JP4657179B2 - データ伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルデータの伝送方法に関し、特にネットワークを介しての伝送方法に関する。
従来、ネットワークを利用したデータの伝送方法としては、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。特許文献1の技術では、複数の入力装置と複数の出力装置とがネットワークを介して接続され、或る入力装置から所定の出力装置に放送を行う場合、所定の出力装置のアドレスが或る入力装置に通知され、或る入力装置から所定の出力装置を送り先としてパケット信号がネットワークを介して送信される。パケット信号には、伝送したいデータが含まれている。
特開2003−318848号公報
このように構成された伝送方法では、ネットワークで伝送することができるパケット信号の数は、ネットワークの帯域によって決まる。従って、多くのパケット信号がネットワークに供給されたとき、速やかにパケット信号を伝送することができない。特に、優先的に伝送したいデータがある場合、対処することができない。
本発明は、複数の入力装置からデータ伝送が行われている場合でも、ネットワークの負荷を軽くしつつ、優先的に伝送する必要のあるデータを伝送することができるデータ伝送方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様のデータ伝送方法では、複数の入力装置がデジタル信号を発生する。各入力装置をネットワークを介して予め定めた順序でパケット信号が伝送される。パケット信号には複数のブロックが準備されている。各入力装置は、伝送されてきたパケット信号のブロックに空きがあるとき、その空きのブロックに自己のデジタル信号を配置する。前記順序の最終に前記パケット信号が伝送された入力装置は、ネットワークを介して複数の出力装置にパケット信号を伝送する。例えば各出力装置は、各出力装置に割り当てられたデジタル信号をパケット信号から抽出する。各入力装置は、伝送されてきたパケット信号の全てのブロックにデジタル信号が配置されているとき、自己よりも優先度の低いデジタル信号が配置されているブロックに、そのデジタル信号に代えて自己のデジタル信号を配置する。
このように構成されたデータ伝送方法では、複数のデジタル信号を伝送するのに、1つのパケット信号しか使用していない。従って、複数のデジタル信号に対して共通にヘッダ及びフッタを使用することができるので、通常ヘッダ及びフッタを1つのデジタル信号にそれぞれ割り当てていた場合よりも、ネットワークの負担を少なくして、多量のデジタル信号を伝送することができる。しかも、或る入力装置において、デジタル信号をパケット信号のブロックに配置しようとした際、全てのブロックが使用されている場合には、そのうち、自己よりも優先度の低い入力装置からのデジタル信号に代えて、自己のデジタル信号を伝送することができるので、優先度の高いデジタル信号を確実に伝送することができる。
更に、前記パケット信号のブロックの数は、前記ネットワークでの伝送可能なブロック数に設定することができる。このように構成すると、ネットワークによって伝送可能な数だけデジタル信号を伝送している状態において、優先度の高いデジタル信号を確実に伝送することができる。
更に、前記パケット信号は、予め定めた複数個が連続して発生するものとできる。この場合、最終に前記パケット信号が伝送された前記入力装置からのマルチキャストによって送信される前記パケット信号の合計数を、入力装置の台数よりも多くし、1つのパケット信号が含むことができるブロックの数が前記ネットワークで伝送可能なものとする。このように構成すると、マルチキャストした入力装置を除く入力装置と複数の出力装置とに各パケット信号が伝送される。しかも、各パケット信号はネットワークで伝送可能なものである。従って、いずれの出力装置にも各パケット信号が確実に伝送される。
以上のように、本発明によれば、ネットワークの負荷を軽くした上で、優先度の高いデジタル信号を確実に伝送することができる。
本発明の1実施形態の放送方法に使用される放送装置は、図1に示すように、複数の入力装置2−1乃至2−nを有している。これら入力装置2−1乃至2−nは、物理的にネットワーク、例えばスイッチングハブ(以下、ハブと称する。)4に接続されている。また、ハブ4は、複数の出力装置6−1乃至6−mに物理的に接続されている。また、ハブ4には、制御装置、例えばシステムマネージャ8も物理的に接続されている。これら入力装置2−1乃至2−n、出力装置6−1乃至6−m、システムマネージャ8は、ユニキャスト(1対1)及びマルチキャスト(1対全)でハブ4を介してデータ伝送可能である。
入力装置2−1乃至2−nには、それぞれ複数の音源、例えばマイクロホンやCDプレーヤのような再生装置が接続されている。これらマイクロホンからの音声信号のような可聴音は、所定のサンプリング周期でサンプリング、かつデジタル化され、デジタル可聴音信号とされる。CDプレーヤもデジタル可聴音信号を発生する。即ち、1台の入力装置が、実際には複数台の入力装置として機能する。これらデジタル可聴音信号が、ハブ4を介して出力装置6−1乃至6−mに伝送される。出力装置6−1乃至6−mにおいて、デジタル可聴音信号は、アナログ可聴音信号に変換され、スピーカ等の拡声装置から拡声される。
システムマネージャ8は、各入力装置2−1乃至2−n及び各出力装置6−1乃至6−mを制御する。
一般にネットワークを使用して音声信号を伝送する場合、例えば図1における入力装置2−1から出力装置6−1と6−2とに向けて音声信号を伝送する場合、入力装置2−1で生成されたデジタル可聴音信号を複数の分割デジタル可聴音信号に分割し、この分割デジタル可聴音信号それぞれに、ヘッダとフッタとを付加したパケット信号を順に生成して、ハブ4を介してマルチキャストパケットを各出力装置6−1乃至6−mに伝送する。出力装置6−1と6−2とでは、入力装置2−1から順に送信されてくるパケット信号から分割デジタル可聴音信号を抽出し、これら分割デジタル可聴音信号を合成して、デジタル可聴音信号を復元し、これをアナログ可聴音信号に変換して、放送する。各パケット信号は、分割デジタル可聴音信号の他にヘッダとフッタとを備えており、マルチキャストパケットは全ての出力装置に伝送されるため、このようなパケット信号を多くの入力装置が出力装置に送信した場合、入力装置の台数分のパケットが送出されるため、ハブ4と各出力装置6−1乃至6−m間の各々の伝送路での各パケット信号のヘッダとフッタとパケット間のブランク時間とが占める割合が多くなり、帯域をオーバーすると、円滑な伝送が行えず、出力装置6−1乃至6−mで音切れが発生する可能性がある。
そこで、この放送方法では、各入力装置2−1乃至2−nを論理的にデイジーチェーン接続し、1つのパケット信号中に各入力装置2−1乃至2−nからの分割デジタル可聴音信号を含ませている。例えば図2に示すように各入力装置として入力装置2−1乃至2−5の5台が設置されているとする。但し、実際には、1台の入力装置が複数台の入力装置として機能するが、説明を簡略化するため、この場合、1台の入力装置では1つの音源に基づく分割デジタル可聴音信号のみが発生するものとする。
入力装置2−1において分割デジタル可聴音信号Aが生成され、入力装置2−2において分割デジタル可聴音信号Bが生成され、入力装置2−3において分割デジタル可聴音信号Cが生成され、入力装置2−4において分割デジタル可聴音信号Dが生成され、入力装置2−5において分割デジタル可聴音信号Eが生成されているとする。
また、1つのパケット信号は、入力装置2−1から入力装置2−5まで順にハブ4を介して伝送されるとする。即ち、入力装置2−1から入力装置2−2に伝送される際、ヘッダに含まれている送信先は入力装置2−2であり、入力装置2−2から入力装置2−3に伝送される際の送信先は入力装置2−3である。以下、同様である。
入力装置2−1では、パケット信号に分割デジタル可聴音信号Aを加え、入力装置2−2にハブ4を介してユニキャストで伝送する。入力装置2−2では、伝送されて来たパケット信号に分割デジタル可聴音信号Bを加える。従って、パケット信号は分割デジタル可聴音信号A、Bを含むものとなる。このパケット信号は、入力装置2−3にハブ4を介してユニキャストで伝送される。以下、同様に、パケット信号が入力装置2−3、2−4、2−5に伝送されるごとに、分割デジタル可聴音信号C、D、Eが順に加えられる。
最終の入力装置2−5で生成された1つのパケット信号に分割デジタル可聴音信号A、B、C、D、Eが含まれている。このパケット信号を、ヘッダに含まれる送信先をマルチキャストとしてハブ4を介して伝送する。これによって、パケット信号は、出力装置6−1乃至6−mにそれぞれ伝送される。
実際には、各入力装置2−1乃至2−nがパケット信号に分割デジタル可聴音信号を加える前または後に、各入力装置2−1乃至2−nは、システムマネージャ8に対して自己の分割デジタル可聴音信号がどの出力装置に対して送信するものであるか及び各分割デジタル可聴音信号の何番目のものであるかを伝える。またはシステムマネージャ8が主体で、システムマネージャ8から各入力装置2−1乃至2−nに対して、自己のデジタル信号を何番目の分割デジタル可聴音信号として加えるように伝える。システムマネージャ8は、これを送信先の出力装置にハブ4を介して伝送する。例えば入力装置2−1の分割デジタル可聴音信号がパケット信号の1番目にあり、それを出力装置6−1と6−2とに伝送するなら、その旨をハブ4を介してシステムマネージャ8に伝送する。システムマネージャ8は、出力装置6−1と6−2とに対してパケット信号の1番目のものを抽出するように指示を与える。これによって、出力装置6−1と6−2とは、マルチキャストで送信されてきたパケット信号の1番目のものを抽出する。以下、同様にして出力装置6−1と6−2とは、順次送信されてくるパケット信号から1番目のものを抽出し、それらを組み合わせて、入力装置2−1からのデジタル可聴音信号を復元し、これをアナログ変換して、放送する。
このように複数の分割デジタル可聴音信号を纏めて、これらに対して共通のヘッダとフッタとを付して1つのパケット信号を生成し、これをハブ4を介して伝送しているので、ハブ4を利用しての伝送において伝送帯域に占めるヘッダとフッタとパケットの送出間のブランク時間の割合とが少なくなる。その結果、ハブ4の負荷が小さくなる。また、各入力装置2−1乃至2−nとハブ4との間ではユニキャスト伝送が行われているので、ハブ4を介して各入力装置2−1乃至2−n間で順にパケット信号を伝送しても、ユニキャスト間以外の伝送路の帯域に影響しない。これらが相まって多くの入力装置から分割デジタル可聴音信号が伝送されていても、出力装置側で音切れが生じることはない。
この実施形態では、実際には、図3に示すように複数、例えば2つのパケット信号を続けて、各入力装置2−1乃至2−nにユニキャストで送信する、各パケット信号には複数、例えば8つの分割デジタル可聴音信号を配置することができるように8つのブロックを有するものを使用している。従って、合計16個の分割デジタル可聴音信号を各入力装置2−1乃至2−nから伝送することができ、出力装置6−1乃至6−mは、16種類の異なる入力を同時に放送することができる。この16という数は、各入力装置2−1乃至2−nから発生可能なデジタル可聴音信号の数よりも少ない。1つのパケット信号で8つの分割デジタル可聴音信号を伝送するように構成したのは、伝送路で使用できる1つのパケットの最大サイズで伝送可能な個数であるからである。従って、パケット数は、入力装置ハブ間の伝送路及び出力装置とハブ間の伝送路で使用可能な帯域において伝送可能なパケットの最大数となり、本実施形態では、2つのパケット信号を使用することによって、放送の音切れを生じることなく、より多くの放送を同時に行うことができる。なお、伝送路に大きい伝送帯域のものを使用したり、1パケットの最大サイズがより大きなものを使用したりする場合には、1つのパケット信号に8つよりも多くのブロックを構成し、これらに分割デジタル可聴音信号を配置したり、より多くのパケット数を使用して伝送することも可能である。
上記の説明では、入力装置2−1乃至2−5の全てにおいて分割デジタル可聴音信号A乃至Eが発生しているとしたが、入力装置においては、分割デジタル可聴音信号が発生していないこともある。この場合には、パケット信号が送信されてきても、入力装置は、そのまま次の入力装置にパケット信号を伝送する。入力装置2−5がマルチキャストすると、ハブ4からは入力装置2−5を除く入力装置2−1乃至2−4と、各出力装置6−1乃至6−mとにパケット信号が伝送される。
上記の説明では、1つの入力装置において1つの音源に基づく分割デジタル可聴音信号がパケット信号に配置されるように説明したが、上述したように1つの入力装置に複数の音源が設けられている。従って、1つの入力装置において異なる音源に基づく複数の分割デジタル可聴音信号が同時に発生することもある。この場合には、1つの入力装置において、パケット信号の複数のブロックに分割デジタル可聴音信号が配置され、システムマネージャ8には、どの音源に基づくものが何番目のブロックに配置され、どの出力装置に向けてのものであるかかが通知される。或いは、システムマネージャ8が、どの音源に基づくものを何番目のブロックに配置するかの指示を行う。システムマネージャ8は、上述したように各出力装置に、何番目のブロック信号を抽出するかを指示する。システムマネージャ8は、2つのパケット信号を使用する場合、出力装置に対して何番目のパケット信号の何番目のブロックを抽出するように指示することもできるし、或いは図3に示すように2つのパケット信号に共通にブロックに番号を付し、その番号によって抽出すべきブロックを出力装置に指示することもできる。
1つのパケット信号を使用する場合でも、2つのパケット信号を使用する場合でも、パケット信号が伝送されている間に、全てのブロックに分割デジタル可聴音信号が配置されてしまっており、或る入力装置にパケット信号が伝送されてきたとき、その入力装置において分割デジタル可聴音信号を配置すべきブロックが存在しないことがある。このような場合に対処するために、この放送方法では、優先制御がシステムマネージャ8によって行われている。
この優先制御では、或る入力装置においてなんらかの放送を行いたい場合、放送の要求が当該入力装置からシステムマネージャ8に送信される。システムマネージャ8では、伝送されているパケット信号の各ブロックの状態を把握して、後述する優先度を考慮して当該入力装置に送信許可または不許可を送信する。送信許可を出す場合には、パケット信号の何番目のブロックを使用するかも送信する。当該入力装置は、システムマネージャ8から送信許可を受けると、指定されたブロックを使用して分割デジタル可聴音信号を伝送する。また、送信許可が出された代わりに、優先度を考慮して送信不許可とされる入力装置がでるが、これに対して送信不許可がハブ4を介してシステムマネージャ8から送信される。
例えば図3に示すような2つのパケット信号の1乃至16の合計16のブロックを使用する場合であって、入力機器としては図2に示すように入力装置2−1乃至2−5が使用されているとする。また入力装置2−1乃至2−5は、それぞれ実質的に複数台の入力装置として機能し、2つのパケット信号の合計16のブロックは全て使用されているとする。
例えば図4(a)に示すように、入力装置2−1は、6台の入力装置2−1−1、2−1−2、2−1−3、2−1−4、2−1−5、2−1−6として機能しているとする。同様に、入力装置2−1は2台の入力装置2−2−1、2−2−2として機能しているとする。入力装置2−3は2台の入力装置2−3−1、2−3−2として機能しているとする。入力装置2−4は、入力装置2−1−1、2−1−2、2−1−3、2−1−4として機能しているとする。入力装置2−5は、2台の入力装置2−1−1、2−1−2として機能しているとする。
これら入力装置からの分割デジタル可聴音信号は、図4(a)に示すようにブロック1乃至16に配置されているとする。即ち、ブロック1乃至6には、入力装置2−1−1乃至2−1−6からの分割デジタル可聴音信号が配置され、ブロック7、8には、入力装置2−2−1、2−2−2からの分割デジタル可聴音信号が配置され、ブロック9、10には入力装置2−3−1、2−3−2からの分割デジタル可聴音信号が配置され、ブロック11乃至14には入力装置2−4−1乃至2−4−4の分割デジタル可聴音信号が配置され、ブロック15、16には入力装置2−5−1、2−5−2の分割デジタル可聴音信号が配置されている。
また、上述した入力装置は、図4(a)に示すような優先度によって放送することが、各入力装置からシステムマネージャ8に送信され、システムマネージャ8がこれを記憶しているとする。例えば、入力装置2−1−1、2−1−2には優先度2が割り当てられ、入力装置2−1−3、2−1−4には優先度3が割り当てられ、入力装置2−1−5、2−1−6には優先度4が割り当てられ、入力装置2−2−1、2−2−2には優先度5が割り当てられ、入力装置2−3−1、2−3−2には優先度6が割り当てられ、入力装置2−4−1、2−4−2には優先度7が割り当てられ、入力装置2−4−3、2−4−4には優先度8が割り当てられ、入力装置2−5−1、2−5−2には優先度9が割り当てられているとする。優先度は、値が小さいほど高い。
この状態において、今まで放送を行っていなかった入力装置2−2−3が例えば優先度7で放送することをシステムマネージャ8に要求したとする。この要求を受けてシステムマネージャ8は、要求された優先度よりも低い優先度で放送を行っている入力装置を検索する。図4(a)では、ブロック13乃至16を使用している入力装置2−4−3、2−4−4、2−5−1、2−5−2の優先度が8、9で、要求された優先度よりも低い。これらの中で最も優先度が低いのが入力装置2−5−1、2−5−2である。そこで、入力装置2−5−1、2−5−2のいずれか例えば入力装置2−5−2の放送を中止すると、システムマネージャ8が決定する。システムマネージャ8は、入力装置2−5−2に送信不許可を指令し、同時に入力装置2−5−2からの放送を受けているいずれかまたは複数の出力装置に対しても受信不許可を指令する。
これによって、入力装置2−5−2は、パケット信号が伝送されてきても、ブロック16への分割デジタル可聴音信号の配置を中止する。またシステムマネージャ8は、新たに放送を要求してきた入力装置2−2−3にブロック16への分割デジタル可聴音信号の配置を許可する。その結果、図4(b)に示すようにブロック16には入力装置2−2−3の分割デジタル可聴音信号が配置される。この場合、パケット信号は、新たに放送を要求した入力装置2−2−3に先に伝送されるので、パケット信号が入力装置2−2−3よりも後に伝送される入力装置2−5−2に送信不許可の指示を与えていないと、入力装置2−2−3の分割デジタル可聴音信号がブロック16に配置されても、パケット信号が入力装置2−5−2に伝送されたとき、ブロック16が入力装置2−5−2の分割デジタル可聴音信号に置換される。これを防止するために、入力装置2−5−2に送信不許可の指示を与えている。
このようにしてブロック1乃至16の全てが使用されている状態でも、優先度の高い放送は、確実に実行される。
ところで、各入力装置2−1乃至2−nを物理的にデイジーチェーンに接続しているなら、いずれかの入力装置が故障した場合、その入力装置以後の入力装置にデータを伝送することは不可能となり、放送用の入力装置にデイジーチェーンを実施した場合、全く放送を行うことができなくなる。これに対し、この実施形態の放送方法では、各入力装置2−1乃至2−nは、論理的にデイジーチェーンに接続されているが、物理的にはハブ4を介して接続されているので、いずれかの入力装置が故障しても、その故障した入力装置を除いた入力装置間でデイジーチェーン接続を維持することができ、放送を継続することができる。
例えば図2と同様に入力装置は5台の入力装置2−1乃至2−5とする。また、これら入力装置2−1乃至2−5は、説明を簡略化するため、1種類の分割デジタル可聴音信号を発生するものとする。図5(a)に示すように、入力装置2−1は実線で示すように入力装置2−2にパケット信号をユニキャストで伝送可能とされた上に、破線で示すように入力装置2−2を飛ばして入力装置2−3にもユニキャストで伝送可能とされている。入力装置2−2は、伝送されてきたパケット信号を実線で示すように入力装置2−3にユニキャストで伝送可能とされた上に、破線で示すように入力装置2−4にユニキャストで伝送可能とされている。入力装置2−3は伝送されてきたパケット信号を実線で示すように入力装置2−4にユニキャストで伝送可能とする上に、破線で示すように入力装置2−4を飛ばして、入力装置2−5にユニキャストで伝送可能である。入力装置2−4は伝送されてきたパケット信号を実線で示すように入力装置2−5にユニキャストで伝送可能とした上に、入力装置2−1にもユニキャストで伝送可能とする。入力装置2−5は、伝送されてきたパケット信号を実線で示すように入力装置2−1にユニキャストで伝送可能に構成された上に、入力装置2−2にも破線で示すようにパケット信号をユニキャストで伝送可能に構成されている。
即ち、実線で示す入力装置2−1から2−5までその順にパケット信号が伝送されるメイン用ループと、破線で示す入力装置2−1、2−3、2−5、2−2、2−4の順にパケット信号が伝送されるバックアップ用ループとが構成されている。これによって、各入力装置2−1乃至2−5は、異なる2台の入力装置からパケット信号を受信可能となり、パケット信号を受けたのとは別の2台の入力装置にパケット信号を送信可能となっている。
システムマネージャ8は、全ての入力装置2−1乃至2−5が送受信可能か確認し、可能な場合、マルチキャストする入力装置を決定し、その入力装置に対してマルチキャストするように指示を与える。例えば入力装置2−5からマルチキャストする指示を与える。この場合、マルチキャストする入力装置から次の入力装置へのパケット信号の伝送の指示は与えず、ループは切断される。例えば入力装置2−5からマルチキャストする場合、入力装置2−5から入力装置2−1へのパケット信号の伝送は行わないように指示を与える。そして、同図(b)に示すように入力装置2−1から2−5へ順にパケット信号がユニキャストで伝送され、入力装置2−5からマルチキャストされる。
このようにパケット信号の伝送が行われている間に、各入力装置2−1乃至2−5は、破線で示すバックアップ用ループでもパケット信号の伝送をユニキャストで行っており、各入力装置2−1乃至2−5はメイン用ループにおいてパケット信号を伝送してくるべき入力装置からパケット信号が伝送されない場合、例えば入力装置2−4において入力装置2−3からパケット信号が伝送されてこない場合、入力装置2−4は、バックアップ用ループにおいて伝送されてきている入力装置2−2からのパケット信号を受けて、入力装置2−5にパケット信号をユニキャストで伝送する。例えば、同図(c)に示すように入力装置2−3が故障した場合、入力装置2−1、2−2、2−4、2−5とパケット信号がユニキャストで伝送される。入力装置2−2が故障した場合には、入力装置2−1からのパケット信号が入力装置2−3にユニキャストで伝送され、以後、入力装置2−4、2−5とユニキャストで伝送される。入力装置2−4が故障した場合には、入力装置2−3からのパケット信号が入力装置2−5にユニキャストで伝送される。また、先頭の入力装置2−1が故障して、入力装置2−2が入力装置2−1からのパケット信号を受信できない場合には、入力装置2−2を先頭として、入力装置2−2から入力装置2−5に順にユニキャストでパケット信号を伝送する。
マルチキャストしている入力装置が故障した場合、システムマネージャ8がマルチキャストする入力装置を別の入力装置、例えば今までマルチキャストしていた入力装置に隣接する入力装置、例えば入力装置2−4に切り換える。これによって、入力装置2−1、2−2、2−3、2−4とパケット信号がユニキャストで伝送される。なお、故障していた入力装置、例えば入力装置2−5が回復すると、同図(d)に示すように入力装置2−5、2−1、2−2、2−3、2−4の順にパケット信号がユニキャストで伝送され、マルチキャストする入力装置は変更されない。なお、上記の説明では省略したが、各入力装置にパケット信号が伝送されてきたとき、そのパケット信号には、その入力装置における分割デジタル可聴音信号が付加されている。
このように、いずれの入力装置が故障したとしても、バックアップ用ループを利用して、故障した入力装置以外の入力装置からの放送は継続される。
上記の実施形態では、分割デジタル可聴音信号を利用したが、これに限ったものではなく、パケット信号で伝送可能なデジタル信号であれば種々のものを使用することができる。また、入力装置からマルチキャストしたときに、ハブ4から送信されるパケット信号の合計数は、入力装置の台数よりも多くしたが、入力装置の台数と等しくすることもできる。
本発明の1実施形態のデータ伝送方法の実施に使用する放送装置のブロック図である。 図1の放送装置における論理的な各入力装置の接続を示す図である。 図1の放送装置における入力装置間を伝送されるパケット信号の構造を示す図である。 図1の放送装置におけるパケット信号のブロックでの置換の説明図である。 図1の放送装置におけるバックアップの説明図である。
符号の説明
2−1乃至2−n 入力装置
4 ハブ(ネットワーク)
6−1乃至6−m 出力装置
8 システムマネージャ(制御装置)

Claims (2)

  1. 複数の入力装置がデジタル信号を発生し、
    前記各入力装置をネットワークを介して予め定めた順序でパケット信号が伝送され、前記パケット信号には複数のブロックが準備され、前記各入力装置は、伝送されてきた前記パケット信号のブロックに空きがあるとき、その空きのブロックに自己のデジタル信号を配置し、最終に前記パケット信号が伝送された前記入力装置は、前記ネットワークを介して複数の出力装置に前記パケット信号を伝送し、
    前記各入力装置は、伝送されてきた前記パケット信号の全てのブロックに前記デジタル信号が配置されているとき、自己よりも優先度の低いデジタル信号が配置されているブロックに、そのデジタル信号に代えて自己のデジタル信号を配置する
    データ伝送方法。
  2. 請求項1記載のデータ伝送方法において、前記パケット信号のブロックの数は、前記ネットワークでの伝送可能なブロック数に設定されているデータ伝送方法。
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