JP4660263B2 - 真空発生装置および該真空発生装置の起動方法 - Google Patents

真空発生装置および該真空発生装置の起動方法 Download PDF

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Description

本発明は、真空発生装置に係り、特に海水のような腐食性溶液を揚水する渦巻ポンプの呼び水に用いる真空発生装置に関するものである。また、本発明は、サイクロン型エアセパレータに係り、特に旋回流によって気泡混合液から気体を分離するサイクロン型エアセパレータに関するものである。
地上に設置した渦巻ポンプで海水を吸い上げて揚水する場合、渦巻ポンプを起動する前に、ポンプケーシングと吸込配管の内部を負圧にして海水で満たす呼び水作業が必要となる。このような呼び水作業には、一般的に水封式真空ポンプなどの真空発生装置が使用され、まれに空気エジェクタや水エジェクタが使われることもある。
しかしながら、渦巻ポンプの呼び水が完了する最終段階で、水封式真空ポンプ内部への海水の流入が避けられず、そのために生じる真空ポンプの羽根車部分でのキャビテーションによって騒音が発生したり、海水による腐食と相まって水封式真空ポンプの耐久性が著しく低下したりする。
また、空気エジェクタを用いる場合には、駆動源として圧縮空気を別途用意する必要があり、消費空気量も多いため、空気圧縮機や空気貯留タンクなどの装置が大型化してしまう。また、空気エジェクタの排気音も大きく、別途排気サイレンサが必要となる。
また、水エジェクタを用いる場合には、駆動源として圧力水を別途用意する必要がある。循環ポンプを用いて駆動用の圧力水を供給することも可能であるが、水エジェクタから吐出される気泡混合液を循環ポンプの受水槽に導入する場合には、混合液中の気泡が循環ポンプに吸い込まれないように、受水槽の水深を十分深く設定する必要がある。このため、受水槽の容量も大きくしなければならず、装置が大型化してしまう。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、大容量の受水槽を必要とせずに高い吸気能力を維持し、騒音の発生を抑えることができるコンパクトな真空発生装置および該真空発生装置の起動方法を提供することを目的とする。
また、本発明の一参考例は、高い気泡分離能力を有するコンパクトなサイクロン型エアセパレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様によれば、大容量の受水槽を必要とせずに高い吸気能力を維持し、騒音の発生を抑えることができるコンパクトな真空発生装置が提供される。この真空発生装置は、循環液を加圧する循環ポンプと、上記循環ポンプにより加圧された循環液を駆動源として吸気口から気体を吸い込んで気泡混合液を吐出する水エジェクタと、サイクロン型エアセパレータとを備えている。このサイクロン型エアセパレータは、容器と、上記水エジェクタから吐出された気泡混合液を上記容器内に導入する導入口と、上記容器の内部に形成された気泡混合液の旋回流により該気泡混合液から分離された気体を排出する排気管と、上記気体が分離された循環液を排出する排液口とを備えている。また、上記真空発生装置は、上記水エジェクタの吐出口と上記サイクロン型エアセパレータの導入口とを連通する第1の配管と、上記サイクロン型エアセパレータの排液口と上記循環ポンプの吸込口とを連通する第2の配管とを備えている。上記導入口は、上記容器の上部に設けられ、上記排液口は、上記容器の下部に設けられ、上記サイクロン型エアセパレータは、上下方向に関して上記導入口と上記排液口との間に、中央部に孔が形成された隔壁をさらに備えている。上記容器は、上記隔壁によって上側室と下側室に分割され、上記隔壁は、その上面を旋回する液体が上記孔の縁を通って該液体の旋回流による遠心力によって上記隔壁の下面に沿って放射状に放出されるように配置されている。
このような構成において、サイクロン型エアセパレータの容器内を満水にして、循環ポンプを起動すると、循環ポンプからの高圧の循環液で水エジェクタが作動して吸気口から連続的に吸気を行う。したがって、吸気口に接続された密閉容器の内部を負圧にすることができる。吸引された空気は水エジェクタ内で循環液と混合されて気泡混合液となり、第1の配管を通ってサイクロン型エアセパレータに送られる。この気泡混合液は、サイクロン型エアセパレータの容器内で旋回流により気体(空気)と液体に分離され、分離された気体は排気管から大気に放出される。気泡(気体)が分離された液体(循環液)は第2の配管を通って循環ポンプに送られ、循環される。
このような真空発生装置をポンプの呼び水に用いる場合、ポンプの呼び水が完了する最終段階において、揚水しようとしている溶液が真空発生装置の内部に流入してきても、余剰な液体は排気管から排出されるので支障は生じない。また、気泡の分離にサイクロン型エアセパレータを用いているので、その容量も小さくて済み、装置全体をコンパクトな構造にすることができる。
上記容器は、円形の上部壁、円形の下部壁、および側壁を有する円筒容器であることが好ましい。また、上記導入口は、上記気泡混合液を上記側壁から上記円筒容器の接線方向に向かって導入するように構成されていることが好ましい。また、上記排気管を上記上部壁の中央部に接続することが好ましい。
らに、上記サイクロン型エアセパレータは、上記循環液がその外周部から上記排液口に向かうように、上記排液口の上方に配置されたバッフルを備えていることが好ましい。このようなバッフルは、上記旋回流の渦流により上記気体が上記排液口に吸い込まれることを防止する。
このような構成によれば、サイクロン型エアセパレータに流入する気泡混合液の気泡を十分に分離することができるので、循環ポンプの吐出圧力が低下することなく、水エジェクタの吸気能力も低下しない。また、サイクロン型エアセパレータが水エジェクタのサイレンサの役割を果たすので、運転時の騒音も低く抑えることができる。
上記水エジェクタは、上記循環ポンプから吐出される循環液を噴射する噴出口を有する第1のノズルと、上記第1のノズルの噴出口に同心状に近接して配置された第2のノズルとを備えていてもよく、これらのノズルを樹脂により形成することが好ましい。
第1のノズルおよび第2のノズルを樹脂製とすることで、第1のノズルおよび第2のノズルの形状を任意に変更することができる。また、要求される仕様を満足する水エジェクタを金属製のものに比べて安価に製造することができる。さらに、第1のノズルおよび第2のノズルの孔径や長さを適切に調整することにより、真空発生装置により得られる到達真空度を制御することができる。例えば、第1のノズルの形状を固定したまま、第2のノズルの孔径を大きくするか、第2のノズルの長さを短くすることで、到達真空度を低く設定することができる。このように、高真空の要求がない用途においては、キャビテーションの発生を抑えることができる。
また、上記第1の配管および上記第2の配管を含む接液部の構成部品を樹脂製とすることが好ましい。液部分の構成部品を樹脂製とすることにより、腐食に対する耐久性が向上するので、海水のような腐食性溶液を水エジェクタの駆動源として用いることも可能となる。
本発明の他の態様によれば、上記真空発生装置の起動方法であって、前記サイクロン型エアセパレータの前記容器の内部を循環液で満たし、その後、前記循環ポンプを起動させることを特徴とする真空発生装置の起動方法が提供される。
本発明の一参考例によれば、高い気泡分離能力を有するコンパクトなサイクロン型エアセパレータが提供される。このサイクロン型エアセパレータは、容器と、気泡混合液を上記容器内に導入する導入口と、上記容器の内部に形成された気泡混合液の旋回流により該気泡混合液から分離された気体を排出する排気管と、上記気体が分離された液を排出する排液口とを備えている。上記導入口は上記容器の上部に設けられ、上記排液口は上記容器の下部に設けられる。また、サイクロン型エアセパレータは、上下方向に関して上記導入口と上記排液口との間に配置された隔壁を備えており、この隔壁の中央部には孔が形成されている。
このような構成によれば、気泡混合液が容器の内部に導入されると、隔壁によって形成された上側の室で強力な旋回流が形成される。上側の室に入った気泡は、この強力な旋回流によって発生する遠心力によって短時間で中央部へ移動して、気泡と液の分離が十分に行われる。したがって、本発明のサイクロン型エアセパレータは、コンパクトな構成で高い気泡分離能力を発揮することができる。
上記サイクロン型エアセパレータは、上記循環液がその外周部から上記排液口に向かうように、上記排液口の上方に配置されたバッフルを備えていることが好ましい。このようなバッフルは、上記旋回流の渦流により上記気体が上記排液口に吸い込まれることを防止する。また、上記容器は、円形の上部壁、円形の下部壁、および側壁を有する円筒容器であることが好ましい。さらに、上記導入口は、上記気泡混合液を上記側壁から上記円筒容器の接線方向に向かって導入するように構成されていることが好ましい。また、上記排気管を上記上部壁の中央部に接続することが好ましい。
本発明の真空発生装置によれば、コンパクトな構成で高い吸気能力を維持し、騒音の発生を抑えることができる。また、海水のような腐食性溶液を揚水するポンプの呼び水に使用した場合にも、キャビテーションによる騒音の発生や耐久性の低下が生じず、高い吸気能力を維持することができる。
本発明の一参考例に係るサイクロン型エアセパレータによれば、コンパクトな構成で高い気泡分離能力を発揮することができる。
以下、本発明に係る真空発生装置の実施形態について図1から図5(b)を参照して詳細に説明する。なお、図1から図5(b)において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態における真空発生装置1を示す図である。図1に示すように、真空発生装置1は、装置内を循環する循環液Lを加圧する循環ポンプ2と、循環ポンプ2により加圧された循環液Lを駆動源として吸気口30から空気Gを吸い込む水エジェクタ3と、循環ポンプ2の循環液の受水槽としてのサイクロン型エアセパレータ4とを備えている。
循環ポンプ2としては、例えば、吐出流量150l/min、吐出圧17mの能力を有する横型渦巻ポンプが用いられ、その接液構成部品を樹脂により形成することが好ましい。この循環ポンプ2の吐出口20の垂直上方に水エジェクタ3が取り付けられている。この水エジェクタ3の吸気口30は、真空引きする密閉容器(図示せず)に接続されている。
水エジェクタ3は、エジェクタ本体31と、吸気口30を有する吸込部32と、循環ポンプ2から吐出された高圧の循環液を噴出口33から噴射する第1のノズル34と、第1のノズル34の噴出口33に同心状に近接して配置された第2のノズル35とを備えている。第1のノズル34先端の噴出口33から循環液が高速で噴射されることにより、吸気口30から空気Gが吸い込まれて、空気Gと循環液Lとが混合される。これにより、水エジェクタ3から気泡混合液Lが吐出される。
ここで、水エジェクタ3の第1のノズル34および第2のノズル35を樹脂により形成することが好ましい。第1のノズル34および第2のノズル35を樹脂製とすることで、第1のノズル34および第2のノズル35の形状を任意に変更することができる。また、例えば、エジェクタ本体31や吸込部32に樹脂成形品の配管継手などを使用することもできる。樹脂成型品は寸法精度が良いので、所定の寸法に加工した樹脂製の第1のノズル34および第2のノズル35を所定の位置に容易に固定できる。また、要求される仕様を満足する水エジェクタを金属製のものに比べて安価に製造することができる。
さらに、第1のノズル34および第2のノズル35の孔径や長さを適切に調整することにより、真空発生装置1により得られる到達真空度を制御することができる。例えば、第1のノズル34の形状を固定したまま、第2のノズル35の孔径を大きくすることで、到達真空度を−93kPaから−70kPaに変更するようなこともできる。このように、高真空の要求がない用途においては、キャビテーションの発生を抑えることができる。
エジェクタ本体31の吐出口36には、例えば樹脂製の第1の配管5が接続されており、この第1の配管5によって水エジェクタ3とサイクロン型エアセパレータ4が接続される。この第1の配管5は、エジェクタ本体31の吐出口36から上方に立ち上がり、水平方向の延びた後、下方に延びる形状をしている。第1の配管5内の気泡混合液Lの流速は、気泡混合液Lの搬送に支障がなく、かつ圧力損失が大きくならない流速(例えば、約3m/s)に設定される。
図2(a)はサイクロン型エアセパレータ4を示す縦断面図、図2(b)は横断面図である。図2(a)および図2(b)に示すように、サイクロン型エアセパレータ4は、上部壁40、下部壁41、および側壁42を有する密閉円筒容器43を備えている。容器43の上部には、第1の配管5からの気泡混合液Lを側壁42の接線方向に向かって容器43の内部に導入する導入口44が形成されている。また、密閉円筒容器43の下部には、容器43内で気泡が分離された循環液Lを排出する排液口45が形成されている。図2(b)に示すように、導入口44および排液口45はともに側壁42の接線方向に沿って設けられている。サイクロン型エアセパレータ4の接液部品は例えば樹脂から形成されている。
また、上部壁40の中央部には、容器43の内部に形成された気泡混合液の旋回流Fにより分離された空気Bを排出する排気管50が取り付けられている。
サイクロン型エアセパレータ4の排液口45には、例えば樹脂製の第2の配管6が接続されており、この第2の配管6によってサイクロン型エアセパレータ4の排液口45と循環ポンプ2の吸込口21が接続される。この第2の配管6は、循環ポンプ2の吸込口21に向かって上り勾配を有するように配置されており、内部に空気溜まりができないようになっている。また、配管損失抵抗を抑えるため、第2の配管6は第1の配管5(口径30mm)よりも2サイズ程度太いもの(口径50mm)が使用される。
次に、上述した構成の真空発生装置の動作を説明する。循環ポンプ2を起動させると、循環ポンプ2から高圧の循環液Lが水エジェクタ3に吐出され、水エジェクタ3の第1のノズル34から吐出される循環液Lの噴流によって負圧が発生する。これにより、吸気口30から空気Gが吸い込まれ、吸い込まれた空気Gは第2のノズル35の後段側で気泡Gとして噴流Lに取り込まれ、気泡混合液Lとなる。気泡混合液Lとなった水流は第1の配管5を通ってサイクロン型エアセパレータ4に送られる。
サイクロン型エアセパレータ4の導入口44から気泡混合液Lが容器43の内部に導入されると、噴流する気泡混合液Lによって容器43内部で側壁42の内周面に沿って旋回流Fが形成される。気泡混合液L中の気泡は、この旋回流Fによる遠心力によって側壁42の中央部に移動し、気泡同士が合体して空気の塊Bとなる。これらの空気の塊Bは、排気管50を通じて大気中に放出される。
気泡が分離された循環液Lは、容器43の下部に設けられた排液口45へと流れ込み、排液口45から排出される。排液口45から排出された循環液Lは、第2の配管6を通して循環ポンプ2に循環供給される。
接液部分の構成部品を樹脂製とすれば、海水のような腐食性溶液を揚水するポンプの呼び水に真空発生装置1を用いた場合に、キャビテーションによる騒音の発生を抑制することができ、また、腐食に対する耐久性を向上させることができる。したがって、長期間使用することができる真空発生装置1とすることができる。
また、水エジェクタ3から吐出される気泡混合液Lがサイクロン型エアセパレータ4内の液中に放出されるので、運転中に生じる騒音がこの液体に吸収される。このように、本実施形態においては、サイクロン型エアセパレータ4のサイレンサ効果により騒音の発生が抑えられる。
上述したように、本実施形態における真空発生装置1は、水エジェクタ3と、水エジェクタ3の駆動源としての圧力水を生成する循環ポンプ2と、気泡混合液の分離機能とサイレンサ機能と循環ポンプ2の受水槽機能という3つの機能を併せ持ったサイクロン型エアセパレータ4とを備えているので、コンパクトな構成で騒音の発生を抑えることができる。
本実施形態では、水エジェクタ3を用いているため、海水のような腐食性溶液を揚水するポンプの呼び水に使用した場合にも、耐久性の低下が生じず、キャビテーションによる騒音も生じない。また、循環ポンプ2の受水槽としてサイクロン型エアセパレータ4を用いているので、コンパクトな構成で循環水中の気泡を除去することができ、受水槽の容量を大きくすることなく高い吸気能力を維持することができる。
図3は、本発明の第2の実施形態における真空発生装置101を示す図である。上述した第1の実施形態におけるサイクロン型エアセパレータ4を用いた場合、導入口44から導入される気泡混合液Lの流入速度が遅いと、遠心分離効果が薄いため気泡の分離が十分になされない場合がある。また、遠心分離効果を十分に発揮するように気泡混合液Lの流入速度を調整すると、容器43の中心部の渦度が上がるためにその中心部の負圧が高くなり過ぎて、せっかく分離した気泡Bが渦に再び吸い込まれるという現象が起きてしまうことも考えられる。これらの場合には、サイクロン型エアセパレータ4で気泡が十分に除去されず、気泡が混入した循環液Lが循環ポンプ2に導入され、これにより循環ポンプ2の吐出圧力が低下して水エジェクタ3の吸気能力が低下してしまうこともあり得る。
本発明の第2の実施形態の真空発生装置101は、このような問題点を解消できるものであり、第1の実施形態におけるサイクロン型エアセパレータ4に代えて、図3に示すような容器内に上下に分割された室を有するサイクロン型エアセパレータ104を循環ポンプ2の循環液の受水槽として用いている。
図4は、図3のサイクロン型エアセパレータ104を示す斜視図である。図3および図4に示すように、サイクロン型エアセパレータ104は、円形の上部壁140、円形の下部壁141、および側壁142を有する円筒容器143を備えている。側壁142の上部には、第1の配管5からの気泡混合液Lを円筒容器143の接線方向に向かって容器143の内部に導入する導入口144が形成されている。また、側壁142の下部には、容器143内で気泡が分離された循環液Lを排出する排液口145が形成されている。サイクロン型エアセパレータ104の接液部品は例えば樹脂から形成される。
また、容器143の上下方向に関して導入口144と排液口145との間には、中央部に孔146が形成された円板状の隔壁147が配置されている。したがって、容器143内には、上部壁140、側壁142、および隔壁147により上側室148が形成され、下部壁141、側壁142、および隔壁147により下側室149が形成されている。また、上部壁140の中央部には、容器143の内部に形成された気泡混合液の旋回流F(図3参照)により分離された空気Gを排出する排気管150が取り付けられている。
また、下側室149の内部には円板状のバッフル151が配置されている。このバッフル151は、排液口145よりも高い位置に配置されており、空気Gが分離された循環液Lがバッフル151の外周部から排液口145に導かれるように流路が形成されている。
なお、容器143の内部の点検作業を容易にするために、上部壁140を容器143から着脱可能に構成してもよい。また、容器143内の循環液の入れ替えを容易にするために、上部壁140に補給水用のバルブ(図示せず)を設け、側壁142の下部に排水用のバルブ(図示せず)を設けてもよい。
サイクロン型エアセパレータ104の排液口145には、例えば樹脂製の第2の配管6が接続されており、この第2の配管6によってサイクロン型エアセパレータ104の排液口145と循環ポンプ2の吸込口21が接続される。この第2の配管6は、循環ポンプ2の吸込口21に向かって上り勾配を有するように配置されており、内部に空気溜まりができないようになっている。また、配管損失抵抗を抑えるため、第2の配管6は第1の配管5(口径30mm)よりも2サイズ程度太いもの(口径50mm)が使用される。
次に、上述した構成の真空発生装置の動作を説明する。まず、サイクロン型エアセパレータ104の容器143の内部を満水にしておく。このとき、余剰水は排気管150から容器143の外部に排出される。ここで、排気管150の排気口152の高さは、水エジェクタ3の吸気口30の高さよりも低く、かつ循環ポンプ2の吐出口20よりも高くしてあるので、循環ポンプ2の内部も満水状態となる。これにより、真空発生装置101を起動できる条件が整う。
循環ポンプ2を起動させると、循環ポンプ2から高圧の循環液Lが水エジェクタ3に吐出され、水エジェクタ3の第1のノズル34から吐出される循環液Lの噴流によって負圧が発生する。これにより、吸気口30から空気Gが吸い込まれ、吸い込まれた空気Gは第2のノズル35の後段側で気泡Gとして噴流Lに取り込まれ、気泡混合液Lとなる。気泡混合液Lとなった水流は第1の配管5を通ってサイクロン型エアセパレータ104に送られる。
サイクロン型エアセパレータ104の導入口144から気泡混合液Lが容器143の内部に導入されると、噴流する気泡混合液Lによって容器143内部の上側室148で強力な旋回流Fが形成される。すなわち、サイクロン型エアセパレータ104の容器143は、隔壁147によって上側室148と下側室149に分割されているため、上側室148内の液体と下側室149内の液体は隔壁147の中央孔146のみで接触することになる。したがって、旋回流Fが加速される初期段階で、導入口144から気泡混合液Lが容器143の内部に導入されると、上側室148の液体は、下側室149の液体から受ける影響は小さくなるので、強力な旋回流Fが形成される。
旋回流Fが加速される初期段階で渦流が発達して渦の下端が容器143の下部に形成された排液口145へ達しようとしても、バッフル151で阻止されるので渦に吸い込まれた空気が排液口145に吸い込まれることを防止できる。さらに旋回流Fが加速されると、その遠心力によって隔壁147の中央孔146とほぼ同径の円筒状の空洞部Cが上側室148の中央部に形成されるため、上側室148内の液体と下側室149内の液体の接触面積がさらに小さくなる。したがって、下側室149内の液体から上側室148内の液体への影響はほとんどなくなり、上側室148に形成される旋回流Fの速度が、導入口144から流入する気泡混合液Lの速度とほぼ同一となるような平衡状態を保つことができる。
上側室148に入った気泡は、強力な旋回流Fによって発生する遠心力によって短時間で中央部へ移動する。気泡が空洞Cの表面に到達すると、表面張力効果で容易に上記空洞部Cに排出され、排気管150を通じて大気中に放出される。このように、気泡混合液の気泡分離の大半は上側室148において完了する。
また、水エジェクタ3から吐出される気泡混合液Lがサイクロン型エアセパレータ104内の上側室148の液中に放出されるので、運転中に生じる騒音がこの液体に吸収される。このように、本実施形態においては、サイクロン型エアセパレータ104のサイレンサ効果により騒音の発生が抑えられる。
隔壁147の中央孔146の縁を通って下側室149に流れ出た循環液Lは、旋回流Fによる遠心力によって隔壁147の下面に沿って放射状に放出され、側壁142に衝突した後、側壁142に沿って流れ落ちる。この間に循環液Lの速度は減速されるが、円周方向の速度成分が残っているので、隔壁147の下部に形成される水面に弱い渦流Lが発生し、その遠心力によって液中に残留している気泡は水面の中央部へ移動した後、上記空洞Cを通じて排気管150から大気側へ放出される。
これらの工程を経て十分に気泡が分離された循環液Lは、遠心力によって側壁142の下部付近に集まり、バッフル151の外周部から排液口145へと流れ込む。排液口145から排出された循環液Lは、第2の配管6を通して循環ポンプ2に循環供給される。このように、本実施形態におけるサイクロン型エアセパレータ104では、気泡と液の分離が十分に行われるので、気泡の影響で循環ポンプ2の吐出圧力が低下することはなく、水エジェクタ3の吸気能力が低下しない。
上述したように、本実施形態における真空発生装置101は、水エジェクタ3と、水エジェクタ3の駆動源としての圧力水を生成する循環ポンプ2と、気泡混合液の分離機能とサイレンサ機能と循環ポンプ2の受水槽機能という3つの機能を併せ持ったサイクロン型エアセパレータ104とを備えているので、コンパクトな構成で騒音の発生を抑えることができる。
本実施形態では、水エジェクタ3を用いているため、海水のような腐食性溶液を揚水するポンプの呼び水に使用した場合にも、耐久性の低下が生じず、キャビテーションによる騒音も生じない。また、循環ポンプ2の受水槽としてサイクロン型エアセパレータ104を用いているので、コンパクトな構成で循環水中の気泡を除去することができ、受水槽の容量を大きくすることなく高い吸気能力を維持することができる。
また、サイクロン型エアセパレータ104は、容器143の内部に上側室148と下側室149とを形成する隔壁147と、渦流による排液口145への空気の吸い込みを防止するバッフル151とを備えているので、水エジェクタ3からの気泡混合液の気泡分離を十分に行うことができる。したがって、循環ポンプ2の吐出圧力の低下を招くことがなく、水エジェクタ3の吸気能力も低下しない。また、接液部分の構成部品を樹脂製とすれば、海水のような腐食性溶液を揚水するポンプの呼び水に真空発生装置101を用いた場合に、キャビテーションによる騒音の発生を抑制することができ、また、腐食に対する耐久性を向上させることができるので長期間使用することができる。
上述した実施形態においては、円板状バッフル151を用いた例を説明したが、バッフルの形状はこれに限られるものではない。例えば、図5(a)に示すように、円板251aと、円板251aの外周縁に配置され、上方に延びる外周片251bとから構成されるバッフル251を用いてもよい。あるいは、図5(b)に示すように、下部壁141から上方に延びる円筒状のバッフル351を用いることもできる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態における真空発生装置を示す模式図である。 図2(a)は図1の真空発生装置のエアセパレータを示す縦断面図、図2(b)は横断面図である。 本発明の第2の実施形態における真空発生装置を示す模式図である。 図3の真空発生装置のエアセパレータを示す断面斜視図である。 図4のエアセパレータの内部に配置されるバッフルの変形例を示す断面斜視図である。
符号の説明
1,101 真空発生装置
2 循環ポンプ
3 水エジェクタ
4,104 サイクロン型エアセパレータ
5 第1の配管
6 第2の配管
20 吐出口
21 吸込口
30 吸気口
31 エジェクタ本体
32 吸込部
33 噴出口
34 第1のノズル
35 第2のノズル
36 吐出口
40,140 上部壁
41,141 下部壁
42,142 側壁
43,143 容器
44,144 導入口
45,145 排液口
50,150 排気管
146 孔
147 隔壁
148 上側室
149 下側室
151,251,351 バッフル
152 排気口

Claims (8)

  1. 循環液を加圧する循環ポンプと、
    前記循環ポンプにより加圧された循環液を駆動源として吸気口から気体を吸い込んで気泡混合液を吐出する水エジェクタと、
    容器と、前記水エジェクタから吐出された気泡混合液を前記容器内に導入する導入口と、前記容器の内部に形成された気泡混合液の旋回流により該気泡混合液から分離された気体を排出する排気管と、前記気体が分離された循環液を排出する排液口とを有するサイクロン型エアセパレータと、
    前記水エジェクタの吐出口と前記サイクロン型エアセパレータの導入口とを連通する第1の配管と、
    前記サイクロン型エアセパレータの排液口と前記循環ポンプの吸込口とを連通する第2の配管と、
    を備え
    前記導入口は、前記容器の上部に設けられ、
    前記排液口は、前記容器の下部に設けられ、
    前記サイクロン型エアセパレータは、上下方向に関して前記導入口と前記排液口との間に、中央部に孔が形成された隔壁をさらに備え、
    前記容器は、前記隔壁によって上側室と下側室に分割され、
    前記隔壁は、その上面を旋回する液体が前記孔の縁を通って該液体の旋回流による遠心力によって前記隔壁の下面に沿って放射状に放出されるように配置されていることを特徴とする真空発生装置。
  2. 前記容器は、円形の上部壁、円形の下部壁、および側壁を有する円筒容器であることを特徴とする請求項1に記載の真空発生装置。
  3. 前記導入口は、前記気泡混合液を前記側壁から前記円筒容器の接線方向に向かって導入するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の真空発生装置。
  4. 前記排気管は、前記上部壁の中央部に接続されることを特徴とする請求項2または3に記載の真空発生装置。
  5. 前記サイクロン型エアセパレータは、前記旋回流の渦流により前記気体が前記排液口に吸い込まれることを防止するバッフルをさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の真空発生装置。
  6. 前記排気管の排気口の高さは、前記水エジェクタの吸気口の高さよりも低いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の真空発生装置。
  7. 前記水エジェクタは、
    前記循環ポンプから吐出される循環液を噴射する噴出口を有する第1のノズルと、
    前記第1のノズルの噴出口に同心状に近接して配置された第2のノズルと、
    を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の真空発生装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の真空発生装置の起動方法であって、
    前記サイクロン型エアセパレータの前記容器の内部を循環液で満たし、その後、
    前記循環ポンプを起動させることを特徴とする真空発生装置の起動方法。
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