JP4651882B2 - 通信端末装置および通信端末装置を適用した駅運転指令システム - Google Patents

通信端末装置および通信端末装置を適用した駅運転指令システム Download PDF

Info

Publication number
JP4651882B2
JP4651882B2 JP2001268879A JP2001268879A JP4651882B2 JP 4651882 B2 JP4651882 B2 JP 4651882B2 JP 2001268879 A JP2001268879 A JP 2001268879A JP 2001268879 A JP2001268879 A JP 2001268879A JP 4651882 B2 JP4651882 B2 JP 4651882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
command
voice
communication terminal
instruction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001268879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003076643A (ja
Inventor
伸一 座間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001268879A priority Critical patent/JP4651882B2/ja
Publication of JP2003076643A publication Critical patent/JP2003076643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4651882B2 publication Critical patent/JP4651882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は音声による指令を一斉に通知する通信端末装置に係り、特にメールによる指令を音声変換し、音声で通知する通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の指令を通知する通信端末装置において、音声指令を発し、音声で一斉に館内放送をするものが知られている。
【0003】
このような通信端末装置は、音声指令をする場所や地域を選択すると、音声指令所と音声指令を受信する場所とが電気的に接続され、音声指令所から入力された音声が受信する場所のスピーカに接続されて音声で指令メッセージを流すことや、または指令を行なうグループを選択すると、選択グループ内の電話機へ発信し、応答するタイミングによって指令メッセージを音声で流すことが行なわれている。このように、従来は指令というと、どこか一箇所から音声を用いたメッセージ発信がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の通信端末装置は、音声で指令を発し、音声でメッセージを流す構成のため、声を出せない人や、声を出せないような状態では、音声指令を実行することができない基本的な課題がある。
【0005】
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は指令メッセージをメールで発生し、メールの指令メッセージを音声で出力することができる、フレキシビリティに優れ、利便性の高い通信端末装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明に係る通信端末装置は、音声で指令を発し、音声メッセージを流す通信端末であって、指令メールを入力し、テキストメールとして送信する指令メール送信手段と、受信したテキストメールを蓄積するメール蓄積手段と、メール蓄積手段から周期的に蓄積されたテキストメールを受信し、受信したテキストメールに指示メールのフラグが設定されている場合には、合成音声変換を施して音声指令を自動再生する指令通知手段と、指令通知手段による音声指令の自動再生を行う場合に、音声による指令中であるかを判断する判断手段と、を備え、指令通知手段が、判断手段において、音声による指令中であると判断した場合には、再生を行わないように構成したことを特徴とする。
【0007】
この発明に係る通信端末装置は、指令メールを入力し、テキストメールとして送信する指令メール送信手段を備えたので、音声メッセージに代えて指令メールを発生させることができる。また、指令メールに合成音声変換を施して音声指令を自動再生する指令通知手段を備えたので、文字の指令メールを入力しても音声指令を発生させることができ、声を出せない人や、声を出せないような状態でも指令メッセージを発生することができる、フレキシビリティを高め、利便性の向上を図ることができる。
【0008】
また、この発明に係る指令通知手段は、受信したテキストメールに指示メールのフラグの有無を判定する指示メール判定手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
この発明に係る指令通知手段は、受信したテキストメールに指示メールのフラグの有無を判定する指示メール判定手段を備えたので、フラグにより指示メールを判定することができ、容易に指示メールを判別することができる。
【0010】
さらに、この発明に係る指令通知手段は、指示メールのタイトルおよび本文を合成音声変換する音声変換手段と、合成音声変換された音声信号を再生する再生手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明に係る指令通知手段は、指示メールのタイトルおよび本文を合成音声変換する音声変換手段と、合成音声変換された音声信号を再生する再生手段とを備えたので、指示メールのタイトルおよび本文を合成音声変換し、音声信号を再生して音声メッセージを発生することができ、利便性の向上を図ることができる。
【0012】
また、この発明に係る通信端末装置における再生を行わなかった音声合成データは、一時的にバッファリングされ、テキストメールの受信がない場合に再生することを特徴とする。
【0013】
この発明に係る指令通知手段は、テキストメール、ダイヤルパッドおよびオートダイヤルを1つの画面に表示する表示制御手段を備えたので、一目で状態が把握できるとともに、操作性を向上させることができる。
【0014】
さらに、この発明に係る指令通知手段は、各駅の駅運転指令システムに適用したことを特徴とする。
【0015】
この発明に係る指令通知手段は、各駅の駅運転指令システムに適用したので、文字メッセージの指令メールを音声メッセージに変換して発生することができ、声を出せない人や、声を出せないような状態でも指令メッセージを発生することができる、フレキシビリティを高め、利便性の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る通信端末装置の一実施の形態要部ブロック構成図である。図1において、通信端末装置1は、指示メール送信手段2、メール蓄積手段3、指令通知手段4を備える。
【0017】
指示メール送信手段2は、Eメールの入力機能、送信機能を備えたメール送信装置(指令メール送信装置)で構成し、キーボード等から入力した文字、数字、記号等の指令メールなどのEメールを保存し、テキストメールに変換してケーブルCB1を介してメール蓄積手段3に送信する。
【0018】
メール蓄積手段3は、Eメールの蓄積機能、分配機能を有する蓄積装置またはサーバー蓄積装置(電子メール蓄積サーバー)で構成し、指示メール送信手段2からケーブルCB1を介して送信されてくるテキストメールを受信して蓄積し、ケーブルCB2を介して指令通知手段4に送信したり、指令通知手段4から周期的に行なうメール送信要求に応じてテキストメールを送信する。
【0019】
なお、指示メール送信手段2とメール蓄積手段3は、同一事業所内に設置し、ケーブルCB1は指示メール送信手段2とメール蓄積手段3間でテキストメールを送信できるものであればよい。また、指示メール送信手段2とメール蓄積手段3は、遠隔地間に設置され、メール蓄積手段3はメールを蓄積するサーバーで、ケーブルCB1はインターネット網で接続し、テキストメールを送信できるようにしてもよい。
【0020】
指令通知手段4は、周期的にメール蓄積手段3にメール送信要求を送信してメール蓄積手段3からテキストメールを受信する指示メール受信装置で構成し、受信したテキストメールに指示メールのフラグが設定されている場合には、フラグから指示メールと判定し、テキストメールに合成音声変換を施して音声信号(音声指令)に変換した後、変換した音声指令を自動再生して、複数のスピーカ等から一斉に音声指令を通知する。
【0021】
なお、メール蓄積手段3と指令通知手段4は、同一事業所内に設置し、ケーブルCB2はメール蓄積手段3と指令通知手段4間でテキストメールを送信できるものであればよい。また、メール蓄積手段3と指令通知手段4は、遠隔地間に設置され、メール蓄積手段3はメールを蓄積するサーバーで、ケーブルCB2はインターネット網で接続し、テキストメールを送信できるようにしてもよい。
【0022】
指示メール送信手段2は、指令メッセージをEメールで入力することにより、声を出せない人や、声を出せないような状態でも指令メッセージを発することができ、指令通知手段4は、テキストメールで受信した指令メッセージを合成音声変換して音声指令で通知することができる。
【0023】
このように、この発明に係る通信端末装置1は、指令メールを入力し、テキストメールとして送信する指令メール送信手段2を備えたので、音声メッセージに代えて指令メールを発生させることができる。また、指令メールに合成音声変換を施して音声指令を自動再生する指令通知手段4を備えたので、文字の指令メールを入力しても音声指令を発生させることができ、声を出せない人や、声を出せないような状態でも指令メッセージを発生することができる、フレキシビリティを高め、利便性の向上を図ることができる。
【0024】
図2はこの発明に係る指令通知手段の一実施の形態要部ブロック構成図である。図2において、指令通知手段4は、マイクロプロセッサを基本に各種演算機能、処理機能、シーケンス機能等を有し、指示メール判定手段5、切替手段6、音声変換手段7、再生手段8、表示制御手段9、表示装置10、データ送信手段11を備える。
【0025】
指示メール判定手段5は、メール解析機能、判定機能を備え、受信したメールデータ(テキストメール)を解析し、メールデータに指示メールのフラグが存在するか否かを解析して判定し、フラグが存在すると判定した場合には、例えばHレベル(または、Lレベル)の判定信号を切替手段6に供給する。一方、フラグが存在しないと判定した場合には、Lレベル(または、Hレベル)の判定信号を切替手段6に供給する。
【0026】
切替手段6は、電子スイッチまたはソフト制御の切替機能を備え、指示メール判定手段5から供給されるHレベル(または、Lレベル)の判定信号に基づいてスイッチsw1をメーク状態(実線表示)にし、受信したメールデータを音声変換手段7に供給する。
【0027】
また、切替手段6は、指示メール判定手段5から供給されるLレベル(または、Hレベル)の判定信号に基づいてスイッチsw1をブレーク状態(破線表示)にし、受信したメールデータの音声変換手段7への供給を禁止する。
【0028】
音声変換手段7は、メールを音声信号に変換する合成音声変換機能を備え、切替手段6を通過したメールデータに合成音声変換を施し、指示メールのタイトルおよび本文の変換した音声信号を再生手段8に提供する。
【0029】
再生手段8は、再生機能を備え、音声変換手段7から提供される音声信号を再生し、指令音声信号を複数のスピーカSP1〜SPnから指令音声で発生する。
【0030】
表示制御手段9は、表示プロセッサ、表示ドライバ等を備え、受信したメールデータ(テキストメール)を文字、数字、記号等の表示データに変換し、表示データを表示装置10に供給する。
【0031】
また、表示制御手段9は、ダイヤルキーやオートダイヤルキーのキーパッド表示データを備え、キーパッド表示データを表示装置10に供給する。なお、表示制御手段9は、メールデータ(テキストメール)、ダイヤルキーやオートダイヤルのキーパッドを1つの画面上に表示する制御を行なう。
【0032】
表示装置10は、LCD(液晶)表示器、TFT表示器等で構成し、メール表示領域、ダイヤルパッド領域およびオートダイヤル領域が同一画面上に表示可能である。表示制御手段9から供給されるメールデータ(テキストメール)の表示データ、ダイヤルキーやオートダイヤルのキーパッドを1つの画面上に表示する。なお、ダイヤルキーやオートダイヤルのキーパッドは、タッチパネルを採用する。
【0033】
データ送信手段11は、データ送信機能を有し、表示装置10のダイヤルキーやオートダイヤルのキーパッドが操作され、ダイヤル番号またはオートダイヤル番号のデータが供給された時、ダイヤル番号またはオートダイヤル番号のデータを図1に示すケーブルCB2を介してメール蓄積手段3に送信する。
【0034】
なお、メールデータ(テキストメール)の着信に先立ち、指令通知手段4に着信信号が供給されて着信の表示や音(または、メロディ)が発生する。
【0035】
このように、この発明に係る指令通知手段4は、受信したテキストメールに指示メールのフラグの有無を判定する指示メール判定手段5を備えたので、フラグにより指示メールを判定することができ、容易に指示メールを判別することができる。
【0036】
また、この発明に係る指令通知手段4は、指示メールのタイトルおよび本文を合成音声変換する音声変換手段7と、合成音声変換された音声信号を再生する再生手段8とを備えたので、指示メールのタイトルおよび本文を合成音声変換し、音声信号を再生して音声メッセージを発生することができ、利便性の向上を図ることができる。
【0037】
さらに、この発明に係る指令通知手段4は、テキストメール、ダイヤルパッドおよびオートダイヤルを1つの画面に表示する表示制御手段9を備えたので、一目で状態が把握できるとともに、操作性を向上させることができる。
【0038】
次に、本発明の通信端末装置を駅運転指令システムに適用した例について説明する。図3はこの発明に係る通信端末装置を駅運転指令システムに適用した一実施の形態システム構成図である。図3において、駅運転指令システム13は、指令メール受信装置14、指令メール送信装置15、受令側PBX16、ルータ装置17、プライベートネットワーク18、電子メール蓄積サーバー19、音声データ変換装置20、指令側PBX21、音声指令メッセージ送信指令台22、ファックス23、収容内線24、LAN回線等を備える。
【0039】
なお、駅運転指令システム13のそれぞれ指令メール受信装置14、指令メール送信装置15および電子メール蓄積サーバー19は、図1に示す通信端末装置1のそれぞれ指令通知手段4、指示メール送信手段2およびメール蓄積手段3に対応する。
【0040】
最初に、駅運転指令システム13の『音声指令』について説明する。『音声指令』を行なう場合、音声指令メッセージ送信指令台22から指令する地域を選択して発信する。指令側PBX21→音声データ変換装置20(8VIP)→ルータ装置17(指令側PBX21側のRT)→プライベートネットワーク18→ルータ装置17(受令側PBX16側のRT)→音声データ変換装置20(8VIP)→選択された各駅の指令メール受信装置14の経路で指令着信が到達する。
【0041】
指令着信時に、指令メール受信装置14を操作して指令着信に応答すると、受令側PBX16から着信時と逆の経路で音声指令メッセージ送信指令台22に応答信号が送信される。音声指令メッセージ送信指令台22は、応答信号を確認した後、タイミングを計って『音声指令』を送出する。『音声指令』を受信した指令メール受信装置14は、内蔵したスピーカから指令メッセージを音声で発生する。
【0042】
次に、駅運転指令システム13の『電子メール指令』について説明する。喋ることが苦手な人、声の調子が悪い人、あるいは喋ることができない人が『指令』を行なう場合、『音声指令』に代えて指令メール送信装置15から『電子メール指令』を実行する。
【0043】
指令メール送信装置15に電子メール(指令メール)として入力され、テキストメールで送信されたEメールは、LANネットワークを介して伝送され、電子メール蓄積サーバー19に蓄積される。該当する各駅の指令メール受信装置14は、周期的に電子メール蓄積サーバー19に蓄積されている電子メールを要求し、テキストメール(指令メール)で受信する。
【0044】
指令メール受信装置14は、受信した指令メールにフラグが設定されている場合、指令メールのタイトルおよび本文の切り取りを行い、合成音声変換を施してスピーカから自動再生し、指令メッセージを音声で発生する。
【0045】
続いて、『FAX情報送信』について説明する。FAX情報送信の場合にも、電子メール蓄積サーバー19を経由してEメールに添付送信が可能となる。FAX情報を送信する場合、ファックス23から電子メール蓄積サーバー19を収容する指令側PBX21の収容内線24へ、予め登録されているグループ番号をダイヤルする。
【0046】
グループには、傘下の指令メール受信装置14の内線番号および内線番号に対応する電子メールアドレスが登録されており、電子メール蓄積サーバー19はファックス23から送信されてくるFAX情報のファイル化を行い、グループ傘下の全ての指令メール受信装置14へ電子メールの添付ファイルとして送信する。
【0047】
図4はこの発明に係る指令メール受信装置の一画面表示図である。図4において、指令メール受信装置14の全画面表示させて切り替える画面切り替え部25A、ダイヤルパッド部25B、オートダイヤル部25C、Eメール部25Dを一画面上に備える。また、表示ボタン25E、再生ボタン25F、ファイルを開くボタン25Gも同一画面に表示する。
【0048】
表示ボタン25Eを押下することにより、Eメール部25Dの受信したメール内容の詳細を表示する。また、受信したメールの読み上げを実行する場合には、再生ボタン25Fを押下することにより、受信メールのタイトル、本文の切り出しを行い、テキスト音声処理後に画面表示を行って、受信メールをスピーカから再生することができる。さらに、受信したメールの添付ファイルを開く場合には、ファイルを開くボタン25Gを押下することにより、添付ファイルがFAX情報のとき、FAX表示画面を表示することができる。
【0049】
図5は駅運転指令システムのメール送信およびメール受信のシーケンス図である。メール送信のシーケンスは、指令メール送信装置15と電子メール蓄積サーバー19間で実行し、メール受信のシーケンスは、電子メール蓄積サーバー19と指令メール受信装置14間で実行する。
【0050】
まず、メール送信のシーケンスについて説明する。なお、s(1)〜s(14)の手順は、シーケンスの順に従って表わす。まず、指令メール送信装置15はコネクション接続要求s(1)を送信し、電子メール蓄積サーバー19はコネクション接続応答s(2)を返す。次に、指令メール送信装置15は通信開始宣言s(3)を送信し、電子メール蓄積サーバー19は通信開始応答s(4)を返す。
【0051】
続いて、指令メール送信装置15はメール送信者通知s(5)を送信し、電子メール蓄積サーバー19はメール送信者通知応答s(6)を返す。メール送信者通知s(5)に対して、電子メール蓄積サーバー19は、指令メール送信装置15からのメールを受付けるか否かの返信をすることになるが、メールを受付ける場合に、メール送信者通知応答s(6)を返す。
【0052】
その後、指令メール送信装置15はメール受信者通知s(7)を送信し、実際にメールを受信する相手の情報(例えば、指令メール受信装置14)を通知すると、電子メール蓄積サーバー19は、メール受信者通知応答s(8)を返す。
【0053】
s(1)〜s(8)の手順の後、指令メール送信装置15から電子メール蓄積サーバー19にメール送信s(9)が行なわれる。指令メール送信装置15は、メール送信が完了すると、メール送信完了s(10)を送信し、電子メール蓄積サーバー19はメール送信完了OKs(11)を返す。
【0054】
指令メール送信装置15は、通信終了s(12)を送信し、電子メール蓄積サーバー19は、通信終了応答s(13)を返す。そして、最後に指令メール送信装置15は、電子メール蓄積サーバー19にコネクション断s(14)を送ることにより、指令メール送信装置15と電子メール蓄積サーバー19の呼接続が遮断されて、メール通信が完了する。
【0055】
次に、メール受信のシーケンスについて説明する。指令メール受信装置14は、周期的に電子メール蓄積サーバー19に受信メールの有無の問合せを行なう。この問合せの間隔は、任意に設定が可能であり、以下のシーケンスは問合せの一周期に相当する処理を表わす。なお、r(1)〜r(12)の手順は、シーケンスの順に従って表わす。
【0056】
まず、指令メール受信装置14は、受信周期になると、コネクション接続要求r(1)を送信し、電子メール蓄積サーバー19は、コネクション接続応答r(2)を返すと接続がOKとなる。次に、指令メール受信装置14は、ログインするIDとパスワードのユーザー認証r(3)を送信し、電子メール蓄積サーバー19は、認証がOKかNGかの応答であるユーザー認証応答r(4)を返す。
【0057】
r(3)〜r(4)のユーザー認証手順が終了後、指令メール受信装置14は、メッセージ有無確認r(5)を送信し、電子メール蓄積サーバー19は、メッセージ有無確認応答r(6)を返す。メッセージがある場合、指令メール受信装置14は、メッセージ送信要求r(7)を送信し、電子メール蓄積サーバー19は、メッセージ送信要求応答r(8)を返す。
【0058】
電子メール蓄積サーバー19から指令メール受信装置14に実際のメッセージ送信r(9)が行なわれる。電子メール蓄積サーバー19は、メッセージ送信が完了すると、メッセージ送信完了r(10)を返す。指令メール受信装置14、メッセージ送信完了r(10)を受信後に、コネクション切断要求r(11)を送信し、電子メール蓄積サーバー19からコネクション切断r(12)が返信されてメールの受信が完了する。
【0059】
図6は指令メール受信装置のメール受信の一処理フロー図である。なお、本処理フロー図は、指令メール受信装置14のメール受信周期毎に起動され、メール受信処理を行なう。ステップS1では、受信メールが無しか否かを判断し、無い場合にはステップS9に移行する。一方、受信メールが有る場合にはステップS2に移行する。
【0060】
ステップS2では、受信履歴へ書き込みを行なう。なお、書き込まれた受信履歴は、Eメール受信部に表示される。次に、ステップS3で、一般メールか指示メールかの判断を行い、一般メールの場合には処理を終了する。一方、指示メールの場合にはステップS4に移行する。
【0061】
ステップS4では、指示メールのタイトル、本文の切り出しを行い、合成音声のファイルを作成する。続いて、音声による指令中の場合に、合成音声を再生してしまうと、指令音声と合成音声が混じってしまうため、ステップS5では、再生不可か否かを判定する。再生不加能である場合にはステップS6に移行する。一方、再生可能な場合にはステップS7に移行する。ステップS6では、再生待ちB(バッファ)へ保存して処理を終了する。
【0062】
ステップS9では、再生待ちB(バッファ)の無しか否かを判断する。有る場合にはステップS10に移行する。一方、無い場合には処理を終了する。ステップS10では、再生不可能か否かの判断を行なう。再生可能な場合にはステップS7に移行する。一方、再生不可能な場合には処理を終了する。
【0063】
ステップS7では、スピーカと音源ボードの接続を指示し、ステップS8では、合成音声ファイルを再生して処理を終了する。
【0064】
このように、駅運転指令システム13は、通信端末装置1を適用することにより、指令メール送信装置15から文字の指令メールを入力しても、指令メール受信装置14から音声指令を発生させることができ、声を出せない人や、声を出せないような状態でも指令メッセージを発生することができる、フレキシビリティを高め、利便性の向上を図ることができる。
【0065】
また、本発明の通信端末装置1をデパート等の各店舗の館内指令装置に適用することにより、駅運転指令システム13と同様に、文字の指令メールを入力しても、音声指令を発生させることができ、声を出せない人や、声を出せないような状態でも指令メッセージを発生することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る通信端末装置は、指令メールを入力し、テキストメールとして送信する指令メール送信手段を備えたので、音声メッセージに代えて指令メールを発生させることができる。また、指令メールに合成音声変換を施して音声指令を自動再生する指令通知手段を備えたので、文字の指令メールを入力しても音声指令を発生させることができ、声を出せない人や、声を出せないような状態でも指令メッセージを発生することができる、フレキシビリティを高め、利便性の向上を図ることができる。
【0067】
また、この発明に係る指令通知手段は、受信したテキストメールに指示メールのフラグの有無を判定する指示メール判定手段を備えたので、フラグにより指示メールを判定することができ、容易に指示メールを判別することができる。
【0068】
さらに、この発明に係る指令通知手段は、指示メールのタイトルおよび本文を合成音声変換する音声変換手段と、合成音声変換された音声信号を再生する再生手段とを備えたので、指示メールのタイトルおよび本文を合成音声変換し、音声信号を再生して音声メッセージを発生することができ、利便性の向上を図ることができる。
【0069】
また、この発明に係る指令通知手段は、テキストメール、ダイヤルパッドおよびオートダイヤルを1つの画面に表示する表示制御手段を備えたので、一目で状態が把握できるとともに、操作性を向上させることができる。
【0070】
さらに、この発明に係る指令通知手段は、各駅の駅運転指令システムに適用したので、文字メッセージの指令メールを音声メッセージに変換して発生することができ、声を出せない人や、声を出せないような状態でも指令メッセージを発生することができる、フレキシビリティを高め、利便性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る通信端末装置の一実施の形態要部ブロック構成図
【図2】この発明に係る指令通知手段の一実施の形態要部ブロック構成図
【図3】この発明に係る通信端末装置を駅運転指令システムに適用した一実施の形態システム構成図
【図4】この発明に係る指令メール受信装置の一画面表示図
【図5】駅運転指令システムのメール送信およびメール受信のシーケンス図
【図6】指令メール受信装置のメール受信の一処理フロー図
【符号の説明】
1 通信端末装置
2 指示メール送信手段
3 メール蓄積手段
4 指令通知手段
5 指示メール判定手段
6 切替手段
7 音声変換手段
8 再生手段
9 表示制御手段
10 表示装置
11 データ送信手段
13 駅運転指令システム
14 指令メール受信装置(指示通知手段)
15 指令メール送信装置(指示メール送信手段)
16 受令側PBX
17 ルータ装置
18 プライベートネットワーク
19 電子メール蓄積サーバー(メール蓄積手段)
20 音声データ変換装置
21 指令側PBX
22 音声指令メッセージ送信指令台
23 ファックス
24 収容内線
25A 画面切り替え部
25B ダイヤルパッド部
25C オートダイヤル部
25D Eメール部
25E 表示ボタン
25F 再生ボタン
25G ファイルを開くボタン
整G

Claims (5)

  1. 音声で指令を発し、音声メッセージを流す通信端末であって、
    指令メールを入力し、テキストメールとして送信する指令メール送信手段と、
    受信したテキストメールを蓄積するメール蓄積手段と、
    前記メール蓄積手段から周期的に蓄積されたテキストメールを受信し、受信したテキストメールに指示メールのフラグが設定されている場合には、合成音声変換を施して音声指令を自動再生する指令通知手段と、
    前記指令通知手段による音声指令の自動再生を行う場合に、音声による指令中であるかを判断する判断手段と、を備え、
    前記指令通知手段は、前記判断手段において、音声による指令中であると判断した場合には、再生を行わないように構成したことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記指令通知手段は、受信したテキストメールに指示メールのフラグの有無を判定する指示メール判定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記指令通知手段は、指示メールのタイトルおよび本文を合成音声変換する音声変換手段と、合成音声変換された音声信号を再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  4. 前記再生を行わなかった音声合成データは、一時的にバッファリングされ、テキストメールの受信がない場合に再生することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  5. 請求項1に記載の通信端末装置を駅運転指令に適用したことを特徴とする駅運転指令システム。
JP2001268879A 2001-09-05 2001-09-05 通信端末装置および通信端末装置を適用した駅運転指令システム Expired - Fee Related JP4651882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001268879A JP4651882B2 (ja) 2001-09-05 2001-09-05 通信端末装置および通信端末装置を適用した駅運転指令システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001268879A JP4651882B2 (ja) 2001-09-05 2001-09-05 通信端末装置および通信端末装置を適用した駅運転指令システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003076643A JP2003076643A (ja) 2003-03-14
JP4651882B2 true JP4651882B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=19094799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001268879A Expired - Fee Related JP4651882B2 (ja) 2001-09-05 2001-09-05 通信端末装置および通信端末装置を適用した駅運転指令システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4651882B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128782A (ja) 2003-10-23 2005-05-19 Canon Inc 情報処理装置および情報処理方法ならびにプログラム、記憶媒体
JP5283196B2 (ja) * 2010-09-28 2013-09-04 Necアクセステクニカ株式会社 安否確認システム、安否確認方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0818674A (ja) * 1994-06-28 1996-01-19 Nec Eng Ltd 時報機能付指令電話機
JPH09135264A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子メール通信メディア変換システム
JPH09251373A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Sony Corp 音声合成方法および音声合成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0818674A (ja) * 1994-06-28 1996-01-19 Nec Eng Ltd 時報機能付指令電話機
JPH09135264A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子メール通信メディア変換システム
JPH09251373A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Sony Corp 音声合成方法および音声合成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003076643A (ja) 2003-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7623854B2 (en) Information addition system and mobile communication terminal
US5841838A (en) Telephone answering unit with caller identification and message recording function
US20030134625A1 (en) Method and system for storing mobile phone backup data through a network
JP3602322B2 (ja) 携帯電話装置
JP4651882B2 (ja) 通信端末装置および通信端末装置を適用した駅運転指令システム
JP4901383B2 (ja) メディア変換メッセージシステム
US20020090972A1 (en) Portable telephone terminal
JP4551373B2 (ja) 通信装置
US7158618B1 (en) Apparatus and method for recording URL together with voice message in a browser equipped telephone
KR960032462A (ko) 전화기능을 갖는 비데오플레이어
KR100945162B1 (ko) 링백톤제공시스템 및 그 방법
JP3757920B2 (ja) 携帯電話装置
JP4912803B2 (ja) メディア変換メッセージシステム
EP2099208A1 (en) Method for sending related information of color ring back tone and system and device thereof
JPS63211949A (ja) 電話装置
KR0132964B1 (ko) 개인용 종합 음성우편 장치 및 방법
JP2004246777A (ja) 情報伝送システム並びにそのシステムの情報処理装置およびプログラム
KR200214950Y1 (ko) 핸즈프리 겸용 통화보조장치
JP3795761B2 (ja) 音声情報送受信システム
JP3685638B2 (ja) 通信装置
US20080090552A1 (en) Media File Provision
JPH04302561A (ja) マルチメディア通信システム
KR20050072982A (ko) 수신자 상황정보 안내 서비스 제공방법
JP4609571B2 (ja) 携帯電話装置
KR100681337B1 (ko) 컴퓨터로 제어가능한 다기능 전화기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees