JP4639021B2 - ペーパー・ウエブを圧搾するための装置と方法 - Google Patents

ペーパー・ウエブを圧搾するための装置と方法 Download PDF

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、走行する紙またはボール紙のペーパー・ウエブを圧搾するための拡張ニップを有するプレス装置に関する。本発明はさらに、このようなプレス・ニップによって機械方向の圧力曲線を制御するための手順に関する。より詳細には、本発明は、プレス・シューと裏当て部材とがこれらの間に拡張ニップを形成するように、カウンタ・ロールまたは別の裏当て部材に隣接してプレス・シューを支持する支持体を含み、またさらに、ニップを通過するペーパー・ウエブの上に圧力を加えるために裏当て部材に対してプレス・シューを押し付けるための液圧式または空気圧式装置を含む形式の、シュー・プレス機に関する。
【0002】
本発明によるプレス装置と手順は、特に、湿潤な紙またはボール紙のペーパー・ウエブを湿式圧搾するためのみならず、乾燥した紙またはボール紙をカレンダ加工またはその他の仕上げ加工を行なうために有利に利用され得る。また、本発明による圧搾装置と手順とは紙およびボール紙以外の繊維ペーパー・ウエブに利用されることも意図されてよい。
【0003】
(発明の背景)
長い間、シュー・プレス装置、すなわち拡張ニップを有するプレス機が、さまざまな等級の紙およびボール紙を製造するときに、主としてペーパー・ウエブの乾燥度を増加する目的で湿式圧搾するためのみならず、ペーパー・ウエブの表面性質またはその他の物理的性質を向上する目的でカレンダ加工およびその他の仕上げ加工を行なうために採用されてきた。
【0004】
これらのより長いニップの結果として、シュー・プレス機は、同じニップ圧で乾燥度が高いこと、または、より低い圧力で圧搾してもシートに対してより穏やかな乾燥度が維持されるなどの、従来のロール・プレス機と比較して多くの利点を提供する。
【0005】
ニップ全体にわたる機械方向の圧力曲線などの、シュー・プレス機におけるプレス・ニップ条件を調整するために、圧力シューを機械方向に前後に移動することができることがしばしば望ましく、これによって、プレス力が開始時に最高になってプレス・ニップの端部に向かって低くなるように、または、これとは逆になるように、プレス・ニップを通じて圧力曲線に影響を及ぼす。このような調整において、圧力シューは主として、カウンタ・ロールの中央軸に中心を置く弧状の移動線をたどることになる。
【0006】
プレス・ニップ全体にわたる機械方向の調整された圧力曲線が望まれる理由は、とりわけ、さまざまな品質の紙またはボール紙がさまざまな最適圧力曲線を有することである。
【0007】
米国特許第4713147号は、湿潤な繊維質で多孔質の紙またはボール紙のペーパー・ウエブから水を除去するために抄紙機における、拡張プレス・ニップを有するシュー・プレス機を記述している。このプレス機は、回転するプレス・ロールと、プレス・ロールに向かって圧されて長い圧搾ゾーンを形成する少なくとも1つのローディング・シューとを含む。ローディング・シューは、プレス・ロールの軸に平行な軸のまわりに回転することができる。脱水しようとするペーパー・ウエブは、ペーパー・ウエブからの水を受け入れる少なくとも1つのフェルトと一緒に圧搾ゾーンを通される。ローディング・シューは、支持手段によってキャリア・フレームの上に支持されている。シューにおいて支持手段によって及ぼされる支持力の重心は、さまざまな紙質を加工処理するときに圧搾ゾーンに発生する圧力パターンの調節を可能にするために、ペーパー・ウエブの脱水方向に変位可能である。重心の変位は、シューに対して支持手段を移動させることによって機械的に、または支持手段における2つの個別の圧力クッションにおける圧力を変えることによって液圧的にも実施される。
【0008】
さらに、スウェーデン特許SE−C2−510609は、圧搾シューとカウンタ・ロールとを含み、これらの間に、紙またはボール紙のペーパー・ウエブおよび循環可撓性ベルトのための拡張ニップが形成されている、紙またはボール紙用のシュー・プレス機を記述している。シュー・プレス機は、水平ビームとプレス・シューの間に配置され、プレス・シューをカウンター・ロールに対して圧接する少なくとも1つのプレス・シリンダをさらに含む。プレス・シューはプレス・シリンダの頂部に配置され、これによって水平ビームにプレス・シリンダを固着するための装置があり、この装置は分離することができる。固着装置の分離後に、プレス・シリンダは、機械方向に移動するため、および、シュー・プレス機の圧力プロファイルを調整するために、偏心部材によって影響を及ぼされてもよい。
【0009】
本明細書に参照として組み込まれている、米国特許第6083352号に対応する欧州特許第0933471号には、プレス・シューの熱膨張に起因する問題を減らすシュー・プレス機が開示されている。なぜならば、該シュー・プレス機は、機械方向を横断する方向のプレス・シューの比較的大きな延伸と、さらにまたプレス・シューの他の変形とを許容する能力を有するからである。開示されたシュー・プレス機は、プレス機を通過するペーパー・ウエブの全長に沿って横断方向に延びるプレス・シューと、支持体によって支持されてシューに沿って離隔する複数の関節連結された液圧ローディング・シリンダとを含む。シューと裏当て部材との間に画定されるニップを通って運ばれているペーパー・ウエブに圧力を加えるために、シリンダがプレス・シューを支持体から離す及びカウンタ・ロールまたは別の裏当て部材に押すことを可能にするように、ローディング・シリンダは作動液によって加圧され得る作業チャンバを画定している。各ローディング・シリンダは、シリンダ部材の内部に配置されたピストン部材を含む。ピストンまたはシリンダは、プレス・シューに対して固定された第1部材と支持体に対して固定された第2部材とを有する二部部材を含むが、残りのピストンまたはシリンダはカップラを含む。欧州特許第0933471号に開示されているシュー・プレス機のプレス・シューはまた支持体に対して機械方向に移動または傾斜させることもできるので、シュー・プレス機は、機械方向のシューの前方移動を制限する停止部材を含む。
【0010】
さらに、出願人自体のスウェーデンのまだ公開されていない特許出願SE9901636−2は、紙またはボール紙抄紙機用のシュー・プレス機を記述している。シュー・プレス機は、プレス・シューとカウンタ・ローラとを包含し、これらはその間に、紙またはボール紙のペーパー・ウエブとエンドレス可撓性ベルトを通過させるための拡張ニップを形成しており、またシュー・プレス機は、プレス・シューをカウンタ・ロールに対して圧するために、シュー・プレス機の支持システムに含まれる水平ビームとプレス・シューとの間に配置された少なくとも1つのプレス・シリンダを包含する。プレス・シリンダのシリンダまたはピストンはベアリングの中に取り付けられていて、プレス・シリンダの作業空間の対称軸を形成する軸に対して偏心している軸のまわりに旋回する。シュー・プレス機はさらに、シュー・プレス機の圧力プロファイルを調整するために、プレス・シリンダのシリンダまたはピストンを旋回させるための運動部材を有し、運動部材はマントルの外側に延在する作動装置を包含する。
【0011】
米国特許第5676799号には、繊維ペーパー・ウエブを処理するための拡張プレス・ニップを有する装置が開示されている。この装置では、少なくとも1つの表面が、少なくとも1つの支持要素から成る液圧接触圧力装置を介した少なくとも1つのシリンダ・ピストンからの圧力を受けるベルトによって形成され、これにより、支持要素の圧力ポケットへの加圧流体供給は、ピストン・シリンダ・ユニットの部分の1つが支持要素の一部分に永続的に連結されることによって保証され、これにより、ピストン・シリンダ・ユニットの他の部分は、機械方向と要素の1つのペーパー・ウエブ移動方向に可動に保たれ、これにより、支持要素は支持部分に取り付けられた止め具を経て支持されている。
【0012】
拡張プレス・ニップの機械方向における圧力曲線に作用するすでに周知の装置の多くが、不必要に複雑で高価なものであることは経験で判り、また圧力曲線を他のものに切り替えるときに必要な調節を行なうためには、かなりの時間量を必要とすることがしばしばである。
【0013】
さらにまた、機械方向における圧力曲線の望みの調節が運転中に妨げられ、運転性と品質に関する問題を引き起こすこともあるという危険性がしばしば生じる。
【0014】
(発明の概要)
したがって、本発明の第1目的は、簡単かつ低廉で信頼性のある方式で異なる圧力曲線間の調節を可能にする、走行する紙またはボール紙のペーパー・ウエブを圧搾するための拡張ニップを有するプレス装置を提供することである。
【0015】
本発明のこの第1目的は、本発明の好ましい一実施形態にしたがって、圧搾中にペーパー・ウエブが通過するための、裏当て部材と協働する拡張ニップを形成するために配置された、機械方向を横切る方向に向いたプレス・シューと、圧搾中にペーパー・ウエブに圧力を加えることを可能にするために、プレス・シューに沿って配置された数個のローディング・シリンダによって裏当て部材に向かって移動可能にプレス・シューを支持する支持体とを含む、プレス装置によって達成される。ローディング・シリンダの少なくとも一部は、プレス・シューに固定することを目的とする第1端部と、支持体に固定することを目的とする第2端部とを含み、これによってローディング・シリンダのそれぞれはその長手方向に主軸を有する。プレス・シューは、プレス・ニップ全体にわたって機械方向の圧力曲線を制御するために、支持体と裏当て部材とに対するさまざまな位置の間において変位自在に配置され、それによりプレス・シューの下流に停止部材が配置されている。
【0016】
本発明によれば、こうして停止部材が機械方向のさまざまな停止位置の間で変位自在およびこれらの位置で固定自在に配置され、これによって、ローディング・シリンダの少なくとも一部または支持体は、主軸の1つまたはいくつかに対して偏心して配置された部材を含み、これらの部材は、現在の偏心位置と現在の停止位置が圧搾中のプレス・シューの位置を制御し、これによってプレス・ニップ全体にわたって機械方向の圧力曲線を制御するように、主軸に対してさまざまな偏心位置にもってこられる。
【0017】
本発明の第2目的は、本発明によるプレス装置においてプレス・ニップ全体を通じて機械方向の圧力曲線を制御するための手順を提供することである。本発明のこの第2目的は、本発明の好ましい一実施形態にしたがって、プレス・シュー、裏当て部材、支持体、およびいくつかのローディング・シリンダを含み、ローディング・シリンダの少なくとも一部は圧力シューに固定されるように意図された第1端部と支持体に固定されるように意図された第2端部とを包含し、各ローディング・シリンダはその長手方向に主軸を有する、プレス装置によってプレス・ニップが提供されるところの手段によって達成される。プレス・シューは、圧力曲線を制御するために支持体と裏当て部材に対するさまざま位置の間で変位可能であり、それによってプレス・シューの下流に停止部材が設けられている。
【0018】
本発明によれば、機械方向の圧力曲線は、拡張プレス・ニップによって、1つまたは複数の主軸に対して偏心配置された、支持体またはローディング・シリンダの部材を、主軸に対する第1偏心位置から第2偏心位置へ移動させることによって制御され、同時に停止部材は、第2偏心位置と第2停止位置とがプレス・シューの位置を支持体と裏当て部材とに対する第1位置から第2位置へ変化させるように、第1停止位置から第2停止位置へ移転される。
【0019】
本発明のさらに別の目的は下記の説明から明らかになり、これらの目的の達成を実現させる特徴は特許請求の範囲に述べられている。
【0020】
次に、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。
【0021】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
添付の図1A、図1Bには、本発明の好ましい一実施形態によるシュー・プレス装置の機械方向の概略断面図が示されており、図1Aではプレス・シュー101が第1位置にあり、図1Bではプレス・シュー101’が第2位置にある。
【0022】
添付の図2A、図2Bには、本発明の特に好ましい一実施形態によるシュー・プレス装置の機械方向の概略断面図が示されており、図2Aではプレス・シュー201が第1位置にあり、図2Bではプレス・シュー201’が第2位置にある。
【0023】
第1位置にあるプレス・シュー101;201(図1A、図2A)は、拡張プレス・ニップによって機械方向に主に「対称形の」圧力曲線を生じさせ、これによって圧力は低い初期値から圧力最大値に上昇し、続いて再び下降する。
【0024】
これに反して、第2位置にあるプレス・シュー101’;201’(図1B、図2B)は、プレス・ニップの端部に向かって増加するプレス・ニップの始まりにおいて低圧を有する圧力曲線、すなわちプレス・シュー101;201が第1位置にあるときの場合(図1A、図2A)と比較して、プレス・ニップの端部に向かって変位した最大圧力を有する圧力曲線を生じさせる。もちろん、本発明によるシュー・プレス装置のプレス・シューのために多くの異なる位置を企画することができよう。
【0025】
本発明によるシュー・プレス装置は、連続する紙またはボール紙を圧搾するために向けられ、機械方向MDを横切って整列されたプレス・シュー101、101’;201、201’を含み、このプレス・シューは、裏当て部材102;202と共に、圧搾中にペーパー・ウエブ104;204が通過するための拡張プレス・ニップ103、103’;203、203’を形成するために配置されている。
【0026】
本発明によるプレス装置はさらに支持体105;205を含み、この支持体は、圧搾中にペーパー・ウエブに圧力を加えることを可能にするためにプレス・シューに沿って配置されたいくつかのローディング・シリンダ106、206によって裏当て部材に向かって動くことができる方式で、プレス・シューを支持する。
【0027】
ローディング・シリンダ106:206の少なくともいくつかは、プレス・シュー101;101’;201、201’に固定されるように意図された第1端部110;210と、支持体105、205に固定されるように意図された第2端部111;211とを含む。しかして、シリンダのいくつかがプレス・シューおよび/または支持体に固定されていないが、ある別の適切な方法でその意図された位置に保持されるかまたは制御されるという実施形態も、本発明の範囲の中にあると考えることができる。
【0028】
各ローディング・シリンダ106;206は、その長手方向に主軸X;Yを有する。こうして、主軸は、もっぱらローディング・シリンダの延長方向に延在する軸であることが理解される。
【0029】
上述のことから明らかなように、本発明によるプレス装置のプレス・シューは、プレス・ニップ103、103’;203;203’全体にわたって機械方向MDに圧力曲線を制御するために、支持体と裏当て部材とに対するさまざまな位置101、101’;203、203’間で変位自在に配置されている。
【0030】
停止部材107、107’;207、207’が、本発明によるプレス装置のプレス・シューの下流側に配置されている。機械方向とさらに機械方向と反対の方向にもシューの運動を制限するためのさまざまな形式の停止部材が、上に述べた従来の技術の資料によってすでに知られている。
【0031】
本発明によるプレス装置の停止部材107、107’;207、207’は、機械方向MDのさまざまな停止位置A、B;C、Dの間で変位自在、およびこれらの位置で固定自在に配置されている。こうして、図1A〜図1Bおよび図2A〜図2Bに示す実施形態では、停止部材を2つの異なる確定された停止位置に持ってきて、そこに固定することができる。また、3か所以上の確定された停止位置に持ってきて、そこに固定することができる停止部材を有する、本発明による実施形態を計画することもできる。
【0032】
本発明によるプレス装置のローディング・シリンダ106;206の少なくともいくつかまたは支持体105;205は、主軸X;Yに対してさまざまな偏心位置E、F;G、Hに持ってくることができる主軸X;Yの1つまたはいくつかに対して偏心して配置された部材108、109、108’、109’、208、208’を含む。圧搾中は、現在の偏心位置E、F;G、Hおよび現在の停止位置A、B;C、Dはプレス・シュー101、101’;201、201’の位置を制御し、またこれによって、プレス・ニップ103、103’;203、203’全体を通じて機械方向MDに上記の圧力曲線も制御する。
【0033】
図1A、図1Bに示す本発明の好ましい一実施形態によれば、偏心して配置された部材は、プレス・シュー101、101’に固定するための雄部材112、113を受け入れるための第1端部110における凹部108、109;108’、109’によって構成されている。この実施形態では、雄部材112、113は、凹部108、109;108’、109’の中に、およびプレス・シューの対応する凹部の中に圧入される滑りガイドによって構成されている。また、支持体に固定するために雄部材を受け入れるための第2端部における凹部、または第2端部に固定するために雄部材を受け入れるための支持体における凹部を有する、有利な実施形態を考えることもできる。
【0034】
本発明によるプレス装置の特に好ましい実施形態では、偏心して配置された部材は、前記のプレス・シュー201、201’に固定するためにプレス・シュー201、201’における凹部214に受け入れられるための第1端部210の雄部材208;208’によって構成されている。また、前記支持体に固定するために支持体における凹部に受け入れられるための第2端部における雄部材、または第2端部に固定するために第2端部における凹部に受け入れられるための支持体における雄部材を有する、有利な実施形態を考えることもできる。
【0035】
したがって、上述の雄部材は、プレス・シュー、第1端部210、第2端部、または支持体に統合された、個別に貫通可能な部品112、113、または突起208、208’によって構成されることもできる。
【0036】
特に好ましい実施形態では、第1および/または第2端部の固定は、上述の雄部材が、ドエル215、ロック・ピン、またはプレス・シュー201、第1端部、第2端部、または支持体の中に形成された通路を通じて延びる類似の部材を受け入れるための、凹部または空洞を提供することを含む。したがって、図2A、図2Bに示すような特に好ましい実施形態では、ロック・ピン215がプレス・シュー201の中の通路を通じて延びている。
【0037】
本発明によるプレス装置の特に好ましい実施形態では、停止部材107、107’;207、207’は、少なくとも、支持体の凹部にあって停止部材と当接するスペーサ要素116、116’;216、216’によって現在停止位置A、B;C、Dに固定される。スペーサ要素は、第1位置(図1A、図2A)では機械方向MDの第1停止位置A;Cにおける前記当接を可能にし、第2位置(図1B、図2B)では第2停止位置B;Dにおける前記当接を可能にする幾何学的設計を有する。もちろん、スペーサ要素(または複数のスペーサ要素)が3か所以上の停止位置において停止部材との当接接触を可能にする、本発明の範囲内における実施形態を考えることもできる。
【0038】
図1A〜図2Bに示す実施形態では、スペーサ要素は、機械方向を横切る停止部材の全幅を横切って延びる棚によって構成され、これはさまざまな停止位置を提供するためにその縦軸のまわりに回転されることもできる。また、さまざまな停止位置を提供するために回転またはひねることができる複数の短いスペーサ要素を有する実施形態、またはいくつかの異なる寸法の取替え可能なスペーサ要素を有する有利性の低い実施形態を考えることもできる。
【0039】
プレス装置の一実施形態では、ローディング・シリンダ106;206の少なくともいくつかは、少なくとも1つの作業室121;221を形成するために、ガスケット119;219、220に接触することによって密封式に、少なくともピストン部分118;218に滑動式に結合された少なくとも1つのシリンダ部分を含み、作業室の内部では加圧媒体の圧力を、ローディング・シリンダ106;296の短縮を生じさせるために低下させ、またはローディング・シリンダの延長を生じさせるために増加させることができる。この実施形態では、シリンダ部分117;217は第1端部110;210を提供する。
【0040】
代替実施形態(図示せず)では、代わりにピストン部分は円筒状結合部分から構成され、これは滑動密封式に第1シリンダ部分を第2シリンダ部分に連結する。こうして、この実施形態では、ローディング・シリンダの少なくともいくつかが互いに滑動する3つの部分を有し、これによって結合部分が実質的に円筒状スリーブになって、その内部が作業室の一部を構成することは有利である。
【0041】
他方では、ピストン部分(図1A〜図2B)または結合部分が大きくて重いほぼ円筒状の物体118;218で、この一端または両端に作業室121;221が形成され、またいくつかの作業室の場合には、円筒状物体は作業室間の圧力接続のために2端部間に1つまたは複数の導管を含む、本発明によるプレス装置の実施形態を考えることが可能である。
【0042】
本発明によるプレス装置のさらに別の代替実施形態では、第1および第2シリンダは中実でほぼ円筒状の物体であり、その一端部は作業室を形成するために結合部分によって囲まれている。
【0043】
本発明によるプレス装置の裏当て部材102;202は、回転するカウンタ・ロールであることが好ましく、またスリーブの形状であることが好ましい可撓性ベルト122;222はエンドレス・ループ状に配置されて、圧搾中にプレス・シュー101、101’;201、201’と紙またはボール紙ペーパー・ウエブ104、204との間を走行する。
【0044】
圧搾では、プレス・ニップ103、103’;203、203’を通過する紙またはボール紙ペーパー・ウエブ104、204は1枚または複数枚の水受入れファブリックによって支持されることが好ましい。このような例えばプレス・フェルトなどのファブリックは当技術分野では周知である。
【0045】
本発明によるプレス装置は、紙またはボール紙のペーパー・ウエブの湿式圧搾またはカレンダ加工に特に有利に利用される。
【0046】
次に、プレス装置における拡張プレス・ニップを通じて機械方向MDに圧力曲線を制御するための本発明による手順を、適切なときには添付の図1A〜図2Bを参照して説明する。
【0047】
したがって、プレス・ニップ103、103’;203、203’は、プレス・シュー101、101’;201、201’、裏当て部材102;202、支持体105、205、および多数のローディング・シリンダ106、206を含む、本発明による装置によって提供される。
【0048】
ローディング・シリンダの少なくともいくつかは、プレス・シュー101、101’;201、201’に固定するように意図された第1端部110;210と、支持体105、205に固定するように意図された第2端部111;211とを含み、これによってローディング・シリンダ106、206のそれぞれはその長手方向に主軸X,Yを有する。したがって、すべてのローディング・シリンダがプレス・シューおよび/または支持体に固定されてはいない、本発明の実施形態を計画することができる。
【0049】
プレス・シュー(101、101’;201、201’)は、上述の圧力曲線を制御するために支持体および裏当て部材に関してさまざまな位置(図1A、図1B、図2A、図2B)の間で移動可であり、これによって停止部材107、107’;207、207’がプレス・シューの下流側に設けられ、こうして機械方向におけるプレス・シューの移動を制限する。
【0050】
本発明による手順では、支持体またはローディング・シリンダ106;206において主軸X、Yの1つまたは複数に対して偏心して配置された部材108、109;208によって、拡張プレス・ニップ103;203を通じて、圧力曲線が機械方向MDに制御され、ローディング・シリンダは主軸に対して第1偏心位置E;Gから第2偏心位置F;Hへ移動され、一方、停止部材116;216は第1停止位置A;Cから第2停止位置B;Dに移動される。第2偏心位置F;Hと第2停止位置B;Dは、プレス・シューの位置を、支持体105;205と裏当て部材102;202に対して第1位置(図1A;図2A)から第2位置(図1B;図2B)へ制御することになる。上述のことから明らかなように、これは拡張プレス・ニップを通じて機械方向に圧力曲線を変化させることになる。
【0051】
本発明による手順の好ましい実施形態では、偏心部材が第1端部110に凹部108、109;108’、109’の形で設けられ、第1端部がプレス・シュー101;101’に固定されるように雄部材112;113を受け入れる。支持体が第2端部に固定されるように雄部材を受け入れる、第2端部に凹部の形で偏心配置された部材を有する、本発明による手段の実施形態(図示せず)を計画することもできる。
【0052】
本発明による手順の特に好ましい実施形態では、偏心配置された部材が、第1端部がプレス・シューに固定されるように、プレス・シュー201;201’における凹部214の中に受け入れられた第1端部210の雄部材208;208’の形で設けられている。第2端部が支持体に固定されるように、支持体における凹部によって受け入れられる第2端部の雄部材の形で、または支持体が第2端部に固定されるように、第2端部の凹部によって受け入れられる支持体の雄部材の形で、実施形態を計画することもできる。
【0053】
本発明による手順の特に好ましい実施形態では、凹部または空洞が前記雄部材208;208’に有利に設けられ、プレス・シュー201の第1端部または第2端部に通路が設けられ、これによってロック・ピン215、杭、ロックねじ、または類似の部材が、第1端部および/または第2端部を固定するために通路を通って凹部または空洞の中に導かれる。
【0054】
本発明による手順の特に好ましい実施形態では、停止部材107、107’;207、207’は、現在の停止位置A、B;C、Dにおいて、支持体と当接するスペーサ要素116、116’;216、216’によって支持体の凹部の中に固定される。この実施形態では、スペーサ要素は最初に、第1停止位置A;Cにおいて当接するために第1位置(図1A;図2A)に動かされ、その後に、機械方向で第2停止位置B;Dにおいて当接するために第2位置(図1B;図2B)に動かされる。
【0055】
本発明による手順の別の有利な実施形態では、上に述べた複数のローディング・シリンダ206複動式と単動式である。ここでは複動式によって、ローディング・シリンダがその延長方向にも短縮方向にも力を発生する能力を有することが解るが、単動式は、ローディング・シリンダがその延長方向にのみ力を発生する能力を有することを意味する。この実施形態では、固定は複動式のローディング・シリンダ206においてのみ前記雄部材208、208’によって実施され、これにより、複動式の数単動式の数よりも少なく、第2数の3分の1以下であることが特に有利である。この実施形態は、非固定ローディング・シリンダが圧力のない条件にあってプレス・シューに接触していないときに、プレス・シューから離れることは全くなく、非固定ローディング・シリンダの偏心配置された部材を望みの位置に急速に回転または移動させることができるので、さまざまな圧力曲線間の切換え時間を著しく短縮する。
【0056】
本発明によるシュー・プレス装置が複動式(延長と短縮両方の力を有する)と単動式(延長の力のみを有する)両方のローディング・シリンダ106;206を含む場合には、複動式ローディング・シリンダ206は図2A、図2Bに示す形式であることが有利であるが、単動式ローディング・シリンダ106は図1A、図1Bに示す形式であることが有利である。一方それでも、複動式ローディング・シリンダと単動式ローディング・シリンダが両方とも同じ形式であり、またはローディング・シリンダが特許請求の範囲内で他のある適当な形式である、本発明の範囲内での実施形態を計画することが可能である。
【0057】
本発明を、さまざまな実施形態に関連してここで説明されたもの、または添付の図に示されたものに限定されると解釈してはならない。むしろ、本発明の範囲は特許請求の範囲によって定義されている。
【0058】
本発明によるシュー・プレス装置の部分である機械式および液圧式、代替として空気圧式の構成部分は、これらの構成部分が当業者には周知であるはずであり、さらに上記の欧州特許第0933471号に説明され図示されているので、本明細書には詳細に説明されていない。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 プレス・シューが第1位置にある、本発明の好ましい一実施形態によるシュー・プレス装置の機械方向の概略断面図である。
【図1B】 この場合はプレス・シューが第2位置にある、図1Aによるシュー・プレス装置の機械方向の概略断面図である。
【図2A】 プレス・シューが第1位置にある、本発明の特に好ましい一実施形態によるシュー・プレス装置の機械方向の概略断面図である。
【図2B】 この場合はプレス・シューが第2位置にある、図2Aによるシュー・プレス装置の機械方向の概略断面図である。

Claims (13)

  1. プレス装置と裏当て部材(102;202)との間の拡張プレス・ニップ(103,103’;203,203’)を通って機械方向(MD)に運ばれるペーパー・ウエブ(104,204)を圧搾するためのプレス装置であって該プレス装置が
    ペーパー・ウエブが通過する前記拡張プレス・ニップを形成するように裏当て部材(102;202)と並べられ、ペーパー・ウエブの全幅にほぼ沿って機械方向を横断する方向に延びたプレス・シュー(101,101’;201,201’)と、
    前記プレス・シューがペーパー・ウエブに圧力を加えるために前記裏当て部材に向かって負荷方向に動くことができるように前記プレス・シューを支持する支持体(105,205)にして、前記ニップを通る機械方向の圧力曲線を制御するために前記裏当て部材と前記支持体に対する異なる位置の間で機械方向に動くことができるように配置されている支持体(105,205)と、
    前記プレス・シューに沿って機械方向を横断する方向に離隔配置された複数のローディング・シリンダ(106;206)にして、それぞれが長手方向に主軸(X;Y)を有し、主軸に沿って延長収縮し、前記プレス・シューに固定された第1端部(110;210)前記支持体に固定された第2端部(111;211)とを有する、複数の延長可能および引込み可能なローディング・シリンダ(106;206)と、
    機械方向における前記プレス・シューの移動を制限するために前記プレス・シューの下流側に配置された停止部材(107,107’;207,207’)にして、機械方向における異なる停止位置(A,B;C,D)の間で移動されるように、かつこれらの位置で固定されるように配置された停止部材(107,107’;207,207’)と
    前記プレス・シューの機械方向位置を制御するために、前記支持体と前記ローディング・シリンダの少なくともいくつかの間に又は該ローディング・シリンダの少なくともいくつかと前記プレス・シューの間に係合された部材(108,109,108’,109’,112,113;208,208’,214)にして前記主軸の1つまたはいくつかに対する異なる偏心位置(E,F;G,H)に配置される部材(108,109,108’,109’,112,113;208,208’,214)とを有しており
    前記偏心位置(E,F;G,H)と停止位置(A,B;C,D)とが圧搾中のプレス・シューの機械方向位置を制御して、これによって前記拡張プレス・ニップを通る機械方向の前記圧力曲線を制御することができるプレス装置。
  2. 前記偏心配置された部材が、前記プレス・シューに固定された雄部材(112,113)を受け入れるための前記ローディング・シリンダの第1端部にある凹部(108、109、108’、109’)前記支持体に固定された雄部材を受け入れるための前記ローディング・シリンダの第2端部にある凹部、または前記ローディング・シリンダの第2端部に固定された雄部材を受け入れるための前記支持体にある凹部を含む、請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記偏心配置された部材が、前記プレス・シューの凹部(214)に受け入れられるための前記ローディング・シリンダの第1端部に固定された雄部材(208,208’)前記支持体の凹部に受け入れられるための前記ローディング・シリンダの第2端部に固定された雄部材、または前記ローディング・シリンダの第2部材の凹部に受け入れられるための前記支持体に固定された雄部材を含む、請求項1に記載のプレス装置。
  4. 前記雄部材が、ロック・ピン(215)、杭、ロックねじ、または前記雄部材を受け入れるための前記凹部を有する部材の中に設けられた通路を通過する類似の部材を含む、請求項3に記載のプレス装置。
  5. 前記停止部材が、少なくとも、前記支持体の凹部に配置されたスペーサ要素(116,116’;216,216’)によって選択された停止位置に固定され、スペーサ要素は前記停止部材と当接し、スペーサ要素は、第1位置では機械方向の第1停止位置における前記停止部材と当接し、第2位置では機械方向第2停止位置における前記停止部材と当接する幾何形状設計のものである、請求項1に記載のプレス装置。
  6. 前記ローディング・シリンダの少なくともいくつかが、密封部材(119,219,220)と接触することによって密封された形で、少なくとも1つのピストン部分(118;218)に滑動するように結合された少なくとも1つのシリンダ部分(117;217)を含み、少なくとも1つの作業室(121;221)を形成し、作業室の中では、加圧媒体の圧力を、ローディング・シリンダを短縮させるために低下させ、またはローディング・シリンダの延長を起させるために増加させることができ、前記シリンダ部分はローディング・シリンダの前記第1端部を形成する、請求項1に記載のプレス装置。
  7. 拡張プレス・ニップを通機械方向圧力曲線を制御するための方法にして、前記プレス・ニップは、プレス・シュー(101,101’;201,201’)と、プレス・シューと共に前記プレス・ニップを形成する裏当て部材(102;202)と、前記プレス・シューを上に移動可能に支持する支持体(105;205)と、少なくともいくつかが、前記プレス・シューに固定された第1端部(110;210)前記支持体に固定された第2端部(111;211)とを含む、前記支持体と前記プレス・シューの間に配置された複数のローディング・シリンダ(106;206)とを含むプレス装置によって提供され、各ローディング・シリンダは長手方向に主軸(X;Y)を有し、主軸に沿って前記ローディング・シリンダは延長収縮し、圧力曲線を制御するために、前記プレス・シューを前記支持体と前記裏当て部材とに対して機械方向の異なる位置に移動させることができる方法であって、該方法が、
    前記プレス・シューの機械方向の動きを制限するために前記プレス・シューの下流側に停止部材を設け、停止部材を機械方向に第1停止位置(A;C)から第2停止位置(B;D)に移動させること、および
    前記支持体と前記ローディング・シリンダの少なくともいくつかの間、または前記ローディング・シリンダの少なくともいくつかと前記プレス・シューとの間に係合して、前記プレス・シューの機械方向の位置を制御する部材(108,109,108’,109’,112,113;208,208’,214)であって、前記主軸の1つまたは複数に対して偏心配置されている部材(108,109,108’,109’,112,113;208,208’,214)を設けること、および前記部材を前記主軸に対する第1偏心位置(E;G)から第2偏心位置(F;H)へ移動させて、これにより前記偏心配置された部材の前記第2偏心位置への変位前記停止部材の前記第2停止位置への変位は、前記支持体と前記裏当て部材に対する前記プレス・シューの機械方向の第1位置から機械方向の第2位置の位置を制御することを含む方法。
  8. 前記偏心配置された部材が、前記プレス・シューおよび前記支持体の一方における凹部(214)の形で設けられ、これらの凹部は、前記プレス・シューおよび前記支持体の前記一方に対して前記ローディング・シリンダを固定するために前記ローディング・シリンダ上の雄部材(208,208’)を受け入れている、請求項7に記載の方法。
  9. 前記雄部材のそれぞれに空洞が設けられ、ロック・ピン(215)、杭、ロックねじの1つを受け入れるために、前記プレス・シューと前記支持体の前記一方の中に通路が設けられ、ロック・ピン、杭、ロックねじの1つは、前記プレス・シューと前記支持体の前記一方に対して前記ローディング・シリンダを固定するために前記空洞に受け入れられる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記偏心配置された部材が、前記プレス・シューと前記支持体の一方に雄部材(112,113)の形で設けられ、該雄部材が、前記プレス・シューと前記支持体の前記一方に前記ローディング・シリンダを固定するために、前記ローディング・シリンダにおける凹部(108,109’,108,109’)の中に受け入れられる、請求項7に記載の方法。
  11. 前記停止部材が、少なくとも、前記支持体の凹部の中に配置されたスペーサ要素(116,116’;216,216’)の使用によって、選択された停止位置に固定され、該スペーサ要素は前記停止部材と当接し、前記スペーサ要素は、機械方向第1停止位置(A;C)において前記停止部材と当接するために前記第1位置にされ、次いで前記スペーサ要素は、機械方向の第2停止位置において前記停止部材と当接するために前記第2位置にされる、請求項7に記載の方法。
  12. 前記複数のローディング・シリンダは複動式シリンダ単動式シリンダを含み、前記雄部材による前記ローディング・シリンダの固定は前記複動式シリンダにおいてのみ実施され、前記複動式シリンダの数は前記単動式シリンダの数よりも少ない、請求項8又は9に記載の方法。
  13. 前記複動式シリンダの数は前記複動式シリンダの数と単動式シリンダの数の和の3分の1よりも小さい、請求項12に記載の方法
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