JP4654798B2 - セクション分散方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル放送受信機に関し、特にセクション形式で送られるパケットの処理方法に関する。
MPEGシステム規格に準拠したデジタル放送を受信し、受信されたパケットを一旦メモリカードに録画する装置と、そのメモリカードからパケットを読み出し再生する装置を一例として、セクション形式で送られるパケットの処理について説明する。
まず、MPEGシステムで用いられるMPEGトランスポートストリーム(以下MPEG−TS)について説明する。MPEG−TSは、188バイトの固定長のパケット(以下TSパケット)の連続したストリームである。
図11に示すように、TSパケットは、TSヘッダ101とアダプテーションフィールド102とペイロード103からなる。ここでペイロード103は、Video、Audio、字幕放送を送るPES形式の可変長パケットデータ104と、PSI、EPG、SI、CA、BML、プライベートデータ等を送るセクション形式のデータ105からなり、TSヘッダ101には、パケットの種類を識別する識別子(以下PID)を含み、デジタル放送受信機は、PIDからパケットの種類を判定する。アダプテーションフィールド102は、PCR(図示せず)と言われるデジタル放送システムの送信側と受信側の27MHz系のクロックを同期させる情報があり、受信機側で高精度な同期再生が行われる。
次にセクション形式について説明する。図12はセクションの構造をしめしており、テーブルID201、セクションシンタックス表示202、セクション長203、データ204、データ206、テーブルID拡張205、CRC32207などで構成される。ここで、テーブルID201は、セクションの種類を識別する識別子で受信機は、テーブルID201から目的のセクションを抽出する。
セクションシンタックス表示202は、1bitのインジケータで「1」にセットされた場合、汎用的なセクションシンタックスに従うことを示し、セクション長203の後にテーブルID拡張205が続く、またセクションシンタックス表示202が「0」にセットされた場合、セクション長203の後にデータ204が続くことを示す。
セクション長203は、セクション長203から続くセクションの終わりまでの残りのバイト数を示す。データ204、206は、PSI、EPG、SI、CA、BML、プライベートデータ等のデータそのものを伝送できる。テーブルID拡張205は、16bitのフィールドで、その利用と値はユーザが定義する。CRC32−207は、セクション伝送の誤り訂正ビットフィールドである。また、セクションは、1TSパケットのペイロード中に、複数個重畳可能になっていてこのようなパケットを特にマルチセクションパケットと呼ぶ。
次に、上記の様なトランスポートストリームを受信し、受信されたパケットを一旦メモリカードに録画する装置と、そのメモリカードからパケットを読み出し再生する装置について図13および図14を用いて説明する。
まず、放送波をメモリカードに録画する場合について説明する。図13において、アンテナ300で放送波を受信し、デジタルチューナ301に送られる。デジタルチューナ301はデジタル復調を行い、トランスポートストリームを取り出し、メモリカード録画装置302に送る。メモリカード録画装置302は、TSヘッダのPIDから録画に必要なパケットのみを抽出し、メモリカード303に録画する。
続いて、携帯AV再生機器304の詳細の構成を図14に示し、本図を用いてメモリカードに録画された番組を再生する場合について説明する。
携帯AV再生機器304は、メモリカード303からデータを読み出すメモリカード読出回路401と、TSパケットのPIDから所定のパケットを抽出するPIDフィルタ402と、TSパケットからペイロードを抽出するデータ切出回路403と、セクションのテーブルIDから所定のセクションを抽出するセクションフィルタ回路404と、メモリ405と、メモリ405にデータを書き込むメモリアクセス回路405と、MPEG伸張を行うAVデコーダ407と、再生装置全体を制御するCPU408を備えている。
上記のように構成された携帯AV再生機器304のメモリカードに録画された番組を再生する場合について説明する。メモリカード読出回路401がメモリカード303からトランスポートストリームを読み出し、PIDフィルタ402に送る。PIDフィルタ403では、所定のパケットを抽出し、データ切出回路403に送る。
データ切出回路403に送られたTSパケットがPES形式の場合は、PESペイロード部分を切り取りメモリアクセス回路406に送る。メモリアクセス回路406に送られたPESペイロード部分は、メモリ405に送られる。映像データ、音声データはAVデコーダ407でMPEG伸張する。また字幕データはCPU408で処理が行われる。
データ切出回路403に送られたTSパケットがセクション形式の場合は、セクション部分を切り取りセクションフィルタ回路404に送られる。セクションフィルタ回路404に到着したセクションのテーブルIDから所定のセクションを抽出し、メモリアクセス回路406に送る。メモリアクセス回路406に送られたセクションは、メモリ405に送られる。メモリ405に記憶されたセクションは、CPU408により選局、EPG画面作成等の処理がなされる。
図13での各ブロック間でのストリームの詳細を説明する。それぞれ、Aはデジタルチューナ301からメモリカード録画装置302に送られるトランスポートストリームで、Bはメモリカード録画装置302からメモリカード303に送られるトランスポートストリームで、Cはメモリカード303から携帯AV再生機器に送られるトランスポートストリームである。A、B、Cで示したそれぞれのストリームの一例を図15に示す。図15の501は、5つのセクションからなるマルチセクションパケットであり。502、503のパケットと同じものである。
一方、携帯AV再生機器304のセクションフィルタ性能については、携帯AV再生機器304に入力されるストリームが、最大入力レートかつ最大マルチセクションパケットが連続する場合でも処理を満たす必要がある。例えば、セクションフィルタ回路404を33MHzで動作させ、最大入力レート20Mb/s、最大マルチセクション数46個の場合を考えると、セクションフィルタ回路404は、1パケット当たり、2481クロック以内で、46セクションフィルタの8Bのパターンマッチングを完了する性能を満たす必要がある。
図13で構成されたシステムの場合、携帯AV再生装置304に到着するストリームは、放送波の最大入力レートと、最大マルチセクション数と同じになり、このストリーム処理を満たすだけのセクションフィルタリング性能が必要になる。しかし、携帯AV再生機器304では、低消費電力駆動をさせる必要があり、内蔵回路のクロックを高くできない。
そこで従来技術の一例として、セクションがカルーセルデータ送信方式により送られることから、セクション再送信の冗長度を検出し、冗長なセクションを削減するものがある(例えば、特許文献1を参照)。このような方法で録画したストリームを、携帯AV再生機器304で再生する場合、セクションフィルタ回路404の起動回数が減り、デジタル放送の再生処理においてトータルの電力は減少する。
特開2000−252966号公報
しかしながら、従来技術の方法では、携帯AV再生機器で読まれる最大マルチセクション数は変わらなく、また、最大マルチセクションパケットが連続する場合があるので、携帯AV再生装置に到着するストリームは、放送波の最大入力レートと、最大マルチセクション数と同じになり、このストリーム処理を満たすだけのセクションフィルタリング性能が必要になる。
本発明は、上記の説明の様なメモリカードからAV視聴する携帯AV再生機器のセクションフィルタリング性能を抑え、負荷の軽いストリーム処理を可能にすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のセクション分散方法は、トランスポートストリームを受信し、閾値の以上のセクション数が多重されたマルチセクションパケットを閾値のマルチセクションパケットに制限するし、余りのセクションを閾値のマルチセクションパケットを作成し、作成されたパケットをトランスポートストリーム中のNULLパケットと置き換えることを特徴とする。
あるいは、パーシャル形式のトランスポートストリームを受信し、閾値の以上のセクション数が多重されたマルチセクションパケットを閾値のマルチセクションパケットに制限し、余りのセクションを閾値のマルチセクションパケットを作成し、作成されたパケットをトランスポートストリーム中のパケットがない所に挿入することを特徴とする。
本発明によると、トランスポートストリーム中の最大マルチセクション数を変換することができて、AV再生機器等で負荷の軽いストリーム処理が可能となる。
(実施の形態1)
本発明の実施形態の一例を、図1を用いて説明する。図1は本発明の実施に係るシステムの一例である。本図に示す構成は、MPEGシステム規格に準拠したデジタル放送を受信し、受信されたパケットを一旦メモリカードに録画する装置と、そのメモリカードからパケットを読み出し再生する装置を示している。
図1において、放送波を受信するアンテナ300、デジタル復調を行うデジタルチューナ301、本発明に係るセクション分散装置a600、メモリカードにデータを録画するメモリカード録画装置302、データを記録するメモリカード303、メモリカード303からデータを読み出し再生する携帯AV再生機器304を備える。なお、図1中のアンテナ300、デジタルチューナ301、メモリカード録画装置302、メモリカード303、携帯AV再生機器304の動作に関しては、従来例で説明したので省略する。また、セクション分散装置a600については後述する。
次に、図1中のブロック間を流れるトランスポートストリームの処理の一例を、図2を用いて説明する。
図1中のAはセクション分散装置a600に入力されるトランスポートストリームで、Eはセクション分散装置a600で出力されるトランスポートストリームである。
本例においては、トランスポートストリームAとして図2のAで示されるようなパケット列がセクション分散装置a600に入力されたものとする。図2の例では、トランスポートストリームA中のマルチセクション700は、5つのセクションが多重されたマルチセクションパケットとし、その詳細を同図の704に示す。さらに、セクション分散装置a600は、セクションの閾値を2個と設定されたものとする。
ここで、セクション分散装置a600が閾値以上のマルチセクションパケットを受信した場合、セクション分散装置a600は、閾値のマルチセクションパケットを作成・送信し、余りのセクションに関しては、閾値を超えないマルチセクションパケットを作成し、トランスポートストリームA中のNULLパケットと置き換えていく。
図2で示すと、5セクションのマルチセクションパケット700を受信し、セクション分散装置a600で、2セクションのマルチセクション701を作成し送信する。また、余りの3セクションに関しては、2セクションのマルチセクション702と、1セクションのマルチセクション703を作成し、マルチセクション702は、NULLパケット708に挿入し、マルチセクション703は、NULLパケット709に挿入する。
図2中で、705はマルチセクション701の詳細図、706はマルチセクション702の詳細図、707はマルチセクション703の詳細図である。
次に上記のような動作を行うセクション分散装置a600の詳細な構成図を図3に示し、セクション分散の動作を詳細に説明する。
図3で、セクション分散装置a600は、入力パケットを一時記憶しておく入力パケット一時記憶部801と、入力パケット一時記憶部801に記憶されたパケット中のセクション数をカウントするセクション数カウンタ部802と、出力トランスポートストリームの最大マルチセクション数を記憶するセクション数閾値記憶部804と、セクション数カウンタ部802でカウントされたセクション数と、セクション数記憶部804に設定されたセクション数閾値より入力パケットをセクション分散するかしないかを判断するセクション分散判定部803と、セクション分散判定部803でセクション分散する場合、入力パケット801を、セクション数閾値記憶部804に記憶されたセクション数以下のパケットを再構築して、挿入パケット記憶部806に記憶するパケット再構築部a805と、パケット再構築部a805から出力される再構築されたパケットを記憶する挿入パケット記憶部806と、入力パケット一時記憶部801にNULLパケットを挿入するするNULLパケット挿入部807と、入力パケット一時記憶部801からパケットが送られる一時記憶する出力パケット一時記憶部808と、出力パケット一時記憶部808の中身のパケットがNULLパケットか判定するNULLパケット判定部809と、NULLパケット判定部809でNULLパケットと判定された時に、挿入パケット記憶部806のパケットを出力パケット一時記憶部808に挿入するパケット挿入部810より構成される。
さらに、図3中のパケット再構築部a805の詳細の構成を図4に示す。
図4で、パケット再構築部a805は、再構築するパケットのマルチセクション数を設定するセクション閾値記憶部901と、入力パケット一時記憶部801のパケット中で、セクションとセクションの切れ目を判定して、セクション閾値記憶部901に記憶されている閾値個のセクションの切れ目のポインタを判定し、セクション閾値ポインタ記憶部903に記憶するセクションポインタ判定部902と、入力パケット一時記憶部801からパケットを読み出し一時記憶する再構築パケット一時記憶部904と、再構築パケット一時記憶部904のパケットのPUSI(パケットユニットスタートインジケータ)を書き換えるPUSI書換部907と、セクション閾値ポインタ記憶部903から、セクションポインタ前方のポインタを取るセクション前方ポインタ記憶部905と、セクションポインタ後方のポインタを取るセクション後方ポインタ記憶部906と、セクション前方ポインタ記憶部905の値から、アダプテーションフィールドのスタッフィングバイトを作成し、再構築パケット一時記憶部904に挿入するAFスタッフィング挿入部908と、セクション前方ポインタ記憶部905の値から、ポインターフィールドを再構築パケット一時記憶部904に挿入するPF挿入部909と、セクション後方ポインタ記憶部906の値からスタッフィングバイトを作成し、再構築パケット一時記憶部904に挿入するスタッフィング挿入部910より構成される。
セクション再構築の動作の詳細を、パケット入力1001に対してセクション閾値を2とした場合について、図5を用いて説明する。
まず、図5で入力パケット1001は5つのセクションが多重されていて、Section5(1012)は、マルチセクションの最後のセクションで、Section1(1013)は、第1番目のセクションで、Section2(1014)は、第2番目のセクションで、Section3(1015)は、第3のセクションで、Section4−0(1016)は第4のセクションの断片化されたもので、ストリーム中の同一PIDのペイロードに、第4のセクションの残りのデータが多重されている。
また、1010はTSヘッダで、PUSI(ペイロードユニットスタートインジケータ)は1であり、PF(ポインターフィールド)1011は、Section1(1013)までのバイト数が格納されている。
以上の様な入力パケット1001が、入力パケット一時記憶部801に記憶されて、セクション数閾値記憶部901に2が記憶されている場合、セクションポインタ判定部902は、図5の入力パケットの内、Pointer01(1017)、Pointer02(1018)、Pointer03(1019)、Pointer04(1020)のポインタが抜き出されセクション閾値ポインタ記憶部903に記憶する。
第1パケットを再構築する際は、入力パケット一時記憶部801からパケットを再構築パケット一時記憶部904に送る。次に、セクション前方ポインタ記憶部905には、Pointer01(1017)を読み込み、セクション後方ポインタ記憶部906には、Pointer02(1018)を読み込む。
ここで、第1パケットを再構築する際には、PUSI書換部907、AFスタッフィング挿入部908、PF挿入部909は動作しない。
さらに、スタッフィング挿入部910は、セクション後方ポインタ記憶部906のPointer02(1018)より後方にスタッフィングバイト(0xff)を挿入してパケットを再構築する。
以上の第1パケットの再構築パケットを図5の1002に示す。
第2パケットを再構築する際は、入力パケット一時記憶部801からパケットを再構築パケット一時記憶部904に送る。次に、セクション前方ポインタ記憶部905には、Pointer02(1018)を読み込み、セクション後方ポインタ記憶部906には、Pointer03(1019)を読み込む。
第2パケット以降を再構築する際には、PUSI書換部907で、TSヘッダ中のPSUI(ペイロードユニットスタートインジケータ)を1にする。
次に、AFスタッフィング挿入部908で、セクション前方ポインタ記憶部905のPointer02(1018)の1バイト手前までアダプテーションフィールドのスタッフィングバイトを挿入する。次に、PF挿入部909で、セクション前方ポインタ記憶部905のPointer02(1018)の1バイト手前にポインターフィールド(値0x00)を挿入する。次に、スタッフィング挿入部910は、セクション後方ポインタ記憶部906のPointer03(1019)より後方にスタッフィングバイト(0xff)を挿入してパケットを再構築する。
以降、パケットを再構築する際は、上記の第2パケットを作る手順でパケットが再構築される。第2パケットの再構築パケットを1003、第3パケットの再構築パケットを1004に示す
次に、異なるパケットにまたがってデータが多重されている跨りセクションがないパケットの場合のパケット再構築の処理の一例を説明する。図6は、跨りセクション判定部を有するパケット再構築部の構成を示す図である。
パケット再構築部b1100は、入力パケット一時記憶部801のパケットが跨りセクションでないかを判定する跨りセクション判定部1101と、再構築するパケットのマルチセクション数を設定するセクション閾値記憶部1102と、入力パケット一時記憶部801のパケット中で、セクションとセクションの切れ目を判定して、セクション閾値記憶部1102に記憶されている閾値個のセクションの切れ目のポインタを判定し、セクション閾値ポインタ記憶部1104に記憶するセクションポインタ判定部1103と、入力パケット一時記憶部801からパケットを読み出し一時記憶する再構築パケット一時記憶部1105と、再構築パケット一時記憶部1105のパケットのPUSI(パケットユニットスタートインジケータ)を書き換えるPUSI書換部1108と、セクション閾値ポインタ記憶部1104から、セクションポインタ前方のポインタを取るセクション前方ポインタ記憶部1106と、セクションポインタ後方のポインタを取るセクション後方ポインタ記憶部1107と、セクション前方ポインタ記憶部1106の値から、ポインターフィールドを再構築パケット一時記憶部1105に挿入するPF挿入部1109と、セクション後方ポインタ記憶部1107の値からスタッフィングバイトを作成し、再構築パケット一時記憶部1105に挿入するスタッフィング挿入部1111より構成される。
跨りセクションのないパケットのセクション再構築の動作を説明するため、図7を用いて、パケット入力1201についてセクション閾値を2とした場合の動作について説明する。
まず、図7で入力パケット1201は3つのセクションが多重されていて、Section1(1212)は第1番目のセクションで、Section2(1213)は第2番目のセクションで、Section3(1214)は第3のセクションで以降スタッフィングバイトが続いている。
また、TSヘッダは、1210でPUSI(ペイロードユニットスタートインジケータ)は1であり、PF(ポインターフィールド)1211は、Section1(1212)までのバイト数(0x00)が格納されている。
以上の様な入力パケット1201が、入力パケット一時記憶部801に記憶されて、跨りセクション判定部1101は、入力パケット一時記憶部801のパケットはセクション跨りがないと判定される。次に、セクション数閾値記憶部1102に2が記憶されている場合、セクションポインタ判定部1103は、Pointer01(1216)、Pointer02(1217)、Pointer03(1218)のポインタが抜き出されセクション閾値ポインタ記憶部1104に記憶する。
第1パケットを再構築する際は、入力パケット一時記憶部801からパケットを再構築パケット一時記憶部1105に送る。次に、セクション前方ポインタ記憶部1106には、Pointer01(1216)を読み込み、セクション後方ポインタ記憶部1107には、Pointer02(1217)を読み込む。
第1パケットを再構築する際には、PUSI書換部1108、PF挿入部1109、セクションシフタ部1110は動作しない。
スタッフィング挿入部1111は、セクション後方ポインタ記憶部1107のPointer02(1217)より後方にスタッフィングバイト(0xff)を挿入してパケットを再構築する。
以上のように処理された第1パケットの再構築パケットを図7の1202に示す。
第2パケットを再構築する際は、入力パケット一時記憶部801からパケットを再構築パケット一時記憶部904に送る。次に、セクション前方ポインタ記憶部905には、Pointer02(1217)を読み込み、セクション後方ポインタ記憶部1107には、Pointer03(1218)を読み込む。
第2パケット以降を再構築する際には、PUSI書換部1108で、TSヘッダ中のPSUI(ペイロードユニットスタートインジケータ)を1にする。
次に、PF挿入部1109でTSヘッダの直後にポインターフィールド(値0x00)を挿入する。次に、セクション前方ポインタ記憶部1106のPointer02(1217)からセクション後方ポインタ記憶部1107のPointer03(1218)までのセクションデータをPFの直後までシフトする。次に、スタッフィング挿入部1111は、セクション前方ポインタ記憶部1106のPointer02(1217)からセクション後方ポインタ記憶部1107のPointer03(1218)を用いてスタッフィングする(TSヘッダ:4byte + PF:1byte Pointer03(1218) − Pointer02(1217)以降をスタッフィング)。
以降パケットを再構築する際は、第2パケットを作る手順でパケットが再構築される。
なお、入力パケット一時記憶部801に記憶された入力パケットが、跨りセクション判定部1101でセクション跨りがあると判定された場合の処理動作は図5と同様である。
以上に述べたように、セクション分散処理を受けたストリームは、図1において、メモリカード録画装置302を経てメモリカード303に書き込まれる。そのときのトランスポートストリームFは、図2中のFに示すようになっている。図中に示すように、Section1は、設定した閾値の2個を最大とするパケットに分散されている。当然、携帯AV再生機器304がメモリカード303から読出して処理するトランスポートストリームGも同様である。このように、本発明のセクション分散装置を用いれば、携帯AV再生機器304で処理する最大マルチセクション数が制限できる。
例えば、本実施形態のように閾値2個のマルチセクションパケットに制限するセクション分散装置を考えた場合、セクションフィルタ回路404を33MHzで動作させ、最大入力レート20Mb/s、最大マルチセクション数2個を処理する場合を考えると、セクションフィルタ回路404は、1パケット当たり、2481クロック以内で、2セクションフィルタの8Bのパターンマッチングを完了する性能を満たせばよく、低い性能のセクションフィルタリング処理で装置全体の性能を発揮することができる。
また、セクションフィルタ回路404が、33MHzの動作で、1パケット当たり2481クロック以内で、46セクションフィルタの8Bのパターンマッチングを完了する性能をもっていた場合、セクションフィルタ回路404の動作周波数を33〜23MHzで性能が満たせる。
なお、本実施形態で設定した閾値の2という値は、本発明の動作を説明するための一例であって、この値には限定されるものではない。
(実施の形態2)
本発明の他の実施形態の一例として、図8を用いてHDD等に録画されたMPEGシステム規格に準拠したデジタル放送を読出し、読み出されたパケットを一旦メモリカードに録画する装置と、そのメモリカードからパケットを読み出し再生する装置について説明する。
図8において、MPEGシステム規格に準拠したデジタル放送を蓄積した記憶したHDD(ハードディスクドライブ)1301、HDD1301からデータを読み出すHDD読出回路1302、本発明に係るセクション分散装置b1300、メモリカードにデータを録画するメモリカード録画装置302、データを記録するメモリカード303、メモリカード303からデータを読み出し再生する携帯AV再生機器304を備える。
図8中のメモリカード録画装置302、メモリカード303、携帯AV再生機器304の動作に関しては、上記で説明したので省略する。
また、HDD1301に記録されるデータは、放送波を受信し必要なデータだけを抜き出したトランスポートストリームを記憶していて、放送波のトランスポートストリームのNULLパケット等を削除して記憶している。このようなストリームを、パーシャル形式のトランスポートストリームと言う。
また、図8中のブロック間を流れるトランスポートストリームの一例を図9に示し、両図を用いて説明する。
図8のHはセクション分散装置b1300に入力されるトランスポートストリームで、Iはその出力されるトランスポートストリームである。ここで上記の実施形態と同様に、セクション分散装置1300のセクションの閾値を2個と設定した場合を例にとる。
また、図9において、トランスポートストリームH中のマルチセクション1400は、5つのセクションが多重されたマルチセクションパケットであるとし、その詳細を1404に示す。
この場合は、セクション分散装置b1300は、閾値以上のマルチセクションパケットを受信した場合、閾値のマルチセクションパケットを作成し、送信する。余りのセクションに関しては、閾値を超えないマルチセクションパケットを作成し、トランスポートストリームH中のパーシャルパケット部分に挿入している。
図9で示すと、5セクションのマルチセクションパケット1400を受信し、セクションパケット分散装置b1300で、2セクションのマルチセクション1401を作成し送信する。また、余りの3セクションに関しては、2セクションのマルチセクション1402と、1セクションのマルチセクション1403を作成しマルチセクション1402は、1パケットのデータ間隔の開いたパケット1400とパケット1408の部分に挿入し、マルチセクション1403は、パケット1408とパケット1409の間にパケット1403に挿入する。
図9中で、1405はマルチセクション1401の詳細図、1406はマルチセクション1402の詳細図、1407はマルチセクション1403の詳細図である。
次に、セクション分散装置b1300の詳細な構成図を図10に示す。図10のセクション分散装置b1300は、上記図3を用いて説明したセクション分散装置aに、パーシャルパケット判定部1500を加えて、パーシャルパケット部分にも再構築されたパケットが挿入できるようになっている。その他の動作については、セクション分散装置aと同じなので省略する。
一方、携帯AV再生機器304のセクションフィルタ性能については、実施形態1で説明した同様な効果が得られる。
本発明の、セクション分散装置は、トランスポートストリーム中の最大マルチセクション数を変換することができて、処理の軽いストリーム処理が必要とされる携帯AV再生機器等で有用である。
本発明の実施の形態1に係るシステムの一例を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るトランスポートストリームの一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るセクション分散装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るパケット再構築部aの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る再構築されるパケットの一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るパケット再構築部bの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る再構築されるパケットの他の一例を示す図 本発明の実施の形態2に係るシステムの一例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るトランスポートストリームの一例を示す図 本発明の実施の形態2に係るセクション分散装置の構成を示すブロック図 トランスポートストリームパケットの一例を示す図 セクションのシンタックスの構成を示す図 従来技術に係るシステムの一例を示すブロック図 従来技術に係る携帯AV再生機器の構成を示すブロック図 従来技術に係るトランスポートストリームの一例を示す図
符号の説明
300 アンテナ
301 デジタルチューナ
302 メモリカード録画装置
303 メモリカード
304 携帯AV再生機器
600 セクション分散装置a
801 入力パケット一時記憶部
802 セクション数カウンタ部
803 セクション分散判定部
804 セクション数閾値記憶部
805 パケット再構築部a
806 挿入パケット記憶部
807 NULLパケット挿入部
808 出力パケット一時記憶部
809 NULLパケット判定部
810 パケット挿入部
901 セクション閾値記憶部
902 セクションポインタ判定部
903 セクション閾値ポインタ記憶部
904 再構築パケット一時記憶部
905 セクション前方ポインタ記憶部
906 セクション後方ポインタ記憶部
907 PUSI書換部
908 AFスタッフィング挿入部
909 PF挿入部
910 スタッフィング挿入部
1100 パケット再構築部b
1101 跨りセクション判定部
1102 セクション閾値記憶部
1103 セクションポインタ判定部
1104 セクション閾値ポインタ記憶部
1105 再構築パケット一時記憶部
1106 セクション前方ポインタ記憶部
1107 セクション後方ポインタ記憶部
1108 PUSI書換部
1109 PF挿入部
1111 スタッフィング挿入部
1300 セクション分散装置b
1301 HDD
1302 HDD読出回路
1500 パーシャルパケット判定部

Claims (2)

  1. デジタル放送受信機におけるパケットのセクション分散方法であって、トランスポートストリームを受信し、前記トランスポートストリームに含まれ、所定の閾値以上のセクション数となるセクションが多重されたマルチセクションパケットに対して当該マルチセクションパケットを前記所定の閾値のセクション数に制限したセクションからなるマルチセクションパケットとし、制限した残りのセクションからなり、前記所定の閾値のセクション数以下となるマルチセクションパケットを生成し、前記生成されたマルチセクションパケットを前記トランスポートストリーム中のNULLパケットと置き換えるセクション分散方法。
  2. デジタル放送受信機におけるパケットのセクション分散方法であって、パーシャル形式のトランスポートストリームを受信し、前記トランスポートストリームに含まれ、所定の閾値以上のセクション数となるセクションが多重されたマルチセクションパケットに対して当該マルチセクションパケットを前記所定の閾値のセクション数に制限したセクションからなるマルチセクションパケットとし制限した残りのセクションからなり、前記所定の閾値のセクション数以下となるマルチセクションパケットを生成し、前記生成されたパケットを前記トランスポートストリーム中のパケットの間に挿入するセクション分散方法。
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