JP4631322B2 - 画像表示装置及び画像表示プログラム - Google Patents

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Description

この発明は、RGBの各色を表示する発光ダイオード、液晶表示パネル等の表示素子をマトリックス状に構成した表示画面に画像を表示する画像表示装置及びこの画像表示装置において表示を行う際に用いる画像表示プログラムに関するものである。
従来における表示画面は、例えば、図9(a)に示すように、RGBの各色を表示する発光ダイオード、液晶表示パネル等の表示素子をマトリックス状に配置したものが知られている。そして、この表示画面においての2×2のRG/GBが1画素であり、表示画面へ画像を表示する場合には、図9(b)に示すようにRG/GBの4表示素子を1画素データに対応させて駆動し、所望の色を発生させるものであった。
上記に対し、図9と同じ表示画面を用いながら、RGBの各表示素子を1画素データに対応させて表示を行う表示制御が開発され、図10(a)に示すようにRGBの各表示素子を1ドットとして扱うものもあった。しかしながら、この手法による表示では、図10(b)に示されるように例えばRの表示素子に画像データを割り振った場合には、当然のことながら、この1ドットの画像データに含まれるGBの成分が失われてしまう。
そこで従来は、その表示素子が表示できない色成分について、隣接する表示素子へ色成分を拡散させる誤差拡散と称される手法を用いて、中間調の表示を行うものが例えば、特許文献1に記載されている。
特開2003−169212号公報
しかしながら、上記の手法によると、誤差拡散が画面全体において行われることから、全体的に画面がぼやける現象を呈し、必ずしも適切な画像表示を行うことができない。
本発明は上記の如き問題点を解決せんとしてなされたもので、中間調表示をシャープな画面にて実現することを課題とする。
本発明に係る画像表示装置は、RGBの各色の表示素子を含み、RGBの表示素子が所定のパターンに並べられて構成された表示部と;表示部に表示する画像の画素データに基づく表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致に基づき、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった画素データのRGB成分を分配する誤差拡散を行う誤差拡散手段と;表示部に表示する画像の画素データについて、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行い、エッジであることが検出された画素については、誤差拡散が行われた画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行い、エッジであることが検出されなかった画素については、誤差拡散前の画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行う表示制御手段と;を具備することを特徴とする。
本発明に係る画像表示装置は、表示部に表示する画像の画素データに基づく表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致を検出する一致・不一致検出手段を有し;誤差拡散手段は、一致・不一致検出手段による検出結果が不一致の場合には、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった画素データのRGB成分を分配する誤差拡散を行うものであり;表示部に表示する画像の画素データについて、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行うエッジ検出手段を有し;表示制御手段は、エッジ検出手段によりエッジであることが検出された画素については、誤差拡散が行われた画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行い、エッジであることが検出されなかった画素については、誤差拡散前の画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行うものである;ことを特徴とする。
本発明に係る画像表示装置においては、表示部の表示素子は、縦2素子×横2素子の4素子が1ブロックに構成され、第1列目にR、Gの表示素子が並び、第2列目にG、B表示素子が並んでいることを特徴とする。
本発明に係る画像表示プログラムは、RGBの各色の表示素子を含み、RGBの表示素子が所定のパターンに並べられて構成された表示部に対し画像処理装置により画像表示を行う際に前記画像処理装置のコンピュータが実行するプログラムであって、該コンピュータを;表示部に表示する画像の画素データに基づく表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致に基づき、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった画素データのRGB成分を分配する誤差拡散を行う誤差拡散手段と;表示部に表示する画像の画素データについて、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行い、エッジであることが検出された画素については、誤差拡散が行われた画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行い、エッジであることが検出されなかった画素については、誤差拡散前の画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行う表示制御手段と;して機能させることを特徴とする。
本発明に係る画像表示プログラムは、更にコンピュータを、表示部に表示する画像の画素データに基づく表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致を検出する一致・不一致検出手段として機能させ誤差拡散手段においては、一致・不一致検出手段による検出結果が不一致の場合には、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった画素データのRGB成分を分配する誤差拡散を行うようにコンピュータを機能させコンピュータを、表示部に表示する画像の画素データについて、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行うエッジ検出手段として機能させ表示制御手段においては、エッジ検出手段によりエッジであることが検出された画素については、誤差拡散が行われた画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行い、エッジであることが検出されなかった画素については、誤差拡散前の画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行うようにコンピュータを機能させる;ことを特徴とする。
本発明では、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行って、エッジが検出された画素について誤差拡散による処理を行った結果を用いて表示するので、表示する画像において輝度変化が少ない非エッジの部分が誤差拡散によりぼやけることを防止し、全体として画面のシャープさを残しながら誤差拡散による中間調表示が実現できる。
本発明では、誤差拡散処理による画面全体がぼやける現象を防止するという目的を、エッジ検出結果に応じて誤差拡散による処理を行った結果を用いるか否か制御することで達成している。以下添付図面を参照して、本発明に係る画像表示装置及び画像表示プログラムの実施例を説明する。各図において同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1には、本発明に係る画像表示装置の構成図が示されている。画像表示装置は、表示部1と画像表示制御部2とから構成され、画像表示制御部2に対しては入力部3から画像データが与えられる。入力部3は、テレビカメラや記録媒体であり、画像表示制御部2に与えられる前に或いは画像表示制御部2においてディジタル画像データとされる。
表示部1は、例えば、図2(a)に示されるようにRGBの各色の表示素子を含み、RGBの表示素子が所定のパターンに並べられて構成されたものであり、図2(b)に示すように縦2素子×横2素子の4素子が1ブロックに構成され、この1ブロック内における第1列目にR、Gの表示素子が並び、第2列目にG、Bの表示素子が並んでいる。図2(b)に示されるブロックが縦N個×横M個並べられて表示部1が構成される。
画像表示制御部2は、一致・不一致検出手段21、誤差拡散手段22、エッジ検出手段23、表示制御手段24を備える。一致・不一致検出手段21は、表示部1に表示する画像の画素データに基づく表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致を検出するものである。
誤差拡散手段22は、一致・不一致検出手段21による検出結果に基づき、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった画素データのRGB成分を分配する誤差拡散を行うものである。エッジ検出手段23は、表示部に表示する画像の画素データについて、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行うものである。
表示制御手段24は、エッジ検出手段23によりエッジであることが検出された画素については、誤差拡散が行われた画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行い、エッジであることが検出されなかった画素については、誤差拡散前の画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行うものである。
表示制御手段24は、例えば、図3に示されるようなもので構成される。すなわち、装置を統括制御する処理装置CPU51を有し、この処理装置CPU51に、上記処理装置CPU51が用いるプログラム及びデータ等の情報が記憶される主記憶装置52が接続されている。更に、処理装置CPU51には、データバス53を介して入力インタフェース54、出力インタフェース55がそれぞれ接続されている。出力インタフェース55には画像を表示するための表示部61(図2の表示部1に相当)が接続され、入力インタフェース57には入力部3を介して画像データが到来する。補助記憶装置には、必要に応じてフレキシブルディスクドライブ、磁気カード或いはICカードリーダ、MO(光磁気ディスク)ドライブ等が設けられる。
画像表示制御部2の各手段は、図4に示されるようなフローチャートに対応する画像表示プログラムによって処理を行うので、以下にフローチャートに従って動作を説明する。説明に際して用いる表示素子は、表示部1の表示素子(ここではLEDを例とする)の内、図5(a)のP1〜P9として示すような一部分であり、これらの発光色は、図5(b)のRGBにて示す通りとする。また、画像データは、1画素対応のデータがRGBの3つの輝度データであり、例えば0〜255までの256階調で表現されているものとする。
画像表示装置は、図6に示す回路構成を用いて処理を行う。画像データを取り込むためのピクセルメモリ31、入力バッファとして用いる3Hラインメモリ32、誤差拡散処理用の3Hラインメモリ33、入力バッファに係る3Hラインメモリ32の画像データを用いてエッジ検出を行うエッジ検出回路(手段)34、誤差拡散処理用の3Hラインメモリ33の画像データを用いて誤差拡散処理を行う誤差拡散回路(手段)35、誤差拡散処理の結果得られたピクセルデータ(1ドット分の画像データ)が格納される誤差拡散ピクセルバッファ38、誤差拡散ピクセルバッファ38に格納された処理後のピクセルデータ(1ドット分の画像データ)に対応する処理前のピクセルデータ(1ドット分の画像データ)が格納される入力データピクセルバッファ39、エッジ検出回路34の検出結果に基づき、誤差拡散ピクセルバッファ38の画像データまたは入力データピクセルバッファ39に格納された処理前の画像データのいずれかを選択するセレクタ36、セレクタ36の出力を受け取る1ドット分のピクセルメモリ37、が構成要素である。なお、ここにおいて用いたHは、表示部1の横方向の表示素子数を示している。
画像表示制御部2は、フローチャートに図4に示される如く、ピクセルメモリ31からピクセルデータ(1ドット分の画像データ)を取り込み(S1)、入力バッファに係る3Hラインメモリ32と誤差拡散処理用の3Hラインメモリ33に格納してゆく(S2、S3)。例えば、最初の3×3個の画像データが3Hラインメモリ32、33に格納されると処理を開始する。
誤差拡散処理を行うための処理では、最初から順次に横方向へ表示素子の発光色データを取り出し、横方向の最終素子へ到ると次のライン(次段)の最も左の表示素子の発光色データを取り出し(S4)、発光色が何色であるかを検出し(S5)、対応する色に係る誤差拡散処理を行う(S6、S7、S8)。図5(b)に明らかなように、最初の1ラインなどの奇数ラインではRGR・・・と表示素子が並んでいるため、奇数ラインではステップS6、S7が行われ、第2ラインなどの偶数ラインでは図5(b)に明らかなようにGBG・・・と表示素子が並んでいるため、偶数ラインではステップS7、S8が行われることになる。ステップS6、S7、S8において行われた誤差拡散処理の結果得られたピクセルデータ(1ドット分の画像データ)は、誤差拡散ピクセルバッファ38に格納される(S9)。
ここで本発明の実施形態において行う誤差拡散処理を説明する。誤差拡散処理は、表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致に基づき、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった(発光できない)画素データのRGB成分を分配する処理であり、具体的には、当該表示素子から右側において隣接する表示素子と当該表示素子から下側において隣接する表示素子とに対して、不一致となった画素データのRGB成分をそれぞれ1/2ずつ分配する。
例えば、図5(a)に示す表示素子P1は発光色がRであるから、GB成分について誤差拡散を行うR素子用誤差拡散処理(S6)を行うことになる。表示素子PiにおけるRGB成分をそれぞれ、Pi(R)、Pi(G)、Pi(B)と表すと、表示素子P1におけるR素子用誤差拡散処理では、表示素子P2と表示素子P4にGB成分をそれぞれ1/2ずつ分配する処理であり、次の式(1)により示すことができる。
P2(G)=P2(G)+P1(G)/2
P2(B)=P2(B)+P1(B)/2
P4(G)=P4(G)+P1(G)/2
P4(B)=P4(B)+P1(B)/2
・・・(式1)
また、例えば、図5(a)に示す表示素子P2は発光色がGであるから、RB成分について誤差拡散を行うG素子用誤差拡散処理(S7)を行うことになる。表示素子PiにおけるRGB成分をそれぞれ、Pi(R)、Pi(G)、Pi(B)と表すと、表示素子P2におけるG素子用誤差拡散処理では、表示素子P3と表示素子P5にGB成分をそれぞれ1/2ずつ分配する処理であり、次の式(2)により示すことができる。
P3(R)=P3(R)+P2(R)/2
P3(B)=P3(B)+P2(B)/2
P5(R)=P5(R)+P2(R)/2
P5(B)=P5(B)+P2(B)/2
・・・(式2)
更に、例えば、図5(a)に示す表示素子P5は発光色がBであるから、RG成分について誤差拡散を行うB素子用誤差拡散処理(S8)を行うことになる。表示素子PiにおけるRGB成分をそれぞれ、Pi(R)、Pi(G)、Pi(B)と表すと、表示素子P2におけるB素子用誤差拡散処理では、表示素子P6と表示素子P8にRG成分をそれぞれ1/2ずつ分配する処理であり、次の式(3)により示すことができる。
P6(R)=P6(R)+P5(R)/2
P6(G)=P6(G)+P5(G)/2
P8(R)=P8(R)+P5(R)/2
P8(G)=P8(G)+P5(G)/2
・・・(式3)
誤差拡散処理(S6、S7、S8)を数値を用いて説明すると次のようになる。図7に誤差拡散処理用の3Hラインメモリ33の一部を示す。図7における四角の一つ一つがメモリセルを示すものとする。同図における第1ラインは左からRGRGRを発光する表示素子に対応するメモリセルを示すものであり、第2ラインは左からGBGBGを発光する表示素子に対応するメモリセルを示すものであり、第3ラインは左からRGを発光する表示素子に対応するメモリセルを示す部分まで示している。
各メモリセル内に記載された3段重ねの数値は、上からBGRの順に対応する輝度データ(画像データ)値を示し、下部右側に記載された3段の数値は当該表示素子に当初から割り当てられた画像データを示し、下部中央に記載された3段の数値は誤差拡散処理により他の表示素子から分配された画像データを示し、上部中央に記載された3段の数値は当該表示素子に当初から割り当てられた画像データと誤差拡散処理により他の表示素子から分配された画像データとを加算した画像データを示している。また、矢印は誤差拡散の方向を示し、文字「1/2」は、画像データの1/2の値を拡散することを示している。
例えば、第1ラインの最も左端のメモリセルは、Rを発光する表示素子に対応するメモリセルを示すものであり、当該表示素子に当初から割り当てられた画像データは(64,64,64)であり、R素子用誤差拡散処理(S6)により他の表示素子から分配された画像データは(0,0,0)であり、当該表示素子に当初から割り当てられた画像データと誤差拡散処理により他の表示素子から分配された画像データとを加算した画像データが(64,64,64)であることを示している。そして、Gを発光する右隣の表示素子に対応するメモリセルへGB成分(64,64)の1/2である(32,32)を拡散し、Gを発光する下隣の表示素子に対応するメモリセルへGB成分(64,64)の1/2である(32,32)を拡散する。
この結果、第1ラインの最左端から2番目のメモリセルでは、拡散されたGB成分を当初からのGB成分に加えて画像データ(B,G,R)は(96,96,64)となる。第1ラインの最左端から2番目のメモリセルでは、Gを発光する表示素子に対応するメモリセルであるから、当該表示素子に当初から割り当てられた画像データと誤差拡散処理により他の表示素子から分配された画像データとを加算した上記画像データ(96,96,64)の内、自らが発光できないBR成分を拡散するG素子用誤差拡散処理(S7)を実行する。この誤差拡散においては、Rを発光する右隣の表示素子に対応するメモリセルへBR成分(96,96)の1/2である(48,48)を拡散し、Bを発光する下隣の表示素子に対応するメモリセルへBR成分(96,96)の1/2である(48,48)を拡散する。以下同様にして、第1ラインの各表示素子に対応するメモリセルにおいて誤差拡散処理が行われる。
第2ラインの最左端から2番目のメモリセルでは、上方のメモリセルからBR成分(48,48)が拡散され、また左隣のメモリセルからもBR成分(32,0)が拡散され、当該表示素子に当初から割り当てられた画像データが(0,0,0)であるから、拡散された画像データと当初から割り当てられた画像データ(0,0,0)を加算して、画像データ(B,G,R)は(64,0,32)となる。
上記第2ラインの最左端から2番目のメモリセルでは、上記画像データ(64,0,32)の内、自らが発光できないGR成分を拡散するB素子用誤差拡散処理(S8)を実行する。この誤差拡散においては、Gを発光する右隣の表示素子に対応するメモリセルへGR成分(0,32)の1/2である(0,16)を拡散し、Gを発光する下隣の表示素子に対応するメモリセルへGR成分(0,32)の1/2である(0,16)を拡散する。以下同様にして、第2ライン、第3ラインの各表示素子に対応するメモリセルにおいて誤差拡散処理が行われる。第3ラインの各表示素子に対応するメモリセルにおいて誤差拡散処理が終了すると、第1ラインの各表示素子に対応する画像データを掃き出し、第2ラインの各表示素子に対応する画像データを第1ラインへシフトし、第3ラインの各表示素子に対応する画像データを第2ラインへシフトし、次の新たなラインの各表示素子に対応する画像データを第3ラインへ格納し、行っていない表示素子に対応するメモリセルのデータについて誤差拡散処理を行う。以下、同様の処理を繰り返してゆく。
CPU51は、誤差拡散処理と同期してエッジ検出処理を行う(S10)。エッジ検出処理では、図5(a)の表示素子P5を注目画素として説明すると、注目画素と隣接画素の引き算の絶対値である|P5−P2|、|P5−P6|、|P5−P8|、|P5−P4|を算出し、算出結果の中の最大値と予め設定されている閾値とを比較し、閾値以上である場合には拡散ピクセルメモリの画像データをピクセルメモリ37へ送り出す(S11)。また、上記算出結果の中の最大値と予め設定されている閾値とを比較したとき、閾値より小さい場合には、誤差拡散処理前の画像データ(入力ピクセルデータ)を選択してピクセルメモリ37へ送り出す(S12)。
上記において、誤差拡散処理と同期してエッジ検出処理を行うために、CPU51は、例えば、図6における第1ラインの最も左端のメモリセルにおける誤差拡散処理とエッジ検出処理を行って、誤差拡散処理用の3Hラインメモリ33から当該処理後の画像データを誤差拡散ピクセルバッファ38へ格納し、入力バッファに係る3Hラインメモリ32の該当画像データを入力データピクセルバッファ39へ格納し、セレクタ36においてエッジ検出回路34の検出結果に基づき、誤差拡散ピクセルバッファ38の画像データまたは入力データピクセルバッファ39に格納された処理前の画像データのいずれかを選択する。以下、処理を図6における右方向へ1画素ずつ進めて、最も右端の画素の処理を終了すると、次のラインの最も左端のメモリセルにおける誤差拡散処理とエッジ検出処理を行って、以降同様に処理を続ける。なお、エッジ検出処理において所定に隣接する画素が一部存在しない注目画素(例えば、図5(a)における表示素子P1)については、存在している画素についてのみ演算を行うものとする。選択した画像データを表示制御メモリに書込みこれに基づき表示部1の各表示素子を駆動して表示制御を行う。
以上の説明においては、誤差拡散手段22(或いは誤差拡散回路35)による誤差拡散処理を行って中間調表示を行うものを示したが、誤差拡散手段22(或いは誤差拡散回路35)に代えて画像平滑化手段(画像平滑化回路)を用いる画像表示装置、画像表示プログラムを第2の実施例として説明する。
図2(b)に示すように縦2素子×横2素子の4素子が1ブロックに構成され、この1ブロック内における第1列目にR、Gの表示素子が並び、第2列目にG、Bの表示素子が並んでいるブロックをマトリックス状に縦N個×横M個並べて構成した表示部1に表示を行う場合には、所謂偽色が発生することが知られており、この偽色発生を抑制する手法として画像平滑化を行うものが知られている(例えば、特開2002−278500号公報)。
しかしながら、この画像平滑化を画像全体について実行すると、誤差拡散の場合と同様に画像全体がぼけてしまう。そこで、図1における誤差拡散手段22に代えて画像平滑化手段を備えさせ、図6における誤差拡散回路35に代えて画像平滑化回路を備えさせ、図4のR素子用誤差拡散処理(S6)に代えてR素子用画像平滑化処理を行い、図4のG素子用誤差拡散処理(S7)に代えてG素子用画像平滑化処理を行い、図4のB素子用誤差拡散処理(S8)に代えてB素子用画像平滑化処理を行う。第2の実施例において、その他の構成は第1の実施例に等しい。
上記の構成を採用する結果、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行って、エッジが検出された画素について画像平滑化による処理を行った結果を用いて表示するので、表示する画像において輝度変化が少ない非エッジの部分が画像平滑化によりぼやけることを防止し、全体として画面のシャープさを残しながら画像平滑化による偽色の発生を防止した表示が実現できる。
画像平滑化処理については、例えば、次のような処理を行って画像の高周波成分除去を行う事ができる。例えば、図5(a)に示したP5を注目画素とし、3×3の窓において隣接する隣接画素について、一例として図8に示す3×3のパラメータを用いて次の平滑演算を行う。ここで、(i,j)は、対象画像中の画素を示すインデックスであり、iは横方向画素数、jは縦方向画素数である。また、I(i,j)は処理対象画像であり、図5(a)ではP5、Ismooth(i,j)は平滑化後の画像データである。i,jを変化させて窓を移動させ、画面全体を構成する全画素に関し平滑化データを得る。
Ismooth(i,j)={I(i-1,j-1)+I(i,j-1)+I(i+1,j-1)+I(i-1,j)
+I(i,j)+I(i+1,j)+I(i-1,j+1)+I(i,j+1)
+I(i+1,j+1)}/9 ・・・(式4)
上記の画像平滑化により得られた画像データについては、第1の実施例における誤差拡散処理した画像データと同じ扱いをする。すなわち、画像平滑化処理と同期してエッジ検出処理を行う(S10相当の処理)。エッジ検出処理では、図5(a)の表示素子P5を注目画素として説明すると、注目画素と隣接画素の引き算の絶対値である|P5−P2|、|P5−P6|、|P5−P8|、|P5−P4|を算出し、算出結果の中の最大値と予め設定されている閾値とを比較し、閾値以上である場合には拡散ピクセルメモリの画像データをピクセルメモリ37へ送り出す(S11相当の処理)。また、上記算出結果の中の最大値と予め設定されている閾値とを比較したとき、閾値より小さい場合には、画像平滑化処理前の画像データ(入力ピクセルデータ)を選択してピクセルメモリ37へ送り出す(S12相当の処理)。これにより、全体として画面のシャープさを残しながら画像平滑化による偽色の発生を防止した表示が実現できる。なお、本実施例においも用いた画像平滑化処理の手法・パラメータ等は一例に過ぎず、例えば、特開2002−278500号公報に示された平滑化処理手法を用いてもよいことは当然である。
本発明に係る画像表示装置の実施例の構成図。 本発明に係る画像表示装置の実施例において用いられる表示部の構成を示す図。 本発明に係る画像表示装置の実施例を実現するコンピュータの構成図。 本発明に係る画像表示装置の実施例を実現するコンピュータが実行する画像表示プログラムに対応するフローチャート。 本発明に係る画像表示装置の実施例において行われる誤差拡散処理及びエッジ検出処理を説明するためのピクセルと素子配列の要部を示す図。 本発明に係る画像表示装置の実施例において行われる誤差拡散処理を説明するデータフロー図。 本発明に係る画像表示装置の実施例において行われる誤差拡散処理を画像データの数値を用いて説明するための図。 本発明に係る画像表示装置の実施例において行われる画像平滑化処理に用いるパラメータの一例を示す図。 従来の画像表示装置において行われた表示制御を説明するための図。 従来の画像表示装置において行われた表示制御を説明するための図。
符号の説明
1 表示部
2 画像表示制御部
3 入力部
21 一致・不一致検出手段
22 誤差拡散手段
23 エッジ検出手段
24 表示制御手段

Claims (5)

  1. RGBの各色の表示素子を含み、RGBの表示素子が所定のパターンに並べられて構成された表示部と;
    表示部に表示する画像の画素データに基づく表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致に基づき、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった画素データのRGB成分を分配する誤差拡散を行う誤差拡散手段と;
    表示部に表示する画像の画素データについて、注目画素と隣接画素に関し画素データの 輝度を比較することによりエッジ検出を行い、エッジであることが検出された画素については、誤差拡散が行われた画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行い、エッジであることが検出されなかった画素については、誤差拡散前の画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行う表示制御手段と;
    を具備することを特徴とする画像表示装置。
  2. 表示部に表示する画像の画素データに基づく表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致を検出する一致・不一致検出手段を有し;
    誤差拡散手段は、一致・不一致検出手段による検出結果が不一致の場合には、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった画素データのRGB成分を分配する誤差拡散を行うものであり;
    表示部に表示する画像の画素データについて、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行うエッジ検出手段を有し;
    表示制御手段は、エッジ検出手段によりエッジであることが検出された画素については、誤差拡散が行われた画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行い、エッジであることが検出されなかった画素については、誤差拡散前の画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行うものである;
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 表示部の表示素子は、縦2素子×横2素子の4素子が1ブロックに構成され、第1列目にR、Gの表示素子が並び、第2列目にG、B表示素子が並んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. RGBの各色の表示素子を含み、RGBの表示素子が所定のパターンに並べられて構成された表示部に対し画像処理装置により画像表示を行う際に前記画像処理装置のコンピュータが実行するプログラムであって、該コンピュータを
    表示部に表示する画像の画素データに基づく表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致に基づき、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった画素データのRGB成分を分配する誤差拡散を行う誤差拡散手段と;
    表示部に表示する画像の画素データについて、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行い、エッジであることが検出された画素については、誤差拡散が行われた画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行い、エッジであることが検出されなかった画素については、誤差拡散前の画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行う表示制御手段と
    して機能させるための画像表示プログラム。
  5. 更にコンピュータを、表示部に表示する画像の画素データに基づく表示を行うべき表示素子について、当該表示素子が表示可能な色と対応画素データのRGB成分との一致・不一致を検出する一致・不一致検出手段として機能させ
    誤差拡散手段においては、一致・不一致検出手段による検出結果が不一致の場合には、当該表示素子に隣接する所定の表示素子に対して不一致となった画素データのRGB成分を分配する誤差拡散を行うようにコンピュータを機能させ
    コンピュータを、表示部に表示する画像の画素データについて、注目画素と隣接画素に関し画素データの輝度を比較することによりエッジ検出を行うエッジ検出手段として機能させ
    表示制御手段においては、エッジ検出手段によりエッジであることが検出された画素については、誤差拡散が行われた画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行い、エッジであることが検出されなかった画素については、誤差拡散前の画素データを用いて該当表示素子の表示制御を行うようにコンピュータを機能させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像表示プログラム。
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