JPH08261225A - 取付リベットのカバー - Google Patents

取付リベットのカバー

Info

Publication number
JPH08261225A
JPH08261225A JP7085990A JP8599095A JPH08261225A JP H08261225 A JPH08261225 A JP H08261225A JP 7085990 A JP7085990 A JP 7085990A JP 8599095 A JP8599095 A JP 8599095A JP H08261225 A JPH08261225 A JP H08261225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
seat member
rivet
cover
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7085990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3325740B2 (ja
Inventor
Yasusuke Ishii
庸介 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP08599095A priority Critical patent/JP3325740B2/ja
Priority to KR1019960004657A priority patent/KR0181622B1/ko
Publication of JPH08261225A publication Critical patent/JPH08261225A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3325740B2 publication Critical patent/JP3325740B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B19/00Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
    • F16B19/04Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リベットの頭部などの被覆、化粧状態を安定
的に維持する。該被覆、化粧状態が損なわれた際に、容
易かつ確実にその修復ができるようにする。 【構成】 座部材10の立上がり側板部13の外側には
係合突部14が設けられていると共に、キャップ20の
内側には、キャップ20に座部材10が嵌め込まれた際
に、座部材10の係合突部14に係合する係合突部21
が、突き出し状に備えられている。また、キャップ20
の上部側の開口縁部に、キャップ20に嵌め合わされる
座部材10の上端面15の上方に位置付けられる内鍔2
2を備えると共に、この内鍔22と、座部材10の上端
面15との間に光反射シート30’が着脱可能に挟み付
けられてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リベットの頭部ある
いは該リベットのカシメられた桿部先端に対して取付け
られて、該リベットの頭部や、カシメられた桿部先端を
被覆、化粧する取付けリベットのカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】二つの部材を留め付けるにあたり、リベ
ットが用いられる場合にあっては、該リベットが用いら
れる物品によっては、該リベットの頭部あるいはカシメ
られた桿部先端が、このリベットが用いられた物品の表
側など外観上目立つ部分にそのまま表われることが適当
でないことも多い。
【0003】こうしたことから、物品の外観上目立つ部
分に表わされるリベットRの頭部r’あるいはカシメら
れた桿部r先端部に塗装を施したり、また、図13に示
されるように化粧シートSを貼り着けて、該リベットR
の頭部r’等を被覆、化粧することが行なわれていた。
【0004】また特に、ランドセルなどの学童の使用す
るかばん、袋物などの物品に用いられるリベットRにあ
っては、該学童の歩行中の安全を確保するなどの観点か
ら、これらのかばんなどの外側に表われるリベットRの
頭部r’などに貼り着けられる前記化粧シートSが光反
射シートとされる場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のリ
ベットRの被覆、化粧の手法では、該リベットRの用い
られている物品の使用に伴って、通例該物品の表面など
に突き出された状態で取り着けられることの多いこの被
覆、化粧の施されているリベットRの頭部r’などは傷
付き易いため、該リベットRの頭部r’などに施された
前記塗装、化粧シートSに剥げなどの損傷を生じ易く、
リベットRの被覆、化粧状態を経時的に維持し難いもの
であった。
【0006】また、こうしたリベットRの被覆、化粧状
態の毀損は、該リベットRの頭部r’などの露呈を招
き、該頭部r’などに経時的に生じ得る錆などによりリ
ベットRの用いられている物品の外観を損なわせるもの
であった。
【0007】また、前記ランドセルなどに用いられるリ
ベットRにあっては、光反射シートとされる前記化粧シ
ートSの毀損は、学童の歩行中の安全の確保に難を生じ
させるものであった。
【0008】しかるに、このようにリベットRの被覆、
化粧状態が毀損された場合、従来はリベットRの頭部
r’などに直接前記塗装ないしは化粧シートが施されて
いるため、その修復にはリベットR自体の取り替えを要
することが多いところ、これには毀損されたリベットR
の取り外しの後、取り替えリベットR取り付けのための
カシメ作業を要し、また、このような作業は専用の工具
などを要するため一般需要者においてはなし難いもので
あった。
【0009】そこでこの発明は、第一に、リベットの頭
部などの被覆、化粧状態を安定的に維持することを目的
とする。また、第二に、該被覆、化粧状態が損なわれた
際に、容易かつ確実にその修復ができるようにすること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に、請求項1記載の発明では、取付リベットのカバーC
を、周縁11aに立上がり側板部13を備えており、か
つ、リベット桿部rの挿通穴12を底板11に備える座
部材10と、筒状のキャップ20とからなり、前記座部
材10の立上がり側板部13の外側には係合突部14が
設けられていると共に、前記キャップ20の内側には、
該キャップ20に前記座部材10が嵌め込まれた際に、
前記座部材10の係合突部14に係合する係合突部21
が、突き出し状に備えられている構造のものとした。
【0011】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の発明に係る取付リベットのカバーCがさらに、キ
ャップ20の上部側の開口縁部に、該キャップ20に嵌
め合わされる座部材10の上端面15の上方に位置付け
られる内鍔22を備えると共に、このキャップ20の内
鍔22と、前記座部材10の上端面15との間に化粧シ
ート30が着脱可能に挟み付けられてある構造を備えた
ものとした。
【0012】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
2記載の発明に係る取付リベットのカバーCがさらに、
前記化粧シート30を、光反射シート30’として備え
ているものとした。
【0013】
【作用】この発明に係る取付けリベットのカバーCは、
周縁11aに立上がり側板部13を備えており、かつ、
リベット桿部rの挿通穴12を底板11に備える座部材
10と、筒状のキャップ20とからなると共に、この座
部材10とキャップ20とに、該キャップ20に座部材
10が嵌め込まれた際に係合し合う係合突部14、係合
突部21をそれぞれ備えることから、座部材10のキャ
ップ20への嵌め込み、係合により、リベットRの頭部
r’あるいはカシメられたリベット桿部rの先端部をキ
ャップ20により、少なくとも側方から囲うように、被
覆、化粧することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明に係る取付リベ
ットのカバーCでは、特に請求項1記載の取付リベット
のカバーCのキャップ20の上部側の開口縁部に、該キ
ャップ20に嵌め合わされる座部材10の上端面15の
上方に位置付けられる内鍔22が設けられていると共
に、このキャップ20の内鍔22と、前記座部材10の
上端面15との間に化粧シート30が着脱可能に挟み付
けていることから、座部材10のキャップ20への嵌め
込み、係合により、リベットRの頭部r’あるいはカシ
メられたリベット桿部rの先端部をキャップ20によ
り、側方から囲うように被覆、化粧することができると
共に、前記化粧シート30により上方からも被覆、化粧
することができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明に係る取付リベットのカバー
Cの典型的な実施例を、図1ないし図12に基いて説明
する。
【0016】なお、図1および図3は、実施例に係るカ
バーCをランドセルBの蓋bの下部b’に取付けられる
リベットRのカバーとして用いている状態を、該ランド
セルBを斜視の状態で(図1)、また、該リベットRの
取付個所を断面にして(図3)、それぞれ示している。
また、図2は、実施例に係るカバーCの用いられるリベ
ットRによりランドセルBの蓋bの下部b’に取付けら
れる、該蓋bをランドセルBの底部側で留め付ける金具
Kを備えた取付片Tと、該蓋bと、カバーCおよびリベ
ットRの全体構成を理解し易いように、これらを分離
し、斜視の状態で示している。
【0017】また、図4は、実施例に係るカバーCを構
成する座部材10、キャップ20および光反射シート3
0’と、このカバーCが用いられるリベットRの全体構
成を理解し易いように、これらを分離し、斜視の状態で
示している。
【0018】また、図5ないし図8は、実施例に係るカ
バーCを構成する座部材10を、該座部材10を上面側
から見た状態(図5)、側面側から見た状態(図6)、
底面側から見た状態(図7)、側断面にした状態(図
8)として、それぞれ示している。
【0019】さらに、図9ないし図12は、実施例に係
るカバーCを構成するキャップ20を、該キャップ20
を上面側から見た状態(図9)、側面側から見た状態
(図10)、底面側から見た状態(図11)、側断面に
した状態(図12)として、それぞれ示している。
【0020】以上の各図に示されるカバーCは、リベッ
トRの頭部r’あるいは、該リベットRのカシメられた
桿部r先端に対して取り付けられて、該リベットRの頭
部r’や、カシメられた桿部r先端を、被覆、化粧させ
るように用いられる。
【0021】すなわち、図3に特に示されるように、前
記カバーCは、リベットRの頭部r’あるいはカシメら
れた桿部r端と、このリベットRの取付けられる部材と
の間で挾持、取り付けられる座部材10と、この座部材
10を嵌め入れるキャップ20とを主体に構成されてお
り、該キャップ20に座部材10を嵌め入れ、該キャッ
プ20と座部材10とを係合させることにより、該リベ
ットRの頭部r’あるいはカシメられた桿部r端を被
覆、化粧するものである
【0022】ここで、この実施例では、図1および図2
に示されるように、ランドセルBの蓋bをランドセルB
の座部に設けられる蓋係止金具に対して係止させる金具
Kを下端t’に備えた略Y字状の取付片Tを、前記蓋b
に対して留め付けるリベットRの該蓋bの表側に表われ
る頭部r’を被覆、化粧するように、カバーCを用いた
例を示している。
【0023】先ず、前記座部材10は、略円板状の底板
11と、この底板11の周縁11aに、該周縁11aを
巡るように立上がり状に設けられた側板部13とを備え
ている。
【0024】底板11の略中央部には、前記リベットR
の桿部rの挿通穴12が開設されている。
【0025】また、前記側板部13の先端部外側には、
図6および図8に特に示されるように、後述キャップ2
0の係合突部21と係合し合う係合突部14が、前記側
板部13の外周を巡るように設けてある。この係合突部
14は、前記側板部13の先端側に、該側板部13の外
側面13aに対して略平行をなす垂直面14aを備えて
いると共に、該側板部13の基部側に、この垂直面14
aに続き、かつ、該基部側に向けて内搾り状に傾斜する
傾斜面14bを備えている。
【0026】また、前記側板部13の先端部には、前記
底板11の面と略平行をなす上端面15が形成されてお
り、この上端面15の外周縁には、外側面を前記係合突
部14の垂直面14aと面一とする環状の立上り縁15
aが設けられている。
【0027】一方、前記キャップ20は、この実施例で
は、両端部を開口20a、20bさせた円筒状に構成さ
れていると共に、上部開口20aに、このキャップ20
に前記座部材10を嵌め込んだ際に、該座部材10の前
記上端面15の上方に位置付けられる周回状をなす内鍔
22を備えている。
【0028】また、前記キャップ20の下部開口20b
側には、このキャップ20に前記座部材10を嵌め込ん
だ際に、該座部材10の前記係合突部14と係合し合う
3つの係合突部21、21…が相互に略等しい間隔を介
するように設けてある。
【0029】図9、図11および図12に特に示される
ように、この係合突部21、21…は、前記下部開口2
0b側に該下部開口20b側から上部開口20a側に向
けて内搾まり状に傾斜する傾斜面21aを備えていると
共に、前記上部開口20aに向けられた側に、この傾斜
面21aに続き、かつ、前記内鍔22の面に向き合った
水平面21bを備えている。なお、この各係合突部2
1、21…は、該係合突部21の中央部から両端側に向
けて、前記キャップ20の内面からの突き出し寸法を次
第に小さくし、かつ、該キャップ20の筒軸方向に向け
た厚さ寸法を次第に小さくするように構成されている。
【0030】また、前記内鍔22の上面には、該内鍔2
2の内側縁22aとの間にやや間隔を開けて、前記上部
開口20aを巡る周回溝22bが設けられている。ま
た、前記各係合突部21、21…の直上に位置する前記
周回溝22b内には、該係合突部21の前記キャップ2
0の内側面からの突き出し寸法よりも幅広で、かつ、該
係合突部21の両端間の長さ寸法よりもやや長寸の窓穴
23、23…がそれぞれ開設されており、該キャップ2
0の上部側においてこの各窓穴23、23より前記各係
合突部21、21…がそれぞれ覗き、また、覗き見られ
る各係合突部21、21…がそれぞれ各窓穴23、23
…内に収まった状態で覗く構成とされている。従って、
この実施例に係るカバーCを構成するキャップ20を、
プラスチック材料により成形して得る場合には、この窓
穴23により、上下一対の成形型を用いることにより係
合突部21を容易に成形することができる。
【0031】次いで、以上のように構成されるカバーC
の前記座部材10は、例えば、図2に示されるように、
ランドセルBの蓋bの下部b’に対して、下端t’にラ
ンドセルBの底部に設けられる蓋係止金具に対して係止
される金具Kが設けられ、かつ、二つに分岐された上端
t、tを備えるY字状の取付片Tを、その両上端t、t
に設けられた穴H’、H’と蓋bの下部b’に設けられ
たこれに対応した穴H、Hとに桿部rを挿し入れて、か
つ、該桿部r先端をカシメることにより留め付けるリベ
ットRの頭部r’の下面と、蓋bの穴H縁面との間で前
記座部材10が挟み込み状に組み付けられるように、該
リベットRの桿部rを座部材10の上端面15側から該
座部材10の底板11に設けられた挿通穴12内に挿し
入れた後、前記のように該桿部r先端をカシメ付けるこ
とにより、蓋bに対して取り付けられる。
【0032】なお、この実施例とは別に、前記取付片T
の穴H’側から、該穴H’、蓋bの穴Hを連通するよう
に桿部rの挿し入れられたリベットRの該桿部r先端部
を前記座部材10の下面側から前記底板11の挿通穴1
2に挿し入れた後カシメて、このカシメられた桿部rの
先端部と蓋bの穴H縁面との間で座部材10を挟み込み
状に組み付けても良い。
【0033】そして、このようにランドセルBの蓋bに
取り付けられたリベットRの頭部r’又は桿部r先端の
カシメ部の座として取り付けられた前記座部材10を、
前記下部開口20b側から嵌め込むように、該座部材1
0に対して前記キャップ20を嵌め合わせることによ
り、該座部材10の側板部13の外側面に設けられた係
合突部14とキャップ20の内側に設けられた係合突部
21とを係合し合わせて、座部材10に対してキャップ
20を前記嵌め合わせ状態に組み付けることができる。
【0034】すなわち、この実施例では、前記座部材1
0の係合突部14の垂直面14a部の外径Xに対して、
前記キャップ20の内側に設けられた3個所の係合突部
21、21…の該キャップ20の内面からの突き出し寸
法が最も大きい各係合突部21、21…の中央部がそれ
ぞれ接する仮想の円Yの径Y’がやや小さくなるように
構成されている。従って、座部材10をその上端面15
側から、キャップ20の下部開口20bより該キャップ
20内に嵌め入れることにより、前記座部材10の係合
突部14の垂直面14aにキャップ20の係合突部21
を接しさせて該係合突部21を若干弾性変形させなが
ら、更に座部材10をキャップ20内に押し入れること
により、前記係合突部14の垂直面14aと傾斜面14
bが接し合う位置よりも下方にキャップ20の係合突部
21を位置させ、この位置で該係合突部21を弾性復帰
させて、キャップ20の係合突部21の水平面21b側
が座部材10の係合突部の傾斜面14bに引っ掛る状態
とすることにより、座部材10をキャップ20に嵌め付
けることができる。
【0035】なお、前記のようにキャップ20の各係合
突部21、21…は、キャップ20の下部開口20b側
に傾斜面21aを備えており、また、この各係合突部2
1、21…は互いに略同一の間隔を介するように分離し
て設けられていることから、前記座部材10のキャップ
20への嵌め込みにあたり、各係合突部21、21…は
弾性変形され易く、この嵌め込みはスムースなものとさ
れる。
【0036】また、この実施例では、前記座部材10の
前記上端面15の周縁に立上り縁15aが設けられてお
り、この立上り縁15aの内側間の径Zと略同径の円板
状の化粧シート30をリベットRに座部材10を取り付
けた状態でこの立上り縁15a内に嵌め込み、この座部
材10の上側を該化粧シート30で覆った状態とした
後、前記キャップ20に座部材10を嵌め込むことによ
り、キャップ20の上部開口20aをこの化粧シート3
0で塞いだ状態で、リベットRを被覆、化粧できる構成
とされている。
【0037】ここで前記キャップ20の上部開口20a
には前記内鍔22が設けられており、この内鍔22の内
縁間の径Z’は前記化粧シート30の径より小さく設定
されていることから、該化粧シート30は座部材10の
キャップ20への嵌め込みにより、該座部材10の上端
面15とキャップ20の内鍔22の下面との間で安定的
に保持される。
【0038】これにより、ランドセルBの蓋bに取付け
られたリベットRの頭部r’が該蓋bの表側から見えな
いように被覆、化粧することができ、リベットRの頭部
r’に経時的に生じる錆びなどにより、ランドセルBの
外観が損なわれることがないようにすることができる。
【0039】また、図3に特に示されるように、前記化
粧シート30は、前記キャップ20の内鍔22により上
方から押えられており、この内鍔22の肉厚寸法分、前
記化粧シート30の表面はキャップ20の上端面よりも
下方に位置付けられることから、ランドセルBの使用に
伴って化粧シート30に傷などを生じさせ難い。
【0040】また、この化粧シート30を、特に光反射
シート30’とすることによって、ランドセルBを使用
する学童などの歩行中の安全を確保する見地からランド
セルBへの貼着などが要請される光反射シートを体裁良
くランドセルBに備えさせることが可能となる。
【0041】特に、この実施例に係るカバーCでは、前
記キャップ20の内鍔22により、該光反射シート3
0’が傷付きにくいものとされるので、このカバーCに
よりランドセルBに備えられる該光反射シート30’は
所要の光反射の機能を維持し易いものとされ、ランドセ
ルBへの光反射シート貼着の要請を満足させるのに特に
適している。
【0042】また、光反射シート30’が傷付いた場合
であっても、前記キャップ20の係合突部21と座部材
10の係合突部14との係合を、座部材10からキャッ
プ20と強く引き外すことで解いた後、光反射シート3
0’を取り替え、再び前記キャップ20と座部材10と
を嵌め付けることで容易に対処ができる特長を有してい
る。
【0043】特にこの実施例では、前記キャップ20の
係合突部21が引っ掛る前記座部材10の係合突部14
の底板11側に前記傾斜面14bを備えていることか
ら、前記キャップ20と前記座部材10との前記係合解
除を、ある程度の力でキャップ20を上方に引っ張るこ
とで係合突部21、14の破損を招くことなく無理なく
行え、前記光反射シート30’取替え後の再度の係合に
支障を生じさせることはない。
【0044】なお、以上に説明した実施例とは別に、キ
ャップ20の前記上部側を開口させないでキャップ20
を構成して、キャップ20の前記座部材10への嵌め付
けにより、取付リベットRの頭部r’などをこのキャッ
プ20のみをもって被覆、化粧する構成としても良い。
【0045】また、キャップ20および座部材10の形
状等は、必要に応じて適宜変更して良く、例えば座部材
10を角筒状に構成し、これに対応した形状をなす角筒
状にキャップ20を構成しても構わない。
【0046】
【発明の効果】この発明に係る取付リベットのカバーC
は、周縁11aに立上がり側板部13を備えており、か
つ、リベット桿部rの挿通穴12を底板11に備える座
部材10と、筒状のキャップ20とからなると共に、こ
の座部材10とキャップ20とに、該キャップ20に座
部材10が嵌め込まれた際に係合し合う係合突部14、
係合突部21をそれぞれ備えており、座部材10のキャ
ップ20への嵌め込み、係合により、リベットRの頭部
r’あるいはカシメられたリベット桿部rの先端部をキ
ャップ20により、少なくとも側方から囲うように、被
覆、化粧することができるので、リベットRの頭部r’
などの被覆、化粧状態を容易に作り出すことができると
共に、この被覆、化粧状態を安定的に維持できる。
【0047】また、特に、請求項2記載の発明に係る取
付リベットのカバーCでは、請求項1記載の取付リベッ
トのカバーCがさらに、そのキャップ20の上部側の開
口縁部に、該キャップ20に嵌め合わされる座部材10
の上端面15の上方に位置付けられる内鍔22を備える
と共に、このキャップ20の内鍔22と、前記座部材1
0の上端面15との間に化粧シート30が着脱可能に挟
み付けられている構成を備え、座部材10のキャップ2
0への嵌め込み、係合により、リベットRの頭部r’あ
るいはカシメられたリベット桿部rの先端部をキャップ
20により、側方から囲うように被覆、化粧すると共
に、前記化粧シート30により上方からも被覆、化粧す
ることができるので、リベットRの頭部r’などを完全
に被覆することができる。
【0048】また、化粧シート30はキャップ20の内
鍔22と座部材10の上端面15との間に着脱自在に挾
み付けられていることから、キャップ20の内鍔22よ
りも化粧シート30は下方に位置し、化粧シート30は
傷付き難いものとされ、化粧シート30による前記被
覆、化粧状態を安定的に維持することができる。
【0049】また、化粧シート30が傷付くなどした場
合には、キャップ20と座部材10との係合を解いてこ
の傷付いた化粧シート30を取り替えることができ、所
期の前記被覆、化粧状態に容易かつ確実に修復、復帰さ
せることができる。この結果、一般需要者においても容
易にこの修復がなし得る特長を有している。
【0050】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
2記載の発明に係る取付リベットのカバーCがさらに、
前記化粧シート30を光反射シート30’としているこ
とから、このカバーCにより学童などが用いるランドセ
ルBなどのかばんなどに対して、該学童などの歩行中の
安全を確保する見地からランドセルBなどへの貼着など
が要請される光反射シート30’を体裁良く、また、傷
付き難い状態で、該ランドセルBなどに備えさせること
のできる特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るカバーCを用いたランドセルBの
斜視図
【図2】実施例に係るカバーC、リベットR、および、
該リベットRにより留め付けられるランドセルBの蓋b
および取付片Tの要部々分を表わした分離斜視図
【図3】カバーCの使用状態を示す側断面図
【図4】カバーCの構成部材の分離斜視図およびリベッ
トRの斜視図
【図5】座部材10の平面図
【図6】座部材10の側面図
【図7】座部材10の底面図
【図8】図5におけるA−A線断面図
【図9】キャップ20の平面図
【図10】キャップ20の側面図
【図11】キャップ20の底面図
【図12】図9におけるB−B線断面図
【図13】従来例を示す側断面図
【符号の説明】
r 桿部 10 座部材 11 底板 11a 周縁 12 挿通穴 13 側板部 14 係合突部 15 上端面 20 キャップ 21 係合突部 22 内鍔 30 化粧シート 30’ 光反射シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁に立上がり側板部を備えており、か
    つ、リベット桿部の挿通穴を底板に備える座部材と、筒
    状のキャップとからなり、 前記座部材の立上がり側板部の外側には係合突部が設け
    られていると共に、前記キャップの内側には、該キャッ
    プに前記座部材が嵌め込まれた際に、前記座部材の係合
    突部に係合する係合突部が、突き出し状に備えられてい
    ることを特徴とする取付リベットのカバー。
  2. 【請求項2】 キャップの上部側の開口縁部には、該キ
    ャップに嵌め合わされる座部材の上端面の上方に位置付
    けられる内鍔が設けられていると共に、 このキャップの内鍔と、前記座部材の上端面との間に化
    粧シートが着脱可能に挟み付けられてあることを特徴と
    する請求項1記載の取付リベットのカバー。
  3. 【請求項3】 前記化粧シートが、光反射シートとして
    あることを特徴とする請求項2記載の取付けリベットの
    カバー。
JP08599095A 1995-03-20 1995-03-20 取付リベットのカバー Expired - Fee Related JP3325740B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08599095A JP3325740B2 (ja) 1995-03-20 1995-03-20 取付リベットのカバー
KR1019960004657A KR0181622B1 (ko) 1995-03-20 1996-02-26 부착리벳의 커버

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08599095A JP3325740B2 (ja) 1995-03-20 1995-03-20 取付リベットのカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08261225A true JPH08261225A (ja) 1996-10-08
JP3325740B2 JP3325740B2 (ja) 2002-09-17

Family

ID=13874121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08599095A Expired - Fee Related JP3325740B2 (ja) 1995-03-20 1995-03-20 取付リベットのカバー

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3325740B2 (ja)
KR (1) KR0181622B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005233413A (ja) * 2004-01-20 2005-09-02 Nakao:Kk リベットを用いた部材の締結構造、リベットを用いた部材の締結方法及びリベット
KR102272464B1 (ko) * 2020-03-06 2021-07-02 김형석 납골함 고정용 로젯

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005233413A (ja) * 2004-01-20 2005-09-02 Nakao:Kk リベットを用いた部材の締結構造、リベットを用いた部材の締結方法及びリベット
JP4642370B2 (ja) * 2004-01-20 2011-03-02 株式会社ナカオ リベットを用いた部材の締結構造
KR102272464B1 (ko) * 2020-03-06 2021-07-02 김형석 납골함 고정용 로젯

Also Published As

Publication number Publication date
KR960034776A (ko) 1996-10-24
KR0181622B1 (ko) 1999-05-15
JP3325740B2 (ja) 2002-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9347474B2 (en) Clip
US4432474A (en) Handle and actuating device for pressurized dispensers
JP3254095B2 (ja) 紐固定具
JPH02261402A (ja) 自動停止装置付きスライドファスナー用スライダーの仮引手
US7438341B1 (en) Headliner retainer
EP0460972B1 (en) Pull tab for slide fastener sliders
WO2006017464A2 (en) Personalizing luggage
US20040226856A1 (en) Cosmetic case
JPH08261225A (ja) 取付リベットのカバー
US20100139058A1 (en) Female part of a snap fastener
US4534487A (en) Blind securement of cover plates and the like
US2629635A (en) Wheel cover
US4198733A (en) Fabric covered button
US2619640A (en) Combination cap and eyeshield
US2444053A (en) Wheel structure
JPH05240231A (ja) スナップファスナおよびそれの組立工具
US2584142A (en) Wheel cover
JP3218503U (ja) 双輪キャスター
JPH0754503Y2 (ja) 取付座板
US2493002A (en) Wheel cover
JP2554329Y2 (ja) ナットキャップ
JP2556997Y2 (ja) 壜用合成樹脂製把手
US2861317A (en) Ornamental snap fastener assembly
KR101947766B1 (ko) 스냅 버튼
JPH021183Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees