JP4660754B2 - 男性用体液処理用品 - Google Patents

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本発明は、ペニスの挿入口が形成された袋体内に体液の吸収体を設けた男性用体液処理用品に係り、特に、袋体内での吸収体による体液の吸収状態を安定化して挿入口から体液が漏出する等の不都合を防止するため、挿入口から挿入した着用者のペニスが着用者の姿勢に係わらず袋体内で上向きにならないように保持する弾性を備えた保持長体を袋体内に設けたものであり、さらに挿入口からのぺニスの挿入及び保持長体の装着を容易化した男性用体液処理用品に関するものである。
従来の吸収体物品、例えば子供用おむつ、大人用おむつ、女性用生理用品、女性用失禁用品等は、ナプキン形状であれ、テープ型形状であれ、あるいはパンツ型形状を持つものであれ、共通している点は、液透過性トップシートと、液不透過性のバックシートとの間に、SAPとパルプを混合した吸収体を介在させるという基本構造を持っていることである。
これらの吸収体製品のうち、男性用体液処理用品は、男性である着用者の体液排出はペニスを通じてを行うことが前提となるので、かかる人体の構造上の特徴に適した構造を有していることが必要とされる。このような男性用体液処理用品としては、下記特許文献1、2に示すように、吸収体を備えた袋部にペニス挿入口が形成された吸収体物品が知られている。
特開平11−172502号公報 特開2004−65857号公報
従来の男性用体液処理用品では、ペニスから排出された体液が袋体内の吸収体に適正に吸収されるようにするため、袋部の挿入口からペニスを挿入して下向きの状態で長時間にわたって安定に保つ必要がある。しかしながら、従来の男性用体液処理用品では、挿入口から挿入したペニスと袋体乃至挿入口との位置関係を適正に保持し、特に挿入口から挿入したペニスが袋体内で上向きにならないよう、下向きに安定した状態で保持するための手段がなかった。
このため、例えば着用者が横臥位や仰臥位などの体位をとると、袋体に挿入したペニスが袋体内で下向きを維持できずに上向きとなり、あるいはペニスがずれて挿入口から徐々に出てきて抜ける等、袋体内でのぺニスの姿勢保持乃至袋体に対するぺニスの位置保持が不十分になるという問題が生じることがあった。男性用体液処理用品の体液の吸収性能は装着状態によって影響を受け易いため、上述のようにぺニスの姿勢保持又は位置保持に問題が生じると、袋体内にある吸収体に放出された体液が効果的に吸収されない状態となる場合があり、利用可能な体液の吸収容量が減少したり、使用可能時間が短縮される等の不都合が生じることがあった。
また、着用者が立ち姿勢から着座したり、屈伸運動をしたり、走る等の行動をとった場合においても、袋体に対して着用者の腰が引ける等により、袋体に挿入したペニスが袋体内で下向きの状態を維持できず、あるいはペニスがずれて挿入口からだんだん出てきて抜ける等、上述したのと同様の問題が生じる場合がある。
そこで本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、吸収体を備えた袋体にペニスの挿入口が形成された男性用体液処理用品において、挿入口から袋体内に挿入したペニスを袋体内で上向きの姿勢になることを効果的に防止すると同時に、かかる目的を達成するために袋体内に格別の構成を設けた場合にあっても、ぺニスの挿入・装着が煩雑にならないようにし、以て装着が容易であるとともに袋体内でのぺニスの下向き姿勢を確実に保持できる男性用体液処理用品を提供することを目的とする。
請求項1に記載された男性用体液処理用品は、着用者のペニスを挿入する挿入口が形成された袋体の内部に体液の吸収体が設けられてなる男性用体液処理用品において、
前記袋体の内部で前記挿入口の下端部に近接して前記挿入口を間に挟む両側の各位置に両端の接合部がそれぞれ取り付けられて中央が未接合部とされ、前記挿入口から挿入されたペニスの上側に掛けられてこれを保持する弾性を備えた保持長体と、
前記挿入口から挿入されたぺニスの上側に前記保持長体を掛けるべく着用者が前記保持長体を引き伸ばして前記挿入口から外に引き出すことができるように前記保持長体に取り付けられた着用者が操作するための操作部と、
を有することを特徴としている。
請求項2に記載された男性用体液処理用品は、請求項1記載の男性用体液処理用品において、前記保持長体の両端部は前記挿入口の両側の各位置にそれぞれ固定されており、前記操作部は前記挿入口に対応する前記保持長体の略中央部分に設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載された男性用体液処理用品は、請求項2記載の男性用体液処理用品において、前記保持長体は前記袋体の前記挿入口が形成された側の内面に取り付けられたことを特徴としている。
請求項4に記載された男性用体液処理用品は、請求項2記載の男性用体液処理用品において、前記袋体は、前記吸収体をそれぞれ収納した複数の収納部と、前記収納部の前記吸収体同士を連絡して体液の移動を案内するガイドシートとを有しており、
前記保持長体は前記袋体の前記挿入口が形成された側と対面する位置に設けられた前記ガイドシートに取り付けられたことを特徴としている。
請求項5に記載された男性用体液処理用品は、請求項1乃至4に記載の男性用体液処理用品において、前記袋体の前記挿入口が形成された側の表面には、前記挿入口の近傍において、前記挿入口に挿入されたぺニスを結束して保持する結束手段が設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載された男性用体液処理用品は、請求項1乃至5に記載の男性用体液処理用品において、前記保持長体は糸状弾性体を有しており、少なくともその一部が前記操作部を構成する2枚のシート体により、張力を加えて伸張した前記糸状弾性体を挟んで一体化し、前記張力を除去することにより前記操作部を前記保持長体に設けたことを特徴としている。
請求項7に記載された男性用体液処理用品は、請求項1乃至5に記載の男性用体液処理用品において、少なくともその一部が前記操作部を構成するシート体を、張力を加えない前記糸状弾性体に固定して前記操作部を前記保持長体に設けたことを特徴としている。
請求項1に記載された男性用体液処理用品によれば、装着する際は、挿入口から出ている操作部を摘むか、又は操作分が袋体内部にある場合には装着者が指を挿入口から差し込み、操作部を摘む等して挿入口から外に引き出すとともに上方に引き上げることにより、保持長体を挿入口から外に引き出して上方に引き伸ばし、この状態でぺニスを保持長体の下側に通しつつ挿入口から挿入し、指を操作部から離す。これによって、保持長体は弾性によって挿入口内に戻り、ぺニスは袋体内で根元の上側を保持長体で下向きに保持された状態となる。このような装着状態においては、着用者の姿勢等に係わらずぺニスは特に根元で下向きの保持力を受けるので、袋体内で上向きになることが可及的に防止される。よって、着用者の姿勢に係わらず、ペニスの存在位置が上向き方向や横方向に変位して体液吸収状態が不安定化したり、ペニスが挿入口から抜ける等の使用上の不都合が防止される。
従って、男性用体液処理用品の全体形状を、例えば挿入口が形成された中央のペニス格納部の両側に吸収部をそれぞれ連通して設けた実質的に左右対称な構造としたり、さらに左右の吸収部をそれぞれ奥行き方向に多段に連通して設ける構造とする等、袋体内に吸収部を複数設ける構造とした場合であっても、全体位における体液吸収状態がすべての吸収部について平準化・安定化されて吸収体の利用可能な吸収容量が増大し、使用時間の延長が可能となる効果が得られる。
請求項2に記載された男性用体液処理用品によれば、保持長体の両端部が挿入口の両側に固定され、操作部は挿入口に対応して保持長体の略中央部分に設けられるので、着用者は挿入口から指を挿入するだけで容易に操作部を捜し当てることができ、保持長体を引っ張る操作も容易となり、男性用体液処理用品の装着が容易になる。また、装着後は、保持長体の弾性力は実質的に左右均等にぺニスの根元の上側に加わるので、袋体内におけるぺニスの下向き保持は一層確かなものとなり、着用者の姿勢等に係わらないぺニスの上向き防止はさらに確実になる。
請求項3に記載された男性用体液処理用品によれば、保持長体が袋体の挿入口側内面に取り付けられているので、保持長体は比較的挿入口に近い位置にあり、装着時に着用者は挿入口から指を挿入するだけで特に容易に操作部を捜し当てることができ、保持長体を引っ張る操作も容易となり、男性用体液処理用品の装着が特に容易になる。
請求項4に記載された男性用体液処理用品によれば、操作部付きの保持長体が、袋体内に設けられた複数の収納部に設けられている各吸収体を連絡するためのガイドシートに取り付けられているので、このようなガイドシート付きの構造を備えた男性用体液処理用品の製造においては、操作部付きの保持長体の取付けに際しては、保持長体を取り付けたガイドシートを袋体内に設けるだけの作業でよいので、製造工程上の簡略化が図れる利点がある。
請求項5に記載された男性用体液処理用品によれば、請求項1乃至4記載の保持長体による効果に加え、さらに袋体の前記挿入口が形成された側の表面に結束手段を設けたので、挿入口から挿入したぺニスは袋体の内部では保持長体によって保持され、袋体の外ではその根元を確実に保持することができ、相乗効果によって男性用体液処理用品に対してぺニスを正規の状態に装着でき、かつ装着状態をさらに安定化できる効果が得られる。
請求項6に記載された男性用体液処理用品によれば、糸状弾性体を引き伸ばした状態でシート体間に挟んだ構造なので、操作部が設けられた部分を含む保持長体の全体に弾性力が得られ、ペニスの確実な保持に特に効果がある。また、シートにはひだが生じるのでペニスに対する接触が柔らかで装着感に優れる。
請求項7に記載された男性用体液処理用品によれば、引き伸ばさない状態にある糸状弾性体にシート体を固定して操作部を保持長体に設けたので、製造時に糸状弾性体に張力を加える手間がかからず製造が容易であり、また、シートにはひだが生じないのでペニスの表面に面で密着する点において保持が確実である。
次に、本願出願時において本発明者等が最良と認識する本願発明の実施の形態を図1〜図18を参照して説明する。
(1)第1実施形態(図1〜図7)
図1〜図7に示す本例の男性用体液処理用品1(以下、本製品1とも呼ぶ)は、男性の着用者が下腹部に身につけ、内部に尿等の体液の吸収体3(高分子吸収体シート)を設けた袋体2の挿入口4からペニスを挿入して使用する衛生用品である。
図1乃至図3に示すように、本製品1は、不織布に樹脂製フィルムを圧着して構成した薄い防漏性シート材料からなる袋体2を有している。この袋体2は、前記防漏性シート材料の不織布を外側として使用し、図1及び図2に示すように前面側(着用者側)及び背面側から見て全体として図1中上方(使用時、着用者が立位にある場合の上方)を尖端として左右にウイングを有する矢羽根形状(略逆V字形)となるように、かつ全体としては内部空間を有する袋状となるように、その外周縁に沿って圧着して袋状に形成したものである。
図2及び図3に示すように、この袋体2は、中央部の空間がペニス格納部5とされており、図1に示すように、その前面側(着用者側)に形成された縦に長いスリットがペニスの挿入口4である。図1中に示す挿入口4は縦に長い楕円形であるが、縦長の矩形でもよいし、縦長の三角形でもよい。また、場合によっては横長であってもよい。図1及び図3中に示すように、袋体2の挿入口4が形成された側の表面には、挿入口4の下半部分の周囲に矩形の補強材11が貼着されており、その一部である舌片が挿入口4の下縁に臨んで配置されている(図2中には補強材11は不図示)。
図2に示すように、このペニス格納部5の両側は、ペニス格納部5にそれぞれ連通する第1収納部6とされており、また袋体2の背面側には、ペニス格納部5の両側において、第1収納部6及びペニス格納部5に連通する別空間である第2収納部7が内側への折り返し部8を介してそれぞれ形成されている。なお、使用時にこの折り返し部分8が膨潤伸張すれば袋体2の内部空間は本製品1が厚くなる方向に拡大される。
図2に示すように、これら第1及び第2収納部6,7内には、体液を吸収するための吸収体3がそれぞれ設けられている。さらに、第1収納部6、第2収納部7、ペニス格納部5の間には、これらの各部の間で体液の移動を容易にするためのガイドシートである液体ガイド層9が設けられており、ペニス格納部5に一時に大量の体液が排出された場合には、この液体ガイド層9を介して体液は左右の第1収納部6及び第2収納部7に分散して案内され、各部の吸収体3に吸収されるため、排出された体液がペニス格納部5に滞留することがない。なお、この液体ガイド層9は、複数箇所において、前記吸収体3を介して又は直接に袋体2に固定されている。
また、図示はしないが、袋体2の背面側の中央上部には、剥離シートに覆われた粘着層が設けられており、着用時に該剥離シートを剥がせば、着用者の下着の前身頃の内面側に袋体2を貼り付けて本製品1の着装を確実にすることができる。
そして、図1乃至図3に示すように、本製品1は、挿入口4から袋体2内に挿入したペニスPが袋体2内で上向きにならないように長時間にわたって安定して保持するために、袋体2内でぺニスPを下向きに保持する手段としての保持長体13(インナーバンドとも称する。)を備えている。
図4に示すように、本例の保持長体13は、糸ゴム・平ゴム等の細長い複数本の長体状の弾性材料である糸状弾性体14を、被覆材料であるシート体としての不織布15で両側から挟み込んで一体化して構成した帯状の弾性部材である。本例の保持長体13の中央部には、着用者が着用時に指で摘んだり引っ掛けたりする等して操作するための操作部16が不織布15と一体構造で設けられており、また不織布15には操作部16が設けられた中央部分も含めてひだが生じており、その全長にわたって弾性を示しうる構造となっている。
なお、本例では、一般に幅広のゴムは、本発明の目的に鑑みると張力が強すぎる場合が多いので本例では採用せず、前述したように弾性材料として糸ゴム等の糸状弾性材料を採用した。本例の糸状弾性体14は伸長しやすく、引き伸ばしてその下側にぺニスPを挿入する操作が容易であり、また長さや弾性を適宜に設定すれば着用者に苦痛を与えることもない。
図5を参照してこの保持長体13を製造する方法を説明する。まず同図(a)に示すように、複数本の糸状弾性体14にテンションを加えて伸張させ、その状態のままで糸状弾性体14の全貌を覆いうる適当な寸法・形状(本例では矩形)の2枚の不織布15を糸状弾性体14を挟む両側から合わせて貼り合せ、同図(a)中破線で示すように操作部16となる中央の一部を矩形状に残して不要な両角部を切断除去する。そして、同図(b)に示すように、糸状弾性体14に加えたテンションを無くしてリラックスさせると、糸状弾性体14は元寸法に復帰するとともに不織布15には多数のひだが生じ、操作部16を一体に有する本例の保持長体13が完成する。
操作部16を備えた保持長体13の寸法であるが、一例を挙げれば図4(a)中に示すように、保持長体13の帯状の本体部分は、幅が2〜35mm(例えば20mm程度)、長さが40〜100mm(例えば60mm程度)、操作部16は、幅(本体の長さ方向に平行な部分)が10〜60mm(例えば30mm程度)、長さ(本体の幅方向に平行な部分)が20〜70mm(例えば30mm程度)である。
保持長体13は、図1乃至図3に示すように、前記袋体2内において、前記挿入口4の下端部に近接して配置され、前記袋体2の前記挿入口4が形成された側(前面側、着用者側)の内面に、挿入口4を間に挟んで両側の各位置に両端の接合部13aがそれぞれ固定され、中央の未接合部が袋体2の内面との間にぺニスPが挿入される挿通空間を構成している。また、保持長体13の中央に設けられた操作部16は、挿入口4に対応する位置にあり、挿入口4から外に露出している。また、操作分16は、袋体2の内部に隠れていても、着用者が挿入口4から指を差し入れればすぐに捜し当てることができる位置にある。
図6に示すように、保持長体13と挿入口4との位置関係は、同図(a)に示すように保持長体13の本体の上縁が挿入口4の下端よりも上でもよいし、同図(b)に示すように保持長体13の本体の上縁が挿入口4の下端と略同じ高さでもよいし、同図(c)に示すように保持長体13の本体の上縁が挿入口4の下端より下にあってもよい。いずれの位置関係を選択するかは、保持長体13の弾性を考慮し、ぺニスPが上に向かないように保持長体13がぺニスPを下向きに押さえられる強さの力が得られるように定めればよい。一般的には、保持長体13が挿入口4に関してより下方に位置するほど装着時に保持長体13を伸ばす必要があるので、ぺニスPに下向きに与える保持力が大きくなる反面、ぺニスPが保持長体13から抜ける可能性が高くなる。
以上のような構成になる本製品1を装着する場合には次のように行う。
保持長体13が図1及び図2に示す状態において、着用者が挿入口4から外に出ている操作分16を摘み、又は着用者が挿入口4から指を入れて袋体2内にある操作部16を摘み、保持長体13を挿入口4から外に引き出して伸張させ、伸張状態でぺニスPを下方に通して挿入口4から袋体2内に挿入する。操作部16は不織布15からなるので指で摘んだ際にもすべりにくく操作性は良好である。
そして、図3に示すように、操作部16の先端に面ファスナーや粘着層等の接合部17を設けておけば、保持長体13をぺニスPに装着した後、挿入口4の外に引き出した操作部16を袋体2の前面側(着用者側)の挿入口4の上方に引き上げ、袋体2の上端を越えて袋体2の背面側(着用者と反対側)に持ち込み、その接合部17を袋体2の背面側(着用者と反対側)に接合して固定することができる。この場合、操作部16を袋体2に固定する位置を調整することによって保持長体13がぺニスPに与える弾性力を変化させることができるので、保持長体13によるぺニスPの下向きの保持力を調整することができる。
なお、装着状態における操作部16の扱いについての変形例を図7に示す。
図7(a)に示すように、操作部16の先端に面ファスナーや粘着層等の接合部17を設けた場合には、保持長体13をぺニスPに装着した後、操作部16を挿入口4の外に引き出し、操作部16の接合部17を袋体2の前面側(着用者側)の挿入口4の上方に接合して固定することができ、この場合、操作部16を袋体2に固定する位置を調整することによって保持長体13がぺニスPに与える弾性力を変化させることができるので、保持長体13によるぺニスPの下向きの保持力を調整することができる。
図7(b)、(c)に示すように、保持長体13をぺニスPに装着した後、保持長体13を袋体2内に戻して袋体2の後面側(着用者側と反対側)の内面に接合部17を固定しても良い。この場合も、操作部16を袋体2に固定する位置を調整することによって保持長体13がぺニスPに与える弾性力を変化させることができるので、保持長体13によるぺニスPの下向きの保持力を調整することができる。図6(b)は操作部16を袋体2の後面側の内面上方に固定した場合、図6(c)は同じく内面下方に固定した場合である。
図7(d)に示すように、保持長体13をぺニスPに装着した後、操作部16を引っ張って操作部16及び本体んぼ帯状部分の一部を挿入口4の外に引き出し、操作部16の接合部17を袋体2の前面側(着用者側)の挿入口4の上方に接合して固定することができ、図7(a)に示した状態に比べてぺニスPの上向き防止効果は弱まるが、ぺニスPの固定効果は強くなる。
図7(e)及び(f)は操作部16に接合部17がない場合であって、装着後に操作部16を固定しない場合である。図7(e)に示すように、装着後に操作部16から指を離せば、保持長体13はぺニスPの上側に掛止した状態で自らの弾性力により挿入口4から袋体2内に戻り、ぺニスPを袋体2内で上に向かないように下向きに保持する。保持長体13は操作部16が設けられた中央部分にも適当な弾性があり、ぺニスPを最適な力で下向きに押さえることができる。また、保持長体13は全体にひだを有する不織布15からなるので、ぺニスPに対する摩擦保持が確実であり、ぺニスPに対する接触間隔が柔らかいので装着感にも優れている。操作部16は挿入口4から袋体2の外に残るが、図7(f)に示すように、操作部16を袋体2内に入れても良い。
以上説明したように装着すれば、袋体2の左右のウイングの各下方部分は着用者の太腿の付け根に相当する下着の裾からでて下腹部に安定して装着した状態が実現でき、日常活動中に支障なく排尿及び尿処理を行うことができる。
本例によれば、袋体2内においてぺニスPの上面側には弾性を有する幅広帯状の保持長体13が安定して係止されてぺニスPに下向きの保持力を与えているので、着用者の動作により保持長体13がなければ袋体2に挿入したペニスPが袋体2内で下向きの状態を維持できなくなるような場合であっても、ぺニスPを下向きに安定的に保持することができる。従って、着用者が、横臥位や仰臥位などの体位をとっても、そのような体位でぺニスPから排出される体液は、ぺニス格納部5の左右にある吸収部6,7の一方のみに偏って流入することは少なく、液体ガイド層9の機能とも相俟って体液は各吸収部6,7に可及的均一に流入し各吸収体3に吸収される。また横臥位のように左又は右に偏って流入しても左又は右の吸収容量が満杯となりオーバーフローする前に吸収余力のある左又は右サイドへ流入するように働く。従って、本製品1が有する吸収体3の吸収容量を最大限に利用でき、最大限の使用可能時間を実現することができる。また、保持長体13が帯状で上述したようにある程度の幅があるから、弾性を以てぺニスPを押さえても着用者に苦痛を与えることがない。
このように、本製品1の体液の吸収性能は装着状態によって影響を受けにくく、ペニスPがずれて挿入口4からだんだん出てきて抜ける等、位置ずれ等の固定不十分の問題も生じず、ペニスPから排出された体液は袋体2内の吸収体3に適正に吸収される。
なお、本例の操作部16はタブ状であり、着用者が保持長体13を引っ張り操作する際には、着用者が指でこれを摘むこととしたが、操作部16の形状及びその操作方法はこれに限らない。例えば、図示はしないが、操作部16を前述したようなタブ状でなく、着用者が操作するための指を係止可能な係止部を備えた構造、例えばリング状等にして指を挿入乃至引っ掛けられるようにすれば、1本の指でも保持長体13を挿入口4から外に引き出すことができるので、指が一部不自由な着用者であっても保持長体13の引き出し操作及びぺニスへの係止操作が容易になる。
(2)保持長体及び操作部の第2実施形態(図8〜11)
本発明で使用される保持長体の本体部分(ぺニスPを押さえる帯状の部分)を図8に示す。同図(a)は、糸ゴム・平ゴム等の細長い複数本の長体状の弾性材料である糸状弾性体14であり、不織布15でラミネートされていない状態で保持長体として使用するものである。同図(b)は、糸ゴム・平ゴム等の細長い複数本の長体状の弾性材料である糸状弾性体14を伸ばした状態で両面から2枚の不織布15でラミネートし、張力を解除して不織布15にひだを生じさせたものである。
まず、図8(b)に示す保持長体を利用した例について図8〜図11を参照して説明する。
図9に示す保持長体23は、図8(b)に示す帯状の保持長体の中央部に、矩形の1枚の不織布15からなる操作部26を固定したものである。なお、図9(b)の断面図では、薄い不織布等の積層構造が明らかとなるように各不織布の間を空けて図示してある。本例によれば、保持長体23の帯状部分とは別体の操作部26が固定された保持長体の中央部分には伸縮性はないが、全体としての弾性によってぺニスPに対して所要の下向きの保持力を与えることは可能であり、使用時の機能に問題はなく、また製造時には帯状部分のみを生産して操作部26を後付けできるので、先に図5を参照して説明した工程のように糸状弾性体14を2枚の不織布でラミネートした後に張力を加えた状態で不織布を所要の形状に切断するという複雑な工程を経る手間がかからない利点がある。なお、図示の例では、操作部26は帯状部分の中央の全幅にわたって固定してあるが、必要な強度が得られれば、帯状部分の中央の上縁に固定しても良い。
図10は、図9に示した構造において、操作部26の形状の変形例(26a〜26f)を示したものである。ここに例示したいすれの形状でも目的は達成できるが、操作部26が袋体2内にあることを考慮すれば、その全体の幅や少なくとも先端部分の幅が小さい同図(a)(b)(d)のような形状にすることもできる。また、操作部26を袋体2内で探し当てて指で摘み、袋体2の外に引き出す操作の便宜を考慮すれば、同図(c)(e)(f)のように先端部分が十分な幅を有する形状とすることもできる。
図11は、図10に示したような操作部26を後付けにしたタイプの保持長体23を袋体2に固定する際の配置例を示したものである。同図(a)に示すように、帯状部分が上向きに角度を持つように固定すれば、帯状部分と挿入口4の下端との間に生じる隙間がより大きくぺニスPの挿入がより容易になり、同図(b)に示すように、帯状部分が下向きに角度を持つように固定すれば、挿入したぺニスPの上面に係止した場合にぺニスPに与える下向きの保持作用がより確実になる。
(3)保持長体及び操作部の第3実施形態(図12)
次に、図8(a)に示す保持長体を利用した例について図12を参照して説明する。
本例は、複数本の糸状弾性体14からなる保持長体の本体部分の中央において、矩形の2枚の不織布からなる操作部36の下端をラミネートして固定したものである。なお、図12(b)の断面図では、薄い不織布等の積層構造が明らかとなるように各不織布等の間を空けて図示してある。本例の保持長体33は、一様にテンションをかけた複数本の糸状弾性体14の中央部分に2枚の不織布からなる操作部36の下端をラミネートし、その後テンションを除去することで得ることができる。本例によれば、操作部36が取り付けられた糸状弾性体14の中央部分にも伸縮性があり、ぺニスPの下向きの保持力が高い。
(4)保持長体及び操作部の第4実施形態(図13)
次に、図8(a)に示す保持長体を利用した他の例について図13を参照して説明する。
本例は、複数本の糸状弾性体14からなる保持長体の本体部分の中央において、矩形の1枚の不織布からなる操作部46の下端を各糸状弾性体14に対して固定したものである。なお、図13(b)の断面図では、不織布である操作部46と糸状弾性体14との積層構造が明らかとなるように両者間を空けて図示してある。本例の保持長体43は、テンションをかけていない複数本の糸状弾性体14の中央部分に1枚の不織布からなる操作部46の下端を固定することで得ることができる。本例によれば、糸状弾性体14に張力をかけずに単に操作部46を固定するだけでよいので製造が容易である。
(5)第5実施形態(図14〜図17)
図14〜図17に示す本例の男性用体液処理用品1’(以下、本製品1’とも呼ぶ)は、第1例の男性用体液処理用品1と同様の構造を有するとともに、さらに着用者のぺニスを安定的に保持するための結束手段である結束バンドを備えていることを特徴とする。そこで、第1例の男性用体液処理用品1と同様の構造については、図1乃至図3中に示した符号と同一の符号を図14乃至図16に付してその説明を省略し、また第1例と同様の作用効果についても必要に応じて説明を省略する。
図14乃至図16に示すように、袋体2の前面側(着用者に面する側)において、前記挿入口4の近傍には、可撓性材料からなり下部が一体となった2本の帯状の結束バンド10が設けられている。結束バンド10は、着用者が着用時に挿入口4から挿入したペニスPに巻き付けて使用する。結束バンド10には、袋体2の表面の不織布に接合し易い薄いフック層をその先端に有しており、着用時に結束バンド10をペニスPに巻き付けた後に袋体2の正面側に接合できる。従って、男性の着用者がペニスPに前記保持長体13を掛け、ぺニスPを袋体2の挿入口4から内部に挿入し、操作部16を袋体2の外で上方に引き上げて袋体2の上背面側に接合する。さらに2本の結束バンド10,10を互いに反対方向からペニスPの根元にかけ回してペニスPを結束し、これら各結束バンド10の先端のフック層を袋体2の正面側に接合して固定する。さらに、袋体2の背面側の剥離シートを剥がして粘着層を表し、着用者が下半身に着用している下着の前身頃の内面側に貼り付ける。
装着状態における操作部16の扱いについての変形例を図17に示す。
図17(a)に示すように、操作部16の先端に面ファスナーや粘着層等の接合部17を設けた場合には、保持長体13をぺニスPに装着した後、操作部16を挿入口4の外に引き出し、操作部16の接合部17を袋体2の前面側(着用者側)の挿入口4の上方に接合して固定する。その後、結束バンド10をぺニスPの根元に掛け回してその先端を袋体2の前面側に接合する。この場合、操作部16を袋体2に固定する位置を調整することによって保持長体13がぺニスPに与える弾性力を変化させることができるので、保持長体13によるぺニスPの下向きの保持力を調整することができる。また、挿入口4から外に引き出して固定した操作部16は、結束バンド10によっても固定されるので、袋体2内におけるぺニスPの保持機能がさらに高まる。
図17(b)、(c)に示すように、保持長体13をぺニスPに装着した後、保持長体13を袋体2内に戻して袋体2の後面側(着用者側と反対側)の内面に接合部17を固定しても良い。この場合も、操作部16を袋体2に固定する位置を調整することによって保持長体13がぺニスPに与える弾性力を変化させることができるので、保持長体13によるぺニスPの下向きの保持力を調整することができる。図6(b)は操作部16を袋体2の後面側の内面上方に固定した場合、図6(c)は同じく内面下方に固定した場合である。いずれの場合においても、挿入口4から袋体2内に挿入されたぺニスPの根元は結束バンド10によって固定されるので、袋体2内における保持長体13によるぺニスPの保持機能はさらに確実になる。
図17(d)及び(e)は操作部16に接合部17がない場合であって、装着後に操作部16を固定しない場合である。図17(d)に示すように、装着後に操作部16から指を離せば、保持長体13はぺニスPの上側に掛止した状態で自らの弾性力により挿入口4から袋体2内に戻り、ぺニスPを袋体2内で上に向かないように下向きに保持する。保持長体13は操作部16が設けられた中央部分にも適当な弾性があり、ぺニスPを最適な力で下向きに押さえることができる。また、保持長体13は全体にひだを有する不織布15からなるので、ぺニスPに対する摩擦保持が確実であり、ぺニスPに対する接触間隔が柔らかいので装着感にも優れている。操作部16は挿入口4から袋体2の外に残るが、図7(f)に示すように、操作部16を袋体2内に入れても良い。いずれの場合においても、挿入口4から袋体2内に挿入されたぺニスPの根元は結束バンド10によって固定されるので、操作部16を特に固定しなくとも、袋体2内における保持長体13によるぺニスPの保持機能は確実である。
本例によれば、前記各例1〜4で説明した保持長体13等による効果に加え、さらに袋体2の挿入口4が形成された側の表面に結束バンド10を設けたので、挿入口4から挿入したぺニスPは袋体2の内部では保持長体13等によって保持され、袋体2の外ではその根元を確実に結束バンド10で保持することができ、保持長体13等と結束バンド10の相乗効果によって男性用体液処理用品に対してぺニスを正規の状態で装着でき、かつ装着状態をさらに安定化できる効果が得られる。
(6)保持長体の取付け位置の変形例(図18)
図18に示すように、以上説明した各種構造の保持長体13,23,33,43(以下保持長体13等と呼ぶ)は、袋体2の前面側の内面でなく、袋体2内に設けられた液体ガイド層9に取り付けても良い。その場合、保持長体13等の位置は、第1の例と同様の理由で、袋体2内において挿入口4の下端部に近接し、かつ挿入口4を間に挟んで両側の各位置に両端の接合部13aが来るようにするとよい。本例のように、保持長体13等を袋体2の内面でなく、さらに袋体2の内方にある液体ガイド層9に取り付けても、ぺニスPが上に向かないように下向きに保持する機能は達成することができる等、第1の例と同等の機能を得られる他、さらに男性用体液処理用品の製造工程全体の中で特に液体ガイド層9を取り扱う工程において保持長体13等を液体ガイド層9に予め取り付けておけば、工程が簡略化されて製造コストの低減に寄与することができる場合がある。
なお、図示はしないが、本例の男性用体液処理用品では、装着時に着用者から見て手前側に比較的小さい幅の第1収納部6と、同奥側に比較的大きい幅の第2収納部7が設けられているが、この幅の大小関係は逆にしてもよいし、また両者を同幅にしてもよい。
いずれにしても、吸収体を収納する空間の上述した各種構成に係わらず、本発明の特徴は、操作部を設けて装着を容易とした保持長体により袋体内に挿入したぺニスが上向きにならないように下向きの保持力を与えることにあり、さらに望ましくは袋体の表側に結束バンドを設け、両者の併用により男性用体液処理用品に対してぺニスを正規の状態で装着し、かつ装着状態をさらに安定化することにある。
本発明の実施の形態の第1例に係る男性用体液処理用品の正面図である。 本発明の実施の形態の第1例に係る男性用体液処理用品の横断面図である。 本発明の実施の形態の第1例に係る男性用体液処理用品の使用状態を示す縦断面図である。 (a)は本発明の実施の形態の第1例における保持長体の正面図、(b)は(a)のX−X切断線における断面図である。 本発明の実施の形態の第1例における保持長体の製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態の第1例における保持長体と挿入口の位置関係を例示する正面図である。 本発明の実施の形態の第1例における装着状態及び操作部の固定状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態における保持長体の帯状部分の構造例を示す正面図である。 (a)は本発明の実施の形態の第2例における保持長体の正面図、(b)は(a)のY−Y切断線における断面図である。 本発明の実施の形態の第2例における保持長体の変形例を示す正面図である。 本発明の実施の形態の第2例における保持長体の取付け状態を示す正面図である。 (a)は本発明の実施の形態の第3例における保持長体の正面図、(b)は(a)のZ−Z切断線における断面図である。 (a)は本発明の実施の形態の第4例における保持長体の正面図、(b)は(a)のW−W切断線における断面図である。 本発明の実施の形態の第5例に係る男性用体液処理用品の正面図である。 本発明の実施の形態の第5例に係る男性用体液処理用品の横断面図である。 本発明の実施の形態の第5例に係る男性用体液処理用品の使用状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態の第5例における装着状態及び操作部の固定状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る男性用体液処理用品の変形例を示す横断面図である。
符号の説明
1,1’ 男性用体液処理用品
2 袋体
3 吸収体
4 挿入口
5 ペニス格納部
6 第1収納部
7 第2収納部
9 ガイドシートとしての液体ガイド層
10 結束手段としての結束バンド
13,23,33,43 保持長体
14 弾性部材としての糸状弾性体
16,26,36,46 操作部
17 接合部

Claims (7)

  1. 着用者のペニスを挿入する挿入口が形成された袋体の内部に体液の吸収体が設けられてなる男性用体液処理用品において、
    前記袋体の内部で前記挿入口の下端部に近接して前記挿入口を間に挟む両側の各位置に両端の接合部がそれぞれ取り付けられて中央が未接合部とされ、前記挿入口から挿入されたペニスの上側に掛けられてこれを保持する弾性を備えた保持長体と、
    前記挿入口から挿入されたぺニスの上側に前記保持長体を掛けるべく着用者が前記保持長体を引き伸ばして前記挿入口から外に引き出すことができるように前記保持長体に取り付けられた着用者が操作するための操作部と、
    を有することを特徴とする男性用体液処理用品。
  2. 前記保持長体の両端部は前記挿入口の両側の各位置にそれぞれ固定されており、前記操作部は前記挿入口に対応する前記保持長体の略中央部分に設けられていることを特徴とする請求項1記載の男性用体液処理用品。
  3. 前記保持長体は前記袋体の前記挿入口が形成された側の内面に取り付けられたことを特徴とする請求項2記載の男性用体液処理用品。
  4. 前記袋体は、前記吸収体をそれぞれ収納した複数の収納部と、前記収納部の前記吸収体同士を連絡して体液の移動を案内するガイドシートとを有しており、
    前記保持長体は前記袋体の前記挿入口が形成された側と対面する位置に設けられた前記ガイドシートに取り付けられたことを特徴とする請求項2記載の男性用体液処理用品。
  5. 前記袋体の前記挿入口が形成された側の表面には、前記挿入口の近傍において、前記挿入口に挿入されたぺニスを結束して保持する結束手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4記載の男性用体液処理用品。
  6. 前記保持長体は糸状弾性体を有しており、少なくともその一部が前記操作部を構成する2枚のシート体により、張力を加えて伸張した前記糸状弾性体を挟んで一体化し、前記張力を除去することにより前記操作部を前記保持長体に設けたことを特徴とする請求項1乃至5に記載の男性用体液処理用品。
  7. 前記保持長体は糸状弾性体を有しており、少なくともその一部が前記操作部を構成するシート体を、張力を加えない前記糸状弾性体に固定して前記操作部を前記保持長体に設けたことを特徴とする請求項1乃至5に記載の男性用体液処理用品。
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