘密鍵Kaを用いて暗号化し、暗号化した乱数と受信した暗号化されている乱数とが一致するか否かを判定する。両者が一致していないと判定された場合、認証部292は、エラー通知を個人情報管理サーバ11に送信する(拒否)。認証部162は、ステップS753において、これを受信する。このとき、それ以降の処理は中止される。これに対して、両者が一致すると判定された場合、相手方が同一の共通秘密鍵を有することが確認できたので、認証ができたことを表わすコードを個人情報管理サーバ11に送信する(OK)。認証部162は、ステップS754において、これを受信する。
ステップS755において、認証部162は、所定の乱数を送信する。ステップS706において、認証部292は、これを受信する。ステップS707において、認証部292は、受信した乱数を共通秘密鍵Kaを用いて暗号化し、暗号化した乱数を乱数として送信する。認証部162は、ステップS756において、これを受信する。
ステップS757において、認証部162は、ステップS753の処理で送信した乱数を共通秘密鍵Kbを用いて暗号化し、暗号化した乱数と、ステップS756で受信した暗号化されている乱数を比較し、両者が一致するか否かを判定する。両者が一致していないと判定された場合、認証部162は、エラー通知を携帯端末装置21に送信する(拒否)。認証部292は、ステップS708において、これを受信する。このとき、それ以降の処理は中止される。これに対し両者が一致すると判定された場合、相手方が同一の共通秘密鍵を有することが確認できたので、ステップS758において、周辺リソース情報管理部173は、リソース情報の要求を示す信号を送信する。周辺リソース情報管理部303は、ステップS709において、これを受信し、ステップS710において、リソース情報を送信する。
その後の処理は、図17と図18を参照して上述した処理と同様であるので省略する。
図22と図23、図25と図26の処理においても同様の認証処理を適用することが可能である。
以上においては、携帯端末装置21が家40に移動した場合の処理について説明したが、家10においても同様の処理が実行される。また、データを表示させる場合を例としたが、データ表示する以外に、各装置の形態で利用、処理を行う場合にも本発明は適用ができる。
なお、本明細書において、フローチャートに記載された処理は、ステップとして記載された順序に従って、時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表す
ものである。
本発明を適用した情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 図1の家の内部の構成をさらに詳細に説明するためのブロック図である。 図1の家の内部の構成をさらに詳細に説明するためのブロック図である。 個人情報管理サーバの構成例を示すブロック図である。 図4のCPUの機能的構成例を示すブロック図である。 周辺装置管理サーバの構成例を示すブロック図である。 図6のCPUの機能的構成例を示すブロック図である。 携帯端末装置の構成例を示すブロック図である。 図8のCPUの機能的構成例を示すブロック図である。 PCの構成例を示すブロック図である。 図10のCPUの機能的構成例を示すブロック図である。 図10のCPUの機能的構成例を示すブロック図である。 図10のCPUの機能的構成例を示すブロック図である。 携帯端末装置が周辺装置管理サーバからリソース情報を収集する処理を説明するフローチャートである。 電子証明書の例を示す図である。 リソース情報の構成例を示す図である。 携帯端末装置がアクセス権とアプリケーションデータを取得する処理を説明するフローチャートである。 携帯端末装置がアクセス権とアプリケーションデータを取得する処理を説明するフローチャートである。 個人情報管理サーバに保持されているデータの構成例を説明するための図である。 アクセス権の例を示す図である。 アプリケーションデータの表示を行う処理を説明するフローチャートである。 携帯端末装置がアクセス権とアプリケーションデータを取得する処理を説明するフローチャートである。 携帯端末装置がアクセス権とアプリケーションデータを取得する処理を説明するフローチャートである。 リソース情報の他の構成例を示す図である。 携帯端末装置がアクセス権とアプリケーションデータを取得する処理を説明するフローチャートである。 携帯端末装置がアクセス権とアプリケーションデータを取得する処理を説明するフローチャートである。 周辺装置管理サーバに保持されているデータの構成例を説明するための図である。 共通秘密鍵の認証処理を説明するためのフローチャートである。 共通秘密鍵の認証処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
11 個人情報管理サーバ, 12 周辺装置管理サーバ, 13 端末装置, 21 携帯端末装置, 31 インターネット, 40 家, 41 個人情報管理サーバ, 42 周辺装置管理サーバ, 43 端末装置, 161 個人情報管理部, 162 認証部, 164 通信制御部, 165 データフォーマット変換部, 171 権利情報管理部, 172 ユーザ情報管理部, 173 周辺リソース情報管理部, 221 個人情報管理部, 222 認証部, 224 通信制御部, 231 権利情報管理部, 232 装置情報管理部, 233 ネットワーク情報管理部, 291 個人情報管理部, 292 認証部, 294 通信制御部, 301 権利情報管理部, 302 ユーザ情報管理部, 303 周辺リソース情報管理部, 372 データ検索部, 402 表示制御部, 432 データフォーマット変換部

Claims (14)

  1. ユーザにより携帯される携帯端末装置と、
    前記ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と、
    前記ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置と、
    を備える情報処理システムにおいて、
    前記携帯端末装置は、前記移動先の空間において、前記周辺装置管理装置が定期的に検出し、管理する機器のうち、前記携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の前記機器のリソース情報を所定の時間ごとに取得して記憶し前記ユーザからデータの要求があった場合、インターネットを介して前記リソース情報を前記個人情報管理装置に送信し、
    前記個人情報管理装置は、前記携帯端末装置により前記所定の時間ごとに取得され、記憶された前記リソース情報を受信し、前記携帯端末装置が、前記移動先の空間において前記機器を利用して前記データを再生、表示するのに必要な前記機器を検索するとともに、前記機器を利用して前記データを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、前記機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、前記データのフォーマットを変換する処理、および検索された前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を前記周辺装置管理装置から取得する処理を行い、前記利用許可情報および前記機器を利用して再生、表示する前記データを、前記携帯端末装置に前記インターネットを介して送信し、
    前記携帯端末装置は、前記周辺装置管理装置により作成された前記機器の利用許可情報を前記周辺装置管理装置に送信するとともに、前記データを前記機器に送信し、前記機器を利用して前記データを再生、表示する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. ユーザにより携帯される携帯端末装置と、
    前記ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と、
    前記ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置と、
    を備える情報処理システムの情報処理方法において、
    前記携帯端末装置は、前記移動先の空間において、前記周辺装置管理装置が定期的に検出し、管理する機器のうち、前記携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の前記機器のリソース情報を所定の時間ごとに取得して記憶し前記ユーザからデータの要求があった場合、インターネットを介して前記リソース情報を前記個人情報管理装置に送信し、
    前記個人情報管理装置は、前記携帯端末装置により前記所定の時間ごとに取得され、記憶された前記リソース情報を受信し、前記携帯端末装置が、前記移動先の空間において前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な前記機器を検索するとともに、前記機器を利用して前記データを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、前記機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、前記データのフォーマットを変換する処理、および検索された前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を前記周辺装置管理装置から取得する処理を行い、前記利用許可情報および前記機器を利用して再生、表示する前記データを、前記携帯端末装置に前記インターネットを介して送信し、
    前記携帯端末装置は、前記周辺装置管理装置により作成された前記機器の利用許可情報を前記周辺装置管理装置に送信するとともに、前記データを前記機器に送信し、前記機器を利用して前記データを再生、表示する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  3. 各種の機器とともにローカルエリアネットワークに接続されており、ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置において、
    定期的に検出し、管理する機器のうち、前記ユーザにより携帯される携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の前記機器のリソース情報を、所定の時間ごとに提供する提供手段と、
    前記携帯端末装置が、前記ローカルエリアネットワークに接続されている前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を管理する管理手段と、
    前記携帯端末装置が前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な前記管理手段により生成された前記機器の利用許可情報を、インターネットを介して前記携帯端末装置のホームポジションに位置する個人情報管理装置に送信するとともに、前記個人情報管理装置から前記インターネットを介して前記携帯端末装置に送信された前記利用許可情報を、前記携帯端末装置から受信し、前記携帯端末装置から前記利用許可情報が受信された場合、前記携帯端末装置に前記個人情報管理装置の処理により前記機器を利用して再生、表示可能とされた前記データの送信を許可する信号を送信する通信手段と
    を備えることを特徴とする周辺装置管理装置。
  4. 各種の機器とともにローカルエリアネットワークに接続されており、ユーザの移動先の空間に存在し、提供手段と、管理手段と、通信手段とを備える周辺装置管理装置の周辺装置管理方法において、
    前記提供手段は、定期的に検出し、管理する機器のうち、前記ユーザにより携帯される携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の前記機器のリソース情報を、所定の時間ごとに提供し、
    前記管理手段は、前記携帯端末装置が、前記ローカルエリアネットワークに接続されている前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を管理し、
    前記通信手段は、前記携帯端末装置が前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な前記管理手段により生成された前記機器の利用許可情報を、インターネットを介して前記携帯端末装置のホームポジションに位置する個人情報管理装置に送信するとともに、前記個人情報管理装置から前記インターネットを介して前記携帯端末装置に送信された前記利用許可情報を、前記携帯端末装置から受信し、前記携帯端末装置から前記利用許可情報が受信された場合、前記携帯端末装置に前記個人情報管理装置の処理により前記機器を利用して再生、表示可能とされた前記データの送信を許可する信号を送信する
    ことを特徴とする周辺装置管理方法。
  5. 各種の機器とともにローカルエリアネットワークに接続されており、ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置を制御するコンピュータを、
    定期的に検出し、管理する機器のうち、前記ユーザにより携帯される携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の前記機器のリソース情報を、所定の時間ごとに提供する提供手段と、
    前記携帯端末装置が、前記ローカルエリアネットワークに接続されている前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を管理する管理手段と、
    前記携帯端末装置が前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な前記管理手段により生成された前記機器の利用許可情報を、インターネットを介して前記携帯端末装置のホームポジションに位置する個人情報管理装置に送信するとともに、前記個人情報管理装置から前記インターネットを介して前記携帯端末装置に送信された前記利用許可情報を、前記携帯端末装置から受信し、前記携帯端末装置から前記利用許可情報が受信された場合、前記携帯端末装置に前記個人情報管理装置の処理により前記機器を利用して再生、表示可能とされた前記データの送信を許可する信号を送信する通信手段と
    として機能させることを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  6. 各種の機器とともにローカルエリアネットワークに接続されており、ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置を制御するコンピュータを、
    定期的に検出し、管理する機器のうち、前記ユーザにより携帯される携帯端末装置から利用可能な通信範囲内の前記機器のリソース情報を、所定の時間ごとに提供する提供手段と、
    前記携帯端末装置が、前記ローカルエリアネットワークに接続されている前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を管理する管理手段と、
    前記携帯端末装置が前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な前記管理手段により生成された前記機器の利用許可情報を、インターネットを介して前記携帯端末装置のホームポジションに位置する個人情報管理装置に送信するとともに、前記個人情報管理装置から前記インターネットを介して前記携帯端末装置に送信された前記利用許可情報を、前記携帯端末装置から受信し、前記携帯端末装置から前記利用許可情報が受信された場合、前記携帯端末装置に前記個人情報管理装置の処理により前記機器を利用して再生、表示可能とされた前記データの送信を許可する信号を送信する通信手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  7. ユーザにより携帯される携帯端末装置において、
    前記ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と通信し、ローカルエリアネットワークを介して前記周辺装置管理装置に接続されて、前記空間に存在し、定期的に検出され管理される機器のうち、前記携帯端末から利用可能な通信範囲内の前記機器に関するソース情報を所定の時間ごとに取得し、記憶する取得手段と、
    前記取得手段により所定の時間ごとに取得され、記憶された前記リソース情報を、前記ユーザからデータの要求があった場合、前記ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置にインターネットを介して送信する送信手段と、
    前記個人情報管理装置から前記インターネットを介して送信されてきた、前記リソース情報に基づいて検索された前記空間に存在する前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な情報として、前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を受信するとともに、前記個人情報管理装置の処理により前記機器を利用して再生、表示可能とされた前記データを受信する受信手段と
    を備え、
    前記送信手段は、さらに前記ローカルエリアネットワークを介して、前記受信手段により受信された前記利用許可情報を前記周辺装置管理装置に送信するとともに、前記受信手段により受信されたデータを前記機器に送信する
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  8. 取得手段と、送信手段と、受信手段とを備え、ユーザにより携帯される携帯端末装置の情報処理方法において、
    前記取得手段は、前記ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と通信し、ローカルエリアネットワークを介して前記周辺装置管理装置に接続されて、前記空間に存在し、定期的に検出され管理される機器のうち、前記携帯端末から利用可能な通信範囲内の前記機器に関するソース情報を所定の時間ごとに取得し、記憶し、
    前記送信手段は、前記取得手段により所定の時間ごとに取得され、記憶された前記リソース情報を、前記ユーザからデータの要求があった場合、前記ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置にインターネットを介して送信し、
    前記受信手段は、前記個人情報管理装置から前記インターネットを介して送信されてきた、前記リソース情報に基づいて検索された前記空間に存在する前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な情報として、前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を受信するとともに、前記個人情報管理装置の処理により前記機器を利用して再生、表示可能とされた前記データを受信し、
    前記送信手段は、さらに前記ローカルエリアネットワークを介して、前記受信手段により受信された前記利用許可情報を前記周辺装置管理装置に送信するとともに、前記受信手段により受信されたデータを前記機器に送信する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. ユーザにより携帯される携帯端末装置を制御するコンピュータを、
    前記ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と通信し、ローカルエリアネットワークを介して前記周辺装置管理装置に接続されて、前記空間に存在し、定期的に検出され管理される機器のうち、前記携帯端末から利用可能な通信範囲内の前記機器に関するソース情報を所定の時間ごとに取得し、記憶する取得手段と、
    前記取得手段により所定の時間ごとに取得され、記憶された前記リソース情報を、前記ユーザからデータの要求があった場合、前記ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置にインターネットを介して送信する送信手段と、
    前記個人情報管理装置から前記インターネットを介して送信されてきた、前記リソース情報に基づいて検索された前記空間に存在する前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な情報として、前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を受信するとともに、前記個人情報管理装置の処理により前記機器を利用して再生、表示可能とされた前記データを受信する受信手段と
    して機能させ、
    前記送信手段は、さらに前記ローカルエリアネットワークを介して、前記受信手段により受信された前記利用許可情報を前記周辺装置管理装置に送信するとともに、前記受信手段により受信されたデータを前記機器に送信する
    ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  10. ユーザにより携帯される携帯端末装置を制御するコンピュータを、
    前記ユーザの移動先の空間に存在する周辺装置管理装置と通信し、ローカルエリアネットワークを介して前記周辺装置管理装置に接続されて、前記空間に存在し、定期的に検出され管理される機器のうち、前記携帯端末から利用可能な通信範囲内の前記機器に関するソース情報を所定の時間ごとに取得し、記憶する取得手段と、
    前記取得手段により所定の時間ごとに取得され、記憶された前記リソース情報を、前記ユーザからデータの要求があった場合、前記ユーザのホームポジションに存在する個人情報管理装置にインターネットを介して送信する送信手段と、
    前記個人情報管理装置から前記インターネットを介して送信されてきた、前記リソース情報に基づいて検索された前記空間に存在する前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な情報として、前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を受信するとともに、前記個人情報管理装置の処理により前記機器を利用して再生、表示可能とされた前記データを受信する受信手段と
    して機能させ、
    前記送信手段は、さらに前記ローカルエリアネットワークを介して、前記受信手段により受信された前記利用許可情報を前記周辺装置管理装置に送信するとともに、前記受信手段により受信されたデータを前記機器に送信する
    ことを特徴とするプログラム。
  11. ユーザにより携帯される携帯端末装置を管理する個人情報管理装置において、
    前記携帯端末装置を携帯する前記ユーザの移動先の空間に存在し、周辺装置管理装置にローカルエリアネットワークを介して接続されている機器に関する前記周辺装置管理装置に定期的に検出され、管理されており、前記携帯端末装置により所定の時間ごとに取得された前記携帯端末から利用可能な通信範囲内の前記機器に関するリソース情報を、前記ユーザからデータの要求があった場合、前記携帯端末装置からインターネットを介して取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記リソース情報に基づいて、前記携帯端末装置が前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な前記機器を検索するとともに、前記機器を利用して前記データを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、前記機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、前記データのフォーマットを変換する処理、および検索された前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を前記周辺装置管理装置から取得する処理を行う処理手段と、
    前記処理手段により取得された前記利用許可情報、および前記処理手段により検索された前記機器により再生、表示する前記データを前記インターネットを介して前記携帯端末装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする個人情報管理装置。
  12. ユーザにより携帯される携帯端末装置を管理し、取得手段と、処理手段と、送信手段とを備える個人情報管理装置の個人情報管理方法において、
    前記取得手段は、前記携帯端末装置を携帯する前記ユーザの移動先の空間に存在し、周辺装置管理装置にローカルエリアネットワークを介して接続されている機器に関する前記前記周辺装置管理装置に定期的に検出され、管理されており、前記携帯端末装置により所定の時間ごとに取得された前記携帯端末から利用可能な通信範囲内の前記機器に関するリソース情報を、前記ユーザからデータの要求があった場合、前記携帯端末装置からインターネットを介して取得し、
    前記処理手段は、前記取得手段により取得された前記リソース情報に基づいて、前記携帯端末装置が前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な前記機器を検索するとともに、前記機器を利用して前記データを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、前記機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、前記データのフォーマットを変換する処理、および検索された前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を前記周辺装置管理装置から取得する処理し、
    前記送信手段は、前記処理手段により取得された前記利用許可情報、および前記処理手段により検索された前記機器により再生、表示する前記データを前記インターネットを介して前記携帯端末装置に送信する
    を含むことを特徴とする個人情報管理方法。
  13. ユーザにより携帯される携帯端末装置を管理する個人情報管理装置を制御するコンピュータを、
    前記携帯端末装置を携帯する前記ユーザの移動先の空間に存在し、周辺装置管理装置にローカルエリアネットワークを介して接続されている機器に関する前記周辺装置管理装置に定期的に検出され、管理されており、前記携帯端末装置により所定の時間ごとに取得された前記携帯端末から利用可能な通信範囲内の前記機器に関するリソース情報を、前記ユーザからデータの要求があった場合、前記携帯端末装置からインターネットを介して取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記リソース情報に基づいて、前記携帯端末装置が前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な前記機器を検索するとともに、前記機器を利用して前記データを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、前記機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、前記データのフォーマットを変換する処理、および前記周辺装置管理装置から検索された前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を取得する処理を行う処理手段と、
    前記処理手段により取得された前記利用許可情報、および前記処理手段により検索された前記機器により再生、表示する前記データを前記インターネットを介して前記携帯端末装置に送信する送信手段と
    して機能させることを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  14. ユーザにより携帯される携帯端末装置を管理する個人情報管理装置を制御するコンピュータを、
    前記携帯端末装置を携帯する前記ユーザの移動先の空間に存在し、周辺装置管理装置にローカルエリアネットワークを介して接続されている機器に関する前記周辺装置管理装置に定期的に検出され、管理されており、前記携帯端末装置により所定の時間ごとに取得された前記携帯端末から利用可能な通信範囲内の前記機器に関するリソース情報を、前記ユーザからデータの要求があった場合、前記携帯端末装置からインターネットを介して取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記リソース情報に基づいて、前記携帯端末装置が前記機器を利用してデータを再生、表示するのに必要な前記機器を検索するとともに、前記機器を利用して前記データを再生、表示可能なアプリケーションが存在しない場合、前記機器を利用して再生、表示可能なフォーマットを検索し、前記データのフォーマットを変換する処理、および前記周辺装置管理装置から検索された前記機器の利用が許可されたことを示す利用許可情報を取得する処理を行う処理手段と、
    前記処理手段により取得された前記利用許可情報、および前記処理手段により検索された前記機器により再生、表示する前記データを前記インターネットを介して前記携帯端末装置に送信する送信手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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