JP4637707B2 - 回路設計方法、回路設計システム、及びその回路設計方法での処理をコンピュータに行わせるためのプログラム - Google Patents

回路設計方法、回路設計システム、及びその回路設計方法での処理をコンピュータに行わせるためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、集積回路の回路設計方法に関し、特に、短TAT(Turn Around Time:処理時間)及びチップ面積を増大させることなくクロストークノイズの発生を抑止するようにした回路設計方法、回路設計システム、及びその回路設計方法での処理をコンピュータに行わせるためのプログラムに関する。
従来の集積回路の回路設計技術では、クロストークノイズエラーを修正する際には、バッファリングやスペーシングを用いて再配置及び再配線を行って、クロストークノイズエラーを回避するように設計していた。
また、入力バッファゲートにおいて閾値電圧を可変とするレベルシフト素子を配置することが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開昭59−3949号公報
しかしながら、上記従来の回路設計方法において、バッファリングを行った場合、バッファ数の増加を招き、また、スペーシングを行った場合、余分な空き領域が増加していた。つまり、チップサイズの増加を招いていた。また、従来のチップレイアウトでの修正では、再度配置及び配線が行われていた。配置及び配線が行われると、抵抗及び容量値の抽出、遅延計算などを再度実行しなければならず、作業工数の増大を招いていた。また、この場合、新たなエラーが検出される場合がある他、バッファを挿入することによるゲート規模の増大(配置領域の増大及び電源供給の増大)を引き起こしていた。
また、特許文献1に記載の集積回路の構造においても、レベルシフト素子を配置させることによる再度配置及び配線がなされる場合には、同様の問題があった。
従って、本発明の目的は、短TAT及びチップ面積を増大させることなくクロストークノイズの発生を抑止するようにした回路設計方法を提供することである。
上記課題を解決するため、開示される技術は、コンピュータが回路設計を行う回路設計方法において、前記コンピュータが、ノイズエラーの発生を検証するノイズエラー発生検証手順と、前記ノイズエラー発生検証手順によってノイズエラーが発生すると判断したセルに対して、ノイズ許容値を特定するノイズ許容値特定手順と、前記セル毎に前記ノイズ許容値とプロセス工程でのパラメタ値とを対応付けて保持したパラメタ値ライブラリを参照し、前記ノイズ許容値特定手順によって特定された前記ノイズ許容値に対応する前記プロセス工程でのパラメタ値を決定するパラメタ値決定手順とを実行するように構成される。
このような回路設計方法では、物理的なセルの構成に係る情報を変更することなく、プロセス工程におけるイオン注入濃度を変更するのみで、クロストークによるノイズエラーの発生を回避することが可能となる。
上記課題を解決するための手段として、本発明は、上記手順をコンピュータに実行させるためのプログラム、そのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、及び、該プログラムによって上記手順を実行する回路設計に係るシミュレーションシステムとすることもできる。
本願発明は、回路設計処理において、物理的なセルの構成に係る情報を変更することなく、プロセス工程におけるイオン注入濃度を変更するのみで、クロストークによるノイズエラーの発生を回避することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る回路設計方法を実現するシミュレーションシステムは、コンピュータ装置であって、図1に示すようなハードウェア構成を有する。図1は、本発明の一実施例に係るシミュレーションシステムのハードウェア構成を示す図である。
図1において、シミュレーションシステム100は、コンピュータによって制御される装置であって、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリユニット12と、表示ユニット13と、出力ユニット14と、入力ユニット15と、通信ユニット16と、記憶装置17と、ドライバ18とで構成され、システムバスBに接続される。
CPU11は、メモリユニット12に格納されたプログラムに従ってシミュレーションシステム100を制御する。メモリユニット12は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read-Only Memory)等にて構成され、CPU11にて実行されるプログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を格納する。また、メモリユニット12の一部の領域が、CPU11での処理に利用されるワークエリアとして割り付けられている。
表示ユニット13は、CPU11の制御のもとに必要な各種情報を表示する。出力ユニット14は、プリンタ等を有し、利用者からの指示に応じて各種情報を出力するために用いられる。入力ユニット15は、マウス、キーボード等を有し、利用者がシミュレーションシステム100が処理を行なうための必要な各種情報を入力するために用いられる。
通信ユニット16は、シミュレーションシステム100が例えばインターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介する通信の制御をするための装置である。
記憶装置17は、例えば、ハードディスクユニットにて構成され、各種処理を実行するプログラム等のデータを格納する。
シミュレーションシステム100よって行われる回路設計方法での処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)等の記憶媒体19によってシミュレーションシステム100に提供される。即ち、プログラムが保存された記憶媒体19がドライバ18にセットされると、ドライバ18が記憶媒体19からプログラムを読み出し、その読み出されたプログラムがシステムバスBを介して記憶装置17にインストールされる。そして、プログラムが起動されると、記憶装置17にインストールされたプログラムに従ってCPU11がその処理を開始する。
尚、プログラムを格納する媒体としてCD−ROMに限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な媒体であればよい。本発明に係る処理を実現するプログラムは、通信ユニット16によってネットワークを介してダウンロードし、記憶装置17にインストールするようにしても良い。また、シミュレーションシステム100が外部との接続を行うUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを有する場合には、USB接続によって外部記憶媒体からプログラムを読み込んでもよい。
シミュレーションシステム100のCPU11によって実行される回路設計処理の概要について図2で説明する。図2は、回路設計処理の概要を説明するための図である。
図2において、配線及び配置されたセルAにて、クロストーク検証の際にノイズ2が閾値電圧Vth4を超えた場合、このセルAはエラーセルとして検出される。
本発明では、閾値電圧Vth4を満たさないエラー検出されたセルAの入力側のトランジスタ3(以下、入力トランジスタという)の構成をプロセス的に変更することによってセルのサイズを変更することなく、また、バッファリング及びスペーシングを行うことなく、回路設計処理を行う。つまり、エラーとなったセルAをイオン注入度を変更した入力トランジスタ3−1で構成されるセルA−1で置き換える。イオン注入度を変更した入力トランジスタ3−1では、セルAでの閾値電圧Vth4から閾値電圧Vth4−1へと高くなるため、ノイズ2の影響を回避することができる。また、変更されているのは、イオン注入度のみであるので、セルA−1のサイズは、セルAと同様であるため、サイズの変更はない。
次に、本発明に係る回路設計処理について図3から図6で詳述する。図3から図6において、レイアウト回路情報テーブル34と、ノイズ許容値ライブラリ40と、物理ライブラリ50とは、記憶装置17に格納される。また、以下の説明において、「代替セル」という用語を用いて説明するが、物理的なセルの構成に係る情報を置き換えることを示すものではなく、物理的なセルの構成に係る情報以外のプロセス工程で参照されるパラメタ値を示すライブラリを用いて情報の置き換えるための情報を意味する。
図3は、回路設計処理の全体を説明するためのフローチャート図である。図3において、シミュレーションシステム100のCPU11は、複数のセルを基板上に配置し、配置したセル間を配線する処理を行う(ステップS11)。その後、各セルへの配線処理がなされた集積回路のRC抽出(抵抗及び容量値抽出)を行う(ステップS12)。ステップS11からS12による結果は、その都度、レイアウトされた回路に係るレイアウト回路情報としてレイアウト回路情報テーブル34に格納される。
CPU11は、所定の配線経路毎に遅延時間を計算する(ステップS13)。更に、CPU11は、各セルにおけるクロストーク検証を行う(ステップS14)。検証結果を用いて、CPU11は、クロストークが許容値以下の正常であったか否かを判断する(ステップS15)。正常であった場合、CPU11は、タイミング検証を行い(ステップS16)、この回路設計処理を終了する。
一方、クロストークが許容値を超えてエラーとなった場合、CPU11は、エラーを検出したセル(エラーセル)に係る回路情報をレイアウト回路情報テーブル34から取得する(ステップS17)。そして、CPU11は、レイアウト回路情報テーブル34を用いて特定されるエラーセルに対応するノイズ許容値ライブラリ40を用いて、ノイズ許容値の変更毎にクロストーク検証を行うノイズ許容値変更処理を実行して、ノイズ許容値ライブラリ40から代替セルを選択する(ステップS18)。
CPU11は、ノイズ許容値変更処理において代替セルが有ったか否かを判断する(ステップS19)。代替セルが無い場合、従来のバッファリング及びスペーシングによる修正処理を行い(ステップS20)、ステップS11へ戻り、上記同様の処理を繰り返す。一方、代替セルが有る場合、CPU11は、物理ライブラリ50から代替セルに対応するイオン注入濃度を取得して、レイアウト回路情報テーブル34内のエラーセルのイオン注入濃度を変更するイオン注入濃度変更処理を行い(ステップS21)、タイミング検証を実行する(ステップS16)。その後、この回路設計処理を終了する。
図3のステップS18でのノイズ許容値変更処理について図4で詳述する。図4は、ノイズ許容値変更処理を説明するためのフローチャート図である。
図4において、CPU11は、ノイズ許容値ライブラリ40から、レイアウト情報テーブル34にて特定されるエラーセルに一致するセル識別情報を検索する(ステップS181)。一致するセル識別情報を検索できたか否かを判断する(ステップS182)。
ノイズ許容値ライブラリ40の最後まで検索されなかった場合、CPU11は、ステップS188へ進み、代替セル情報に代替セル無しを示す情報を設定し、ノイズ許容値変更処理を終了する。この場合、図3のステップS20において、従来のバッファリング及びスペーシングを用いた修正処理が行われる。
一方、一致するセル識別情報を検索できた場合、CPU11は、一致したセル識別情報の次のセル識別情報を代替セル情報に設定する(ステップS183)。
そして、CPU11は、ノイズ許容値ライブラリ40を参照して、代替セル情報に対応するノイズ許容値に基づいて、クロストーク検証を行う(ステップS184)。CPU11は、クロストーク検証の結果が正常であるか否かを判断する(ステップS185)。正常である場合、ノイズ許容値変更処理を終了する。
この場合、図3のステップS21では、CPU11は、物理ライブラリ50から代替セル情報に対応するイオン注入濃度を取得して、そのイオン注入濃度を用いて、レイアウト回路情報テーブル34のエラーセルのイオン注入濃度を書き換える。このように、イオン注入濃度を変更するのみであるので、物理的なセルの構成に係る情報を変更することがない。データ上必要であるならば、CPU11は、ノイズ許容値ライブラリ40から代替セル情報に対応するノイズ許容値を取得し、エラーセルに関するノイズ許容値を書き換えても良い。
一方、クロストーク検証の結果がエラーを示す場合、CPU11は、代替セル情報に示されるセル識別情報は、ノイズ許容値ライブラリ40の最後のセル識別情報であるかを判断することによって、ノイズ許容値ライブラリ40の終了か否かを判断する(ステップS186)。
そして、CPU11は、ノイズ許容値ライブラリ40の終了であると判断した場合、ステップS188へ進み、代替セル情報に代替セル無しを設定して、このノイズ許容値変更処理を終了する。この場合、図3のステップS20において、従来のバッファリング及びスペーシングを用いた修正処理が行われる。
一方、ノイズ許容値ライブラリ40の終了でないと判断した場合、CPU11は、ノイズ許容値ライブラリ40から、代替セル情報に示されるセル識別情報の次のセル識別情報を代替セル情報として設定し(ステップS187)、ステップS184へ戻り、上述した処理を繰り返す。
次に、図3のステップS21にて実行されるイオン注入濃度変更処理について図5で説明する。図5は、イオン注入濃度変更処理を説明するためのフローチャート図である。図5において、CPU11は、物理ライブラリ40から、代替セル情報に一致するセル識別情報を特定して、そのセル識別情報に対応するイオン注入濃度を取得する(ステップS211)。
そして、CPU11は、レイアウト回路情報テーブル34のエラーセルのイオン注入濃度を、ステップS211にて取得したイオン注入濃度に変更し(ステップS212)、このイオン注入濃度変更処理を終了する。
従って、物理的なセルの構成に係る情報を置き換えることなく、つまり、物理的なセルの構成の変更に伴う配置及び配線を再度行うことなく、プロセス工程におけるイオン注入濃度が変更されるのみである。
次に、ノイズ許容値ライブラリ40及び物理ライブラリ50のデータ構成について図6で説明する。図6において、ノイズ許容値ライブラリ40は、セル1、セル2、セル3、...等のセル識別情報毎に、夫々、ノイズ許容値1としての電圧N(V)、ノイズ許容値2としての電圧N+α1(V)、ノイズ許容値3としての電圧N+α1+α2(V)、...等が示され、セル1から順にノイズ許容値が高くなるように管理されている。
また、物理ライブラリ50は、セル1、セル2、セル3、...等のセル識別情報毎に、夫々、イオン注入濃度1としてのM、イオン注入濃度2としてのM+β1、イオン注入濃度3としてのM+β1+β2、...等が示され、セル1から順にノイズ許容値に応じてイオン注入濃度が高くなるように管理されている。すなわち、図1に示されるように、ノイズ許容値に対応可能な閾値電圧Vthとなるように、ノイズ許容値が大きくなると共に、より高い閾値電圧Vthとなるようにイオン注入濃度が設定されている。
上述したように、本実施例では、セル自体を置き換えることなく、プロセス工程におけるイオン注入濃度を変更するのみで、クロストークによるノイズエラーの発生を回避することが可能となる。
本願発明によれば、回路設計処理の段階において、クロストークによるノイズエラーとなった箇所のVictim側のレシーバセルの入力端子に接続するトランジスタを高い閾値電圧Vthとなるように、入力トランジスタのI.I(Ion Implantation)層へのイオン注入工程でのイオン濃度を増加させることができる。従って、同じセルサイズでセル内の物理パターンも同一としたまま、入力端子に接続するトランジスタの閾値電圧Vthを変更させることが可能となる。
また、セル識別情報に対応させて順に増加させたノイズ許容値を示すノイズ許容値ライブラリ40と、セル識別情報に対応させてノイズ許容値に対応するように高くした入力トランジスタの閾値電圧Vthを示す物理ライブラリ50とを備えることによって、これらライブラリ40と50とを参照するのみで、イオン注入濃度を決定することができる。
従って、レイアウトの修正が必要ないため、配置及び配線処理、RC抽出処理、遅延計算等の処理を再度実行する必要がない。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
コンピュータが回路設計を行う回路設計方法において、該コンピュータが、
ノイズエラーの発生を検証するノイズエラー発生検証手順と、
前記ノイズエラー発生検証手順によってノイズエラーが発生すると判断したセルに対して、ノイズ許容値を特定するノイズ許容値特定手順と、
前記ノイズ許容値特定手順によって特定された前記ノイズ許容値を満たすプロセス工程でのパラメタ値を決定するパラメタ値決定手順とを実行することを特徴とする回路設計方法。
(付記2)
前記コンピュータに備えられた記憶領域に、セルを識別するセル識別情報毎に、対応するノイズ許容値を示すノイズ許容値ライブラリを有し、
前記ノイズエラー発生検証手順は、前記ノイズ許容値ライブラリに設定されたノイズ許容値を低い値から順に参照してノイズエラーの発生を検証し、ノイズエラーが発生しないノイズ許容値を特定することを特徴とする付記1記載の回路設計方法。
(付記3)
前記コンピュータに備えられた記憶領域に、前記セル識別情報毎に、対応するノイズ許容値を満たす前記プロセス工程でのパラメタ値を示すパラメタ値ライブラリを有し、
前記パラメタ値決定手順は、前記パラメタ値ライブラリから、前記特定されたノイズ許容値に対応するセル識別情報に対応する前記プロセス工程でのパラメタ値を取得することを特徴とする付記2記載の回路設計方法。
(付記4)
前記プロセス工程でのパラメタ値は、イオン注入濃度を示すことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項記載の回路設計方法。
(付記5)
前記パラメタ値決定手順によって決定されたプロセス工程でのパラメタ値によって、セルサイズを変更することなく、閾値電圧が前記ノイズエラー発生検証手順によってノイズエラーの発生が検出された際の閾値電圧より高くなることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項記載の回路設計方法。
(付記6)
前記パラメタ値決定手順によって決定されたパラメタ値は、前記セルの入力トランジスタに対するプロセス工程でのパラメタ値であることを特徴とする付記1乃至5のいずれか一項記載の回路設計方法。
(付記7)
コンピュータが回路設計を行う回路設計システムにおいて、該コンピュータが、
ノイズエラーの発生を検証するノイズエラー発生検証手段と、
前記ノイズエラー発生検証手順によってノイズエラーが発生すると判断したセルに対して、ノイズ許容値を特定するノイズ許容値特定手段と、
前記ノイズ許容値特定手段によって特定された前記ノイズ許容値を満たすプロセス工程でのパラメタ値を決定するパラメタ値決定手段とを有することを特徴とする回路設計システム。
(付記8)
前記コンピュータに備えられた記憶領域に、セルを識別するセル識別情報毎に、対応するノイズ許容値を示すノイズ許容値ライブラリを有し、
前記ノイズエラー発生検証手段は、前記ノイズ許容値ライブラリに設定されたノイズ許容値を低い値から順に参照してノイズエラーの発生を検証し、ノイズエラーが発生しないノイズ許容値を特定することを特徴とする付記7記載の回路設計システム。
(付記9)
前記コンピュータに備えられた記憶領域に、前記セル識別情報毎に、対応するノイズ許容値を満たす前記プロセス工程でのパラメタ値を示すパラメタ値ライブラリを有し、
前記パラメタ値決定手段は、前記パラメタ値ライブラリから、前記特定されたノイズ許容値に対応するセル識別情報に対応する前記プロセス工程でのパラメタ値を取得することを特徴とする付記8記載の回路設計システム。
(付記10)
回路設計を行う回路設計方法での処理をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、該コンピュータに、
ノイズエラーの発生を検証するノイズエラー発生検証手順と、
前記ノイズエラー発生検証手順によってノイズエラーが発生すると判断したセルに対して、ノイズ許容値を特定するノイズ許容値特定手順と、
前記ノイズ許容値特定手順によって特定された前記ノイズ許容値を満たすプロセス工程でのパラメタ値を決定するパラメタ値決定手順とを実行させることを特徴とするプログラム。
(付記11)
前記コンピュータに備えられた記憶領域に、セルを識別するセル識別情報毎に、対応するノイズ許容値を示すノイズ許容値ライブラリを有し、
前記ノイズエラー発生検証手順は、前記ノイズ許容値ライブラリに設定されたノイズ許容値を低い値から順に参照してノイズエラーの発生を検証し、ノイズエラーが発生しないノイズ許容値を特定することを特徴とする付記10記載のプログラム。
(付記12)
前記コンピュータに備えられた記憶領域に、前記セル識別情報毎に、対応するノイズ許容値を満たす前記プロセス工程でのパラメタ値を示すパラメタ値ライブラリを有し、
前記パラメタ値決定手順は、前記パラメタ値ライブラリから、前記特定されたノイズ許容値に対応するセル識別情報に対応する前記プロセス工程でのパラメタ値を取得することを特徴とする付記11記載のプログラム。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本発明の一実施例に係るシミュレーションシステムのハードウェア構成を示す図である。 回路設計処理の概要を説明するための図である。 回路設計処理の全体を説明するためのフローチャート図である。 図3のステップS18でのノイズ許容値変更処理を説明するためのフローチャート図である。 イオン注入濃度変更処理を説明するためのフローチャート図である。 ライブラリのデータ構成を示す図である。
符号の説明
11 CPU
12 メモリユニット
13 表示ユニット
14 出力ユニット
15 入力ユニット
16 通信ユニット
17 記憶装置
18 ドライバ
19 記憶媒体
34 レイアウト回路情報テーブル
40 ノイズ許容値ライブラリ
50 物理ライブラリ
100 シミュレーションシステム

Claims (10)

  1. コンピュータが回路設計を行う回路設計方法において、
    前記コンピュータが、
    ノイズエラーの発生を検証するノイズエラー発生検証手順と、
    前記ノイズエラー発生検証手順によってノイズエラーが発生すると判断したセルに対して、ノイズ許容値を特定するノイズ許容値特定手順と、
    前記セル毎に前記ノイズ許容値とプロセス工程でのパラメタ値とを対応付けて保持したパラメタ値ライブラリを参照し、前記ノイズ許容値特定手順によって特定された前記ノイズ許容値に対応する前記プロセス工程でのパラメタ値を決定するパラメタ値決定手順とを実行することを特徴とする回路設計方法。
  2. 前記コンピュータに備えられた記憶領域に、セルを識別するセル識別情報毎に、対応するノイズ許容値を示すノイズ許容値ライブラリを有し、
    前記ノイズエラー発生検証手順は、前記ノイズ許容値ライブラリに設定されたノイズ許容値を低い値から順に参照してノイズエラーの発生を検証し、ノイズエラーが発生しないノイズ許容値を特定することを特徴とする請求項1記載の回路設計方法。
  3. 前記パラメタ値ライブラリは、前記セル識別情報毎に、対応するノイズ許容値前記プロセス工程でのパラメタ値とを対応付けて保持し、
    前記パラメタ値決定手順は、前記パラメタ値ライブラリから、前記特定されたノイズ許容値に対応するセル識別情報に対応する前記プロセス工程でのパラメタ値を取得することを特徴とする請求項2記載の回路設計方法。
  4. 前記プロセス工程でのパラメタ値は、イオン注入濃度を示すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の回路設計方法。
  5. 前記パラメタ値決定手順によって決定されたプロセス工程でのパラメタ値によって、セルサイズを変更することなく、閾値電圧が前記ノイズエラー発生検証手順によってノイズエラーの発生が検出された際の閾値電圧より高くなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の回路設計方法。
  6. 前記パラメタ値決定手順によって決定されたパラメタ値は、前記セルの入力トランジスタに対するプロセス工程でのパラメタ値であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の回路設計方法。
  7. コンピュータが回路設計を行う回路設計システムにおいて、
    前記コンピュータが、
    ノイズエラーの発生を検証するノイズエラー発生検証手段と、
    前記ノイズエラー発生検証手順によってノイズエラーが発生すると判断したセルに対して、ノイズ許容値を特定するノイズ許容値特定手段と、
    前記セル毎に前記ノイズ許容値とプロセス工程でのパラメタ値とを対応付けて保持したパラメタ値ライブラリを参照し、前記ノイズ許容値特定手段によって特定された前記ノイズ許容値に対応する前記プロセス工程でのパラメタ値を決定するパラメタ値決定手段とを有することを特徴とする回路設計システム。
  8. 前記コンピュータに備えられた記憶領域に、セルを識別するセル識別情報毎に、対応するノイズ許容値を示すノイズ許容値ライブラリを有し、
    前記ノイズエラー発生検証手段は、前記ノイズ許容値ライブラリに設定されたノイズ許容値を低い値から順に参照してノイズエラーの発生を検証し、ノイズエラーが発生しないノイズ許容値を特定することを特徴とする請求項7記載の回路設計システム。
  9. 前記コンピュータに備えられた記憶領域に、前記セル識別情報毎に、対応するノイズ許容値を満たす前記プロセス工程でのパラメタ値を示すパラメタ値ライブラリを有し、
    前記パラメタ値決定手段は、前記パラメタ値ライブラリから、前記特定されたノイズ許容値に対応するセル識別情報に対応する前記プロセス工程でのパラメタ値を取得することを特徴とする請求項8記載の回路設計システム。
  10. 回路設計を行う回路設計方法での処理をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    ノイズエラーの発生を検証するノイズエラー発生検証手順と、
    前記ノイズエラー発生検証手順によってノイズエラーが発生すると判断したセルに対して、ノイズ許容値を特定するノイズ許容値特定手順と、
    前記セル毎に前記ノイズ許容値とプロセス工程でのパラメタ値とを対応付けて保持したパラメタ値ライブラリを参照し、前記ノイズ許容値特定手順によって特定された前記ノイズ許容値に対応する前記プロセス工程でのパラメタ値を決定するパラメタ値決定手順とを実行させることを特徴とするプログラム。
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