JP4655946B2 - ジェットファン - Google Patents

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Description

本発明はトンネルの天井部に吊り具でケーシングをつなぎ合わせて重量を支えるジェットファンに係り、特にジェットファンの吊り具に生じる緩みや断裂などの異常検知に関するものである。
トンネルの天井に吊り下げたジェットファンは、トンネル内から自動車などの車両が発する排気ガスを排除し、トンネル内の視野を改善し一酸化炭素濃度の改善を図るとともに火災非常時の排煙を行うために設置されている。
ジェットファンは円筒状のケーシングを有し、ケーシングの内部中央にケーシングと軸方向を揃えてモータを固定してあり、モータ軸の前後各端部にインペラを設けた構造で、ケーシングにおける円筒外周面の左右前後の4箇所に吊り具をつなげる側部支持部材を設けてある。
トンネルの天井部にもケーシング上の各側部支持部材に対向するように側部吊持部材を設けて、円筒状のケーシングの軸方向をトンネルでの車両の走行方向に一致するようにして、ケーシング側の各側部支持部材とトンネル側の側部吊持部材をそれぞれターンバックルなどの吊り具でつなげて、ジェットファンの重量を支えている。これらのターンバックルは、便宜上、側部ターンバックルと呼ぶこととする。
各ターンバックルはケーシング上の各側部支持部材からトンネル側の各側部吊持部材に向けて互いに間隔が拡がるような配置にして、ケーシングの軸方向および軸方向と直交する横方向での揺れができるだけ発生しないようにしている。
モータの駆動に伴うインペラの回転で一方の開口から空気を吸い込み、他方の開口から空気を昇圧して噴き出し、トンネル内に空気の流れを形成して、換気を行うようになっている。
インペラが回転し空気を噴き出すと噴射力でジェットファンが傾斜するので、傾斜防止のためにケーシングの上部前後両端部にも頂部支持部材を設けて、トンネル側の対応する位置に設けた頂部吊持部材とそれぞれターンバックルなどの吊り具でつなげることもある。これらのターンバックルは、便宜上、方向安定用ターンバックルと呼ぶこととする。
この方向安定用ターンバックルは、ケーシング上の各頂部支持部材からトンネル側の各頂部吊持部材に向けて互いに間隔が拡がるような配置にして、ケーシングの軸方向において傾斜ができるだけ発生しないようにしている。
ジェットファンの重量は側部ターンバックルで支えるようにしており、各側部ターンバックルには大きな引張荷重が加わる。方向安定用ターンバックルが設置されている場合、各方向安定用ターンバックルは軽く締め付けて長さの調整がなされ、遊びがあり、傾斜しない場合にはジェットファンの重量がかからないようにしている。
このようなジェットファンの支持構造においては、ジェットファンの運転による振動や揺らぎにより、吊り具のターンバックル等に緩みや断裂などの異常を生ずる場合がある。
吊り具のいずれかに異常が生ずると、その分の荷重が他の吊り具に付加され、吊り具に作用する引張荷重がアンバランスとなり、極端な場合には1本の吊り金具に全荷重が集中し、ジェットファンが異常に傾き、ジェットファンの性能の低下につながる問題がある。
そこで、ジェットファンにおける吊り具の異常を早期発見するために、定期的に吊り具を点検し異常の有無を確認する必要がある。ジェットファンはトンネル内の高い位置に吊り下げられており、点検者が道路上から目視により点検作業をすることができない。
そのため、点検時にはトンネル内の交通規制や交通遮断を行い、点検者が作業車に乗って高い所から直接点検を行っている。
このような点検方法では、交通規制や交通遮断により渋滞を招くし、点検作業が大がかりとなり、時間的にも制約を受けるために、頻繁には点検が出来ないという問題があった。
そこで、下記特許文献のように、吊り具に異常を検知する荷重センサーを設け、遠隔地から吊り具の異常を検知する技術が提案されている。
特開2004−44541号公報
上記従来技術における荷重センサーは、同心状配置の2個の円環部を円板部で接続した構成のセンサー本体における内側の円環部をケーシングにつなぎ、外側の円環部をターンバックルにつないで、あるいは内側の円環部をターンバックルにつなぎ、外側の円環部をケーシングにつないで、円板部を荷重により変形するダイヤフラムと見做し、円板部にストレンゲージを固定して、吊り具異常に伴い円板部からストレンゲージに伝わる変形を電気抵抗の変化で捉えて、吊り具の異常を検出するようにしている。
この荷重センサーは、ケーシングと吊り具の間に設け、ターンバックルは内側の円環部や外側の円環部を挿通する構成としているので、ジェットファンの規模(重量)に合う荷重センサーや取り付け金具を必要として、汎用性が低く、荷重センサーを交換したい場合には、ターンバックルを緩めて交換する必要があり、交換に手間が掛かった。また、取り付け金具を持たないジェットファンでは、新たに取り付け金具を設ける必要もあった。
それゆえ本発明の目的は、ジェットファンにおける吊下状態の点検にトンネルの交通規制などが不要で、吊り具異常を検知する検知手段はジェットファンの規模に合う取り付け金具を必要とすることなく全ジェットファンに共通して使用することができ、吊り具異常を検知する検知手段の交換を簡単に行うことができるジェットファンを提供することにある。
かかる目的を達成する本発明の特徴とするところは、トンネルの天井部に配置され、前後方向に配置した2本の第1の吊り具と両側部に配置した4本の第2の吊り具でケーシングがトンネル壁面から吊り支持されるジェットファンにおいて、ケーシングの上面に着脱自在に取り付けられ、このケーシングの傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、この傾斜角検出手段が検出した傾斜角度を第1及び第2の吊り具が正常な時の正常値と比較して異常の有無を判定する判定手段とを設け、この判定手段は、ジェットファンが非稼動時であってジェットファン直下に車両が存在しないときに前記傾斜角検出手段が検出した傾斜角を、第1及び第2の吊り具の正常な時の正常値とし、ジェットファンが稼動時または非稼動時であってジェットファン直下を予め定めた台数だけ車両が通過する時間間隔における傾斜角の平均値をこの正常値と比較して異常の有無を判断することにある。
この特徴において、傾斜角検出手段は、管内に封入された気泡と導電液体が傾斜により移動して管内に設けた電極を覆う面積を変えて電極間の導電抵抗の変化から傾斜角を求めるバブルセンサーが望ましい
上記本発明によれば、傾斜角検出手段をケーシングの外側表面に接着などにより設けることにより、トンネルの交通規制などをすることなく、ジェットファンにおける吊下状態の点検をすることができる。また、傾斜角検出手段は吊り具の取り付けとは独立して取り付けることができるので、ジェットファンの規模に合う取り付け金具を必要とすることなく全ジェットファンに共通して使用することができ、吊り具異常を検知する検知手段の交換を簡単に行うことができる。
以下、図を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1,図2において、1はトンネル、2はトンネル1の天井部、3はジェットファン本体、4はジェットファン本体の前後に開口を有する円筒状のケーシング、5はケーシング4の上部に磁石などにより固着したケーシング4の傾斜角を検出する傾斜角検出手段としてのバブルセンサーである。
また、6a〜6dはケーシング4における円筒外周面の左右前後の4箇所に吊り具をつなげるために設けてある側部支持部材、7a〜7dはケーシング4上の各側部支持部材
6a〜6dに対向するようにトンネル1の天井部2に設けてある側部吊持部材、8a〜
8dは各側部支持部材6a〜6dと側部吊持部材7a〜7d間をつなぎジェットファン本体3の重量を支える吊り具としての側部ターンバックルである。
各側部ターンバックル8a〜8dはケーシング4上の各側部支持部材6a〜6dからトンネル1側の各側部吊持部材7a〜7dに向けて互いに間隔が拡がるような配置にして、ケーシング4の軸方向および軸方向と直交する横方向での揺れができるだけ発生しないようにしている。
9a,9bはケーシング4の上部前後両端部に設けた頂部支持部材、10a,10bは頂部支持部材9a,9bに対向するようにトンネル側の対応する位置に設けた頂部吊持部材、11a,11bは頂部支持部材9a,9bと頂部吊持部材10a,10b間をつなぐ吊り具として方向安定用ターンバックルである。
方向安定用ターンバックル11a,11bはケーシング4上の各頂部支持部材9a,
9bからトンネル1側の各頂部吊持部材10a,10bに向けて互いに間隔が拡がるような配置にして、軽く締め付けて長さの調整がなされ、遊びがあり、ケーシング4が傾斜しない場合にはジェットファン本体3の重量がかからないようにしてある。
図1はジェットファン本体3を横から見た図、図2はジェットファン本体3を前方から見た図で、図1において右側を前方とし、左側を後方とする。ジェットファン本体3はケーシング4の内部中央にケーシング4と軸方向を揃えて図示していないモータを固定してあり、モータ軸の前後各端部にインペラ12がある。
ケーシング4の内部でインペラ12が回転すると、ジェットファン本体3は後方からケーシング4の内部に空気を吸い込み、前方の開口から空気を昇圧して噴き出し、トンネル1内に空気の流れを形成する。
図2において、15はトンネル1の車道を走行する車両である。
バブルセンサー5は2軸小型傾斜計で、計測範囲は水平直交2軸±20゜、出力はアナログ電圧である。バブルセンサー5の概略的内部構造を図3に示している。
図3(a)において、5aはバブルセンサー5のケース(管)、5b〜5dはケース
5aの内壁に設けてある電極、5eはケース5a内に封入してある導電液体、5fはケース5a内に存在する気泡である。
図3(a)はバブルセンサー5が水平に設置された状態にあり、図3(b)はバブルセンサー5が傾斜した状態を示しており、バブルセンサー5が水平であれば、両電極5b,5cを気泡5fが当分に接し、電極5bと電極5d間における導電液体の導電抵抗と電極5cと電極5d間における導電液体の導電抵抗は同等になる。
しかしながら、図3(b)に示すように、バブルセンサー5が傾斜するとケース5a内に封入された導電液体5eと気泡5fが傾斜により移動して電極5b,5cを覆う面積を変えて電極5bと電極5d間における導電液体の導電抵抗と電極5cと電極5d間における導電液体の導電抵抗に差を生じる。導電抵抗の差の度合いはバブルセンサー5の傾斜量に比例するので、これにより、ケーシング4における傾斜角に関するデータを得ることができる。
図3(a)はバブルセンサー5の一軸方向に沿った断面図で、この一軸方向に直交する方向においても図3(a)と同様な断面を持たせて、電極5b,5cとは別の電極を設けてある。
図4において、ジェットファン本体3の前後方向を軸方向としてA軸方向で示し、それに直交する水平方向を横方向としてH軸方向と定義する。また、ケーシング4の前後方向での上下の傾き度合いを示す角度をピッチ角、ケーシング4の横方向での左右の傾き度合いを示す角度をバンク角と定義する。
図3(a)に示すバブルセンサー5の一軸方向を図4のA軸方向とし、電極5bと電極5d間における導電液体の導電抵抗と電極5cと電極5d間における導電液体の導電抵抗の差でジェットファン本体3の前後方向の傾斜、即ち、ピッチ角を計測する。また、図3(a)に示したバブルセンサー5の一軸方向に直交する方向において設けた電極5b,
5cとは別の電極によりジェットファン本体3の前後方向(A軸方向)に直交するH軸方向の傾斜、即ち、バンク角を計測する。
側部ターンバックル8a〜8dや方向安定用ターンバックル11a,11bが正常な初期状態において、ジェットファン本体3が停止時のケーシングの傾斜角度を零とし、図4のようにバンク角,ピッチ角のそれぞれの回転方向を+,−とする。
本発明は、以下に説明する実験により側部ターンバックル8a〜8dや各側部支持部材6a〜6d,側部吊持部材7a〜7dあるいは頂部支持部材9a,9b,頂部吊持部材
10a,10bや方向安定用ターンバックル11a,11bなどの異常をケーシング4の傾斜角の変化として検知できる、との知見に基づくものである。
図5は、トンネル1内を通行中の車両15によるあおり等の影響により側部ターンバックル8a〜8dの1本または2本が緩み、異常が発生したことを想定し、ターンバックル8a,8b,8dをそれぞれ単独で緩めた場合および2本のターンバックル8aと8b,8aと8c,8aと8dをそれぞれ緩め度合いを変えて緩めた場合におけるジェットファン本体3の運転時と停止時のケーシング4におけるピッチ角のグラフである。
縦軸の角度は、吊り具(側部ターンバックル8a〜8d)が正常な初期状態を零とした相対値である。横軸は各吊り金具毎の吊り金具緩みの調整量で、0%は吊り金具が正常な初期状態である。100%は初期状態から側部ターンバックルの長さを調整し、側部ターンバックルにジェットファン本体の荷重がかからない状態である。25%,50%,75%,100%は、側部ターンバックルに生じた異常が段階的に緩んだ場合を想定している。
通常、正常な状態における運転時のピッチ角は、ジェットファン本体3の推力(インペラ12の回転)により+になる。なお、バンク角の変化は僅かである。
側部ターンバックルの緩みが0%である吊り具が正常な初期状態において、ジェットファン本体3運転時は、ジェットファン本体3の推力(空気吐出)と側部ターンバックル
8a〜8dの引張によりケーシング4の吐出側(前方側)が天井部2側に近づくように傾く。すなわち、バンク角がマイナスになる。
1本の側部ターンバックル8aを25%緩めると、図5に示すごとく、ジェットファン運転時の場合、側部ターンバックル8aに作用する引張荷重が低下し、ピッチ角がマイナスになる。側部ターンバックル8aを50%,75%と緩めを増加すると、ピッチ角が
0°に近づく。
ジェットファン本体3に方向安定用ターンバックル11a,11bが設けられているので、側部ターンバックル8aを緩ませると、方向安定用ターンバックル11a,11bに引張荷重が加わるようになり、ケーシング4の傾斜を規制するため、ターンバックル8aの緩みが75%と100%においてはあまり変化が見られない。
ジェットファン本体3が停止している時の側部ターンバックル8aの緩みに関して傾斜の変化が僅かであるのは、残りの側部ターンバックル8b〜8dと方向安定用ターンバックル11a,11bでジェットファン本体3の質量を支えているためである。また、ジェットファン本体3運転時に他の側部ターンバックル8c,8dを単独でそれぞれ50%,100%と緩めると、図5に示すごとく、緩める側部ターンバックル8c,8dに作用する引張荷重が低下し、ピッチ角はマイナスになり、徐々に0°に近づく。
また、ジェットファン本体3の停止時に側部ターンバックル8dを単独で25%,100%と緩めると、図5に示すごとく、側部ターンバックル8d側にケーシング4が傾き、ピッチ角がマイナスになる。
側部ターンバックル8bについては、側部ターンバックル8dとほぼ同様の傾向が見られるため、簡略化のために図示を省略した。
側部ターンバックル8aと8b,8aと8c,8aと8dの2本をそれぞれ緩めても、ほぼ同じ傾向が見られる。またバンク角についてもほぼ同じ傾向が見られる。
バブルセンサー5は、図1に示すごとく、実環境において通行車両等によるあおりに起因する振動の影響が少ないケーシング4の中央上側に一つ設け、ピッチ角とバンク角を検出する。設置方法については、磁石を用いてケーシング4とバブルセンサー5とを繋ぐ。
図6は、バブルセンサー5で傾斜角を電気信号に変換する変換回路の一例を示している。
図6において、4kHzの基本パルスを発振器OSCから得て、分周器F/Fでデューティ50%の1kHzと2kHzの二種のパルスとし、それぞれのパルスをバッファアンプSP1〜SP4により逆相交流パルス(X+,X−,Y+,Y−)としてバブルセンサー5のバンク角とピッチ角をそれぞれ検出することになるA,B各電極21A,21B,21A,21Bに印加する。
バブルセンサー5のコモン電極23から傾斜に関するデータを引き出し、信号増幅回路AMP1に信号を引き込み、その出力を可変抵抗VR1,VR2によりゼロドリフト修正機能を有する2個の増幅回路AMP2,AMP3を介してアナログスイッチMPに引き込む。
前記分周器F/Fからの異なる二種のパルスのそれぞれを論理回路Gにおいて二軸方向に同期させてアナログスイッチMPに引き込み、そのアナログスイッチMPにおいて分離した二軸方向のアナログ信号を、それぞれサンプルホールド回路SH1,SH2を介して増幅器AMP4,AMP5に送ると、増幅器AMP4,AMP5から各軸方向に応じた傾斜変化を電気的にアナログ信号Bout,Poutとして個別に得ることができる。
ケーシングの吊り具合や吊り具の異常個所によってはピッチ角またはバンク角のいずれか一方のみが変化する場合があるので、傾斜計はピッチ角とバンク角の両方を検出することが良い。
図7は、トンネルに吊り下げたジェットファン本体3に設けたバブルセンサー5が検出する傾斜を遠隔地にある監視所において異常検知を行う異常検知システムの構成図である。
トンネル内には複数台のジェットファン本体3が設けられているが、図7では簡略化のために2台のみを示した。
異常検知を行うシステムは、ジェットファン本体全台に渉って同等であるので、図示した1台のジェットファン本体3について、異常検知システムを以下説明する。
図7において、FPは1本のトンネルに設けられた現地表示盤の一例で、CHは図6に示した変換回路、A/Dは変換回路CHで得られるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換回路である。変換回路CHとアナログ−デジタル変換回路A/Dは1台のジェットファン本体3毎に設けられている。
FMPUはジェットファン本体3毎に設けられている変換回路CHとアナログ−デジタル変換回路A/Dに対して接続を切り替えて、適宜なスケジュールで各ジェットファン本体3のバブルセンサー5から傾斜に関するデータを得て、モニタ画面に表示するとともに遠隔地にある管理事務所MPにある中央監視装置MMPUにデータを送る現地監視装置である。
現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUの間は電気−光変換器E/Lと光ケーブルLCと光−電気変換器L/Eにより接続してあり、現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUの間は双方向性で交信できるようになっている。
現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUは、以下に説明するソフト処理により、ジェットファン本体3がトンネルの天井部に正常に設置されたこと、および任意時間の経過後にジェットファン本体3が正常に設置されていること、もしくはジェットファン本体3の設置が異常状態になったことを監視する機能を備えている。
先ず、図8によりジェットファン本体3の正常設置の監視について説明する。この監視は主として現地監視装置FMPUで実施する。
図8において、先ずステップ(以下、Sと略記する)101において、作業者がバブルセンサー5を目視し、ジェットファン本体3をトンネルの天井部に設置し停止時(非稼動時)での各側部ターンバックル(吊り具)8a〜8dに緩み等の異常がないと判断できる場合のピッチ角PSN1とバンク角BSN1を検出し、現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUでピッチ角PSN1とバンク角BSN1をそれぞれ記憶する。ピッチ角PSN1を設置時静ピッチ角、バンク角BSN1を設置時静バンク角と呼ぶこととする。
車両がトンネル内を走行すると風圧でジェットファン本体3があおりを受けてゆれるのであおり等による影響を少なくするために、S102において、バブルセンサー5で任意台数、例えば車種を問わずに30台がジェットファン本体3の下を通過したときのジェットファン本体3が停止時のピッチ角とバンク角を検出し、現地監視装置FMPUでピッチ角とバンク角のそれぞれ検出値について平均の±20%以内の検出値を用い、その検出値の平均を任意時点で検出した現在値であるピッチ角PSP1,バンク角BSP1として現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUでそれぞれ記憶(設定)する。
ピッチ角PSP1を設置時動ピッチ角、バンク角BSP1を設置時動バンク角と呼ぶこととする。なお、検出したデータや記憶したデータは、現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUの各モニタ画面で確認することができるようになっている。
次にS103において、ジェットファン本体3が正常に設置されているかどうかを現地監視装置FMPUで判断する。この判断は現地監視装置FMPUや中央監視装置MMPUでそれぞれ記憶しているピッチ角は設置時静ピッチ角PSN1と設置時動ピッチPSP1、バンク角は設置時静バンク角BSN1と設置時動バンク角BSP1を比較することにより行う。
比較において設置時静ピッチ角PSN1と設置時静バンク角BSN1にそれぞれ上限と下限を決める係数k1,k2を掛けて、設置時動ピッチPSP1や設置時動バンク角BSP1と比較する。
そして、ピッチ角については、PSP1<k1×PSN1またはPSP1>k2×PSN1ならば、異常と判断する。
また、バンク角については、BSP1<k1×BSN1またはBSP1>k2×BSN1ならば、異常と判断する。
ここで、許容の範囲を示す係数は、便宜上、k1は0.8、k2は1.2とするが、ジェットファン本体の大きさ等により係数k1,k2の値は変更する。また、係数は(1−
k1),(1+k2)の形式で表示し、k1,k2をそれぞれ、0.2としても良い。
S103で側部ターンバックル8a〜8dのいずれかに異常又は異常の兆候が見られると判定された場合、信号を警報器に送り、S104で、図示していない警報器により異常を知らせるとともに現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUの各モニタ画面で異常を表示する。作業者や管理者が解除ボタンを押すと、警報は解除される。
さらにS105で警報の解除を確認し、解除されていればS106に進む。そして
S106で計測を中止するか確認する。異常状態であれば、S101に戻って、側部ターンバックル8a〜8dの調整を再度行い、S101〜S106の各処理を繰り返す。
S103でジェットファン本体3が正常に設置されていると判断されたときは、S105に進み、更にS106で計測の中止を確認して、終了とする。
図8の処理により、ジェットファン本体3の設置が正常に実施されたことを監視(管理)することができる。
次に、ジェットファン本体3を作動させた場合に、設置が正常と云えるか判断する監視について図9に従って説明する。
図9において、現地監視装置FMPUにおいて、先ずS201でジェットファン本体3を作動させる電源スイッチを投入(稼動開始)する。ジェットファン本体3におけるモータの回転が安定することを狙って、S202で所望時間が経過することを待つ。
続いて、S203で傾斜を検出しようとするジェットファン本体3について、設置(据付)直後または設置条件の変更直後なのかを確認する。
設置(据付)直後または設置条件の変更直後であれば、S204に進む。なお、設置
(据付)時または設置条件の変更時には、ジェットファン本体3は停止中に図8の監視が実行され、ジェットファン本体3は停止の状態において正常に設置されたことを確認しているものとする。
S204において、ジェットファン本体3の下を車両が走行していないときに、バブルセンサー5で側部ターンバックル8a〜8dが正常な場合のジェットファン運転時のピッチ角とバンク角を検出し、その検出値をそれぞれ作動時静ピッチ角PON1,作動時静バンク角BON1として現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUに保存する。
データ保存後はS209に進み、ジェットファン本体3を作動させる電源スイッチが遮断されたかどうか確認し、投入されたままであれば、中央監視装置MMPUに監視を任せる。
そして、S210に進み、所望時間が経過することを待つ。この場合の所望時間は、次にジェットファン運転時のピッチ角とバンク角を検出する定期点検までの期間とし、現地監視装置FMPUか中央監視装置MMPUから任意に設定し、両監視装置FMPU,MMPUで任意に設定された時間(期間)に関するデータを共有している。
S210において所望時間が経過すると、S203に戻って、設置(据付)直後または設置条件の変更直後であるか確認する。この場合、設置(据付)直後または設置条件の変更直後でないので、S205に進む。
中央監視装置MMPUは現地監視装置FMPUに指令を発し、S205において、図8のS102と同様に、バブルセンサー5で任意台数、例えば車種を問わずに30台がジェットファン本体3の下を通過したときのジェットファン本体3が作動中のピッチ角とバンク角を検出し、現地監視装置FMPUでピッチ角とバンク角のそれぞれ検出値について平均の±20%以内の検出値を用い、その検出値の平均を稼動時における任意時点で検出した現在値である作動時動ピッチ角POP1,作動時動バンク角BOP1として現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUでそれぞれ記憶(設定)する。なお、この場合も、検出したデータや記憶したデータは、現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUの各モニタ画面で確認することができるようになっている。
その後、S206でジェットファン本体3の正常設置が維持されているかどうかを中央監視装置MMPUで判断する。この判断は現地監視装置FMPUや中央監視装置MMPUでそれぞれ記憶している作動時静ピッチ角PON1と作動時動ピッチPOP1,作動時静バンク角BON1と作動時動バンク角BOP1を比較することにより行う。
比較において作動時静ピッチ角PON1と作動時静バンク角BON1にそれぞれ上限と下限を決める係数k3,k4を掛けて、作動時動ピッチPOP1や作動時動バンク角BOP1と比較する。
そして、ピッチ角については、POP1<k3×PON1またはPOP1>k4×PON1ならば、異常と判断する。
また、バンク角については、BOP1<k3×BON1またはBOP1>k4×BON1ならば、異常と判断する。
なお、許容の範囲を示す係数は、便宜上、k3は0.8、k4は1.2とするが、ジェットファン本体の大きさ等により係数k3,k4の値は変更して差し支えない。また、係数は(1−k3),(1+k4)の形式で表示し、k3,k4をそれぞれ0.2 としても良い。
S206でジェットファン本体3の正常設置が維持されていると判断したら、S209に行き、異常であると判断されたらS207に進み、図示していない警報器を作動させる。現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUの各モニタ画面では、異常を表示する。
作業者や管理者が解除ボタンを押すと、警報は解除される。
さらにS208で警報の解除を確認し、解除されていればS209に進む。側部ターンバックル8a〜8dの調整が必要であるので、S209でジェットファン本体3を作動させる電源スイッチが遮断されたかどうか確認し、遮断されていれば、ジェットファン本体3の作動計測を中止する。
そして、ジェットファン本体3の停止を確認し、側部ターンバックル8a〜8dを点検し、再調整で済めば、調整の後、図8のS101に戻る。部品交換などが必要であれば、交換作業などの後、図8のS101に戻り、S103でジェットファン本体3が正常に設置されていると判断されたことを確認し更にS106で計測の中止を確認して、終了とする。
その後、図9のフローに従って、ジェットファンを作動させ、監視に入る。ジェットファンの電源がオフされない限り、S203〜S209を繰り返すことにより遠隔地から自動監視を定期的に継続する。
このように、遠隔地からジェットファン本体3の設置状態を監視でき、ジェットファン本体3における吊下状態の点検にトンネルの交通規制が不要で、吊り具異常を検知する検知手段はジェットファン本体3の規模に合う取り付け金具を必要とすることなく全ジェットファンに共通して使用することができ、また、吊り具異常を検知する検知手段の交換を簡単に行うことができる。
図5に示すように、ジェットファン本体3におけるモータの回転に伴う空気の噴射により、ジェットファン本体3が正常に設置(全側部ターンバックルの緩みが0%)されていても、バブルセンサー5はジェットファン本体3の傾斜を検出するので、現地監視装置
FMPUと中央監視装置MMPUにおいては作動時静ピッチ角PON1,作動時静バンク角BON1の値を零に補正して保存して、以後に検出する作動時動ピッチPOP1や作動時動バンク角BOP1はその補正量を加味した値を保存してある作動時静ピッチ角PON1,作動時静バンク角BON1使用するようにしても良い。
上記実施形態において、現地監視装置FMPUと中央監視装置MMPUの間は、無線または有線などにより接続して、遠隔な場所で監視できるようにしても良い。
図8や図9において設置異常と判断した場合の警報は、トンネル内の側壁部にジェットファン本体3毎に設置した警報灯を点灯させたり点滅させたりさせることにより、作業者に路上から目視できるようにしても良い。
上記実施形態において、傾斜角検出手段として特開平4−110607号公報に記載された差動トランス式,可変容量式,サーボ型トルク電流変換式などの傾斜計あるいは特開平5−240641号公報に記載された傾斜計などが使用できる。
本発明の一実施形態になるトンネルに吊り下げたジェットファンを示す図である。 図1に示したジェットファンを前方から見た図である。 傾斜角検出手段における傾斜角検出の原理を説明する図である。 図1に示したジェットファンに生じる傾斜を説明する図である。 トンネルにジェットファンを吊り下げる吊り具を緩めた場合にジェットファン生じる傾斜を説明する図である。 傾斜角検出手段に用いる傾斜計センサーアンプの説明図である。 本発明の一実施形態になるジェットファンの異常検知システムの構成図である。 図7に示すジェットファンにおける異常検知のフローチャートである。 図7に示すジェットファンにおける異常検知のフローチャートである。
符号の説明
1…トンネル、2…天井部、3…ジェットファン本体、4…ケーシング、5…バブルセンサー(傾斜角検出手段)、8a〜8d…側部ターンバックル(吊り具)。

Claims (2)

  1. トンネルの天井部に配置され、前後方向に配置した2本の第1の吊り具と両側部に配置した4本の第2の吊り具でケーシングがトンネル壁面から吊り支持されるジェットファンにおいて、
    前記ケーシングの上面に着脱自在に取り付けられ、このケーシングの傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、この傾斜角検出手段が検出した傾斜角度を前記第1及び第2の吊り具が正常な時の正常値と比較して異常の有無を判定する判定手段とを設け、
    この判定手段は、ジェットファンが非稼動時であってジェットファン直下に車両が存在しないときに前記傾斜角検出手段が検出した傾斜角を、第1及び第2の吊り具の正常な時の正常値とし、ジェットファンが稼動時または非稼動時であってジェットファン直下を予め定めた台数だけ車両が通過する時間間隔における傾斜角の平均値をこの正常値と比較して異常の有無を判断することを特徴とするジェットファン。
  2. 前記傾斜角検出手段は、管内に封入された気泡と導電液体が傾斜により移動して管内に設けた電極を覆う面積を変えて電極間の導電抵抗の変化から傾斜角を求めるバブルセンサーであることを特徴とする請求項1に記載のジェットファン。
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