JP4642370B2 - リベットを用いた部材の締結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、梯子、脚立、作業台等の機械部品をボルト及びナットの代わりに、リベットを介して締結する際に適用するリベットを用いた部材の締結構造に関する。
従来、例えば、梯子、脚立、作業台等の機械部品(部材)同士を締結する構造では、通常、ボルト及びナットが使用される。しかし、ナットの締め付けが不十分な場合、ナットが脱落したり、また、鉄製のネジであれば、表面が腐食してサビついてナットを取り外すことができなくなる。こうした問題を改善するため、ボルト及びナットの代わりに、リベットを用いた部材の締結構造及び締結方法が採用されている。
図12に示すように、リベットを用いた部材の締結構造及び締結方法の一例として、梯子や脚立において、開口70側が対向して配置された断面が溝形状の対となる支柱71(図12では片側を示す)の内側に断面が矩形で筒状の踏み桟72の片側端部を差し込み、支柱71の外側から、支柱71の取付孔73、74及び踏み桟72の取付孔75、76に棒状のリベット77を貫通して差し込み、リベット77の足部78(支柱71の外側面79からはみ出た部分)をかしめ機械によりつぶして、頭状のかしめ部80を形成し、リベット77の既製の頭部81とかしめ部80との間で、支柱71と踏み桟72とを締結することができる(例えば、非特許文献1参照)。
「世界大百科辞典(第31巻)」リベット、平凡社、1972年4月25日初版発行、p.505
しかしながら、前記従来のリベットを用いた部材の締結構造及び締結方法においては、未だ解決すべき以下のような問題があった。
かしめ部80の外径Dが支柱71の取付孔74の内径dと比較して小さい場合には、かしめ部80が支柱71より抜けたり、一方、かしめ部80の外径Dが支柱71の取付孔74の内径dと比較して大きい場合でも、支柱71の側板71aの厚みtが薄いものは、かしめ部80が支柱71の側板71aより抜けることもあった。
また、踏み桟72が破損又は変形して交換するためにリベット77を除去する時、取り外し用ドリル(図示せず)でリベット77の頭部81又はかしめ部80を取り除く場合、ドリルの先端部中央が平らになっているので、頭部81又はかしめ部80に対してドリルの位置決め(センターリング)が正確にできず、この結果、ドリルにより支柱71を傷つけたり、取付孔74を大きくしてしまい、新しい踏み桟72を取付けても、取付部にガタが生じ、製品の機能を果たせなくなることもあった。
さらに、リベット径(取付孔74の内径dと略同じ)に対してリベット長さLが比較的に長い場合には、かしめ時に、リベット77の軸部83が座屈により曲がるという問題も発生した。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、リベットの頭部又はかしめ部に取り外し用ドリルを簡単に位置決めすることができ、また部材の厚さが薄くても締結力を維持することができ、更に、かしめ時に座屈しないリベットを用いた部材の締結構造を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載のリベットを用いた部材の締結構造は、一方にかしめ部が形成された中実のリベットを介して部材同士が締結されたリベットを用いた部材の締結構造において、
前記かしめ部の中央には窪みが形成され、前記かしめ部は前記部材に、該かしめ部の一部又は全部が嵌入する円錐台状の掛止用窪みが形成された座金を介して形成され、しかも、前記かしめ部と前記リベットの軸部の境界部分の直径は、前記軸部の直径より小さくしている。
請求項2記載のリベットを用いた部材の締結構造は、請求項1記載のリベットを用いた部材の締結構造において、前記軸部と前記かしめ部の境界部分の直径は、前記軸部の直径の0.7〜0.85倍である。
請求項3記載のリベットを用いた部材の締結構造は、請求項記載のリベットを用いた部材の締結構造において、前記リベットの他方には頭部が形成されている。
請求項4記載のリベットを用いた部材の締結構造は、請求項3記載のリベットを用いた部材の締結構造において、前記頭部に隣接する前記軸部に縮径部が設けられている。
請求項1〜4記載のリベットを用いた部材の締結構造においては、一方にかしめ部が形成された中実のリベットを介して部材同士が締結されたリベットを用いた部材の締結構造において、かしめ部の中央には窪みが形成されているので、部材を交換する際にリベットを除去する場合、ドリルの先端部をこの窪みに挿入することによってドリルを位置決めすることができ、これにより、ドリルで部材に傷をつけたり、また、ドリルで部材の取付孔を大きく切削することもない。
また、かしめ部は部材に座金を介して形成されているので、リベットに作用するかしめによる軸力が座金を介して分散するため、部材の変形や損傷の恐れがなく、部材が薄くて強度が小さい場合でも、かしめ部が部材から引き抜けることがない。
そして、かしめ部とリベットの軸部との境界部分の直径は、軸部の直径より小さいので、軸部の長いリベットでは、かしめ時に軸部が座屈するのを防止することができ、かつ直径の大きい軸部でリベットの剪断力を負担することができ、しかも、直径の小さいかしめ部は必要以上のかしめ力を要しないでかしめることができる。よって、母材がやわらかい、割れるものに対して、軸部が大きいので、均一なかしめができる。
また、座金には、かしめ部の全部又は一部が嵌入する掛止用窪みが設けられているので、かしめ部の全部又は一部が座金の掛止用窪みに嵌入するため、かしめによる拘束力が強く、部材が薄くて強度が小さい場合でも、かしめ部が部材から引き抜けることがない。
請求項記載のリベットを用いた部材の締結構造においては、頭部に隣接する軸部に縮径部が設けられているので、軸部の直径以下で、縮径部の直径以上のドリルを、リベットの頭部に入れて頭部を除去してリベットを取り外すことができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造の適用個所を示す作業台の説明図、図2は図1の矢視A−A図、図3は図1の矢視B−B断面図、図4はかしめ作業前の図1の矢視B−B断面図、図5は発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造の第1の変形例を示す説明図、図6は同リベットを用いた部材の締結構造の第2の変形例を示す説明図、図7は同リベットを用いた部材の締結構造の第3の変形例を示す説明図、図8は本発明の他の実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造の説明図、図9は本発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造の第4の変形例を示す説明図、図10(A)、(B)はそれぞれ、本発明の一実施の形態に係るリベットの第1、第2の変形例を示す説明図、図11は座金の変形例を示す説明図である。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造10は、例えば、可搬式の作業台11の天板12を支持し、下方に沿って間隔が広くなるように対向して配置された対となる支持脚13、14に適用されている。支持脚14(13も同じ)は、部材の一例である、断面が溝形状の対となる支柱15、16が開口17を内側にして、下方に沿って間隔が広くなるように対向して配置されている。支柱15(16も同じ)の高さ方向の中間位置の内側に、部材の一例である踏み桟18の一端部が差し込まれて配置されている。
図3に示すように、リベットを用いた部材の締結構造10においては、支柱15と踏み桟18の一端部とは、支柱15の対向して設けられた側板20、21に形成された取付孔22、23、及び側板20、21の内側面にそれぞれ接した踏み桟18の側板24、25に形成された取付孔26、27を貫通した棒状のリベット28の端部に形成されたかしめ部29を介して締結されている。以下、これらについて詳しく説明する。
図1〜図3に示すように、作業台11は、上面に作業床面を有する矩形状の天板12と、天板12の長手方向の両端部に折り畳み連結機構12a、12bを介して折り畳み自在に連結されると共に、下端が床面Fに載置される一対の支持脚13、14とを備えている。支持脚13、14の長手方向には所定の間隔をあけて踏み桟18a〜18d、18e、18f、18、18gが設けられている。踏み桟18(18e、18f、18gも同じ)の側板24、25は支柱15の側板20、21と同様、平行間隔をあけて設けられている。
図2及び図3に示すように、リベットを用いた部材の締結構造10は、一方(図3の右側)にかしめ部29が形成されたアルミ合金製の中実のリベット28を介して、アルミ合金製の支柱15及びアルミ合金製の踏み桟18の一端部が締結された構造となって、かしめ部29は支柱15の側板21(板厚T)にアルミ合金製の座金30を介して形成されており、更に、かしめ部29の径方向の中央には、円錐状の窪み31が形成されている。しかも、座金30には、かしめ部29が嵌入する円錐台状の掛止用窪み32が設けられており、掛止用窪み32は、リベット28の軸方向端部側に沿って拡径して形成されている。
リベット28は、支柱15の側板20に掛止する平頭形状の頭部33と、頭部33に一体的に設けられ、支柱15の側板20、21の取付孔22、23に挿通する直径DS、長さLSを有する軸部34と、軸部34に一体的に設けられたかしめ部29とを備えている。リベット28の軸部34とかしめ部29との境界部分35の直径DBは、軸部34の直径DSより小さくなるように構成されている。
図3に示すように、かしめ部29の円錐状の窪み31は、底面の直径がDH、高さがLCに形成されている。また、座金30の外形は直径DZの円形で板厚tに形成されており、リベット28の軸方向に沿って拡径した座金30の掛止用窪み32は、境界部分35の直径DBと同じ大きさの内径を上面とし、軸方向の長さLK(=板厚t)を高さとし、内径DEを底面とした円錐台状に形成されている。
ここで、例えば、DS=(0.1〜0.25)LS、t=LK=(1.5〜3.0)T、DB=(0.7〜0.85)DS、DZ=(2.0〜3.0)DB、DE=(1.3〜1.5)DB、DH=(0.7〜0.9)DE、LC=(0.2〜0.35)DHである。
なお、上記の関係式は、リベット28、座金30、支柱15及び踏み桟18の材質等により異なる。
次いで、リベットを用いた部材の締結構造10を適用した本発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結方法について、作業台11の支持脚14の支柱15と踏み桟18の一端部との締結に関して、主として図3及び図4を参照しながら説明する。なお、かしめ作業前のリベット36を用いてかしめ部29を形成したものがリベット28であり、リベット36とリベット28とにおいて、同一の構成要素については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
(1)予め、足部(軸側端部)37の中央にセンターポンチにより円錐状の窪み38を形成したリベット36を製作する。軸部34に一体的に設けられた長さLAを有する足部37の窪み38の形状は円錐形であり、底面に相当する内径はDN、高さはLNである。ここで、DN=(0.7〜0.9)DB、LN=(0.7〜0.9)DNとする。なお、窪みの形状は円錐形以外にも、円錐形の底面に円柱を加えた形状にすることもできる。
また、予め径方向の中央に掛止用窪み32が形成された座金30を製作する。
(2)支柱15の側板20、21に取付孔22、23を形成し、踏み桟18の一端部の側板24、25に取付孔26、27を形成する。
(3)支柱15に形成された取付孔22、23と、踏み桟18の端部に形成された取付孔26、27とが一致するように、踏み桟18の一端部を支柱15の側板20、21の内側面に接して挿入する。
(4)図4に示すように、リベット36の足部37及び軸部34を、支柱15の取付孔22、23及び踏み桟18の取付孔26、27に貫通して、リベット36の頭部33を支柱15の側板20の表面に当接させる。
(5)座金30をリベット36の足部37に嵌入して、座金30の裏面39を支柱15の側板21に当接させると共に、リベット36の軸部34のリング状の端面40に当接させる。
(6)リベット打機械(図示せず)を用いて、窪み38を拡径したかしめ部29を形成して、踏み桟18の一端部と支柱15とを締結する。なお、図3に示すように、かしめ部29の表面側が座金30の表面と同一面となるように、クラインダー等で突出部分を取り除くこともあり、また、突出した状態で使用することもある。
作業台11の使用により、踏み桟18が破損又は変形して新しい踏み桟18と交換するためにリベット28を除去する時、図3に示すように、取り外し用ドリル69によりリベット28のかしめ部29を取り除く。使用するドリル69の直径DDはリベット28の軸部34の実質的に直径DS以下で、リベット36の端部(足部37)の直径DB以上としている。この大きさのドリル69の先端部がかしめ部29の窪み31によりガイドされ、位置決めされてかしめ部29を切削すると、ドリルにより支柱15の側板21を傷つけたり、側板21の取付孔23を大きくする恐れがない。従って、支柱15はそのままで、新しいリベット36及び新しい座金30を用いて新しい踏み桟18を支柱15に締結することができる。
図5には、本発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造10の第1の変形例のリベットを用いた部材の締結構造41を、図6には、リベットを用いた部材の締結構造10の第2の変形例のリベットを用いた部材の締結構造42を、図7には、リベットを用いた部材の締結構造10の第3の変形例のリベットを用いた部材の締結構造43を示す。なお、リベットを用いた部材の締結構造41、42、43において、リベットを用いた部材の締結構造10と同じ構成要素については、同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。また、リベットを用いた部材の締結構造41、42、43にそれぞれ用いたリベット44、45、46のかしめ部47、48、49のかしめ前の状態は、2点鎖線で表している。
図5に示すように、リベットを用いた部材の締結構造41においては、リベット44の頭部50の形状が丸形となっており、軸部51とかしめ部47との境界部分52は座金53の裏面54側の中央に形成された内径dの摺動面55に接している。さらに、座金53の掛止用窪み56は放物線状に形成されている。かしめ部47の中央には、取り外し用ドリルの先端部をガイドし、位置決めする窪み47aが形成されている。なお、座金53のように、放物線状の掛止用窪み56が形成される場合や強度を増すために座金の板厚が大きくなる場合に、内径dの摺動面55は設けられる。
図6に示すように、リベットを用いた部材の締結構造42においては、リベット45の軸部57とかしめ部48との境界部分58の直径は軸部57の直径と同一となっている。かしめ部48はテーパー状の掛止用窪み59を備えた座金60に掛止されており、かしめ部48の中央には、取り外し用ドリルの先端部をガイドし、位置決めする窪み61が形成されている。なお、図6中の符号20a、21aは支柱の側板を表している。
図7に示すように、リベットを用いた部材の締結構造43においては、部材の一例である2枚の板材62、63を当接させて締結する構造であって、リベットを用いた部材の締結構造42と同様、リベット46の軸部64とかしめ部49との境界部分65の直径は軸部64の直径と同一となっている。かしめ部49はテーパー状の掛止用窪み66を備えた座金67に掛止されており、かしめ部49の中央には、取り外し用ドリルの先端部をガイドし、位置決めする窪み68が形成されている。
図8は本発明の他の実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造10aである。リベットを用いた部材の締結構造10aにおいては、リベット28aの頭部33aの中央には、取り外し用ドリルの先端部をガイドし、位置決め可能な円錐状の窪み33bが形成されている。また、リベット28aのかしめ部29aの形状は普通の丸頭状となっている。かかる構成によって、踏み桟が破損して交換するためにリベット28aを除去する時、取り外し用ドリル69aの先端部を、リベット28aの頭部33aの窪み33bに挿入してドリリングすることができる。なお、符号34aはリベット28aの軸部である。
図9には、本発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造10の第4の変形例のリベットを用いた部材の締結構造19を示す。なお、リベットを用いた部材の締結構造19において、リベットを用いた部材の締結構造10と同じ構成要素については、同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図9に示すように、リベットを用いた部材の締結構造19においては、リベット19aの両端部共、図6に示すリベットを用いた部材の締結構造42のリベット45のかしめ部48及び座金60と同様、かしめ部48a、48b及び座金60a、60bが設けられている。即ち、リベット19aの頭部は、かしめ部48a及び座金60aにより構成され、一方、足側(頭部と反対側の部分、即ち基部)は、かしめ部48b及び座金60bにより構成されている。
図10(A)、(B)にはそれぞれ、図8に示す本発明の一実施の形態に係るリベット28aの第1の変形例のリベット28b、第2の変形例のリベット28cを示す。なお、リベット28b及びリベット28cも、リベット28aと同様、リベットを用いた部材の締結構造に用いることができる。
図10(A)に示すように、リベット28bの頭部50aに隣接する軸部51aには縮径部51bが設けられている。かかる構成によって、踏み桟が破損して交換するためにリベット28bを除去する時、軸部51aの直径以下で、縮径部51bの直径以上の取り外し用ドリルを、リベット28bの頭部50aに入れて頭部50aを除去することができる。軸部51aの足部には、窪み38aが形成されている。
図10(B)に示すように、リベット28cの頭部33cの中央には、リベット28aと同様、取り外し用ドリルの先端部をガイドし、位置決め可能な円錐状の窪み33dが形成されると共に、リベット28cの頭部33cに隣接する軸部51cには縮径部51dが設けられている。かかる構成によって、リベット28cを除去する時、軸部51cの直径以下で、縮径部51dの直径以上の取り外し用ドリルの先端部を、リベット28cの頭部33cの窪み33dに挿入してドリリングすることができる。軸部51cの縮径部51dと反対側には縮径した中実の足部37aが形成されている。
図11には座金53、60の変形例である座金53aを示す。
図11に示すように、座金53aは図5に示す座金53と同様に、摺動面55aが設けられ、座金53の摺動面55に連接する放物線状の掛止用窪み56の代わりに、掛止用窪みの一例である段付き孔56aが形成されている。従って、座金53aの段付き孔56aは、リベットの外方向に向けて開いた円柱状となっている。更に、座金53aの周囲には面取りRがなされている。なお、座金53aにおいて、段付き孔56aを形成することなく、板厚方向全部に摺動面を形成してストレートの孔(掛止用窪みの一例)とし、座金の外側面でかしめ部を掛止することもできる。また、段付き孔56aのように円柱状に形成する代わりに、円錐台状に形成することもできる。
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明のリベットを用いた部材の締結構造を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、リベット28、46を介して締結する部材として支柱15及び踏み桟18、板材62、63を用いたが、これに限定されず、必要に応じて、その他の部材を使用することもできる。
リベット、座金、及びリベットを介して締結する支柱や踏み桟の材質をアルミ合金としたが、これに限定されず、必要に応じて、その他の材質のものを用いることもできる。例えば、リベットの場合では、鉄や銅を、座金の場合では、鉄や銅や樹脂を、支柱や踏み桟の場合では、鉄やFRP材を使用することもできる。
リベット28の頭部33の形状を平頭状としたが、これに限定されず、状況に応じて、丸頭、鍋頭、トラス頭に形成することもできる。
かしめ前のリベットの先端部(足部)は、部材の取付孔、及び座金の摺動面(内径d)又は掛止用窪みを貫通し易いように、C面取りを行なうこともできる。
リベット28のかしめ部29を形成する際の、かしめ力を小さくしたり、また、かしめ力を調整することができるようにするため、中央に窪み38が形成されているかしめ前のリベット36の軸側端部(足部)37の先端部に放射状のスリットを周方向に複数個所形成して、先端部を分割することもできる。
ドリルの先端部を挿入するリベットの窪みの形状は、使用するドリルの刃先の形状やリベットの材質等を考慮して適宜決定される。
かしめ部の軸端が座金の外面と一致するように、即ち、かしめ部が座金の外面より突出しないように構成したが、これに限定されず、状況に応じて、かしめ部の一部が座金の外面より突出するように構成することもできる。ただし、かしめ部の突出した部分は、必要に応じて、クラインダー等で滑らかな形状に仕上げ処理することができる。
本発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造の適用個所を示す作業台の説明図である。 図1の矢視A−A図である。 図1の矢視B−B断面図である。 かしめ作業前の図1の矢視B−B断面図である。 本発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造の第1の変形例を示す説明図である。 同リベットを用いた部材の締結構造の第2の変形例を示す説明図である。 同リベットを用いた部材の締結構造の第3の変形例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造の説明図である。 本発明の一実施の形態に係るリベットを用いた部材の締結構造の第4の変形例を示す説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ、本発明の一実施の形態に係るリベットの第1、第2の変形例を示す説明図である。 座金の変形例を示す説明図である。 従来例に係るリベットを用いた部材の締結構造の断面図である。
10、10a:リベットを用いた部材の締結構造、11:作業台、12:天板、12a、12b:折り畳み連結機構、13、14:支持脚、15、16:支柱(部材)、17:開口、18、18a〜18g:踏み桟(部材)、19:リベットを用いた部材の締結構造、19a:リベット、20、20a:側板、21、21a:側板、22、23:取付孔、24、25:側板、26、27:取付孔、28、28a、28b、28c:リベット、29、29a:かしめ部、30:座金、31:窪み、32:掛止用窪み、33、33a:頭部、33b:窪み、33c:頭部、33d:窪み、34、34a:軸部、35:境界部分、36:リベット、37、37a:足部、38、38a:窪み、39:裏面、40:端面、41、42、43:リベットを用いた部材の締結構造、44、45、46:リベット、47:かしめ部、47a:窪み、48、48a、48b:かしめ部、49:かしめ部、50、50a:頭部、51、51a:軸部、51b:縮径部、51c:軸部、51d:縮径部、52:境界部分、53、53a:座金、54:裏面、55、55a:摺動面、56:掛止用窪み、56a:段付き孔、57:軸部、58:境界部分、59:掛止用窪み、60、60a、60b:座金、61:窪み、62、63:板材(部材)、64:軸部、65:境界部分、66:掛止用窪み、67:座金、68:窪み、69、69a:ドリル

Claims (4)

  1. 一方にかしめ部が形成された中実のリベットを介して部材同士が締結されたリベットを用いた部材の締結構造において、
    前記かしめ部の中央には窪みが形成され、前記かしめ部は前記部材に、該かしめ部の一部又は全部が嵌入する円錐台状の掛止用窪みが形成された座金を介して形成され、しかも、前記かしめ部と前記リベットの軸部の境界部分の直径は、前記軸部の直径より小さいことを特徴とするリベットを用いた部材の締結構造。
  2. 請求項1記載のリベットを用いた部材の締結構造において、前記軸部と前記かしめ部の境界部分の直径は、前記軸部の直径の0.7〜0.85倍であることを特徴とするリベットを用いた部材の締結構造。
  3. 請求項記載のリベットを用いた部材の締結構造において、前記リベットの他方には頭部が形成されていることを特徴とするリベットを用いた部材の締結構造。
  4. 請求項記載のリベットを用いた部材の締結構造において、前記頭部に隣接する前記軸部に縮径部が設けられていることを特徴とするリベットを用いた部材の締結構造。
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