JP4641696B2 - 消化管下部溶解性コーティング製剤 - Google Patents

消化管下部溶解性コーティング製剤 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、消化管下部での薬物の放出を促進するための消化管下部溶解性コーティング製剤、さらに詳しくは、薬物を含有する核顆粒などの表面に塗布して消化管下部溶解性コーティング製剤を製造するためのコーティング基剤分散液、ならびに該消化管下部溶解性コーティング剤分散液を用いて薬物を含有する核顆粒を被覆した大腸デリバリーコーティング顆粒に関するものである。
背景技術
近年腸溶性コーティング基剤による徐放性製剤の開発が盛んに行われているが、これらの製剤では小腸を通過する時点で薬物はほとんど放出されてしまう。一方、薬物によっては、小腸での放出に加えて大腸でも放出され、長時間作用が持続する製剤が望まれる。しかしながら、医薬製剤を経口投与すれば、強い酸性域にある胃を通り、腸内では中性からアルカリ性域に変わるなど大腸に達するまでには種々のpH域を通ることとなる。したがって、このようなpHの種々変動する消化管内を通過して消化管下部の大腸まで薬剤を到達せしめることが大きな課題となっている。特に1日1回投与を目的として大腸部位での放出部を含む製剤や大腸デリバリーを目的とした製剤ではpHが7付近に上昇する回腸部を通過する時にコーティング基剤が直ちに溶解することなく薬剤を保持している必要がある。
また、製剤をヒトに経口投与した後の大腸到達時間は4から6時間程度と言われており、1日1回投与を目的とした徐放性製剤では、大腸に到達してもなお薬物を徐々に溶出させないと24時間までの十分な血中薬物濃度の持続は得られず、目的とする治療効果が充分発揮されない恐れがある。言い換えれば、かかる医薬製剤では確実に大腸に到達し、その後に大腸部において十分に薬物を放出せしめる必要がある。
従来より知られている腸溶性コーティング基剤の大部分は溶解するpHが7より低い物であり、pHが7付近で溶解する腸溶性コーティング基剤としては、アクリル系コーティング基剤のメタアクリル酸・メタアクリル酸メチルコポリマー(レーム社製・オイドラギツトS)およびセルロース系コーティング基剤のヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(信越化学工業製 AQOAT AS−HF)が挙げられる。これらの腸溶性コーティング基剤は有機溶媒に溶解したり、水分散液の状態でコーティング処理に供される。近年は有機溶媒の使用が環境問題から規制される方向にあり、コーティング処理は水分散液などの水系で行う方法が普及しつつある。
特公昭60−43334号公報にはアクリル系コーティング基剤の乳化液が記載されている。しかし、このようなアクリル系コーティング基剤乳化液を用いてコーティングをほどこすと、腸溶性コーティング皮膜中に重合開始剤、連鎖移動剤、未反応のモノマーなどが不純物として混入し、医薬品としての安全性に不安を残して好ましくない。
特公昭56−12614号公報には平均粒子径100μm以下のセルロース系コーティング基剤と可塑剤を用いる水分散液が記載されている。しかし、このような水分散液は温度に対する安定性が悪く、コーティング基剤の凝集が起こり沈殿が生じる欠点がある。
特開平7−109219号公報には平均粒子径10μm以下の腸溶性コーティング基剤、可塑剤および陰イオン界面活性剤を含む腸溶性コーティング剤分散液は、温度変化があってもコーティング基剤が凝集することなく長期間安定に均一に分散することが記載されている。しかしながら、用いられるヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(HPMCAS)の溶解pHは高い物で約7であり、またその溶解pHにも幅があるためコーティングを施した製剤をヒトに経口投与した場合、小腸域で溶解し、薬物が放出されてしまう。
特開平2−289512号公報には腸溶性コーティング顆粒の核顆粒に有機酸を多量(核顆粒重量の30〜50%)に配合してpH上昇後の耐アルカリ性を目指した製剤が記載されている。しかし、このような製剤について、ニカネン(Nykanen)らは核顆粒中に多量の有機酸を添加してもHPMCASコーティング腸溶性顆粒の薬物溶出が In vivoで徐放化せず、酸を添加しなかった顆粒と同様のイブプロフェン血中濃度推移を示したことを報告している
(International journal of pharmaceutics、vol.184、pp.251−261、1999)。
発明の開示
本発明は、経口投与用製剤において、経口投与後消化管下部の大腸においてもなお薬物の放出が行なわれるようなコーティング製剤を提供することを目的とし、かかる目的を達成するために有用な、pHが7付近に上昇する回腸部を通過する時にコーティング基剤が直ちに溶解することのない消化管下部溶解性コーティング剤分散液を提供する。本発明は、また、かかる消化管下部溶解性コーティング剤分散液を用いて、薬物含有核顆粒をコーティングすることにより、大腸に到達し更には到達後大腸部において十分に薬物を溶出できる大腸デリバリーコーティング顆粒を提供するものである。
すなわち、本発明は、コーティング基剤としてpH7付近で溶解するヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(HPMCAS)を用い、これに常法により可塑剤および陰イオン界面活性剤を配合すると共にさらに酸を配合した消化管下部溶解性コーティング剤分散液を提供するものであり、その際用いられるHPMCASが10μm以下の平均粒子径を有し、濃度2〜20重量%で水中に分散されており、かつ酸がHPMCASの100重量部に対して1〜10重量部配合されることを特徴とする。
本発明はまた薬物を含有する核顆粒を、上記消化管下部溶解性コーティング剤分散液で被覆することにより、薬物が大腸域においても溶出される大腸デリバリーコーティング顆粒を提供する。
発明を実施するための最良の形態
本発明で使用されるpH7付近で溶解するHPMCASとしては、例えば、市販のAQOAT AS−HF(信越化学工業社製)が挙げられるが、これに限定されるものではない。
酸としては、例えば、クエン酸、アスコルビン酸、アジピン酸、エチレンジアミン四酢酸、乳酸、コハク酸などの有機酸、リン酸、高分子酸および酸性イオン交換樹脂などが挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。好ましい酸は有機酸であり、特に好ましくはクエン酸である。
可塑剤としては、例えば、クエン酸トリエチルまたはトリアセチンなどが挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。好ましくはクエン酸トリエチルである。
陰イオン界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ジオクチルソジュウムスルホサクシネートなどのアルキル硫酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウムなどの脂肪酸ナトリウム、ソルビン酸カリウムなどの脂肪酸カリウムなどが挙げられる。これらは単独でまたは2種以上組み合わせて使用することができる。好ましくはアルキル硫酸ナトリウムであり、特に好ましくはラウリル硫酸ナトリウムである。
また顆粒へのコーティングの場合は、コーティング中の顆粒同士の凝集を防止するためにタルク等を添加するのが効果的である。
本発明の消化管下部溶解性コーティング剤分散液は、常法により調製したコーティング剤分散液に酸を添加することで容易に調製できる。
pH7付近で溶解するHPMCASは、消化管下部溶解性コーティング剤分散液全体中で2〜20重量%、好ましくは5〜15重量%で用いられる。HPMCASの濃度が上記範囲より低いとコーティング処理に長時間を要するようになり、他方濃度が高過ぎると、コーティング剤の保存中またはコーティング処理中に、温度が上がった場合にコーティング基剤が凝集しやすくなり好ましくない。
酸の添加量はHPMCASの100重量部に対し1〜10重量部、好ましくは2〜5重量部である。酸の添加量が少ないと製剤が消化管下部に達するまでにコーティング層が溶解し、大腸での薬物放出が充分に達せられず、いわゆる、ラグタイムの延長が少なくなる。一方、酸の添加量が多すぎると、コーティング基剤が凝集しやすくなったり、またコーティング後の皮膜の安定性をそこなうため好ましくない。
可塑剤の添加量はHPMCASの100重量部に対し10〜50重量部、好ましくは30〜50重量部である。
陰イオン界面活性剤の添加量はHPMCASの100重量部に対し0.5〜10重量部、好ましくは1〜5重量部である。
本発明の消化管下部溶解性コーティング剤分散液には必要に応じて凝集防止剤(タルクなど)、着色料(色素など)、矯味矯臭剤(ソーマチンなど)などを加えてもよい。
本発明の大腸デリバリーコーティング顆粒の調製には、薬物を含有する核顆粒を消化管下部溶解性コーティング剤分散液を用いて、従来知られているコーティング方法により被覆すればよい。
このコーティングを行なうには、通常、薬物含有核顆粒に上記消化管下部溶解性コーティング剤分散液を噴霧し、常法によりコーティング装置で処理すればよい。その薬物含有核顆粒に分散液を噴霧するには、エアースプレー、エアーレススプレーなどいずれのスプレー装置も用いられる。なお、着色剤等の固形分などが沈降する恐れがある場合には、噴霧は分散液を撹拌しながら行うとよい。またコーティング装置としては、例えばパンコーティング装置、ドラムタイプコーティング装置、流動コーティング装置、撹拌流動コーティング装置などが用いられる。
消化管下部溶解性コーティング剤分散液の使用量はコーティング皮膜の厚みが30〜150μm、好ましくは50〜150μmとなる程度に選択するのがよい。
pH7付近で溶解するHPMCASに換算したコーティング量は、薬物を含有する核顆粒の100重量部に対し20〜200重量部、好ましくは30〜100重量部である。
薬物を含有する核顆粒は、その薬物および製剤担体などに特別な制限はない。場合によっては薬物単独でもよく、場合によっては核顆粒内にも酸が含まれていてもよい。
本発明の大腸デリバリーコーティング顆粒は、通常の顆粒剤、カプセル剤、錠剤などの剤形で医薬製剤として用いることができ、必要に応じて薬物の溶出速度が異なる顆粒あるいは錠剤と同時に配合することもできる。これらの医薬製剤は常法により調製される。
なお、本発明の消化管下部溶解性コーティング剤分散液は上記薬物含有核顆粒に限らず、他の、薬物を含有する丸剤、錠剤あるいはカプセル剤などの固形薬剤に消化管下部溶解性コーティング皮膜を付与する際にも使用される。
つぎに実施例を挙げて、本発明の消化管下部溶解性コーティング剤分散液ならび該コーティング剤分散液で被覆した大腸デリバリーコーティング顆粒をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限られるものではない。
実施例1
精製水2588.4gにクエン酸トリエチル(84g、2.8%)、ラウリル硫酸ナトリウム(6.3g、0.21%)およびクエン酸(6.3g、0.21%)を溶解し、これにヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテート(商品名:AQOAT AS−HF、信越化学工業製)(210g、7.0%)およびタルク(105g、3.5%)を分散してコーティング剤分散液を調製する。
別に、平均粒子径約2μmのシロスタゾールジェットミル粉砕原末400g、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(商品名:AQOAT AS−LF、信越化学工業製)160g、結合剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロース40gおよび分散剤および/または溶解改善剤としてラウリル硫酸ナトリウム40gを、ニーダー(岡田精工社製NSK−150)に投入して混合後、塩化ナトリウム20g、クエン酸20gおよびポリソルベート80を20g含む適量の水溶液を加えて練合物を得る。加水粉体を取り出し、0.8mm穴のドームダイを装着した押し出し造粒機(不二パウダル社製ドームグランDG−L1)により押し出し造粒後、球形整粒機(不二パウダル社製マルメライザーQJ−400)により球形整粒する。得られた顆粒を乾燥し、710〜1000μmを取ってコーティング用核顆粒とする。
このコーティング用核顆粒600gを撹拌流動コーティング機(不二パウダル社製ニューマルメライザーNQ−160)に入れ、これに上記で調製したコーティング剤分散液2570gを噴霧し、乾燥してコーティング顆粒を得る。このコーティング顆粒約280mgはシロスタゾール約100mgを含有する。
参考例1
別に、平均粒子径約2μmのシロスタゾールジェットミル粉砕原末100g、ヒドロキシプロピルメチルセルロース75g、乳糖195gおよびマンニトール30gを混合後、精製水110gを添加しながら造粒、乾燥し、外層部打錠用顆粒を得る。この外層部打錠用顆粒400mgはシロスタゾール100mgを含有する。
前記実施例1で得られたコーティング顆粒約280mgと上記外層部打錠用顆粒400mgおよびステアリン酸マグネシウム4mgを混合し、直径11mmの杵臼を用い打錠してシロスタゾールとして200mg/錠を含有する顆粒含有徐放錠を得る。
実施例2
精製水5215gにクエン酸トリエチル160g、ラウリル硫酸ナトリウム12g、クエン酸13gを溶解し、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(AQOAT AS−HF)400gおよびタルク200gを分散してコーティング剤分散液を調整する。
別に、平均粒子径約2μmのシロスタゾールジェットミル粉砕原末150gにヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(AQOAT AS−LF、信越化学工業製)60g、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メトローズ90SH400、信越化学工業製)15gおよびラウリル硫酸ナトリウム12.5gを量り取り混合する。この混合粉をニーダーに入れて混合しながら、溶液とした塩化ナトリウム、クエン酸およびポリソルベート80の各々7.5g量を添加し、更に精製水を加えて適度な練合物を得る。これを0.8mm穴のドームダイを装着した押出し造粒機により押出し造粒後、球形整粒機により球形整粒する。同操作を6回行い、得られた顆粒を乾燥し、710μm〜1000μmを取ってコーティング用核顆粒とする。核顆粒260mg中にシロスタゾール150mgを含有する。
このコーティング用核顆粒1040gを取り、攪拌流動コーティング機を用いて上記コーティング剤分散液4800〜5300gを噴霧してコーティング顆粒を得る。この時、シロスタゾール150mg量が417mgとなる時点でコーティングを停止し、加熱して乾燥して徐放性コーティング顆粒を得る。
参考例2
別に平均粒子径約2μmのシロスタゾールジェットミル粉砕原末500gに結晶セルロース100g、トウモロコシデンプン100g、カルメロースカルシウム50gおよびヒドロキシプロピルセルロース15gを量り取り混合後、ニーダーに入れ精製水を結合液として適量を添加して連合造粒する。流動乾燥後、整粒した後、滑沢剤としてステアリン酸マグネシウム5gを加え、直径6.5mmの杵臼を用いて打錠し、シロスタゾール50mg相当量として1錠77mgの速放性錠剤を得る。
上記実施例2で得た徐放性コーティング顆粒のシロスタゾール150mg量と速放性錠剤のシロスタゾール50mg量である1錠をカプセルに充填し、徐放性カプセル剤を得る。
実施例3〜8および比較例1〜2
コーティング用核顆粒の調製:
押し出し造粒機ドームグランDG−L1(不二パウダル社製)にφ0.8mmのドームダイを装着し、表1に示す処方にしたがって実施例1と同様にして調製した練合物を押し出し造粒して得られる造粒物を球形整粒機マルメライザーQJ−400(不二パウダル社製)で球形整粒して乾燥後、710μmから1000μmを整粒してとり、コーティング用核顆粒を得る。
Figure 0004641696
*1:商品名 アビセルPH301(旭化成製)
*2:商品名 ECG505(五徳薬品製)
*3:商品名 ニッコールSLS(ニッコーケミカルズ製)
*4:商品名 HPC−SL(日本曹達製)
*5:商品名 TO−10M(ニッコーケミカルズ製)
なお、以降の実施例においても同一商品を使用する。
コーティング剤分散液の調製:
下記表2に記載の処方にしたがって、実施例1または実施例2と同様にして、消化管下部溶解性コーティング剤分散液を調製する。
Figure 0004641696
コーティング顆粒の調製:
上記調製されたコーティング核顆粒および消化管下部溶解性コーティング剤分散液を用いて各々下記のようにしてコーティング顆粒製剤を調製する。
なお、コーティングには、攪拌流動コーティング装置(ニューマルメライザーNQ−160不二パウダル社製)を用い、サイドスプレーにてコーティング剤分散液を噴霧して顆粒コーティングを行う。核顆粒仕込み量300gに対してHPMCASとして所望のコーティング量となるよう下記表3に示すコーティング条件でコーティングを行う。
Figure 0004641696
比較例1
前記表2中の比較例1の処方からなるコーティング剤分散液を前記コーティング用核顆粒に対してHPMCASとして重量が53%までコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
比較例2
比較例1と同様に操作してHPMCASが核顆粒に対して75%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
実施例3
前記表2中の実施例3〜4の処方からなるコーティング剤分散液を用い、前記コーティング条件にしたがってHPMCASがコーティング用核顆粒に対して40%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
実施例4
上記実施例3と同じコーティング剤分散液を用い、前記コーティング条件にしたがってHPMCASがコーティング用核顆粒に対して60%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
実施例5
前記表2中の実施例5〜6の処方からなるコーティング剤分散液を用い、前記コーティング条件にしたがってHPMCASがコーティング用核顆粒に対して40%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
実施例6
前記実施例4と同じコーティング剤分散液を用い、前記コーティング条件にしたがってHPMCASがコーティング用核顆粒に対して60%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
実施例7
前記表2中の実施例7〜8の処方からなるコーティング剤分散液を用い、前記コーティング条件にしたがってHPMCASが核顆粒に対して40%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得た。
実施例8
上記実施例7と同じコーティング剤分散液を用い、前記コーティング条件にしたがってHPMCASが核顆粒に対して60%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
実施例9〜11
コーティング用核顆粒の調製:
下記表4に示す処方にしたがって、実施例3〜8と同様にしてコーティング用核顆粒を調製する。
Figure 0004641696
コーティング顆粒の調製:
上記コーティング用核顆粒に前記実施例3〜4で用いたと同じコーティング剤分散液を同様に被覆して、下記のように各実施例のコーティング顆粒を調製する。
実施例9
表4の実施例9の処方からなる核顆粒について前記実施例3〜4と同じコーティング剤分散液を用い、前記と同様のコーティング条件にてHPMCASが核顆粒に対して30%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
実施例10
表4の実施例10の処方からなる核顆粒について前記実施例3〜4と同じコーティング剤分散液を用い、前記と同様のコーティング条件にてHPMCASが核顆粒に対して30%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
実施例11
表4の実施例11の処方からなる核顆粒について、前記実施例3〜4と同じコーティング剤分散液を用い、前記と同様のコーティング条件にてHPMCASが核顆粒に対して30%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
参考例3
実施例9で得られるコーティング顆粒のシロスタゾール150mg量とシロスタゾール50mgを含む速放錠をカプセルに充填して200mgの徐放性カプセル剤を得る。
実施例12および比較例3
コーティング剤分散液の調製:
下記表5に記載の処方にしたがって、実施例1または実施例2と同様にして、消化管下部溶解性コーティング剤分散液を調整する。
Figure 0004641696
実施例12
表4の実施例10の処方からなる核顆粒に上記表5に示す実施例12のコーティング剤分散液を用い、実施例3〜8と同様のコーティング条件にてHPMCASが核顆粒に対して32.5%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
比較例3
表4の実施例10の処方からなる核顆粒に上記表5に示す比較例3のコーティング剤分散液を用い、実施例3〜8と同様のコーティング条件にてHPMCASが核顆粒に対して32.5%となるまでコーティングを行いコーティング顆粒を得る。
試験1
リン酸二水素ナトリウムとリン酸水素二ナトリウムによりpHを6.5および7.0に調製した1%ポリソルベート80水溶液900mLを溶出試験液とし、シロスタゾールとして15mg量の実施例3〜8および比較例1〜2で得られるコーティング顆粒を試料として日局パドル法75rpmで溶出試験を行った。5%薬物溶出時間をラグタイムとして検出した。それらの結果を表6に示す。なお、表中にはHPMCASに対する酸(クエン酸)の添加量およびコーティング用核顆粒に対するHPMCASのコーティング量を合わせて示す。
Figure 0004641696
上記表6に示すように各実施例ではpH6.5及び7.0でのラグタイムが著しく延長されており、小腸から大腸に至るpH領域でなお充分な薬物の溶出が認められ、所望の長時間の持続放出効果が推定される。それに対し、酸を配合しない比較例におけるコーティング顆粒では、ラグタイムが劣り、所望の長時間の持続放出効果が得られないと推定される。
また、pH6.5の溶出液による溶出試験結果を図1に示す。図1に示されるように比較例1〜2の製剤では短時間内にほとんどの薬物が溶出されてしまうのに対し、実施例3〜8の製剤では数時間のラグタイムの後、速やかに薬物を放出しており、製剤が大腸に到達した後に、充分に薬物を放出することが可能であると言える。
本発明の消化管下部溶解性製剤によれば、pH7付近で溶解するHPMCASコーティング基剤中に酸を添加することにより皮膜の耐アルカリ性が向上する。この皮膜を施した製剤は、人の小腸域を想定するpH7.0程度までの耐アルカリ性が向上し、消化管下部の大腸まで到達する。更に大腸に到達した後、皮膜は溶解し薬剤を十分に溶出する。
試験2
クエン酸緩衝液を添加してpHを6.5に調整した0.3%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液720mLを溶出試験液とし、シロスタゾールとして80mg量の実施例12および比較例3で得られるコーティング顆粒を試料として日局パドル法50rpmで溶出試験を行なった(パドル法)。さらに、この溶出試験液中にポリアセタールビーズ(直径5mm)約2000個を投入し、食後投与時の消化管内での機械的攪拌力の増加を推定した溶出試験(ビーズ法)を行った。実施例12および比較例3のコーティング顆粒の溶出プロファイルを図2に示す。また5%溶出時間をラグタイムとして表7に示す。
Figure 0004641696
表7に示すように、本発明の実施例12のコーティング顆粒は比較例3のコーティング顆粒に比し、ラグタイムは著しく延長されており、また図2に示すように、比較例3の製剤では短時間にほとんどの薬物が溶出されてしまうのに対し、本発明の実施例12の製剤では数時間のラグタイムの後、速やかに薬物を放出しており、製剤が大腸に到達した後に、充分に薬物を放出することが可能であると言える。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、平均粒子径10μm以下のpH7付近で溶解するHPMCASの一定濃度の水分散液に可塑剤、陰イオン界面活性剤、ならびに所定量の酸を配合したコーティング剤分散液を用いることにより、その分散液で被覆したコーティング顆粒等の製剤が経口投与によって小腸で溶解することなく消化管下部の大腸に至り、その後にコーティング皮膜の溶解、それによる薬物の溶出が図られるため、長期持続放出が望まれる薬剤、とくに1日1回投与で24時間充分な血中薬物濃度が保持されるような薬剤についてきわめて有用な製剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施例3〜8の消化管下部溶解性コーティング製剤であるコーティング顆粒および比較例1〜2のコーティング顆粒についてpH6.5における薬物の溶出挙動を示すグラフである。
図2は、本発明の実施例12のコーティング顆粒および比較例3のコーティング顆粒についてpH6.5における薬物の溶出挙動を示すグラフである。

Claims (5)

  1. 腸溶性コーティング用ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネートから選ばれる腸溶性コーティング基剤、クエン酸、アスコルビン酸、アジピン酸、エチレンジアミン四酢酸、乳酸、およびコハク酸からなる群から選ばれる酸の1種または2種以上、クエン酸トリエチルおよび/またはトリアセチンから選ばれる可塑剤、およびラウリル硫酸ナトリウム、ジオクチルソジュウムスルホサクシネート、オレイン酸ナトリウム、またはソルビン酸カリウムから選ばれる陰イオン界面活性剤を含む消化管下部溶解性コーティング剤分散液において、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネートが10μm以下の平均粒子径を有し、濃度2〜20重量%で水中に分散されており、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート100重量部に対して酸が1〜10重量部配合されることを特徴とする消化管下部溶解性コーティング剤分散液。
  2. ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート100重量部に対して酸が2〜5重量部配合される請求項1に記載の消化管下部溶解性コーティング剤分散液。
  3. ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、クエン酸、クエン酸トリエチル、およびラウリル硫酸ナトリウムを含むことを特徴とする請求項1に記載の消化管下部溶解性コーティング剤分散液。
  4. 薬物を含有する核顆粒を、請求項1〜3のいずれか1つに記載の消化管下部溶解性コーティング剤分散液を用いて被覆した大腸デリバリーコーティング顆粒。
  5. 薬物がシロスタゾールであることを特徴とする請求項4に記載の大腸デリバリーコーティング顆粒。
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