JP4630712B2 - 出席管理システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、学校の授業などへの出席の有無を管理するためのシステム及びコンピュータプログラムに関するものである。
特許文献1には、在席状況管理対象者が操作する端末にネットワークを介して接続されており、前記端末から供給される情報を用いて在席状況を管理する在席状況管理方法であって、キーワード情報を生成し、前記キーワード情報を在席状況管理者が在席した状況で確認し得るように提示する提示段階と、前記在席状況管理対象者が前記端末に入力した情報が供給され、前記情報をキーワード情報とを比較する比較段階と、前記比較結果に応じて在席状況管理対象者の在席状況を管理する管理段階とを有することを特徴とする在席状況管理方法が記載されている。
また、特許文献1には、キーワード情報を出席状況管理対象者の端末以外の表示装置に表示することにより、在席している在席状況管理対象者だけにキーワード情報を提示することも記載されている。
特開2002−290561
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、いわゆる代返への対応が十分でない。
つまり、端末装置からネットワークを介して出席登録を行う方式においては、出席すべき場所(例えば、教室)以外の場所からも出席登録が可能である。しかも、携帯電話、ノートパソコンなどの普及により、出席者と欠席者との間で簡単に連絡を取り合うことが可能である。
このため、キーワード情報を出席状況管理対象者の端末以外の表示装置に表示するといった工夫を凝らしても、出席者から欠席者へ携帯電話によってキーワード情報が伝えられると、教室外から欠席者が出席登録をすることが可能であるという問題が発生する。
そこで、本発明は、不正な出席登録を抑制するための新たな技術的手段を提供することを目的とする。
本発明は、出席者が端末装置を用いてアクセスして出席していることを登録した出席データベースを有する出席管理システムであって、前記出席データベースには、各出席者が出席登録をした時間が登録されており、前記出席登録した時間が、出席登録基準時間よりも所定時間以上ずれているか否かを判定する手段を備えているのが好ましい。
出席管理者(例えば、学校の授業であれば、教員又は出席管理のためのスタッフ)が、出席者に対して出席登録を促せば、実際に出席している者は、一斉に登録操作を行うため、ほぼ同じ時間に出席登録が行われる。
一方、欠席者が出席者から連絡を受けて出席すべき場所(例えば、学校の授業であれば、教室)以外の場所から出席登録をすると、出席者よりは出席登録が遅くなり、本当の出席者による出席登録に比べて時間的なずれが生じる。
上記本発明は、これを利用したものであり、所定の出席登録基準時間(出席管理者が出席を促した時間)から、所定時間以上すれているか否かを判定することで、正当な出席登録でない可能性のある出席登録を見つけ出すことができる。
なお、本発明における「出席管理」とは、参加しなければならない集まりに、参加すべき者が実際に参加しているか否かの管理をいい、学生による授業への出席の管理だけでなく、企業の社員の出勤管理・会議への参加管理などを含む概念である。
また、出席者が端末装置を用いてアクセスして出席していることを登録するための出席管理システムは、出席者がシステムに対して出席登録を行うことができる登録可能状態と、出席者がシステムに対して出席登録を行うことができない登録不可状態と、を有しているのが好ましい。
出席管理者が、出席者に対して出席登録を促す際には、システムを登録可能状態としておき、その間に出席者に出席登録を行わせ、それ以外のときにはシステムを登録不可状態としておくことで、事後的又は事前に欠席者が出席登録すること自体を未然に防ぐことができる。
出席登録がなされると、出席登録をした出席者のうち一部の出席者を抽出して、当該一部の出席者の名前を出席管理者の端末装置の画面に表示させる手段を備えているのが好ましい。
出席者が、欠席者の端末装置を預かって、欠席者の出席登録をも行おうとする行為に対しては、教員などの出席管理者が出席登録を行った者のうちの数名の名前を呼んで返事を求めることにより抑制することができる。上記手段によれば、出席登録がなされると、出席登録をした出席者のうち一部の出席者が抽出され、当該一部の出席者の名前が出席管理者の端末装置の画面に表示されるため、出席管理者は、表示された名前を呼んで、出席登録をした者が実際に出席しているか否かを確認することができる。なお、一部の出席者だけを抽出しているのは、不正な出席登録の抑止という観点からは、全員の名前を呼ぶ必要はないからである。
出席者が端末装置を介して出席登録を行うと、出席登録をした出席者のうち一部の出席者を抽出して、当該一部の出席者の端末装置の画面に、当該出席者への指示メッセージを表示させる手段を備えているのが好ましい。
出席者が、欠席者の端末装置を預かって、欠席者の出席登録をも行おうとする行為に対しては、出席登録を行った者のうちの数名に、出席管理者に名前を告げる等、実際に出席していなければ行い難い行動を行わせることでも抑制できる。上記手段によれば、出席登録がなされると、出席登録をした出席者のうち一部の出席者の端末装置の画面に、出席管理者に名前を告げるべき旨などを内容とする指示メッセージが表示され、指示メッセージ通りの行動(出席管理者に名前を告げること等)をさせることで、出席登録をした者が実際に出席しているか否かを確認することができる。
なお、コンピュータプログラムに係る本発明は、コンピュータを、上記出席管理システムとして機能させるためのコンピュータプログラムである。
席登録可能状態以外のときにはシステムを登録不可状態としておくことで、事後的又は事前に欠席者が出席登録することを未然に防ぐことができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、出席管理システム1及び当該システム1が利用される学校の教室を示している。この出席管理システム1は、学生、教員等のユーザがユーザ端末を用いてインターネット・LAN等のネットワークを介してアクセスするためのWebサーバ2と、各種データベースD/Bを有するデータベース(D/B)サーバ3とを備えて構成されている。
学校の教室において、出席者となる学生Sは、携帯電話、ノートパソコン、PDAなどのネットワーク接続可能な携帯端末装置5又は教室に設置された端末装置を操作可能であり、当該端末装置5からネットワークを介して出席管理システム1にアクセス(ログイン)可能である。また、出席管理者となる教員Tもネットワーク接続可能な携帯端末装置又は教室に設置された端末装置6を操作可能であり、当該端末装置6からネットワークを介して出席管理システム1にアクセス(ログイン)可能である。
授業に出席している学生Sによる出席登録は、次の手順で行われる。
まず、出席管理システム1は、通常は出席登録が行えない状態(登録不可状態)とされており、出欠確認をするときに、教員Tが端末装置6を操作して、システム1を登録可能状態として、登録可能状態の間に学生Sに出席登録を行わせる。
より具体的には、出欠確認を行う際には、出席している学生Sがすぐに出席登録操作を行える状態で学生Sを待機させておく。
そして、出席している全学生Sが待機できたら、教員Tは、端末装置6を操作して、システム1を登録可能状態とする操作を行なう(出席登録開始処理)。さらに、登録可能状態としたと同時に、教員Tが口頭で学生Sに指示を出し、学生に出席登録をさせる(出席登録処理)。
全学生Sが登録し終わったら、教員Tは端末装置6を操作して、システムを登録不可状態とする(出席登録終了処理)。
登録開始から登録終了までは、通常、30秒程度あれば十分であり、このような短い間だけ出欠登録が可能であるから、実際に出席していない者が出席登録をするのが困難である。
以下、上記の出席登録開始処理、出席登録終了処理、及び出席登録処理について詳述する。
[出席登録開始処理]
出席登録開始処理を行うには、まず、教員Tが端末装置6からシステム1にログインする。ログイン後、教員Tが、端末装置6を用いて、出欠確認を行おうとする授業(科目名)を選択又は入力すると、図2に示すように、システム1は、ログイン時に得られている教員コードと科目コードとをキーにして、出欠確認を行おうとする授業に対応した出席管理データベースDB1(図3参照)をデータベースサーバ3から読み出す。
出席管理データベースDB1は、「教員コード」、「科目コード」、「履修者数」、「登録可能」のデータ項目を有しており、システム1は、データベースサーバ3から読み出した出席管理データベースDB1の「登録可能」項目に、登録可能を示す「1」をセットし、データベースDB1の内容をアップデートする。これにより、図3に示す科目コード「1234」の授業は、出席登録が可能な状態となる。
なお、上記したものでは、端末装置6上での授業(科目名)の選択操作と出席登録開始操作を共通化しているが、端末装置6上での授業(科目名)の選択操作と、出席登録開始操作とは別々であってもよい。
[出席登録終了処理]
出席登録終了処理を行うには、教員Tが端末装置6上で、出席登録終了操作を行えばよい。出席登録終了操作が行われると、図4に示すように、システム1は、ログイン時に得られている教員コードと科目コードとをキーにして、出欠確認を終了しようとする授業に対応した出席管理データベースDB1(図3参照)をデータベースサーバ3から読み出す。
ここでは、システム1は、出席管理データベースDB1の「登録可能」項目には、登録不可を示す「0」をセットし、データベースDB1の内容をアップデートする。これにより、図3に示す科目コード「1234」の授業は、出席登録が不可能な状態となる。
[出席登録処理]
出席者である学生Sが、出席登録のための操作を行うには、まず、端末装置(携帯電話)5を用いて、システム1にログインする(図5(a)参照)。すると、端末装置5には、図5(b)に示すような出席登録画面が表示される。この出席登録画面では、授業(科目名)を選択できる他、出席管理者である教員Tが指示した番号(又は記号)を一覧の中から選択することができる。出席者Sは、教員Tから出欠確認の用意をするように言われると、システム1にログインして授業の選択までを行い、教員Tが指示した番号(又は記号)を選択すれば出席登録操作を完了できる状態にして待機する。そして、選択すべき番号(又は記号)が教員Tから指示されると、出席者Sは、端末装置5を操作して、その番号(又は記号)を選択する。なお、図5(c)では「7」を選択しようとしていることを示している。
なお、教員Tから指示された番号又は記号の入力は、一覧からの選択ではなく、キー入力であってもよいが、一覧からの選択であれば操作が容易で、入力ミスを抑えることができる。
また、出席登録は、1回の授業の中で複数回行っても良い。複数回行う場合、各回ごとに指示番号(又は記号)を異ならせておくことで、どの回の出席登録かを区別することができる。複数回の出席登録は、例えば、全出席者を対象に複数回行なわせても良いし、授業の始めの段階で正式な(遅刻していない)出席登録を行わせ、授業の途中の段階又は終わりの段階で遅刻者用の出席登録を行わせてもよい。
例えば、正式な出席登録の教員指示番号が「7」であれば、遅刻用の出席登録の教員指示番号を「9」とすることで、それぞれの登録を区別することができる。
図6及び図7は、出席登録処理の詳細な処理手順を示している。出席者Sが、システム1へのログイン後、端末装置5上で、科目名(授業)と教員の指示番号を選択すると(ステップS1、図5(b)(c))、システム1は、当該授業の科目コード(必要であれば当該授業の担当の教員コード)をキーとして、出席管理データベースDB1を読み出す(ステップS2)。そして、システム1は、このデータベースDB1の「登録可能」項目が「1」であれば、当該授業が出席登録可能状態であると判断し、そうでなければ(「登録可能」項目が「0」であれば)当該授業は出席登録不可状態であると判断する(ステップS3)。
登録不可状態である場合には、システム1は、出席者Sの端末装置(携帯電話)5に、出席登録できない旨の表示を行わせ(ステップS4)、処理を終了する。
登録可能状態である場合には、システム1は、出席登録処理に進む。すなわち、システム1は、図8に示す出席データベースDB2に所定項目のデータをセットする。具体的には、出席者の「ユーザID」、当該授業の担当である「教員コード」、当該授業の「科目コード」、「教員指示番号」、「出席登録日」、「出席登録時間(時分秒)」がセットされる。また、なお、システム1内において、時間は、時、分、秒、ミリ秒で管理されているが、データベースDB2には、ミリ秒単位を除く、時分秒のデータがセットされ、ミリ秒単位のデータは、変数「B」にセットされる(ステップS5)。例えば、出席登録時分秒が、14時23分25秒08ミリ秒であれば、変数「B」には「08」がセットされる
[出席者抽出処理]
続いて、出席登録を行おうとする者の中から、一部の者(数人)を指名するための処理が行われる(ステップS6〜S13)。ここでは、授業の履修者の人数にかかわらずほぼ一定人数(6人程度)を抽出するように処理が行われる。まず、システム1は、当該授業の出席管理データベースDB1の「履修者数」データを参照し、履修者数が600人よりも多ければ、変数「A」に「1」をセットする(ステップS6,S7)。また、履修者数が600人以下であって60人よりも多ければ、システム1は、変数「A」に「(10×60÷履修者数)の商」をセットする(ステップS8,S9)。例えば、履修者数が100人であれば「6」がセットされる。また、履修者数が59人以下であれば、システム1は、変数「A」に「10」をセットする(ステップS10)。
そして、出席登録を行おうとする者の出席登録時間のミリ秒「B」が「A」以下であれば、システム1は、出席データベースDB2の「ランダム指名対象」項目を1にセットし、その者はランダム指名対象となる(ステップS11,S12)。
また、「B」が「A」よりも大きければ、システム1は、出席データベースDB2の「ランダム指名対象」項目を0にセットし、その者はランダム指名対象外となる(ステップS11,S13)。
そして、ランダム指名対象項目にデータがセットされると、出席データベースDB2は、その内容で更新される(ステップS14)。
ここで、履修者数が、60人以下のクラスであれば、登録時間のミリ秒「B」が10より小さい者をランダム指名対象とすることで、6人程度をランダム指名対象とすることができる。例えば、50人であれば、ランダム指名対象人数は、確率上、50×10/100=5人程度となる。なお、履修者が10名以下の場合、確率上、ランダム指名対象者数がゼロとなるが、そのような小規模のクラスでは実質上代返ができないので問題にならない。
また、60人超のクラスであれば、「10×60÷履修者数」又は「1」のいずれか大きい値が「A」にセットされるため、大規模クラスでもランダム指名対象者数を6名程度とすることができる。
なお、ランダム指名対象者を抽出する方法は、上記のものに限定されない。
出席登録を行おうとする者がランダム指名対象となった場合、システム1は、その者の端末装置(携帯電話)5の画面に「出席登録した」旨と「名前及び又は学籍番号を教員に告げるべき」旨を表示(指示メッセージ表示)させる(ステップS15,S16)。さらに、「名前等を告げなければ代返とみなす」旨の表示を行わせるのが好ましい。
学生Sは、たとえ数人であっても、自分が指名される可能性があるため、その場所(教室)にいないで登録することが困難となる。つまり、欠席者が教室外で適当に登録した場合や、出席者が、自分の端末装置5だけでなく、欠席者の端末装置5をも操作して、複数人分の出席登録をした場合に、上記表示により指名されると、名前を告げることができないため、代返を抑制することができる。
[ランダム指名による代返チェック]
教員Tは、ランダム指名機能を用いて、次のようにして代返チェックを行うことができる。まず、出席登録の際に、一部の学生Sの携帯端末装置5に図7のステップS16のような表示がなされ、数名の学生Sが教員Tに名前を告げる。教員Tは告げられた名前をメモなどに控えておく。そして、授業後、出席データベースDB2上に出席登録され、かつランダム指名対象となっている者が、ちゃんと名前を告げたか否かを確認する。ランダム指名対象となっているが名前を告げていない学生Sがいれば、その者は代返であったとみなすことができる。
なお、教員Tは、メモを取らずに、教室内で端末装置6を操作して、前述のような確認を行ってもよい。
[出席登録後の教員による学生の顔確認のための出席者抽出処理]
出席登録が行われると、教員Tは、登録された出席者Sの名前を呼び、顔を見て確認することで、出席登録者が実際にその場合にいることを確認することができる。
この顔確認を行うため、まず、システム1は、端末装置6によって教員Tに、以下の初期設定(初期入力)を要求する。初期入力としては、出席登録の検索順(昇順or降順)、科目コード、先の出席登録の際に指定した教員指示番号、顔確認の対象となる学生を端末装置6に表示する際の表示人数が要求される(ステップS21)。
そして、カウンターを0に初期設定し(ステップS22)、当該授業の担当の教員コード(教員のログインによって得られる)と科目コードをキーとして、当該授業の出席データベースDB2を読み出す。この読み出しの際には、出席データベースDB2の「出席登録時分秒」データに基づいて、出席登録時分秒の昇順(ステップS24)、又は降順(ステップS25)で、各出席者Sの出席データを読み出す。
そして、データベースDB2がEOF(END OF FILE;データの終端を示すコード)になるまで、各出席者Sの出席データを読み出し、その出席者Sの出席データに基づき、以下の処理を繰返す(ステップS26)。まず、初期入力の科目と出席データベースDB2の科目コードが一致し(ステップS27)、初期入力の教員指示番号と出席データベースDB2の教員指示番号が一致すれば(ステップS28)、カウンターに1を加算し(ステップS29)、カウンターの値が初期入力の表示人数より大きくなければ(ステップS30)、その出席者Sの氏名(ユーザIDに基づいて得られる)を端末装置6への表示対象データとする(ステップS31)。
カウンターの値が初期入力の表示人数よりも大きくなるか(ステップS30)、データベースDB2がEOFになると、S23〜S31の処理の繰り返しから抜け出し、それまでの表示対象データが全件端末装置6の表示部に表示される(ステップS32)。
以上の処理によって、正確な出席登録(科目コードが一致し教員指示番号が一致する出席登録)を行った出席者のうち、初期入力で設定された「表示人数」(例えば、5人)分の出席者の名前が、教員Tの端末装置6の表示部に表示される。教員Tは、その名前を読み上げて、顔を確認するとともに返事をさせることができる。このような出席確認を行うことで、他人(欠席者)に成りすまして出席登録をした者は、名前を呼ばれても返事をしにくいことから、実質的に代返を抑制できる。
なお、教員Tの端末装置6への名前表示は、一部の出席者をランダムに抽出して表示するのであれば、上記の出席登録時分秒以外の要素を用いてもよい。また、上記処理で、出席データベースDB2からの読み出しを昇順と降順の2つに選択可能としたのは、一方に固定すると、出席登録をどのようなタイミングでやれば顔確認の対象となりやすいかが出席者にわかってしまうからであり、教員Tが昇順と降順を適宜選択することで、出席登録のタイミングに関係なく、顔確認の対象となり得る。
なお、本システム1において、上述の出席登録可能状態と登録不可状態との切り替えを採用しない場合(常に出席登録可能状態としておく)、教員Tは、端末装置6を操作せずとも、指示番号を学生Sに伝えるだけで、学生に出席登録操作を行わせることができるため、学生に出席登録操作を行わせるために教員Tが教室で端末装置6の操作をする必要がなく、教員Tの負担が大幅に軽減される。
また、ランダム指名による代返チェックについても、上述の出席登録可能状態と登録不可状態との切り替えを採用しない場合(常に出席登録可能状態としておく)には、ランダム指名による代返チェックのために教員Tが教室で端末装置6の操作をする必要がなく、教員Tの負担が大幅に軽減される。
[教員指示番号と登録ずれ時間による出席、遅刻、代返チェック]
授業の後(授業中に行なってもよい)に、教員T又はその他の出席管理者は、出席データベースDB2に基づき、出席、遅刻、代返チェックを行なうことができる。図10は、このチェックのためのシステム1の処理の手順を示している。
まず、このチェックの初期設定(初期入力)として、システム1は、端末装置6を介して、正式な出席登録(遅刻でない出席登録)の際に教員が指示した番号(以下、「出席番号」という)、遅刻の出席登録の際に教員が指示した番号(以下、「遅刻番号」という)、教員Tが遅刻していない出席者Sに対し出席登録を行うように指示した時間(以下、「出席時間」という)、教員Tが遅刻した出席者Sに対し出席登録を行うように指示した時間(以下、「遅刻時間」という)、初期設定された「出席時間」又は「遅刻時間」に対して許容される実際の出席登録時間の差(以下、「ズレ時間」という)の入力を要求する(ステップS41)。図10では、出席番号が「7」、遅刻番号が「9」、出席時間が「12:34:46」、遅刻時間が「12:55:12」、ズレ時間が「0:00:30」に設定された例を示している。
なお、これらの初期入力によって得られるデータは、授業中における教員Tの端末装置6の操作によって得られたデータを用いて自動設定されるようにしてもよい。
また、出席時間や遅刻時間は、「出席登録時分秒」から出席登録時間の中心値又は出席登録の集中度合いの高い時間をシステムが自動的に演算して求めても良い。さらに、ズレ時間についても、逐一入力を求めるのではなく、特に入力がなければデフォルト値として「30秒」に設定しておいてもよい。
続いて、教員コードと科目コードをキーにして、チェック対象となる授業の各出席者の出席データを出席データベースDB2から読み出す(ステップS42)。そして、データがEOFになるまで、各出席者の出席データに対し、以下の処理を繰返す(ステップS43)。
まず、システム1は、初期入力の出席番号(「7」)と、出席データベースDB2に登録されている教員指示番号が同じかどうかを判定する(ステップS44)。同じであれば(教員指示番号が「7」の場合)、出席データベースDB2の「出欠」項目に出席を示す「1」がセットされる(ステップS45)。ステップS44において同じではないと判断された場合であっても、出席データベースDB2の教員指示番号が初期入力の遅刻番号と同じ(教員指示番号が「9」)であれば(ステップS46)、出席データベースDB2の「出欠」項目に遅刻を示す「2」がセットされる(ステップS47)。もし、出席データベースDB2の教員指示番号が出席番号と遅刻番号のいずれとも一致しない場合、出席登録はされているが、代返などによる登録であって、正常な登録ではない可能性があるため、出席データベースDB2の「出欠」項目には「不明」であることを示す「9」がセットされる(ステップS48)。
また、システム1は、ステップS44,S46で教員指示番号に基づき、出席又は遅刻と判断した場合であっても、続いて、不自然な時間差のある出席登録であるか否かの判定を行なう。
つまり、出席登録は、教員Tの指示により一斉に行なわれるため、実際に出席している者の出席登録は、教員Tが出席登録するように指示した時間(出席時間)の近辺に集中する。一方、出席者が欠席者に教員指示番号を連絡し、欠席者が教室外から出席登録を行った場合や、適当に出席登録を行って偶然に教員指示番号が一致した場合には、実際に出席している者よりも、出席登録時間が大きくずれることになる。
そこで、ステップS49及びS50では、教員Tが指示した出席時間又は遅刻時間と出席データベースDB2に登録されている「出席登録時分秒」のデータ(実際の出席登録時間)とを比較して、その差(の絶対値)が初期入力されたズレ時間(30秒)よりも大きいか否かが判定される。出席時間又は遅刻時間は、実際の出席登録時間とのズレをみるための出席登録基準時間であり、実際の出席登録時間と出席登録基準時間の差が所定のズレ時間よりも大きい場合、その出席者の出席データベースDBの「出欠」項目には「不明」であることを示す「9」がセットされ。
以上のようにして、教員Tなどの出席管理者は、出席データベースDB2に出席、遅刻などの情報が追加される(ステップS51)ことで出欠が確認できるとともに、出席登録していても代返などの不正が行われた可能性のある出席登録には「不明」がセットされて、代返などがあった可能性を知ることができる。
なお、図10では図示していないが、出席登録のなかった履修者については、自動的に欠席処理がなされる。具体的には、履修者のうち出席登録のなかった者については、「出欠」項目に欠席を示す「0」がセットされた出席データが生成され、出席データベースDB2に追加される。
図11は、出席、遅刻、代返チェック後の出席データベースDB2の一部(出席登録時分秒、教員指示番号、出欠)を教員指示番号順に並べて画面表示した例を示している。図11に示すように、教員指示番号が正確に入力され、出席時間と遅刻時間の前後30秒以内に出席登録されている場合は、出席又は遅刻として取り扱われている。一方、ズレ時間である30秒以上のずれのある出席登録は、不明を示す「9」がセットされている。また、教員指示番号が正確に入力されていないものにも不明を示す「9」がセットされている。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、本システム1における「出席」は、学校のような教育機関における授業の出席だけでなく、企業における出勤管理にも用いることができる。
システム概要図である。 出席登録開始処理のフローチャートである。 出席管理データベースDB1である。 出席登録終了処理のフローチャートである。 学生の携帯電話での画面表示例である。 出席登録処理のフローチャート(前半)である。 出席登録処理のフローチャート(後半)である。 出席データベースDB2である。 顔確認のための処理のフローチャートである。 出席、遅刻、代返チェックのための処理のフローチャートである。 出席、遅刻、代返チェック後の出席データベースの画面表示例である。
符号の説明
1 出席管理システム
S 学生
T 教員
5 学生の端末装置
6 教員の端末装置
DB2 出席データベース

Claims (4)

  1. 出席者が端末装置を用いてアクセスして出席していることを登録するための出席管理システムであって、
    出席登録データベースと、
    前記出席管理システムを出席登録可能状態とするための出席登録開始操作を受け付ける手段と、
    前記出席管理システムを登録不可状態とするための出席登録終了操作を受け付ける手段と、
    を備え、
    前記出席登録可能状態のときに、出席者が端末装置用いて前記出席管理システムにアクセスすると前記出席登録データベースに出席登録をする出席登録処理を行うことができ、前記出席登録不可状態のときに、出席者が端末装置を用いて前記出席管理システムにアクセスしても出席登録を行えないように構成され、
    出席者が端末装置を介して出席登録を行うと、出席登録をした出席者のうち一部の出席者をランダムに抽出してランダム指名対象とし、当該ランダム指名対象となった者の端末装置の画面に、当該ランダム指名対象となった者への指示メッセージを表示させるとともに、当該ランダム指名対象となった者を示す情報を前記出席登録データベースにセットする手段を備えている
    ことを特徴とする出席管理システム。
  2. 前記ランダム指名対象となった者の名前を、出席管理者の端末装置の画面に表示させる手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の出席管理システム。
  3. 前記出席データベースには、各出席者が出席登録をした時間が登録されており、
    前記出席登録した時間が、出席登録基準時間よりも所定時間以上ずれているか否かを判定する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の出席管理システム。
  4. コンピュータを、請求項1〜のいずれかに記載の出席管理システムとして機能させるためのコンピュータプログラム。
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