JP4639284B2 - 蛍光増白増強剤 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光増白増強剤に関する。さらに詳しくは塗工紙用塗料に蛍光増白剤と共に配合して使用される蛍光増白増強剤等として好適な蛍光増白増強剤に関する。
塗工紙やその他の紙の蛍光増白度及び白色度を向上させるために、蛍光増白剤と共に蛍光増白増強剤を併用して、蛍光増白作用をさらに増強することが知られている。
このような蛍光増白増強剤としては、ポリビニルアルコール、水溶性セルロース誘導体、デンプン誘導体、カゼイン、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、尿素・ホルムアルデヒド樹脂、ポリグリコール類、ポリビニルピロリドン及びポリヒドロキシ化合物(特許文献1)や、ポリアクリルアミド(特許文献2)等が知られている。
WO 00/66834号公報 特開2001−81692号公報
従来の蛍光増白増強剤では、蛍光増白剤や蛍光増白増強剤の使用量を増やしても、さらに高い蛍光増白度及び白色度を得ることが困難であるという問題がある。本発明の目的は、蛍光増白剤と共に使用することにより蛍光増白度及び白色度を著しく向上させることができる蛍光増白増強剤を提供することである。
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果本発明に到達した。本発明の蛍光増白増強剤は、蛍光増白剤と共に用いられる蛍光増白増強剤において、
アルコールと炭素数2〜4のアルキレンオキサイドとの反応より製造され、重量平均分子量が1000〜30,000であるポリオキシアルキレン化合物(A)及びイソシアネート(B)を必須構成単位としてなり、水酸基(OH)とイソシアネート基(NCO)との当量比(OH/NCO)が1.0〜2.0/1であるウレタンポリマー(UC)を含有してなる点を要旨とする。
本発明の蛍光増白増強剤は、蛍光増白剤と共に使用すると紙の蛍光増白度及び白色度を著しく向上させることができる。また、塗工紙用塗料やインクジェット紙用塗料に用いても、塗料の粘度の変化がほとんどない。よって、塗工紙(ピグメントコート紙やクリアコート紙)及びインクジェット紙等に好適に用いられる。
ポリオキシアルキレン化合物(A)としては、活性水素化合物とアルキレンオキシドとを反応させて製造され得る構造を有するものが含まれる。
活性水素化合物としては、アルコール、フェノール、アミン及びアミド等が使用できる。
アルコールとしては、アルカノール、シクロアルカノール、アルケノール及びシクロアルケノール等が含まれる。
アルカノールとしては、炭素数1〜20のアルカノール等が用いられ、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ウンデシルアルコール、ドデシルアルコール、トリデシルアルコール、テトラデシルアルコール、ペンタデシルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ヘプタデシルアルコール、オクタデシルアルコール、ノナデシルアルコール、エイコシルアルコール、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタジオール、ヘキサンジオール、デカンジオール、ピナコール、グリセリン、ブタントリオール、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、エリスリット、ペンチット及びヘキシット等が挙げられる。
シクロアルカノールとしては、炭素数5〜20のシクロアルカノール等が用いられ、シクロペンチルアルコール、シクロヘキシルアルコール、シクロヘプチルアルコール、メチルシクロペンチルアルコール、メチルシクロヘキシルアルコール、メチルシクロヘプチルアルコール及び非還元性二又は三糖類{例えば、蔗糖(サッカロース)、トレハロース、イソトレハロース、イソサッカロース、ゲンチアノース、ラフィノース、メレチトース及びプランテオース}等が挙げられる。
アルケノールとしては、炭素数5〜20のアルケノール等が用いられ、ヘキセニルアルコール、ヘキサジエニルアルコール、ヘプテニルアルコール、オクテニルアルコール、ノネニルアルコール、デセニルアルコール、ウンデセニルアルコール、ドデセニルアルコール、テトラデセニルアルコール、オレイルアルコール、ヘキセニルジアルコール、ヘキサジエニルジアルコール及びヘプテニルジアルコール等が挙げられる。
シクロアルケノールとしては、炭素数5〜20のシクロアルケノール等が用いられ、2,4−シクロヘキサジエニルアルコール、シクロヘキセニルアルコール、シクロヘプテニルアルコール、メチルシクロペンテニルアルコール、メチルシクロヘキセニルアルコール、メチルシクロヘプテニルアルコール及びベンジルアルコール等が挙げられる。
フェノールとしては、炭素数6〜30の、フェノール、アルキルフェノール及びビスフェノール等が用いられ、フェノール、クレゾール、エチルフェノール、イソブチルフェノール、オクチルフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールS、テトラメチルビスフェノールA、テトラメチルビスフェノールS、ヒドロキノン及びカテコール等が挙げられる。
アミンとしては、炭素数1〜40のアミン等が用いられ、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、アミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、セチルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、ノナデシルアミン、アラキルアミン、アリールアミン及びアニリン等の1級アミン;ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジドデシルアミン及びジオクタデシルアミン等の2級アミン;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン及びアミノメチルプロパノール等のアルカノールアミン等が挙げられる。
アミドとしては、炭素数1〜20のアミド等が用いられ、ホルムアミド、アセトアミド、プロピオン酸アミド、酪酸アミド、吉草酸アミド、カプロン酸アミド、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、コハク酸アミド、マロン酸アミド及びグルタル酸アミド等が挙げられる。
これらの活性水素化合物のうち、蛍光増白度、白色度及び水溶性の観点等から、アルコール及びフェノールが好ましく、さらに好ましくはアルカノール、シクロアルカノール、アルケノール及びフェノールであり、特に好ましくはアルカノール、シクロアルカノール及びフェノール、最も好ましくはアルカノール及び非還元性二又は三糖類である。
アルキレンオキシドとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキシド等が使用でき、エチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド(PO)、ブチレンオキシド(BO)及びこれらの混合等が含まれる。これらのうち、蛍光増白度、白色度及び水溶解性の観点等から、EO、PO及びEOとPOとの混合物が好ましく、さらに好ましくはEO及びEOとPOとの混合物である。
アルキレンオキシドの混合物を用いる場合、これらのアルキレンオキシドの反応形態(ブロック状、ランダム状及びこれらの組合せ)及び含有割合に制限はないが、ブロック状、又はブロック状とランダム状との組合せを含むことが好ましい。また、この場合、EOを含むことが好ましく、EOの使用量(重量%)は、アルキレンオキシドの全重量に基づいて、60〜99が好ましく、さらに好ましくは65〜97、特に好ましくは70〜96、最も好ましくは75〜95である。すなわち、ポリオキシアルキレン化合物(A)のオキシエチレン単位の含有量がオキシアルキレン単位の全重量に基づいて60重量%以上であることが好ましい。この範囲であると、ポリオキシアルキレン化合物(A)の水溶性がさらに向上し、蛍光増白度及び白色度がさらに良好となる。また、イソシアネート(B)との反応性の観点等から、EOを最後に反応させた形態(ポリオキシアルキレン鎖の末端がオキシエチレン基)が好ましい。
アルキレンオキシドの使用量(個数)は、活性水素化合物の個数に基づいて、5〜650が好ましく、さらに好ましくは6〜600、特に好ましくは8〜580、最も好ましくは10〜550である。この範囲であると、蛍光増白度及び白色度がさらに良好となる。
ポリオキシアルキレン化合物(A)の重量平均分子量(Mw)は、200〜30,000が好ましく、さらに好ましくは500〜27,000、特に好ましくは800〜24,000、最も好ましくは1,000〜20,000である。この範囲であると、蛍光増白度及び白色度がさらに良好となる。
ポリオキシアルキレン化合物(A)としては、一般式(1)で表される化合物等が含まれる。
(一般式)
{H−(AO)n−}tD (1)
式中、Hは水素原子、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、Dは水素原子又は活性水素化合物から水酸基の一部若しくは全部を除いた残基を表す。nは5〜650の整数を表し、10〜600の整数が好ましく、さらに好ましくは13〜570の整数、特に好ましくは15〜550の整数である。tは1〜4の整数を表し、2〜3の整数が好ましく、さらに好ましくは2である。
炭素数2〜4のオキシアルキレン基(AO)としては、オキシエチレン基(eo)、オキシプロピレン基(po)、オキシブチレン基(bo)及びこれらの混合等が含まれる。これらのうち、蛍光増白度、白色度及び水溶解性の観点等から、eo、po及eoとpoとの混合が好ましく、さらに好ましくはeo及びeoとpoとの混合である。
オキシアルキレン基が複数種のオキシアルキレン基を含む場合、これらのオキシアルキレン基の形態(ブロック状、ランダム状及びこれらの組合せ)及び含有割合には制限ないが、ブロック状、又はブロック状とランダム状との組合せを含むことが好ましく、さらに好ましくはブロック状である。また、この場合、eoを含むことが好ましく、eoの含有量(重量%)は、オキシアルキレン基の全重量に基づいて、60〜99が好ましく、さらに好ましくは65〜97、特に好ましくは70〜96、最も好ましくは75〜95である。この範囲であると、ポリオキシアルキレン化合物(A)の水溶性がさらに向上し、蛍光増白度及び白色度がさらに良好となる。また、イソシアネート(B)との反応性の観点等から、eoがポリオキシアルキレン鎖の末端に位置することが好ましい。
活性水素化合物としては、上記の活性水素化合物と同じであり、好ましい範囲も同様である。
ウレタンポリマー(UC)は、ポリオキシアルキレン化合物(A)とともに上記の活性水素化合物を構成単位とすることができる。活性水素化合物を使用する場合、この使用量(重量%)は、ポリオキシアルキレン化合物(A)の重量に基づいて、0.1〜10が好ましく、さらに好ましくは0.5〜9、特に好ましくは0.8〜8、最も好ましくは1〜7である。この範囲であると、ウレタンポリマー(UC)の水溶性がさらに向上し、蛍光増白度及び白色度がさらに良好となる。
イソシアネート(B)としては特に限定されず、脂肪族イソシアネート、芳香族イソシアネート及び脂環式イソシアネート等が含まれ、これらは単独又は混合して用いてもよい。
脂肪族イソシアネートとしては、脂肪族モノイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネート等が含まれる。
脂肪族モノイソシアネートとしては、炭素数3〜20のアルキルイソシアネート等が用いられ、エチルイソシアネート、ブチルイソシアネート、ヘキシルイソシアネート、2−エチルヘキシルイソシアネート、ノニルイソシアネート、イソドデシルイソシアネート、ヘキサデシルイソシアネート及びオクタデシルイソシアネート等が挙げられる。
脂肪族ジイソシアネートとしては、炭素数3〜12のアルキレンジイソシアネート等が用いられ、メチレンジイソシアネート、ジメチレンジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ヘプタメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、ジプロピルエーテルジイソシアネート、1,4−ブタンジイソシアネート、2,2’−ジメチルペンタン−1,5−ジイソシアネート、3−メトキシヘキサンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルペンタン−1,5−ジイソシアネート、3−ブトキシヘキサンジイソシアネート及び1,4−ブチレングリコールジプロピルエーテルジイソシアネート等が挙げられる。
芳香族イソシアネートとしては、芳香族モノイソシアネート及び芳香族ジイソシアネート等が含まれる。
芳香族モノイソシアネートとしては、炭素数7〜13のアリルイソシアネート等が用いられ、フェニルイソシアネート、メチルフェニルイソシアネート、ビフェニルイソシアネート及びナフタレンイソシアネート等が挙げられる。
芳香族ジイソシアネートとしては、炭素数8〜19のアリレンジイソシアネート等が用いられ、ジ(イソシアナトメチル)ベンゼン(XDI){好ましくはm−ジ(イソシアナトメチル)ベンゼン(m−XDI)、p−ジ(イソシアナトメチル)ベンゼン(p−XDI)}、p−ジ(イソシアナトメチル)テトラメチルベンゼン、メタフェニレンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート(TDI)、ジイソシアナトキシレン、2,6−トリレンジイソシアネート、ジメチルベンゼンジイソシアネート、エチルベンゼンジイソシアネート、イソプロピルベンゼンジイソシアネート、ビフェニルジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、3,3,−ジメトキシビフェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,4,−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、2,2’−ジメチルジフェニルメタン−4,4,−ジイソシアネート、3,3’−ジメトキシジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、4,4’−ジメトキシフェニルメタン−3,3,−ジイソシアネート、4,4’−ジエトキシジフェニルメタン−3,3’−ジイソシアネート及び2,2’−ジメチル−5,5’−ジメトキシジフェニルメタン−4,4,−ジイソシアネート等が挙げられる。
脂環式イソシアネートとしては、脂環式モノイソシアネート及び脂環式ジイソシアネート等が含まれる。
脂環式モノイソシアネートとしては、炭素数7〜11のシクロアルキルイソシアネート等が用いられ、シクロヘキシルイソシアネート及びジシクロヘキシルイソシアネート等が挙げられる。
脂環式ジイソシアネートとしては、炭素数6〜15のシクロアルキレンジイソシアネート等が用いられ、シクロヘキシルジイソシアネート、水添添加TDI、水添添加XDI、水添添加MDI、イソホロンジイソシアネート(IPDI)及びジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート等が挙げられる。
これらのイソシアネート以外に、ポリイソシアネートも使用できる。ポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの反応物、アニリンを塩酸の存在下でホルムアルデヒドと反応させて得たポリアミンとホスゲンとを反応して得られるポリフェニルメタンポリイソシアネート、及びこれらの製造工程で得られる粗製ポリイソシアネート等が挙げられる。
これらのイソシアネート(B)のうち、蛍光増白度、白色度及び水溶性の観点等から、ジイソシアネート(脂肪族ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート及び脂環式ジイソシアネート等)が好ましく、さらに好ましくは1,4−ブタンジイソシアネート、HDI、TDI、XDI、MDI、IPDI及び1,5−ナフタレンジイソシアネート、特に好ましくはHDI及びIPDIである。
ポリオキシアルキレン化合物(A)及び活性水素化合物からなる構成単位(x)とイソシアネート(B)単位(y)との含有量比(x/y)は、水酸基(OH)とイソシアネート基(NCO)との当量比(OH/NCO)が(1.0〜2.0)/1を与える含有量比が好ましく、さらに好ましくは(1.05〜1.95)/1、特に好ましくは(1.1〜1.90)/1、最も好ましくは(1.15〜1.85)/1を与える含有量比である。この範囲であると、蛍光増白度及び白色度がさらに良好となる。なお、ウレタンポリマー(UC)の分子末端の少なくとも1つは水酸基であること{ポリオキシアルキレン化合物(A)又は活性水素化合物の反応残基であって、イソシアネート(B)の反応残基ではないという意味}が好ましく、さらに好ましくは全ての分子末端が水酸基であることである。
ウレタンポリマー(UC)の重量平均分子量(Mw)は、20,000〜500,000が好ましく、さらに好ましくは25,000〜450,000、特に好ましくは27,000〜430,000、最も好ましくは30,000〜400,000である。また、(UC)の分子量分布(重量平均分子量Mw/数平均分子量Mn)は、1.2〜5が好ましく、さらに好ましくは1.3〜4.8、特に好ましくは1.4〜4.5、最も好ましくは1.5〜4.3である。
ウレタンポリマー(UC)中のオキシエチレン単位の含有量(重量%)は、(UC)の全重量に基づいて、60〜99.8が好ましく、さらに好ましくは65〜99.7、特に好ましくは70〜99.6、最も好ましくは75〜99.5である。この範囲であると、蛍光増白度及び白色度がさらに良好となる。
また、ウレタンポリマー(UC)の末端が水酸基{(A)等の反応残基という意味}の場合、一部又は全部の水酸基が、炭素数1〜20のアルキル基(メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシル、ラウリル、トリデシル、ミリスチル、パルミチル、オクタデシル等)や炭素数1〜10のアセチル基(酢酸、プロピオン酸、吉草酸、カプリン酸等)等で置換されていてもよい。
ウレタンポリマーとして好適な例を以下に示す。なお、・・・付加物がポリオキシアルキレン化合物(A)(数値は活性水素化合物1モルに対する付加モル数)を意味し、/のあとに記載した、IPDIやHDI等がイソシアネート(B)を意味し、次に続くOH/NCOの比となるように(A)及び(B)を反応させて得られるポリマーを意味する。
(1)エチレングリコールの(EO)200付加物/IPDI
OH/NCO=1.2/1
(2)エチレングリコールの(EO)200付加物/HDI
OH/NCO=1.2/1
(3)フェノールの(EO)200付加物/HDI
OH/NCO=1.2/1
(4)ノニルアルコールの(EO)200付加物/HDI
OH/NCO=1.5/1
(5)エチレングリコールの(EO)200付加物/TDI
OH/NCO=1.5/1
(6)エチレングリコールの(EO)200付加物/XDI
OH/NCO=1.5/1
(7)ベンジルアルコールの(EO)200付加物/HDI
OH/NCO=1.5/1
(8)エチレングリコールの(EO)15付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(9)エチレングリコールの(EO)550付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(10)エチレングリコールの(EO)551付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(11)エチレングリコールの(EO)552付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(12)エチレングリコールの(EO)14付加物/HDI
OH/NCO=1.1/1
(13)エチレングリコールの(EO)13付加物/HDI
OH/NCO=1.1/1
(14)1,3−プロパンジオールの(EO)15付加物/HDI
OH/NCO=1.1/1
(15)1,3−プロパンジオールの(EO)550付加物/HDI
OH/NCO=1.5/1
(16)ショ糖の(EO)15付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(17)ショ糖の(EO)550付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(18)ペンタエリスリトールの(EO)15付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(19)ペンタエリスリトールの(EO)550付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(20)エチレングリコールの(EO)30−(PO)40−(EO)30ブロック付加物/HDI
OH/NCO=1.2/1
(21)エチレングリコールの(EO)30−(PO)8−(EO)62ブロック付加物/HDI
OH/NCO=1.2/1
(22)エチレングリコールの(EO)10−(PO)78−(EO)12ブロック付加物/HDI
OH/NCO=1.2/1
(23)エチレングリコールの(EO)30−(PO)21−(EO)49ブロック付加物/HDI
OH/NCO=1.2/1
(24)エチレングリコールの(EO)20/(PO)20−(EO)60ブロック付加物/HDI
OH/NCO=1.2/1
(25)エチレングリコールの(EO)25付加物/HDI
OH/NCO=1.2/1
(26)エチレングリコールの(EO)20付加物/HDI
OH/NCO=1.2/1
(27)エチレングリコールの(EO)450付加物/HDI
OH/NCO=1.5/1
(28)エチレングリコールの(EO)500付加物/HDI
OH/NCO=1.5/1
(29)トレハロースの(EO)15付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(30)トレハロースの(EO)550付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(31)メレチトースの(EO)15付加物/HDI
OH/NCO=2/1
(32)メレチトースの(EO)550付加物/HDI
OH/NCO=2/1
これらのうち、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(19)、(20)、(21)、(25)、(26)、(27)、(28)、(29)、(30)、(31)及び(32)が好ましく、さらに好ましくは(1)、(2)、(8)、(9)、(15)、(16)、(21)、(25)、(27)、(29)及び(31)である。
ウレタンポリマー(UC)は、通常のウレタンポリマーを作成する方法により、ポリオキシアルキレン化合物(A)及びイソシアネート(B)を反応させて製造することができる。反応温度(℃)は、40〜130が好ましく、さらに好ましくは50〜120、特に好ましくは60〜110である。反応雰囲気としては、乾燥した不活性気体(窒素ガス、二酸化炭素ガス及びアルゴンガス等)雰囲気下又は真空下が好ましい。反応終点の確認は次の方法等により行うことができる。すなわち、ジ−n−ブチルアミンのジオキサン溶液を用いるイソシアネート基含有量測定法において、イソシアネート基含有量が0.01重量%以下となった時点を反応の終点とする。反応時間は、2〜10時間程度が好ましい。
なお、ポリオキシアルキレン化合物(A)及びイソシアネート(B)の反応には、溶剤を使用することができる。溶剤としては、(1)活性水素を持たず、(2)(A)、(B)及び(UC)を溶解するものであれば使用できる。このような溶剤としては、芳香族系溶剤(トルエン及びキシレン等)、脂肪族系溶剤(石油エーテル及びn−ヘキサン等)、脂環式系溶剤(シクロヘキサン、シクロヘキサノン及びデカリン等)、ハロゲン含有溶剤(クロロホルム、四塩化炭素、エチレンジクロライド及びクロルベンゼン等)、エステル系溶剤(酢酸エチル、酢酸ブチル及び酢酸ペンチル等)及びケトン系溶剤(メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びメチルイソブチルケトン等)等が挙げられる。
溶剤を用いる場合、この使用量(重量%)は、(A)、(B)及び(UC)が溶解する範囲内であればよく、(A)及び(B)の合計重量に基づいて、20〜800が好ましく、さらに好ましくは40〜700、特に好ましくは50〜600である。
溶剤を用いた場合、反応後に溶剤を除去することが好ましい。溶剤の除去方法としては、加熱留去及び減圧留去等が適用できる。加熱留去する条件としては、不活性気体等の雰囲気下で100〜200℃、減圧留去する条件としては、不活性気体等の雰囲気下で26.6〜0.7MPaの減圧下にて100〜130℃にて蒸留する条件等が適用できる。
ポリオキシアルキレン化合物(A)及びイソシアネート(B)の反応には、反応触媒が使用できる。反応触媒としては、アミン系化合物(トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ヘプタメチルジエチレントリアミン、N−メチルモルホリン及びベンジルトリエチルアンモニウムハイドロオキサイド等)、及び金属含有化合物(塩化第1スズ、塩化第2スズ、オクチル酸スズ、オクチル酸鉛、ジブチルチンジラウレート、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛、ナフテン酸カリウム及び三塩化アンチモン等)等が挙げられる。反応触媒を使用する場合、この添加量(重量%)は、(A)及び(B)の全重量に基づいて、0.001〜1が好ましく、さらに好ましくは0.01〜0.9、特に好ましくは0.05〜0.8である。また反応触媒の添加方法は反応初期に加えても、反応中に分割して添加してもよい。
本発明の蛍光増白増強剤には、例えば、水及び溶剤等の溶媒、分散剤、潤滑剤、消泡剤、保水剤、増粘剤、耐水化剤、湿潤剤、表面サイズ剤、防腐防黴剤、消臭剤、香料、染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、填料、スライムコントロール剤及び/又はピッチコントロール剤等の紙製造時等に用いられる公知の添加薬剤等が添加できる。添加薬剤を添加する場合、これらの使用量(重量%)は、ポリオキシアルキレン化合物の質量に基づいて、0.01〜50が好ましく、さらに好ましくは0.05〜40、特に好ましくは0.08〜30、最も好ましくは0.1〜20である。
本発明の蛍光増白増強剤は蛍光増白剤と共に用いられ、本発明の蛍光増白増強剤を配合しない場合や従来の蛍光増白増強剤を使用する場合に比べ、蛍光増白度及び白色度を著しく向上させることができる。
本発明の蛍光増白増強剤と共に用いられる蛍光増白剤としては、紙製造時等に用いられるものが制限なく使用でき、ジアミノスチルベン系、クマリン系、ピラゾリン系、イミダゾール系、トリアゾール系、オキサゾール系及びナフタルイミド系蛍光増白剤等が挙げられる{紙と加工の薬品辞典、65頁、(株)テックタイムス、平成3年2月25日発行等}が、ジアミノスチルベン系蛍光増白剤が好ましい。
本発明の蛍光増白増強剤の使用量(重量%)は、蛍光増白剤の重量に基づいて、0.2〜50,000が好ましく、さらに好ましくは1〜9,000、特に好ましくは2〜5,000、最も好ましくは2.9〜3,500である。すなわち、本発明の蛍光増白増強剤の使用量(重量%)の下限は、蛍光増白剤の重量に基づいて、0.2が好ましく、さらに好ましくは1、特に好ましくは2、最も好ましくは2.9であり、また同様に上限は、50,000が好ましく、さらに好ましくは9,000、特に好ましくは5,000、最も好ましくは3,500である。
本発明の蛍光増白増強剤は、蛍光増白剤と共に、顔料及びラテックスを主体とする塗工紙用塗料に配合され、また、顔料を含有しない塗工紙用塗料に配合される。前記塗工紙用塗料は、塗工工程で紙に塗工されて、塗工紙(ピグメントコート紙やクリアコート紙)及びインクジェット紙が出来上がる。
また、本発明の蛍光増白増強剤は、抄紙(造)工程において、パルプスラリー等に蛍光増白剤と共に内添されて、各種の紙に仕上げられる。
顔料としては、クレイ、炭酸カルシウム、酸化チタン、サチンホワイト、硫酸バリウム、タルク、酸化亜鉛、石膏、シリカ及びフェライト等の無機顔料、ポリスチレンピグメント等の有機顔料が用いられ、単独又は混合して使用される。
ラテックスとしては、スチレンブタジエンラテックス、カルボキシル変性スチレンブタジエンラテックス、アクリル樹脂エマルション、酢酸ビニル樹脂エマルション、塩化ビニル樹脂エマルション、アクリルスチレン樹脂エマルション、シリコーン樹脂エマルション、ウレタン樹脂エマルション、エポキシ樹脂エマルション、フッ素樹脂エマルション、ABSラテックス、NBRラテックス及びCRラテックス等の合成バインダーが挙げられる。
また、塗工紙用塗料には、必要に応じて、分散剤、潤滑剤、消泡剤、保水剤、増粘剤、耐水化剤、湿潤剤、防腐防黴剤、消臭剤、香料、染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤及び/又は表面サイズ剤等を添加できる。
また、パルプスラリーには、必要に応じて、サイズ剤、填料、染料、消泡剤、スライムコントロール剤及び/又はピッチコントロール剤等を添加できる。
本発明の蛍光増白増強剤をピグメントコート紙用の塗工紙用塗料に添加する場合、蛍光増白増強剤の使用量(重量%)は、紙塗工塗料中の顔料の重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜4.5、特に好ましくは0.08〜4、最も好ましくは0.1〜3.5である。すなわち、この場合、蛍光増白増強剤の使用量(重量%)の下限は、紙塗工塗料中の顔料の重量に基づいて、0.01が好ましく、さらに好ましくは0.05、特に好ましくは0.08、最も好ましくは0.1であり、また同様に上限は、5が好ましく、さらに好ましくは4.5、特に好ましくは4、最も好ましくは3.5である。
本発明の蛍光増白増強剤をピグメントコート紙用の塗工紙用塗料に添加する場合、蛍光増白剤の使用量(重量%)は、塗工紙用塗料中の顔料の重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜4.5、特に好ましくは0.08〜4、最も好ましくは0.1〜3.5である。すなわち、この場合、蛍光増白剤の使用量(重量%)の下限は、塗工紙用塗料中の顔料の重量に基づいて、0.01が好ましく、さらに好ましくは0.05、特に好ましくは0.08、最も好ましくは0.1であり、また同様に上限は、5が好ましく、さらに好ましくは4.5、特に好ましくは4、最も好ましくは3.5である。
本発明の蛍光増白増強剤をクリアコート紙用の塗工紙用塗料に添加する場合、蛍光増白増強剤の使用量(重量%)は、塗工紙用塗料の重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜4.5、特に好ましくは0.08〜4、最も好ましくは0.1〜3.5である。すなわち、この場合、蛍光増白増強剤の使用量(重量%)の下限は、塗工紙用塗料の重量に基づいて、0.01が好ましく、さらに好ましくは0.05、特に好ましくは0.08、最も好ましくは0.1であり、また同様に上限は5が好ましく、さらに好ましくは4.5、特に好ましくは4、最も好ましくは3.5である。
本発明の蛍光増白増強剤をクリアコート紙用の塗工紙用塗料に添加する場合、蛍光増白剤の使用量(重量%)は、塗工紙用塗料の重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜4.5、特に好ましくは0.08〜4、最も好ましくは0.1〜3.5である。すなわち、この場合、蛍光増白剤の使用量(重量%)の下限は、塗工紙用塗料の重量に基づいて、0.01が好ましく、さらに好ましくは0.05、特に好ましくは0.08、最も好ましくは0.1であり、また同様に上限は、5が好ましく、さらに好ましくは4.5、特に好ましくは4、最も好ましくは3.5である。
本発明の蛍光増白増強剤をインクジェット紙用のインクジェット紙用塗料に添加する場合、蛍光増白増強剤の使用量(重量%)は、インクジェット紙用塗料の重量に基づいて、0.01〜20が好ましく、さらに好ましくは0.05〜19、特に好ましくは0.08〜18、最も好ましくは0.1〜17である。すなわち、この場合、蛍光増白増強剤の使用量(重量%)の下限は、インクジェット紙用塗料の重量に基づいて、0.01が好ましく、さらに好ましくは0.05、特に好ましくは0.08、最も好ましくは0.1であり、また同様に上限は20が好ましく、さらに好ましくは19、特に好ましくは18、最も好ましくは17である。
本発明の蛍光増白増強剤をインクジェット紙用のインクジェット紙用塗料に添加する場合、蛍光増白剤の使用量(重量%)は、インクジェット紙用塗料の重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜4.5、特に好ましくは0.08〜4、最も好ましくは0.1〜3.5である。すなわち、この場合、蛍光増白剤の使用量(重量%)の下限は、インクジェット紙用塗料の重量に基づいて、0.01が好ましく、さらに好ましくは0.05、特に好ましくは0.08、最も好ましくは0.1であり、また同様に上限は、5が好ましく、さらに好ましくは4.5、特に好ましくは4、最も好ましくは3.5である。
本発明の蛍光増白増強剤をパルプスラリーに内添する場合、蛍光増白増強剤の使用量(重量%)は、パルプの重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜4.5、特に好ましくは0.08〜4、最も好ましくは0.1〜3.5である。すなわち、この場合、蛍光増白増強剤の使用量(重量%)の下限は、パルプの重量に基づいて、0.01が好ましく、さらに好ましくは0.05、特に好ましくは0.08、最も好ましくは0.1であり、また同様に上限は、5が好ましく、さらに好ましくは4.5、特に好ましくは4、最も好ましくは3.5である。
本発明の蛍光増白増強剤をパルプスラリーに内添する場合、蛍光増白剤の使用量(重量%)は、パルプの重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜4.5、特に好ましくは0.08〜4、最も好ましくは0.1〜3.5である。すなわち、この場合、蛍光増白剤の使用量(重量%)の下限は、パルプの重量に基づいて、0.01が好ましく、さらに好ましくは0.05、特に好ましくは0.08、最も好ましくは0.1であり、また同様に上限は5が好ましく、さらに好ましくは4.5、特に好ましくは4、最も好ましくは3.5である。
塗工紙用塗料は、公知の方法で、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロールコーター、ロッドコーター、スプレーコーター、カーテンフローコーター又はサイズプレス等により紙にコーティングされる。コーティング後、乾燥して必要に応じてスーパーカレンダーリング又はソフトニップカレンダーリング等のカレンダーリング仕上げが行われ、塗工紙が製造される。コーティング温度は通常10〜60℃、乾燥温度は通常70〜150℃、カレンダーリング仕上げの温度は通常30〜160℃である。
インクジェット紙用塗料は、公知の方法で、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロールコーター、ロッドコーター、スプレーコーター、カーテンフローコーター又はサイズプレス等により紙にコーティングされる。コーティング後、乾燥して必要に応じてスーパーカレンダーリング又はソフトニップカレンダーリング等のカレンダーリング仕上げが行われ、インクジェット紙が製造される。コーティング温度は通常10〜50℃、乾燥温度は通常70〜150℃、カレンダーリング仕上げの温度は通常30〜150℃である。
蛍光増白剤と共に用いられる本発明の蛍光増白増強剤を内添したパルプスラリーは、長網抄紙機又は丸網抄紙機を用いて公知の方法で抄紙(造)した後、乾燥され、紙が製造される。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、特記しない限り、部は重量部を、%は重量%を意味する。
<実施例1>
温度計、窒素導入管及び撹拌機を装着した耐圧反応装置に、エチレングリコールのEO200モル付加物(数平均分子量8,860)を293.9部入れ、装置内を26.6〜0.7MPa、80〜90℃として3時間脱水し、液層の水分を0.03%(カールフィッシャー水分計、MKA−510、京都電子工業)とした。次いで、70℃に冷却し、IPDIを6.2部加えた後(OH/NCO=1.2/1)、窒素気流下85〜90℃でイソシアネート基含有量が0%になるまで反応させ(約3時間)、淡黄色粘ちょう液状のウレタンポリマー(UC1)を得た。これをそのまま本発明の蛍光増白増強剤(1)とした。なお、(UC1)の重量平均分子量は9,900、分子量分布(Mw/Mn)は3.1であった。
<実施例2>
エチレングリコールのEO200モル付加物(数平均分子量8,860)の293.9部を295.3部に、IPDIの6.2部をHDIの4.7部(OH/NCO=1.2/1)に変更した以外、実施例1と同様にして淡黄色粘ちょう液状のウレタンポリマー(UC2)を得た。そしてこのポリマーをそのまま本発明の蛍光増白増強剤(2)とした。なお、(UC2)の重量平均分子量は22,000、分子量分布(Mw/Mn)は1.9であった。
<実施例3>
エチレングリコールのEO200モル付加物293.9部をエチレングリコールのEO550モル付加物(数平均分子量24,260)299.0部に、IPDIの6.2部をHDIの1部(OH/NCO=2.0/1)に変更した以外、実施例1と同様にして淡黄色粘ちょう液状のウレタンポリマー(UC3)を得た。そしてこのポリマーをそのまま本発明の蛍光増白増強剤(3)とした。なお、(UC3)の重量平均分子量は35,000、分子量分布(Mw/Mn)は2.3であった。
<実施例4>
エチレングリコールのEO200モル付加物293.9部を1,3−プロパンジオールのEO550モル付加物(数平均分子量24,280)299.0部に、IPDIの6.2部をHDIの1部(OH/NCO=2.0/1)に変更した以外、実施例1と同様にして淡黄色粘ちょう液状のウレタンポリマー(UC4)を得た。そしてこのポリマーをそのまま本発明の蛍光増白増強剤(4)とした。なお、(UC4)の重量平均分子量は36,000、分子量分布(Mw/Mn)は2.3であった。
<実施例5>
エチレングリコールのEO200モル付加物293.9部をショ糖のEO100モル付加物(数平均分子量4,742)48.7部及びエチレングリコールのEO200モル付加物(数平均分子量8,860)183.4部の混合物に、IPDIの6.2部をHDIの6.2部(OH/NCO=2.0/1)に変更した以外、実施例1と同様にして淡黄色粘ちょう液状のウレタンポリマー(UC5)を得た。そしてこのポリマーをそのまま本発明の蛍光増白増強剤(5)とした。なお、(UC5)の重量平均分子量は60,000、分子量分布(Mw/Mn)は3.1であった。
<実施例6>
エチレングリコールのEO200モル付加物293.9部をエチレングリコールのEO25モル付加物(数平均分子量1,160)267.7部に、IPDIの6.2部をHDIの35.9部(OH/NCO=1.2/1)に変更した以外、実施例1と同様にして淡黄色粘ちょう液状のウレタンポリマー(UC6)を得た。そしてこのポリマーをそのまま本発明の蛍光増白増強剤(6)とした。なお、(UC6)の重量平均分子量は27,000、分子量分布(Mw/Mn)は2.1であった。
<実施例7>
エチレングリコールのEO200モル付加物293.9部をエチレングリコールのEO450モル付加物(数平均分子量19,800)298.3部に、IPDIの6.2部をHDIの1.68部(OH/NCO=1.5/1)に変更した以外、実施例1と同様にして淡黄色粘ちょう液状のウレタンポリマー(UC7)を得た。そしてこのポリマーをそのまま本発明の蛍光増白増強剤(7)とした。なお、(UC7)の重量平均分子量45,000は、分子量分布(Mw/Mn)は2.5であった。
<比較例1>
滴下装置、還流冷却器、窒素導入管、撹拌装置及び温度計付き反応装置に、水569.9部、50%アクリルアミド水溶液392.2部及びメタクリル酸1.8部を仕込み、撹拌下、窒素置換を行い、50〜55℃に昇温した。次いで5%過硫酸アンモニウム水溶液6.3部と2%メタ重亜硫酸ナトリウム水溶液3.3部とを加えた。30分後、反応系内の温度を85℃になるまで加熱し、更に85℃の温度で2時間反応させた。その後、水20.8部を加え、固形分濃度21.1%のポリアクリルアミド水溶液を得た。このポリマー水溶液をそのまま比較用の蛍光増白増強剤(8)とした。なお、得られたポリマーの重量平均分子量は200,000、Mw/Mnは3.9であった。
<比較例2>
ポリビニルアルコール{(株)クラレ製 PVA−105、重量平均分子量22,000、ケン化度98〜99モル%}の10%水溶液を調整し、比較用の蛍光増白増強剤(9)とした。
<比較例3>
カルボキシメチルセルロース{NOVIANT製 FINFIX5(4%水溶液粘度、25℃、40mPa・s)}の10%水溶液を調整し、比較用の蛍光増白増強剤(10)とした。
<比較例4>
ヒドロキシエチルセルロース{HERCULES INC.製 NATROSOL250LR(5%水溶液粘度、25℃、140mPa・s)}の10%水溶液を調整し、比較用の蛍光増白増強剤(11)とした。
<比較例5>
ポリエチレングリコール{三洋化成工業(株)製 PEG−400、数平均分子量400、水酸基価281}の10%水溶液を調製し、比較用の蛍光増白増強剤(12)とした。
<比較例6>
ポリビニルピロリドン{(株)日本触媒製 K−90、K値=90}の10%水溶液を調整し、比較用の蛍光増白増強剤(13)とした。
実施例1〜7及び比較例1〜6の蛍光増白増強剤(1〜13)を用いて、ピグメントコート紙用塗工塗料1〜2、クリアコート紙用塗工塗料及びインクジェット紙用塗料を調製し、上質紙に塗工してそれぞれピグメントコート紙1〜2、クリアコート紙及びインクジェット紙を製造した。
また、上記の蛍光増白増強剤とクラフトパルプ等を用いて、抄紙して坪量63g/mの内添紙を製造した。
ピグメントコート紙用塗工塗料1〜2、クリアコート紙用塗工塗料、インクジェット紙用塗料、ピグメントコート紙1〜2、クリアコート紙、インクジェット紙及び内添紙について、性能を以下の方法により評価し、これらの結果を表1〜表5に示した。
(1)ピグメントコート紙用塗工塗料1:
2級クレー〔ENGELHARD MINERAL&CHEMICALS社製HTクレー〕50部、重質炭酸カルシウム〔FMT社製FMT−90〕50部、分散剤〔サンノプコ(株)製、SNディスパーサント5040〕0.2部、水酸化ナトリウム0.2部、SBRラテックス〔ジェイエスアール(株)製JSR0629〕10部、増粘剤〔サンノプコ(株)製、SNシックナー920〕0.4部、ジアミノスチルベン系蛍光増白剤〔日本化薬(株)社製、Kayaphor NV liquid〕2.0部及び蛍光増白増強剤0.5部なる配合でpH9、塗料濃度62重量%の紙塗工塗料を作成した。
(2)ピグメントコート紙用塗工塗料2:
2級クレー〔ENGELHARD MINERAL&CHEMICALS社製HTクレー〕50部、重質炭酸カルシウム〔FMT社製FMT−90〕50部、分散剤〔サンノプコ(株)製、SNディスパーサント5040〕0.2部、水酸化ナトリウム0.2部、SBRラテックス〔ジェイエスアール(株)製JSR0629〕10部、酸化デンプン〔日本食品化工(株)社製、MS−3600〕5部、ジアミノスチルベン系蛍光増白剤〔日本化薬(株)社製、Kayaphor PAS liquid〕2.0部及び蛍光増白増強剤0.5部なる配合でpH9、塗料濃度62重量%の紙塗工塗料を作成した。
(3)クリアコート紙用塗工塗料
蛍光増白剤〔日本化薬(株)社製、Kayaphor NV liquid〕0.9部及び蛍光増白増強剤0.5部を水で希釈し、紙塗工塗料を100部作成した。
(4)インクジェット紙用塗料
合成シリカ〔トクヤマ(株)社製、ファインシールX−38〕100部、酢酸0.2部、湿潤剤〔サンノプコ(株)製、SNウェット366〕1.0部、ポリビニルアルコール〔クラレ(株)製、PVA−117〕40部、染料固着剤〔センカ(株)社製、パピオゲンP−105〕10部、蛍光増白剤〔日本化薬(株)社製、Kayaphor PAS liquid〕1.0部及び蛍光増白増強剤1.0部なる配合でpH7、塗料濃度15重量%の紙塗工塗料を作成した。
(5)ピグメントコート紙1〜2
ピグメントコート紙用塗工塗料1又は2を、各々市販上質紙(坪量68g/m、白色度73.5%)の片面に塗工量が約12g/mになるように塗工速度20m/minでブレード塗工し、次いで135℃、20秒間熱風乾燥を行うことで各々の塗工紙を得た。得られた塗工紙はスーパーカレンダー処理を行い各々のピグメントコート紙1又は2を得た。なお、塗工装置はMLC〔(株)オースギ製〕を使用した。また、スーパーカレンダー処理条件は温度40℃、線圧70Kg/cm、2回通紙で行った。
(6)クリアコート紙
クリアコート紙用塗工塗料を市販上質紙(坪量68g/m、白色度73.5%)の片面に塗工速度20m/minでワイヤーバー塗工し、塗工紙を得た。得られた塗工紙をドラムドライヤーで乾燥することでクリアコート紙を得た。なお、塗工装置はMLC〔(株)オースギ製〕を使用した。また、乾燥条件は80℃、60秒間にて行った。
(7)インクジェット紙
インクジェット紙用塗料を市販上質紙(坪量68g/m、白色度73.5%)の片面に塗工量が約12g/mになるように塗工速度20m/minでブレード塗工し、次いで135℃、20秒間熱風乾燥を行うことでインクジェット紙を得た。得られたインクジェット紙はスーパーカレンダー処理を行い、インクジェット紙を得た。なお、塗工装置はMLC〔(株)オースギ製〕を使用した。スーパーカレンダー処理条件は温度40℃、線圧40Kg/cm、1回通紙で行った。
(8)内添紙
針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)30質量部、広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)70部(乾燥質量部、以下同じ)の配合よりなるパルプをリファイナーで叩解し、カナディアンスタンダードフリーネス(JIS P8121−1995、4.カナダ標準ろ水度試験方法、対応国際規格ISO 5267/2−1980:Pulp−Determinaton of drainability−Part2:″Canadian Standard″freeness method)を400mlCSFとした。このパルプを1%のパルプスラリーとした。離解機中で、このパルプスラリーにパルプ100部に対して軽質炭酸カルシウム(奥多摩工業(株)社製 TP121S)を10部、蛍光増白剤(日本化薬(株)社製、Kayaphor NV liquid)を0.5部、蛍光増白増強剤0.5部及び市販カチオンの歩留まり向上剤を0.03部添加した。そして手すき装置を用いて、JIS P8222−1998(パルプ−試験用手すき紙の調整方法、対応国際規格ISO 5269−1:1979 Pulps−Preparation of laboratory sheets for physical testing−Part1:Conventional sheet−former method)に準拠して抄紙(造)し坪量63g/mの内添紙を製造した。
<ピグメントコート紙用塗料物性>
(1)低剪断粘度(mPa・s):(株)東京計器製BM型粘度計(60rpm、25℃)を用いて測定した。なお、低剪断粘度は蛍光増白増強剤無添加の場合の測定値と比較して変わらない方が好ましい。
(2)高剪断粘度(mPa・s):(株)エスエムテー製ハイシア粘度計PM−9001HV(8800rpm、25℃)を用いて測定した。なお、高剪断粘度は蛍光増白増強剤無添加の場合の測定値と比較して変わらない方が好ましい。
<インクジェット紙用塗料物性>
(1)低剪断粘度(mPa・s):(株)東京計器製BM型粘度計(60rpm、25℃)を用いて測定した。なお、低剪断粘度は蛍光増白増強剤無添加の場合の測定値と比較して変わらない方が好ましい。
<蛍光増白度>
ピグメントコート紙1〜2、クリアコート紙、インクジェット紙及び内添紙を25℃、50RH%(相対湿度)の恒温恒湿室中に48時間放置した後、可視・紫外領域の光(パルスキセノンランプを使用)で白色度(W1)(波長:400〜700nmを測定)を測定し、さらに紫外線フィルターを通した光(可視領域の光)で白色度(W2)(波長:400〜700nmを測定)を測定した。次いで、白色度(W1)と白色度(W2)との差(W1−W2)を蛍光増白度とした。なお、白色度(%)は、日本電色工業株式会社製PF−10を用いて、JIS P8148−2001年、特性B、対応国際規格ISO 2470:1999 Paper,boad,and pulps−Mesurement of diffuse blue refectance(ISO brightness)に準拠して塗工面について測定した。また、蛍光増白度(%)は、数値が大きいほど好ましい。
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表1〜5に記載のとおり、本発明の蛍光増白増強剤1〜7を用いたものは、比較用の蛍光増白増強剤8〜13を用いたものに比べ、著しく蛍光増白度及び白色度が高いことが分かる。また、本発明の蛍光増強増白剤は、塗工紙用塗料に用いても、塗料の粘度の変化がほとんどないことも明白である。
本発明の蛍光増白増強剤は、蛍光増白剤と共に用いられ、本発明の蛍光増白増強剤を配合しない場合に比べ、蛍光増白度及び白色度を著しく向上させることができる。よって、蛍光増白剤が用いられる分野であれば制限なく用いられる。各種分野の中でも、本発明の蛍光増白増強剤は、顔料及びラテックスを主体とする塗工紙用塗料(ピグメントコート紙に仕上げられる)、顔料を含有しない塗工紙用塗料(クリアコート紙に仕上げられる)及び顔料及びラテックスを主体とするインクジェット紙用塗料(インクジェット紙に仕上げられる)に使用される蛍光増白剤と共に好適に使用できる。また、本発明の蛍光増白増強剤は、抄紙(造)工程においてパルプスラリー等に使用される蛍光増白剤と共に好適に使用できる。

Claims (10)

  1. 蛍光増白剤と共に用いられる蛍光増白増強剤において、
    アルコールと炭素数2〜4のアルキレンオキサイドとの反応より製造され、重量平均分子量が1000〜30,000であるポリオキシアルキレン化合物(A)及びイソシアネート(B)を必須構成単位としてなり、水酸基(OH)とイソシアネート基(NCO)との当量比(OH/NCO)が1.0〜2.0/1であるウレタンポリマー(UC)を含有してなることを特徴とする蛍光増白増強剤。
  2. ポリオキシアルキレン化合物(A)のオキシエチレン単位の含有量がオキシアルキレン単位の全重量に基づいて60重量%以上である請求の範囲第1項に記載の蛍光増白増強剤。
  3. ポリオキシアルキレン化合物(A)が一般式(1)で表される化合物である請求の範囲第1又は2項に記載の蛍光増白増強剤。
    (一般式)
    {H−(AO)n−}t D (1)
    式中、Hは水素原子、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、Dは水素原子又はアルコールから水酸基の一部若しくは全部を除いた残基、nは5〜650の整数、tは1〜4の整数を表す。
  4. 蛍光増白剤と請求の範囲第1〜3のいずれかに記載の蛍光増白増強剤とを含有してなる蛍光増白組成物。
  5. 請求の範囲第1〜3のいずれかに記載の蛍光増白増強剤を含有してなる塗工紙用塗料。
  6. 請求の範囲第1〜3のいずれかに記載の蛍光増白増強剤を含有してなるインクジェット紙用塗料。
  7. 請求の範囲第1〜3のいずれかに記載の蛍光増白増強剤を含有してなるインク組成物。
  8. 請求の範囲第項に記載の塗工紙用塗料を塗工してなる塗工紙。
  9. 請求の範囲第項に記載のインクジェット紙用塗料を塗工してなるインクジェット紙。
  10. 請求の範囲第1〜3のいずれかに記載の蛍光増白増強剤を内添してなる紙。
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