JP4634087B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は表示装置に係り、特にアクティブ・マトリックス型の表示装置に関する。
この種の表示装置は、基板面に多数の画素がマトリックス状に配置され、たとえばx方向に並設された各画素からなる一の画素群(ライン)を選択するとともに、その選択のタイミングに合わせて該一の画素群の各画素に映像信号を供給し、この動作はy方向に並設される他の画素群の選択の際にも同様に繰り返されるようになっている。
一の画素群の選択は、それらの各画素に設けられ、共通の信号線(走査信号線)に供給される信号(走査信号)によって駆動されるスイッチング素子によってなされ、映像信号の供給はy方向に並設される各画素に共通に設けられる信号線(映像信号線)を介してなされるようになっている。
また、目視上の応答速度の向上を図るため、映像信号として黒画像データを含む表示画像データを用い、黒画像データを除く表示画像データをnライン表示した後に、まとめてmラインにおいて黒画像データを表示し、以降これを繰り返すいわゆる擬似的にインパルス型の表示方式を採用したものも知られている。
このような技術は、以下の特許文献等に開示がなされている。
特開2004−29506号公報 特開2003−280599号公報
しかし、このような構成からなる表示装置は、黒画像データを表示した後に、表示画像データを表示する場合に、その輝度が高くなり、この輝度段差が原因で表示部に横縞が目視されるということが指摘されるに至った。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、表示部に輝度段差の発生を防止させた表示装置を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)
本発明による表示装置は、たとえば、黒画像データを含む表示画像データをドライバ出力制御信号に応じて表示する表示装置であって、
前記黒画像データの表示の後の表示画像データの表示における前記ドライバ出力制御信号が他のドライバ出力制御信号よりも遅延されて設定されていることを特徴とする。
(2)
本発明による表示装置は、たとえば、(1)の構成を前提とし、黒画像データ以外の表示画像データを複数ライン順次表示した後に、複数ライン同時に黒画像データを表示し、これを繰り返すことを特徴とする。
(3)
本発明による表示装置は、たとえば、(1)の構成を前提とし、前記ドライバ出力制御信号の遅延は該信号の立ち下りにおいてであり、遅延された該ドライバ出力制御信号のHigh期間は他のドライバ出力制御信号のそれよりも大きく設定されていることを特徴とする。
(4)
本発明による表示装置は、たとえば、黒画像データを含む表示画像データを表示する表示装置であって、
前記黒画像データの表示の後の表示画像データを表示するラインの選択に要する走査信号の立ち上がりを他の走査信号のそれより遅延されて設定されていることを特徴とする。
(5)
本発明による表示装置は、たとえば、(4)の構成を前提とし、立ち上がりが遅延された前記走査信号のHigh期間は他の走査信号のそれよりも小さく設定されていることを特徴とする。
(6)
本発明による表示装置は、たとえば、ソース・ドライバ回路からドレイン信号線を介して順次映像信号を画素に供給し、該映像信号の順次供給はドライバ出力制御信号によってなされる表示装置であって、
前記ソース・ドライバ回路に対し近端部に位置づけられる画素への映像信号の供給に要する前記ドライバ出力制御信号は、遠端部に位置づけられる画素への映像信号の供給に要するそれよりも遅延されて設定されていることを特徴とする。
(7)
本発明による表示装置は、たとえば、(6)の構成を前提とし、ドレイン信号線に沿って並設される各画素を2以上のグループに区分けし、ソース・ドレイン回路から近づくにつれ各グループの画素に供給する映像信号の供給に要するドライバ出力制御回路を順次遅延されて設定されていることを特徴とする。
(8)
本発明による表示装置は、たとえば、(6)あるいは(7)の構成を前提とし、前記映像信号の順次供給はドライバ出力制御信号の立ち下りでなされ、
前記ソース・ドライバ回路に対し近端部に位置づけられる画素への映像信号の供給に要する前記ドライバ出力制御信号のHigh期間は、遠端部に位置づけられる画素への映像信号の供給に要する前記ドライバ出力制御信号のそれよりも大きく設定されていることを特徴とする。
(9)
本発明による表示装置は、たとえば、(1)ないし(7)のいずれかの構成を前提とし、 基板上に並設された複数のゲート信号線とこれら各ゲート信号線と交差して配設される複数のドレイン信号線とで囲まれた領域に画素が形成され、
この画素には、ゲート信号線からの走査信号によって駆動されてドレイン信号線からの映像信号を当該画素へ供給するスイッチング素子を備えることを特徴する。
なお、本発明は以上の構成に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
以下、図面を用いて本発明による表示装置の実施例を説明する。
図5は、本発明による表示装置において、そのパネルと周辺に配置される回路の概略的構成を示す図である。
表示装置としては、たとえば液晶表示パネル1を示し、その表示面には多数の画素がマトリックス状に形成されている。これら各画素はそれぞれ独立に駆動されてその光透過率が制御されるようになっている。
また、通常は該液晶表示パネル1の基板上に搭載されて形成されるゲート・ドライバ回路2およびソース・ドライバ回路3が設けられている。
ゲート・ドライバ回路2は、液晶表示パネル1の各画素のうち横方向に並設される各画素からなる画素群(ライン)を順次縦方向に選択する役割を有し、ソース・ドライバ回路3は、選択された画素群(ライン)の各画素に該選択のタイミングに合わせてそれぞれ映像信号を供給する役割を有する。
ゲート・ドライバ回路2およびソース・ドライバ回路3は、それぞれ、電源回路5によって電源が供給されているとともに、表示制御回路4からの信号によって制御されるようになっている。
なお、表示制御回路4は、パソコンあるいはテレビ等の表示信号源(ホスト側)からの表示信号を入力させ、その信号に基づきデータの交流化等の液晶表示パネルの表示に適したタイミング調整を行い、同期信号とともに表示データを出力するようになっている。
図6は、液晶表示パネル1の各画素をゲート・ドライバ回路2およびソース・ドライバ回路3とともに示した等価回路である。
ゲート・ドライバ回路2に接続され図中y方向に並設される各ゲート信号線GLと、ソース・ドライバ回路3に接続され図中x方向に並設される各ドレイン信号線DLとで囲まれる各領域をそれぞれ画素の領域とし、これら各画素にはスイッチング素子である薄膜トランジスタTFTが備えられている。
横方向に並設される各画素の薄膜トランジスタTFTは、そのゲート電極が共通のゲート信号線GLに接続され、該ゲート信号線GLからの信号(走査信号)によってオンするようになっており、該各画素からなる画素群(ライン)が選択されるようになっている。
また、縦方向に並設される各画素の薄膜トランジスタTFTは、そのドレイン電極が共通のドレイン信号線DLに接続され、該ドレイン信号線DLからの信号(映像信号)が選択された各画素に供給されるようになっている。
各画素における薄膜トランジスタTFTのソース電極には画素電極PXが接続され、この画素電極PXは液晶を間にして配置される対向電極CTとの間に電界を生じせしめるようになっている。
なお、前記画素電極PXには容量信号線CLとの間に容量Cstgを構成し、該容量信号線CTはたとえば横方向に並設される各画素からなる画素群に共通に形成されているとともに、他の画素群のそれと互いに接続されている。容量Cstgは、液晶の容量Clcとともに、画素電極PXに映像信号が供給された後に薄膜トランジスタTFTがオフした際にも該映像信号を比較的長く蓄積させる機能を有する。
ここで、液晶は画素電極PXと対向電極CTとの間の電界の強弱に応じて光変調がなされるが、たとえば該電界(画素電極PXと対向電極CTの電位差)が増大するにつれ高い輝度を示すいわゆるノーマリブラックモード(Normally Black-displaying Mode)で動作するようになっている。
また、本実施例に示す液晶表示装置は、いわゆる擬似的にインパルス型の表示方式を採用しており、通常の表示画像データをnライン表示した後に、まとめてmライン部(たとえばn=m=4)黒画像データを表示するようになっている。黙視上の応答速度の向上を図るためである。
図1は、前記ソース・ドライバ回路3からの映像信号電圧(ドライバ出力電圧)VDnと、対向電極CTに印加される対向電圧VCOMとの関係を示したタイミング図である。図中CL1、DATAは、それぞれ、ソース・ドライバ回路3に入力されるクロック信号からなるドライバ出力制御信号、16進データを示している。
ソース・ドライバ回路3では前記DATAに対応した映像信号電圧VDnを生成し、この映像信号電圧VDnはクロック信号CL1の立ち下がりからドレイン信号線DLに印加開始される。
クロック信号CL1は一定期間Highとなり、これが繰り返され、この間、ソース・ドライバ回路3の出力がハイ・インピーダンス状態になる。
映像信号電圧VDnは、対向電圧VCOM(たとえば一定)に対して正極性(図中+)、あるいは負極性(図中−)として出力され、これら極性は一画素あるいは一ライン毎に反転され、さらにはライン毎の極性がフレーム毎に反転されるようになる。
図1においては、n+1ないしn+4の4ライン分の期間に白表示データFF、n+5の1ライン分の期間に黒表示データ00がソース・ドライバ回路3に入力され、以下これを繰り返す場合を想定している。白表示データは上記表示画像データに対応し、黒表示データは上記黒画像データに対応する。
この場合において、n+2ないしn+5ラインは、それぞれ対応するクロック信号CL1のHigh期間TP1がたとえば従前通りとなっているのに対し、n+6ラインのクロック信号CL1のHigh期間TP2はそれよりも大きく設定されている。たとえばTP1を1.5usとした場合、TP2を3.0usとしている。
すなわち、黒表示をした後に白表示をする場合において、該白表示をする際のクロック信号CL1のHigh期間を大きくするようにしている。すなわち、このクロック信号CL1の立ち下りはそれに隣接する他のクロック信号CL1よりΔTdだけ遅れるようになっている。これにより、該白表示に要する映像信号電圧VDnがΔTdだけ遅れて入力され、n+6ラインにおける最大到達電位Dが、たとえばn+3ラインにおける最大到達電位Bと等しくなる。
このことは、白表示において、各ライン画素の明るさが均一となり、輝度段差の発生を回避できることを意味する。
ちなみに、図7は、従前におけるソース・ドライバ回路3からの映像信号電圧VDnと、対向電極CTに印加される対向電圧VCOMとの関係を示したタイミング図で、図1と対応した図となっている。図1の場合と比較して異なる点はクロック信号CL1にあり、これら各クロック信号CL1のHigh期間はそれぞれ一定に設定されている。
この場合において、n+3とn+6の各ラインの映像信号電圧VDnの波形に着目すると、n+3ラインは、そのデータ書き込みにおいて、負極性から正極性に電圧が振れる(図中AからBへの遷移)のに対し、n+6ラインは、n+5ラインで黒データを書き込んでいるため、n+3ラインの半分(図中CからDへの遷移)となる。
ソース・ドライバ回路3に接続された各画素、すなわち負荷が各ラインで同じであれば、該ソース・ドライバ回路3から見た負荷は、n+1、n+6ラインにおいて、他のラインと比べて見かけ上半分となる。このため、黒データを表示するn+1、n+6ラインの映像信号電圧VDnは、白データを表示するn+2ないしn+4ラインの映像信号電圧VDnに対して、ΔVだけ電位差が大きくなってしまう。
このことは、画素の容量に印加される電位自体もΔVだけ異なるため、白表示においてn+1、n+6ラインの各画素がn+2ないしn+4ラインの各画素よりも明るくなり、結果として輝度段差(横縞)が発生することを意味する。
図8はソース・ドライバ回路3と画素の間における等価回路を示したもので、ドレイン信号線DLの抵抗をRd、薄膜トランジスタTFTのオン抵抗をRt、該画素の容量をクロック信号CLで示している。なお、CLは液晶自体の容量Clc、容量素子Cstgを含めた全容量を示す。
ソース・ドライバ回路3から画素に印加される電圧が目標電圧に到達するまでの時間は、Rd、Rt、CLの時定数τで決定され、これを単純化すると、τ=(Rd+Rt)×Clとなる。但し、この場合、一般にRd>Rtであるため、ソース・ドライバ回路3から見た時定数τはRdが支配的となる。
一方、薄膜トランジスタTFTの駆動条件が各画素で一定とすると、温度の変動によって該薄膜トランジスタTFTの相互コンダクタンスgmが変化し、そのオン抵抗Rtが増減する。たとえば室温(Ta=25℃)に対して低温(T=0℃)になった際に該オン抵抗Rtが増加すると仮定すれば、容量CLにチャージされる電荷の量は減少するため、液晶に印加される電圧は小さくなり、換言すれば、薄膜トランジスタTFTの書き込み特性が悪くなった状態になる。
このことは、輝度が全体的に低下し、前述したΔVの電位差から生じる横縞として目視される輝度段差が表示されやすくなることを意味する。
図2は、本発明による表示装置の他の実施例を示し、図1と対応した図となっている。図1の場合と異なる部分は、ゲート・ドライバ回路2からの走査信号VGnをn+3およびn+6ラインにおいて映像信号電圧VDnと重ねて描いており、クロック信号CL1およびDATAは描いていないようになっている。
すなわち、このクロック信号CL1およびDATAにおいては何ら改良はなされておらず、図7に示したそれと同様となっており、走査信号VGnに工夫がなされたものとなっている。
すなわち、走査信号VGnは、そのHigh期間(ゲート選択時間)において、対応するラインの各画素を選択し(各画素の薄膜トランジスタTFTがオン)、この選択の間にソース・ドライバ回路3からの映像信号電圧VDnが各画素の液晶に印加されるようになる。
この場合、図1の場合と同様にn+5ラインで黒表示した後におけるn+6ラインにおいて、その走査信号VGnはその立ち上がり時点において他のラインのそれよりもΔTg分だけ遅れが生じるようになっており、これにより該n+6ラインの走査信号VGnのゲート選択時間はTGP2となり、他のラインのゲート選択時間であるTGP1よりも小さく構成される。
ここで、前記TGP1がたとえば20usに設定しているのに対し、TGP2はたとえば17usに設定されている。
このようにTGP1>TGP2と設定することにより、n+6(またはn+1)ラインの白表示に画素に印加される電圧の最大到達電位をn+2ないしn+4ラインにおけるそれと等しく設定することができる。図2において、n+6ライン(に対応する期間)で画素を白く表示させる映像信号電圧VDnが、n+5ライン(に対応する期間)での黒データの書き込み(画素の輝度を最小にする映像信号電圧VDnのソース・ドライバ3からの出力)の影響をうけて、「点線」の如き波形を呈しながら出力されるが、n+6ラインでのゲート選択時間TGP2を他の期間(黒データの書き込みの影響が無視できるn+2ないしn+4ライン)のそれTGP1よりTgだけ短くする本実施例の手法により、n+6ラインにて実際に画素に印加される電圧は「実線」の如き波形を呈する。このような利点は、その直前の期間で黒データの書き込みが行われるn+1ラインにおいても本実施例の手法で得られる。なお、直前の期間で黒データ書き込みが行われないn+2ないしn+4ライン及びn+7ラインの各期間では、ソース・ドライバ3から出力された映像信号電圧VDnがそのまま画素に印加されるため、これらの波形は「実線」のみで図2に示される。
ちなみに、従前にあっては、各ラインにおいて、その走査信号VGnのゲート選択時間は同じに設定され、図7に示すn+6ラインにおいて、映像信号電圧VDnは早めに立ち上がり、他のラインの映像信号電圧VDnよりもΔVだけ高くなる現象が生じてしまっていた。
この現象は、上述したように、表示において横縞として目視される輝度段差の発生の原因となる。
図3は、本発明による表示装置の他の実施例を示し、白表示を画面の全域に行う場合の1ないしjラインにおける映像信号電圧VDnの波形を示したものである。なお、ソース・ドライバ回路3は1ライン側において接続されたものである。また、クロック信号CL1信号はライン数が増加するにつれ、そのHigh期間が順次短くなるように設定されている。
すなわち、それらの立ち上がりにおいては所定のタイミングに合わせ、立ち下りにおいてライン数が増加するにしたがって早まるように設定されている。
なお、この場合、各ライン毎にクロック信号CL1信号のHigh期間を変えるようにしなくても、たとえば1ラインから5ラインまで、6ラインから10ラインというように順次グループ化させ、各グループのそれぞれのラインにおいてクロック信号CL1信号のHigh期間を同じにし、ソース・ドライバ回路3から遠ざかるグループ毎において順次クロック信号CL1信号のHigh期間を短くするようにしてもよいことはいうまでもない。
図3は、説明の便宜のため、1ラインから3ラインのそれぞれでHigh期間がTp1のクロック信号CL1信号によって映像信号電圧VDnの画素への出力を設定し、n−1ラインからnラインのそれぞれでHigh期間がTp2のクロック信号CL1信号によって映像信号電圧VDnの画素への出力を設定し、j−1ラインからjラインのそれぞれでHigh期間がTp3のクロック信号CL1信号によって映像信号電圧VDnの画素への出力を設定するように示されている。
上述したように、Tp1>Tp2>Tp3の関係があることから、1ラインから3ラインにおける映像信号電圧VDnの立ち上がりは比較的大きく遅延し、n−1ラインからnラインにおける映像信号電圧VDnの立ち上がりはそれよりも小さく遅延し、j−1ラインからjラインにおける映像信号電圧VDnの立ち上がりはさらに小さく遅延するようになる。
このため、それぞれの各映像信号電圧VDnの最大到達電位において、各ラインにおいて等しい値として設定することができる。
ちなみに、図4は、従前の液晶表示装置において、図3と対応した図であり、図3と異なる部分は、各ラインにおいてクロック信号CL1信号はそのHigh期間がそれぞれ同じでTpとなっていることにある。
この図4から明らかとなるように、1ラインからjラインにスキャンが進むにつれ、それらの画素に印加される映像信号電圧VDnの電圧振幅が小さくなってしまう。図8に示した等価回路において、1ライン毎に区分されたドレイン信号線DLの配線抵抗をRdnとした場合、各ラインまでの配線抵抗Rsnは、Rsn=ΣRdn(n=1−j)となり、ソース・ドライバ回路3から見ると、1ライン付近でRsnが小さく、それより遠くなるに従ってRsnが大きくなるからである。
このため、液晶に書き込む電位が低下することになり、特に大型の液晶表示パネルの場合、前述したΔVは大きくなり、表示画面には、一方の側から他方の側にかけて輝度傾斜が発生することになる。
図9は、本発明による表示装置の他の実施例を示す図で、それに示す波形図は、図7の場合と対応しており、かつ、ドレイン信号線DLの延在方向においてソース・ドライバ路3に対して近端部と遠端部のそれぞれの波形図を示している。
ソース・ドライバ回路3に対して近端部における映像信号電圧VDnはクロック信号CL1(A)によって出力されるのに対し、遠端部におけるそれはクロック信号CL1(B)によってなされるようになっている。
従前にあっては、ソース・ドライバ回路3に対して近端部および遠端部のいずれにおいても、クロック信号CL1(B)によってなされていたものであり、それと比較すると、近端部におけるクロック信号CL1(B)に改良がなされクロック信号CL1(A)が用いられているといえる。
すなわち、クロック信号CL1(A)は、クロック信号CL1(B)と比較して、その立ち上がりにおいてクロック信号CL1(B)と同じタイミングでなされるが、立ち下りにおいてクロック信号CL1(B)よりも遅れてなされるようになっている(このため、クロック信号CL1(A)のHigh期間はクロック信号CL1(A)のそれよりも大きく設定されている)。
このことから、ソース・ドライバ回路3の近端部では、映像信号電圧VDnが、従前よりも立ち下りが遅れているクロック信号CL1(A)によって出力されるために、その最大到達電位が従前よりも低くなる。ここで、従前の映像信号電圧VDnは図中点線で示しており、この映像信号電圧VDnの最大到達電位に対し、本実施例による映像信号電圧VDnの到達電位はΔVだけ小さくなっていることが判る。
一方、ソース・ドライバ回路3の遠端部では、クロック信号CL1(B)によって映像信号電圧VDnが出力されるが、その時定数による遅れと相俟って、その最大到達電位は、ソース・ドライバ回路3の近端部にてクロック信号CL1(A)によって出力される映像信号電圧VDnのそれとほぼ同じとするようにできる。
したがって、ドレイン信号線DLの延在方向において、映像信号電圧VDnの最大到達電位を均等にすることができるようになる。
なお、図9に示した実施例では、ソース・ドレイン回路3に対しその近端部と遠端部におけるクロック信号を示したものであるが、ドレイン信号線DLに沿って2以上のグループに区分けし、ソース・ドレイン回路3から近づくにつれ各グループのクロック信号CL1の立ち下り時点を順次遅延させるようにしてもよいことはいうまでもない。液晶表示パネルの大型化にあって各映像信号電圧VDnの最大到達電位を均等にすることができるからである。
上述した各実施例はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施例での効果を単独であるいは相乗して奏することができるからである。
上述した各実施例では、液晶表示装置を例に挙げて説明したものであるが、特に液晶表示装置に限定されることはなく、たとえば有機EL表示装置等のような他の表示装置にも適用されることはいうまでもない。
有機EL表示装置にあっても、その画素において、電流で発光する発光層を備え、また必要に応じて該発光層に印加する電源を別個の信号線によって供給する構成の相違を有するが、走査信号線からの走査信号によってオンする薄膜トランジスタ、この薄膜トランジスタを介して映像信号線からの映像信号が供給される構成において相違ないからである。
本発明による表示装置において、ソース・ドライバ回路からの映像信号電圧と対向電極に印加される対向電圧との関係の一実施例を示したタイミング図である。 本発明による表示装置の他の実施例を示し、ソース・ドライバ回路からの映像信号電圧と対向電極に印加される対向電圧との関係を示したタイミング図である。 本発明による表示装置の他の実施例を示し、白表示を画面の全域に行う場合の1ないしjラインにおける映像信号の波形を示したタイミング図である。 従前の表示装置におけるタイミング図で、図3と対応した図となっている。 本発明による表示装置において、そのパネルと周辺に配置される回路の概略的構成を示す図である。 本発明による表示装置の一実施例に用いられる液晶表示パネルの画素の構成の一実施例をゲート・ドライバ回路およびソース・ドライバ回路とともに示した等価回路である。 従前の表示装置におけるタイミング図で、図1と対応した図となっている。 ドレイン信号線に接続される画素とソース・ドライバ回路との間の抵抗を示した等価回路図である。 本発明による表示装置の他の実施例を示したタイミング図である。
符号の説明
1……液晶表示パネル、2……ゲート・ドライバ回路、3……ソース・ドライバ回路、GL……ゲート信号線、DL……ドレイン信号線、TFT……薄膜トランジスタ、CL1……ドライバ出力制御信号(クロック信号)、VDn……ドライバ出力電圧(映像信号電圧)。

Claims (3)

  1. 通常の表示画像データと前記通常の表示画像データとは異なる黒画像データとを表示するノーマリブラックモードで動作するアクティブマトリクス型の表示装置であって、
    前記通常の表示画像データと前記黒画像データとに対応する映像信号は、ソース・ドライバから各画素に供給され、
    前記ソース・ドライバは、前記通常の表示画像データに対応する映像信号を、ライン毎に正極性と負極性とを反転させて、複数ラインに対して順次出力する動作と、前記黒画像データに対応する映像信号を、複数ラインに対して同時に出力する動作とを繰り返し、
    前記通常の表示画像データに対応する映像信号のうち、前記黒画像データに対応する映像信号が出力された後の映像信号の出力が、他の映像信号の出力よりも遅延されて出力されることを特徴とするアクティブマトリクス型の表示装置。
  2. 前記ソース・ドライバにはドライバ出力制御信号が入力されており、前記黒画像データに対応する映像信号が出力された後の映像信号の出力を制御する前記ドライバ出力制御信号のハイ期間は、前記他の映像信号の出力を制御する前記ドライバ出力制御信号のハイ期間に比べて大きことを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリクス型の表示装置。
  3. 通常の表示画像データと前記通常の表示画像データとは異なる黒画像データを表示するノーマリブラックモードで動作するアクティブマトリクス型の表示装置であって、
    前記通常の表示画像データと前記黒画像データとに対応する映像信号はソース・ドライバから各画素に供給され、前記映像信号をラインの画素に供給するために前記ラインを選択する走査信号はゲート・ドライバから供給され、
    前記ソース・ドライバは、前記通常の表示画像データに対応する映像信号を、前記ライン毎に正極性と負極性とを反転させて、複数ラインに対して順次出力する動作と、前記黒画像データに対応する映像信号を、複数ラインに対して同時に出力する動作とを繰り返し、
    前記ゲート・ドライバが出力する走査信号の立ち上がりは、前記通常の表示画像データに対応する映像信号のうち、前記黒画像データに対応する映像信号が出力された後の映像信号を表示するための前記立ち上がりが、他の映像信号を表示するための前記立ち上がりよりも、遅延されて出力されることを特徴とするアクティブマトリクス型の表示装置。
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