JPH08248410A - カラー画像表示装置 - Google Patents

カラー画像表示装置

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JPH08248410A
JPH08248410A JP5556495A JP5556495A JPH08248410A JP H08248410 A JPH08248410 A JP H08248410A JP 5556495 A JP5556495 A JP 5556495A JP 5556495 A JP5556495 A JP 5556495A JP H08248410 A JPH08248410 A JP H08248410A
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JP
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color
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Pending
Application number
JP5556495A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Sekizawa
秀和 関沢
Haruko Kawakami
晴子 川上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カラー液晶ディスプレイの色フィルタを改善し
て、彩度低下が少なく且つ十分に明るいカラー画像表示
を実現する。 【構成】2×2の4色素子によって1画素が構成され、
各画素の色表示には黄赤色系(YR)フィルタ101、
緑青色系(CB)フィルタ102、緑色系(LG)フィ
ルタ103、およびマゼンタ色系(LM)フィルタ10
4が使用される。これら各色フィルタ101〜104そ
れぞれの透過もしくは反射の帯域幅をそれぞれ可視領域
の1/2前後、すなわち可視領域の帯域幅の0.43〜
0.57倍の範囲内の値にすることで、各色フィルタで
の利用可能な光量を約3/2倍に向上させることができ
る。また、同時に4色制御することにより低彩度の色の
再現範囲を十分確保できるようになり、無彩色近傍での
色表示のバランスの確保が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーCRTディスプレイやカ
ラー液晶ディスプレイなどのカラー画像表示装置は加法
混色表示であり、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原
色を基に表示が行なわれる。また、カラープリンタ等の
減法混色表示ではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエ
ロー(Y)の3原色を基に表示が行なわれている。
【0003】典型的なカラー液晶デスプレイにおいて
は、1画素は3分割されており、基本色が赤緑青の3色
の組み合わせからなる色フィルタが用いられている。し
かし、このように1画素をn分割し、それぞれの分割さ
れた領域での光の通過帯域もそれぞれの分割数とする
と、たとえば白を表すにも、それを画素を構成する基本
色の和で表す場合には白の明るさは分割数分の1になっ
てしまう。すなわち、3分割では各分割した基本色での
光の通過帯域はそれぞれ1/3となり、またその各色の
面積はそれぞれ1/3であるため、結局フィルタ1色の
光の利用効率は1/9となる。
【0004】今、白を表すために3つの基本色がそれぞ
れ点灯されているため、光の利用効率は3×1/9とな
り、結局1/3の明るさとなる。従って、このような色
フィルタでは最も明るい色である白を表示する場合でも
1/3の光の利用しか出来ない。従って、このような構
成の反射型表示では暗くなるため鮮やかさも低下してし
まうなどの欠点がある。
【0005】また、透過型でバックライトに十分な明る
さが得られる構成をとればこのような構成でも鮮やかな
色表示が可能となるが、その反面、バックライト駆動の
ために多くの電力が必要とされるなどの欠点が生じる。
また、1画素を複数の色の素子で表現する場合には同一
の解像度を得るため、その複数倍だけ高精細に製造する
必要があり、歩留まりの関係上、その製造が困難になる
などの不都合があった。
【0006】そこで、最近では、色フィルタを使用しな
いでカラー表示する液晶表示装置が考案されている(日
経マイクロデバイス 1月号1994年 P99)。こ
の装置ではカラー表現する場合には液晶の複屈折性を利
用して液晶にかける電圧を変化させ、複屈折効果を可変
にすることでカラーを表現している。しかし、この方法
では色の違いは制御できるが、階調表示は困難なため自
由なカラー表現はできない。
【0007】また、1画素を2分割し、それぞれの基本
色がシアンおよびオレンジの色フィルタを利用した反射
型液晶ディスプレイが知られている(電子情報通信学会
誌Vol.77 No.3 pp.296−303 1
994年3月)。しかし、この方法では、基本色である
2色を結ぶ平面上の色表示領域の色しか表現が出来ず、
フルカラー表現が困難であった。
【0008】また、印刷と同様に色の重なりで色表示を
行うという考えもある(「次世代液晶ディスプレイ技
術」 内田龍男 編著 工業調査会出版(1994年1
1月1日)p172 反射型カラーLCD)。しかし、
この方式を実現するためには実際には液晶パネルを積層
で製造する必要があるため、各色の層での厚みが生じ、
斜めから観察した場合に3色の視差が生じるなどの問題
がある。また、さらに詳細に検討すると、3色の液晶パ
ネルが重なるため、各層での反射面が多く存在し、さら
に各層での光のロスもあるため、単層の液晶表示パネル
と比較するとかなり暗い画像の表示となってしまうなど
の問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、1画
素を複数からなる色の素子で構成するカラー液晶表示装
置においては、明るさと低消費電力を同時に満たすこと
は困難であった。また、高精細化においても画素数が増
加すればするほど、色と色を分離するブラックストライ
プや駆動のための配線部分の相対面積が増加し、明るさ
が低下する。また、高精細になる分だけ、製造上での傷
や汚れの影響が大きくなり、歩留まりが低下するなどの
問題があった。さらに、複屈折性を利用してカラー表示
を行う液晶表示装置や、基本色が2色の色フィルタを使
う液晶表示装置では、鮮やかな色表現を行うことはでき
なかった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、光の利用効率の良い色フィルタの組合せで明るい
表示を可能とすると同時に、実用上満足の行く鮮やかで
カラー表示を行うことができるカラー画像表示装置を提
供することを目的とする。 [発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明のカラー画像表示装置は、1画素を3以
上の色素子から構成し、各色素子がそれぞれ異なる分光
分布を有し、個々の色素子の分光分布で通過もしくは反
射の帯域幅をそれぞれ可視領域の帯域幅の0.43〜
0.57倍の範囲内の値にしたことを特徴とする。
【0012】また、本発明のカラー画像表示装置は、1
画素を4個の色素子から構成し、各色素子の分光特性に
おいて各色素子の通過もしくは反射の帯域を互いに一部
重ね、さらに各色素子の帯域幅を同程度の値にすること
で、明るくかつ彩度低下が少なく、さらにほぼ無彩色の
白の再現を可能にしたことを特徴とする。
【0013】また、本発明のカラー画像表示装置は、1
画素が第1乃至第4の4個の色素子から構成されるカラ
ー画像表示装置において、前記第1乃至第4の色素子の
分光特性における通過もしくは反射の帯域を、それぞれ
波長約400nmから約550nm、波長約550nm
から約700nm、波長約480nmから630nm、
波長約400nmから480nmと約630nmから7
00nmにしたことを特徴とする。
【0014】また、本発明のカラー画像表示装置は、各
画素を構成する4色素子の配置を縦2色素子、横色素子
2とし、カラー3原色表示画像データを前記4色素子に
対応する4色信号に変換して、前記4色素子を色素子毎
に輝度制御する手段を具備することを特徴とする。ま
た、カラー3原色表示画像データから4色信号に変換し
て表示する際には、表現される色表示範囲により異なる
係数のマトリクス変換もしくはテーブルにより色変換を
行うことが好ましい。さらに、入力画像データの色度と
の誤差を隣接する4色素で評価し、その色度誤差に従っ
て隣接する色素子の輝度制御に補正を加える手段を設け
ることにより、高精細表示における表示色の再現性を改
善できる。また、4色素子の配置を縦2色素子、横色素
子2とした場合には、横に配置された色素子同士がほぼ
補色関係にあるように配置することをが好ましい。
【0015】また、本発明は、透過光を利用して表示す
る透過モード型、反射光を利用して表示する反射モード
型、またはそれら透過および反射モードの切り替えが可
能な併用型のカラー画像表示装置において、1画素を4
個の色素子から構成し、前記カラー画像表示装置の表示
モードまたは外光に応じて、異なる色変換を行うことに
より、カラー3原色表示画像データから前記4色素子に
対応する4色信号を生成する手段を具備することを特徴
とする。
【0016】また、本発明は、カラー液晶表示装置を、
マトリクス状に配置された複数の液晶セルと、縦横2個
ずつ互いに隣接して配置された4個の液晶セルから構成
される各画素上に配置される色フィルタであって、互い
に異なる分光分布を有し、個々の色フィルタの分光分布
における通過もしくは反射の帯域幅がそれぞれ可視領域
の帯域幅の0.43〜0.57倍の範囲内の値を有する
4色の色フィルタと、カラー3原色表示画像データを前
記4色の色フィルタに対応する4色信号に変換して出力
する手段とから構成したことを特徴とする。
【0017】さらに、1画素を3分割して3色の色フィ
ルタを利用するカラー液晶表示装置を実現する場合に
は、光の利用効率を高めるために、緑色系色フィルタは
470nmから620nmが透過、青色系色フィルタは
400nmから520nmと670nmから700nm
が透過、赤色系色フィルタは400nmから430nm
と580nmから700nmが透過からなることを特徴
とする色フィルタを使用するか、もしくは緑色系色フィ
ルタは490nmから570nmが透過、青色系色フィ
ルタは400nmから510nmと630nmから70
0nmが透過、赤色系色フィルタは400nmから43
0nmと580nmから700nmが透過からなる色フ
ィルタを使用することが好ましい。
【0018】
【作用】分割された各色素子の透過もしくは反射の帯域
幅をそれぞれ可視領域の1/2前後、すなわち可視領域
の帯域幅の0.43〜0.57倍の範囲内の値にするこ
とで、各色素子での利用可能な光量を約3/2倍に向上
させることができる。また、同時に4色制御することに
より視覚上重要な低彩度の色の再現範囲を十分確保でき
るようになり、無彩色近傍での色表示のバランスの確保
が容易となる。また、視覚上あまり気にならない高彩度
の色における影響は比較的少ない。また、各色素子での
輝度制御を1色素子毎に制御することで1画素を構成す
る色素子の分解能、すなわち画素の約2倍の高精度な表
示が可能となると同時に、このような表示のエッジでの
色滲みを抑えることが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (実施例1)図1は本実施例に係るカラー表示装置の4
分割タイプの分光特性を示す図である。同図において、
フィルタ101は黄赤色系(YR)のフィルタであり波
長約550nmから約700nmが透過、フィルタ10
2は緑青色系(CB)のフィルタであり、波長約400
nmから約550nmが透過、フィルタ103は緑色系
(LG)のフィルタであり波長約480nmから630
nmが透過、フィルタ104はマゼンタ色系(LM)の
フィルタであり波長約400nm−480nmと約63
0nm−700nmが透過である。同図は理想的な色フ
ィルタの分光特性を示したものであるが、実現するには
例えはコダック社製のゼンラチン・カラー・フィルタに
ほぼ対応するものがある。
【0020】例えば、フィルタ101はコダックラッテ
ンゼラチンフィルタNO.15、フィルタ102は同N
O.47A、フィルタ103は同NO.40、フィルタ
104は同NO.30などで実現できる。
【0021】また、図2は上記4種の色フィルタを空間
的に配置した図である。ここでは1画素は4種類の色に
対応した4つの素子から構成されており、これを1画素
と呼ぶ。また、各色の素子は色素子と呼ぶことにする。
図3は反射型液晶パネルとして構成した実施例である。
色フィルタ301はブラックマトリクス302によって
平面的に分割され配置されている。すなわち図2は反射
型液晶パネルを上部から見た図となっており、図3はそ
の断面図を示している。この場合、図2の4種の色フィ
ルタは1画素を構成する4つの液晶セル上に配置される
ことになる。
【0022】さて、図3において、色フィルタ301の
液晶側には透明電極303が配置され、反射板を兼ねる
対向電極(反射板電極)304とで液晶層305を挟ん
でいる。反射型LCDではなるべく光の利用効率を向上
させる必要性があるることから、液晶としては偏光板を
用いない相転移型ゲストホスト方式などが適している。
反射板電極304はTFT306に接続されており、こ
れら反射板電極304とTFT306とによって、液晶
層305はマトリクス配置された複数の液晶セルに分割
される。TFT306によって選択された液晶セル部の
み色光を反射もしくは吸収することで、カラー画像が表
示される。
【0023】図4はこの反射型液晶パネルをパーソナル
コンピュータのディスプレイモニタとして使用する例に
ついて示している。画像データがCPU401から発せ
られ、バス402を介してグラフィックコントローラ4
03に供給され、フレームメモリ404に書き込まれ
る。フレームメモリ404に書き込まれた画像データは
RGB3色信号から、マトリクス回路405によって液
晶表示用の4色信号(YR、CB、LG、LM)に変換
される。この4色信号はタイミングコントローラ406
に送られ、グラフィックコントローラ403からの水平
/垂直の同期信号に合わせ、階調電圧発生部407に送
られる。階調電圧発生部407では、4色信号の各色信
号は多値の電圧に変換され、それがソースドライバー4
08を介して、液晶パネル409に供給される。また、
このときゲートドライバー410とソースドライバー4
08の働きで液晶パネル409の所定の位置の色画素に
電圧が供給され、これによってYR、CB、LG、LM
の色毎に輝度制御がなされ所定の色が再現される。
【0024】さて、このようにして表示される液晶表示
装置の色表示性について説明する。図5は図2の一部で
あり、また液晶のモデルをブラックマトリクス501と
色フィルタの反射部分502と吸収部分503との併置
混色モデルで検討する。厳密な検討では液晶の色表示は
このようなモデルでは記述出来ないが、観測位置がパネ
ルの正面で色表示域を検討する場合での実用的な検討に
は十分である。
【0025】今、黄赤色系の色フィルタ101の分光特
性をFy(r)とし、次式(1−1)〜(1−3)によ
りその色度Xfy,Yfy,Zfyを求める。ここで、S
(r)は観察用光源もしくは照明光源である。X
(r)、Y(r)、Z(r)は3刺激値の分光特性であ
る。
【0026】
【数1】
【0027】同様にして、緑青色系のフィルタ102の
分光特性をFc(r)とし、その色度Xfc,Yfc,Zfc
を求める。また、緑色系フィルタ103の色度Xfg,Y
fg,Zfgおよびマゼンタ色系フィルタ104の色度Xf
m,Yfm,Zfmを求める。同様にして、混色を避ける目
的のブラックマトリクス501部分の色をXkb,Ykb,
Zkbと、各色フィルタのOFF時の色度Xfo,Yfo,Z
foを求める。なお、液晶自体の分光特性はここでは色フ
ィルタに含めて検討する。併置混色のモデルから表示装
置の色度X,Y,Zを次式(2−1)〜(2−3)で求
めることが出来る。
【0028】
【数2】
【0029】なお、ARは最大の発色面積に対応し、混
色を避ける目的で設けたブラックストライプや配線など
の領域を除いた実効的な表示面積率を示す。また、An
はこの表示装置に信号を供給し、面積変調に相当する信
号を示す。また、mは1画素を構成する色素子数であ
る。この液晶表示装置の色度を図1の実施例に基づいて
計算した例を図6に示す。
【0030】すなわち、このときの色表示域をCIE
*** 色度座標に表示したものである。図6
(A)はa** 座標から見た液晶表示の最大色差再現
域を示しており、図6(B)はL** 座標から見た液
晶表示の最大明度再現域を示している。さて、ここで反
射型カラー表示装置での最も明るい色は白(W)である
ので、白の明るさ明度L* をもって表示装置の最大明る
さと定義し、表示装置で表現できる色の鮮やかさをこの
** 座標表示で最大色差再現域を囲む面積とする。
【0031】図6(A)から分かるように、この実施例
の4種の色フィルタを利用することで、無彩色近傍の再
現域を広げることが可能となる。従来の赤緑青を基本色
とする色フィルタで同様の再現域を実現するためには、
各色フィルタの透過または反射の帯域幅を絞り込んで各
色の純度を高めることが必要となる。しかし、このよう
にすると、光の利用効率が著しく低下されてしまう。
【0032】さて、一般にL*** は均等色空間と
いわれているがあまり均等色にはなっていない。例えば
無彩色近傍では高彩度近傍での色度の違いよりもはるか
に小さな色度の違いでも色の差が感じられることが知ら
れている。一方、カラーオーダーシステムなどで多く使
用されているNCR表色系では必ずしも均等色空間では
ないが、色のバランスや色の配色を評価するに適してい
る。さて、この反射型カラー表示装置では表示画面内で
のグラフやカラー画像がバランスよく表現され、人間の
目にとって心地よく感じられる表示装置が好ましいもの
とされる。従って、ここではさらにNCR表色系に変換
して、色の再現域の評価を行う。
【0033】図7(A)は各色の通過帯域を同時に変化
させた時の明るさの変化である。通過帯域を広げれば広
げるほど明るくなる。しかし、色の鮮やかさは図7
(B)に見られるように通過帯域を広げるほど低下す
る。しかし、各種鮮やかさや明るさの異なる画像サンプ
ルを作成し、視覚実験を行ったところ、色の再現能力は
明るさと鮮やかさの積が大きいほど好ましいとする結果
が得られた。そこで、図7(A),(B)を基に明るさ
と鮮やかさの積を縦軸に横軸を通過帯域としてグラフ化
したのが図8である。この図から可視領域の通過帯域の
約1/2前後に各色フィルタの通過帯域を設定するのが
最も好ましいと考えられる。これにより、鮮やかさを維
持しつつ、明るさを、1.5倍向上させることができ
る。すなわち、4色それぞれの光の通過帯域はそれぞれ
1/2前後であり、またその各色の面積はそれぞれ1/
4であるため、フィルタ1色の光の利用効率は1/8と
なる。白を表すために4つの色素子がそれぞれ点灯され
た状態では、光の利用効率は4×1/8となり、結局1
/2の明るさとなる。これは、従来の明るさの1.5倍
である。
【0034】実際にこの結果に基づいて、通過帯域の異
なる各種色フィルタからなる表示装置で各種条件を振り
画像表示を行い、目視による視覚実験を行った結果、通
過帯域の約1/2前後、具体的には可視領域の帯域幅の
0.43〜0.57倍の範囲に各色フィルタの通過帯域
を設定することによって、鮮やかさもあまり低減せず、
また明るい最も好ましい表示装置を構成することが出来
た。主観評価の結果を図9に示す。
【0035】図9は、色フィルタの通過帯域幅とその通
過帯域幅を用いた反射型カラー液晶ディスプレイのシミ
ュレーション画像を作成し、その画像に対して主観評価
を行った結果である。主観評価には、女性の顔、果物、
文字やグラフ画像の3種類の画像を用いた。また、作成
したシミュレーション画像は、銀塩写真方式のカラープ
リンタを用いた。
【0036】図9の横軸に示す色フィルタの通過帯域幅
は可視領域(400nmから700nm)を1とした場
合における各フィルタの通過帯域幅の比率であり、例え
ば、0.5は150nmとなる。また、縦軸は主観評価
を行ったときに許容できる範囲(使用に耐えられる性能
であると判断した範囲)であると判断した観察者の人数
比率である。実際に観察した人数は14名である。この
結果、各フィルタの通過帯域幅が可視領域の0.43か
ら0.57倍の範囲であれば、半数以上の人が実用上、
使用に耐えられる性能であると判断した範囲と言える。
【0037】さて、このような4色構成のカラー液晶表
示は、図6(A)で説明したように、かなり広い色表示
域を持つ。しかし、これは4色表示信号の全てで表現し
た場合であって、3色信号から4色信号の変換によって
は必ずしもこのような広い再現域が達成されるとは限ら
ない。そこで、再現する色の領域によっては最も適切な
マトリクス係数で変換して表示することが好ましい。表
示4色信号YR,CB,LG,LMに対して次式(3)
のように変換して表示する。
【0038】
【数3】
【0039】なお、各種マトリクス係数を振って実験を
行った結果、a1=1,a2=0,a3=0,b1=−
1,b2=1,b3=1,c1=0,c2=1、c3=
0,d1=0,d2=0,d3=1が好ましい結果が得
られた。このとき、図4でグラフィックコントローラ4
03からマトリクス回路405に係数を送り、最適な色
変換を行って表示する。
【0040】なお、この色変換にマトリクス回路ではな
く、3次元のテーブル変換もしくはテーブル変換と補間
回路を使用して色変換を行っても良い。すなわち、RG
B入力信号に対して、表示4色信号YR,CB,LG,
LMに対応するテーブルを用意する。この場合には高精
度に変換を行うには回路規模が大きくなってしまうが、
マトリクス回路による変換と異なり、表示4色信号で表
す全ての色空間領域の再現が可能となる。また、自由な
変換が可能となるためより自然な変換も可能となる。3
次元のテーブルの作成方法は、まず、表示4色信号Y
R,CB,LG,LMの全ての組合せに対して、上式
(3)を用いて色度XYZを計算する。次に入力信号で
あるRGBの表す色度であるXYZを計算し(RGB信
号が標準TV信号であるNTSC信号で規定されている
場合にはTVハンドブックに値が示されている。)、こ
の色度XYZと、先に求めた4色液晶表示で可能な色の
色度XYZとで、最も近い値のもの同志を互いに対応さ
せて、テーブルを作成する。
【0041】なお、上式(3)を用いて色度XYZを計
算する代わりに、実際の液晶ディスプレイで表示4色信
号YR,CB,LG,LMの全ての組合せに対して、色
度XYZを実測して同様にテーブルを作成しても良い。
このように実際に測定してテーブルを作成した方が計算
で考慮されなかった誤差なども考慮されるため、より忠
実な色表示が可能となる。ただし、実際に正確で安定な
測定が困難な場合があるため、表示4色信号YR,C
B,LG,LMの全ての組合せに対して測定するのでは
なく、特定色で正確に求め、他は補間処理等で間の色を
求めてテーブルを作成することも可能である。このよう
にすることで、マトリクス変換より液晶表示の色表示域
の全てを有効に用いて表示可能となる。
【0042】さて、次に高精細表示について説明する。
図10(A)は通常の表示モードを示したものである。
すなわち、画像データ901が入力として与えられたと
き表示は表示画像を902のように表示される。しか
し、図10(B)の高精細画像データ903が入力され
たとき高精細モードでは表示画像904のように表示さ
れる。このように表示することにより約2倍の高精細表
示が可能となる。
【0043】すなわち、縦横それぞれ2倍の解像度の画
像データに対して、それぞれ1色素子ずつ処理され、表
示される。具体的には、最初の画素に対応するRGB3
色信号から得られた4色信号(YR、CB、LG、L
M)については、その中のYR信号のみが左上の色素子
(YR)の輝度制御に使用され、次の画素のRGB3色
信号から得られた4色信号(YR、CB、LG、LM)
については、その中のCB信号だけが左上の色素子(Y
R)の右に位置する色素子(CB)の輝度制御が行われ
る。このような制御は、図4のタイミングコントローラ
406からのドライバ制御信号などを利用して行うこと
ができる。このようにして1色素子ずつ処理することに
より、輝度解像度を高めることができ、また平均的には
人間の視覚にとって十分な色再現を実現できる。
【0044】ただし、この色の配置では水平の隣同士で
補色の関係にあるため、垂直方向に高精細な画像が入力
されてもエッジ部での色の変化はほとんどない。しか
し、水平方向に高精細な画像や、表示画像904のよう
に斜めエッジ部の表示では一部の色表示が欠けエッジ部
に色滲みが生じることがある。ただし、図9(A)の通
常モードより高精細表示が可能となる。
【0045】さて、このようにエッジ部を高精細に表現
する場合にはエッジの方向によっては多少エッジ部で色
が変化してしまう。そこで、この色の変化を少しでも軽
減するために隣接した画素間での色表示を考慮し、2×
2色素子で色度を計算し、2×2色素子内で再現出来な
い場合はその誤差を隣接画素に伝搬し、より高精細でな
おかつ、周辺画素を含めたエッジ部での色の変動を押さ
えることが、図11の構成をとることで可能となる。
【0046】図11は図4のマトリクス回路405に相
当する。入力画像信号RGB1001が入力され、加算
器1002を経て、マトリクス回路1003で4色信号
YR,CB,LG,LMに変換される。次に量子化器1
004で各4色は液晶表示色素子の表現可能階調数に変
換されて出力される。なお、マトリクス回路1003と
量子化器1004を一つのテーブル1005に置き換え
て構成しても良い。一方液晶表示色素子に出力された4
色信号は2×2色素子の色度計算を行うブロック100
6に入力される。色度計算ブロック1006はラインバ
ッファーを含む構成となっており、前ラインの情報を記
録しておき、現在処理されている色素子を含む2×2色
素子での色の値を計算する。
【0047】計算方法は基本的には先に述べたXYZの
求め方と同様であるが、ここでは入力がRGB信号であ
るので、RGBで計算した方が有利となる。RGBで計
算するには3刺激値xyzの代わりにrgb刺激値を使
用すれば良い。また、実際には4色での表現可能な組合
せで表示し、その表示した色をRGBデータで測色し、
その値をテーブルで記録し、変換する方法が実用的であ
る。例えば、各色16レベル表示可能な場合には、16
ビット入力でRGB各色8ビット出力とすれば、196
KバイトでRGB各色8ビット対応可能となる。なお、
この方がマトリクス回路1003で4色信号に変換する
よりも色の表示可能領域が広がる。さて、このようにし
て、2×2色素子の色度と入力RGB信号との誤差がR
GB各色毎に差分回路107で計算される。この誤差は
誤差バッファー1008に入力される。図12は処理し
ている画素“X”の回りABCDにその誤差を拡散する
様子を示している。この誤差を拡散する係数としては例
えば回路を簡略化する目的でA=B=C=D=1/4と
し、各画素に均等に分散しても良い。この場合には掛け
算器は不要となり、単に上位から6ビットを選択し、加
算すれば良い。拡散係数乗算回路1009はこのような
回路からなる。すなわち、拡散係数乗算回路1009で
は、誤差値に所定の拡散係数が乗算されて、周辺画素に
拡散する誤差補正データが求められる。誤差補正データ
は加算器1002で加算され、これによって入力画像デ
ータが補正される。
【0048】このループによって単独の2×2色素子で
表現できない色でも周辺画素で色表示が可能となる。す
なわちこの処理で平均の色差が0となるようにループが
働くため、平均的な色表示は入力信号の色に一致する。
【0049】なお、本実施例でのカラー表示装置の色表
示域を明らかに越えた色の再現を行う場合には大きな色
の誤差を小さくするように働くため、場合によっては全
体にバランスのずれたカラー画像表示がなされることが
ある。そこで、このような場合には、図11には記載さ
れていないが、入力画像データ1001と加算器100
2の間に本実施例のカラー再現域に変換する再現域変換
テーブルを配置して、再現範囲の信号に変換し、平均的
な色表示を保証することで色表示バランスの偏りを軽減
することが可能となる。また、このようなカラーディス
プレイでの表示では色表示性よりは輝度表示の方が正確
に表示されることが要求される場合が多い。このような
ケースでは、制御表示色空間をCIE L***
度空間等の輝度色差信号に変換した際に、例えば輝度の
誤差に重みを多くし、色差信号には重みを小さくするな
どのような処理を行うことで対応可能となる。
【0050】すなわち図11で入力画像データをRGB
信号からCIE L*** 信号に変換する。また、
2×2色素子の色度計算を行うブロック1006の出力
もCIE L*** 信号に変更し、誤差拡散係数乗
算回路1009での係数の選び方で、輝度優先の係数と
することにより、色表示性よりは輝度表示の方が正確に
表示されることとなる。このようにすることで多少色表
示域の外側にある色信号が入力されても輝度信号が飽和
することがなく、極端なバランスの偏りが少なくなる。
【0051】本実施例では4色の色の配置は表示水平方
向に補色関係にあるように配置されている。一般に日本
語表示などでは垂直方向に解像度が要求される場合が多
い(英数字でもその傾向がある)。また、高精細の文字
としては色文字よりは白黒文字に高精細表示が多い。そ
こで、このように配置することで、垂直方向に無彩色表
示を1色素子毎に表示を行ってもエッジに色の滲みが少
なくなり無彩色表示が可能となる。
【0052】また、本実施例では2×2の4色で表現し
ているため、3色信号よりも比較的色空間での色表示の
広がりやそのバランスをとることが容易になる。すなわ
ち3色では色空間の広がりを3点で規定するのに対し
て、4色では4点で規定するため、例えば図6(A)の
ように比較的バランス良く色の広がりがあるが、例えば
後述する3色では図18(A)のように緑方向や紫方向
に細長い色表示域となり易い。そのため、一部の無彩色
近傍の再現域が狭くなることがある。一般に無彩色近傍
の色は視覚的には感度が高いため、無彩色近傍の再現域
が狭いと不自然さが目立つことがある。しかし、4点で
色空間を規定する場合にはこのような無彩色近傍の色表
示を比較的広げることが容易となるなどの特徴がある。
また、視覚特性上、比較的彩度方向に対して許容値が大
きいためある程度低彩度の画像出力でも許容される。こ
のように4色で表示を行うと色の再現範囲の設計の自由
度が増し、最適設計が容易となるなどの利点もある。ま
た、各色素子の通過もしくは反射帯域があまり狭バンド
とならないため、実際の色素等の選択も容易となる。ま
た、さきに述べたように1色素単位で明るさを制御する
ことで高精細表示が可能となる。このとき、多少エッジ
での色の誤差が生じるが、視覚的には高精細エッジでは
色の感度が低下するためほとんど気にならないなどの性
質もあるため実用的には十分な精度で高精細表示が可能
となる。
【0053】(第2実施例)この実施例では反射型で使
用するモードと透過型で使用するモードの兼用型のカラ
ー液晶表示装置について説明する。基本的な液晶表示部
分は図3と同様であるが、この実施例ではバックライト
を有している。すなわち、図13に示されているよう
に、光源1201と導光板1202によりバックライト
光学系が構成されており、外光が明るい時には通常の反
射型表示装置として使用し、外光がなくなってきたとき
に光源1201を点灯して透過型として使用する。な
お、光源1201としてはそれぞれのカラーフィルタ3
01の中心波長近傍で強度が強くなる蛍光灯などが好ま
しい。例えば、前述した4分割での例では4波長タイプ
の蛍光灯が好ましい。また、反射板1203は反射モー
ドでは光が反射し、透過モードではバックライト光学系
の光を通過する機能を有する乳白色板などからなる。な
お、導光板1202に反射特性を持たせても良い。
【0054】また、反射モードと透過モードでは色表示
が異なる。そこで、この色表示の違いを少なくするため
に、図4の駆動系でのマトリクス回路405に供給する
マトリクスの係数をそれぞれに適するようにモードに応
じて変更して供給することが望ましい。これにより、モ
ードに応じて異なる色変換を行うことができる。また、
図13には記載されていないが、液晶パネル面での照度
(外光)をセンサで測定し、その照度に応じて光源12
01の光量を可変し、また、光源の光量に応じてマトリ
クス回路405の係数を可変することが好ましい。これ
により、光源の光量に応じて異なる色変換を行うことが
できる。なお、マトリクス係数の決め方に関しては標準
外光(例えばD65など)を想定し、このときの特定色
を反射モードて表現し、例えば8色や27色を表示し、
測色計で測定し、この値を目標値と決める。次に光源を
点灯し、各光量時の反射モード時と同一信号を与えて、
特定色を表示し、測色計で測定し、この測定した値が、
先に決めた目標値になるようにマトリクスの係数を例え
ば最小自乗誤差法などで決定する。このときのマトリク
スの係数を記憶しておき制御を行えば良い。
【0055】なお、この実施例では反射と透過の兼用タ
イプについて説明したが、透過専用として使用しても良
い。この場合には液晶としてはTNモードの液晶を用い
た方がコントラストのよいカラー画像が得られる。ただ
し、この場合には偏光板を用いることとなるので明るさ
が減少する。しかし、通常のRGBフィルタからなる液
晶ディスプレイに比較して約1.5倍の明るさが得られ
る。逆に言えばバックライトに必要とされる光量が約
0.67倍で済むこととなり、省電力化がなされる。
【0056】(第3実施例)この実施例は3分割タイプ
の液晶表示装置について説明する。1画素を分割する方
式では分割数に応じて光の利用効率が低下するが、各分
割される色成分の透過する光の帯域幅を広げると明るさ
が向上する。しかし、単純に例えばY、M、Cなどのよ
うにR、G、Bの通過帯域幅の2倍に広げた場合には彩
度が低下してしまう。図14は分割数が3のとき、各色
フィルタの通過帯域幅が可視領域の半分になるようにし
た場合の透過もしくは反射の分光特性の例である。すな
わち、緑色系色フィルタ1301は470nmから62
0nmが透過、青色系色フィルタ1302は400nm
から520nmと670nmから700nmが透過、赤
色系色フィルタ1303は400nmから430nmと
580nmから700nmが透過である。
【0057】なお、色フィルタの代わりに液晶自身に色
フィルタを兼ねた特性を持たせても良い。これは、第1
実施例の4分割タイプのものも同様である。色フィルタ
を使用せずに液晶自身を色表示性を持たせる手法として
は、従来の技術の欄で説明した、例えば複屈折効果を利
用するもの等を利用することができる。
【0058】図15は各色フィルタの配置である。図1
6はこの色フィルタを用いたときの色表示域をCIE
*** 色度座標に表示したものである。図16
(A)はa** 座標から見た液晶表示の最大色差再現
域を示しており、図16(B)はL** 座標から見た
液晶表示の最大明度再現域を示している。この場合にも
先の実施例で説明したように、明るさが向上し、しかも
彩度の低下の少ない表示が可能となる。すなわち、明る
さと鮮やかさの積と通過帯域幅域の関係は図8と同様の
傾向を示す。なお、本実施例での色フィルタでは白がわ
ずかではあるが、黄色よりになっている。
【0059】図17は白バランスを改善した色フィルタ
の分光特性である。すなわち、緑色系色フィルタ160
1は490nmから570nmが透過、青色系色フィル
タ1602は400nmから510nmと630nmか
ら700nmが透過、赤色系色フィルタ1603は40
0nmから430nmと580nmから700nmが透
過である。図18はこの色フィルタを用いたときの色表
示域をCIE L*** 色度座標に表示したもので
ある。図18(A)はa** 座標から見た液晶表示の
最大色差再現域を示しており、図18(B)はL**
座標から見た液晶表示の最大明度再現域を示している。
【0060】いずれも、このように各色フィルタの通過
バンド幅が可視領域の約1/2前後、つまり可視領域の
帯域幅の0.43〜0.57倍の範囲になるようにした
場合には明るさが1.5倍向上し、鮮やかさの低下は比
較的気にならない範囲に収まり、カラー表示装置として
良好な特性を有する。
【0061】(第4実施例)本実施例は、明るさを重視
した用途での例である。図1の実施例では各色素子の透
過もしくは反射帯域は、それぞれ可視領域を4分割し、
その分割した2つ分の通過帯域を有していた。この場合
には先に説明したように明るさも、色の鮮やかさもバラ
ンスのとれた良好な特性が得られることを説明したが、
用途によってはさらに明るさが要求される場合がある。
例えば、フィルタ101として黄赤色系のフィルタであ
り波長約520nmから約700nmが透過、フィルタ
102としては緑青色系のフィルタであり波長約400
nmから約580nmが透過、フィルタ103としては
緑色系であり波長約460nmから650nmが透過、
フィルタ104としてはマゼンタ色系で波長約400n
m−490nmと約610nm−700nmが透過のも
のを使用すると、第1の実施例に比較して約25%明る
さが増す。さらに通過帯域を広げ、可視領域の4分割の
うち3バンド分を通過帯域とすると、第1の実施例に比
較して約50%明るさが増す。もちろん表示可能な色の
鮮やかさは低下するが、より明るく鮮明に表示を行う目
的には適している。なお、このような手法は4分割のカ
ラー表示系だけでなく、第3の実施例で見られた3分割
タイプのカラー表示に対しても適用可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、分割された各色素子の透過もしくは反射の帯域幅を
それぞれ可視領域の1/2前後にすることで、各色素子
での利用可能な光量を約3/2に向上させることができ
る。また、同時に4色制御により視覚上重要な低彩度の
色の再現範囲を十分確保し、無彩色近傍での色表示のバ
ランスの確保が容易になる。また、視覚上あまり気にな
らない高彩度の色における影響は比較的少ない。このよ
うにすることで反射型表示装置を構成することが可能と
なり、携帯機器などのように色表示の精度よりも省電力
化の要求の高い装置に適したカラー表示装置を構成する
ことが可能となる。
【0063】また、各色素子での輝度制御を1色素子毎
に制御することで1画素を構成する色素子の分解能、す
なわち画素の約2倍の高精度な表示が可能となると同時
に、このような表示でのエッジでの色滲みを抑えること
が可能となる。
【0064】また、表現される色表示範囲により異なる
係数のマトリクス変換もしくはテーブルにより色変換を
行うことや、さらに透過および反射光を利用して表示
し、外光などに応じて異なる色変換を行うことで最適な
色表示を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における色表示部での分
光特性を説明する図。
【図2】本発明の第1の実施例における色表示部の色フ
ィルタの配置を示す図。
【図3】本発明の第1の実施例における表示部での断面
の構造を示す図。
【図4】本発明の第1の実施例における液晶パネルを駆
動する回路を示すブロック図。
【図5】本発明の第1の実施例における液晶パネルでの
発色のモデルを説明する図。
【図6】本発明の第1の実施例における液晶パネルでの
色表示域を示す図。
【図7】本発明の第1の実施例における光通過帯域に対
する色表示域の変化を示す図。
【図8】本発明の第1の実施例における光通過帯域に対
する明るさと鮮やかさの積の変化を示す図。
【図9】本発明の第1の実施例における光通過帯域に対
して行った主観評価の結果を示す図。
【図10】本発明の第1の実施例での通常解像度表示と
高精細表示の場合を説明する図。
【図11】本発明の第1の実施例での高精細表示で使用
される処理ブロックを説明する図。
【図12】図10での重み係数の配置を説明する図。
【図13】本発明の第2の実施例である反射/透過兼用
モードの表示部の構成を示す図。
【図14】本発明の第3の実施例における色表示部での
分光特性を説明する図。
【図15】本発明の第3の実施例における色表示部の色
フィルタの配置を示す図。
【図16】本発明の第3の実施例における液晶パネルで
の色表示域を示す図。
【図17】本発明の第3の実施例における色表示部での
分光特性を説明する図。
【図18】本発明の第3の実施例における液晶パネルで
の色表示域を示す図。
【符号の説明】
101…赤色系色フィルタ、102…青色系色フィル
タ、103…緑色系色フィルタ、104…マゼンタ系色
フィルタ、304…反射板電極、305…液晶層、30
6…TFT素子、403…グラフィックコントローラ、
405…マトリクス回路、406…タイミングコントロ
ーラ、409…液晶パネル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画素が3以上の色素子から構成される
    カラー画像表示装置において、 前記各色素子はそれぞれ異なる分光分布を有し、個々の
    色素子の分光分布における通過もしくは反射の帯域幅が
    それぞれ可視領域の帯域幅の0.43〜0.57倍の範
    囲内の値を有することを特徴とするカラー画像表示装
    置。
  2. 【請求項2】 1画素が4個の色素子から構成されるカ
    ラー画像表示装置において、 前記各色素子はそれぞれ異なる分光分布を有し、個々の
    色素子の分光分布における通過もしくは反射の帯域が互
    いに一部重なり、且つそれら色素子が同程度の帯域幅を
    有することを特徴とするカラー画像表示装置。
  3. 【請求項3】 1画素が第1乃至第4の4個の色素子か
    ら構成されるカラー画像表示装置において、 前記第1乃至第4の色素子の分光特性における通過もし
    くは反射の帯域は、それぞれ波長約400nmから約5
    50nm、波長約550nmから約700nm、波長約
    480nmから630nm、波長約400nmから48
    0nmと約630nmから700nmであることを特徴
    とするカラー画像表示装置。
  4. 【請求項4】 1画素が4個の色素子から構成されるカ
    ラー画像表示装置において、 前記4色素子は縦横2色素子ずつ互いに隣接して配置さ
    れており、 カラー3原色表示画像データを前記4色素子に対応する
    4色信号に変換して、前記4色素子を色素子毎に輝度制
    御する手段を具備することを特徴とするカラー画像表示
    装置。
  5. 【請求項5】 1画素が4個の色素子から構成され、透
    過光を利用して表示する透過モード型、反射光を利用し
    て表示する反射モード型、またはそれら透過および反射
    モードの切り替えが可能な併用型のカラー画像表示装置
    であって、 外光または表示モードに応じて異なる色変換を行うこと
    により、カラー3原色表示画像データから前記4色素子
    に対応する4色信号を生成する手段を具備することを特
    徴とするカラー画像表示装置。
  6. 【請求項6】 マトリクス状に配置された複数の液晶セ
    ルと、 縦横2個ずつ互いに隣接して配置された4個の液晶セル
    から構成される各画素上に配置される色フィルタであっ
    て、互いに異なる分光分布を有し、個々の色フィルタの
    分光分布における通過もしくは反射の帯域幅がそれぞれ
    可視領域の帯域幅の0.43〜0.57倍の範囲内の値
    を有する4色の色フィルタと、 カラー3原色表示画像データを前記4色の色フィルタに
    対応する4色信号に変換して出力する手段とを具備する
    ことを特徴とするカラー画像表示装置。
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