JP4640665B2 - 浮体式上下免振方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液槽とその内部の浮体とによって、構造物又は精密機器や装置に対する上下方向の振動を低減する浮体式上下免振方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
構造物に対する地震の免震手段として、液槽内に浮かべた浮体を利用する方法がある。この免震方法では、水平方向の短周期振動成分に対しては、理想的な免震性能を有するが、地震や機械振動などに代表される上下方向成分に対しては、全く効果が発揮されないことが既に知られている。
【0003】
この上下振動に対する課題の解決として、図11(A)に示すように、地盤1に固設された液槽2の液体3に、底部を気密の空気室5に凹設した浮体4を浮かべ、その浮体4内の空気の圧縮性を利用して、上下方向の振動に対するバネ効果により振動の低減を図ることが提案されている。しかし、このような構造では、実現に際して、次のような新たな課題が生ずる。
【0004】
▲1▼ 浮体4内に広大なデツドスペ−スが生じる。
浮体4内の空気室5により十分な免振効果を発揮させるためには、相対的に大きな容積の空気室5が必要となる。このため浮体4の内部に利用できない空間(デッドスペース)が生じる。
【0005】
▲2▼ 浮体4の安定性が低下する。
底部に空気室5を設けることで浮体4の重心が非常に高くなる。また浮体4の内部に液面が存在することにもなる。これらの要因はロール(Roll)運動に対する復元性能を著しく低下させることが広く知られている。つまり、偏荷重や移動荷重に対し浮体4が大きく傾くなど、安定性に重大な問題を抱える、ということである。
【0006】
この安定性の低下については、図11(B)に示すように、空気室5の内部を仕切り6により幾つかの空気室5a,5b,5cに区画することで、ある程度抑えることが可能であるものの、全く空気室5のない浮体と同等の復元性能を得るためには、数多くの区画が必要となる。
【0007】
(3) 空気室5の気密性が失われた際の危険性が高い。
何らかの理由で空気室5の気密性が失われると、浮体4は極めて危険な状況に置かれることになる。例えば図11(B)に示す浮体4の場合、いずれかの空気室5a,5b,5cの空気が漏れ出すと、その部分の空気室の機能が失われて、全般的に沈みがちとなり、周辺部分ではその部分が沈み込むことで傾きが生じ、最悪の場合には転覆などの事故につながる危険性も考えられる。
【0008】
▲4▼ メンテナンスが煩雑となる。
空気室5は浮体4の底部に気密に設けられているため、メンテナンス作業が容易ではなく、場合によっては、浮体4を液槽2から引き上げる必要が生じる事態も起こりかねない。
【0009】
この発明は、上記浮体による上下免振の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、空気の圧縮性によるバネ効果を利用して、上下方向に対する振動を低減させるものありながら、空気室のない浮体構造と同等の浮体の復原性能及び安定性が確保でき、また構造物の免震に制限されがちだった浮体による免振を、各種機器の運搬又は設置後の上下振動の免振にも広く応用することができる新たな浮体式上下免振方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明は、構造物又は精密機器や装置等の浮体を浮かべた液槽の側部に密閉空気室を設け、その密閉空気室と液槽とを下部に設けた開口により互いに連通し、その液槽から密閉空気室に流入した液体を空気圧により常時加圧して、液槽内の浮体設置部分に比べて液面が低い位置で液槽内と密閉空気室内の圧力の釣り合いを保ち、液槽側部の空気の圧縮性によるバネ効果により、上記浮体に対する上下方向の振動を低減してなる、というものである。
【0011】
上記構成では、従来の浮体式免振手段が有する水平方向の免振・防振性能に加えて、上下方向の振動にも性能を発揮することが可能となる。特に上下方向の高周波数微振動に対し効果的であるため、構造物の免震以外にも、高周波数領域の振動を嫌う精密な各種機器や装置の運搬又は設置後の免振手段としても採用し得る。
【0012】
また浮体の底部には空気室がないので、浮体の安定性が相対的に高くなり、万一、液槽側部の密閉空気室の空気が外部に漏れるようなことがあっても、浮体を支える液面が水平を保ち降下するため、浮体が傾斜することはない。すなわち、気密性が失われたときの安定性は、浮体内に空気室を設ける場合に比べて非常に高くなる。
【0013】
さらに、空気圧の調整などのメンテナンス作業は、浮体内に空気室を設けた場合に比べてはるかに容易となり、液槽側部の密閉空気室の部分がデッドスペースとなるようなことがあっても、浮体とは隔離された外部となるため、形状や配置に対し柔軟な設計が可能となる。
【0014】
しかも、液槽は地盤などへの固設以外にも、運搬又は設置する機器や装置の規模に合わせて密閉空気室と共に移動可能な大きさに構成でき、また不用後の撤去も、液体を抜いた後に解体するだけでよく、低コストで簡単に行えるので、撤去にかなりのコストを要するために、不用後も放置されることが多い機械的手段による免振装置のようなこともない。
【0015】
【発明の実施の形態】
図中11は所要規模の液槽、12は液槽11に注入した液体(例えば水)13に浮べた長方形断面の浮体で、図では省略したが、その浮体12の上面や内部に任意の構造物又は各種機器や装置が設置される。
【0016】
14は上記液槽11の両側に設けた所要高さの密閉した空気室で、下部に設けた開口により液槽11の液体13の一部が流出入するように、液槽内と互いに連通してあり、液槽11から密閉空気室14の内部に流入した液体13aは、密閉空気室内の空気の圧力により常に加圧されて、静止時は浮体設置部分に比べて液面が低い位置で釣り合いを保っている。
【0017】
例えば、図2に示すように、液槽内と密閉空気室内の等しい高さの2点P,Qは等しい圧力になっており、このような状態において、そこに外部より上向きに外力(矢印)が加わると、液槽11内の液体13の圧力が慣性力の影響で増加するようになる。
この圧力増加は浮体12が存在するA−A’部位では瞬間的に発生するが、ある程度の容積を持つ密閉空気室14のB−B’部位では、空気が十分な圧縮性を有することから、空気圧は瞬間的にほとんど増加しない。
【0018】
また液槽側の上記点Pは、密閉空気室側の点Qに比べて液面から深い位置にあり、図3に示すように、結果的には圧力増加が点Qよりも大きくなる。それにより液槽11の液体13が空気密閉室14に流出し、その液体の移動した分だけ浮体設置部分の液面が下がることとなる(元の液面位置に戻ろうとする。)
【0019】
反対に外力(矢印)の向きが下向きの場合は、図4に示すように、液体の流れは液槽側に変わって、上記一連の挙動がすべて逆向きで起こり、さらに上下運動が連続する振動外力に対しては、上記A−A′部位上記B−B′部位とで液面が互いに逆方向に上下運動することになる。
【0020】
この場合、密閉空気室14の容積は空気バネの柔らかさに相当し、大きな密閉空気室14を設けるほど上下動の応答ピーク周波数は低くなる。また密閉空気室14に付加する圧力(=液面の高さの差)は、振動に伴う慣性力の大きさを決定するファクターであり、液面の上下運動の振幅を変化させる。
つまり、付加する空気の圧力を高くするほど(=液面の高さの差があるほど)免振機能が向上する。
【0021】
図5は、各部を図示のサイズ(mm)により構成し、液体として水を用い、密閉空気室14の空気圧を0.028Kgf/cm2 に設定して、1Hz〜13Hzの正弦波振動を入力し、加振を開始してから、浮体12の上下振動が十分周期的になった状態での変位の計測に使用した上下加振実験用の模型を示すものである。
【0022】
図6は、上記実験模型による各周波数における応答倍率の実験値と計算値を示すもので、実験では加振周波数4.5Hzで応答がピークとなっており、5Hz以上で上下免振効果が確認された。実験、計算ともに6Hz近辺で応答倍率が最小となり、周波数が高くなるに従いおよそ0.6に漸近する傾向がみられ、両者の値の一致は良好であった。
【0023】
この実験値と計算値の比較では、ピーク周波数はおよそ4.5Hzにおいて計算値が無限大の応答倍率を示しているが、これは本検討の計算において液体の粘度を考慮していないためにみられる現象で、実際には液体の粘度(摩擦などの減衰要因をも含む)が作用するため、実験値のようなピーク周波数においても有限の応答倍率を示すので、液体の粘度は減衰効果として作用し、そこに用いる液体の粘度が大きいほどピーク周波数での応答倍率は低くなるものと推察される。
【0024】
また密度の大きな液体でも、ピーク周波数が低周波側に移行し、高周波数帯域での応答特性に変化はみられないが、模型実験から傾向として密度の大きい液体ほどピーク周波数が低くなるものの、高周波数帯域での免振性能には影響はないのも推察された。
したがって、模型実験からみると、この発明の免振手段では、そこに用いる液体の粘度、密度によっては、更に効率の良い免振効果が得られることもある。
【0025】
図7は、実機を想定した計算の結果を示すもので、図中のTypeAは図6の実験模型の10倍のスケールを想定しており、TypeBはTypeAの密閉空気室14の容積を半分にしたものである。つまり密閉空気室14の高さはTypeAで4.45m、TypeBでは2.23mであり、深さや浮体12のサイズなど他のスケールについても、上記実験模型の10倍を想定したものである。
【0026】
また実機の応答ピーク周波数は、TypeAで0.6Hz、TypeBで0.8Hz程度であり、密閉空気室14の容積の小さいTypeBが若干高いピーク周波数となるものの、いずれも地震動の振動スペクトルが卓越する1Hz以上の周波数帯域より低くなっている。
【0027】
1Hz以上の高周波数帯域では、TypeA、TypeBともに応答倍率が1を下回っていることから、少なくともこの規模のものであれば、十分な上下免振効果が期待できることが明らかとなり、この結果、浮体の復元性能及び安定性の確保の下に、本来の水平方向の免振性と相俟って、浮体式における免振(免震)性能が一段と向上したものとなった。
【0028】
図8は、この発明の方法を精密機器の免振装置に応用した場合を示すもので、上記液槽11を両側の上記密閉空気室14,14と一緒に、精密機器15を収容して運搬できるサイズに構成するとともに、浮体12を函状に形成して、その内に精密機器15を据え置き、その精密機器15を浮体12により液体13に浮かべた構造からなる。
【0029】
このような免振装置でも、液槽内から密閉空気室14,14に流入した液体13aは、空気の圧力により常に加圧されることになり、これにより上記浮体12に対する上下方向の振動が、液槽側部の空気の圧縮性によるバネ効果により低減するので、設置後においても他からの振動が低減して、長期にわたり精密機器15に対する十分な免振機能を発揮する。
【0030】
図9は、建築物16の免震床に応用した場合を示すもので、所要階を液槽11に構成し、その両側を上記密閉空気室14,14に区画して、液槽11に注入した液体13に浮体12を浮かべ、その浮体12を免震床とした構造からなる。
このような免震床構造でも、密閉空気室14,14において液体13aが空気の圧力により常に加圧され、これにより上記浮体12に対する上下方向の振動が、液槽側部の空気の圧縮性によるバネ効果により低減するので、建築物16の所要階を他の階よりも免震構造として使用することができる。
【0031】
図10は、建築物全体の免震に応用した場合で、地盤17に上記液槽11を両側の上記密閉空気室14,14と共に固設し、その液槽11に建築物16を浮体12として液体13に浮かべた構造からなる。このような場合でも、密閉空気室14,14において液体13aが空気の圧力により常に加圧され、これにより上記建築物16に対する上下方向の振動が、液槽側部の空気の圧縮性によるバネ効果により低減するので、建築物16は浮体12による水平方向の免震と相俟って上下振動に対しても免震となり、免震効果が一段と向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる浮体式上下免振方法の概略を示す装置の略示縦断面図である。
【図2】 同上の上向き外力に対する液体の流れ方向を示す説明図である。
【図3】 図2におけるA−A’部位(A)とB−B’部位(B)の圧力状況説明図である。
【図4】 下向き外力に対する液体の流れ方向を示す説明図である。
【図5】 各部を実数と共に示す実験模型の縦断面図である。
【図6】 実験模型における上下加振に対する応答倍率の実験値と計算値とを示す図である。
【図7】 実験模型の10倍のスケールを想定した実機における2タイプの応答倍率の実験値と計算値とを示す図である。
【図8】 精密機器などの免振装置に応用した場合の略示説明図である。
【図9】 建築物内の免震床構造に応用した場合の略示説明図である。
【図10】 建築物全体の免震構造に応用した場合の略示説明図である。
【図11】 従来の密閉空気室を有する浮体による浮体免震構造の(A)(B)2タイプの略示縦断説明図である。
【符号の説明】
11 液槽
12 浮体
13 液槽内の液体
13a 密閉空気室内の液体
14 密閉空気室
15 精密機器
16 建築物
17 地盤

Claims (1)

  1. 構造物又は精密機器や装置等の浮体を浮かべた液槽の側部に密閉空気室を設け、その密閉空気室と液槽とを下部に設けた開口により互いに連通し、その液槽から密閉空気室に流入した液体を空気圧により常時加圧して、液槽内の浮体設置部分に比べて液面が低い位置で液槽内と密閉空気室内の圧力の釣り合いを保ち、液槽側部の空気の圧縮性によるバネ効果により、上記浮体に対する上下方向の振動を低減してなることを特徴とする浮体式上下免震方法。
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