JP4652937B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びその方法に関し、例えば、異なる環境光下においてカラーマッチングを行う画像処理装置及びその方法に関する。
従来、カラーマッチングにおいて基準白色点及び環境光は固定されており、例えば、International Color Consortium(ICC)規定のプロファイルでは、プロファイルを結び付けるProfile Connection Space(PCS)がD50基準のXYZ値及びLab値である。この為、入力原稿やプリント出力はD50特性の光源下で観察する場合には正しい色再現が保証されるが、その他の特性の光源下では正しい色再現は保証されないという問題がある。
これを解決するものとして、変換LUT(Look up table)を用いて、入出力デバイスに非依存な形式に色空間データを変換する方法がある。例えば、変換LUTにより出力側の観察条件に合わせて出力デバイス依存の色空間データに変換することで、観察条件に関わらず良好なカラーマッチングを行う方法が開示されている。(例えば特許文献1参照)
特開2002−281338
上記、特許文献1の方法によれば、ある入力画像データに対して、異なる観察条件下においても人の視覚で色相が一定である、すなわち色の見えが同じであると感じられるカラーマッチングを行うことができる。また、特定の光源を基準とするデバイス依存の色空間データに限定されることなく、環境光に対応したカラーマッチングを精度良く行うことができる。
しかしながら、単一光源下という観察条件を満たす場合であっても、出力された印刷物が大きい場合は、光源のおよぶ範囲は一様ではなく、同じ印刷物の面内でその観察条件が異なるという問題がある。また、複数光源下で見るような場合には、各光源の印刷物におよぶ範囲はさらに複雑になり、観察条件はより大きく異なるという問題がある。
その為、上記従来技術のように、入力画像の全画素に対して同一の観察条件に基づいてカラーマッチングを行う方法では、こうした問題を解決することはできず、印刷物の面内の色の見えが不均一になるという技術課題があった。
上記課題を解決する為の一手法として、本発明は以下の構成を有する。
複数の画像座標のそれぞれに対応付けられた環境光情報および代表的な環境光情報を取得する取得手段と、注目画素の背景領域内の画素の色データの平均輝度を算出する輝度算出手段と、前記注目画素の画像座標と前記取得された環境光情報に対応付けられた前記画像座標との関係に基づき、前記取得された環境光情報から前記注目画素に対応する環境光情報を算出する環境光情報算出手段と、前記算出された平均輝度と前記算出された環境光情報とを用いて、前記注目画素の色データに対して環境光補正を行う補正手段と、前記環境光補正が行われた色データに対して前記代表的な環境光情報に対応した色変換を行う変換手段とを有する。
本発明は、画像が均一に照明されていない場合においても適切に色再現できるようにすることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<実施例1>
<カラーマッチングの概念>
図1はカラーマッチングの概念を説明する図である。
11は入力デバイスに依存するデータを、入力側の環境光の白色点基準に基づく入力デバイス非依存の色空間データへ変換する為の変換マトリクスまたは変換ルックアップテーブル(LUT)である。12は入力側の観察条件(観察条件1)に基づき、変換LUT11から得られるデータを人間の色知覚色空間JChまたはQMhへ変換する為の色知覚モデルの順変換部(CAM)である。13は環境光の基準白色に相対的な色知覚空間であるJCh(またはJCH)であり、14は照度レベルによって大きさの変化する絶対的な色知覚空間であるQMh(またはQMH)である。15は、出力側の観察条件(観察条件2)に基づき、人間の色知覚空間JChまたはQMhから出力側の環境光の白色点基準に基づくデバイスに依存しない色空間データへ変換する為の色知覚モデルの逆変換部である。16は逆変換部15から得られるデータを出力デバイスに依存する色空間データヘ変換する為の変換LUTである。
なお、入力デバイス及び出力デバイスは、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、モニタ、プリンタといった任意の画像入出力デバイスである。また、カラーマッチング自体を実行する画像処理装置には、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ機器を適用することができるが、入出力デバイスにその機能を与えることも可能である。
一般に、観察条件における環境光の白色点は、カラーターゲットやカラーパッチなどの色票を測色した際の標準光源の白色点とは異なる。例えば、測色の際に使用される標準光源はD50やD65であるが、実際に画像を観察する場合の環境光はライトブースのD50やD65とは限らず、白熱電球や蛍光灯などの照明光であったり、照明光と太陽光とが混合した光になる場合が多い。
色知覚モデルとして、例えばCIE CAM97sを適用する場合、入力側の観察条件パラメータ17及び出力側の観察条件パラメータ18は以下のようになる。
La: 順応領域の絶対輝度[cd/m2]
XYZ: 色票の相対XYZ値
XwYwZw: 白色点の相対XYZ値
Yb: 背景領域の相対輝度
周囲条件: Average Surrond(平均的、色票の視野角四度より大)
Average Surrond(平均的、色票の視野角四度以下)
Dim Surround(薄暗い)
Dark Surround(暗い)
Cut−Sheet Transparencies(on viewing box)
図2は、本実施形態におけるカラーマッチング処理を実現する構成の一例を示すフローチャートである。図2のカラーマッチング処理は、処理を実現する為のプログラムをパーソナルコンピュータなどに供給することで実現することができる。
図2において、カラーマッチング処理が起動されると、ステップS201で画像と観察者との距離Dを取得する。次に、ステップS202で、距離Dの値より刺激領域、隣接領域及び背景領域の直径を算出し、続くステップS203で画像の解像度R(pixels/inch)を取得する。次に、ステップS204で、刺激画素領域、隣接画素領域及び背景画素領域それぞれの直径に対応する画像上のピクセル数を算出し、ステップS205で入力環境及び出力環境それぞれにおける順応領域の白色点絶対輝度Law[cd/m]及び周囲領域の絶対輝度Ls[cd/m]を取得し、ステップS206で、これまでに取得した値に基づいて周囲条件を決定する。
次に、ステップS207で入力画像に対する注目画素を設定し、続くステップS208で、入力側または出力側の周囲条件がAverage Surroundであるかどうか判定する。その結果、Average Surroundであれば、ステップS209で隣接領域における均一度合Spを算出し、Average Surround出ない場合にはステップS210に進む。ステップS210では、背景領域(注目画素、刺激領域及び隣接領域を含まない)について、各画素に対するXYZ値からYの平均的相対輝度Ybを算出する。次に、ステップS211で、注目画素の入力側および出力側の白色点XwYwZwおよび絶対輝度Laを算出し、ステップS212で、これまでの処理結果に基づき入力側及び出力側の観察条件パラメータを設定する。次に、ステップS213で、入力側及び出力側の観察条件パラメータを用いてCAMによるカラーマッチングを行う。次に、ステップS214で、全画素に対して処理が完了したかどうかを判定し、処理が完了していない場合にはステップS207に戻り、以降の処理をで全画素に対する処理が完了するまで繰り返す。ステップS214で、全画素に対して処理が完了していると判定されると、処理を終了する。
図3は、本実施形態において、環境光情報を計測する領域、及び出力における位置と対応づけられる環境光情報テーブルについて説明する図である。
図3において、(a)は、1つの出力画像について、環境光情報を計測する為に複数の領域に分けた状態を示す。30、31は計測点であり、各領域の中心に黒点で示す。32は、処理対象画素であり、各領域の境界部分すなわち計測点と計測点の間に位置することを示す。
(b)は、(a)について計測した環境光情報を格納した環境光情報テーブルであり、計測点毎に、位置を示す座標情報とメディア白色点データと照度データとに対応付けて格納する(図3(b)34)。33は代表点であり、出力画像の代表的な環境光情報として、複数の計測点を平均することにより算出したメディア白色点及び照度を格納している。
図4は、画像における注目画素と各視野角に対する領域を示す図であり、本実施形態におけるカラーマッチング処理において算出される各領域を示す。
図5は、画像と観察者との距離Dから刺激領域、隣接領域及び背景領域の直径を求める方法を説明する図であり、本実施形態におけるカラーマッチング処理においては、これに基づいて各領域の直径を算出している。
図6は、印刷物を観察する条件の一例を示す概念図であり、観察対象である印刷物が、複数の異なる光源の影響を受ける場合を示している。この場合、印刷物の見えにおいて、カラーマッチング処理で考慮すべき光源の影響は、単一光源の場合よりも複雑である。
図6において、601は印刷物を示し、ポスターや写真、絵画の展示作品など大判印刷による印刷物を想定している。602、603は光源であり、ここでは一方を白熱灯、他方を蛍光灯と想定している。白熱灯と蛍光灯では環境光情報が異なるが、特に図6で示すような観察条件では、同じ印刷物であってもその面内の位置によって、少なくとも、白熱灯の影響を強く受ける部分と、蛍光灯の影響を強く受ける部分と、双方の影響を受ける部分とが存在することになる。
なお、複数の異なる光源として、図6では白熱灯と蛍光灯を例として用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。
図7は、印刷物を観察する条件の一例を示す概念図であり、観察対象である印刷物を壁等に固定して展示すような場合において、設置場所の床面からの反射光の影響を受ける例を示している。このような場合、印刷物全体の見えに影響する観察条件として、光源やサラウンド(印刷物が設置される壁など)だけでなく、周囲の物理物からの反射光をも考慮する必要がある。例えば、床の色、材質の違いによっても、発生する反射光の影響は異なり、さらに、印刷物が設置される位置と床からの距離や角度によっても反射光の影響は変化するので、カラーマッチング処理で考慮すべき環境光の影響は、より複雑となる。
図7において、601は印刷物を示し、ポスターや写真、絵画の展示作品など大判印刷による印刷物が、壁面に設定される場合を想定している。602、は光源であり、天井等、印刷物全体の上部方向から照射されることを想定している。701は、光源602の床面からの反射光を示す。
なお、ここでは、床を例として用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、印刷物の設置される位置と光源の位置との関係によっては、天井や、側壁や、さらにはテーブルなどの物理物の影響も同様に考慮すべきものである。
図8は、印刷物を観察する条件の一例を示すまた別の概念図であり、観察対象である印刷物を壁等に固定して展示すような場合において、設置場所の床面からの反射光の影響に加え、複数の異なる光源による影響をも受ける例を示している。図8において、601は印刷物を示し、ポスターや写真、絵画の展示作品など大判印刷による印刷物が、壁面に設定される場合を想定している。602、は光源であり、天井等、印刷物全体の上部方向から照射されることを想定している。701は、光源602の床面からの反射光を示す。801は、また別の光源であり、印刷物が設置されているのと同じ壁面に設置され、横方向から印刷物を照射していることを示している。
<環境光情報の管理方法>
この為に、本実施形態では、出力画像の環境光情報(白色点(XwYwZw)及び順応領域の絶対輝度(La))を、出力画像における位置に対応させて管理する。
出力画像を実際に配置する状況において、出力画像を配置する領域における複数の異なる位置(図3(a)の計測点30,31)のメディア白色点のXYZ値及び照度を、分光放射輝度計などの計測器を用いて計測する。そして、計測結果に応じた環境光情報を、出力における位置と対応づけて、環境光情報テーブルに格納する(図3(b)34))。さらに、出力画像の代表的な環境光情報(メディア白色点及び照度)を、複数の計測点を平均することにより求め、環境光情報テーブルに格納する(図3(b)33)。なお、代表的な環境光情報は、平均値に限らず、位置に応じた重み付け加算値や、注目被写体の位置における環境光情報を用いるようにしても構わない。
出力画像の代表的な環境光情報は、出力変換テーブル16の設定に使用される。また、位置に対応した環境光情報は、処理対象の画素に対する観察条件2のメディア白色点(XwYwZw)及び順応領域の絶対輝度(La)を設定する際に使用される。処理対象の画素の位置が計測点と異なる場合は、処理対象の画素の環境光情報は、計測点の環境光情報から補間して算出する。
例えば、図3(a)の処理画素の環境光情報は、計測点からの距離に応じて算出され、即ち、計測点30の計測値をK1、計測点31の計測値をK2とすると、処理画素32の環境光情報は次の式で求められる。(K1+K2)/2
<カラーマッチング処理の手順>
以下に、本実施形態のカラーマッチング処理の手順について、図2を用いて、入力デバイスがモニタであり、出力デバイスがプリンタである場合の具体的な例を説明する。
まず、画像と観察者との距離Dの値をセットする(S201)。これは、ユーザインタフェースを使って、ユーザに対して入力を求めるダイアログを出して、ユーザが任意の値を入力できるようにしてもよいし、予め設定しておいてもよい。なお、画像と観察者との距離Dは、入力側と出力側とで異なる値を設定できる。ここでは、モニタ画面や印刷物と観察者との一般的な距離とされる値0.4m〜0.7mを考慮して、仮にD=0.5mを用いることにする。
次に、画像と観察者との距離Dから刺激領域、隣接領域及び背景領域の直径を求める(S202)。図5に示されるように、視線と画像の表面は、ほぼ垂直に交わると考えられるので、視野角二度以内の刺激領域の直径Da、視野角四度以内の隣接領域の直径Dp、及び、視野角10度以内の背景領域の直径Dbはそれぞれ下のようになる。
Da = 2×D×tan(1°)
Dp = 2×D×tan(2°)
Db = 2×D×tan(5°)
仮に、D=0.5mであればDa=17mm、Dp=35mm、Db=87mmである。
次に、画像の解像度R(pixels/inch)を取得する(S203)。これは、ユーザインタフェースを使って、ユーザに対して入力を求めるダイアログを出して、ユーザが任意の値を入力できるようにしてもよいし、予め設定しておいてもよい。例えば、モニタに表示された画像であれば72ppi、プリントアウトされた画像であればプリンタ解像度の400ppiのようになる。実際は、アプリケーションやデバイスドライバによって指定される解像度またはズーム比率に依存する。
次に、刺激画素領域、隣接画素領域及び背景画素領域それぞれの直径に対応する画像上のピクセル数を算出する(S204)。刺激領域の直径ピクセル数Dap、隣接領域の直径ピクセル数Dpp及び背景領域の直径ピクセル数Dbpはそれぞれ下のようになる。
Dap = Da×R/0.0254
Dpp = Dp×R/0.0254
Dbp = Db×R/0.0254
仮に、D=0.5m、R=72ppiならば、Dap=48.2、Dpp=99.0、Dbp=246.6になる。ここで簡略化の為、図4のように、各辺が2n+1画素(nは正の整数)になる正方形領域を仮定する。円形領域の面積と正方形領域の面積が等しくなるように正方形領域の一辺の長さLを算出すれば、L=√π×D/2=0.886×Dより、各領域の一辺の長さはLap=43画素、Lpp=87画素、Lbp=219画素になる。なお、入力側のDと出力側のDとが異なる場合は、各領域に対する一辺の長さに対応する画素数が入力側と出力側とで独立に計算すればよい。
次に、入力環境及び出力環境それぞれにおける順応領域の白色点絶対輝度Law[cd/m]及び周囲領域の絶対輝度Ls[cd/m]を取得し設定する(S205)。
順応領域の白色点絶対輝度は、モニタの場合(本実施形態の入力環境に相当する)はモニタ白色点の絶対輝度[cd/m]によって求めることができる。周囲領域の絶対輝度は、厳密には注目画素に対して視野角10度より広い領域の絶対輝度になるが、本実施形態では簡単化の為にモニタの場合は周囲領域の絶対輝度としてモニタ周囲の絶対輝度を測定し設定値とする。
一方、プリンタの場合(本実施形態の出力環境に相当する)は、順応領域の白点絶対輝度は、環境光テーブルの代表値31の照度値[lux]/πから求めることができる。周囲領域の絶対輝度は印刷物周囲の絶対輝度を設定値とする。
次に、周囲条件を例えば以下の条件で決定する(S206)。
0.2≦Ls/LawならばAverage Surrond
0.06<Ls/Law<0.2ならばDim Surround
Ls/Law≦0.06ならばDark Surround
なお、Ls及びLawが入力側と出力側とで異なる場合、周囲条件は入力側と出力側とで独立に決定される。
次に、入力画像に対する注目画素を設定し(S207)、例えば、画像の左上から右下までの全画素に対して以下の処理を施す。
まず、入力側または出力側の周囲条件がAverage Surroundか否かを判断し(S208)、Average Surrondであれば隣接領域における均一度合Spを算出する(S209)。
つまり、図4に示されるような一辺の長さがLppの隣接領域内(注目画素及び刺激領域を含む)について、各画素のXYZ値から最大及び最小のY値Ymax及びYminを求める。そして、均一度合Sp=(Ymax − Ymin)/100を算出し、例えばSp=0.01の場合は、隣接領域が均一領域だとみなす。隣接領域が均一領域とみなされる場合は周囲条件としてAverage Surrond(色票の視野角四度より大)を適用し、均一でない場合はAverage Surrond(色票の視野角四度以下)を適用する。なお、入力側の距離Dと出力側の距離Dとが異なる場合は隣接領域の範囲が異なる為、入力側と出力側とは独立に計算される。
次に、図4に示されるような一辺の長さがLbpの背景領域(注目画素、刺激領域及び隣接領域を含まない)について、各画素に対するXYZ値からYの平均的相対輝度Ybを求める(S210)。なお、入力側の距離Dと出力側の距離Dとが異なる場合は背景領域の範囲が異なる為、入力側と出力側とは独立に計算される。
次に、注目画素に対応するXwYwZw及びLaを求める(S211)。本実施形態の場合、入力側であるモニタにおいて画面内の環境光情報は同一であるが、出力側であるプリンタにおいては、出力画像内の位置によって環境光情報は異なる。
よって、入力側のXwYwZwとしてモニタの白色点のXYZ値を設定し、入力側の順応領域の絶対輝度としてS205で設定された入力側の絶対輝度を設定する。
一方、出力側の注目画素のXwYwZw及び順応領域の絶対輝度は、図3(a)に示されるように注目画素の位置と計測点の位置との関係に基づき、計測結果から補間することにより求められる。
次に、以上の処理結果に基づき、入力側及び出力側の観察条件パラメータを設定する(S212)。
次に、入力側及び出力側の観察条件パラメータを用いて、図1に示すカラーマッチングを行う(S213)。ここで、入力変換テーブル11は入力側の白色点情報に基づき設定され、出力変換テーブル16は出力側の白色点情報の代表値(図3(b)31)に基づき設定される。
本発明によれば、かかる上述の図6〜図8に示す観察例いずれにおいても、印刷物が設置される面内の環境光の状態を図3に示すように計測し、予めテーブルに格納しておき、かかるテーブルの値に基づいて入力画像のカラーマッチング処理を行うことができる。
<変形例>
上記実施形態では、カラーマッチングを行う際に利用する色知覚モデルとしてCIECAM97sを用いたが、CIECAM02やHuntモデルなど他のモデルを使用しても構わない。
また上記実施形態では、環境光情報として、出力画像の位置に応じたメディア白色点及び順応領域の絶対輝度の両データを用いたが、メディア白色点または順応領域の絶対輝度のいずれか一方のみ、もしくは他のパラメータを用いてCAM処理を行うようにしても構わない。
また、他の色知覚モデルを使用する場合は、使用する色知覚モデルに応じたパラメータを位置に応じて設定すればよい。例えば、部分順応に対応可能な色知覚モデルの場合は、部分順応パラメータを位置に応じて設定するようにしても構わない。
また、上記実施形態では、入力デバイスとしてモニタ、出力デバイスとしてプリンタを用いたが他のデバイスの組み合わせに対しても適用することが可能である。そして、入力側、出力側に限らず、画像内で環境光情報が変更する場合には、位置に応じて環境光情報を管理することにより、高精度のカラーマッチングを実現することができる。
CAMによるカラーマッチングの概念を説明する図 実施例1の処理構成の一例を示すフローチャート 実施例1の環境光情報を計測するエリア、及び出力における位置と対応づけられる環境光情報テーブルを説明する図 画像における注目画素と各視野角に対する領域を示す図 画像と観察者との距離Dから刺激領域、隣接領域及び背景領域の直径を求める方法を説明する図 印刷物の観察条件の一例を示す概念図 印刷物の観察条件の一例を示す概念図 印刷物の観察条件の一例を示す概念図
符号の説明
30 計測点
31 計測点
32 処理対象画素
33 環境光情報テーブルの代表点データ
34 環境光情報テーブルの計測点データ
601 展示の為に固定された印刷物
602 光源
603 別の光源
701 反射光

Claims (4)

  1. 複数の画像座標のそれぞれに対応付けられた環境光情報および代表的な環境光情報を取得する取得手段と、
    注目画素の背景領域内の画素の色データの平均輝度を算出する輝度算出手段と、
    前記注目画素の画像座標と前記取得された環境光情報に対応付けられた前記画像座標との関係に基づき、前記取得された環境光情報から前記注目画素に対応する環境光情報を算出する環境光情報算出手段と、
    前記算出された平均輝度と前記算出された環境光情報とを用いて、前記注目画素の色データに対して環境光補正を行う補正手段と、
    前記環境光補正が行われた色データに対して前記代表的な環境光情報に対応した色変換を行う変換手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記環境光情報は、白色点情報と順応領域の輝度情報であり、
    前記補正手段は、色知覚モデルの逆変換を行い、
    前記変換手段は、前記代表的な環境光情報に対応する変換テーブルを用いて、前記環境光補正が行われた色データを出力デバイス依存の色データに変換することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. コンピュータ装置を制御して、請求項1または2に記載された画像処理装置の各手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  4. 複数の画像座標のそれぞれに対応付けられた環境光情報および代表的な環境光情報を取得し、
    注目画素の背景領域内の画素の色データの平均輝度を算出し、
    前記注目画素の画像座標と前記取得された環境光情報に対応付けられた前記画像座標との関係に基づき、前記取得された環境光情報から前記注目画素に対応する環境光情報を算出し、
    前記算出された平均輝度と前記算出された環境光情報とを用いて、前記注目画素の色データに対して環境光補正を行い、
    前記環境光補正が行われた色データに対して前記代表的な環境光情報に対応した色変換を行うことを特徴とする画像処理方法。
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