JP4651497B2 - 部品切れ予告方法、部品切れ予告プログラム、部品実装機 - Google Patents

部品切れ予告方法、部品切れ予告プログラム、部品実装機 Download PDF

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Description

本発明は、部品実装機が保有する部品が少なくなるとその旨を報知する部品切れ予告方法などに関する。
電子部品をプリント基板に実装する部品実装機は、複数種類の電子部品を部品供給部に大量に保有し、所定の順序に従って電子部品を部品供給部から受け取り、プリント基板上に当該電子部品を搬送し、プリント基板に電子部品を装着するものである。
この電子部品を実装する部品実装機は、部品切れが発生する前に警告を発し、電子部品追加の段取りを事前に行わせることで、部品実装機が小停止する回数を極力抑え、コスト低減に寄与する必要があるため、部品実装機が保有する電子部品の員数、すなわち部品供給部に残存している電子部品の員数を正確に把握することが要請されている。
そこで例えば、図13に示すように、部品供給部110が備えるテープフィーダ111に、部品数を記憶しその数値を提供することができる記憶手段117を設け(例えば、特許文献1参照)、テープフィーダ111から電子部品が取り出されるたびに、記憶手段117に記憶される部品数を減算することにより、部品残数を管理し、部品数が所定数以下になれば部品切れの予告を行う部品実装機がある。
ここで、部品供給部の一例を説明する、図13に示すように部品供給部110は、Z軸方向に並べられた複数のテープフィーダ111と、当該テープフィーダ111により送られて電子部品を供給する部品テープ203と、当該部品テープ203が巻き付けられるリール201と、部品の種類や部品数を記憶する記憶手段117とを備えている。
さらに、図14に示すように、部品テープ203は、電子部品202を収容するキャビティが設けられたキャリアテープ204と、当該キャリアテープ204に熱圧着され電子部品202の脱落を防止するためにキャビティを封口するカバーテープ205とで構成されている。
従来、部品供給部110に部品数が未知のリールを取り付ける際には、部品数を把握して記憶手段117に初期値として登録するために次のような処理が行われている。すなわち、図15に示すような計数装置10を用い、一方のシャフト11に空のリールを装着し、他方のシャフト11に計数対象となるリールを装着し、空のリールに部品テープを巻き付けていく際に測定部12で部品テープの長さを測定し、当該長さから部品テープに保持される部品数を割り出すことで、リールが保持する部品数を計数している(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−334394号公報 実開平4−73276号公報
ところが、前記計数装置では、非常に長い部品テープをリールに巻き付けながら部品テープの全長を測定し、さらに元のリールに部品テープを巻き戻した後、部品実装機に取り付けなければならないので、部品数の計数に長い時間と手間を要し、コストに大きな影響を与えている。
また、部品テープをリールからある程度引き出し、空のリールに引き出した部品テープを巻き付けた後、残りの部品テープの長さを測ることになるため、最初に引き出した部品テープの長さは計測されず、計測されない部品テープが保持する電子部品は、計数から除外されることになり正確な計数を行うことができない。
さらに、計数がなされたリールを再び部品実装機に取り付ける際に、実装に供されない無駄な部品が発生することがあり、この部品数が把握できないこともある。
また、部品テープが残り少なくなった段階で、新たな部品テープを継ぎ足すことが行われる場合があるが、この場合、継ぎ目を部品実装機が認識し、認識した段階で部品数の値を新たなリールが保有する部品数に切り替えるため、別途継ぎ目認識用の手段を講じる必要があり、加えて上記問題を全て包含している。
そして、上記のように部品実装機が把握している部品数が不正確であるため、部品切れの予告がなされても実際に部品切れになるまでの時間が短すぎて追加用の部品の準備が間に合わず、部品実装機を停止せざるを得ない場合が発生している。
本発明は上記点に鑑みなされたものであり、部品実装機が保有する部品の残存状態を正確に把握し、部品切れの予告を適切に通知し、部品実装機の小停止の発生回数を低減することのできる方法の提供を目的とする。
上記目体を達成するために、本発明に係る部品切れ予告方法は、基板に部品を実装する部品実装機の部品供給手段が保有する部品の部品切れを予告する方法であって、前記部品供給手段の断層画像を撮影する断層撮影ステップと、撮影された断層画像に基づき部品切れ間近か否かを判定する判定ステップと、部品切れ間近と判定された場合にその旨を報知する報知ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、部品供給手段が保有する部品の状態を断層画像により適切に判断して部品切れの予告を行うことが可能となる。
前記部品切れ予告方法はさらに、前記断層撮影ステップで撮影された断層画像中の部品像の数を計数する計数ステップと、前記計数ステップで計数された部品像の数に基づき部品供給手段が保有する保有部品数を取得する部品数取得ステップとを含み、前記判定ステップは、保有部品数が所定数以下である場合に部品切れ間近であると判定することが望ましい。
これにより、部品供給手段が保有する部品の員数である保有部品数を正確に把握し、当該保有部品数に基づき部品切れ予告をすることができるため、誤差無く正確なタイミングで部品切れを予告することができる。
また、前記部品数取得ステップは、前記計数ステップで計数された部品像の数から部品実装機で使用した部品数を減算した数を保有部品数としてもよい。
これにより、一旦保有部品数を把握しておけば、強制的な部品の補充や除去が行われない限り保有部品数を正確に把握することができるため、より簡易に部品切れ予告を正確に行うことができる。
また、上記目的を達成するために本発明に係る部品実装機は、基板に部品を実装する部品実装機であって、部品を供給する部品供給手段と、前記部品供給手段の断層画像を撮影する断層撮影手段と、撮影された断層画像に基づき部品切れ間近か否かを判定する判定手段と、部品切れ間近と判定された場合にその旨を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
これにより、部品供給手段が保有する部品の状態を把握して、適切なタイミングで部品切れ予告を行うことが可能となる。
また、上記目的は、前記部品切れ予告方法における各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする部品切れ予告プログラムによっても達成することができる。
本発明によれば、部品実装機が保有する部品の残存状態を正確に把握することができ、これに基づき部品切れ予告を適切に通知することが可能となる。したがって、追加のための部品の準備などを余裕を持って行うことができ、部品切れによる部品実装機の停止回数を極力抑えることが可能となる。
次に、本発明に係る部品切れ予告方法の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施形態に係る部品切れ予告方法が適用される部品実装機を示す外観斜視図である。
同図に示すように、部品実装機100は、上流から下流に向けて基板を送りながら電子部品を装着していく生産ラインを構成する生産装置の一つである。
部品実装機100は、実装に供されるヘッドを水平面内で高速移動させる直交ロボット型の設備であり、部品供給部110の一つであるテーピング部品供給部113と、マルチ装着ヘッド101と、XYロボット102と、部品供給部110の一つであるトレイ供給部112と、報知ライト121と、断層撮影装置130と、表示装置121とを備えている。
テーピング部品供給部113は、図2に示すように、部品テープ203が巻き付けられたリール201と、部品テープ203をフィードするテープフィーダ111とを備える部品カセット114の配列からなる。
マルチ装着ヘッド101は、上述のテーピング部品供給部113やトレイ供給部112等の部品供給部110から供給される電子部品202を吸着し、基板上方にまで電子部品202を搬送した後、電子部品202を基板に装着するユニットであり、電子部品202を1個吸着できる吸着ノズル119を備えた装着ヘッド118を複数個並べて備えている。
XYロボット102は、前記マルチ装着ヘッド101を水平面内で自在に移動させることのできる2軸ロボットである。
トレイ供給部112(図4参照)は、部品供給部110の一つであり、矩形のトレイの上にマトリクス状に配置された比較的大型の電子部品202を供給する装置である。また、トレイ供給部112は、複数のトレイを上下方向に層状に並べて保持しており、複数のトレイをエレベータ式に移動させて供給に必要な電子部品202が配置されたトレイを所定箇所に位置させ、当該トレイを突出させることによって、複数種類の電子部品202を必要に応じて供給することができるようになっている。
報知ライト121は、部品切れ間近であることを操作者に光の点滅で報知する、いわゆるパトライトと称される装置である。
断層撮影装置130は、部品供給部110に保有される電子部品202が配置される面Sに沿った面(図3に示すYZ平面)を撮影目的の断層とする断層画像を撮影する装置であって、テーピング部品供給部113とトレイ供給部112とにそれぞれ別個に設けられている。
図3は、テーピング部品供給部113とそこに設けられる断層撮影装置130を示す正面図である。なお、その他の部分は記載が省略されている。
同図に示すように、断層撮影装置130は、核磁気共鳴現象を利用して断層画像を撮影する装置であって、電子部品202が配置される空間全体を包む磁場を発生させる静磁場発生磁石131と、情報を取得する原子の位置情報をエンコードするため傾斜磁場を発生させるY軸コイル132、Z軸コイル133とを備えている。
また、断層撮影装置130は、X軸方向に傾斜磁場を発生させ、断層画像の撮影位置を決定するX軸コイル(図示せず)を、静磁場発生磁石131と同じハウジング内に備えている。
また、断層撮影装置130は、核磁気共鳴現象を発生させる電波を送信すると共に、共鳴終了後の原子核からの電波を受信する高周波コイル(図示せず)をY軸コイル132と同じハウジング内に備えている。
なお、核磁気共鳴現象とは、原子に特定の強さの磁気と電波とを当てると原子核が共鳴する現象をいう。
前記静磁場発生磁石131は、テーピング部品供給部113に直線的な磁力線が生じるように、S極とN極が対峙した状態でテーピング部品供給部113を側方から挟むように二つ備えられている。また、この静磁場発生磁石は、強磁性材料を用いてつくられる永久磁石からなる。強磁性材料としてはNd−Fe−Bや、Sm−Fe−N等が挙げられる。
図1、図3に示すように、前記Y軸コイル132は、X軸方向に摺動自在に第1X軸ビーム134に取り付けられている。また、第1X軸ビーム134は、Z軸方向に平行に移動可能である。したがって、Y軸コイル132は、ZX平面を自在に移動可能である。また、図3には示されていないが、奥行き方向(Y軸方向、図3の手前から奥の方向)のテーピング部品供給部113の向こう側には、同図に示されるY軸コイル132と同様のY軸コイルが対峙した状態で設けられている。これら一対のY軸コイル132はY軸方向の一直線上に対峙した状態を維持したままZX平面を自在に移動するものとなされている。そして、これら一対のY軸コイル132に電流を流すことによりY軸方向に傾斜磁場を形成することができる。
Y軸コイル132とZ軸コイル133とを移動可能としたのは、断面撮影に必要な部分にのみ(例えば、特定の1つのリールのみ)に傾斜磁場を発生させればよいからである。なお、テーピング部品供給部113全体に対し傾斜磁場を発生させるものとしてもよい。
前記Z軸コイル133は、X軸方向に摺動自在に第2X軸ビーム135に取り付けられている。また、第2X軸ビーム135は、Y軸方向に平行に移動可能である。したがって、Z軸コイル133は、XY平面を自在に移動可能である。また、Z軸コイル133はテーピング部品供給部113の上下に、Z軸方向に対峙した状態で二つ設けられている。これら一対のZ軸コイル133はZ軸方向の一直線上に対峙した状態を維持したままXY平面を自在に移動するものとなされている。そして、これら一対のZ軸コイル133に電流を流すことによりZ軸方向に傾斜磁場を形成することができる。
X軸コイルは、X軸方向に向かって磁場が次第に強くなるように傾斜磁場を生成するコイルである。X軸コイルにより発生する傾斜磁場により、X軸と垂直な特定の面(XZ面)に存在する原子核のみが共鳴する。
つまり、撮影対象である電子部品を構成する原子、または、リール201の素材やキャリアテープ204の素材を構成する原子に特定の強さの磁気と電波とを当てると原子核が共鳴する。
図4は、トレイ供給部112とそこに設けられる断層撮影装置130を示す断面図である。
同図に示すように、断層撮影装置130は、前記断層撮影装置130と同様、核磁気共鳴現象を利用した断層撮影装置であり、トレイ供給部112の内壁に取り付けられている。そして、この断層撮影装置130は、原子核のスピンを一定方向に揃える静磁場発生コイル136と、撮影目的の断層を決定し情報を取得する原子の位置情報をエンコードするため傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生コイル137と、核磁気共鳴現象を発生させる電波を送信すると共に、共鳴終了後の原子核からの電波を受信する高周波コイル138とを備えている。
静磁場発生コイル136は、トレイ115全体に1テスラ以上でZ軸方向に向いたの強磁場を発生させることができるソレノイドコイルである。
傾斜磁場発生コイル137は、電子部品202が配置される面Sに沿う面上の一軸方向の位置情報をエンコードするX軸コイルと、前記軸と垂直で前記面上の軸方向の位置情報をエンコードするY軸コイルと、前記両軸方向と垂直な方向に傾斜磁場を発生させるZ軸コイルとを備えている。この傾斜磁場発生コイル137は、撮影目的の断層を決定し情報を取得する撮影対象である原子、すなわち電子部品を構成する原子、または、リール201の素材やキャリアテープ204の素材を構成する原子の位置情報をエンコードするための傾斜磁場を発生させる。
また、トレイ供給部112は、積み重ねられたトレイ115を上下方向に移動させることができるエレベータ機構(図示せず)を備えており、トレイを突出させる突出口116に任意のトレイ115を位置させることができると共に、断層撮影装置130に任意のトレイ115を位置させることも可能である。
図5は、部品実装機100の機能構成を、装置構成と共に示す図である。
同図に示すように、部品実装機100は、プログラムに基づいてコンピュータにより実現される機能構成として、中央制御部141と、磁場制御部142と、画像生成部143と、電波送信部145と、電波受信部146と、判定部147と、報知部148と、移動制御部157とを備えている。
中央制御部141は、種々の制御を行う処理部である。
磁場制御部142は、傾斜磁場発生コイル132、133、137などに供給する電流を調整して、必要な傾斜磁場を発生させる処理部である。
電波送信部145は、高周波コイル138などに作用して高周波を発生させる処理部である。電波送信部145が発生させることのできる高周波の周波数は、数MHZから数十MHZである。また、電波送信部145は、静磁場発生磁石131や静磁場発生コイル136が発生させる磁場の強度と、測定対象の原子核の種類などに従い、周波数を任意に設定することができるものとなっている。
例えば、撮影対象をキャリアテープ204を構成する原子とした場合は、当該原子核が共鳴するような磁場強度と周波数との組み合わせを設定する。この場合、計数対象である電子部品202の像は影として現れる。
電波受信部146は、電波送信部145による電波の送信終了後に、高周波コイル138などがとらえた共鳴状態の原子核が緩和する際に発信する電波を受信し増幅する処理部である。
画像生成部143は、電波受信部146で得られる原子核からの電波に基づき、断層画像を生成する処理部である。
判定部147は、前記画像生成部123で生成された画像を解析し、画像内に存在する電子部品202の像から部品切れ間近か否かを判定する処理部である。具体的には、所定の場所、例えばリールの断層画像内に占める部品像の面積比を算出し、面積比が所定値以下なら部品切れ間近であると判定する。
報知部148は、判定部147で部品切れ間近と判定された場合、報知ライト121を点滅させるよう制御してその旨を示したり、コンピュータ画面にその旨を表示したりする処理部である。
次に、部品切れ予告方法について説明する。
図6は、テーピング部品供給部113が保有する部品が部品切れ間近である場合にその旨を報知する手順を示すフローチャートである。
まず、移動制御部157により、部品の残存状態を確認したい部位、例えば、いずれかのリール201の断層画像を得ることができる位置に、X軸コイル132、Y軸コイル133を移動させる(S501)。
次に、前記コイルの移動位置に対応する面で断層画像が得られるように、磁場制御部142は、Z軸コイルに流れる電流を調整して傾斜磁場を発生させる(S502)。
次に、磁場制御部142は、X軸方向に傾斜磁場をかける周波数エンコーディングと、Y軸方向に傾斜磁場をかける位相エンコーディングを行う。(S503)。
具体的には次のようにしてエンコーディングを行う。はじめにY軸方向に傾斜磁場を短時間かけると、わずかな時間に強い磁場を受けたところは速く、弱い磁場を受けたところは遅く回転するために、傾斜磁場消失後Y軸方向に沿って異なる位相のスピンが生じる。次に、X軸方向に傾斜磁場をかけることにより、X軸に沿って異なる周波数のエコーが得られる。以上の操作により電子部品202が配置される面の空間エンコーディング(XY軸)を行うことができる。
つまり、撮影対象である電子部品202、または、キャリアテープ204等の素材を構成する原子核が傾斜磁場により、当てられた位置に従って原子核の回転速度が傾斜したものになる。その結果、位相も位置により傾斜するということである。
次に、電波送信部145は、高周波コイルにより高周波を照射して核磁気共鳴現象を発生させた後、核からの電波を高周波コイルを介して電波受信部146が受信する。そして、画像生成部143は、得られた信号を2次元フーリエ変換などにより、断層画像を生成する(S504)、つまり、空間エンコーディングにより場所により核が発信する電波の周波数が異なるため、フーリエ変換などの処理により断層画像が生成される。
次に、判定部147は、生成された断層画像に基づき部品切れ間近か否かを判定する(S505)。
具体的には、画像解析により電子部品202の像とそれ以外の像とを区別し、画像全体に占める電子部品202の像の面積が所定値以下であれば部品切れ間近であると判定する。
図8に示すように、画像全体に占める電子部品202の像(図中黒点)が占める面積が所定値以下であり、部品切れ間近であると判定された場合は(S506:Y)、報知部148は、報知ライト121を点滅させると共に、コンピュータ画面にその旨を表示させる(S507)。
一方、図7に示すように、画像全体に占める電子部品202の像が占める面積が所定値以上の場合は、部品切れ間近であるとは判定されず(S506:N)、その旨を報知されることもない。
以上の処理が終了後、他の情報も必要であれば(S508:Y)、X軸コイル132、Y軸コイル133を別の場所、例えば、他のリール201等に移動させ(S501)再度同じ処理(S502〜S507)を繰り返し、部品切れ間近か否かをその都度判定する。
一方、他の情報が必要でないなら(S508:N)処理を終了する。
以上の処理により部品実装機100が保有する部品の残存状態をリアルタイムで把握することができ、適切に部品切れ予告を行うことが可能となる。したがって、追加用の部品の準備を余裕を持って行うことができ、部品切れに伴う部品実装機100の小停止を回避することが可能となる。
なお、上記説明ではテーピング部品供給部113を例に取り説明したが、トレイ供給部112に対しても同様の処理が行われ、部品切れの予告が行われる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。
図9は、本実施形態が適用されるロータリー式の部品実装機100を模式的に示す平面図である。
同図に示すように、部品実装機100は、基板を水平方向に移動させて電子部品202を高速に装着する実装機であり、電子部品202を吸着、搬送、装着するロータリーヘッド104と、ロータリーヘッド104に電子部品202を供給する部品供給部110と、載置された基板を水平面方向に移動させるXYテーブル105と、搬入搬出用のレール106と、断層撮影装置130とを備えている。
ロータリー式の部品実装機100が備える部品供給部110は、図面上左右方向に移動可能であり、部品供給部110を移動させることで、ロータリーヘッド104に所定の電子部品202を供給するものである。
図10は、断層撮影装置130と部品供給部110との関係を示す断面図である。
同図に示すように、断層撮影装置130は、部品供給部110の軌道上に配置されている。また、断層撮影装置130は円形の孔が設けられており、当該孔を部品供給部110が通過できるものとなっている。
断層撮影装置130は、円筒の回転体107を備え、この回転体の内側に、X線照射装置108とX線検出器109とを備えている。
このX線照射装置108とX線検出器109とは回転体107によって、常に対向する状態を維持しながら、所定の軸を中心として回転することができるようになっている。また、X線検出器109は、回転方向のX線強度分布を検出することが可能である。
図11は、部品実装機100の機能構成を、装置構成と共に示す図である。
同図に示すように、部品実装機100は、プログラムに基づいてコンピュータにより実現される機能構成として、中央制御部151と、X線制御部152と、画像生成部153と、計数部154と、回転制御部155と、信号取得部156と、移動制御部157と、判定部158と、報知部159とを備えている。
中央制御部151は、種々の制御を行う処理部である。
X線制御部152は、X線の照射強度や照射タイミングを制御する処理部である。
信号取得部156は、部品供給部110を透過してきたX線に基づきX線検出器が検出したX線の強度分布に基づく信号を取得する処理部である。
回転制御部156は、断層画像を得るために必要なX線照射装置108とX線検出器109との回転方向の位置を設定するために、回転体107の回転を制御する処理部である。
移動制御部157は、断層撮影が必要な部品供給部110の部品カセット114を所定の位置まで移動させるために移動機構を制御する処理部である。
画像生成部153は、信号取得部156で得られるX線の強度分布を取得した回転方向の角度に基づき解析し、断層画像を生成する処理部である。
計数部154は、前記画像生成部153で生成された画像を解析し、画像内に存在する電子部品202の像の数を計数する処理部である。
判定部158は、前記計数された電子部品202の像の数を記憶すると共に、画像が生成された後に、実装に供された電子部品202の数を減算することで部品実装機が保有する保有部品数を常時把握している。そして、保有部品数が所定値以下になった場合、部品切れ間近であると判定する処理部である。
次に、部品実装機100における部品計数方法について説明する
図12は、部品切れを予告する手順を示すフローチャートである。
まず、部品供給部110の所定の部品カセット114の断層画像を得ることができるように、移動制御部157は、移動機構を制御して部品供給部110を左右方向に移動させる(S901)。すなわち、回転体107の中央部に断層画像の対象となる部品カセット114を位置させる。
次に、回転制御部155は、X線照射装置108とX線検出器109が所定の位置となるように回転体107を回転させる(S902)。
次に、X線制御部152は、X線照射装置108からX線を照射させ、X線検出器109は、部品カセット114を透過したX線の回転方向の強度分布を検出する。そして、信号取得部156は、X線検出器108からの信号を取得する(S903)。
次に、検出されたX線の強度分布を記憶装置に格納する(S904)。
次に、異なるアングルでX線の強度分布を検出する必要がある場合(S905:Y)、ステップS902〜S904を繰り返す。
一方、必要なアングルに係るX線の強度分布を全て検出し終えた場合(S905:N)、画像生成部153は、格納された全強度分布を解析して断層画像を生成する(S906)。
次に、生成された断層画像に基づき、計数部154は、電子部品202像の数を計数する(S907)。具体的には、断層画像から電子部品202の像を画像処理して特定し、断層画像中の電子部品202の像の数を計数する。
上記S901〜S907の処理を所定の部品カセット114について行う。例えば、供給する電子部品202を全て入れ替えた場合などは、全ての部品カセット114について計数を行う。また、部品を継ぎ足した場合などは、当該継ぎ足した部分の部品カセット114のみ計数を行う。
次に、判定部158は、計数された部品像の数から部品実装機100で取り出された電子部品202の数を減算して保有部品数を算出し(S908)、当該保有部品数が所定値以下の場合は部品切れ間近であると判定し(S909:Y)する。
そして、報知部148は、前記判定を受けて報知ライト121を点滅させると共に、コンピュータ画面にその旨を表示させる(S910)。
本実施形態のようにX線に基づき断層画像を生成する場合、先の磁気共鳴による撮影に比べて比較的小型の装置で断層撮影を行うことができ、しかも、比較的短時間で断層画像を得ることが可能となる。
なお、上記二つの実施形態において、磁気共鳴による断層画像では電子部品の残存状況を把握し、X線による断層画像では電子部品の残数を計数したが、本実施形態はこれらの組み合わせに限定されるわけではなく、磁気共鳴による断層画像に基づき部品数を計数等してもかまわない。
また、断層画像が得られる方法であれば、陽電子や超音波などを利用した断層撮影装置等を用いても、本発明に包含される。
また、本実施形態で説明したX線断層撮影装置は、実施形態1で説明したようなXYロボットタイプの装着機にも適用できる。
本発明は、部品実装機の部品切れ予告に適用でき、特に、電子部品を基板に実装する部品実装機の部品切れ予告に適用できる。
本実施形態に係る部品切れ予告方法が適用される部品実装機を示す外観斜視図である。 マルチ装着ヘッドとテーピング部品供給部を示す斜視図である。 テーピング部品供給部とそこに設けられる断層撮影装置を示す正面図である。 トレイ供給部とそこに設けられる断層撮影装置を示す断面図である。 部品実装機の機能構成を、装置構成と共に示す図である。 テーピング部品供給部が保有する部品が部品切れ間近である場合にその旨を報知する手順を示すフローチャートである。 断層画像の一例を示す図である 断層画像の他の例を示す図である。 他の実施形態に係るロータリー式の部品実装機を模式的に示す平面図である。 断層撮影装置と部品供給部との関係を示す断面図である。 部品実装機の機能構成を、装置構成と共に示す図である。 保有部品数に基づき部品切れを予告する手順を示すフローチャートである。 一般的な部品供給部を概念的に示す斜視図である。 電子部品が保有されるリールを示す斜視図である。 従来の部品計数装置を示す斜視図である。
符号の説明
100 部品実装機
107 回転体
108 X線照射装置
109 X線検出器
110 部品供給部
112 トレイ供給部
113 テーピング部品供給部
114 部品カセット
130 断層撮影装置
141、151 中央制御部
142 磁場制御部
143、153 画像形成部
145 電波送信部
146 電波受信部
147、158 判定部
148、159 報知部
152 X線制御部
154 計数部
155 回転制御部
156 信号取得部
157 移動制御部

Claims (6)

  1. 基板に部品を実装する部品実装機の部品供給手段が保有する部品の部品切れを予告する方法であって、
    前記部品供給手段の断層画像を撮影する断層撮影ステップと、
    撮影された断層画像に基づき部品切れ間近か否かを判定する判定ステップと、
    部品切れ間近と判定された場合にその旨を報知する報知ステップと
    を含むことを特徴とする部品切れ予告方法。
  2. 前記部品切れ予告方法はさらに、
    前記断層撮影ステップで撮影された断層画像中の部品像の数を計数する計数ステップと、
    前記計数ステップで計数された部品像の数に基づき部品供給手段が保有する保有部品数を取得する部品数取得ステップとを含み、
    前記判定ステップは、保有部品数が所定数以下である場合に部品切れ間近であると判定する請求項1に記載の部品切れ予告方法。
  3. 前記部品数取得ステップは、前記計数ステップで計数された部品像の数から部品実装機で使用した部品数を減算した数を保有部品数とする請求項2に記載の部品切れ予告方法。
  4. 前記断層撮影ステップで撮影する断層面は、前記部品供給手段に収納された特定種類の全部品を横断する断層面である請求項1に記載の部品切れ予告方法。
  5. 基板に部品を実装する部品実装機であって、
    部品を供給する部品供給手段と、
    前記部品供給手段の断層画像を撮影する断層撮影手段と、
    撮影された断層画像に基づき部品切れ間近か否かを判定する判定手段と、
    部品切れ間近と判定された場合にその旨を報知する報知手段と
    を備えることを特徴とする部品実装機。
  6. 基板に部品を実装する部品実装機の部品供給手段が保有する部品の部品切れを予告するプログラムであって、
    前記部品供給手段の断層画像を撮影する断層撮影ステップと、
    撮影された断層画像に基づき部品切れ間近か否かを判定する判定ステップと、
    部品切れ間近と判定された場合にその旨を報知する報知ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする部品切れ予告プログラム。
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