JP4637008B2 - 抗小麦由来非特異的脂質輸送蛋白質モノクローナル抗体。 - Google Patents
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Description
成田宏史等:「大麦アレルゲン・LTPの定量化」、日本食品科学工学会第51回大会講演集第92頁(2004年)
(1)受託番号がFERM P−20687又はFERM P−20688であるハイブリドーマにより生産される、小麦由来非特異的脂質輸送蛋白質に対するモノクローナル抗体(抗小麦LTPモノクローナル抗体)が提供される。
(2)発酵及び/又は加工食品中の小麦アレルゲンの検査方法であって、上記(1)のモノクローナル抗体により前記食品中の小麦由来非特異的脂質輸送蛋白質の存在を検出することを特徴とする方法が提供される。
(3)上記(1)のモノクローナル抗体を含む食品アレルゲン検査用キットが提供される。
(1)粗精製
小麦全粒粉(日清フーズ製粉製)150gに5倍量(750mL)の蒸留水を加え、マグネチックスターラー(SW−400N−1、NISSIN社製)で攪拌しながら4℃で一晩(15時間)抽出した。溶液を遠心管に移し、10,000xG、4℃、20分間の条件で遠心分離(CF15R、日立工機社製)を行った。上清を別の容器に移し取り、メスシリンダーで液量を測定したところ、565mLの上清を得た。
(2)陰イオン交換カラムクロマトグラフィー
陰イオン交換樹脂(Q−セファロース、10mL、アマシャムバイオサイエンス社製)を直径1.6cm、高さ5cmのカラム管に詰め、20mMトリス−塩酸緩衝液(pH8.6)を1mL/min.で流し平衡化を行った。そこに上記で得られた粗精製液15mL(5.9mg/mL:88mg蛋白質)をアプライし、その後15mLの平衡化緩衝液でカラムを洗浄し、非吸着画分を試験管に取り分けた。その後35mLの1Mの塩化ナトリウムを含有した平衡化緩衝液でカラムを洗浄し、吸着画分を試験管に取り分けた。当該クロマトグラムを図1に示した。
(3)pH調整
陰イオン交換カラムの非吸着画分に6M−HCl(ナカライテスク社製)を加えpHを5に調整した。pHはpHメーター(F−12、ホリバ社製)で確認した。
(4)陽イオン交換カラムクロマトグラフィー
陽イオン交換樹脂(トヨパール CM 650M、9mL、東ソー社製)を直径1.6cm、高さ4.5cmのカラム管に詰め、20mMリン酸緩衝液(pH5)を1.17mL/min.で流し平衡化を行った。そこに上記でpHを5に調整した溶液79mL(1.1mg/mL:85mg蛋白質)をアプライし、その後15mLの平衡化緩衝液でカラムを洗浄し、非吸着画分を試験管に取り分けた。その後平衡化緩衝液中の塩化ナトリウムの濃度0.1Mから0.35Mに直線的に変化させ54分かけて流すことにより吸着画分を2mLずつ試験管に取り分けた。当該クロマトグラムを図2に示した。
(5)SDS−PAGE
陽イオン交換カラムで溶出した吸着画分を(1)、(2)及び(3)と分け(図2参照)SDS−PAGEに供し(NuPAGE 10%Bis−Tris Gel、インビトロジェン)、CROSSPOWER1000(アトー社製)80mAの定電流で45分間電気泳動を行った。ゲルをクマシーブリリアントブルーR−250(CBB)で染色しLTPに相当するバンドがある(1)及び(2)画分をプールした。
(6)疎水クロマトグラフィー
上記の陽イオン交換カラムの溶出画分(1)及び(2)の24mLに終濃度1.6Mになるように硫酸アンモニウム5.8gを加えた。疎水性クロマト樹脂(トヨパール Butyl 650M、5mL、東ソー社製)を直径1.6cm、高さ2.5cmのカラム管に詰め、1.6M硫酸アンモニウム/20mMリン酸緩衝液(pH7)を1mL/min.で流し平衡化を行った。そこに上記で硫酸アンモニウム濃度を1.6Mに調整した溶液25mL(1.6mg/mL:40mg蛋白質)をアプライしその後10mLの平衡化緩衝液でカラムを洗浄し、非吸着画分を試験管に取り分けた。その後平衡化緩衝液中の硫酸アンモニウム濃度を60分かけ1.6Mから0Mに直線的に変化させ吸着画分を2mLずつ試験管に取り分けた。当該クロマトグラムを図3に示した。
(7)SDS−PAGE
上記の疎水クロマトカラムで溶出した画分を(1)、(2)及び(3)と分け(図3参照)SDS−PAGEに供し電気泳動を行った。ゲルをクマシーブリリアントブルーR−250で染色しLTPに相当するバンドがある(1)画分をプールした。
(8)アミノ酸配列の解析
上記の(1)画分5μLをプロテインシーケンサー(Procise 491HT、アプライドバイオシステムズ社製)に供し、N末18残基のアミノ酸配列の解析を行ったところ、小麦LTPのアミノ酸配列と一致した。SDS−PAGEでの分子量とアミノ酸配列より得られた(1)画分は小麦LTPであると判断した。
(1)免疫脾臓細胞の調製
6−8週令の雌BALB/cマウスの腹腔内に、抗原として上記で得られた小麦LTP100μgと完全フロイントアジュバント(Freund’s complete adjuvant、Difco社製)とのエマルジョン(1容:1容)を投与した。2週間後、上記の抗原100μgと不完全フロイントアジュバント(Freund’s imcomplete adjuvant、Difco社製)とのエマルジョン(1容:1容)を腹腔内に投与し、さらに2週間後抗原25μgを含むリン酸緩衝生理食塩水(以下、「PBS」と略す。)を腹腔内に投与した。その3日後にマウスを屠殺し、脾臓を摘出してこれをほぐし、基本培地(RPMI−1640培地(ナカライテスク社製)に100mMピルビン酸ナトリウム(GIBCO社製)、結晶ペニシリンGカリウム1万単位/L、ストレプトマイシン10mg/Lを加えた培地)に懸濁した後、脾臓細胞を遠心分離で回収した。
(2)細胞融合とHAT選択
上記で調製した脾臓細胞と10%ウシ胎仔血清添加基本培地(以下、「血清添加培地」と略す。)で培養した対数増殖期のマウスミエローマ細胞P3U1を10:1の比率になるように混合し、基本培地で2回洗浄した。遠心分離により細胞を回収し、細胞ペレットに平均分子量1500の50%ポリエチレングリコール溶液(ベーリンガーマンハイム山之内製薬)1mLを1分かけて添加し、その後1分間静置した。さらに20mLの基本培地を10分間かけて添加し、細胞液を希釈した後、遠心分離により細胞を回収した。この細胞を40mLのHAT培地(4×10−7Mアミノプテリン、1.6×10−5Mチミジン、及び1×10−4Mヒポキサンチンを含む血清添加培地)に懸濁し、96穴プレート4枚に分注し、湿度100%、炭酸ガス5%、37℃で培養を開始した。培養開始の翌日、HAT培地を各ウェルに100μL添加し、以後2ないし3日ごとに半量の培地を新たなHAT培地と交換し、培養を続けた。その結果、ほとんどすべてのウェルでハイブリドーマの増殖が認められた。
(3)抗体産生ハイブリドーマの取得
小麦LTPに結合する抗体を産生するハイブリドーマのスクリーニングはELISAにより行った。5μg/mLの小麦LTPを50μLずつELISA用96穴プレートに加え、37℃で1時間吸着させた後、プレートをPBSで3回洗浄した。各ウェルに1%牛血清アルブミンを含むPBS溶液(以下、「BSA−PBS」と略す。)を200μL添加し、37℃で1時間吸着させ、蛋白質の非特異的吸着がおこらないように各ウェルを完全にブロックし、さらにプレートをPBSで3回洗浄した。各ウェルに前述で得られたハイブリドーマの培養上清50μLを添加し、37℃で1時間抗原抗体反応を行った。このプレートをトリス−塩酸緩衝液(150mM塩化ナトリウムを含む10mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.4):以下、「TBS」と略す。)で1回、0.05%ツイーン20(Bio−Rad社製、ELISA grade)含有TBS(以下、「Tween20−TBS」と略す。)で5回、さらにTBSで1回洗浄し、未反応の抗体を除去した。次に、各ウェルに0.1%BSAを含むTween20−TBS(以下0.1%BSA−Tween20−TBS)で5000倍に希釈したアルカリフォスファターゼ標識抗マウス免疫グロブリンG抗血清(カッペル社製)を50μL添加し、37℃で1時間反応させ、TBSで1回、Tween20−TBSで5回、TBSで1回洗浄し、ついで各ウェルに基質であるp−ニトロフェニルリン酸を1mg/mL含むジエタノールアミン緩衝液(10%ジエタノールアミン、0.5mM MgCl2、pH9.8)を100μL添加し、37℃で1時間反応させ、マイクロプレートリーダー(Model 3550、Bio−Rad社製)を用いて反応液の405nmにおける吸光度を測定し、固相抗原と結合した抗体を検出した。その結果3ウェルにおいての陽性が確認できた。
(4)ハイブリドーマのクローニング
抗体産生陽性ウェル3個中の細胞を、限界希釈法によりクローニングした。増殖培地として、10%FBS RPMI−1640培地に増殖因子としてのORIGEN(IGEN社製のB細胞増殖因子を含む溶液)を10%になるように添加したものを用いた。なお抗体産生細胞のスクリーニングは前述と同様のELISAを行い、陽性クローンを再度クローニングすることにより、小麦LTP固相に結合するモノクローナル抗体を産生する2種の細胞株5G及び7Eを樹立した。
(5)モノクローナル抗体の免疫グロブリンのサブクラスの決定
モノクローナル抗体産生細胞株が培養上清液中に分泌するモノクローナル抗体について、その免疫グロブリンのサブクラスを、マウスモノクローナル抗体アイソタイピングキット(アマシャムバイオサイエンス社製)を用いて調べた。モノクローナル抗体はすべてIgG1であり、軽鎖はκであった。
(1)抗体の精製方法
BALB/cマウスに腹水癌を誘導するために0.5mlのプリスタンを腹腔内投与し、投与3〜10日後に1×107個のモノクローナル抗体産生細胞を腹腔内に移植した。約2週間後に腹水を採取し、これをプロテインG セファロース(アマシャムバイオサイエンス社製)を用いて純化し、PBSに対して透析後、4℃で保存した。腹水1mLあたり約5mgの精製抗体を得た。
(2)サンドイッチ定量系の確立
モノクローナル抗体5G(5μg/mL PBS溶液)50μlをそれぞれELISAプレートに固相化したのち、PBSで3回洗浄した。各ウェルにBSA−PBSの200μLを添加し、37℃で1時間ブロッキングした。その後、各ウェルをPBSで3回洗浄し、希釈液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)50μL中の小麦LTPを0、0.001、0.003、0.01、0.03、0.1、0.3、1、3、10、30、100、300又は1000ng/mLの濃度で添加し、37℃で1時間放置した。洗浄液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)で6回洗浄後、ペルオキシダーゼ標識モノクローナル抗体「7E」、ペルオキシダーゼ標識ウサギポリクローナル抗体又はペルオキシダーゼ標識ラットポリクローナル抗体/希釈液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)を50μLずつ添加し、37℃で1時間放置した。その後、洗浄液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)で6回洗浄後、3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(TMB)溶液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)100μLを添加し、室温で20分間反応させ、反応停止液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)100μLの添加により反応停止を行い、450nmにおける吸光度を測定した。また、同様の実験をモノクローナル抗体7Eで固相化した場合についても行い、その際、ペルオキシダーゼ標識モノクローナル抗体5Gで試験した。結果を図4に示した。図から、モノクローナル抗体同士のサンドイッチが成立した上、5G、7Eのどちらを固相化した場合でも検量線の立ち上がりが0.003ng/mLと、他の抗体と比較して抜きん出て(少なくとも10000倍以上)感度の高いことが確認できた。
(3)大麦LTPに対する交差反応性(競合ELISA実験)
5μg/mlの小麦LTPを50μLずつELISA用96穴プレートに加え、37℃で1時間固相化させた後、PBSで3回洗浄した。各ウェルにBSA−PBSの200μLを添加し、37℃で1時間ブロッキングした。プレートをPBSで3回洗浄した後、モノクローナル抗体5G又は7Eの1μg/mL溶液を50μLと、小麦LTP又は大麦LTP溶液(0、1、3、10、30、100、300又は1000μg/mL/0.1%BSA−Tween20−TBS)を50μLずつ添加し、37℃で1時間反応を行った。次にTBSで1回、Tween20−TBSで5回、TBSで1回洗浄後、各ウェルに0.1%BSA−Tween20−TBSで5000倍に希釈したアルカリフォスファターゼ標識抗マウス免疫グロブリンG抗血清を50μL添加し、37℃で1時間反応させ、TBSで1回、Tween20−TBSで5回、TBSで1回洗浄し、ついで各ウェルにp−ニトロフェニルリン酸を1mg/mL含むジエタノールアミン緩衝液(10%ジエタノールアミン、0.5mM MgCl2、pH9.8)を100μL添加し、37℃で1時間反応させ、405nmにおける吸光度を測定した。結果を図5に示した。図には、本発明のモノクローナル抗体に関する、固相抗原小麦LTPに対しての遊離抗原小麦LTP及び大麦LTPの競合反応が示されており、その結果、大麦LTPでは阻害(競合)が全くかからず、本発明のモノクローナル抗体5G及び7Eでは、大麦LTPとの交差反応性がないことが確認できた。
(4)モノクローナル抗体同士のサンドイッチELISA
モノクローナル抗体5G又は7EのPBS溶液(5μg/mL)50μlをそれぞれELISAプレートに固相化したのち、PBSで3回洗浄した。各ウェルにBSA−PBSの200μLを添加し、37℃で1時間ブロッキングした。その後、PBSで3回洗浄し、各ウェルに小麦LTPを0、0.001、0.003、0.01、0.03、0.1、0.3、1、3、10、30、100、300又は1000ng/mL/希釈液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)として、或いは大麦LTPを0、0.001、0.003、0.01、0.03、0.1、0.3、1、3、10、30、100、300、1000、3000、10000、30000、100000、300000又は1000000ng/mL/希釈液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)として50μLずつ添加し、37℃で1時間放置した。洗浄液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所)で6回洗浄後、ペルオキシダーゼ標識モノクローナル抗体7E又は5G/希釈液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)を50μLずつ添加し、37℃で1時間放置した。洗浄液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)で6回洗浄後、TMB(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)の100μLを添加し、室温で20分間反応させ、反応停止液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)100μLの添加により反応停止を行い、450nmにおける吸光度を測定した。結果を図6に示した。図から、小麦に比べて大麦の検出は1/100万程度も感度が鈍く、従って競合ELISA同様に交差性が実質的に無視でき、一方で、小麦LTPでの検量線の立ち上がりが0.003ng/mLと、極めて鋭敏な検出が可能なことが判る。
(5)ウエスタン解析
小麦粗抽出液10μg及び小麦LTP5μgをSDS−PAGEに供し、電気泳動を行った後、ゲル上の蛋白質を170mAの定電流で90分間ポリビニリデンジフルオリド(PVDF)膜(Bio−Rad社製)に転写し、5%スキムミルクを含むPBSによるブロッキングを室温で1時間行った。その後、PBSで3回洗浄し、モノクローナル抗体5G及び7Eそれぞれ1μg/mLを室温、1時間で反応させた。次に、TBSで1回、Tween20−TBSで5回、TBSで1回洗浄し、0.1%BSA−Tween20−TBS溶液で1000倍に希釈したアルカリフォスファターゼ標識抗マウス免疫グロブリンG抗血清で室温、1時間の反応を行った。その後、TBSで1回、Tween20−TBSで5回、TBSで1回洗浄し、アルカリフォスファターゼ発色キット(ナカライテスク社製)による発色を行った。結果を図7に示した。図中のバンドの染色パターンからも本発明の抗体が小麦LTP特異的抗体であることが確認された。また、ウエスタンでも使用可能であることから、これらの抗体は一次構造認識であることがわかる。
(1)サンプル調製
食品1gに対して希釈液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)19mLを加え、ミルサー(ミルサー700G、岩谷産業社製)で10秒間×3の抽出を行い、その混合液を遠心管に移し、3,000xG、4℃、20分間の条件で遠心分離を行った。遠心上清をろ過し(No.2、アドバンテック社製)、そのろ液を食品サンプルとした。
(2)ELISAによる食品の定量
モノクローナル抗体5GのPBS溶液(5μg/mL)50μlをそれぞれELISAプレートに固相化したのち、PBSで3回洗浄した。各ウェルにBSA−PBSの200μLを添加し、37℃で1時間ブロッキングした。その後、洗浄液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)で6回洗浄し、各ウェルに小麦LTPを0、0.001、0.003、0.0625、0.0125、0.025又は0.05ng/mL/希釈液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)の50μLとして、或いは上記の食品サンプル(市販の醤油及びビールより調製)を50μLずつ添加し、37℃で1時間放置した。洗浄液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)で6回洗浄後、ペルオキシダーゼ標識モノクローナル抗体7Eを50μLずつ添加し、37℃で1時間放置した。洗浄液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)で6回洗浄後、TMB(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)100μLを添加し、室温で20分間反応させ、反応停止液(小麦グリアジンキット、森永生科学研究所社製)100μLの添加により反応停止を行い、450nmにおける吸光度を測定した。結果を表1に示す。なお、小麦LTPから小麦蛋白質への換算値は0.006(標準小麦試料中で検出された小麦LTPの量を、該試料中の既知小麦蛋白質の量で除して見積もった係数)で除した値で示した。また、比較としてグリアジンキット(森永生科学研究所社製)プロトコールに準じて行った測定結果を示している。
Claims (3)
- 受託番号がFERM P−20687又はFERM P−20688であるハイブリドーマにより生産される、小麦由来非特異的脂質輸送蛋白質に対するモノクローナル抗体。
- 発酵及び/又は加工食品中の小麦アレルゲンの検査方法であって、該方法は、請求項1に記載のモノクローナル抗体により前記食品中の小麦由来非特異的脂質輸送蛋白質の存在を検出することを特徴とする、前記方法。
- 請求項1に記載のモノクローナル抗体を含む食品アレルゲン検査用キット。
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