JP4648856B2 - 無線基地局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システム等に用いられる無線基地局装置に係り、特に、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等の汎用プロセッサを用いてソフトウェアでベースバンド送受信処理を実現し、処理効率を向上させ、処理負荷の集中を緩和できる無線基地局装置に関する。
従来のW−CDMAシステムに用いられる無線基地局装置について図33を参照しながら説明する。図33は、従来の無線基地局装置の構成ブロック図である。
無線基地局装置は、図33に示すように、ベースバンド送受信部11,12,13と、チャネル(CH)多重部21と、ベースバンドチャネル制御部31とから構成されている。
ベースバンド送受信部11,12,13は、送信側と受信側に以下の機能部を有している。
送信側は、符号化部102-1,-2と、データ多重化部102と、物理チャネルマッピング部103と、変調部104と、拡散部105と、電力制御部106と、電力設定部107とを有している。
符号化部102-1,-2は、呼制御データ、通信データから成る送信ユーザデータの符号化を行うものである。
データ多重化部102は、符号化した呼制御データ、通信データなどの送信ユーザデータの多重化を行うものである。
物理チャネルマッピング部103は、多重化後のデータをCDMAの物理チャネル(符号チャネル)にマッピングし、同期検波用パイロットシンボル及びTCP(Transmitter Power Control)コマンドなどの無線区間制御データを挿入し、送信データフレームを生成するものである。
変調部104は、マッピングされた物理チャネル信号に対し、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)等の一次変調を行うものである。
拡散部105は、呼毎の拡散符号を用いて拡散変調を行うものである。
電力制御部106は、呼毎の電力値を決定するものである。
電力設定部107は、呼毎の拡散符号と決定された電力値を乗算するものである。
受信側は、パスサーチ部201と、逆拡散部202-1,-2と、SIR測定部203と、挿入TPC生成部204と、同期検波RAKE合成部205-1,-2と、制御データ判定部206と、ユーザデータ判定部207と、受信ユーザデータ種別判定部208と、データ分離部209と、データ復号化部210-1,-2とを有している。
パスサーチ部201は、受信信号から呼毎の参照符号を用いて参照符号の位相をずらしながら逆拡散を行い、呼の受信信号パスを抽出するものである。
逆拡散部202-1,-2は、パスサーチ部201で抽出されたパス位置に対して逆拡散を行うものである。
SIR測定部203は、逆拡散部202-1,-2で抽出した呼毎の無線区間制御データチャネル受信信号を用いてその受信品質(SIR:Signal to Interference Ratio:希望波電力対干渉波電力比)を測定するものである。
挿入TPC生成部204は、SIR測定部203で測定したSIRから挿入TPCコマンドを決定するものである。
同期検波RAKE合成部205-1,-2は、逆拡散部202-1,-2の各々で抽出された呼毎の無線区間制御データチャネル、ユーザデータチャネル受信信号に対して同期検波RAKE合成を施すものである。
制御データ判定部206は、同期検波RAKE合成部205-1,-2で同期検波RAKE合成した無線区間制御データチャネル受信信号を判定し、受信TPCコマンドに関して判定結果を電力制御部106に出力し、ユーザデータ種別識別データに関して後述する受信ユーザデータ種別判別部208に出力するものである。
ユーザデータ判定部207は、同期検波RAKE合成部205-1,-2で同期検波RAKE合成したユーザデータチャネル受信信号を判定するものである。
受信ユーザデータ種別判定部208は、ユーザデータ種別識別データの判定結果を用いて当該フレームにて送信側から送信されたユーザデータのデータ種別(呼制御データと通信データの組み合わせ方法)を判定するものである。
データ分離部209は、受信ユーザデータ種別判定部208の判定結果を用いてユーザデータを呼制御データと通信データに分離するものである。
データ復号化部210-1,-2は、データ分離部209で分離された呼制御データと通信データを復号するものである。
図33において、ベースバンド送受信パラメータ群を記憶するベースバンド送受信用パラメータ群記憶部301が設けられ、ベースバンド送受信部11,12,13は、そのパラメータを用いて送受信を行う。
また、ベースバンドチャネル制御部31は、ベースバンド送受信部11,12,13に対して動作パラメータを設定し、設定された動作パラメータはベースバンド送受信用パラメータ群記憶部301に記憶される。
CH多重部21は、呼毎の送信処理後のデータを加算多重する部位である。
次に、従来の無線基地局の動作について説明する。
符号化部101-1,-2で符号化された送信ユーザデータは、データ多重化部102に入力され、データ多重化部102では、符号化部101-1,-2でそれぞれ符号化された呼制御データ、通信データの多重化を行う。多重化後の送信データは、物理チャネルマッピング部103に入力される。
物理チャネルマッピング部103では、多重化後のデータをCDMAの物理チャネル(符号チャネル)にマッピングし、同期検波用パイロットシンボル及びTPCコマンド等の無線区間制御データを挿入し、送信データフレームを生成する。
パイロットシンボルは、当該呼のシステムタイミングを元に基地局、端末とも既知であるユニークなシンボルが挿入される。TPCコマンドに関して、例えば、受信無線区間制御データからそのSIRを測定し、測定結果に応じて挿入TPC生成部204で挿入TPCが決定され、生成される。
一般的には、当該呼の基準SIRと測定SIRを比較し、
測定SIR > 基準SIR の時には、ダウン(DOWN)コマンド
測定SIR < 基準SIR の時には、アップ(UP)コマンド
を生成する。
物理チャネルマッピング部103でフレーム化された送信データは変調部104で変調され、拡散部105で拡散が施され、電力設定部107に入力される。
一方、受信したベースバンド信号は、まずパスサーチ部201にてパスのタイミングの抽出が行われる。パス抽出には、例えば、当該呼用の参照符号を用いて参照符号の位相をずらしながら逆拡散(相関演算)を行い、相関値がしきい値を超える場合に、当該タイミングをパスのタイミングと判定する。
パスサーチ部201により抽出されたパスに対して、逆拡散部202-1,-2では逆拡散が施され、無線区間制御データ信号(制御データCH)、ユーザデータ信号(ユーザデータCH)に分離される。無線区間制御データ信号、ユーザデータ信号は、それぞれ対応する同期検波RAKE合成部205-1,-2で同期検波、RAKE合成される。
また、逆拡散後の無線区間制御データ信号を用いて、SIR測定部203にて呼毎の受信品質(SIR)を測定し、挿入TPC生成部204における挿入TPCの決定に用いられる。
同期検波後の無線区間制御データは、制御データ判定部206に入力され、制御データ判定部206では無線区間制御データについて、例えば、TPCコマンドの判定、ユーザデータ種別識別データの判定を行う。
判定されるTPCコマンドは、一般的に「電力UP」「電力DOWN」の情報を持っており、TPCコマンド判定結果から電力制御部106において、現状の電力値に対して、例えば、「電力UP」の場合は+1dB、「電力DOWN」の場合は−1dBという電力を決定する。決定した電力値は、電力設定部107にて送信データと乗算され、出力される。各呼毎の電力値によってbit拡張された送信データは、CH多重部21にて多重化され、出力される。
他方、ユーザデータ種別識別データは判定後、受信ユーザデータ種別判定部208に入力される。ユーザデータ種別識別データとは、当該フレームにて送信側より送信されたユーザデータのデータ種別を判定するための情報であり、どのようなフォーマットを持つ呼制御データと通信データが組み合わされて当該フレームの送信ユーザデータが構成(多重)されているかを示すものである。
受信ユーザデータ種別判定部208では、このユーザデータ種別識別データに基づいてユーザデータの構成状態を判定する。受信ユーザデータ種別判定部208にて判定したデータの構成状態により、データ分離部209では、ユーザデータを呼制御データと通信データに分離し、分離後の呼制御データ、通信データはそれぞれデータ復号化部210-1,-2で復号され、呼制御データ、通信データを得るものである。
無線基地局においては、上記動作が複数呼について、ベースバンドチャネル制御部31から動作パラメータをそれぞれに設定することにより、ベースバンド送受信部11,12,13が独立に割り当てられて送受信処理が行われることになる。
特に、従来技術における基地局構成においては、例えば、一つ又は複数のベースバンド送受信部をハードウェアで実現し、ベースバンド送受信部のハードウェアは、動作パラメータを設定できるように、動作パラメータ群をレジスタ構成として、ベースバンドチャネル制御部31に対して提供し、ベースバンドチャネル制御部31ではこのレジスタを設定、制御することにより複数呼のベースバンド送受信処理を実現していた。すなわち、呼に対して専用にハードウェア(資源)を割り当てる構成となっていた。
また、無線通信技術として近年、送受信に必要な信号処理を、汎用プロセッサを用いてソフトウェアで実現する、いわゆるソフトウェア無線技術がある。
ソフトウェア無線機については、例えば、特開2004−274300号公報(出願人:株式会社日立国際電気)がある(特許文献1)。
特開2004−274300号公報
しかしながら、ソフトウェア無線技術を用いて無線基地局を構成した場合に、従来技術と同様の構成、すなわち呼に対して専用に資源を割り当てる構成を用いると、以下の問題点がある。
プロセッサ処理を考えた場合、ハードウェアによる処理のように複数の処理をリアルタイムで並列に行うことができず、シリアル処理になる。従来構成の考え方のように呼に対してプロセッサ資源を割り当てるという構成を適用した場合、呼毎にシリアルに資源を割り当てることとなる。
しかしながら、無線基地局のような複数呼の動作を考えた場合、ある決まったタイミングまでに複数の処理を同時に、言い換えると、均一に処理を進める必要があり、一つの呼のみの専用の資源を割り当てた場合、図34に示すように、呼毎の送信タイミングと呼毎の処理タイミングにおいて処理が間に合う場合はよいが、図35に示すように、呼毎の送信タイミングと呼毎の処理タイミングにおいて、他の呼の処理が間に合わない場合が存在するという問題点がある。図34は、呼毎の送信タイミングと呼毎の処理タイミングにおいて処理が間に合う場合を示す図であり、図35は、呼毎の送信タイミングと呼毎の処理タイミングにおいて処理が間に合わない場合を示す図である。
また、換言すると、許容時間に対する呼毎の実効的な処理時間が短いことが要求され、すなわち負荷が集中していることと等価となる。システムがこの状況を許容しているとき、この負荷集中にも対応できるように、高速な処理を実行しなければならない。呼毎の処理を、プロセッサを用いて行うことを想定しているので、負荷集中時にも対応できるような高速なプロセッサを用いることが考えられるが、一般的に高速なプロセッサほど高価であるという問題がある。
また、ソフトウェアでベースバンド送受信処理を実現する場合においても、プロセッサの能力によりハードウェアプラットフォームのアーキテクチャは異なることが考えられる。
すなわち、現在において高価なプロセッサが将来的には安価になったり、複数のプロセッサを用いて処理していたものを一つに集約できるようになったりと、プロセッサを交換した方がシステム全体として安価に構成できる場合がある。
その場合、ソフトウェアのアーキテクチャが元々のハードウェアプラットフォームのアーキテクチャに対する依存度が大きいと、ハードウェアプラットフォームの変更がソフトウェアのアーキテクチャの大幅な変更を生むという問題がある。
本発明は上記実状に鑑みて為されたものであり、汎用プロセッサを用いて、ソフトウェアでベースバンド送受信処理を実現する場合に、処理効率の向上と処理負荷の集中の緩和に寄与でき、更にハードウェアプラットフォームのアーキテクチャの変更への対応が容易なソフトウェアアーキテクチャを有する無線基地局装置を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、汎用プロセッサを用いて、ソフトウェアでベースバンド送受信処理を実現する無線基地局装置において、自機能内の各処理の結果を受けて次工程の機能又は他機能へ引き渡し及び受け渡される処理の識別情報が格納される実行情報群格納部と、システム内の各機能に必要な制御情報が格納される制御データ群格納部と、システム内の各機能に必要な処理すべきユーザデータが格納されるユーザデータ群格納部と、ベースバンド送受信処理の機能を実行するための処理実行情報であって、機能間で受け渡される処理の識別情報を実行情報群格納部から取得する処理実行情報取得部と、識別情報に基づいて機能を実行するために必要な制御データを制御データ群格納部から取得し、当該取得した制御データを用いて、処理実行時の自機能の制御状態を決定し、当該結果をパラメータとして設定する制御判定部と、ユーザデータ群格納部からユーザデータを取得し、当該取得したユーザデータと制御判定部からのパラメータを用いて実処理又は演算を行う処理演算部と、機能における各処理の結果を受けて、次工程の機能又は他機能へ引き渡す処理実行情報を出力する処理実行情報出力部とを有し、上記機能で制御又は処理するデータの単位、制御又は処理する周期、制御又は処理する優先度、制御又は処理するイベントによって複数の機能群に分割して実装され、分割実装された複数の機能群に対して処理周期、優先度、イベント毎の起動トリガを与える機能部処理起動マネージャを更にけ、複数の機能群は、機能部処理起動マネージャからの起動トリガにより処理実行情報取得部を動作して処理実行情報を実行情報群格納部から取得し、制御判定部は、処理実行情報取得部が取得した処理実行情報を解析し、処理実行情報に含まれる識別情報に基づいたタイミングにおいて要求される処理内容を制御データとして制御データ群格納部から取得し、当該取得した制御データを基に、要求された処理を行うために、処理実行時の自機能の制御状態を自律的に決定して更新し、処理演算部は、制御判定部で設定された制御パラメータを用いて、ユーザデータ群格納部から処理すべきデータを取得して処理を行い、処理後のデータをユーザデータ群格納部に出力し、更に、処理演算部は、制御判定部に対して処理結果を出力し、制御判定部は、処理演算部からの処理結果を受けて、次工程の機能又は他機能へ引き渡す処理の処理実行情報を、処理実行情報出力部を介して出力し、処理後の自機能の制御状態、あるいは制御データ又は制御結果を制御データ群格納部に伝える処理を行うことを特徴とする。
本発明は、上記無線基地局装置において、優先度の高い処理に処理資源を優先して割り当て、同一の優先度を持つ処理が重なった場合には、ラウンドロビン方式で処理資源を割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、汎用プロセッサを用いて、ソフトウェアでベースバンド送受信処理を実現する無線基地局装置において、自機能内の各処理の結果を受けて次工程の機能又は他機能へ引き渡し及び受け渡される処理の識別情報が格納される実行情報群格納部と、システム内の各機能に必要な制御情報が格納される制御データ群格納部と、システム内の各機能に必要な処理すべきユーザデータが格納されるユーザデータ群格納部と、ベースバンド送受信処理の機能を実行するための処理実行情報であって、機能間で受け渡される処理の識別情報を実行情報群格納部から取得する処理実行情報取得部と、識別情報に基づいて機能を実行するために必要な制御データを制御データ群格納部から取得し、当該取得した制御データを用いて、処理実行時の自機能の制御状態を決定し、当該結果をパラメータとして設定する制御判定部と、ユーザデータ群格納部からユーザデータを取得し、当該取得したユーザデータと制御判定部からのパラメータを用いて実処理又は演算を行う処理演算部と、機能における各処理の結果を受けて、次工程の機能又は他機能へ引き渡す処理実行情報を出力する処理実行情報出力部とを有し、上記機能で制御又は処理するデータの単位、制御又は処理する周期、制御又は処理する優先度、制御又は処理するイベントによって複数の機能群に分割して実装され、分割実装された複数の機能群に対して処理周期、優先度、イベント毎の起動トリガを与える機能部処理起動マネージャを更にけ、複数の機能群は、機能部処理起動マネージャからの起動トリガにより処理実行情報取得部を動作して処理実行情報を実行情報群格納部から取得し、制御判定部は、処理実行情報取得部が取得した処理実行情報を解析し、処理実行情報に含まれる識別情報に基づいたタイミングにおいて要求される処理内容を制御データとして制御データ群格納部から取得し、当該取得した制御データを基に、要求された処理を行うために、処理実行時の自機能の制御状態を自律的に決定して更新し、処理演算部は、制御判定部で設定された制御パラメータを用いて、ユーザデータ群格納部から処理すべきデータを取得して処理を行い、処理後のデータをユーザデータ群格納部に出力し、更に、処理演算部は、制御判定部に対して処理結果を出力し、制御判定部は、処理演算部からの処理結果を受けて、次工程の機能又は他機能へ引き渡す処理の処理実行情報を、処理実行情報出力部を介して出力し、処理後の自機能の制御状態、あるいは制御データ又は制御結果を制御データ群格納部に伝える処理を行う無線基地局装置としているので、汎用プロセッサを用いて、ソフトウェアでベースバンド送受信処理を実現する場合に、処理効率の向上と処理負荷の集中の緩和に寄与でき、更にハードウェアプラットフォームのアーキテクチャの変更への対応が容易なソフトウェアアーキテクチャを有することができる効果がある。
本発明によれば、優先度の高い処理に処理資源を優先して割り当て、同一の優先度を持つ処理が重なった場合には、ラウンドロビン方式で処理資源を割り当てる上記無線基地局装置としているので、優先度に応じた効率的な処理資源の割り当てができる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る無線基地局装置は、ベースバンド送受信処理を行う各機能について複数の呼毎に分散させず、同一の処理を機能としてまとめて一括で処理するようにし、各機能部内では同一起動周期で同一処理データ単位とし、各機能部に対して設定される優先度に応じて処理資源の割り当てを行い、汎用プロセッサを用いて、ソフトウェアでベースバンド送受信処理を実現する場合に、処理効率の向上と処理負荷の集中の緩和に寄与でき、更にハードウェアプラットフォームのアーキテクチャの変更への対応が容易なソフトウェアアーキテクチャとすることができる。
本発明の実施の形態について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線基地局の概略構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る無線基地局(第1の基地局)は、図1に示すように、上位レイヤ制御データインタフェースバッファ71と、チャネル制御データバッファ72と、上位レイヤ送信データインタフェースバッファ73と、送信データバッファ74と、上位レイヤ受信データインタフェースバッファ75と、受信データバッファ76とから構成され、ベースバンドの各機能部はそれぞれのバッファを介してインタフェースをとるようになっている。
上位レイヤ制御データインタフェースバッファ71は、上位レイヤからベースバンド部への呼設定制御情報及びベースバンド部から上位レイヤへの報告情報をインタフェースするものである。
チャネル制御データバッファ72は、ベースバンドチャネル制御機能部とベースバンド送受信機能部との間での動作パラメータ及び報告情報、及びベースバンド送受信機能部同士のチャネル制御データをインタフェースするものである。
上位レイヤ送信データインタフェースバッファ73は、上位レイヤとの送信データをインタフェースするものである。
送信データバッファ74は、ベースバンド送受信機能部の間で送信データをインタフェースするものである。
上位レイヤ受信データインタフェースバッファ75は、上位レイヤとの受信データをインタフェースするものである。
受信データバッファ76は、ベースバンド送受信機能部の間で受信データをインタフェースするものである。
[ベースバンドチャネル制御機能部]
ベースバンドチャネル制御機能部41について図2を参照しながら説明する。図2は、ベースバンドチャネル制御機能部41の構成概略図である。
ベースバンドチャネル制御機能部41は、図2に示すように、上位レイヤ制御データインタフェースバッファ71及びチャネル制御データバッファ72とのインタフェースをとる制御データインタフェース部411と、ベースバンド送受信部の上位機能部からの呼設定に対する呼受付制御部412と、呼応答制御部413と、ベースバンド送受信部の各機能部に対しての動作パラメータ設定等を行う送受信機能部動作パラメータ設定制御部414と、各機能部からの報告データを取得し、上位へ報告等を行う報告データ取得制御部415とを備えている。
[送信符号化機能部]
送信符号化機能部52について図3を参照しながら説明する。図3は、送信符号化機能部の構成概略図である。
送信符号化機能部52は、図3に示すように、複数呼に対してそれぞれの呼制御データ、通信データの対する符号化を行う送信符号化部523,524と、送信符号化部523,524に対するパラメータやステータスの制御を行う送信符号化処理制御部522と、チャネル制御データバッファ72とインタフェースをとるための制御データインタフェース部521と、上位レイヤ送信データインタフェースバッファ73及び送信データバッファ74とインタフェースをとるための送信データインタフェース部529とをそなえている。
[送信フレーム単位処理制御部]
送信フレーム単位処理機能部53について図4を参照しながら説明する。図4は、送信フレーム単位処理機能部の構成概略図である。
送信フレーム単位処理機能部53は、図4に示すように、複数呼に対してそれぞれの呼の無線データフレーム単位での呼制御データと通信データの多重化及び符号化を行うデータ多重化処理部534と、物理チャネルに対するマッピング処理を行う物理CHマッピング処理部535と、変調処理を行う変調処理部533と、データ多重化処理部534と物理CHマッピング処理部535の演算に対するパラメータやステータスの制御を行う送信フレーム単位処理制御部532と、チャネル制御データバッファ72とインタフェースをとるための制御データインタフェース部531と、送信データバッファ74とインタフェースをとるための送信データインタフェース部539とを備えている。
[送信拡散系機能部]
送信拡散系機能部54について図5を参照しながら説明する。図5は、送信拡散系機能部の構成概略図である。
送信拡散系機能部54は、図5に示すように、複数呼に対してそれぞれの拡散処理を行う拡散処理部544と、電力決定処理を行う電力決定処理部545と、電力設定処理を行う電力設定処理部543と、複数呼のチャネル多重処理を行うCH多重処理部546と、電力設定処理部543、拡散処理部544、電力決定処理部545及びCH多重処理部546の演算に対するパラメータやステータスの制御を行う送信拡散系制御部542と、チャネル制御データバッファ72とインタフェースをとるための制御データインタフェース部541と、送信データバッファ74とインタフェースをとるための送信データインタフェース部549とを備えている。
[受信chip同期逆拡散系機能部]
受信chip同期逆拡散系機能部61について図6を参照しながら説明する。図6は、受信chip同期逆拡散系機能部の構成概略図である。
受信chip同期逆拡散系機能部61は、複数の呼に対してそれぞれのパスを抽出するパスサーチ処理部613と、制御チャネルの逆拡散処理を行う制御CH逆拡散処理部614と、ユーザデータチャネルの逆拡散処理を行うユーザデータCH逆拡散処理部615と、パスサーチ処理部613,制御CH逆拡散処理部614及びユーザデータCH逆拡散処理部615の演算に対するパラメータやステータスの制御を行う受信chip同期逆拡散系制御部612と、チャネル制御データバッファ72とインタフェースルをとる制御データインタフェース部611と、受信データバッファ76とインタフェースルをとる受信データインタフェース部619とを備えている。
[無線区間制御データ処理機能部]
無線区間制御データ処理機能部62について図7を参照しながら説明する。図7は、無線区間制御データ処理機能部の構成概略図である。
無線区間制御データ処理機能部62は、図7に示すように、複数の呼に対してそれぞれの無線区間制御データに対してSIR測定処理を行うSIR測定処理部623と、挿入TPC決定処理を行う挿入TPC決定処理部624と、無線区間制御データの同期検波RAKE処理を行う制御CH同期検波RAKE処理部625と、無線区間制御データ判定処理を行う制御データ判定処理部626と、受信ユーザデータ種別判定処理を行う受信ユーザデータ種別判定処理部627と、SIR測定処理部623,挿入TPC決定処理部624,制御CH同期検波RAKE処理部625,制御データ判定処理部626及び受信ユーザデータ種別判定処理部627の演算に対するパラメータやステータスの制御を行う無線区間制御データ処理制御部622と、チャネル制御データバッファ72とインタフェースルをとる制御データインタフェース部621と、受信データバッファ76とインタフェースルをとる受信データインタフェース部629とを備えている。
[受信フレーム単位ユーザデータ処理機能部]
受信フレーム単位ユーザデータ処理機能部63について図8を参照しながら説明する。図8は、受信フレーム単位ユーザデータ処理機能部の構成概略図である。
受信フレーム単位ユーザデータ処理機能部63は、図8に示すように、複数の呼に対してそれぞれの無線データフレーム単位でのユーザデータの同期検波RAKE処理を行うユーザデータCH同期検波RAKE処理部633と、ユーザデータ判定処理を行うユーザデータ判定処理部634と、呼制御データと通信データの分離処理を行うデータ分散処理部635と、ユーザデータCH同期検波RAKE処理部633,ユーザデータ判定処理部634及びデータ分散処理部635の演算に対するパラメータやステータスの制御を行う受信フレーム単位処理制御部632と、チャネル制御データバッファ72とインタフェースルをとる制御データインタフェース部631と、受信データバッファ76とインタフェースルをとる受信データインタフェース部639とを備えている。
[受信復号化処理機能部]
受信復号化処理機能部64について図9を参照しながら説明する。図9は、受信復号化処理機能部の概略構成図である。
受信復号化処理機能部64は、図9に示すように、複数の呼に対してそれぞれの呼制御データ、通信データの復号処理を行うデータ復号化処理部643,644と、データ復号化処理部643,644の演算に対するパラメータやステータスの制御を行う受信復号化処理制御部642と、チャネル制御データバッファ72とインタフェースルをとる制御データインタフェース部641と、受信データバッファ76とインタフェースルをとる受信データインタフェース部649とを備えている。
[電力制御機能部]
電力制御系機能部42について図10を参照しながら説明する。図10は、電力制御系機能部の概略構成図である。
電力制御系機能部42は、図10に示すように、複数の呼に対してそれぞれの送信電力を決定するための条件(電力設定ステータス)を制御する電力設定ステータス制御部422と、複数の呼に対してそれぞれに挿入するTPCコマンドを決定するための条件(TPC挿入ステータス)を制御するTPC挿入ステータス制御部423と、チャネル制御データバッファ72とインタフェースをとる制御データインタフェース部421とを備えている。
[無線基地局の動作]
次に、図1に示す無線基地局における動作について説明する。
ベースバンド部に対しては、呼制御部などの上位レイヤから上位レイヤ制御データインタフェースバッファ71に制御データが書き込まれる。上位レイヤからの制御データとしては、当該呼設定時の制御パラメータを含む呼設定情報や、当該呼解放時の呼解放情報などがある。
ベースバンドチャネル制御機能部41は、定期的に制御データインタフェース部411を介して上位レイヤ制御データインタフェースバッファ71内の制御データを確認し、呼設定情報などの受け付けるべき制御があるときは、当該呼に対する呼受付制御を呼受付制御部412にて行う。
呼受付制御部412での制御を受けて、送受信機能部動作パラメータ設定制御部414にて制御データインタフェース部411を介して制御パラメータを取得し、ベースバンド送受信部の各機能部に対する動作パラメータを作成し、制御データインタフェース部411を介してチャネル制御データバッファ72に設定する。
送受信機能部動作パラメータ設定制御部414での制御を受けて、呼を受け付けたことを上位レイヤに通知すべく、呼応答制御部413にて呼応答制御を行う。呼応答制御部413は、制御データインタフェース部411を介して上位レイヤ制御データインタフェースバッファ71に応答情報を出力する。
また、後述するが、チャネル制御データバッファ72内にはベースバンド送受信部の各機能部からの報告データが格納されている。ベースバンドチャネル制御機能部41では定期的に制御データインタフェース部411を介してチャネル制御データバッファ72内の報告データを報告データ取得制御部415が取得し、上位に対する報告データを作成し、制御データインタフェース部411を介して上位レイヤ制御データインタフェースバッファ71に報告データとして出力する。
ここで、チャネル制御データバッファ72の使用方法について図11を参照しながら説明する。図11は、チャネル制御データバッファ構造を示す図である。
図11に示すように、チャネル制御データバッファ72は、ベースバンドチャネル制御部設定情報、ベースバンドチャネル制御部報告情報、ベースバンド送受信機能部間チャネル制御インタフェース情報が格納されるバッファである。
ベースバンドチャネル制御部設定情報とは、送受信機能部動作パラメータ設定制御部414にて作成された各送受信機能部に設定する動作パラメータのことである。
ベースバンドチャネル制御部報告情報とは、各送受信機能部にて送受信処理を行った結果であり、例えば、送受信処理完了通知、品質測定結果など上位レイヤに報告すべき内容のものになる情報である。
ベースバンド送受信機能部間チャネル制御インタフェース情報とは、各機能部における固有の信号処理の結果や、各機能部における信号処理状態について次工程の機能部又は他機能部に対して通知するための情報である。例えば、送信電力制御における判定TPC、挿入TPCの情報などは当該インタフェース情報として扱うことができる。
また、当該呼が無線同期しているか否かを示す同期情報なども当該インタフェース情報として扱うことができる。
あるいは、本実施の形態に係るインタフェースを通して次工程に対する処理の起動情報を与えることも可能である。すなわち、ある処理の結果、次工程の処理が起動可能になったことを本実施の形態に係るインタフェースを通し、次工程の機能部においては定期的に本実施の形態に係るインタフェースを確認し、起動可能を認識できたら自機能の処理を行うということである。
図11に示すように、チャネル制御データバッファ72は、バッファ内にベースバンド送受信部で使用するすべての呼に対するパラメータや起動情報などが格納されている構成となっている。
ベースバンド送受信部の各機能部は自機能部に処理資源が与えられると、一つ又は複数の呼の処理に必要な動作パラメータや起動情報をチャネル制御データバッファ72から取得し、送受信処理を行う。
次に、各送受信機能部の動作について説明する。尚、各送受信機能部に実装される固有の処理については、従来技術におけるものとその処理自体が基本的に同様である場合には、詳細な説明を省略する。
上位レイヤ送信データインタフェースバッファ73には、上位レイヤから送信すべき呼制御データ、通信データが格納されている。送信符号化処理機能部52は、処理資源が与えられると、送信データインタフェース部529を介して送信データを取得し、制御データインタフェース部521を介して動作パラメータを取得する。
取得した動作パラメータは、送信符号化処理制御部522にてデータ符号化処理部523,524の演算用パラメータの形に変換、あるいは展開する。例えば、動作パラメータには、符号化方式や符号化レートの形で設定され、演算用パラメータとしては、符号化演算の実パラメータに変換する等である。
そして、データ符号化処理部523,524では、演算用パラメータと送信データインタフェース部529を介して取得した送信データを用いて符号化演算を行う。演算後の送信データは、送信データインタフェース部529を介して送信データバッファ74に出力され、演算完了結果、送信フレーム単位処理機能部53に対する起動情報を、制御データインタフェース部521を介してチャネル制御データバッファ72に出力する。
送信フレーム単位処理機能部53は、処理資源が与えられると、制御データインタフェース部531を介して送信符号化処理機能部52からの起動情報を取得し、制御データインタフェース部531を介して動作パラメータを取得する。
取得した動作パラメータは、送信フレーム単位処理制御部532にて、変調処理部533,データ多重化処理部534及び物理CHマッピング処理部535の演算用パラメータの形に変換あるいは展開する。
変調処理部533,データ多重化処理部534及び物理CHマッピング処理部535では、演算用パラメータと送信データインタフェース部539を介して送信データバッファ74から取得した送信データを用いて、各処理を行う。その後、処理された送信データは、送信データインタフェース部539を介して送信データバッファ74に出力され、演算完了結果を、制御データインタフェース部531を介して72に出力する。
電力制御系機能部42は、処理資源が与えられると、制御データインタフェース部421を介して動作パラメータを取得し、取得した動作パラメータに基づいて、電力設定ステータス制御部422及びTPC挿入ステータス制御部423の各制御を行う。電力設定ステータス制御部422及びTPC挿入ステータス制御部423にて決定したステータス情報は、制御データインタフェース部421を介してチャネル制御データバッファ72に出力する。
ここで、電力制御動作について図12,図13を参照しながら説明する。図12は、電力設定ステータス制御部の動作例を示す図であり、図13は、TPC挿入ステータス制御部の動作例を示す図である。
図12は、W−CDMA(Wide Band Code Division Multiple Access)における送信電力を決定するための条件の例を示している。送信電力の決定のための条件(ステータス)は、図14の表のようにまとめられる。図14は、送信電力決定のための条件を示す図である。
図14における入力が制御データインタフェース部421を介してチャネル制御データバッファ72から得られる動作パラメータであり、この動作パラメータを基に電力設定ステータス制御部422では図14の条件について判断し、それぞれについて状態を確定する。
図12及び図14に示すように、電力設定ステータス制御部422は、入力がコンプレストモードGAP(Generic Access Profile)情報である場合に、当該スロットにGAPがあるか否かを判断し、GAPがあれば送信オンとし、GAPがなければ送信オフとする処理を行う。
次に、送信オンの場合には、入力が同期情報の場合に、フレーム同期又は非同期を判断し、非同期であれば非ループ(Loop)状態を、同期であればループ状態を出力する。
非ループ状態の場合に、入力が初期同期情報の場合に、初期同期前か又は初期同期後かを判断し、初期同期前なら電力増加動作状態を、初期同期後なら電力維持動作状態を出力する。
次に、電力増加動作状態の場合には、入力が電力増加動作制御周期及び電力増加動作制御回数の場合に、電力増加動作継続中か又は電力増加動作終了かを判断し、電力増加動作継続中であれば電力増加状態を、電力増加動作終了であれば同期待ち状態を出力する。
そして、電力増加状態の場合には、入力が電力増加動作制御周期の場合に、電力増加タイミングの到来か又は電力増加タイミングの未到来かを判断し、電力増加タイミングの到来であれば電力増加状態を、電力増加タイミングの未到来であれば電力維持状態を出力する。
上記判断の結果、電力増加状態であれば、強制電力増加制御を行い、電力維持及び同期待ちの場合は、電力値hold(維持)制御を行う。
また、Loop状態の場合には、入力がDL RPP(Down Link Recovery Power Period)情報の場合に、DL RPP区間であるのか、又は非DL RPP区間であるかを判定し、DL RPP区間であれば、±1制御状態を出力し、非DL RPP区間であれば、±2制御状態を出力する。±1制御状態であれば、判定TPCによる±1dBの制御を行い、±2制御状態であれば、判定TPCによる±2dBの制御を行う。
尚、送信オフ状態であれば、送信オフの制御を行う。
また、各状態は、電力設定ステータス制御部422において、電力制御ステータス判定を行い、その判定結果によって、上記各制御のいずれかを選択し、選択した制御を実行するようになっている。
挿入TPCを決定する場合について図13を参照しながら説明する。図13では、W−CDMAにおける挿入TPCを決定するための条件の例を示しており、挿入TPCの決定のための条件(ステータス)は図15の表のようにまとめられる。図15は、挿入TPC決定のための条件を示す図である。
図15における入力が制御データインタフェース部421を介してチャネル制御データバッファ72から得られる動作パラメータであり、この動作パラメータを基にTPC挿入ステータス制御部423では図15の条件について判断し、それぞれについて状態を確定する。
図13及び図15に示すように、TPC挿入ステータス制御部423は、入力がコンプレストモードGAP情報である場合に、当該スロットにGAPがあるか否かを判断し、GAPがなければ挿入状態とし、GAPがあれば非挿入状態とする処理を行う。
次に、挿入状態の場合には、入力が同期情報の場合に、フレーム同期又は非同期を判断し、非同期であれば交番挿入状態を、同期であれば通常挿入状態を出力する。
交番挿入状態の場合に、入力が交番周期の場合に、交番変化タイミングの到来か又は交番変化タイミングの未到来かを判断し、交番変化タイミングの到来であれば反転挿入状態を、交番変化タイミングの未到来であれば強制UP挿入状態を出力する。
上記判断の結果、TPC挿入ステータス制御部423は、反転挿入状態であれば、前回の出力に対する反転出力を挿入し、強制UP挿入状態であれば、強制UPコマンドを挿入する制御を行う。
また、通常挿入状態では、ターゲット(対象)SIRとSIR測定結果の比較結果を挿入し、非挿入状態であれば、挿入を行わないようになっている。
尚、各状態は、TPC挿入ステータス制御部423において、挿入TPCステータス判定を行い、その判定結果によって、上記各制御のいずれかを選択し、選択した制御を実行するようになっている。
そして、送信拡散系機能部54は、処理資源が与えられると、制御データインタフェース部541を介して動作パラメータを取得する。取得した動作パラメータは、送信拡散系制御部542にて電力設定処理部543,拡散処理部544,電力決定処理部545及びCH多重処理部546の演算用パラメータの形に変換あるいは展開する。ここでの演算パラメータには、電力制御系機能部42からの電力設定ステータスの情報が含まれる。
電力設定処理部543,拡散処理部544,電力決定処理部545及びCH多重処理部546では、演算用パラメータと送信データインタフェース部549を介して送信データバッファ74から取得した送信データを用いて各処理を行う。
電力設定処理部543,拡散処理部544,電力決定処理部545及びCH多重処理部546での処理後の送信データは、送信データインタフェース部549を介して送信データバッファ74に出力され、演算完了結果を、制御データインタフェース部541を介してチャネル制御データバッファ72に出力する。
その後、図示していないが、無線インタフェース部が送信データバッファ74から拡散、多重後のベースバンド信号を取得し、アナログ無線信号に変換し、送信する。
一方、受信側動作としては、図示していない無線インタフェース部がアナログ無線信号からベースバンドディジタル信号に変換し、受信データバッファ76に格納する。
そして、受信chip同期逆拡散系機能部61に処理資源が与えられると、制御データインタフェース部611を介して動作パラメータを取得する。取得した動作パラメータは、受信chip同期逆拡散系制御部612にてパスサーチ処理部613,制御CH逆拡散処理部614及びユーザデータCH逆拡散処理部615の演算用パラメータの形に変換、あるいは展開する。
パスサーチ処理部613,制御CH逆拡散処理部614及びユーザデータCH逆拡散処理部615では、演算用パラメータと受信データインタフェース部619を介して受信データバッファ76から取得した受信データを用いて各部での処理を行う。
パスサーチ処理部613,制御CH逆拡散処理部614及びユーザデータCH逆拡散処理部615での処理後の受信データは、受信データインタフェース部619を介して受信データバッファ76に出力され、演算完了結果は、制御データインタフェース部611を介してチャネル制御データバッファ72に出力される。
無線区間制御データ処理機能部62は、処理資源が与えられると、制御データインタフェース部621を介して動作パラメータを取得する。取得した動作パラメータは、無線区間制御データ処理部622にてSIR測定処理部623,挿入TPC決定処理部624,制御CH同期検波RAKE処理部625,制御データ判定処理部626及び受信ユーザデータ種別判定処理部627の演算用パラメータの形に変換、あるいは展開する。
ここでの演算パラメータには、42からのTPC挿入ステータスの情報が含まれる。
SIR測定処理部623,挿入TPC決定処理部624,制御CH同期検波RAKE処理部625,制御データ判定処理部626及び受信ユーザデータ種別判定処理部627では、演算用パラメータと受信データインタフェース部629を介して受信データバッファ76から取得した受信データ(制御CH)を用いて各部での処理を行う。
SIR測定処理部623,挿入TPC決定処理部624,制御CH同期検波RAKE処理部625,制御データ判定処理部626及び受信ユーザデータ種別判定処理部627での処理後の受信データは、無線区間制御データ処理機能部62にて無線区間制御データ処理結果として終端され、制御データインタフェース部621を介してチャネル制御データバッファ72に出力され、また、受信フレーム単位ユーザデータ処理機能部63に対する起動情報は、制御データインタフェース部621を介してチャネル制御データバッファ72に出力される。
受信フレーム単位ユーザデータ処理機能部63は、処理資源が与えられると、制御データインタフェース部631を介して無線区間制御データ処理機能部62から起動情報を取得する。起動情報を取得すると、制御データインタフェース部631を介して動作パラメータを取得する。取得した動作パラメータは、受信フレーム単位処理制御部632にて、ユーザデータCH同期検波RAKE処理部633,ユーザデータ判定処理部634及びデータ分散処理部635の演算用パラメータの形に変換、あるいは展開する。
ユーザデータCH同期検波RAKE処理部633,ユーザデータ判定処理部634及びデータ分散処理部635では、演算用パラメータと受信データインタフェース部639を介して受信データバッファ76から取得した受信データ(ユーザデータCH)を用いて各処理を行う。
ユーザデータCH同期検波RAKE処理部633,ユーザデータ判定処理部634及びデータ分散処理部635での処理後の受信データは、受信データインタフェース部639を介して受信データバッファ76に出力され、演算完了結果と受信復号化処理機能部64に対する起動情報は、制御データインタフェース部631を介してチャネル制御データバッファ72に出力する。
受信復号化処理機能部64は、処理資源が与えられると、制御データインタフェース部641を介して受信フレーム単位ユーザデータ処理機能部63から起動情報を取得する。起動情報を取得すると、制御データインタフェース部641を介して動作パラメータを取得する。取得した動作パラメータは、受信復号化処理制御部642にて、データ復号化処理部643及びデータ復号化処理部644の演算用パラメータの形に変換、あるいは展開する。
データ復号化処理部643及びデータ復号化処理部644では、演算用パラメータと受信データインタフェース部649を介して受信データバッファ76から取得した受信データ(ユーザデータCH)を用いて、データ復号化処理部643,644の各処理を行う。
データ復号化処理部643,644での処理後の受信データは、受信データインタフェース部649を介して上位レイヤ受信データインタフェースバッファ75に出力され、演算結果は、制御データインタフェース部641を介してチャネル制御データバッファ72に出力される。
その後、図示していないが、上位レイヤの受信データインタフェース機能部が、上位レイヤ受信データインタフェースバッファ75に格納されたデータを取得し、上位処理を行うようになっている。
[資源割り当て方法]
次に、ベースバンドの各機能部に対する処理資源割り当て方法について図16、図17を参照しながら説明する。図16は、各機能部に対する処理資源割り当ての概念を示すタイムチャートであり、図17は、各機能部に対する優先度を示す図である。
図17に示すように、ベースバンドの各機能部の処理には、その処理起動周期、処理データ単位により優先度が定められており、優先度「1」が、優先度が最も高く、優先度「5」が、優先度が最も低くなっている。
図16に示すように、第1の基地局の構成では、単一の呼に処理資源を与えるのではなく、機能部に対して処理資源を割り当てる構成をとるものである。
また、各機能部は、その処理起動周期あるいは処理データ単位が同一である処理で構成され、複数呼における分散する同一の処理をまとめて機能部が構成されているということになる。
第1の基地局の構成を用いると、汎用プロセッサでの処理を効率よく行うために、同一の処理をまとめて蓄積し、一括で処理するという方法と親和性がよい。
また、各機能部の処理は、機能部固有の実行条件が成立し、起動情報を取得できた場合には、処理を実行することができる。しかしながら、処理が重なる場合には、優先度の高い処理に優先して処理資源を割り当てたり、他の優先度の高い処理の実行条件が成立すると、より優先度の高い処理に資源の割り当てを移すようにする。
また、例えば、同一の優先度を持つ処理が重なったときなどは、ラウンドロビン方式で処理資源を割り当てたりすることも可能である。
第1の基地局によれば、処理効率の向上と処理負荷の集中の緩和に寄与できる無線基地局を提供することができる。
すなわち、複数呼に分散している同一の処理を機能としてまとめ、一括で処理することにより処理効率の向上に寄与することができる効果がある。また、各機能部を同一起動周期、あるいは同一処理データ単位でまとめ、優先度をつけることにより、優先度に応じた処理資源の割り当てが可能となり、負荷集中の緩和に寄与することができる効果がある。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の別の実施の形態に係る無線基地局(第2の基地局)について図18を参照しながら説明する。図18は、別の実施の形態に係る無線基地局の概略構成ブロック図である。
第2の基地局は、図18に示すように、処理実行情報取得部1501-1,-2と、制御データインタフェース部1502-1,-2と、制御判定部1503-1,-2と、ユーザデータインタフェース部1504-1,-2と、処理演算部1505-1,-2と、処理実行情報出力部1506-1,-2と、保守監視部1507-1,-2と、保守監視データインタフェース部1508-1,-2と、実行情報群格納部1601と、制御データ群格納部1602と、ユーザデータ群格納部1603と、保守監視データ群格納部1604と、上位レイヤ制御データ群格納部1605と、上位レイヤユーザデータ群格納部1606とから構成されている。
[第2の基地局の各部]
処理実行情報取得部1501-1,-2は、その機能を実行するための実行情報、すなわち、機能間で受け渡される処理の識別情報を取得する部位である。
制御データインタフェース部1502-1,-2は、その機能を実行するに当たり必要な制御データをインタフェースし、また制御判定部1503-1,-2における処理実行に際して決定した自機能の制御状態、あるいは制御データをインタフェースするための部位である。
制御判定部1503-1,-2は、制御データインタフェース部1502-1,-2を介して取得した制御データを用いて、処理実行時の自機能の制御状態を自律的に決定し、その結果をパラメータとして処理演算部1505-1,-2に設定する部位である。
ユーザデータインタフェース部1504-1,-2は、自機能において処理されるデータをインタフェースするための部位である。
処理演算部1505-1,-2は、ユーザデータインタフェース部1504-1,-2を介して取得したユーザデータと制御判定部1503-1,-2からのパラメータを用いて実処理又は演算を行う部位である。
処理実行情報出力部1506-1,-2は、自機能内の各処理の結果を受けて、次工程の機能又は他機能へ引き渡す処理の識別情報などの実行情報を出力するための部位である。
保守監視部1507-1,-2は、自機能内の各部の実行状況を監視する部位である。
保守監視データインタフェース部1508-1,-2は、保守監視結果を出力する部位である。
実行情報群格納部1601は、システム内の各機能に必要な処理実行情報、すなわち自機能内の各処理の結果を受けて、次工程の機能又は他機能へ引き渡したり、受け渡されたりする処理の識別情報などが格納される部位である。
制御データ群格納部1602は、システム内の各機能に必要な制御情報が格納される部位である。
ユーザデータ群格納部1603は、システム内の各機能に必要な処理すべきユーザデータが格納される部位である。
保守監視データ群格納部1604は、システム内の各機能が出力した保守監視データが格納される部位である。
上位レイヤ制御データ群格納部1605は、ベースバンド送受信機能と上位レイヤとの制御データが格納される部位である。
上位レイヤユーザデータ群格納部1606は、ベースバンド送受信機能と上位レイヤとのユーザデータが格納される部位である。
[第2の基地局の動作]
次に、第2の基地局の動作について図18を参照しながら説明する。
図18に示す基地局の一つの特徴は、あるシステムにおいて必要な複数の機能をその処理するデータの単位、処理の周期、処理内容に基づいて抽出し、抽出したそれぞれを改めて「機能」と定義し、その「機能」をソフトウェアで実現するために、機能を実現する上で必要な制御、インタフェース、演算等を各部に分割することである。
機能は、周期的に起動される。起動された機能は、まず、処理実行情報取得部1501-1,-2が動作し、システム内の各機能に必要な処理実行情報、すなわち他機能、または前工程から引き渡される処理の識別情報などを実行情報群格納部1601から受け取る。
ここで、識別情報とは、今回の起動により処理すべき実態のデータが存在するかどうか、存在する場合はどこにあるのか(物理的な場所)、処理すべきデータはどのタイミング(タイムスタンプ)のデータなのか、という情報である。
制御判定部1503-1,-2は、処理実行情報を解析し、実態データがある場合には、その識別情報に基づいて、制御データインタフェース部1502-1,-2を介して実行情報により指示されたタイミングにおいて要求される処理内容を制御データとして制御データ群格納部1602から取得する。
実現する機能がシステム構成上、上位レイヤとのインタフェースを持つ場合には、上位レイヤ制御データ群格納部1605からも制御データを取得する。
更に、制御判定部1503-1,-2は、取得した制御データを基に、要求された処理を行うために、処理実行時の自機能の制御状態を自律的に決定し、更新する。
また、処理演算部1505-1,-2は、制御判定部1503-1,-2で指定された制御パラメータを用いて、ユーザデータインタフェース部1504-1,-2を介してユーザデータ群格納部1603から処理(演算)すべきデータを取得して、実処理を行い、処理後のデータをユーザデータインタフェース部1504-1,-2を介してユーザデータ群格納部1603に出力する。
実現する機能がシステム構成上、上位レイヤとのインタフェースを持つ場合には、ユーザデータに関しては、上位レイヤユーザデータ群格納部1606から入出力を行う。
また、処理演算部1505-1,-2は、制御判定部1503-1,-2に対して処理の結果を返す。制御判定部1503-1,-2は、処理演算部1505-1,-2からの処理結果を受けて、次工程の機能又は他機能へ引き渡す処理の識別情報などの実行情報を処理実行情報出力部1506-1,-2を介して出力し、処理後の自機能の制御状態、あるいは制御データ、制御結果などを、制御データインタフェース部1502-1,-2を介して制御データ群格納部1602に公開する。
ここで、制御データ群と実行情報群の使い分けについて説明する。
例えば、実行情報群は、ある機能部とある機能部の一対一のインタフェースでその起動周期が異なる機能間のインタフェースに特に有効である。
前工程の機能は、実行後に引き渡すべき実行情報をキューのようなデータ構造で情報を積んでおき、次工程の機能は、キューデータから取得することで実現できる。
制御データ群は、ある機能部と複数の機能部がインタフェースする場合に有効である。例えば、ある機能における処理結果が、複数の他の機能への制御入力になりうる場合などは制御データ群によるインタフェースを用いる。
制御データ群格納部1602に格納されるデータにより、例えば、無線基地局の場合には、基地局に接続されている呼の属性等が公開されていると考えることができる。
また、保守監視部1507-1,-2は、自機能内の各処理が処理を正常に行ったか否かを監視し、異常を検出した場合は、その異常の内容等を、保守監視データインタフェース部1508-1,-2を介して外部に出力する。
次に、第2の基地局における起動間の動的インタフェース実現方法について図19を参照しながら説明する。図19は、第2の基地局に係る機能部間の動的関係を示す図である。
第2の基地局の特徴は、あるシステムにおいて必要な複数の機能をその処理するデータの単位、処理の周期、処理内容に基づいて抽出するものであるが、実際にソフトウェアで実現し、プロセッサで動作させるためには、それぞれの機能を同一周期で起動させるものや処理の優先度が同一のものを機能群としてまとめるものである。
図19における周期A優先度高処理機能群801、周期A優先度低処理機能群802、周期B優先度高処理機能群803、周期B優先度中処理機能群804、周期B優先度低処理機能群805は、周期や優先度により分割された機能の集合である機能群を示している。
図18における一つの機能は、図19における「機能部#xxx」と同じである。
この機能部の集合体である機能群に対して、701の処理資源を与えるのが機能部処理起動マネージャである。701は、機能群に対して起動トリガを与えることにより、システム内のすべての機能を機能群の一つとして動作させることが可能である。
[第2の基地局の適用例]
次に、第2の基地局の適用例について図20〜図30を参照しながら説明する。図20は、第2の基地局の基地局への適用例を示す構成ブロック図であり、図21は、送信符号化処理機能群を示す図であり、図22は、送信フレーム単位処理機能群を示す図であり、図23は、電力制御系機能群を示す図であり、図24は、送信拡散系機能群を示す図であり、図25は、受信chip同期逆拡散系機能群を示す図であり、図26は、無線区間制御データ復調処理機能群を示す図であり、図27は、無線区間制御データ判定処理機能群を示す図であり、図28は、受信フレーム単位ユーザデータ処理機能群を示す図であり、図29は、受信復号化処理機能群を示す図であり、図30は、ベースバンドチャネル制御処理機能群を示す図である。
図20〜図30に示す無線基地局は、送信符号化処理機能群1001と、送信フレーム単位処理機能群1002と、電力制御系機能群1003と、送信拡散系機能群1004と、受信chip同期逆拡散系機能群1005と、無線区間制御データ復調処理機能群1006と、無線区間制御データ判定処理機能群1007と、受信フレーム単位ユーザデータ処理機能群1008と、受信復号化処理機能群1009と、ベースバンドチャネル制御処理機能群1010と、実行情報群1101と、制御データ群1102と、ユーザデータ群1103-1,-2と、保守・監視データ群1104と、上位レイヤ制御データ群1105と、上位レイヤユーザデータ群1106-1,-2と、機能部処理起動制御マネージャ901とを有している。
[第2の基地局における適用例の各部]
実行情報群1101-1〜-7は、機能間で処理を受け渡すためのデータをインタフェースするためのものである。
制御データ群1102は、ベースバンドチャネル制御処理機能群1010とベースバンド送受信機能間での動作パラメータ及び報告情報、及びベースバンド送受信機能同士のチャネル制御データインタフェースのためのものである。
ユーザデータ群1103-1,-2は、ベースバンド送受信機能間で送受信データをインタフェースするためのものである。
保守・監視データ群1104は、機能の実行状態の監視結果等を出力するためのデータをインタフェースするためのものである。
上位レイヤ制御データ群1105は、上位レイヤからベースバンド部への呼設定制御情報、及びベースバンド部から上位レイヤへの報告情報をインタフェースするためのものである。
上位レイヤユーザデータ群1106-1,-2は、上位レイヤとの送受信ユーザデータのインタフェースのためのものである。
ベースバンドチャネル制御処理機能群1010は、ベースバンド送受信部の上位機能からの呼設定に対する呼受付制御機能、呼応答制御機能、及びベースバンド送受信部の各機能部に対しての動作パラメータ設定等を行う送受信機能部動作パラメータ設定制御機能、また、各機能からの報告データを取得し、上位への報告等を行う報告データ取得制御機能などが実装される。
送信符号化機能群1001は、複数呼に対してそれぞれの呼制御データ、通信データに対する符号化を行うデータ符号化機能が実装される。
送信フレーム単位処理機能群1002は、複数呼に対してそれぞれの呼の無線データフレーム単位での呼制御データと通信データの多重化及び符号化を行うデータ多重化機能、物理チャネルに対応するマッピング処理を行う変調処理機能等が実装される。
電力制御機能群1003は、複数の呼に対してそれぞれの送信電力を決定するための条件(電力設定ステータス)を制御する電力設定ステータス制御機能、複数の呼に対してそれぞれの挿入するTPCコマンドを決定するための条件(TPC挿入ステータス)を制御するTPC挿入ステータス制御機能等が実装される。
送信拡散系機能群1004は、複数呼に対してそれぞれの拡散処理を行う拡散処理機能、電力決定処理を行う電力決定処理機能、電力設定処理を行う電力設定処理機能、及び複数呼のチャネル多重処理を行うCH多重処理機能等が実装される。
受信chip同期逆拡散系機能群1005は、複数の呼に対してそれぞれのパスの抽出のためのパスサーチ処理を行うパスサーチ処理機能、逆拡散処理を行う制御CH逆拡散処理機能及びユーザデータCH逆拡散処理機能等が実装される。
無線区間制御データ復調処理機能群1006は、複数の呼に対してそれぞれの無線区間制御データに対してのSIR測定処理を行うSIR測定処理機能、挿入TPC決定処理を行う挿入TPC決定処理機能、無線区間制御データの同期検波RAKE処理を行う制御CH同期検波RAKE処理機能等が実装される。
無線区間制御データ判定処理機能群1007は、複数の呼に対してそれぞれの無線区間制御データに対しての判定処理を行う無線区間制御データ判定処理機能、受信ユーザデータ種別判定処理を行う受信ユーザデータ種別判定処理機能等が実装される。
受信フレーム単位ユーザデータ処理機能群1008は、複数の呼に対してそれぞれの無線データフレーム単位でのユーザデータの同期検波RAKE処理を行うユーザデータ同期検波RAKE処理機能、ユーザデータ判定処理を行うユーザデータ判定処理機能、呼制御データと通信データの分離処理を行うデータ分離処理機能等が実装される。
受信復号化処理機能群1009は、複数の呼に対してそれぞれの呼制御データ、通信データの復号処理を行うデータ復号化処理機能が実装される。
機能部処理起動制御マネージャ901は、それぞれの機能が持つ周期性や優先度により機能群としてまとめられたものに対して、起動トリガを与えるものである。
[第2の基地局の動作]
次に、図20〜図30に示した第2の基地局の動作について説明する。
ベースバンド部に対して呼制御部などの上位レイヤは、上位レイヤ制御データ群1105に制御データを置き、実行情報群1101に「上位レイヤ制御データ群に制御データを置いた」事実を置く。ここで、例えば、上位レイヤからの制御データとしては、当該呼設定時の制御パラメータを含む呼設定情報や、当該呼解放時の呼解放情報などがある。
呼受付制御機能は、起動されると実行情報を確認し、呼設定情報など受け付けるべき制御があるときは、当該呼に対する呼受付制御を行う。
呼受付制御機能による処理を受けて送受信機能部動作パラメータ設定制御機能が起動されると、送受信機能部動作パラメータ設定制御機能は、制御パラメータを取得し、ベースバンド送受信部の各機能に対する動作パラメータを作成し、制御データ群1102に制御データを置く。
送受信機能部動作パラメータ設定制御機能での処理を受けて、呼を受け付けたことを上位レイヤに通知すべく呼応答制御機能は起動されると、当該呼に対する呼応答制御を行い、上位レイヤ制御データ群1105に応答情報を置く。
また、制御データ群1102には、ベースバンド送受信部の各機能部からの報告データも格納されている。報告データ取得制御機能は起動されると、制御データ群1102からの報告データを取得し、上位に対する報告データを作成し、報告データとして上位レイヤ制御データ群1105に置く。
制御データ群1102に置かれるデータとしては、ベースバンドチャネル制御部設定情報、ベースバンドチャネル制御報告情報、ベースバンド送受信機能部間チャネル制御インタフェース情報などがある。
ベースバンドチャネル制御部設定情報とは、送受信機能部動作パラメータ設定制御機能にて作成された各送受信機能に設定する動作パラメータのことである。
ベースバンドチャネル制御報告情報とは、各送受信機能にて送受信処理を行った結果であり、例えば、送受信処理完了通知、品質測定結果など上位レイヤに報告すべき内容の元になる情報である。
ベースバンド送受信機能部間チャネル制御インタフェース情報とは、各機能部における固有の信号処理の結果や、各機能部における信号処理状態について次工程の機能又は他機能に対して通知するための情報である。例えば、送信電力制御における判定TPC、挿入TPCの情報などは本インタフェース情報として扱うことができる。また、当該呼が無線同期しているか否かを示す同期情報なども本インタフェース情報として扱うことができる。
実行情報群1101に置かれるデータとしては、次工程の機能に対する処理実行の情報を与えるものである。ある機能の処理の結果、次工程が実行可能になったことを、実行情報群1101を介して通知し、次工程の機能においては起動される毎に実行情報群1101を確認し、実行可能を確認できたら自機能の処理を行うということである。
ベースバンド送受信部の各機能は自機能に処理資源が与えられると、すなわち、機能部処理起動マネージャ901から起動トリガが与えられると、一つ又は複数の呼の処理に必要な実行情報や制御データを実行情報群1101或いは制御データ群1102から自律的に取得し、送受信処理を行う。
尚、各送受信機能にそれぞれ実装する固有の処理は、従来の技術と同様であるので、以下、詳細説明を省略する。
次に、図20〜図30に示す基地局の適用例を用いた場合のベースバンドの各機能部に対する処理資源の割り当て方法について図31を参照しながら説明する。図31は、第2の基地局における各機能部に対する処理資源の割り当て概念を示すタイムチャートである。
図31に示すように、ベースバンドの各機能の処理には、その処理起動周期、処理データ単位により優先度を決め、同一の優先度を持つ機能を機能群としてまとめたものである。
また、機能部における処理起動周期/処理データ単位及び優先度を図32に示す。図32は、第2の基地局における機能部に対する処理起動周期/処理データ単位及び優先度を示す図である。尚、優先度は「1」が最も高く、「6」が最も低いことを表している。
第2の基地局の構成では、単一の呼に処理資源を与えるのではなく、機能群に対して処理資源を割り当てる構成をとるものである。
また、各機能群は、その処理起動周期あるいは処理データ単位が同一である処理で構成され、複数呼における分散する同一の処理をまとめて機能群が構成されているということになる。
第2の基地局の構成を用いると、汎用プロセッサでの処理を効率よく行うために、同一の処理をまとめて蓄積し、一括で処理するという方法と親和性がよい。
また、各機能部の処理は、機能部固有の実行条件が成立し、例えば、実行情報を取得できた場合には、処理を実行することができる。しかしながら、処理が重なる場合には、優先度の高い処理に優先して処理資源を割り当てたり、他の優先度の高い処理の実行条件が成立すると、より優先度の高い処理に資源の割り当てを移すようにする。
また、例えば、同一の優先度を持つ処理が重なったときなどは、ラウンドロビン方式で処理資源を割り当てたりすることも可能である。
第2の基地局によれば、機能群に実装された各機能は、機能群毎に同一の処理単位、または処理周期、または処理優先度などを持ち、各機能群は機能群毎の処理周期や優先度により機能部処理起動マネージャ901から起動トリガが与えられ、動作する。
また、第2の基地局によれば、各機能はその起動毎の動作の中で、自律的に必要な実行情報、制御データ、ユーザデータを取得し、実行に必要な状態を決定し、制御、処理又は演算を行い、処理、演算後のユーザデータ、制御後の状態としての制御データ、次工程などに対する実行情報を展開する、ということにある。
以上説明したとおり、第2の基地局によれば、処理効率の向上と処理負荷の集中の緩和に寄与できる無線基地局を提供することができる。
すなわち、複数呼に分散している同一の処理を機能としてまとめ、一括で処理することにより処理効率の向上に寄与することができる効果がある。また、各機能部を同一起動周期、あるいは同一処理データ単位でまとめ、優先度をつけることにより、優先度に応じた処理資源の割り当てが可能となり、負荷集中の緩和に寄与することができる効果がある。
また、機能を実現する構成が抽象化、一般化できるので、ハードウェアのアーキテクチャへの依存度が小さく、その変更に柔軟に対応することができる効果がある。
本発明は、汎用プロセッサを用いて、ソフトウェアでベースバンド送受信処理を実現する場合に、処理効率の向上と処理負荷の集中の緩和に寄与でき、更にハードウェアプラットフォームのアーキテクチャの変更への対応が容易なソフトウェアアーキテクチャを有する無線基地局に好適である。
本発明の実施の形態に係る無線基地局の概略構成ブロック図である。 ベースバンドチャネル制御機能部41の構成概略図である。 送信符号化機能部の構成概略図である。 送信フレーム単位処理機能部の構成概略図である。 送信拡散系機能部の構成概略図である。 受信chip同期逆拡散系機能部の構成概略図である。 無線区間制御データ処理機能部の構成概略図である。 受信フレーム単位ユーザデータ処理機能部の構成概略図である。 受信復号化処理機能部の概略構成図である。 電力制御系機能部の概略構成図である。 チャネル制御データバッファ構造を示す図である。 電力設定ステータス制御部の動作例を示す図でである。 TPC挿入ステータス制御部の動作例を示す図である。 送信電力決定のための条件を示す図である。 挿入TPC決定のための条件を示す図である。 各機能部に対する処理資源割り当ての概念を示すタイムチャートでである。 各機能部に対する優先度を示す図である。 別の実施の形態に係る無線基地局の概略構成ブロック図である。 第2の基地局に係る機能部間の動的関係を示す図である。 第2の基地局の基地局への適用例を示す構成ブロック図でである。 送信符号化処理機能群を示す図でである。 送信フレーム単位処理機能群を示す図でである。 電力制御系機能群を示す図である。 送信拡散系機能群を示す図である。 受信chip同期逆拡散系機能群を示す図である。 無線区間制御データ復調処理機能群を示す図でである。 無線区間制御データ判定処理機能群を示す図でである。 受信フレーム単位ユーザデータ処理機能群を示す図でである。 受信復号化処理機能群を示す図でである。 ベースバンドチャネル制御処理機能群を示す図である。 第2の基地局における各機能部に対する処理資源の割り当て概念を示すタイムチャートである。 第2の基地局における機能部に対する処理起動周期/処理データ単位及び優先度を示す図である。 従来の無線基地局装置の構成ブロック図である。 呼毎の送信タイミングと呼毎の処理タイミングにおいて処理が間に合う場合を示す図でである。 呼毎の送信タイミングと呼毎の処理タイミングにおいて処理が間に合わない場合を示す図である。
符号の説明
11,12,13…ベースバンド送受信部、 21…CH多重部、 31…ベースバンドチャネル制御部、 41…ベースバンドチャネル制御機能部、 42…電力制御機能部、 52…送信符号化機能部、 53…送信フレーム単位処理機能部、 54…送信拡散系機能部、 61…受信chip同期逆拡散系機能部、 62…無線区間制御データ処理機能部、 63…受信フレーム単位ユーザデータ処理機能部、 64…受信復号化処理機能部、 71…上位レイヤ制御データインタフェースバッファ、 72…チャネル制御データバッファ、 73…上位レイヤ送信データインタフェースバッファ、 74…送信データバッファ、 75…上位レイヤ受信データインタフェースバッファ、 76…受信データバッファ、 101…データ符号化部、 102…データ多重化部、 103…物理チャネルマッピング部、 104…変調部、 105…拡散部、 106…電力制御部、 107…電力設定部、 151,152…機能部、 201…パスサーチ部、 202…逆拡散部、 203…SIR測定部、 204…挿入TPC生成部、 205…同期検波RAKE部、 206…制御データ判定部、 207…ユーザデータ判定部、 208…受信ユーザデータ種別判定部、 209…データ分離部、 210…データ復号化部、 411…制御データインタフェース部、 412…呼受付制御部、 413…呼応答制御部、 414…送受信機能部動作パラメータ設定制御部、 415…報告データ取得制御部、 421…制御データインタフェース部、 422…電力設定ステータス制御部、 423…TPC挿入ステータス制御部、 523,524…送信符号化部、 522…送信符号化処理制御部、 521…制御データインタフェース部、 529…送信データインタフェース部、 531…制御データインタフェース部、 532…送信フレーム単位処理制御部、 533…変調処理部、 534…データ多重化処理部、 535…物理CHマッピング処理部、 539…送信データインタフェース部、 541…制御データインタフェース部、 542…送信拡散系制御部、 543…電力設定処理部、 544…拡散処理部、 部545…電力決定処理、 546…CH多重処理部、 549…送信データインタフェース部、 611…制御データインタフェース部、 612…受信chip同期逆拡散系制御部、 613…パスサーチ処理部、 614…制御CH逆拡散処理部、 615…ユーザデータCH逆拡散処理部、 619…受信データインタフェース部、 621…制御データインタフェース部、 622…無線区間制御データ処理制御部、 623…SIR測定処理部、 624…挿入TPC決定処理部、 625…制御CH同期検波RAKE処理部、 626…制御データ判定処理部、 627…受信ユーザデータ種別判定処理部、 629…受信データインタフェース部、 631…制御データインタフェース部、 632…受信フレーム単位処理制御部、 633…ユーザデータCH同期検波RAKE処理部、 634…ユーザデータ判定処理部、 635…データ分散処理部、 639…受信データインタフェース部、 641…制御データインタフェース部、 642…受信復号化処理制御部、 643,644…データ復号化処理部、 649…受信データインタフェース部、 901…機能部処理起動制御マネージャ、 1001…送信符号化処理機能群、 1002…送信フレーム単位処理機能群、 1003…電力制御系機能群、 1004…送信拡散系機能群、 1005…受信chip同期逆拡散系機能群、 1006…無線区間制御データ復調処理機能群、 1007…無線区間制御データ判定処理機能群、 1008…受信フレーム単位ユーザデータ処理機能群、 1009…受信復号化処理機能群、 1010…ベースバンドチャネル制御処理機能群、 1101…実行情報群、 1102…制御データ群、 1103…ユーザデータ群、 1104…保守・監視データ群、 1105…上位レイヤ制御データ群、 1106…上位レイヤユーザデータ群、 1501…処理実行情報取得部、 1502…制御データI/F部、 1503…制御・判定部、 1504…ユーザデータI/F部、 1505…処理(演算)部、 1506…処理実行情報出力部、 1507…保守・監視部、 1508…保守・監視データI/F部、 1601…実行情報群格納部、 1602…制御データ群格納部、 1603…ユーザデータ群格納部、 1604…保守・監視データ群格納部、 1605…上位レイヤ制御データ群格納部、 1606…上位例他ユーザデータ群格納部

Claims (2)

  1. 汎用プロセッサを用いて、ソフトウェアでベースバンド送受信処理を実現する無線基地局装置において、
    自機能内の各処理の結果を受けて次工程の機能又は他機能へ引き渡し及び受け渡される処理の識別情報が格納される実行情報群格納部と、
    システム内の各機能に必要な制御情報が格納される制御データ群格納部と、
    システム内の各機能に必要な処理すべきユーザデータが格納されるユーザデータ群格納部と
    ベースバンド送受信処理の機能を実行するための処理実行情報であって、機能間で受け渡される処理の識別情報を前記実行情報群格納部から取得する処理実行情報取得部と、
    前記識別情報に基づいて機能を実行するために必要な制御データを前記制御データ群格納部から取得し、当該取得した制御データを用いて、処理実行時の自機能の制御状態を決定し、当該結果をパラメータとして設定する制御判定部と、
    前記ユーザデータ群格納部からユーザデータを取得し、当該取得したユーザデータと前記制御判定部からのパラメータを用いて実処理又は演算を行う処理演算部と、
    機能における各処理の結果を受けて、次工程の機能又は他機能へ引き渡す処理実行情報を出力する処理実行情報出力部とを有し、
    上記機能で制御又は処理するデータの単位、制御又は処理する周期、制御又は処理する優先度、制御又は処理するイベントによって複数の機能群に分割して実装され、
    分割実装された複数の機能群に対して処理周期、優先度、イベント毎の起動トリガを与える機能部処理起動マネージャを更にけ、
    前記複数の機能群は、前記機能部処理起動マネージャからの起動トリガにより前記処理実行情報取得部を動作して処理実行情報を前記実行情報群格納部から取得し、
    前記制御判定部は、前記処理実行情報取得部が取得した処理実行情報を解析し、前記処理実行情報に含まれる前記識別情報に基づいたタイミングにおいて要求される処理内容を制御データとして前記制御データ群格納部から取得し、当該取得した前記制御データを基に、要求された処理を行うために、処理実行時の自機能の制御状態を自律的に決定して更新し、
    前記処理演算部は、前記制御判定部で設定された制御パラメータを用いて、前記ユーザデータ群格納部から処理すべきデータを取得して処理を行い、処理後のデータを前記ユーザデータ群格納部に出力し、
    更に、前記処理演算部は、前記制御判定部に対して処理結果を出力し、
    前記制御判定部は、前記処理演算部からの処理結果を受けて、次工程の機能又は他機能へ引き渡す処理の処理実行情報を、前記処理実行情報出力部を介して出力し、処理後の自機能の制御状態、あるいは制御データ又は制御結果を前記制御データ群格納部に伝える処理を行うことを特徴とする無線基地局装置。
  2. 優先度の高い処理に処理資源を優先して割り当て、同一の優先度を持つ処理が重なった場合には、ラウンドロビン方式で処理資源を割り当てることを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
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