JP4656442B2 - 強制給気式燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バーナを内蔵する燃焼筐と、バーナに対するガス供給路に介設したガス比例弁と、燃焼筐内に燃焼用空気を供給する燃焼ファンとを備える強制給気式燃焼装置に関する。
従来、この種の燃焼装置として、バーナの要求燃焼量に応じて燃焼ファンの目標回転数を設定するファン回転数設定手段と、バーナの要求燃焼量に応じてガス比例弁に通電する目標電流を設定する比例弁電流設定手段と、燃焼筐に対する給・排気路の閉塞度合を検出する閉塞度合検出手段と、閉塞度合検出手段で検出した閉塞度合に応じて燃焼ファンの目標回転数を補正するファン回転数補正手段とを備えるものは知られている(例えば、特許文献1参照)。
燃焼筐に対する給・排気路の閉塞度合がある程度以上になると、燃焼ファンをファン回転数設定手段で設定される目標回転数で回転させても、燃焼筐に供給される空気量はバーナの要求燃焼量に対応する目標空気量より減少し、空気不足による燃焼不良を生ずる。上記従来例によれば、閉塞度合検知手段で検出した閉塞度合の増加に伴い目標回転数が増加補正されるため、給・排気路の閉塞を生じても、目標空気量の燃焼用空気が燃焼筐内に供給され、燃焼不良の発生が防止される。尚、ガス比例弁への通電電流は、バーナの燃焼量が要求燃焼量に維持されるよう、閉塞度合が増加しても比例弁電流設定手段で設定した目標電流に維持される。
ところで、燃焼ファンは一般的にシロッコファンで構成されるが、ターボファンを燃焼ファンとして用いた強制給気式燃焼装置も従来知られている(例えば、特許文献2参照)。ターボファンは静圧が高く、給・排気路の閉塞による風量低下がシロッコファンより小さくなる利点がある。
然し、ターボファンを用いる場合には以下の不具合を生ずることが判明した。即ち、ターボファンは静圧が高いため、給・排気路の閉塞度合の増加に伴い目標回転数を増加補正すると燃焼筐の内圧がかなり高くなり、ガスノズルからの燃料ガスの噴射が抑制されて、バーナへの供給ガス量が低下する。特に、バーナの要求燃焼量が小さい場合、即ち、ファン回転数設定手段と比例弁電流設定手段で設定される目標回転数と目標電流が小さい場合、ガス量不足で火炎がバーナに近付きすぎ、バーナが赤熱してその熱損を生じやすくなる。
特許第3029547号公報 特開2003−240229号公報
本発明は、以上の点に鑑み、燃焼ファンとしてターボファンを用いて給・排気路の閉塞による風量低下を小さく押えられるようにすると共に、バーナへの供給ガス量の低下も防止できるようにした高性能の強制給気式燃焼装置を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、バーナを内蔵する燃焼筐と、バーナに対するガス供給路に介設したガス比例弁と、燃焼筐内に燃焼用空気を供給する燃焼ファンと、バーナの要求燃焼量に応じて燃焼ファンの目標回転数を設定するファン回転数設定手段と、バーナの要求燃焼量に応じてガス比例弁に通電する目標電流を設定する比例弁電流設定手段と、燃焼筐に対する給・排気路の閉塞度合を検出する閉塞度合検出手段と、閉塞度合検出手段で検出した閉塞度合に応じて燃焼ファンの目標回転数を補正するファン回転数補正手段とを備える強制給気式燃焼装置であって、燃焼ファンをターボファンで構成するものにおいて、閉塞度合検出手段で検出した閉塞度合の増加に伴いガス比例弁の目標電流を増加補正する比例弁電流補正手段を備え、ファン回転数補正手段と比例弁電流補正手段は、ファン回転数設定手段と比例弁電流設定手段で設定される目標回転数と目標電流が小さくなるほど閉塞度合検出手段で検出した閉塞度合が増加したときの目標回転数と目標電流の増加補正値をより大きくするように構成されることを特徴とする。
本発明によれば、ターボファンから成る燃焼ファンの目標回転数を給・排気路の閉塞度合の増加に伴い増加補正することにより、燃焼筐内の内圧が高くなっても、ガス比例弁の目標電流が増加補正されるため、バーナへの供給ガス量の低下を抑制することができる。
ここで、バーナの要求燃焼量が大きく、ファン回転数設定で設定される目標回転数が大きい場合、給・排気路の閉塞度合が増加した状態で要求燃焼量に対応する目標空気量を得るためには、燃焼ファンの回転数を目標回転数から大幅に増加することが必要になり、騒音が大きくなると共に燃焼ファンの耐久性に悪影響が及ぶ。また、この場合には、燃焼ファンの回転数を目標回転数から増加しなくても、燃焼筐の内圧が給・排気路の閉塞度合の増加でかなり高くなる。そのため、要求燃焼量に対応する量の燃料ガスをバーナに供給するには、ガス比例弁の電流を目標電流から大幅に増加することが必要になる。然し、バーナの要求燃焼量が大きいときは、比例弁電流設定手段で設定される目標電流がガス比例弁を最大開度近くに開く電流値になるため、ガス比例弁を要求燃焼量に対応する量の燃料ガスをバーナに供給可能な開度まで開くことはできない。
一方、バーナの要求燃焼量が小さく、ファン回転数設定手段で設定される目標回転数が小さい場合は、給・排気路の閉塞度合が増加した状態で要求燃焼量に対応する目標空気量を得られるように目標回転数を所要の比率で増加補正しても、燃焼ファンの回転数は然程高くならず、騒音や燃焼ファンの耐久性の悪化といった問題は生じない。また、この場合は、比例弁電流設定手段で設定される目標電流が小さいため、要求燃焼量に対応する量の燃料ガスをバーナに供給可能な開度までガス比例弁を開くことができる。
以上を勘案して、本発明のファン回転数補正手段と比例弁電流補正手段は、上述したように、ファン回転数設定と比例弁電流設定手段で設定される目標回転数と目標電流が小さくなるほど閉塞度合検出手段で検出した閉塞度合が増加したときの目標回転数と目標電流の増加補正値をより大きくするように構成される。これによれば、ファン回転数設定手段と比例弁電流設定手段で設定される目標回転数と目標電流が大きい場合には、閉塞度合が増加しても目標回転数と目標電流が然程大きく増加補正されないため、騒音を低減できると共に燃焼ファンの耐久性の悪化を防止できる。また、ファン回転数設定と比例弁電流設定手段で設定される目標回転数と目標電流が小さい場合には、閉塞度合が増加したときに目標回転数と目標電流が比較的大きく増加補正されるため、要求燃焼量に対応する量の空気と燃料ガスとを夫々燃焼筐とバーナに供給することができる。従って、ガス量不足で火炎がバーナに近付きすぎて、バーナの熱損を生ずることを防止できる。
以下、強制給気式燃焼装置である給湯器に本発明を適用した実施形態について説明する。この給湯器は燃焼筐1を備えている。燃焼筐1内には、複数本の単位バーナ2aから成るバーナ2が配置されると共に、バーナ2の上方に位置させて給湯用の熱交換器3が配置されている。熱交換器3は、多数の吸熱フィン3aとこれら吸熱フィン3aを貫通する吸熱管3bとを有している。吸熱管3bには上流側の給水路4と下流側の出湯路5とが接続されている。そして、熱交換器3に給水路4から供給される水が熱交換器3においてバーナ2の燃焼排気との熱交換により加熱され、加熱された温水が出湯路5に送り出されて、出湯路5の下流端の図示省略した出湯栓から出湯されるようにしている。
バーナ2を構成する複数本の単位バーナ2aは第1と第2の2組のバーナ群2、2に組分けされている。そして、バーナ2に対するガス供給路6の下流端に、2組のバーナ群2、2に対応する第1と第2の2個のガスマニホールド7,7を設けて、各ガスマニホールド7,7に設けた複数のガスノズル7aから対応する各バーナ群2、2の単位バーナ2aに燃料ガスが供給されるようにしている。ガス供給路6には、主弁8とその下流側のガス比例弁9とが介設されている。また、ガス供給路6は、ガス比例弁9の下流側で第1と第2の両ガスマニホールドーナ7,7に対応して一対の分岐路に分岐されており、第1ガスマニホールド7用の分岐路に第1能力切換弁10が介設され、第2ガスマニホールド7用の分岐路に第2能力切換弁10が介設されている。
そして、後述するように算定されるバーナ2の要求燃焼量が比較的小さな領域では、第1能力切換弁10を開弁させて、第1バーナ群2のみを燃焼させる小能力運転を行い、要求燃焼量がガス比例弁9を最大開度にしたときに第1バーナ群2で得られる燃焼量より大きくなったときに、第2能力切換弁10も開弁させて、第1と第2の両バーナ群2、2を燃焼させる大能力運転を行う。
バーナ2の燃焼排気は熱交換器3を通過した後、燃焼筐1の上端部から排気筒11を介して排出される。また、燃焼筐1の底面には燃焼ファン12が接続されており、この燃焼ファン12の作動で燃焼筐1内に燃焼用空気が供給される。ここで、燃焼ファン12はターボファンで構成されている。ターボファンは静圧が高く、燃焼筐1に対する給・排気路の閉塞による風量低下がシロッコファンより小さくなる利点がある。
給水路4には、水量センサ13と水量調節弁14とが介設されており、更に、熱交換器3に供給される水の温度を検出する給水温度センサ15が設けられている。また、出湯路5には、熱交換器3から送り出される温水の温度を検出する出湯温度センサ16が設けられている。
給湯器は、更に、主弁8、ガス比例弁9、能力切換弁10,10、燃焼ファン12及び水量調節弁14を制御するコントローラ17を備えている。コントローラ17には、水量センサ13、給水温度センサ15及び出湯温度センサ16の検出信号が入力される。また、コントローラ17にはリモートコントローラ18が接続されており、リモートコントローラ18で設定した設定湯温の指示信号がコントローラ17に入力される。
コントローラ17は機能的手段として、図2に示す如く、要求燃焼量演算手段171と、燃焼筐1の給・排気路の閉塞度合を検出する閉塞度合検出手段172と、要求燃焼量演算手段171で算出された要求燃焼量に応じて燃焼ファン12の目標回転数を設定するファン回転数設定手段173と、閉塞度合検出手段172で検出された閉塞度合に応じて目標回転数を補正するファン回転数補正手段174と、要求燃焼量演算手段171で算出された要求燃焼量に応じてガス比例弁9に通電する目標電流を設定する比例弁電流設定手段175と、閉塞度合検出手段172で検出された閉塞度合に応じて目標電流を補正する比例弁電流補正手段176と、燃焼ファン12を制御するファン制御手段177と、主弁8、ガス比例弁9及び能力切換弁10,10を制御するバーナ制御手段178と、水量調節弁14を制御する水量制御手段179とを有する。
要求燃焼量演算手段171は、水量センサ13で検出される水量と、給水温度センサ15で検出される水温と、リモートコントローラ18で設定した設定湯温とから要求燃焼量を算出する。即ち、熱交換器3に検出水量及び検出水温で通水される水を設定湯温まで加熱するのに必要な燃焼量を要求燃焼量として算出する。
閉塞度合検出手段172は、燃焼ファン12の回転数が一定の場合、給・排気路の閉塞度合の増加に伴ってファン電流(燃焼ファン12のファンモータに流れる電流)が低下する現象を利用して、燃焼ファン12に付設した回転数センサ121と電流センサ122とで検出されるファン回転数とファン電流とに基づき給・排気路の閉塞度合を算出する。
ファン回転数設定手段173は、要求燃焼量が小能力運転を行う範囲の下限から上限の間で変化するときに、燃焼ファン12の目標回転数を通常の制御範囲の最小回転数から最大回転数の間で要求燃焼量に応じて可変設定し、要求燃焼量が大能力運転を行う範囲の下限から上限の間で変化するときに、燃焼ファン12の目標回転数を同様に通常の制御範囲の最小回転数から最大回転数の間で要求燃焼量に応じて可変設定する。尚、ガス比例弁9の開度が同じであれば、即ち、各単位バーナ2aの燃焼量が同じであれば、小能力運転時のバーナ2全体の燃焼量は大能力運転時の1/2になるが、小能力運転時には燃焼ファン12から供給される空気の半分が燃焼していない第2バーナ群2に流れてしまう。そのため、燃焼中の第1バーナ群2の各単位バーナ2aにその燃焼量に対応する量の空気を供給するには、小能力運転時にも燃焼ファン12の目標回転数を通常の制御範囲の最小回転数から最大回転数の間で要求燃焼量に応じて可変設定することが必要になる。
比例弁電流設定手段175は、要求燃焼量が小能力運転を行う範囲の下限から上限の間で変化するときに、ガス比例弁9の目標電流を通常の制御範囲の最小電流から最大電流の間で要求燃焼量に応じて可変設定し、要求燃焼量が大能力運転を行う範囲の下限から上限の間で変化するときに、ガス比例弁9の目標電流を同様に通常の制御範囲の最小電流から最大電流の間で要求燃焼量に応じて可変設定する。尚、ガス比例弁9の目標電流を燃焼ファン12の回転数に比例して可変設定することも可能である。このようにしても、燃焼ファン12の回転数は要求燃焼量に応じて変化するため、要求燃焼量に応じてガス比例弁9の目標電流が設定されることになる。
ファン回転数補正手段174と比例弁電流補正手段176は、閉塞度合検出手段172で検出した給・排気路の閉塞度合が所定の下限値以上に増加したときに目標回転数と目標電流を増加補正する。尚、閉塞度合が所定の上限値を上回ったときは、後述するように燃焼を停止する。
ここで、バーナ2の要求燃焼量が大きく、ファン回転数設定手段173で設定される目標回転数が大きい場合、閉塞度合が増加した状態で要求燃焼量に対応する目標空気量を得るためには、燃焼ファン12の回転数を目標回転数から大幅に増加することが必要になり、騒音が大きくなると共に燃焼ファン12の耐久性に悪影響が及ぶ。また、この場合には、燃焼ファン12の回転数を目標回転数から増加しなくても、燃焼ファン12として静圧の高いターボファンを用いている関係で、燃焼筐1の内圧が給・排気路の閉塞度合の増加でかなり高くなる。そのため、ガスノズル7aからのガス噴射が抑制される。従って、要求燃焼量に対応する量の燃料ガスをバーナ2に供給するには、ガス比例弁9の電流を目標電流から大幅に増加することが必要になる。然し、バーナ2の要求燃焼量が大きいときは、比例弁電流設定手段175で設定される目標電流がガス比例弁9を最大開度近くに開く電流値になるため、ガス比例弁9を要求燃焼量に対応する量の燃料ガスをバーナに供給可能な開度まで開くことはできない。
一方、バーナ2の要求燃焼量が小さく、ファン回転数設定手段173で設定される目標回転数が小さい場合は、給・排気路の閉塞度合が増加した状態で要求燃焼量に対応する目標空気量を得られるように目標回転数を所要の比率で増加補正しても、燃焼ファン12の回転数は然程高くならず、騒音や燃焼ファン12の耐久性の悪化といった問題は生じない。また、この場合は、比例弁電流設定手段175で設定される目標電流が小さいため、要求燃焼量に対応する量の燃料ガスをバーナに供給可能な開度までガス比例弁9を開くことができる。
そこで、本実施形態では、ファン回転数設定手段173と比例弁電流設定手段175で設定される目標回転数と目標電流が小さくなるほど閉塞度合検出手段172で検出した閉塞度合が増加したときの目標回転数と目標電流の増加補正値をより大きくするようにしている。この点について図3を参照して詳述する。
ファン回転数設定手段173で設定される目標回転数が燃焼ファン12の通常制御範囲の最大回転数Nmax(例えば、330Hz)であり、比例弁電流設定手段175で設定される目標電流がガス比例弁9の通常制御範囲の最大電流Imax(例えば、167mA)である場合には、図3の線AN,AIで示すように、閉塞度合が下限値たる65%と上限値たる85%との間の範囲であるときに、目標回転数と目標電流を増加補正する。また、ファン回転数設定手段173で設定される目標回転数が燃焼ファン12の通常制御範囲の最小回転数Nmin(例えば、155Hz)であり、比例弁電流設定手段175で設定される目標電流がガス比例弁9の通常制御範囲の最小電流Imin(例えば、70mA)である場合には、図3の線BN,BIで示すように、閉塞度合が下限値たる75%と上限値たる90%との間の範囲であるときに、目標回転数と目標電流を増加補正する。
目標回転数は、ファン回転数設定手段173で設定される目標回転数に補正値(補正係数)Kを乗算した値に増加補正される。また、目標電流は、比例弁電流設定手段175で設定される目標電流に補正値ΔIを加算した値に増加補正される。これら補正値K,ΔIは、閉塞度合が下限値以上の範囲で閉塞度合の増加に伴い大きくなり、閉塞度合が上限値になったとき最大になる。ここで、目標回転数と目標電流が夫々最大回転数Nmax、最大電流Imaxである場合の補正値K,ΔIの最大値Ka、ΔIaは比較的小さく設定され(例えば、Ka=1.05、ΔIa=3mA)、目標回転数と目標電流が夫々最小回転数Nmin、最小電流Iminである場合の補正値K,ΔIの最大値Kb、ΔIbは比較的大きく設定される(例えば、Kb=1.3、ΔIb=25mA)。
ファン回転数設定手段173で設定される目標回転数が上記最大回転数Mmaxと上記最小回転数Nminとの間の範囲であるときには、目標回転数を図3の線ANとBNとの間を線形補間した値に増加補正する。同様に、比例弁電流設定手段175で設定される目標電流が上記最大電流Imaxと上記最小電流Iminとの間の範囲であるときには、目標電流を図3の線AIとBIとの間を線形補間した値に増加補正する。また、ファン回転数設定手段173で設定される目標回転数が上記最大回転数Mmaxと上記最小回転数Nminとの間の範囲であるときには、目標回転数と目標電流の増加補正を行う閉塞度合の範囲を定める下限値及び上限値も線形補間した値に設定する。
次に、給湯時のコントローラ17による制御について説明する。出湯栓が開かれて熱交換器3に通水され、水量センサ13で検出される水量が最小作動水量(例えば、2.7リットル/分)以上になると、ファン制御手段177により燃焼ファン12が所定のプリパージ回転数で所定時間作動されて、プリパージ運転が行われる。その後、バーナ制御手段178により主弁8と第1能力切換弁10とが開弁されると共にガス比例弁9が所定の点火開度に開かれ、この状態で図示省略したイグナイタが作動されてバーナ2に点火される。この際、燃焼ファン12は所定の点火回転数で作動される。点火後は、図4に示す燃焼制御が実行される。
燃焼制御では、先ず、S1のステップにおいて、ファン制御手段177により燃焼ファン12を回転数設定手段173で設定された目標回転数(回転数補正手段174による補正が行われたときは補正後の目標回転数)に等しい回転数で回転させると共に、バーナ制御手段178によりガス比例弁9に比例弁電流設定手段175で設定された目標電流(比例弁電流補正手段175による補正が行われたときは補正後の目標電流)を通電する比例制御を行う。また、比例制御では、要求燃焼量に応じた第1と第2の両能力切換弁10,10の開閉制御を行い、更に、出湯温度センサ16の検出温度が設定湯温に達しないときは、水量調節弁14により出湯温度センサ16の検出温度が設定湯温に上昇するまで水量を減少させる制御を行う。
次に、S2のステップにおいて、閉塞度合検出手段172で検出された給・排気路の閉塞度合が上限値以下であるか否かを判別し、上限値以下であれば、S3のステップで閉塞度合が下限値以上であるか否かを判別する。そして、閉塞度合が下限値以上であれば、S4のステップでの補正処理を行ってからS5のステップに進み、閉塞度合が下限値未満であれば、S5のステップに直接進む。
S4のステップにおける補正処理では、ファン回転数補正手段174により燃焼ファン12の目標回転数を閉塞度合に応じて上記の如く補正すると共に、比例弁電流補正手段176によりガス比例弁9の目標電流を閉塞度合に応じて上記の如く補正する。
S5のステップでは、水量センサ13で検出した水量が最低作動流量以上であるか否かを判別する。水量が最低作動流量以上であるときは、S1のステップに戻って上述の処理を繰り返す。水量が最低作動流量未満になったときはS7のステップに進む。また、S2のステップで閉塞度合が上限値を上回っていると判別されたときには、S6のステップでリモートコントローラ18の表示部に過度の閉塞が発生した旨を表示する処理を行った後、S7のステップに進む。そして、S7のステップにおいて、主弁8を閉弁して燃焼を停止すると共に燃焼ファン12を停止する停止処理を実行する。
ここで、ファン回転数設定手段173と比例弁電流設定手段175で設定される目標回転数と目標電流が大きい場合には、閉塞度合が増加したときの目標回転数と目標電流の増加補正値K,ΔIが比較的小さくなる。そのため、騒音を低減できると共に燃焼ファンの耐久性の悪化を防止できる。この場合、要求燃焼量に対応する量の燃料ガスをバーナ2に供給できなくなるが、水量制御手段179による水量調節弁14の制御で水量を減少することにより、設定湯温の温水を出湯することができる。
また、ファン回転数設定手段173と比例弁電流設定手段175で設定される目標回転数と目標電流が小さい場合には、閉塞度合が増加したときの目標回転数と目標電流の増加補正値K,ΔIが比較的大きくなる。そのため、要求燃焼量に対応する量の空気と燃料ガスとを夫々燃焼筐1とバーナ2に供給することができる。従って、ガス量不足で火炎がバーナ2に近付きすぎて、バーナ2の熱損を生ずることを防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、燃焼ファン12の回転数に対するファン電流の関係に基づいて給・排気路の閉塞度合を検出するように閉塞度合検出手段172を構成したが、燃焼ファン12からの送風量を検出する風量センサを設けて、ファン回転数に対する送風量の関係から閉塞度合を検出することも可能である。
また、ファン回転数設定手段173で設定される目標回転数が燃焼ファン12の通常制御範囲の最大回転数Nmaxであり、比例弁電流設定手段175で設定される目標電流がガス比例弁9の通常制御範囲の最大電流Imaxである場合には、閉塞度合が増加しても目標回転数や目標電流を増加補正しないようにしてもよい。また、上記実施形態は給湯器に本発明を適用したものであるが、給湯器以外の強制給気式燃焼装置にも同様に本発明を適用できる。
本発明の実施形態の燃焼装置を示す説明図。 図1の燃焼装置のコントローラのブロック図。 ファン回転数と比例弁電流の補正の仕方を示すグラフ。 コントローラによる燃焼制御の内容を示すフロー図。
符号の説明
1…燃焼筐、2…バーナ、6…ガス供給路、9…ガス比例弁、12…燃焼ファン、17…コントローラ、172…閉塞度合検出手段、173…ファン回転数設定手段、174…ファン回転数補正手段、175…比例弁電流設定手段、176…比例弁電流補正手段。

Claims (1)

  1. バーナを内蔵する燃焼筐と、バーナに対するガス供給路に介設したガス比例弁と、燃焼筐内に燃焼用空気を供給する燃焼ファンと、バーナの要求燃焼量に応じて燃焼ファンの目標回転数を設定するファン回転数設定手段と、バーナの要求燃焼量に応じてガス比例弁に通電する目標電流を設定する比例弁電流設定手段と、燃焼筐に対する給・排気路の閉塞度合を検出する閉塞度合検出手段と、閉塞度合検出手段で検出した閉塞度合に応じて燃焼ファンの目標回転数を補正するファン回転数補正手段とを備える強制給気式燃焼装置であって、燃焼ファンをターボファンで構成するものにおいて、
    閉塞度合検出手段で検出した閉塞度合の増加に応じてガス比例弁に通電する目標電流を増加補正する比例弁電流補正手段を備え
    ファン回転数補正手段と比例弁電流補正手段は、ファン回転数設定手段と比例弁電流設定手段で設定される目標回転数と目標電流が小さくなるほど閉塞度合検出手段で検出した閉塞度合が増加したときの目標回転数と目標電流の増加補正値をより大きくするように構成されることを特徴とする強制給気式燃焼装置。
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