JP4637865B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、半導体記憶装置のセルから読み出した信号の増幅を高速化するのに有効な半導体記憶装置の制御技術に関する。
本発明者が検討したところによれば、半導体記憶装置の制御技術に関しては、以下のようなものが考えられる。
例えば、半導体記憶装置の一つである、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory、以下「DRAM」と記す)は、我々が日常利用する様々な電子機器に数多く搭載されている。また、近年の機器の低消費電力化、高性能化のニーズに伴い、搭載されるDRAMも低電力化、高速化、大容量化等の高性能化が強く求められている。
高性能なDRAMを実現するための最も有効な手段の一つは、メモリセルの微細化である。加工寸法を微細化することで、メモリセルを小さくできる。その結果、メモリセルに接続される、ワード線、ビット線長が短くなる。すなわち、ワード線、ビット線の寄生容量を低減できるので、低電圧動作が可能となり、低消費電力化が実現できる。また、メモリセルが小さくなるので、メモリの大容量化が可能となり、機器の高性能化が実現できる。このように、加工寸法の微細化はDRAMの高性能化に大きく寄与する。
しかしながら、半導体プロセスの加工寸法が、65nm、45nmノードと微細化し、DRAMが低消費電力化するのに伴い、DRAMメモリセルアレイの低電圧動作の要求が年々高まっている。これにより、DRAMのビット線にかかる電圧も低くなる。DRAMのセンスアンプがハーフプリチャージ方式を用いている場合、ビット線容量に蓄えられた微小なデータを増幅する時、センスアンプのNMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタのゲートにかかる電圧も減少する。これにより、センスアンプがデータを増幅する時間が増加し、DRAMの動作仕様を満たさなくなるおそれがある。このため、センスアンプのそれぞれのMOSトランジスタにかかる電圧の増加、もしくはMOSトランジスタのしきい値電圧を下げ、ゲートにかかる実行電圧を確保できなければ、センスアンプとビット線との間に設けられたシェアードMOS(以下、「SHRMOS」と記す)トランジスタを利用して、センスアンプが増幅するビット線容量を低減することが必要となる。
このようなSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御技術として、特許文献1のような技術が挙げられる。特許文献1では、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を制御して、センス速度を向上する技術が開示されている。SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を制御することで、センスアンプが増幅するビット線容量を低減し、センス速度を向上させることができる。また、センスアンプとメモリセルアレイの再結合時に、緩慢にSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を上げることで、再結合時のHighレベル側ビット線電圧の低下を抑制することもできる。
特開平6−243683号公報
ところで、前記のような半導体記憶装置の技術について、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
例えば、特許文献1では、SHRMOSトランジスタの導通を制御して、メモリセルからの読み出しデータの増幅を高速化し、カラム選択信号の活性化タイミングを早くして、データの読み出し動作を高速化する方式が開示されている。特許文献1の方式では、センスアンプでのデータ増幅時間を短縮化する為に、センスアンプ起動後に、SHRMOSトランジスタをオフし、センスアンプとメモリセルアレイの接続を切断することで、センスアンプで増幅するビット線容量を低減している。
ところが、この方式では、SHRMOSトランジスタのゲート電圧は、導通を制御するだけである為、センスアンプ内のビット線が周囲から受けるノイズにより、データが反転する問題がある。DRAMのセンスアンプの周囲には、隣接ビット線カップリング容量や、MOSトランジスタのしきい値電圧のばらつきによるクロスカップルオフセット等のノイズ源が大量にあり、センスアンプとメモリセルアレイを完全に切り離すと、センスアンプ内のビット線が受けるノイズ量が増大し、データが破壊されてしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、この問題を鑑み、センスアンプが周辺から受けるノイズに対して、耐性を持たせつつ、SHRMOSトランジスタのゲート電圧を制御し、センス速度を向上させるような半導体記憶装置を実現するための制御技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本発明による半導体記憶装置は、センスアンプとメモリセルアレイを接続するSHRMOSトランジスタのゲート電圧を、ノイズを考慮して制御するものである。
この制御により、センスアンプの周辺ノイズによるデータ反転を防ぎながらも、センス速度の高速化ができる。すなわち、センスアンプ回路の構成を変えることなく、センス速度を高速化することで、データ読み出し時間を短縮することが可能となる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
センス速度低下抑制と耐ノイズ性を両立した半導体記憶装置の実現が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本発明の実施の形態に示される各ブロックを構成するトランジスタは、特に制限されないが、公知のCMOS(相補型MOSトランジスタ)等の集積回路技術によって、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成される。すなわち、ウェルと素子分離領域と酸化膜が形成される工程の後、ゲート電極とソース・ドレイン領域を形成する第1と第2半導体領域とを形成する工程とを含む工程により形成される。
MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の回路記号はゲートに対し、矢印が内向きのものはN型MOSFET(NMOS)を表し、ゲートに対し、矢印が外向きのP型MOSFET(PMOS)と区別される。以下、MOSFETを簡略化して「MOS」あるいは「MOSトランジスタ」と呼ぶことにする。
なお、本発明は金属ゲートと半導体層の間に設けられた酸化膜を含む電界効果トランジスタだけに限定されるわけではなく、絶縁膜を間に含むMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)等の一般的なFETを用いた回路にも適用される。なお、以下の説明において、MOSトランジスタにはMISFETも含むものとする。
(実施の形態1)
以下、図1から図4、図19から図24を用いて、本発明の一実施例となる半導体記憶装置について説明する。
本提案方式は、センスアンプ活性化信号SANにより、SHRMOSトランジスタのゲート電圧をVPPからV1、V2と2段階で中間電位に落とし、カラム選択信号YSのフォールエッジでSHRMOSトランジスタのゲート電圧を再びVPPに戻す動作を行う。これにより、ノイズを低減しつつ、センス速度を高速化し、データの読み出しを速くすることができる。
図19は、本提案方式採用時の、SHRMOSトランジスタSHRのゲート電圧(SHR)と、ビット線電圧(BLT/BLB)の動作波形図例である。本方式では、先述のとおり、低ノイズ化とセンス速度高速化の実現のために、SHRをV1(領域A)、V2(領域B)と2段階で中間電位に落としている。ここで、それぞれの領域における効果を説明する。
領域Aでは、従来のSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御方式の課題であったノイズの問題を解決し、センス速度を高速化する。
従来方式の課題について簡単に説明する。図20にメモリセルアレイ構成、図21に隣接ビット線によるデータ反転の波形図例を示す。特許文献1にあるような、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧をVSSまで下げて、センスアンプとメモリセルアレイを完全に切断してセンス速度を高速化する制御方法は、ノイズ耐性が弱いという課題がある。今、図20のワード線WL0が選択されて、ワード線WL0上のMC0、MC1、MC2のセルデータが‘L’(Lowレベル)であるとする。この時、破線で囲まれた着目センスアンプのBLTは‘L’、BLBは‘H’(Highレベル)となっており、BLTの隣接ビット線BL1のデータは‘H’、BLBの隣接ビット線BL2は‘L’となっている。次に、図21に示すように、着目センスアンプに読み出されたデータ‘L’の信号量が少ない場合、それぞれの隣接ビット線BL1、BL2の電位が遷移する際に、図20に示される隣接ビット線間容量Cbbにより生じたノイズによって、着目センスアンプのデータが反転する、若しくは、センス速度が極端に遅くなるおそれがある。これは、SHRによりセンスアンプとメモリセルアレイを切断したことにより、ビット線容量が小さくなり、ノイズ耐性が悪くなったからである。
ここで、簡単にノイズについて説明する。例えば、図22に示すように、センスアンプ内ビット線容量をCsa、メモリセルアレイ側ビット線容量をCb、隣接ビット線BL1の電圧変化量をδVaと仮定すると、BLTが受けるノイズは次の式で表せる。
{Cbb/(Csa+Cbb+Cb)}・δVa (1)
従来方式では、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧をVSSまで下げてメモリセルアレイを完全に切断しているので、センスアンプから見たメモリセルアレイ側ビット線容量Cbは0となる。そのため、ノイズが大きくなる課題があった。従来は、読み出し信号量も多く問題にならなかったが、低電圧化が進むにつれ、読み出し信号量が減少し、無視できない問題になっている。
図19の領域Aでは、このノイズを抑えつつセンス速度を高速化している。従来のように一気にVSSまでSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を落とさず、まず、V1までで止めておく。SHRMOSトランジスタSHRのゲート電圧を下げていくと、式(1)のCbの項が小さくなっていく。つまり、ノイズが大きくなっていく。ノイズが問題となるのは、センスアンプに読み出した信号量が小さく、ノイズの大きさが読み出し信号量を上回り、データ反転、若しくはセンス速度が遅くなることである。よって、中間電位V1は、ノイズが読み出し信号量を上回らない所に設定する。これにより、データ反転させることなく、センス速度をある程度高速化することができる。ビット線振幅がノイズ量を上回るまで増幅した後、領域Aから領域Bに移る。
領域Bでは、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧をV1からV2へと下げ、センス速度を一気に加速させる。領域Aで既にノイズによりデータ反転しない振幅まで増幅されているので、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧をトランジスタがぎりぎりオフ状態になるV2のレベルまで下げることが可能となる。これにより、センスアンプとメモリセルアレイを切断するので、その分、増幅するビット線容量が軽くなり、センス速度が高速化される。従来方式のようにVSSまで下げず、本実施例では中間電位V2に設定することで、センスアンプとメモリセルアレイを再結合する時の電力を低減できる。
ここで、センスアンプとメモリセルアレイを再結合する時の電力について簡単に説明する。例えば、1BANK当たり選択されるMAT数をA、MAT内で制御するSHRMOSトランジスタの数をB、SHRMOSトランジスタのゲート電圧制御線の配線負荷容量をC、リードサイクルをtRCとすると、消費電流は以下の式で表せる。
A・B・C・{(VPP−V2)/tRC} (2)
この式から、中間電位V2が低ければ低いほど、消費電流が増加することが分かる。本発明の方式は、従来方式のようにSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧をVSSまで下げず、中間電位V2までしか下げないため、消費電流を削減することが出来る。
図1は、メモリセルアレイARYとセンスアンプ列SAAを示している。メモリセルアレイARYは複数のメモリセルMCからなる。DRAMセルは1個のMOSトランジスタおよび1個のキャパシタで構成され、MOSトランジスタの一方のソース端子又はドレイン端子がビット線に接続され、他方のソース端子又はドレイン端子が蓄積ノードSNに接続され、ゲート端子がワード線に接続されている。キャパシタの一方の端子は蓄積ノードSNに接続され、キャパシタの他方の端子はグランドに接続される。
センスアンプ列SAAには複数のセンスアンプSAが配置され、両側メモリセルアレイのビット線に接続される。SHRMOSトランジスタSHRは、センスアンプ列SAAとメモリセルアレイARYの接続/非接続を制御するトランジスタである。通常は、前述のように接続/非接続を制御するだけであるが、本提案方式では、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路(SHR_CTRL_U/SHR_CTRL_D)を設置し、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧の細かな制御をさせている。
プリチャージ回路BLEQはプリチャージ信号(BLEQ)が活性化されたときに対となるビット線間をイコライズし、ビット線プリチャージレベルにプリチャージする。ビット線プリチャージレベルは通常ビット線振幅電圧VDL(チップ外部からの電源電圧VDDと同レベルかまたはそれを降圧したレベル)の中点VDL/2に設定される。
センスアンプ(クロスカップル・アンプ)SAはビット線上にメモリセルからの微小な読出し信号が発生した後に、PMOS側共通ソース線PCSをVDLに駆動し、NMOS側共通ソース線NCSをVSSに駆動して、ビット線BLTとBLBのうち電圧の高い方をVDLに、電圧の低い方をVSSに増幅する回路である。カラム選択信号YSが活性化されたときにローカルIO線LIOt/bとビット線対BLT/BLBが接続される。LIOは非選択センスアンプ列での電流消費を防止するために、待機時にはVBLRにプリチャージされている。
メモリセルアレイ動作について図2を用いて説明する。図2は、本発明を適用した半導体記憶装置の読出し動作波形図例である。アクティブコマンドACTがロウアドレスと一緒に入力されると、内部でアドレスのデコードが行われる。それにより、対応するアドレスのセンスアンプ・ブロックにおいて、ビット線プリチャージ信号BLEQ_U,BLEQ_Dが非活性化状態に遷移する。ここでは、プリチャージ回路BLEQがNMOSで構成されているため、活性化状態の高電位レベル例えば、ワード線昇圧電源VPPあるいは、ビット線振幅電圧VDLからグランドレベルVSSに遷移する。これによって、対応するメモリセルアレイのビット線のプリチャージが停止する。
次に、入力されたアドレスに対応したワード線WLが選択される。このとき、選択されるワード線は、1つのメモリセルに接続された1つのワード線、例えば、図1のWL1が活性化される。活性化されるワード線WL1は、ワード線待機時レベルVWLからワード線選択レベル(ワード線昇圧電源VPP)に遷移する。これに従って、メモリセルMCでは、トランジスタのゲートが選択状態となり、ストレージノードSNとビット線が接続され、メモリセルのデータがビット線に読み出される。ここでは、メモリセルストレージノードSNに‘H’のデータが保存されている場合を示している。このときビット線はプリチャージレベルからストレージノードSNに蓄積されていた電荷分高い電圧になる。
ワード線が活性化されて所定の期間経過後、NMOSセンスアンプ活性化信号SANが非選択状態のグランドレベルVSSから活性化状態の高電位VDLあるいは、ワード線昇圧電源VPPなどに遷移して、センスアンプSAのNMOSクロスカップルが活性化される。この時、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路が動作し、SHR電圧をVPPから中間電位V1に遷移させる。その後、ある時間だけ経過後、V1からV2と遷移させる。これにより、前述のようにノイズ耐性を確保しながら、センス速度が2段階で高速化できる効果がある。
また、SANとほぼ同時か、あるいは、遅れてPMOSセンスアンプ活性化信号SAPが非選択状態の高電位状態VCLあるいは、ワード線昇圧電源VPPから活性化状態のグランドレベルVSSに遷移して、センスアンプSAのPMOSクロスカップルが活性化される。これによって、ビット線に発生していた微小信号電圧がビット線振幅電圧VDLまで増幅される。この状態でカラムコマンド入力待ち状態になる。実際のカラムコマンドはこのビット線振幅が十分な振幅になるのと同時か、あるいは前に入力可能となる。
ここでは、外部からリードコマンドREADが入力された例を示している。リードコマンドREADと同時に読み出したいカラムアドレスが入力される。リードコマンドが入力されると、同時に入力されたアドレスに従って、カラムデコーダからカラム選択信号YSが待機時状態のグランドレベルVSSから選択状態の高電位VCL(ビット線振幅電圧VDLなど)に遷移して活性化状態となる。これによって、センスアンプSAに保持されていたデータがローカルIO線LIOt/bに読み出される。また、カラム選択信号YSが選択状態の高電位VCL(ビット線振幅電圧VDLなど)から待機時状態のグランドレベルVSSに遷移した時、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路が動作し、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を中間電位V2からVPPへと遷移させる。
その後、図には示していないが、メインアンプ、及び、入出力部を介して外部にデータが出力される。
次に、プリチャージコマンドPREが入力されたときの動作について説明する。コマンド入力待ち状態のときに、プリチャージコマンドが入力されると、選択されているワード線が非選択状態のワード線待機時レベルVWLに遷移する。これに従って、センスアンプ活性化信号SAN,SAPが非選択状態となる。センスアンプが非活性化状態となった後、ビット線プリチャージ信号BLEQ_U, BLEQ_Dが活性化状態となり、活性化されていたメモリセルアレイARYのすべてのビット線とリファレンスビット線がすべてビット線プリチャージレベルに設定される。図2では、ビット線プリチャージレベルは、ビット線振幅電圧の1/2のVDL/2に設定される。これでプリチャージ動作が完了する。
図3は、DRAMのチップ構成全体図である。DRAMチップは、全体を大きく、制御回路(X/Y−Predec、CLK/Cmd)、メモリーブロック301、入出力PAD302に分けられる。制御回路(X/Y−Predec、CLK/Cmd)には、クロック、アドレス、制御信号がチップ外から入力され、チップの動作モードの決定やアドレスのプリデコードが行われる。入出力PAD302は、チップ外部からライト(書き込み)データが入力され、チップ外部へリード(読み出し)データを出力する。
メモリーブロック301の構成を図4に示す。メモリーブロックには複数のアレイ状に配置されたメモリセルアレイARYが配置され、その周囲にはセンスアンプ列SAA、サブワードドライバ列SWDA、クロスエリアXPが配置される。またブロックの外周では列デコーダYDEC、メインアンプ列MAAが配置され、サブワードドライバ列SWDAと平行に行デコーダXDECが配置される。
図5は、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路(SHR_CTRL_U,SHR_CTRL_D)の1例を示す詳細回路ブロック図である。この回路は、セレクタ4段(508、509、510、515)、遅延回路511、インバートNOR512、NAND513、Dフリップフロップ(DFF)514から構成される。
ノード501には、ワード線昇圧電源VPPが接続され、ノード502、503には、VPPとグランドレベルVSSとの間の中間電位(V1、V2)が接続される。ノード504にはセンスアンプ活性化信号SANが入力され、ノード505にはカラム選択信号(YS)が入力され、ノード506には、リセット信号(RST)が入力される。
セレクタ508は、SANにより制御され、ノード501とノード502を切り替えて出力する。セレクタ508の出力が片側の入力となるセレクタ509は、SANが遅延回路511を通過した選択信号s2により制御され、セレクタ508の出力とノード503を切り替え出力する。セレクタ509の出力が片側の入力となるセレクタ510は、DFF514の出力s3により制御され、セレクタ509の出力とノード501を切り替え出力する。セレクタ510の出力が片側の入力となるセレクタ515は、MAT選択信号(MS)により制御され、セレクタ510の出力とノード516を切り替え出力する。また、DFF514の出力s3は、インバートNORの片側端子にも接続されている。DFF514は、NAND513の出力n2がクロックとなり入力され、データを出力する。NAND513は、片側の入力にSANが入力され、もう片側の入力にはインバートNORの出力n1が入力される。インバートNOR512の片側の入力には、先述のようにDFF514の出力s3が入力され、もう片側の入力には、YSが入力される。
図5の回路の動作について、図6のタイミングチャートを使って説明する。初め、ノード504に入力されるSANと、ノード505に入力されるYSはVSSである。このとき、セレクタ508の選択信号s1、セレクタ509の選択信号s2はVSSであり、セレクタ508はノード501(VPP)側が選択され、セレクタ509はセレクタ508の出力側が選択されている。
RSTが入力されることで、初期リセット動作が行われ、DFF514の出力s3がVSSに決定される。次に、このDFF514の出力s3がセレクタ510に入力され、セレクタ510は、セレクタ509の出力側を選択する。これにより、ノード507の出力(SHR)の値が決定され、その値はVPPとなる。DFF514の出力はインバートNOR512の片側端子に入力されており、値はVSSであるため、インバートNOR512の出力n1は、もう片側の入力によって値が遷移する。NAND513の出力n2はSANと前段のインバートNOR512の出力n1により決定される。SANがVSSの時は、NAND513の出力n2は前段のインバートNOR512の出力n1の値に関わらず、VPPとなる。
初期リセット動作後、SANがVSSからVPPに遷移すると、セレクタ508の出力はノード501(VPP)入力側からノード502(V1)入力側に切り替わる。これにより、セレクタ509、510の出力の値も変わり、SHRの値はVPPからV1に遷移する。また、SANはNAND513にも入力されており、VSSからVPPに遷移するのに伴い、NAND513のもう片側の入力である前段のインバートNOR512の出力n1によって、NAND513の出力n2の値は遷移する。
セレクタ509の選択信号s2はSANが遅延回路511を通過し、tdだけ遅れて入力される。このtdは、信号が遅延回路511を通過する際にかかる遅延時間である。s2が入力されると、セレクタ509の出力はセレクタ508の出力側からノード503(V2)入力側に切り替わる。これにより、セレクタ510の出力の値も変わり、SHRの値はV1からV2に遷移する。
インバートNOR512に入力されるs3の値はVSSであるので、YSが入力されると、出力n1の値は、ある時間だけ遅延して遷移する。次段のNAND513に片側の端子に入力されるSANはVPPであるので、入力n1に対して極性が逆になる信号がある時間だけ遅延して出力(n2)される。n1は、YSが入力されるまでVSSであるため、n2の値は、YSが入力されるまでVPPとなる。このn2の値は、YSがVSSからVCLに遷移する時は、VPPからVSSに遷移する。逆に、YSがVCLからVSSに遷移する時は、n2の値はVSSからVPPに遷移する。この時、DFF514の出力s3は、VSSからVPPに遷移し、セレクタ510の出力はセレクタ509の出力側からVPP入力側に切り替わり、SHRの値はV2からVPPに遷移する。これら一連の動作をする本提案回路方式によって、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧4値制御が可能となる。
図5ではセレクタ4段構成としているが、このセレクタの数を増やしてn段にすれば、n段階で中間電位に落とすことが可能である。
次に、図7を用いて、書き込み動作の説明をする。アクティブコマンドACTが入力されてから、センスアンプが活性化されて、カラムコマンドが入力される前までは、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧がVPPであることを除き、前述の読出し動作と同様である。書き込み動作を行う場合は、カラムコマンド入力待ち状態で、ライトコマンドWRITと書き込みアドレスが同時に入力することで行われる。つまり、図7のようにアクティブコマンドのすぐ後に入力される場合や、前述のリードコマンドREAD後に入力される場合もある。書き込みデータは、コマンド、アドレスと同時または、1クロックサイクル時間後の立ち上がり、あるいは立下りクロックのエッジで入力される。書き込みデータは、入出力ピンDQから入力され、ローカルIO線LIOt/bに転送される。転送されたデータは、ライトコマンドと一緒に入力されたライトアドレスに従って選択されるカラム選択信号YSによって、書き込みセルの接続されているセンスアンプ回路に書きこまれる。センスアンプでは、ローカルIO線LIOt/bから書き込まれたデータに従って、ビット線を駆動し、メモリセルのストレージノードにデータを書き込む。図7では、読出しデータが‘L’のセルに対して、‘H’データを書き込んだ波形図を示している。プリチャージコマンドが入力されてからの内部動作は前述の読出し動作の際に説明したものと同様である。本動作は、DDRSDRAMの動作の一部を説明しているが、本発明は、通常のSDRAMや、DDR2−SDRAMに適用することも可能である。
図23は、本発明において、ビット線をツイストした時のメモリセルアレイARYとセンスアンプ列SAA_D(SAA_U)を示している。ビット線をツイストさせることで、前述のとおり、従来方式、及び本発明で、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を下げて、センスアンプとメモリセルアレイを切り離す時に課題となる隣接ビット線(BL1/BL2)から受けるノイズを更に低減することが可能となる。図23では、ノイズ低減効果が最も高くなる、センスアンプ内ビット線のツイスト割合は1:1を仮定し、センスアンプ内のビット線の長さが2等分されることを想定している。この時、センスアンプ内ビット線容量と隣接ビット線間容量は1/2に分けられる。隣接ビット線BL1(BL2)から受けるノイズはキャンセルすることができる。ツイスト割合が1:1の場合、隣接ビット線BL1(BL2)からセンスアンプ内ビット線BLBS(BLTS)が受けるノイズは等しくなる。センスアンプ内ビット線BLBSとBLTSは極性が反対であるため、隣接ビット線BL1(BL2)から受けるノイズは相殺されて”0”となる。つまり、ビット線をツイストすることで、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を下げることで問題になる、増幅時に、隣接ビット線間容量を介して受ける隣接ビット線からのノイズを”0”にすることができる。
図24は、ビット線をツイストした時のセンスアンプ列の平面レイアウト図である。破線部で囲まれた部分を示す記号の一部は、それぞれ図23のセンスアンプ列SAA−Dを構成する各回路に対応している。また、破線の大枠は、それぞれPWELとNWELを示している。破線の大枠だけで示されているのがPWEL、破線の大枠内部が斜線で塗られているものがNWELである。YSはカラム選択信号を示している。また、図24における記号の意味は、ゲート電極と第1層の配線層M1(ビット線)を接続するゲートコンタクトFGCNT、拡散層LN、LP、ゲート電極FG、拡散層LN、LPと配線層M1を接続する拡散層コンタクトLCNTである。このレイアウト図例では、NMOSクロスカップルCCNとYSWが同じPWELであるが、間にNWELを挟み、両者間を分離することで、NMOSクロスカップルCCNの基板電位VBBSA_Nだけを独立に制御できる構成となっている。ところが、このWEL分離により、レイアウト面積は大きくなってしまう。NMOSクロスカップルCCNの基板電位VBBSA_Nだけを独立に制御する必要が無ければ、このWEL分離を無くし、レイアウト面積は小さくすることができる。また、センスアンプを構成するPMOSクロスカップル(CCP)とNMOSクロスカップル(CCN)は、他のトランジスタと異なり、MOSトランジスタの駆動力を確保するため、そして、本発明の課題であるノイズの要因となるMOSトランジスタのしきい値バラつきを抑えるために、所謂リングゲートにより構成されている。
図8は、本実施の形態1の変形例として、ビット線オーバードライブ方式を採用した場合のメモリセルアレイARYとセンスアンプ列SAAを示している。メモリセルアレイARYは複数のメモリセルMCからなる。DRAMセルは1個のMOSトランジスタおよび1個のキャパシタで構成され、MOSトランジスタの一方のソース端子又はドレイン端子がビット線に接続され、他方のソース端子又はドレイン端子が蓄積ノードSNに接続され、ゲート端子がワード線に接続されている。キャパシタの一方の端子は蓄積ノードSNに接続され、キャパシタの他方の端子はグランドに接続される。
センスアンプ列SAAには複数のセンスアンプSAが配置され、両側メモリセルアレイのビット線に接続される。SHRMOSトランジスタSHRは、センスアンプ列とメモリセルアレイARYの接続/非接続を制御するトランジスタである。通常は、前述のように接続/非接続を制御するだけであるが、本提案方式では、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路(SHR_CTRL_U/SHR_CTRL_D)を設置し、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧の細かな制御をさせている。
プリチャージ回路BLEQはプリチャージ信号(BLEQ)が活性化されたときに対となるビット線間をイコライズし、ビット線プリチャージレベルにプリチャージする。ビット線プリチャージレベルは通常ビット線振幅電圧VDL(チップ外部からの電源電圧VDDと同レベルかまたはそれを降圧したレベル)の中点VDL/2に設定される。
センスアンプ(クロスカップル・アンプ)SAはビット線上にメモリセルからの微小な読出し信号が発生した後に、PMOS側共通ソース線PCSをオーバードライブ信号SAP1によりVDDに駆動し、その後、リストア信号SAP2によりVDLに駆動し、NMOS側共通ソース線NCSをVSSに駆動して、ビット線BLTとBLBのうち電圧の高い方をVDLに電圧の低い方をVSSに増幅する回路である。
カラム選択信号YSが活性化されたときにローカルIO線LIOt/bとビット線対が接続される。LIOは非選択センスアンプ列での電流消費を防止するために、待機時にはVBLRにプリチャージされている。
メモリセルアレイ動作について図9を用いて説明する。図9は、本発明を適用した半導体記憶装置の読出し動作波形図例である。アクティブコマンドACTがロウアドレスと一緒に入力されると、内部でアドレスのデコードが行われる。それにより、対応するアドレスのセンスアンプブロックにおいて、ビット線プリチャージ信号BLEQ_U, BLEQ_Dが非活性化状態に遷移する。ここでは、プリチャージ回路BLEQがNMOSで構成されているため、活性化状態の高電位レベル例えば、ワード線昇圧電源VPPあるいは、ビット線振幅電圧VDLからグランドレベルVSSに遷移する。これによって、対応するメモリセルアレイのビット線のプリチャージが停止する。
次に、入力されたアドレスに対応したワード線WLが選択される。このとき、選択されるワード線は、1つのメモリセルに接続された1つのワード線、例えば、図8のWL1が活性化される。活性化されるワード線WL1は、ワード線待機時レベルVWLからワード線選択レベル(ワード線昇圧電源VPP)に遷移する。これに従って、メモリセルMCでは、トランジスタのゲートが選択状態となり、ストレージノードSNとビット線が接続され、メモリセルのデータがビット線に読み出される。ここでは、メモリセルストレージノードSNに‘H’のデータが保存されている場合を示している。このときビット線はプリチャージレベルからストレージノードSNに蓄積されていた電荷分高い電圧になる。
ワード線が活性化されて所定の期間経過後、NMOSセンスアンプ活性化信号SANが非選択状態のグランドレベルVSSから活性化状態の高電位VCLあるいは、ワード線昇圧電源VPPなどに遷移して、センスアンプSAのNMOSクロスカップルが活性化される。この時、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路が動作し、SHR電圧をVPPからVPPとVSSの間の中間電位V1に遷移させる。その後、ある時間だけ経過後、V1からV2と遷移させる。これにより、先述のようにノイズ耐性を確保しながら、センス速度が2段階で高速化できる効果がある。
また、SANとほぼ同時か、あるいは、遅れてPMOSセンスアンプ活性化オーバードライブ信号SAP1が非選択状態の高電位状態VCLあるいは、ワード線昇圧電源VPPから活性化状態のグランドレベルVSSに遷移して、センスアンプSAのPMOSクロスカップルが活性化される。PMOSクロスカップル活性化後、オーバードライブ信号SAP1によって、PMOS側共通ソース線PCSはVDDまで駆動されることで、オーバードライブしない場合に比べて、PMOSのゲート電圧が増加する。これによって、ビット線に発生していた微小信号電圧がビット線振幅電圧まで増幅しセンス速度が高速化される。この状態でカラムコマンド入力待ち状態になる。実際のカラムコマンドはこのビット線振幅が十分な振幅になるのと同時か、あるいは前に入力可能となる。
ここでは、外部からリードコマンドREADが入力された例を示している。リードコマンドREADと同時に読み出したいカラムアドレスが入力される。リードコマンドが入力されると、同時に入力されたアドレスに従って、カラムデコーダからカラム選択信号YSが待機時状態のグランドレベルVSSから選択状態の高電位VCL(ビット線振幅電圧VDLなど)に遷移して活性化状態となる。これによって、センスアンプSAに保持されていたデータがローカルIO線LIOt/bに読み出される。
また、カラム選択信号YSが選択状態の高電位VCL(ビット線振幅電圧VDLなど)から待機時状態のグランドレベルVSSに遷移した時、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路(SHR_CTRL_U,SHR_CTRL_D)が動作し、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を中間電位V2からVPPへと遷移させる。この時、メモリセルアレイARYと、センスアンプ列SAAが再結合され、センスアンプ内ビット線のH側の電荷がメモリセルアレイARY側に移動することで、ビット線H側の電位が一時的に低くなる。このビット線H側の電位が大きく低下する場合、データ読み出しに失敗する虞がある。そのため、オーバードライブ方式を用いてSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧がVPPに戻された後もPCSのオーバードライブを続け、ある程度の時間が経過した後、オーバードライブを終了し、PCSをVDDからVDLに戻す。これにより、ビット線H側の電位の低下を極力抑え、データ読み出し動作への影響を抑制可能である。
その後、図には示していないが、メインアンプ、及び、入出力部を介して外部にデータが出力される。
次に、プリチャージコマンドPREが入力されたときの動作について説明する。コマンド入力待ち状態のときに、プリチャージコマンドが入力されると、選択されているワード線WL1が非選択状態のワード線待機時レベルVWLに遷移する。これに従って、センスアンプ活性化信号SAN,SAP2が非選択状態となる。センスアンプが非活性化状態となった後、ビット線プリチャージ信号BLEQ_U,BLEQ_Dが活性化状態となり、活性化されていたメモリセルアレイARYのすべてのビット線とリファレンスビット線がすべてビット線プリチャージレベルに設定される。図9では、ビット線プリチャージレベルは、ビット線振幅電圧の1/2のVDL/2に設定される。これでプリチャージ動作が完了する。
(実施の形態2)
本提案方式は、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧をスタンバイ時に中間電位VCにしておき、ACTコマンド入力後に、非選択メモリセルアレイ側のSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧をVSSに、カラム選択信号のフォールエッジで選択メモリセルアレイ側のSHRMOSトランジスタのゲート電圧をVPPに戻す動作を行う。これにより、ノイズ低減しつつ、センス速度を高速化し、データの読み出しを速くすることが出来る。また、スタンバイ時にSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を中間電位VCにしているので、非選択側SHRMOSトランジスタのゲート電圧をスタンバイレベルにする場合の消費電流を削減できる。
以下、図10から図12を用いて、本発明の一実施例となる半導体記憶装置について説明する。
図10は、メモリセルアレイARYとセンスアンプ列SAAを示している。メモリセルアレイARYは複数のメモリセルMCからなる。DRAMセルは1個のMOSトランジスタおよび1個のキャパシタで構成され、MOSトランジスタの一方のソース端子又はドレイン端子がビット線に接続され、他方のソース端子又はドレイン端子が蓄積ノードSNに接続され、ゲート端子がワード線に接続されている。キャパシタの一方の端子は蓄積ノードSNに接続され、キャパシタの他方の端子はグランドに接続される。
センスアンプ列には複数のセンスアンプSAが配置され、両側メモリセルアレイのビット線に接続される。SHRMOSトランジスタSHRは、センスアンプ列SAAとメモリセルアレイARYの接続/非接続を制御するトランジスタである。通常は、前述のように接続/非接続を制御するだけであるが、本提案方式では、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路(SHR_CTRL)を設置し、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧の細かな制御をさせている。
本方式では、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を、スタンバイ時にノイズによってデータが反転しない中間電位VCにして、メモリセルアレイの信号はセンスアンプ内に伝わるが、メモリセルアレイ容量が抵抗を介して繋がるようにすることで、センス速度を高速化している。また、スタンバイ時のレベルをワード線昇圧電源VPPではなく、中間電位VCにすることで、消費電流を削減することもできる。
ここで、非選択メモリセルアレイ側のSHRMOSトランジスタのゲート電圧をスタンバイ状態に遷移させる時の消費電流について簡単に説明する。例えば、1BANK当たり選択されるMAT数をA、MAT内で制御するSHRMOSトランジスタの数をB、SHRMOSトランジスタのゲート電圧制御線の配線負荷容量をC、スタンバイ時のSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧をVX、リードサイクルをtRCとすると、消費電流は以下の式で表せる。
A・B・C・(VX−VSS)/tRC (3)
この式から、スタンバイ時のSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧が高ければ高いほど、消費電流が増加することが分かる。本方式は、従来のVPPスタンバイから、VCスタンバイにしているため、消費電流を削減することが出来る。また、選択メモリセルアレイ側のSHRMOSトランジスタのゲート電圧も、従来のVSSではなく、中間電位VCに設定しているので、消費電流を削減できる。
プリチャージ回路BLEQはプリチャージ信号BLEQ_U,BLEQ_Dが活性化されたときに対となるビット線間をイコライズしビット線プリチャージレベルにプリチャージする。ビット線プリチャージレベルは通常ビット線振幅電圧VDL(チップ外部からの電源電圧VDDと同レベルかまたはそれを降圧したレベル)の中点VDL/2に設定される。
センスアンプ(クロスカップル・アンプ)SAはビット線上にメモリセルからの微小な読出し信号が発生した後に、PMOS側共通ソース線PCSをVDLに駆動し、NMOS側共通ソース線NCSをVSSに駆動して、ビット線BLTとBLBのうち電圧の高い方をVDLに電圧の低い方をVSSに増幅する回路である。カラム選択信号YSが活性化されたときにローカルIO線LIOt/bとビット線対が接続される。LIOt/bは非選択センスアンプ列での電流消費を防止するために、待機時にはVBLRにプリチャージされている。
メモリアレイ動作について図11を用いて説明する。図11は、本発明を適用した半導体記憶装置の読出し動作波形図例である。アクティブコマンドACTがロウアドレスと一緒に入力されると、内部でアドレスのデコードが行われる。それにより、対応するアドレスのセンスアンプブロックにおいて、ビット線プリチャージ信号BLEQ_U,BLEQ_Dが非活性化状態に遷移する。ここでは、プリチャージ回路BLEQがNMOSで構成されているため、活性化状態の高電位レベル例えば、ワード線昇圧電源VPPあるいは、ビット線振幅電圧VDLからグランドレベルVSSに遷移する。これによって、対応するメモリセルアレイのビット線のプリチャージが停止する。また、非選択メモリセルアレイARYとセンスアンプSAの接続部のSHRMOSトランジスタSHR(今回の場合は、下部SHRMOSトランジスタ)のゲート電圧(SHR_D)は、ACT入力後、スタンバイの中間電位VCからVSSに遷移する。
次に、入力されたアドレスに対応したワード線WLが選択される。このとき、選択されるワード線は、1つのメモリセルに接続された1つのワード線、例えば、図10のWL1が活性化される。活性化されるワード線WL1は、ワード線待機時レベルVWLからワード線選択レベル(ワード線昇圧電源VPP)に遷移する。これに従って、メモリセルMCでは、トランジスタのゲートが選択状態となり、ストレージノードSNとビット線が接続され、メモリセルのデータがビット線に読み出される。ここでは、メモリセルストレージノードSNに‘H’のデータが保存されている場合を示している。このときビット線はプリチャージレベルからストレージノードSNに蓄積されていた電荷分高い電圧になる。中間電位VCは、センスアンプ内に信号が伝わるように設定する。
ワード線(WL1)が活性化されて所定の期間経過後、NMOSセンスアンプ活性化信号SANが非選択状態のグランドレベルVSSから活性化状態の高電位VCLあるいは、ワード線昇圧電源VPPなどに遷移して、NMOSクロスカップルが活性化される。
また、SANとほぼ同時か、あるいは、遅れてPMOSセンスアンプ活性化信号SAPが非選択状態の高電位状態VCLあるいは、ワード線昇圧電源VPPから活性化状態のグランドレベルVSSに遷移して、PMOSクロスカップルが活性化される。これによって、ビット線に発生していた微小信号電圧がビット線振幅電圧まで増幅される。この状態でカラムコマンド入力待ち状態になる。実際のカラムコマンドはこのビット線振幅が十分な振幅になるのと同時か、あるいは前に入力可能となる。
ここでは、外部からリードコマンドREADが入力された例を示している。リードコマンドREADと同時に読み出したいカラムアドレスが入力される。リードコマンドが入力されると、同時に入力されたアドレスに従って、カラムデコーダからカラム選択信号YSが待機時状態のグランドレベルVSSから選択状態の高電位VCL(ビット線振幅電圧VDLなど)に遷移して活性化状態となる。これによって、センスアンプに保持されていたデータがローカルIO線LIOt/bに読み出される。また、カラム選択信号YSが選択状態の高電位VCL(ビット線振幅電圧VDLなど)から待機時状態のグランドレベルVSSに遷移した時、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路SHR_CTRLが動作し、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧(SHR_U/D)を中間電位VCからVPPへと遷移させる。
その後、図には示していないが、メインアンプ、及び、入出力部を介して外部にデータが出力される。
次にプリチャージコマンドPREが入力されたときの動作について説明する。コマンド入力待ち状態のときに、プリチャージコマンドPREが入力されると、選択されているワード線が非選択状態のワード線待機時レベルVWLに遷移する。これに従って、センスアンプ活性化信号SAN,SAPが非選択状態となる。センスアンプが非活性化状態となった後、ビット線プリチャージ信号BLEQ_U,BLEQ_Dが活性化状態となり、活性化されていたメモリセルアレイARYのすべてのビット線とリファレンスビット線がすべてビット線プリチャージレベルに設定される。図11では、ビット線プリチャージレベルは、ビット線振幅電圧の1/2のVDL/2に設定される。また、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧(SHR_U/D)は、スタンバイレベルの中間電位VCに設定される。これでプリチャージ動作が完了する。
次に図12を用いて、書き込み動作の説明をする。アクティブコマンドACTが入力されると、選択メモリセルアレイ側のSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧(SHR_U)が、スタンバイレベルの中間電位VCからワード線昇圧電源VPPに遷移し、非選択メモリセルアレイ側のSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧(SHR_D)が、スタンバイレベルの中間電位VCからグランドレベルVSSに遷移する。以下、センスアンプSAが活性化されて、カラムコマンドが入力される前までは、前述の読出し動作と同様である。書き込み動作を行う場合は、カラムコマンド入力待ち状態で、ライトコマンドWRITと書き込みアドレスが同時に入力することで行われる。つまり、図12のようにアクティブコマンドのすぐ後に入力される場合や、前述のリードコマンドREAD後に入力される場合もある。書き込みデータは、コマンド、アドレスと同時または、1クロックサイクル時間後の立ち上がり、あるいは立下りクロックのエッジで入力される。書き込みデータは、入出力ピンDQから入力され、ローカルIO線LIOt/bに転送される。転送されたデータは、ライトコマンドと一緒に入力されたライトアドレスに従って選択されるカラム選択信号YSによって、書き込みセルの接続されているセンスアンプ回路に書きこまれる。センスアンプSAでは、ローカルIO線LIOt/bから書き込まれたデータに従って、ビット線を駆動し、メモリセルのストレージノードにデータを書き込む。図12では、読出しデータが‘L’のセルに対して、‘H’データを書き込んだ波形図を示している。プリチャージコマンドが入力されてからの内部動作は前述の読出し動作の際に説明したものと同様である。本動作は、DDRSDRAMの動作の一部を説明しているが、本発明のSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御方式は、通常のSDRAMや、DDR2−SDRAMに適用することも可能である。
図13は、本実施の形態2の半導体記憶装置を実現するための、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路SHR_CTRLの全体ブロック図である。本提案方式は、セレクタ4段(1301、1302、1303、1304)、インバートAND2段(1305、1306)、NAND1段(1307)、再結合制御回路2段(1308、1309)から構成される。
NAND1307には、2つのSHRMOSトランジスタ選択信号(SEL1/SEL2)が入力される。SHRMOSトランジスタ選択信号SEL1は、セレクタ1302の選択信号としても入力され、インバートAND1305にも入力される。同様に、SHRMOSトランジスタ選択信号SEL2は、セレクタ1303の選択信号としても入力され、インバートAND1306にも入力される。インバートAND1305の片側端子にはVPPが入力され、その出力は、セレクタ1301に接続される。同様に、インバートAND1306の片側端子にはVPPが入力され、その出力は、セレクタ1304に接続される。NAND1307の出力は、セレクタ1302、1303及び再結合制御回路1308、1309に接続される。再結合制御回路1308の出力はセレクタ1302に、再結合制御回路1309の出力はセレクタ1303に接続される。セレクタ1302の出力はセレクタ1301に接続され、セレクタ1301の2つの入力(VC/インバートAND1305からの出力)を切り替える。同様に、セレクタ1303の出力はセレクタ1304に接続され、セレクタ1304の2つの入力(VC/インバートAND1306からの出力)を切り替える。セレクタ1301の出力がセンスアンプ列SAAの上部のSHRMOSトランジスタのゲート電圧制御電圧となる。同様にセレクタ1304の出力がセンスアンプ列SAAの下部のSHRMOSトランジスタのゲート電圧制御電圧となる。
図14は、図13の再結合制御回路1308,1309の詳細回路ブロック図である。この回路は、インバートNOR1401、NAND1402、インバートDFF1403から構成される。
インバートNOR1401の片側の入力には、カラム選択信号YSが接続され、もう片側の入力には、インバートDFF1403の出力が接続される。NAND1402の片側の端子には、信号INが入力され、もう一方の端子にはインバートNOR1401の出力が接続される。インバートDFF1403のクロック端子には、NAND1402の出力が接続され、データ端子には出力OUTが接続される。インバートDFF1403の出力OUTが、再結合制御回路の出力となる。
図13の回路動作について、図15のタイミングチャートを使って説明する。初め、SHRMOSトランジスタ選択信号SEL1、SEL2は共にVPPである。NAND1307の出力n3はVSSとなる。セレクタ1302は‘1’側が選択され、セレクタ1304は‘1’側が選択されている。セレクタ1302及び1303の出力n6、n7にはn3が出力されるので共にVSSとなる。セレクタ1301はn6により制御され、セレクタ1304はn7により制御される。今、n6、n7共にVSSであるので、セレクタ1301,1304は‘0’側が選択されている。よってセレクタ1301,1304の出力は、中間電位VCとなる。
RSTが入力されることで、初期リセット動作が行われ、再結合制御回路1308,1309の出力n4、n5の出力がVSSに決定される。
初期リセット動作後、SEL1がVPPからVSSに遷移すると、セレクタ1302の出力は‘1’側(NAND出力側)から‘0’側(再結合制御回路側)に切り替わるが、セレクタ1302の出力の値は変わらない。一方、SEL2はVPPのまま遷移しないので、セレクタ1303の出力は‘1’側(NAND出力側)のまま変わらない。NAND1307の出力n3は、SEL1がVPPからVSSに遷移するのに伴い、VSSからVPPに遷移している。よって、セレクタ1303の出力n7もVSSからVPPに遷移する。これにより、セレクタ1304の出力は‘0’側(VC側)から‘1’側(インバートAND1306出力側)に切り替わる。インバートAND1306の出力n2はSEL2がVPPであるので、VSSである。よって、セレクタ1304の出力SHR_Dの値は、VCからVSSに遷移する。
再結合制御回路1308,1309に、SEL1(またはSEL2)の値がVPPからVSSに遷移した後で、1回目のYSのフォールエッジが入力された時(VCLからVSSに遷移する時)、出力n4、n5の値がVSSからVPPに遷移する。この時、セレクタ1302は‘0’側(再結合制御回路1308の出力側)が選択されているので、セレクタ1302の出力n6の値もVSSからVPPに遷移する。一方セレクタ1303は‘1’側(NAND1307出力n3側)が選択されているので、出力n7の値に変更は無い。
セレクタ1302の出力n6がVSSからVPPに遷移するのに伴い、セレクタ1301の出力SHR_Uは‘0’側(VC側)から‘1’側(インバートAND1305の出力n1側)に切り替わる。これにより、セレクタ1301の出力SHR_Uの値は、VCからVPPに遷移する。これら一連の動作をする本提案回路方式によって、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧3値制御が可能となる。
図14の再結合制御回路の動作について、図16のタイミングチャートを使って説明する。初め、入力INとYSは共にVSSである。インバートNOR1401の出力n1はVSSとなり、NAND1402の出力n2はVPPとなる。
RSTが入力されることで、初期リセット動作が行われ、再結合制御回路の出力OUTがVSSに決定される。出力OUTはインバートNOR1401の片側の入力端子に接続され、インバートDFF1403のデータ端子に接続される。今、出力OUTはVSSなので、インバートNOR1401は、YSによって出力n1の値が変更される。
初期リセット動作後、INがVSSからVPPに遷移すると、NAND1402の出力n2の値は、前段のインバートNOR1401の出力n1によって変更される。n1の値はVSSなので、NAND1402の出力n2の値に変更は無い。
YSが入力され1回目のフォールエッジで初めて、インバートNOR1401の出力n1は、VPPからVSSに遷移する。これに伴い、NAND1402の出力n2はVSSからVPPに遷移する。この出力n2がインバートDFF1403のクロックとして入力されるので、インバートDFF1403の出力はVSSからVPPに遷移する。これら一連の動作をする本提案回路方式によって、再結合タイミングを制御可能となる。
前記実施の形態1と同様、本実施の形態2では、ビット線をツイストすることで、増幅時に隣接ビット線から受けるノイズを0にすることができる。
図17は、本実施の形態2の変形例として、ビット線オーバードライブ方式を採用した場合のメモリセルアレイARYとセンスアンプ列SAAを示している。メモリセルアレイARYは複数のメモリセルMCからなる。DRAMセルは1個のMOSトランジスタおよび1個のキャパシタで構成され、MOSトランジスタの一方のソース端子又はドレイン端子がビット線に接続され、他方のソース端子又はドレイン端子が蓄積ノードSNに接続され、ゲート端子がワード線に接続されている。キャパシタの一方の端子は蓄積ノードSNに接続され、キャパシタの他方の端子はグランドに接続される。
センスアンプ列SAAには複数のセンスアンプSAが配置され、両側メモリセルアレイのビット線に接続される。SHRMOSトランジスタは、センスアンプ列とメモリセルアレイARYの接続/非接続を制御するトランジスタである。通常は、先述のように接続/非接続を制御するだけであるが、本提案方式では、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路(SHR_CTRL)を設置し、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧の細かな制御をさせている。
本方式では、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧を、スタンバイ時にノイズによってデータが反転しない中間電位VCにして、メモリセルアレイの信号はセンスアンプ内に伝わるが、メモリセルアレイ容量が抵抗を介して繋がるようにすることで、センス速度を高速化している。また、スタンバイ時のレベルをワード線昇圧電源VPPではなく、中間電位VCにすることで、消費電流を削減することもできる。
プリチャージ回路はプリチャージ信号BLEQが活性化されたときに対となるビット線間をイコライズしビット線プリチャージレベルにプリチャージする。ビット線プリチャージレベルは通常ビット線振幅電圧VDL(チップ外部からの電源電圧VDDと同レベルかまたはそれを降圧したレベル)の中点VDL/2に設定される。
センスアンプ(クロスカップル・アンプ)SAはビット線上にメモリセルからの微小な読出し信号が発生した後に、PMOS側共通ソース線PCSをオーバードライブ信号SAP1によりVDDに駆動し、その後リストア信号SAP2によりVDLに駆動し、NMOS側共通ソース線NCSをVSSに駆動して、ビット線BLTとBLBのうち電圧の高い方をVDLに電圧の低い方をVSSに増幅する回路である。カラム選択信号YSが活性化されたときにローカルIO線LIOt/bとビット線対が接続される。LIOは非選択センスアンプ列での電流消費を防止するために、待機時にはVBLRにプリチャージされている。
メモリセルアレイ動作について図18を用いて説明する。図18は、本発明を適用した半導体記憶装置の読出し動作波形図例である。アクティブコマンドACTがロウアドレスと一緒に入力されると、内部でアドレスのデコードが行われる。それにより、対応するアドレスのセンスアンプブロックにおいて、ビット線プリチャージ信号BLEQ_U,BLEQ_Dが非活性化状態に遷移する。ここでは、プリチャージ回路BLEQがNMOSで構成されているため、活性化状態の高電位レベル例えば、ワード線昇圧電源VPPあるいは、ビット線振幅電圧VDLからグランドレベルVSSに遷移する。これによって、対応するメモリセルアレイのビット線のプリチャージが停止する。また、非選択メモリセルアレイとセンスアンプの接続部のSHRMOSトランジスタSHR(今回の場合は、下部SHRMOSトランジスタ)のゲート電圧(SHR_D)は、ACT入力後、スタンバイの中間電位VCからVSSに遷移する。
次に、入力されたアドレスに対応したワード線WLが選択される。このとき、選択されるワード線は、1つのメモリセルに接続された1つのワード線、例えば、図17のWL1が活性化される。活性化されるワード線WL1は、ワード線待機時レベルVWLからワード線選択レベル(ワード線昇圧電源VPP)に遷移する。これに従って、メモリセルMCでは、トランジスタのゲートが選択状態となり、ストレージノードSNとビット線が接続され、メモリセルのデータがビット線に読み出される。ここでは、メモリセルストレージノードSNに‘H’のデータが保存されている場合を示している。このときビット線はプリチャージレベルからストレージノードSNに蓄積されていた電荷分高い電圧になる。中間電位VCは、センスアンプ内に信号が伝わるように設定する。
ワード線が活性化されて所定の期間経過後、NMOSセンスアンプ活性化信号SANが非選択状態のグランドレベルVSSから活性化状態の高電位VCLあるいは、ワード線昇圧電源VPPなどに遷移して、NMOSクロスカップルが活性化される。
また、SANとほぼ同時か、あるいは、遅れてPMOSセンスアンプ活性化オーバードライブ信号SAP1が非選択状態の高電位状態VCLあるいは、ワード線昇圧電源VPPから活性化状態のグランドレベルVSSに遷移して、PMOSクロスカップルが活性化される。PMOSセンスアンプ活性化オーバードライブ信号SAP1によって、PMOS側共通ソース線PCSはVDDまで駆動されることで、オーバードライブしない場合に比べて、PMOSのゲート電圧が増加する。これによって、ビット線に発生していた微小信号電圧がビット線振幅電圧まで増幅しセンス速度が高速化される。この状態でカラムコマンド入力待ち状態になる。実際のカラムコマンドはこのビット線振幅が十分な振幅になるのと同時か、あるいは前に入力可能となる。
ここでは、外部からリードコマンドREADが入力された例を示している。リードコマンドREADと同時に読み出したいカラムアドレスが入力される。リードコマンドが入力されると、同時に入力されたアドレスに従って、カラムデコーダからカラム選択信号YSが待機時状態のグランドレベルVSSから選択状態の高電位VCL(ビット線振幅電圧VDLなど)に遷移して活性化状態となる。これによって、センスアンプに保持されていたデータがローカルIO線LIOt/bに読み出される。また、カラム選択信号YSが選択状態の高電位VCL(ビット線振幅電圧VDLなど)から待機時状態のグランドレベルVSSに遷移した時、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路SHR_CTRLが動作し、SHR電圧を中間電位VCからVPPへと遷移させる。この時、メモリセルアレイARYと、センスアンプ列SAAが再結合され、センスアンプ内ビット線のH側の電荷がメモリセルアレイARY側に移動することで、ビット線H側の電位が一時的に低くなる。このビット線H側の電位が大きく低下する場合、データ読み出しに失敗する虞がある。そのため、オーバードライブ方式を用いることで、ビット線H側の電位の低下を極力抑え、データ読み出し動作への影響を抑制している。
その後、図には示していないが、メインアンプ、及び、入出力部を介して外部にデータが出力される。
次にプリチャージコマンドPREが入力されたときの動作について説明する。コマンド入力待ち状態のときに、プリチャージコマンドが入力されると、選択されているワード線が非選択状態のワード線待機時レベルVWLに遷移する。これに従って、センスアンプ活性化信号SAN,SAP2が非選択状態となる。センスアンプが非活性化状態となった後、ビット線プリチャージ信号BLEQ_U,BLEQ_Dが活性化状態となり、活性化されていたメモリセルアレイARYのすべてのビット線とリファレンスビット線がすべてビット線プリチャージレベルに設定される。図18では、ビット線プリチャージレベルは、ビット線振幅電圧の1/2のVDL/2に設定される。これでプリチャージ動作が完了する。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、半導体装置、電子機器等の製造業において利用可能である。
本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧4値制御回路の配置例を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧4値制御回路を適用したシンクロナスDRAMの読み出し動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、DRAMチップ全体を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、DRAMブロックを示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧4値制御回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧4値制御回路の動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、シンクロナスDRAMの書き込み動作波形例を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧4値制御回路にビット線オーバードライブ方式を加えた時の配置例を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧4値制御回路とビット線オーバードライブ方式を適用したシンクロナスDRAMの読み出し動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧3値制御回路の配置例を示す図である。 本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧3値制御回路を適用したシンクロナスDRAMの読み出し動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧3値制御回路を適用したシンクロナスDRAMの書き込み動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧3値制御回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、再結合制御回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧3値制御回路の動作例を示す波形図である。 再結合制御回路の動作波形図例である。 本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧3値制御回路にビット線オーバードライブ方式を加えた時の配置例を示す図である。 本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧3値制御回路とビット線オーバードライブ方式を適用したシンクロナスDRAMの読み出し動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧4値制御を適用したSHRMOSトランジスタ・ゲート電圧及びビット線の動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態1,2による半導体記憶装置において、メモリセルアレイ構成を示す図である。 本発明の実施の形態1,2による半導体記憶装置において、隣接ビット線によるデータ反転の一例を示す波形図である。 図20で示した着目センスアンプ、それに繋がるSHRMOSトランジスタ及びメモリセルの一部を示す図である。 本発明の実施の形態1,2による半導体記憶装置において、センスアンプ内ビット線をツイストした時のメモリセルアレイとセンスアンプ列の構成を示す図である。 図23で示したセンスアンプのレイアウトを示す図である。
符号の説明
301 メモリーブロック
302 入出力PAD
508,509,510,515,1301,1302,1303,1304 セレクタ
511 遅延回路
512,1401 インバートNOR
513 NAND
514 Dフリップフロップ(DFF)
1305,1306 インバートAND
1308,1309 再結合制御回路
1403 インバートDFF
ACT アクティブコマンド
ARY メモリセルアレイ
BL1,BL2,BLBS,BLT,BLTS ビット線
BLEQ プリチャージ回路
CCN NMOSクロスカップル
Cb メモリセルアレイ側ビット線容量
Cbb 隣接ビット線間容量
DQ 入出力ピン
FG ゲート電極
FGCNT ゲートコンタクト
LCNT 拡散層コンタクト
LIOt/b ローカルIO線
LN 拡散層
M1 配線層
MAA メインアンプ列
MC メモリセル
NCS NMOS側共通ソース線
PCS PMOS側共通ソース線
OUT 出力
PRE プリチャージコマンド
READ リードコマンド
SA センスアンプ
SAA,SAA_D センスアンプ列
SHR SHRMOSトランジスタ
SHR_CTRL SHRMOSトランジスタ・ゲート電圧制御回路
SWDA サブワードドライバ列
V1,V2,VC 中間電位
VBBSA_N 基板電位
VDD 電源電圧
VDL ビット線振幅電圧
VPP ワード線昇圧電源
VSS グランドレベル
VWL ワード線待機時レベル
WL,WL0,WL1 ワード線
WRIT ライトコマンド
XDEC 行デコーダ
XP クロスエリア
YDEC 列デコーダ

Claims (7)

  1. センスアンプと、
    複数のメモリセルアレイと、
    前記センスアンプの両側に配設された前記メモリセルアレイのうちの一方を選択するためのシェアードMOSトランジスタと、
    前記シェアードMOSトランジスタの動作を制御するための制御回路とを有し、
    前記制御回路は、前記センスアンプがセンス動作を開始することを受けて、前記シェアードMOSトランジスタのゲート電圧を、ワード線昇圧電源の第1電位から、前記第1電位より小さい第2電位に設定し、所定の時間が経過した後、前記第2電位から、前記第2電位より小さい第3電位に設定し、前記メモリセルアレイと前記センスアンプとを再結合する時に前記第3電位から前記第1電位に戻す制御を行い、
    前記第2電位は、前記センスアンプが受けるノイズが読み出し信号量を上回らないように設定され、
    前記第3電位は、前記シェアードMOSトランジスタがオフとなるように設定され、
    前記制御回路は、前記第1、第2、及び第3電位が供給され、前記第1、第2、及び第3電位を選択して、前記シェアードMOSトランジスタに供給することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記シェアードMOSトランジスタのゲート電圧が制御されている間に、カラム選択信号により、データが読み出されることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記制御回路は、カラム選択信号を用いて、前記シェアードMOSトランジスタのゲート電圧を制御することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    ビット線オーバードライブ方式が用いられることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項記載の半導体記憶装置において、
    ビット線をオーバードライブしている間に、カラム選択信号により、データが読み出されることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項記載の半導体記憶装置において、
    前記シェアードMOSトランジスタのゲート電圧制御終了前に、ビット線オーバードライブが終了されることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項記載の半導体記憶装置において、
    前記シェアードMOSトランジスタのゲート電圧制御終了後に、ビット線オーバードライブが終了されることを特徴とする半導体記憶装置。
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