JP4659268B2 - 電子商取引管理サーバ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子商取引における取引を管理するサーバに関し、特に、原材料の発注情報を管理するサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
製品に対する部品や原材料を供給する事業者は、通常は製品のメーカーに対して営業を行うことで市場を獲得する。一旦、特定のメーカーに対して部品や原材料の納入契約がまとまると、その製品が売れる限り上流の部品メーカーや原材料販売者は利益を上げつづけることができる。
また、近年サプライチェーンマネジメントという経営手法が広く浸透してきている。これは、製品販売に関する上流から下流の情報をコンピュータネットワークで連携させ、製品の売上に応じた製品の製造計画の策定、原材料の発注、部品の製造を合理的に行うものである。このサプライチェーンマネジメントを利用することで、製品在庫の削減、迅速な製造、原材料の無駄な供給の防止等の種々の利益を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、部品メーカーや原材料販売業者は製品が売れれば安泰であるが、逆に製品が売れなければ部品や原材料の需要もなくなりその売上も低下してしまうことになる。しかし、部品メーカーや原材料販売業者は製品の売上の向上に関しては製造業者まかせであって、自己の原材料等の売上を製造業者の営業力に大きく依存する結果となっていた。だからといって直接製造していない部品メーカーや原材料販売業者が直接消費者に対して製品のプロモーション活動を行うのは信頼性に欠ける等の問題が有り、また、テレビ等の広告媒体を利用した宣伝活動は大きな費用がかかる等の問題が有るので、実際にそのようなプロモーション活動を行うのは容易ではなかった。
一方、近年、インターネットの発達によりホームページを介して電子商取引を行うことが広く行われている。インターネット上におけるプロモーション活動はインターネット上のホームページや電子メール等の媒体に、製品に関するホームページやその製品を扱うショッピングモールへのURL(Uniform Resource Locator)へのリンクを設定することが最も一般的である。このようなインターネット上にリンクを設定するプロモーション活動は費用をかける必要もなく。手軽に行うことができる。従って、部品メーカーや原材料販売業者でもインターネット上ならば製品に関するプロモーション活動を容易に行うことができると考えられる。
【0004】
この場合、部品メーカーや原材料販売業者にとっての報酬は製品が売れる結果としての部品や原材料の発注である。ところで、インターネット上の電子商取引においては製品の販売がなされたことは予め電子化された情報として得られるのでサプライチェーンマネジメントの手法を用いて、製品の注文があればそれに応じた部品や原材料の発注を自動的に行うことも可能であると考えられる。
そこで、本発明は以上のような観点に立って、部品や原材料を提供する事業者が通信ネットワーク上でリンクを利用したプロモーション活動を行った際に、そのプロモーションの結果として製品が売れた場合には自動的に部品や原材料が発注される仕組みを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、電子商取引を行う電子商取引用サーバに連携し、取引される商品の原材料を販売する原材料販売者が使用する原材料販売者コンピュータと、前記商品を購入する消費者が使用する消費者コンピュータと通信ネットワークを介して接続される電子商取引管理サーバである。なお、各コンピュータとの接続は電子商取引サーバを間に介する場合を含む。また、本願において「原材料」には、一般的な意味における原材料だけでなく、製品をつくるための部品やユニットなども含む。
この電子商取引管理サーバには、前記商品ごとに商品の原材料を販売する前記原材料販売者を識別する原材料販売者識別情報を関連づけて記憶する商品記憶手段と、前記原材料販売者コンピュータのアドレス情報と前記原材料販売者識別情報とを関連付けて記憶する原材料販売者記憶手段とが設けてある。なお、アドレス情報とは前記通信ネットワーク上において前記原材料販売者コンピュータを特定できる情報をいう。また、アドレス情報は直接前記原材料販売者コンピュータを特定できなくても、インターネットプロバイダを経由する電子メールアドレスのような間接的に前記原材料販売者コンピュータを特定する情報を含む。
【0006】
そして、前記通信ネットワーク上に設定される前記原材料販売者識別情報が関連付けられた前記電子商取引用のページデータへのリンクを介して前記消費者コンピュータから前記ページデータの要求があった場合に、原材料販売者識別情報取得手段が前記リンクに関連付けられている前記原材料販売者識別情報を取得する。なお、前記ページデータへのリンクは直接のリンクでなくても最終的に消費者コンピュータへ前記ページデータが送信されるようになっていれば足りる。また、「ページデータ」は電子商取引を行うための入力画面もしくは入力画面にリンクが設定された画面を表すデータである。次に、商品一致判断手段が前記ページを介して前記消費者コンピュータから商品の受注があった場合に、前記商品記憶手段において、前記原材料販売者識別情報取得手段が取得した原材料販売者識別情報に関連付けられている商品と、受注を受けた商品とが一致するかどうかを判断する。なお、「ページを介して」とはそのページの下位にリンクされているページを介するような場合も含まれる。また、商品が一致するかどうかの判断は商品同士を比べる必要はなく、関連付けられている原材料識別情報を比較するような方法でもよい。その後、商品一致判断手段により一致すると判断された場合に、アドレス情報抽出手段が、取得された前記原材料販売者識別情報に基づき前記原材料販売業者記憶手段から前記原材料業者販売者コンピュータのアドレス情報を抽出し、原材料発注送信手段が前記アドレス情報に基づいて原材料を前記商品の製造者へ納入すること指示する発注情報を前記原材料販売者コンピュータへ送信する。なお、発注情報は原材料販売者との取決めで発注情報と認識されるものであれば足りる。
このような動作を行うことにより、原材料販売者が前記通信ネットワーク上に前記リンクを設定することで商品のプロモーション活動を行うことができ、リンク先の電子商取引ページにおいて、原材料販売者に関連する商品が売れた場合には原材料販売者に原材料の発注情報が送られることになる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記電子商取引管理サーバにおいて、消費者識別情報取得手段が前記リンクを介して前記ページデータの要求を行った消費者を識別する消費者識別情報を取得し、消費者記憶手段が取得された消費者識別情報と、前記原材料販売者識別情報取得手段により取得された前記原材料販売者識別情報とを関連付けて記憶し、消費者識別情報受付手段が前記電子商取引用サーバにおいて商品の受注があった場合にその商品を受注した消費者の消費者識別情報を前記電子商取引用サーバから受け付け、消費者原材料販売者識別情報抽出手段が消費者記憶手段において受け付けられた消費者識別情報に関連付けられている前記原材料販売者識別情報を抽出する。そして、前記商品一致判断手段は、前記原材料販売者識別情報取得手段が取得した原材料販売者識別情報に関連付けられている商品と、受注を受けた商品とが一致するかどうかを判断することに代えて、前記消費者原材料販売者識別情報抽出手段が抽出した原材料販売者識別情報に関連付けられている商品と、受注を受けた商品とが一致するかどうかを判断する。なお、消費者識別情報は電子商取引サイトにおける消費者の識別番号などが想定される。
このような動作を行うことにより、一旦前記リンクを介して電子商取引のページデータを要求した消費者が、後日電子商取引を行った場合においても消費者と原材料販売者が関連付けられているので、取引された商品が前記原材料販売者に関連するものであれば原材料の発注がなされることになる。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記電子商取引管理サーバにおいて、さらに、前記商品ごとに原材料の発注量を記憶する原材料記憶手段を設け、原材料発注量算出手段が受注のあった商品に関して前記原材料記憶手段に記憶されている前記発注量を元に原材料の発注量を算出する。そして、前記原材料発注送信手段は、この算出された発注量に基づき発注を行う。
通常は原材料の販売者側ではいくつの商品の受注があったかがわかれば原材料の発注量は算出できるが、製造者側の都合に合わせた発注量の算出等が必要な場合や原材料販売者側で発注量の算出ができないような場合には、上記のように本管理サーバ側に発注量を算出する部分を設けることで自動的に商品の発注量に応じた原材料の発注が行われることになる。
【0009】
請求項4に記載の発明は請求項3に記載の電子商取引管理サーバにおいて、前記電子商取引管理サーバは前記通信ネットワークを介して前記商品を製造販売する製造者が使用する製造者コンピュータと接続されており、在庫情報受付手段が前記製造者コンピュータから前記商品の在庫情報もしくは前記原材料の在庫情報の少なくとも一方を受け付ける。そして、前記原材料発注量算出手段は、在庫情報受付手段が受け付けた在庫情報に基づいて原材料の発注量を算出する。
このように製造販売者の在庫情報を利用することで、在庫状況に応じた原材料の発注が行われることになる。発注量の算出はMRP(Material Requirements Planning)に基づくもの、不定期定量発注の考え方に基づくもの等種々の方法を用いることができる。
【0010】
請求項5に記載の発明は、前記電子商取引管理サーバにおいて、前記原材料発注送信手段が商品の受注量が一定数量を超えた場合にのみ発注情報を送信する。なお、商品の受注量が一定量を超えたかどうかの判断は商品に受注量そのものにより判断する場合のみならず、例えば原材料の発注量が一定量を超えたかどうかにより間接的に判断することも含まれる。このようにすることで、商品の受注に対して原材料の発注が極めて少ないような場合には一定量の発注量に達するまでは発注が行われず、適切な発注量に達したときに初めて発注が行われるようにできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に本実施の形態に係る電子商取引システムの構成を示す模式図を示す。図に示すように、この電子商取引システムはサービス提供者が使用する電子商取引サーバAと、電子商取引により商品の購入を行う消費者が使用する消費者コンピュータBと、電子商取引において取引される商品の原材料を販売する原材料販売者が使用する原材料販売者コンピュータCと、電子商取引において取引される商品を製造販売する製造者が使用する製造者コンピュータDと、電子メールを配信するための電子メールサーバEとが含まれる。これらの各コンピュータはインターネット上で互いに接続されている。なお、通信ネットワークはインターネットには限られず、専用回線を用いたVANなどの種々の通信ネットワークの利用が可能である。
【0012】
また、実際は消費者コンピュータB、原材料販売者コンピュータC、製造者コンピュータD、メールサーバEは複数存在するが図面上では一つコンピュータのみが表されている。これらの各コンピュータは通信機能をもった一般的なコンピュータが用いられている。ここでは原材料販売者コンピュータC、製造販売者コンピュータDは少なくとも電子メールの送受信を行うアプリケーションが組み込まれ、消費者コンピュータBにはホームページの閲覧を行うブラウザ機能を実現するアプリケーションと電子メールの送受信を行うアプリケーションが組み込まれている。なお、消費者コンピュータBの電子メールアプリケーションでは、受信文書に表示されるリンクの設定されたURLを選択するとブラウザアプリケーションが起動しリンク先のホームページに自動的にアクセスするようになっている。また、メールサーバEはここではメーリングリストを設定しメーリングリスト加入者が送信した電子メールをメーリングリスト加入者全員に配信する機能をもっている。
【0013】
次に、電子商取引サーバAについて説明する。図2に電子商取引サーバAのハードウエア構成を模式的に表すブロック図を示す。電子商取引サーバAは演算処理を行うCPU11、CPU11の作業領域等となるRAM12、基本的なプログラムやデータを記憶するROM13、CPU11の動作タイミングをとるためのクロック14、アプリケーションソフトウエアやデータを記憶するハードデスク15、インターネットを介して情報の授受を行うためのルータ等よりなるネットワークインターフェース16を含む。本実施の形態に係る電子商取引サーバAは、ハードデスク15に以下に示すような動作を行わせるプログラムを組み込むことにより実現される。
【0014】
図3に電子商取引サーバAの機能を模式的に示す機能ブロック図を示す。図に示すように電子商取引サーバAは大きく分けると、電子商取引を行う実質的な電子商取引用サーバを形成するショッピングモール運用部Yと、このショッピングモール運用部Yを管理する管理サーバ部Xとから構成される。ショッピングモール運用部Yは一般的なショッピングモールを実現する部分であって、消費者コンピュータBに対して商品の表示、商品の受注の受付、決済処理、製造者コンピュータDに対して商品の発注処理、決済処理等を行う。ショッピングモール運用部Yにはショッピングモールを構成するホームページを格納するHPデータ記憶部201が含まれる。
管理サーバ部Xは、機能的に、商品マスタ101、原材料マスタ102、原材料販売者マスタ103、URL受付部104、URL変換部105、原材料販売者識別情報取得部106、商品一致判断部107、アドレス情報抽出部108、原材料発注量算出部109、原材料発注送信部110が含まれる。
【0015】
商品マスタ101はショッピングモール運用部Yで販売される商品のうち原材料の発注を行うものについて、原材料販売者の識別情報と商品の製造業者とを関連付けて記憶している。図4(a)に、商品マスタ101のレコード内容を模式的に示す。図に示すように商品マスタ101は、商品IDを主キーとして製造者名、原材料販売者IDが関連付けられて記憶される。なお、商品に対する原材料が2つ以上ある場合には原材料販売者IDも複数記憶される。また、ショッピングモール運用部Yにも、商品マスタが存在し、こちらには商品IDを主キーとして商品名、価格、製造業者名等が記憶されている。
原材料マスタ102は商品マスタに記憶される商品ごとに製造に必要な原材料の発注量を記憶している。図4(b)に原材料マスタ102のレコード内容を模式的に示す。図に示すように原材料マスタ102は商品IDを主キーとして原材料販売者ID、原材料ID、原材料名、その商品の単位数量当たりに必要な原材料の数量が関連付けられて記憶されている。なお、一つの商品に対する原材料が複数種類ある場合は、原材料販売者ID、原材料名、数量がそれぞれの原材料の種類分だけ記憶されることになる。
原材料販売者マスタ103は原材料販売者の識別情報と原材料販売者コンピュータCのアドレス情報とを関連づけて記憶している。図4(c)に原材料販売者マスタ103のレコード内容を模式的に示す。原材料販売者マスタ103は原材料販売者IDを主キーとして原材料販売者名、原材料販売者コンピュータCのアドレス情報としての原材料販売者コンピュータCの操作者の電子メールアドレス、住所、電話番号、FAX番号、担当者名等が関連付けられ、さらに、後述するURL受付部が受け付けるURL内に含まれる、各原材料販売業ごとにユニークに割り当てられる仮想ファイル名が記憶されている。
【0016】
URL受付部104は、原材料販売者コンピュータCからメールサーバEを介して消費者コンピュータBへ配信される電子メールの文章上にリンクとして設定される特定のURLを受け付ける。特定のURLとは、各原材料販売者ごとに割り当てられるURLであり、ここでは”http://www.×××.com/zaiX”の形で表される。”http://www.×××.com/”の部分は電子商取引サーバAのドメインであり、”zaiX”の部分は、各原材料販売業者ごとに割り当てられる仮想的なファイル名である。Xの部分には1,2,3,・・・・のように通し番号が割り振られる。
図5に原材料販売業者がメールサーバEを介して消費者コンピュータBへ配信する電子メールの表示画面例500を示す。図に示すようにこの電子メール表示画面例には電子メール本文501中に特定のURL501aとして”http://www.×××.com/zai13”が表示されている。この部分はリンクが設定されており、消費者コンピュータBの使用者がポインティングデバイスにより選択すると、ブラウザアプリケーションが起動し、インターネット上にこのURLが表すホームページデータを要求するようになっている。
【0017】
URL変換部105は、URL受付部104が受け付けたURLをショッピングモール運用部Yが運用するショッピングモールの最初のホームページが記憶されたURLに変換する。ここでは、ショッピングモールの最初のホームページのURLは”http://www.×××.com/”に設定してあり、URL変換部105は受け付けられたURLから”zaiX”の部分を削除する。このようにして変換されたURLはショッピングモール運用部Yへと送られ、ショッピングモール運用部Yは得られたURLに基づいて、ショッピングモールの最初のホームページデータを消費者コンピュータへ送信する。その後、消費者コンピュータBとショッピングモール運用部Yとで、電子商取引における一般的なデータのやり取りが行われる。即ち、ショッピングモール運用部Yは消費者コンピュータBへ商品を提示するホームページを送信し、商品の受注の意思と受注数量を受け付け、決済処理を行う。もちろん取引が成立しない場合もありその場合は途中までのデータの授受が行われることになる。
原材料販売者識別情報取得部106は、URL受付部104が受け付けた特定のURLに基づいて原材料販売者の識別情報を取得する。即ち、原材料販売者マスタ103には前述したように原材料販売者IDと仮想ファイル名が関連付けられて記憶されているので、原材料販売者識別情報取得部106は、特定のURLの最後に示される仮想ファイル名に関連づけられている原材料販売者IDを原材料販売者マスタ103より抽出することにより取得する。
【0018】
商品一致判断部107は、消費者コンピュータBからショッピングモール運用部Yが商品を受注した場合に、受注を受けた商品が原材料販売者識別情報取得部106が取得した原材料販売者IDに関連付けられた商品と一致するかどうかを判断する。具体的には、ショッピングモール運用部Yにおいて商品の受注があった場合にはショッピング運用部Yより受注のあった商品の商品IDが管理サーバ部Xへ送られるようになっており、商品一致判断部107はこの商品IDを受け付けて商品マスタ101を検索し、受け付けた商品IDに関連付けられて記憶されている原材料販売者IDを抽出する。そして、原材料販売者識別情報取得部106が取得した原材料販売者IDと抽出された原材料販売者IDとを比較し、一致するかどうかを判断する。なお、ショッピングモール運用部Yから受け付けた商品IDが商品マスタ101に記憶されていない場合があり得るが、この場合は必ず受注を受けた商品は、原材料販売者識別情報取得部106が取得した原材料販売者IDに関連付けられた商品と一致することはないので一致しないと判断される。
アドレス情報抽出部108は、商品一致判断部107により一致すると判断された場合に、原材料販売者マスタ103を検索して原材料販売業者IDに関連付けられた原材料販売業者の電子メールアドレスを抽出する。
【0019】
原材料発注量算出部109は、ショッピングモール運用部Yにおいて受注があった商品に関して原材料マスタ102に基づいて原材料の発注量を算出する。具体的には、ショッピングモール運用部Yは商品の受注があった場合に商品の受注数量を管理サーバ部Xへ送るようになっており、原材料発注量算出部109はこの受注量に、原材料マスタに記憶されている商品の単位数量当たりの原材料の数量を掛け合わせることで原材料の発注量を算出する。
原材料発注送信部110は、アドレス情報抽出部108により抽出された電子メールアドレスに基づいて原材料発注量算出部109が算出した発注量の原材料を商品の製造業者へ納入することを指示する発注情報を原材料販売者コンピュータへ送信する。即ち、原材料発注送信部110は、まず原材料発注量算出部109が算出した発注量と、原材料マスタ102に記憶されている原材料名と、商品マスタに記憶されている製造者名を抽出して、原材料業者への発注書をテキストデータとして生成し電子メールの本文に設定する。図6に電子メールによる発注書600の具体例を示す。発注書には納入先としての製造者名601、納入する原材料名602、納入する量603が示されている。このような発注書が生成された後に原材料発注送信部110は、アドレス情報抽出部108が抽出した電子メールアドレスに対してこの発注書となる電子メールを送信する。
【0020】
続いて、上記のような構成を有する電子メールサーバAの動作を管理サーバ部Xの動作を中心に説明する。図7に管理サーバ部Xの動作を表すフローチャートを示す。なお、既に、メールサーバEを介して消費者コンピュータBに図5に示すような特定のURLがリンクとして設定された電子メールが配信されているものとする。
まず、消費者コンピュータBの使用者が図5に示すような電子メールから表示されているURLを選択することで、このURLが電子商取引サーバAへと送信されてくるので、URL受付部104がこれを受け付ける(s101)。受け付けられたURLはURL変換部105が、ショッピングモール運用部Yが運用するショッピングモールの最初のホームページのURLへ変換し(s102)。この変換されたURLをショッピングモール運用部Yへ通知する(s103)。ショッピングモール運用部Yでは、このURLに従って初期画面のホームページを消費者コンピュータBへ送信し、消費者コンピュータとショッピングモール運用部との間で電子商取引の手続きが続行する。
【0021】
一方、管理サーバ部Xでは原材料販売者識別情報取得部106が、URL受付部104により受け付けられたURLの末尾に付加されている仮想のファイル名に基づいて原材料販売者マスタから原材料販売者IDを取得する(s104)。次に、商品一致判断部107がショッピングモール運用部Yから商品IDが通知されたかどうかを判断し(s105)、商品IDが通知されない場合は、さらに、ショッピングモール運用部Yと消費者コンピュータBとの間で通信回線が切断されたかどうかを判断する(s106)。ここで、通信回線が切断された場合は処理を終了する。一方、切断されていない場合はs105に戻って商品IDが通知されたかどうかを判断する。s105において商品IDが通知され、これを受け付けた場合、即ち、消費者コンピュータBから商品の受注があった場合は、商品一致判断部107は、受け付けた商品IDに関連づけられた原材料販売者IDを検索し抽出し、原材料販売者識別情報取得部106が取得した原材料販売者IDと一致するかどうかを判断する(s107)。ここで、原材料販売者IDが一致しない場合、もしくは、商品マスタに受け付けた商品IDに関連づけられた原材料販売者IDが存在しない場合は処理を終了する(s108)。一方、原材料販売者IDが一致する場合は、アドレス情報抽出部108の動作へ移る(s108)。
【0022】
アドレス情報抽出部108は、商品一致判断部107により一致すると判断された原材料販売者IDに基づいて、これに関連付けて記憶されている電子メールアドレスを原材料販売者マスタ103より抽出する。さらに、原材料発注量算出部109は、ショッピングモール運用部Yより通知される発注量に基づいて原材料マスタ102に記憶されている商品の単位発注量当たりの原材料の数量より発注すべき原材料の発注量を算出する(s110)。なお、原材料発注量算出部109は原材料名も原材料マスタ102より抽出する。そして、これらの情報に基づいて原材料発注送信部110は、図6に示すような原材料名と原材料の発注量と、商品マスタ101に記憶されている原材料の納品先となる商品の製造者名とを表示した発注書をテキストデータとして生成する(s111)。それから、原材料発注送信部110は、このテキストデータを電子メール文書としてアドレス情報抽出部108が抽出した電子メールアドレス宛てに送信する(s112)。
以上で管理サーバ部Xの動作は終了する。
【0023】
本実施の形態に係る管理サーバ部Xは以上のような動作を行うので、原材料販売者がインターネット上に原材料を使用する製品の販売を行うホームページのURLへのリンクを流すことにより製品のプロモーション活動を行うことができ、このリンクを経由して消費者が製品を購入すると自動的に原材料の発注が行われることになる。従って、原材料販売者にとっては最終消費者へのプロモーション活動を直接行うことができると共に、原材料の発注が迅速になされるために事業の効率を高めることができる。また、商品の製造販売者者にとっては、自社以外にも原材料販売者がプロモーション活動を行ってくれるのでさらなる売上の向上が期待できることになる。
【0024】
(実施の形態2)
実施の形態1では、製造者側の在庫状況を判断することはなかったが通常のサプライチェーンマネジメントでは在庫状況の利用はきわめて重要なファクターとなる。また、実施の形態1では消費者が一度回線を切断した後にもう一度アクセスしてきた場合には、本来のショッピングモールのURLでアクセスしてくる場合がほとんどであるので、プロモーションの結果が原材料販売者に反映されない場合もあるので、消費者と原材料販売業者を関連付けておくことも考えられる。
図8に実施の形態2に係る電子商取引サーバA2の機能を模式的に示す機能ブロック図を示す。この電子商取引サーバA2が実施の形態1に係る電子商取引サーバAと異なるのは、管理サーバ部Xにおいて消費者情報取得部111、消費者ファイル112、商品在庫ファイル113、原材料在庫ファイル114、在庫情報受付部115、消費者識別情報受付部116、消費者原材料販売者識別情報抽出部117が新たに設けられている点と、原材料販売者識別情報取得部106a、商品一致判断部107a、原材料発注量算出部109a、原材料発注送信部110aの機能が幾分異なる点である。以下、各相違部分について説明する。
【0025】
消費者識別情報取得部111は、前記特定のリンクを介してショッピングモール運用部Yが運用する電子商取引用のページデータの要求を行った消費者を識別する消費者IDを取得する。ここでは、消費者IDとしてショッピングモール運用部Yがクッキー(Cookie)により消費者コンピュータBへ送信するファイル中の消費者コンピュータBの識別情報を消費者IDとしてショッピングモール運用部Yより取得する。
消費者ファイル112は、消費者識別情報取得部111が取得した消費者IDと原材料販売者識別情報取得部106aが受け付けた原材料販売業者IDとを関連付けて記憶する。図9(a)に消費者ファイル112のレコード内容を模式的に示す。図に示すように消費者ファイル112には消費者IDと原材料販売業者IDとが関連付けて記憶されている。
【0026】
商品在庫ファイル113は商品ごとに商品の在庫数量を記憶するファイルである。図9(b)に商品在庫ファイル113のレコード内容を模式的に示す。図に示すように商品在庫ファイル113には商品IDを主キーとして、商品の各製造販売者における在庫数量、商品がこの数値以下になったときに原材料の発注を行う発注点が関連付けられて記憶されている。
原材料在庫ファイル114は商品の各製造販売者における原材料の在庫数量を記憶するファイルである。図9(c)に原材料在庫ファイル114のレコード内容を模式的に示す。図に示すように原材料在庫ファイル114は原材料IDとその在庫数量、原材料がこの数値以下になったときに原材料の発注を行う発注点が関連付けられてが記憶されている。
在庫情報受付部115は、製造者コンピュータDから送信される商品および原材料の在庫数量を受け付ける。具体的には、ここでは製造者コンピュータは定期的に製造販売者にストックされている商品の商品IDとその在庫数量および商品の原材料の原材料IDとその在庫数量を送ってくるようになっており、在庫情報受付部115はこれを受け付ける。そして、受け付けられた商品および原材料の在庫数量に基づいて前記商品在庫ファイル113および原材料在庫ファイル114が逐次更新されていく。
【0027】
消費者識別情報受付部116は、ショッピングモール運用部Yにおいて商品の受注があった場合に、その商品を受注した消費者の消費者IDを受け付ける。ここでは、ショッピングモール運用部Yでは商品の受注があった場合に消費者コンピュータBから予めクッキーにより取得していた消費者IDを管理サーバ部Xへ送ってくるのでこれを消費者識別情報受付部116は受け付ける。
消費者原材料販売者識別情報抽出部117は、消費者ファイル112において受け付けられた消費者IDに関連付けられている原材料販売者IDを抽出する。
原材料販売者識別情報取得部106aは原材料販売者IDの取得を行う他に取得した原材料販売者IDを消費者ファイル112へ送る役割を果たす。
商品一致判断部107aは、実施の形態1に係る商品一致判断部107の機能に加えて、URL受付部104がURLを受け付けずにショッピングモール運用部Yで電子商取引が行われた場合に、消費者原材料販売者識別情報抽出部117が抽出した原材料販売者IDと、ショッピングモール運用部Yから送られる商品ID基づいて商品マスタ101から抽出される原材料販売者IDとを比較し各原材料販売者IDが一致するかどうかの判断を行う。
【0028】
原材料発注量算出部109aは商品の発注量と商品在庫ファイル113の商品在庫データと原材料在庫ファイル114の原材料在庫データと原材料マスタの単位商品当たりの原材料の発注量とから原材料の発注量を算出する。具体的には、商品在庫ファイル113に記憶されている商品在庫数量から受注を受けた商品の発注量との差を、商品在庫ファイル113に記憶されている発注点とを比較する。そして、比較の結果、発注点を上回っている場合は発注量は”0”とされる。一方、比較の結果が発注点以下ならば、原材料マスタ102に記憶されている単位商品当たりの原材料の発注量と発注量とを掛け合わせる。この乗算結果と原材料在庫ファイル114に記憶されている在庫数量との差を計算し、これを原材料在庫ファイル114に記憶されている発注点と比較する。比較の結果、発注点を上回っている場合は発注量は”0”とされる。一方、比較の結果、発注点以下ならば前記乗算結果を発注数量とする。
原材料発注送信部110aは、実施の形態1に係る原材料発注送信部110の機能に加えて、商品の発注があったにもかかわらず原材料発注量算出部109aが発注量を”0”とした場合に、原材料販売者コンピュータCへ商品の受注と受注数量を知らせる通知をテキストデータとして電子メールで送信する。
【0029】
続いて、以上のような構成を有する電子商取引サーバA2の動作を管理サーバ部X2の動作を中心に説明する。まず、URL受付部104が特定のURLを受け付けた場合の動作について説明する。この場合の管理サーバ部X2の動作は、図7のフローチャートに示す実施の形態1に係る管理サーバ部Xの動作とほぼ同様である。異なるのはs110以降の動作であるので以下にこの部分の動作について説明する。図10にこの動作である原材料発注量算出部109a、原材料発注送信部110aの動作を示すフローチャートを示す。このステップまでに原材料販売者コンピュータCのアドレス情報が抽出され、また原材料販売者IDも得られている。まず、原材料発注量算出部109aは商品在庫ファイル113から商品IDに基づいて得られる商品在庫からショッピングモール運用部Yより送られる商品発注量を引き算する(s210)。そして、さらにこの結果が商品在庫ファイル113に記憶されるその商品IDに関する発注点以下かどうかを判断する(s211)。
【0030】
ここで、発注点以下になっていれば、さらに商品受注量と原材料マスタ102に記憶されている商品の単位数量当りの原材料発注量を乗算し、この値を原材料在庫ファイル114に記憶されているその原材料に関する在庫量から引き算する(s212)。そして、この結果が、原材料在庫ファイル114に記憶されているその原材料に関する発注点以下かどうかを判断する(s213)。ここで発注点以下となっている場合は商品受注量と商品の単位当りの原材料発注量との乗算値を発注量とする。そして、原材料発注送信部110aが実施の形態1に係る原材料発注送信部110と同様に発注書を生成し送信する(s213、s214)。
また、s211において商品の発注点を上回った場合、もしくはs213で原材料の発注点を上回った場合には原材料の発注量は”0”とされる(s217)。そして、原材料発注送信部110aは、商品名、商品の発注数量を表示した電子メール画面を通知書として生成し(s218)、これをアドレス情報抽出部108が抽出した電子メールアドレス先へと送信する(s219)。以上で、URL受付部104が特定のURLを受け付けた場合の原材料発注量算出部109a、原材料発注送信部110aの動作の説明は終了する。
【0031】
次に、消費者コンピュータBが直接ショッピングモール運用部Yへアクセスして電子商取引が成立した場合の管理サーバ部X2の動作について説明する。図11にこの動作のフローチャートを示す。なお、原材料発注量算出部109aと原材料発注送信部110aの動作は図10のフローチャートに示す動作と同様なので省略している。また、すでに消費者識別情報取得部111が取得した消費者IDと、原材料販売者識別情報取得部106aが取得した原材料販売者識別情報とが関連付けられて消費者ファイルに記憶されているものとする。
【0032】
まず、商品一致判断部107aおよび消費者識別情報受付部116はそれぞれショッピングモール運用部Yから商品IDとクッキーにより得られる消費者IDが送られてくるまで待機している(s301)。ショッピングモール運用部Yにおいて電子商取引が成立すると受注した商品の商品IDと受注した消費者の消費者IDが送られてくるので、消費者識別情報受付部116は受け付けた消費者IDを消費者原材料販売者識別情報抽出部117へ送り、消費者原材料販売者識別情報抽出部117は消費者ファイル112よりこの消費者IDに関連付けられている原材料販売者IDを抽出する(s302)。一方、商品一致判断部107aは商品マスタ101より受け付けた商品IDに関連付けられている原材料販売者IDを抽出する(s303)。
【0033】
そして、商品一致判断部107aはこれら抽出された2つの原材料販売者IDを比較判断する(s304)。比較判断の結果、一致しない場合は処理を終了する(s305)。なお、消費者ファイル112もしくは商品マスタ101のそれぞれに対応する消費者ID、商品IDがない場合があり得るがこの場合は一致しないと判断される。一方、比較判断の結果一致する場合にはアドレス情報抽出部108が原材料販売者マスタより一致すると判断された原材料販売者IDに基づいて原材料販売者の電子メールアドレスを抽出する(s307)。その後、図10のフローチャートに示す原材料発注量算出部109aと原材料発注送信部110aの動作へと移行する。以上で、消費者コンピュータBが直接ショッピングモール運用部Yへアクセスして電子商取引が成立した場合の管理サーバ部X2の動作の説明は終了する。
【0034】
このように実施の形態2に係る管理サーバ部X2は以上のような動作を行うので、製造者の商品および原材料の在庫状況に応じた原材料の発注を行うことができる。また、原材料販売者がプロモーションの結果獲得した消費者が原材料販売者と関連付けられ、後日この消費者が電子商取引を行った場合でも原材料販売者に原材料の発注がなされることになる。
【0035】
なお、上記各実施の形態においては、原材料発注送信部は原材料発注量算出部が発注量を算出すると必ず発注書を生成し送信していたが、発注量が一定以上になるまで発注を行わせないようにすることもできる。即ち、原材料発注送信部が各原材料販売者ごとに発注量算出部が算出した算出量を積算し、この積算量が一定以上を超えた時点ではじめて積算量を発注量として発注書を生成し送信するようにすることが可能である。こうすることで、原材料の発注量が少ない場合は発注されないので効率的な発注が実現できる。
また、上記各実施の形態においては、原材料販売者がプロモーション活動を目的とするURLのリンクの消費者コンピュータへの配信をメーリングリスト上の電子メールにURLのリンクを設定することで行っているが、これはどのような方法を用いてもよい。例えば任意のホームページのバナー広告にURLのリンクを設定したり、メールマガジンにURLのリンクを設定したりすること等、URLの配信方法は問わない。
【0036】
さらに、上記実施の形態では原材料販売者とURLとを結びつけるために特定のURLを設定し管理サーバ部において変換する方法を用いたが、例えば、ホームページ上のスクリプトプログラムによりURLを選択すると一緒に原材料販売者IDも送られてくるようにするなど、URLの送信と原材料販売者IDの送信が同時に行われるような仕組みを採用すれば原材料販売者識別情報取得部がこれをそのまま受け付ければ足りることになる。
それから、上記各実施の形態では一つの電子商取引サーバに管理サーバ部とショッピングモール運用部とを設けたが、管理サーバ部とショッピングモール運用部は別々のサーバで構成してもよく、さらに管理サーバ部の一部記憶ファイルを別のサーバに設定する等管理サーバ部を複数のサーバで構成してもよい。
【0037】
また、上記実施の形態では発注書をテキスト形式で電子メールの本文に載せる形で送信したが、例えば電子化されたデータとして原材料販売者コンピュータとデータの形式が統一されているならば添付ファイルの形で電子メールに添付したり、直接送信したりするようにもできる。
さらに、上記実施の形態2では消費者を特定するためにクッキーにおいてアクセスしてきたコンピュータに付与される識別情報を用いたが、例えば、ショッピングモールが会員制であってユーザIDなどの識別情報が消費者から直接送られてくるような場合は、ユーザIDと原材料販売者IDとを関連づけて記憶しておき、このユーザIDを持つ消費者が発注をした場合は対応する原材料販売者IDを抽出し比較するようにもできる。
それから、上記実施の形態2では商品の在庫情報と原材料の在庫情報がわかるので、商品の受注に関係なく原材料が不足した場合に原材料を発注するようにすることを同時に行わせることも管理サーバ部で行わせるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明より、本発明は以下のような効果を奏する。
請求項1に記載の電子商取引管理サーバは、原材料販売者が前記通信ネットワーク上に前記リンクを設定することで商品のプロモーション活動を行うことができるとともに、リンク先の電子商取引ページにおいて、原材料販売者に関連する商品が売れた場合には原材料販売者に原材料の発注情報が送られるので原材料販売者はプロモーションの結果として自社の売上を上げることができる。
請求項2に記載の前記電子商取引管理サーバは、一旦前記リンクを介して電子商取引のページデータを要求した消費者と原材料販売者が関連付けられ、原材料販売者がプロモーションの結果獲得した消費者が前記リンクを利用せずに2回目以降電子商取引用のページデータから商品の購入をした場合でも、その商品が原材料販売者に関連する場合は原材料販売者に発注情報が送られるので、原材料販売者のプロモーション活動に応じた適正な原材料の発注を実現することができる。
【0039】
請求項3に記載の電子商取引管理サーバは、本管理サーバ側に発注量を算出する部分を設けることで自動的に商品の発注量に応じた原材料の発注が行われることになるので、原材料販売者の発注量の算出の労力を軽減することができる。
請求項4に記載の電子商取引管理サーバは、製造販売者の在庫状況に応じた原材料の発注が行われることになるので、製造販売者に過剰な原材料の納入がなされる可能性を低減することができる。
請求項5に記載の電子商取引管理サーバは、商品の受注に対して原材料の発注が極めて少ないような場合には一定量の発注量に達するまでは発注が行われず、適切な発注量に達したときに初めて発注が行われることになるので、原材料販売者の原材料の輸送効率等の向上に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る電子商取引システムの構成を示す模式図である。
【図2】電子商取引サーバのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1に係る電子商取引サーバの機能を模式的に示す機能ブロック図である。
【図4】(a)は商品マスタのレコード内容を示す図であり、(b)は原材料マスタのレコード内容を示す図であり、(c)は原材料販売者マスタのレコード内容を示す図である。
【図5】リンクが設定された電子メール画面の例を示す図である。
【図6】発注書が表示された電子メール画面の例を示す図である。
【図7】実施の形態1に係る管理サーバ部の動作を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2に係る電子商取引サーバの機能を模式的に示す機能ブロック図である。
【図9】(a)は消費者ファイルのレコード内容を示す図であり、(b)は商品在庫ファイルのレコード内容を示す図であり、(c)は原材料在庫ファイルのレコード内容を示す図である。
【図10】実施の形態2に係る原材料発注量算出部および原材料発注送信部の動作を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態2に係る消費者が直接ショッピングモール運用部にアクセスした場合の管理サーバ部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A、A2 電子商取引サーバ
X、X2 管理サーバ部
Y ショッピングモール部
B 消費者コンピュータ
C 原材料販売者コンピュータ
D 製造者コンピュータ
E メールサーバ
101 商品マスタ
102 原材料マスタ
103 原材料販売者マスタ
106、106a 原材料販売者識別情報取得部
107、107a 商品一致判断部
108 アドレス情報抽出部
109、109a 原材料発注量算出部
110、110a 原材料発注送信部
111 消費者識別情報取得部
112 消費者ファイル
113 商品在庫ファイル
114 原材料在庫ファイル
115 在庫情報受付部
116 消費者識別情報受付部
117 消費者原材料販売者識別情報抽出部

Claims (5)

  1. 電子商取引を行う電子商取引用サーバに連携し、取引される商品の原材料を販売する原材料販売者が使用する原材料販売者コンピュータと、前記商品を購入する消費者が使用する消費者コンピュータと通信ネットワークを介して接続される管理サーバであって、
    前記商品ごとに商品の原材料を販売する前記原材料販売者を識別する原材料販売者識別情報を関連づけて記憶する商品記憶手段と、
    前記原材料販売者コンピュータのアドレス情報と前記原材料販売者識別情報とを関連付けて記憶する原材料販売者記憶手段と、
    前記通信ネットワーク上に設定される前記原材料販売者識別情報が関連付けられた前記電子商取引用のページデータへのリンクを介して前記消費者コンピュータから前記ページデータの要求があった場合に、前記リンクに関連付けられている前記原材料販売者識別情報を取得する原材料販売者識別情報取得手段と、
    前記ページを介して前記消費者コンピュータから商品の受注があった場合に、前記商品記憶手段において、前記原材料販売者識別情報取得手段が取得した原材料販売者識別情報に関連付けられている商品と、受注を受けた商品とが一致するかどうかを判断する商品一致判断手段と、
    商品一致判断手段により一致すると判断された場合に、取得された前記原材料販売者識別情報に基づき前記原材料販売者記憶手段から前記原材料販売者コンピュータのアドレス情報を抽出するアドレス情報抽出手段と、
    前記アドレス情報に基づいて原材料を前記商品の製造者へ納入すること指示する発注情報を前記原材料販売者コンピュータへ送信する原材料発注送信手段と
    を有する電子商取引管理サーバ。
  2. 前記電子商取引管理サーバにおいて、
    前記リンクを介して前記ページデータの要求を行った消費者を識別する消費者識別情報を取得する消費者識別情報取得手段と、
    取得された消費者識別情報と、前記原材料販売者識別情報取得手段により取得された前記原材料販売者識別情報とを関連付けて記憶する消費者記憶手段と、
    前記電子商取引用サーバにおいて商品の受注があった場合に、その商品を受注した消費者の消費者識別情報を前記電子商取引用サーバから受け付ける消費者識別情報受付手段と、
    消費者記憶手段において受け付けられた消費者識別情報に関連付けられている前記原材料販売者識別情報を抽出する消費者原材料販売者識別情報抽出手段と、を有し、
    前記商品一致判断手段は、前記原材料販売者識別情報取得手段が取得した原材料販売者識別情報に関連付けられている商品と、受注を受けた商品とが一致するかどうかを判断することに代えて、前記消費者原材料販売者識別情報抽出手段が抽出した原材料販売者識別情報に関連付けられている商品と、受注を受けた商品とが一致するかどうかを判断する
    請求項1に記載の電子商取引管理サーバ。
  3. 前記電子商取引管理サーバにおいて、さらに、
    前記商品ごとに原材料の発注量を記憶する原材料記憶手段と、
    受注があった商品に関して前記原材料記憶手段に記憶されている前記発注量を元に原材料の発注量を算出する原材料発注量算出手段とを有し、
    前記原材料発注送信手段は、この算出された発注量に基づき発注を行う
    請求項1又は2に記載の電子商取引管理サーバ。
  4. 前記電子商取引管理サーバは、前記通信ネットワークを介して前記商品を製造販売する製造者が使用する製造者コンピュータと接続されており、さらに、
    前記製造者コンピュータから前記商品の在庫情報もしくは前記原材料の在庫情報の少なくとも一方を受け付ける在庫情報受付手段を有し、
    前記原材料発注量算出手段は、在庫情報受付手段が受け付けた在庫情報に基づいて原材料の発注量を算出する
    請求項3に記載の電子商取引管理サーバ。
  5. 前記原材料発注送信手段は、商品の受注量が一定数量を超えた場合にのみ発注情報を送信する請求項1から4のいずれか1項に記載の電子商取引管理サーバ。
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