JP4633947B2 - 仮設トイレ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は仮設トイレ、例えば野外に設置される仮設トイレの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、野外、例えば工事現場、工場、屋内・屋外のイベント会場等に設置される仮設トイレは、以下の構成を有していた。すなわち、ボックス状の仮設トイレは、四角筒状を有するトイレ本体を有し、このトイレ本体の一面に形成された出入口にドアが設けられ、トイレ本体の内部に便器(大便器または大小兼用便器)が設置されている。また、トイレ本体の底部には、排泄物を貯留する汚物タンクが設けられている。換気口は、トイレ本体の背板の上部に、小さいものが1つ形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の仮設トイレにあっては、出入口がドアにより密閉され、換気口は小型のものが1つだけだった。そのため、トイレ本体の内部の換気性が低下し、便器の周辺から発散されるアンモニアやメタンなどを含む悪臭の逃げ場がほとんどなかった。
とりわけ、夏場、仮設トイレが屋外に設置された場合には、狭いトイレ内の温度が容易に40℃を超えていた。そのため、このトイレ内に熱気がこもり、使用者は悪臭と暑さとになやまされながら、使用しなければならなかった。
【0004】
ところで、従来、屋内や屋外に据え付けられた固定式のトイレとして、平らで縦長なドアの長さを出入口の高さよりも短くし、この出入口の上部と下部とに、それぞれ換気口を形成したものが知られている。
ところが、このような固定式のトイレによれば、平らなドアによって出入口を塞いでいたので、換気口の開口面が垂直で、前方を向いていた。そのため、ドア近辺の内部空気は、このドアの内面に沿ったものとなっていた。よって、トイレの悪臭や熱気の流れは、換気口の付近に達しても外方には向かず、換気口を素通りする方が多かった。仮に、この開口面が垂直な換気口のままで換気性を良好にするには、ドアの上下部の換気口の開口面積をかなり大きくする必要がある。しかしながら、仮にこのような設計変更した際には、使用者は、外の人目を気にしながら使用しなければならなくなるという別の問題が生じてしまう。
【0005】
また、便器の水洗時、とりわけ小便器を水洗する際において、この小便器の内面のうち、実際に水が流れる範囲は限られていた。このため、水が流れていない部分に尿石が付着し、のちに洗剤やブラシを使用して便器を洗浄しても、なかなか尿石はおちないという問題点があった。
さらに、仮設トイレの内部の全体を清掃する際には、外部からトイレ本体の中にホースを引き込み、床や壁板の内面などを水洗いしなければならなかった。
【0006】
【発明の目的】
そこで、この発明は、目隠し用の部材がなくてもドア換気口に目隠し効果が得られ、しかもトイレの換気性を高め、トイレ内の臭いや熱気を低減させることができる仮設トイレを提供することを、その目的としている。
また、この発明は、トイレ内外の状況に応じて、大きな壁板換気口を分割して開閉することができる仮設トイレを提供することを、その目的としている。
さらに、この発明は、便器の内面の全域が洗浄でき、さらにトイレの内部もシャワー洗浄することができる仮設トイレを提供することを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ボックス形状を有するトイレ本体の内部に便器を備え、該トイレ本体に形成された出入口にドアが設けられた仮設トイレにおいて、前記ドアの上端部に上向きのドア換気口、およびまたは、前記ドアの下端部に下向きのドア換気口を形成し、該ドア換気口が前記出入口より外方に配置されている仮設トイレである。
トイレ本体の素材、大きさ、形状は限定されない。また、トイレ本体の底部に適宜数のキャスタを取り付け、仮設トイレを移動式としてもよい。さらに、トイレ本体を自走台車に搭載すれば、自走式の仮設トイレとなる。通常、トイレ本体の底部には、排泄物を貯留する汚物タンクが設けられている。
トイレ本体に収納される便器は、大便器だけでもよいし、小便器だけでもよい。また、これらの大便器と小便器の両方でもよい。
出入口は、トイレ本体のどの面に形成されてもよい。通常、出入口が形成された面が、トイレ本体の前面となる。
ドアの大きさや形状は限定されない。通常、出入口と略同じ大きさ、略同じ形状となる。
【0008】
ドア換気口は、ドアの上端部(上端を含む)だけに形成してもよいし、ドアの下端部(下端を含む)だけに形成してもよい。さらには、ドアの上端部と下端部との両方に形成してもよい。ただし、ドア換気口は、出入口よりも外方に配置されていなければならない。しかも、ドアの上端部のドア換気口は上向きで、これとは反対に、ドアの下端部のドア換気口は下向きである。ここで、ドア換気口が上向きとは、ドア換気口が水平であるだけでなく、上方に傾斜した状態も含む。一方、ドア換気口が下向きとは、ドア換気口が水平であるだけでなく、下方に傾斜した状態も含む。
【0009】
ドアの上端部や下端部にドア換気口を形成する方法は限定されない。このうち、ドアの上端と下端とにドア換気口を設ける方法としては、例えば請求項2のように、ドアの幅方向の中間部を外方へ突出させた円弧形状にドアを湾曲する方法などを採用することができる。その他にも、例えばドアを平面視してコの字形、Vの字形、Uの字形などに屈曲または湾曲する方法を採用することができる。
一方、ドアの上端以外の上端部分にドア換気口を形成する方法としては、例えばドアの上端部に外枠付きのドア換気口を形成し、その後、このドア換気口の形成部分をドア換気口が上向きになるように出入口側へ折り曲げ、さらに外枠のうちでも先側(上側)の枠部分を、前記出入口に沿って上方へ折り返す方法などを採用することができる。
なお、ドアの下端以外の下端部分にドア換気口を形成する方法は、このドアの上端部分にドア換気口を形成する方法を、前記先側の枠部分の屈曲方向を上方から下方へ変更するだけで、そのまま利用することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記ドア換気口は、前記ドアを、該ドアの幅方向の中間部が外方へ突出する円弧形状に湾曲させて形成したものである請求項1に記載の仮設トイレである。
ドアの湾曲の度合いは限定されない。ドア換気口の開口面積も限定されない。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記トイレ本体の出入口と対向する背板の略全域に壁板換気口を形成し、該壁板換気口を複数のエリアに区分し、該各エリアには、対応するエリアを個別に開閉するルーバをそれぞれ設けた請求項1または請求項2に記載の仮設トイレである。
エリアの区分数は2つ以上であれば限定されない。例えば4つ、6つ、8つでもよい。また各エリアの形状も限定されない。通常は、四角形か円形である。
ルーバによる各エリアの開閉構造も限定されない。例えば、壁板換気口の外周部から突出した操作レバーを操作し、多数枚の平行に配列された板羽根を一括して回動するように構成してもよい。
このルーバ付きの壁板換気口は、トイレ本体の背板だけでなく、トイレ本体の側板、天井板などに形成してもよい。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記トイレ本体の内部に、手持ち式のシャワーノズルを有するシャワー洗浄手段を設置した請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の仮設トイレである。
シャワー洗浄手段は限定されない。例えば、手動式のポンプ(足踏みポンプ、手押しポンプなど)や電動式のポンプにより、トイレ本体に搭載された水タンクの洗浄水を連結ホースを介して外部に圧送し、このホースの先端に装着されたシャワーノズルから洗浄水を噴射するように構成してもよい。
【0013】
【作用】
この発明によれば、ドア付近において、トイレ内の空気はドアの内面に沿って移動する。したがって、この空気は、最終的にドアの上端部のドア換気口か、ドアの下端部のドア換気口から外部に排出される。この際、ドア換気口は、トイレ本体の出入口より外方に配置され、しかもドア換気口は、ドアの上端部では上向き、ドアの下端部では下向きである。そのため、トイレ内の悪臭や熱気は、ドアの内面に沿ってドアの上端部または下端部に達したとき、流れの方向を変えず、そのままドア換気口から外部に排出される。この結果、仮設トイレの換気性が高まり、トイレ内の臭いの度合いや、熱気の度合いがそれぞれ抑えられる。
また、ドア換気口は上向きか下向きである。このため、従来の、ドア換気口を前向きに形成したときのように、ドア換気口に目隠し用の部材を設けなくても、目隠し効果が得られる。
【0014】
特に、請求項3の発明によれば、それぞれのルーバを操作することで、対応する各エリアの開閉を行なう。これにより、トイレ本体の背板の略全域に形成された大きな壁板換気口を、例えば屋外の風向き、トイレ内の臭いや熱気の度合いなどに応じて、任意の部分だけ、分割して開閉することができる。
【0015】
また、請求項4の発明によれば、使用後、使用者はシャワーノズルを握り、シャワー洗浄手段を作動して、便器の内面の全域を水洗いすることができる。また、便器以外のトイレ内を洗浄する際には、シャワーノズルの向きを適宜方向に変えれば、シャワー水を、例えば便器の外面、床、天井を含む壁板の内面などに吹きつけ、トイレ内の全体をシャワー洗浄することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、この発明に係る一実施例の仮設トイレを説明する。
図1は、この発明の一実施例に係る仮設トイレの全体斜視図である。図2は、この発明の一実施例に係る仮設トイレの横断面図である。図3は、この発明の一実施例に係る仮設トイレの壁板換気口の形成部分を示す斜視図である。
図1〜図3において、10は仮設トイレであり、このボックス式の仮設トイレ10は、FRP製で所定高さの四角筒状のトイレ本体11を有している。トイレ本体11の内部には所定の空間が画成され、この空間の下端を仕切る床板の奥側(背板側)の中央部に、大小兼用の洋式便器12が設置されている。この洋式便器12の床板への据え付けは、床板の所定位置に便器下部の排泄管と同径の穴を穿設し、この穴に排泄管を嵌入することでなされる。これにより、床板の密閉性が高まり、臭いを抑えられる。また、トイレ本体11の底部には、FRP製の、排泄物を貯留する汚物タンク13が設けられている。このトイレ本体11の前面には出入口14が形成され、出入口14を外方から塞ぐドア15が、トイレ本体11の前面の一側部に軸支されている。
【0017】
このトイレ本体11のドア軸支側の側板には、その前側の端部に小便器16が設置されている。一方、この側板の奥側の端部には、小型の手洗い容器17が設置されている。この手洗い容器17の直下の床部分には、小便器16の洗浄水を溜めた水タンク18が載置されている。
トイレ本体11の手洗い容器17と向かい合う側の側板には、その前側の端部に照明19が設けられている。
床板の奥部の水タンク18とは反対側の端部には、手洗い用の水を入れた水タンク20が載置されている。また、床板の水タンク20付近には、洋式便器12を使用した後にペダル21aを踏んで、洋式便器12の底蓋12aを開くペダル操作部21が固定されている。この底蓋12は、便器下部の排泄管をばね力で下方から塞ぐ板片である。
【0018】
さらに、床板の水タンク18付近には、長尺なホース22aを介して、足で踏んで水タンク20内の水を手洗い容器17に供給する第1の足踏みポンプ22が配置されている。そして、床板の小便器16付近には、短尺なホース23aを介して、足踏みにより水タンク18内の水を手持ち式のシャワーノズル24から噴出させる第2の足踏みポンプ23が配置されている。このシャワーノズル24は、トイレ本体11の前面の小便器16側の端部に取り付けられたフックに掛止されている。これらの水タンク18、ホース23a、第2の足踏みポンプ23、シャワーノズル24によって、主に小便器16の内面を洗浄するシャワー洗浄手段Sが構成される。
ドア15は、その幅方向の中間部が外方へ突出するような円弧形状に湾曲している。このため、ドア15の上端には上向きのドア換気口Aが形成されている。一方、ドア15の下端には下向きのドア換気口Bが形成されている。各ドア換気口A,Bは、出入口14より外方に配置されている。
ドア15の上端部の中央部の裏面には、短尺なワイヤWの一端部が連結されている。このワイヤWは、トイレ本体11の前板の上端部の中央部に形成された小径なワイヤ孔11aに遊挿されている。ワイヤWの他端部には、ワイヤ孔11aよりも大きいストッパWaが固着されている。ワイヤWの長さは、ドア15が30〜45度だけ開く長さである。
【0019】
図2および図3に示すように、トイレ本体11には、出入口14と対向する背板の上端部を除く略全域に、大きな壁板換気口25が形成されている。この壁板換気口25は、左側4つ、右側4つの縦並びのエリアに区分され、各エリアには、対応するエリアを個別に開閉するルーバ26がそれぞれ設けられている。背板の上端部の中央部には、これらのルーバ26を全部閉じた際でも、従来程度の換気が確保されるように、小口の壁板換気口25aが形成されている。この壁板換気口25aは、トイレ本体11の側板や天井などに任意の大きさのものを必要な数だけ形成してもよい。もちろん、この壁板換気口25aに、ルーバ26を取り付けてもよい。
各ルーバ26は、トイレ本体11の内部に突出した操作レバー26aを操作し、多数枚の水平に配列された板羽根26bを一括して垂直面内で回動することにより、各エリアを開閉する。
また、トイレ本体11の背板の裏面には、この裏面との間に所定の隙間をあけて、壁板換気口25を外方から平行に覆う大判の目隠し板27が支持されている。この目隠し板27は、ルーバ26を開側へ操作したときの目隠しになる。
【0020】
次に、この一実施例に係る仮設トイレ10の使用方法を説明する。
図1〜図3に示すように、基本的なこの仮設トイレ10の使用法は、通常の仮設トイレ10の場合と同じである。具体的には、使用者がドア15を開け、出入口14からトイレ本体11の内部に入り込む。このときのドア15の開度は、前記ワイヤWの長さ分の30〜45度である。このように、ドア15の開度を小さくしたのは、強風時にドア15がバタついて破損したり、女性が使いやすいように、仮設トイレ10の正面から便器12,16を見えずらくするためである。
洋式便器12の使用時には、便器の蓋を開け、着座状態で使用する。使用後はペダル21aを踏む。すると、ばねに抗して底蓋12aが開き、排泄物が汚物タンク13の中に落下する。このとき、水タンク18や水タンク20内の水を洋式便器12の中に流して、この洋式便器12の内面を洗浄してもよい。
【0021】
また、小便器16の使用時には、使用者はドア15付近に立ち、小便器16に排泄する。使用後、シャワーノズル24をトイレ本体11の前面のフックから外し、ノズル24の先端を小便器16に向ける。次に、第2の足踏みポンプ23を踏むと、水タンク18内の水が小便器16の内面に噴射される。手持ち式のシャワーノズル24を使用するため、従来の水洗小便器では行き渡らなかった便器内面の範囲も、良好にシャワー洗浄することができる。また、このシャワーノズル24を使用して、便器以外のトイレ内を洗浄することもできる。すなわち、シャワーノズル24の向きを変更すれば、シャワー水を洋式便器12の内外面、小便器16の外面、床板、天井、側板およびルーバ26などに吹きつけ、トイレ内の全体のシャワー洗浄を行なうことができる。
トイレの使用後は、第1の足踏みポンプ22を踏み、水タンク20内の水を手洗い容器17の中へ流しながら手を洗う。手洗い後、ドア15を開けて仮設トイレ10の外へ出る。
【0022】
ここで、トイレ内での、悪臭や熱気を含んだ内部空気の流れを説明する。
トイレ本体11内の空気は、通常、例えばトイレ外面への太陽光の照射などによって、ゆっくりと上下方向へ対流している。その際、ドア15付近では、この内部空気がドア15の内面に沿って流れている。したがって、内部空気は、最終的にドア15の上端においてドア換気口Aを経て外部に排出されるか、ドア15の下端においてドア換気口Bを通って外部に排出される。これは、両ドア換気口A,Bが、出入口14より外方に配置され、かつドア上端のドア換気口Aが上向きで、ドア下端のドア換気口Bが下向きになっているためである。
よって、トイレ内の悪臭や熱気は、ドア15の内面に沿ってドア15の上端または下端に達すると、流れの方向をそのまま維持して、対応するドア換気口A,Bから外部に排出される。これにより、仮設トイレ10の換気性が高まり、トイレ内の臭いの度合いや熱気の度合いがそれぞれ低減される。
【0023】
しかも、このようにドア換気口A,Bが上向きまたは下向きであるので、従来の、ドア換気口を前向きに形成したときのように、ドア換気口を通気性を保持した目隠し用の部材で塞がなくても、目隠し効果が得られる。
また、ドア換気口A,Bは、ドア15をその幅方向の中間部が外方へ突出した円弧形状に湾曲させることでそれぞれ形成されている。これにより、ドア換気口A,Bを通してトイレ内に流れ込む外気は、開口面積が小さいドア15の幅方向の両側部よりも、開口面積が大きいドア幅方向の中間部を通して大量に流れ込む。そのため、トイレ本体11の両側部よりも中央部に向かって大きな空気の流れが生じる。その結果、トイレ内での空気の流れがスムーズになり、仮設トイレ10の換気性がさらに高まる。
そして、トイレ内の換気性をより以上に高めたい場合には、8つある全部または所定箇所のルーバ26だけを、例えば屋外の風向き、トイレ内の臭いや熱気の度合いなどに応じて、任意の開度だけ開操作すればよい。これにより、壁板換気口25の全てのエリアまたは任意のエリアが開く。このときの壁板換気口25を介した外部空気のトイレ内への流れ込みは、トイレ本体11の背板と目隠し板27との隙間から行なわれる。
従来の密閉性が高い仮設トイレでは、消臭液が必要であるほど悪臭が発生していた。しかしながら、この一実施例の仮設トイレ10は、このように換気性が高いため、消臭液が不要である。
【0024】
【発明の効果】
この発明によれば、ドアの上端部に上向きのドア換気口、およびまたは、ドアの下端部に下向きのドア換気口を形成し、このドア換気口を出入口より外方に配置したので、目隠し用の部材がなくてもドア換気口に目隠し効果が得られ、しかも仮設トイレの換気性を高め、トイレ内の臭いや熱気を低減させることができる。
【0025】
特に、請求項3の発明によれば、各ルーバを操作することで、対応する各エリアの開閉を行なうので、トイレ本体の背板の略全域に形成された大きな壁板換気口を、トイレ内外の状況に応じ、分割して開閉することができる。
【0026】
また、請求項4の発明によれば、トイレ本体の内部に、手持ち式のシャワーノズルを有するシャワー洗浄手段を設けたので、便器の内面の全域が洗浄でき、さらにトイレの内部もシャワー洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る仮設トイレの全体斜視図である。
【図2】この発明の一実施例に係る仮設トイレの横断面図である。
【図3】この発明の一実施例に係る仮設トイレの壁板換気口の形成部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 仮設トイレ、
11 トイレ本体、
12 洋式便器(便器)、
14 出入口、
15 ドア、
16 小便器(便器)、
24 シャワーノズル、
25 壁板換気口、
26 ルーバ、
A,B ドア換気口、
S シャワー洗浄手段。

Claims (4)

  1. ボックス形状を有するトイレ本体の内部に便器を備え、該トイレ本体に形成された出入口にドアが設けられた仮設トイレにおいて、
    前記ドアの上端部に上向きのドア換気口、およびまたは、前記ドアの下端部に下向きのドア換気口を形成し、該ドア換気口が前記出入口より外方に配置されている仮設トイレ。
  2. 前記ドア換気口は、前記ドアを、該ドアの幅方向の中間部が外方へ突出する円弧形状に湾曲させて形成したものである請求項1に記載の仮設トイレ。
  3. 前記トイレ本体の出入口と対向する背板の略全域に壁板換気口を形成し、該壁板換気口を複数のエリアに区分し、該各エリアには、対応するエリアを個別に開閉するルーバをそれぞれ設けた請求項1または請求項2に記載の仮設トイレ。
  4. 前記トイレ本体の内部に、手持ち式のシャワーノズルを有するシャワー洗浄手段を設置した請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載の仮設トイレ。
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