JP4630113B2 - 二次電池劣化状態判定方法及び二次電池劣化状態判定装置 - Google Patents

二次電池劣化状態判定方法及び二次電池劣化状態判定装置 Download PDF

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Description

本発明は、負荷に電力を供給する二次電池の劣化状態を判定する二次電池劣化状態判定方法等の技術分野に関し、特に、二次電池の内部インピーダンスを測定し、その測定結果に基づき二次電池の劣化状態を判定する二次電池劣化状態判定等の技術分野に関するものである。
従来から、自動車等に搭載される鉛蓄電池等の二次電池に関し、その劣化状態を判定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。一般に、二次電池の内部インピーダンスは二次電池の劣化状態と強い相関があるため、二次電池の内部インピーダンスを測定すれば、その測定結果から二次電池の劣化の度合を判断可能となる。これにより、ユーザに対しては、劣化の度合が大きい二次電池の交換を促すことができる。二次電池の劣化状態を判定可能な電源システムに実現する場合、二次電池に所定の電流を供給し、二次電池の電流及び電圧を検出し、所定の演算を行うことにより内部インピーダンスを求める構成を採用すればよい。
特開2001−228226
一般に、自動車等に二次電池を搭載する場合、多様な地域や使用環境が想定されることから、非常に広い温度範囲にわたって二次電池の正常な動作を保証することが重要になる。一方、二次電池の内部インピーダンスは、温度に依存して大きく変化し、特に低温で著しく増大する傾向がある。そのため、常温では許容範囲の内部インピーダンスであっても、低温では二次電池の使用に支障を来たすこともある。従って、確実に二次電池の劣化状態を判定するためには、何らかの方法で二次電池の温度補正を行った上で内部インピーダンスを求める必要がある。
しかし、二次電池の内部インピーダンスの温度特性は単純に近似するのは難しく、高い精度で内部インピーダンスの温度補正を行うことは容易ではない。また、温度特性に加えて、二次電池の使用状態によっても内部インピーダンスが変化して温度特性がシフトすることが問題となる。すなわち、新品の二次電池に比べ、所定期間使用した二次電池は、相対的に内部インピーダンスが増大する。このように、温度特性と使用状態に応じて変化する二次電池の内部インピーダンスを測定したとしても、二次電池の劣化状態を正確に判断することは困難である。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、二次電池の内部インピーダンスの温度特性を的確に補正し、高い精度で二次電池の劣化状態を判定することが可能な二次電池劣化状態判定方法等を実現することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の二次電池劣化判定方法は、負荷に電力を供給する二次電池の内部インピーダンスに基づいて前記二次電池の劣化状態を判定する二次電池劣化判定方法であって、前記内部インピーダンスの温度特性を近似する温度特性式を、前記二次電池の異なる劣化状態に対応して予め複数設定し、前記二次電池の内部インピーダンス及び温度を所定のタイミングで測定して内部インピーダンス測定値及び測定温度を取得し、前記測定温度における前記複数の温度特性式の内部インピーダンス値と前記内部インピーダンス測定値を比較照合し、比較照合結果に基づき所定の基準温度における前記複数の温度特性式の内部インピーダンス値を用いた温度補正計算を行って前記基準温度における基準内部インピーダンスを算出し、前記算出された基準内部インピーダンスに基づき前記二次電池の劣化状態を判定することを特徴とする。
この発明によれば、二次電池の内部インピーダンスと温度を測定し、それらの測定結果に基づき複数の温度特性式を用いた温度補正計算を行って所定の基準温度における基準内部インピーダンスを算出し、それにより二次電池に劣化状態を判定する。よって、温度補正計算において複数の温度特性式に二次電池の劣化状態の違いを反映させることができ、実際に二次電池が新品である劣化しているかに関わらず、的確な温度補正計算により内部インピーダンスを高い精度で推測し、さらには二次電池の劣化状態を正確に判定することができる。従って、新品の二次電池が劣化した状態になっても、その状態をユーザに的確に知らしめることができる。
請求項2に記載に記載の二次電池劣化判定方法は、請求項1に記載の二次電池劣化判定方法において、前記複数の温度特性式は、それぞれ前記二次電池の異なる劣化状態に対応する複数のスプライン曲線を表す関数であることを特徴とする。
この発明によれば、上述の発明の作用に加えて、二次電池の温度特性をスプライン曲線によって近似できるので、複雑な特性であっても少ないデータ数で補間をしつつ正確に近似でき、温度補正計算の精度を一層高めることができる。
請求項3に二次電池劣化判定方法は、請求項1又は請求項2に記載の二次電池劣化判定方法において、前記温度補正計算は、前記内部インピーダンス測定値に対し充電状態の影響を取り除く補正を施した後に行うことを特徴とする。
この発明によれば、上述の発明の作用に加えて、二次電池の温度特性から充電状態の影響を取り除いた状態で温度補正計算を行うので、充電率の大小に応じて内部インピーダンスが変動する場合であっても、その影響を受けることなく二次電池の劣化状態を正確に判定することができる。
請求項4に記載の二次電池劣化判定方法は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の二次電池劣化判定方法において、前記測定温度における前記複数の温度特性式の内部インピーダンス値と前記内部インピーダンス測定値との差分を距離として算出し、当該算出された距離により前記比較照合を行うことを特徴とする。
この発明によれば、上述の発明の作用に加えて、内部インピーダンス測定値と複数の温度特性式との間の距離を求めるようにしたので、複数の温度補正式の中で近いものを十分に反映した温度補正計算を行うことができる。
請求項5に記載の二次電池劣化判定方法は、請求項4に記載の二次電池劣化判定方法において、前記算出された距離に基づき前記測定温度における前記複数の温度特性式のそれぞれの重みを算出し、当該重みを用いて前記温度補正計算を行うことを特徴とする。
この発明によれば、上述の発明の作用に加えて、内部インピーダンス測定値と複数の温度特性式との間の距離を求め、その距離に基づき算出した重みを用いて温度補正計算を行うようにしたので、複数の温度補正式を最適に組合せて、劣化状態の判定精度を一層向上させることができる。
請求項6に記載の二次電池劣化判定方法は、請求項5に記載の二次電池劣化判定方法において、N個の温度特性式S(iは1乃至N−1の整数)についての前記重みωは、前記温度特性式Sについての前記距離dに対し、
Figure 0004630113
により表され、前記基準内部インピーダンスRxは、前記基準温度における温度特性式Sの内部インピーダンスをPxとしたとき、
Figure 0004630113
により表されることを特徴とする。
この発明によれば、請求項5に記載の発明に対して重みの算出方法を規定し、パラメータの調整のより適切に設定された重みを用いて、比較的簡単な演算で高精度に温度補正計算を行うことができる。
請求項7に二次電池劣化判定装置は、負荷に電力を供給する二次電池の内部インピーダンスに基づいて前記二次電池の劣化状態を判定する二次電池劣化判定装置であって、前記内部インピーダンスの温度特性を近似する温度特性式であって前記二次電池の異なる劣化状態に対応して予め設定された複数の前記温度特性式のデータを記憶する不揮発性記憶手段と、前記二次電池の内部インピーダンス及び温度を所定のタイミングで測定して内部インピーダンス測定値及び測定温度を取得する測定手段と、前記測定温度における前記複数の温度特性式の内部インピーダンス値と前記内部インピーダンス測定値を比較照合し、比較照合結果に基づき所定の基準温度における前記複数の温度特性式の内部インピーダンス値を用いた温度補正計算を行って前記基準温度における基準内部インピーダンスを算出し、当該基準内部インピーダンスに基づき前記二次電池の劣化状態を判定する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の二次電池劣化判定装置は、請求項7に記載の二次電化劣化判定装置において、前記不揮発性記憶手段に記憶される前記複数の温度特性式のデータは、前記二次電池の異なる劣化状態に対応する複数のスプライン曲線を表す関数のデータであることを特徴とする。
これらの発明によれば、本発明を装置に適用した場合であっても、上述の二次電池劣化判定方法と同様の作用効果を奏する。
本発明によれば、二次電池の内部インピーダンスを求め、二次電池の異なる劣化状態に対応した複数の温度特性式を用いて、基準温度における基準内部インピーダンスを推測し、二次電池の劣化状態を判定するようにしたので、二次電池の内部インピーダンスの温度特性を的確に補正しつつ、二次電池の劣化状態を高い精度で確実に判定することが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態においては、自動車等の車両に搭載される二次電池の劣化状態を判定する機能を備えた車両用電源システムに対して本発明を適用する場合を説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用電源システムの概略の構成を示すブロック図である。図1においては、二次電池10と、電圧センサ11と、電流センサ12と、制御部13と、記憶部14と、充電回路15と、放電回路16と、温度センサ17を含んで車両用電源システムが構成され、二次電池10から車両のモータ等の負荷20に電力を供給するように構成されている。
図1の構成において、車両に搭載される負荷20に電力を供給するための二次電池10としては、例えば、車両用の鉛蓄電池が用いられる。二次電池10は、正極、電解液、負極からなり、抵抗とコンデンサを組合せた等価回路で表される。この場合、二次電池10の内部インピーダンスは、かかる等価回路の構成に適合する複素インピーダンスで表される。
なお、本実施形態では、二次電池10の内部インピーダンスの実数部である内部抵抗を測定する場合について説明する。ただし、内部抵抗に限られることなく、内部インピーダンスの虚数部や絶対値を用いる場合であっても本発明を適用可能である。
そして、所定のタイミングで二次電池10に電流パルス等の所定の電流を印加し、その内部抵抗を測定する。図2は、二次電池10に印加される電流パルスの波形の具体例を示す図である。図2に示す電流パルスは、一定の周期tと一定の電流振幅xを有する矩形波のパルスであり、各周期内で電流が0とxの間を交互に繰り返す波形の例を示している。そして、二次電池10に印加して入力電流とその応答電圧をそれぞれフーリエ展開することにより、二次電池10の内部抵抗を求めることができる。
次に図1において、電圧センサ11は、二次電池10の両端の電圧を検出して、制御部13に電圧値を送出する。また、電流センサ12は、二次電池10を流れる電流を検出して、制御部13に電流値を送出する。上述したよう二次電池10の内部抵抗を測定する際は、電圧センサ11の電圧値と電流センサ12の電流値を取得する必要がある。
制御部13は、CPU等により構成され、車両用電源システム全体の動作を制御し、所定のタイミングで後述の演算処理を実行し、二次電池10の劣化状態を判定して制御装置等に判定結果を送出する。そして、制御部13に接続された記憶部14は、制御プログラム等の各種プログラムを予め記憶するROMや、制御部13による処理に必要なデータを一時的に記憶するRAMなどを含んでいる。なお、記憶部14のROMは、後述のスプライン曲線を表す関数のデータを記憶する不揮発性記憶手段としても機能する。
充電回路15は、二次電池10の充電動作を行うときに充電電流を供給する回路である。また、放電回路16は、二次電池10の放電動作を行うときに二次電池10から負荷20に流れる放電電流を供給する回路である。これらの充電回路15及び放電回路16は、制御部15によって制御され、充電動作時は充電回路15がオンの状態となり、放電動作時は放電回路16がオンの状態となる。本実施形態では、二次電池10の内部抵抗の測定に際し、充電回路15又は放電回路16により、上述したような電流パルス等の所定の電流を供給可能な構成を備えている。
温度センサ17は、二次電池10の近傍に設置され、二次電池10の温度を検出して制御部13に送出する。この温度センサ17による測定温度は、後述するように、二次電池10の劣化状態を判定する際、内部抵抗の温度補正を行う際に必要となる。
次に、本実施形態に係る車両用電源システムにおいて、二次電池10の劣化状態判定原理について説明する。一般に、二次電池10の内部抵抗が増大するとともに、二次電池10の放電性能が低下していくので、内部抵抗に基づき二次電池10の劣化状態を判定することができる。また、二次電池10の内部抵抗は周囲の温度と強い相関関係を持ち、特に低温の側で二次電池10の内部抵抗が増大し、高温の側では徐々に減少する傾向がある。よって、車両用電源システムで想定される温度範囲の最も低温の側で、二次電池10の内部抵抗を測定すれば、最悪条件下における二次電池10の放電性能を判断することができる。
本実施形態においては、スプライン近似の手法により二次電池10の内部抵抗の温度特性式を予め用意する。この場合、特定の二次電池10の内部抵抗を近似する温度特性式を想定し、それぞれスプライン曲線を表す関数に置き換えることにより、所望の温度における内部抵抗を補間により近似する方法を採用している。ここで、スプライン近似とは、予め求めた複数の測定データを節点として、それらの節点を結ぶ多数の滑らかな曲線からなる区分的多項式関数を用いた近似法である。一般に、スプライン近似に用いられるスプライン曲線は、次の(1)、(2)式で表すことができる。
Figure 0004630113
上記(1)式は、節点数Nの(2K−1)次のスプライン曲線を表す関数であり、各節点を結ぶ補間関数pk−1、Cを定めることにより多様な曲線を自在に近似することができる。なお、(1)式の右端側の符号+は、カッコ内の数値が正又はゼロである場合のみ足し合わせることを意味する。
(1)式に含まれるパラメータN、Kは、近似すべき特性に応じて適切に設定すればよい。(1)式のスプライン曲線は、各節点において隣接する曲線同士の微分係数が同様となるように設定することにより、全体が滑らかな連続曲線とる。スプライン近似の手法は、スプライン曲線上の任意の値を読み取ることにより、限られた節点の間を自在に補間することができる。
本実施形態において、内部抵抗の温度特性に対してスプライン曲線を適用する場合、(1)式の節点数Nのそれぞれに対応するx、yを節点データとし、対象となる二次電池10の実験的な測定データを節点データとして設定することにより、スプライン曲線を特定することができる。図3は、二次電池10の内部抵抗の温度特性に対応するスプライン曲線の具体例を示す図である。図3に示すスプライン曲線は、所定の二次電池10について18個の測定点で温度及び内部抵抗の双方を測定し、各々の測定点を節点として結ぶスプライン曲線を求めたものである。よって、同種の二次電池10に関し、任意の温度に対応する内部抵抗値を図3のスプライン曲線から抽出し、スプライン近似により内部抵抗の温度補正計算を行うことができる。なお、二次電池10の種別や特性に応じて内部抵抗の温度特性が変わるため、それぞれ異なるスプライン曲線を用いて近似計算を行うことが望ましい。
一方、図3に示すスプライン曲線は、各節点を結んでいるため、測定データの精度などにより滑らかなスプライン曲線が得られない場合がある。その場合、平滑化スプライン近似の手法を導入し、より滑らかなスプライン曲線を求める方法が有効である。平滑化スプライン近似は、(1)、(2)式のスプライン近似に対して平滑化パラメータgを適用したスプライン曲線を用いるものであり、次の(3)、(4)式で表すことができる。
Figure 0004630113
これら(3)、(4)式においては、(1)、(2)式で示されるスプライン曲線に対し平滑化パラメータgを導入したことにより、節点データから多少離れる場合であっても滑らかなスプライン曲線を与えるものである。なお、(4)式のパラメータwは、各々の節点データの信頼性の度合を示すものである。平滑化パラメータgが大きいほど、節点データから離れたスプライン曲線が得られる。また、g=0の場合は自然スプライン曲線となり、(4)式は(2)式と一致する。
次に、二次電池10の劣化状態と内部抵抗の温度特性の関係について説明する。一般に、二次電池10の内部抵抗は、二次電池10の劣化状態に依存して変動する。そのため、二次電池10の異なる劣化状態に対応する複数のスプライン曲線を用意する必要がある。図4は、特定の二次電池10について、異なる劣化状態に対応する内部抵抗の温度特性の変化を説明する図である。図4においては、二次電池10の劣化状態が大きい場合、中程度の場合、小さい場合と、新品の場合について、それぞれ内部抵抗の温度特性を示している。図4から明らかなように、新品の二次電池10の内部抵抗が最も小さくなっており、二次電池10の劣化状態が大きくなるほど内部抵抗が増加していく。
本実施形態では、二次電池10の劣化状態に応じた内部抵抗の温度特性をそれぞれ近似するための複数のスプライン曲線を予め設定し、二次電池10の内部抵抗の測定結果に基づいて複数のスプライン曲線を組合せたスプライン近似計算を実行する。これにより、予め設定された基準温度における二次電池10の内部抵抗の温度補正計算を行う際、二次電池10の劣化状態を反映した後述の基準内部抵抗を求めることにより、二次電池10の劣化状態を判定することが可能となる。
次に、本実施形態に係る車両用電源システムにおいて、二次電池10の内部抵抗の温度補正計算に適用する複数のスプライン曲線の設定方法について説明する。ここでは、温度補正計算に3次にスプライン曲線を用いるものとする。この場合、上記のパラメータK=2となり、上記の(3)、(4)式は、次の(5)、(6)式のように表すことができる。
Figure 0004630113
そして、(5)式を(6)式に代入するとN−1個の式が得られるので、それぞれの式に含まれるx、yを測定データに基づき決定すればよい。具体的には、二次電池10の温度データをxに代入し、温度データに対応する内部抵抗データをyに代入することにより、補間関数pk−1、Cを未知数とするN−1個の連列方程式を得ることができる。得られた連立方程式は、差分商等の各種手法を用いて未知数を減らして解くことにより、補間関数pk−1、Cの値を決定することができる。その結果、決定された補間関数pk−1、Cの値を(5)式に代入することにより、求めるスプライン曲線を設定することができる。
以上のようなスプライン曲線の設定を、二次電池10の異なる劣化状態に応じたM個のデータ群に対して行うことにより、M本のスプライン曲線を設定することができる。このように設定されたM本のスプライン曲線を構成する節点データと係数データは、車両用電源システムの記憶部14のROMに保持しておき、必要に応じて所望のスプライン曲線のデータを選択的に読み出し可能とすればよい。
次に、本実施形態に係る車両用電源システムにおいて、二次電池10の内部抵抗に基づく劣化状態の判定を行う際の演算処理について説明する。図5は、主に制御部13が記憶部14に保持される制御プログラムに基づき実行する演算処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す演算処理は、車両用電源システムにおいて、予め設定された所定のタイミングで実行開始される。
図5において、制御部13により演算処理が開始されると、演算に必要なパラメータの初期設定を行う(ステップS101)。ステップS101の初期設定の対象となるパラメータとしては、内部抵抗を算出する際の基準となる基準温度Tx、二次電池10の劣化状態を判定する際の内部抵抗の判定しきい値Rthなどがある。ステップS101においては、例えば、基準温度Tx=−30(℃)、判定しきい値Rth=100(mΩ)のような初期設定値を用いればよい。なお、二次電池10の特性に応じた適切な初期設定値を予め固定的に定めておくこともできるが、動作状況等に応じて初期設定値を適宜に変更できるようにしてもよい。
上述の基準温度Txは、二次電池10の内部抵抗の温度特性を考慮すると、二次電池10の動作保証温度範囲の下限に設定するのが望ましい。ただし、判定しきい値Rthを適切に設定すれば、任意の温度を基準温度Txとして設定することも可能である。
次に、充電回路15又は放電回路16から電流パルス等の所定の電流を印加しつつ、所定のタイミングで電圧センサ11から出力される電圧値と電流センサ12から出力される電流値を取得する(ステップS102)。また、温度センサ17の検出出力を読み取り、二次電池10の周囲の測定温度Tmを取得する(ステップS103)。
そして、ステップS102で取得された電圧値及び電流値を用いてフーリエ展開等の手法で計算を行うことにより、二次電池10の内部抵抗測定値Rmを求める(ステップS104)。なお、図5の演算処理では、内部抵抗の実数部である内部抵抗を用いる場合を説明するが、内部インピーダンスの虚数部や絶対値を用いる場合も同様の処理を適用することができる。
次に、ステップS105で得た内部抵抗測定値Rmに対し、二次電池10の充電状態の影響を取り除くための補正を行って、内部抵抗SOC補正値Rsを計算する(ステップS105)。すなわち、二次電池10の内部抵抗は、劣化状態のみならず、充電率(SOC)によっても大きく影響を受けるため、例えば、求めた内部抵抗値RmをSOC100%の状態に換算しておく必要がある。よって、所定の方法で二次電池10のSOCを測定し、その測定結果から内部抵抗値RmがSOC100%の状態に換算された値を計算し、それを内部抵抗SOC補正値Rsとする。
なお、ステップS105における内部抵抗のSOC補正計算の具体的な手法については後述する。
次に、ステップS105で得られた内部抵抗SOC補正値Rsを用いて、内部抵抗の温度補正計算を行う(ステップS106)。すなわち、内部抵抗SOC補正値Rsは、ステップS103で得られた測定温度Tmに対応しているが、これを二次電池10の劣化状態の基準となる基準温度Txに対応させる必要があるため、ステップS106の温度補正計算を行うものである。
図6は、ステップS106の内部抵抗の温度補正計算を具体的に説明するフローチャートである。図6に示す温度補正計算が開始されると、制御部13により記憶部14に保持されているスプライン曲線の節点データが照合される(ステップS201)。ここで、記憶部14に保持されるスプライン曲線は、二次電池10の劣化状態に応じて4本設定されているものとする。すなわち、新品の二次電池10に対応するスプライン曲線S1と、劣化状態小に対応するスプライン曲線S2と、劣化状態中に対応するスプライン曲線S3と、劣化状態大に対応するスプライン曲線S4がそれぞれ記憶部14に設定されているとする。これら4本のスプライン曲線S1〜S4について、それぞれ係数データ及びN−1個の節点データ(温度データ及び内部抵抗データ)が記憶部14のROMに予め保持されている。
ステップS201の照合の結果、節点データ中に測定温度Tmに一致する温度データ(x)が存在する場合は(ステップS202;YES)、各スプライン曲線についてステップS202で測定温度Tmに一致する温度データに対応する内部抵抗データを抽出する(ステップS203)。ステップS203では、4つのスプライン曲線S1〜S4についての内部抵抗データとして4つの内部抵抗値P、P、P、Pが抽出されるものとする。
一方、ステップS201の照合の結果、節点データ中に測定温度Tmに一致する温度データ(x)が存在しない場合は(ステップS202;NO)、スプライン曲線S1〜S4を表す関数を用いて測定温度Tmにおけるスプライン近似計算を行う(ステップS204)。ステップS204では、上述の(5)、(6)式のxに測定温度Tmを代入してf(x)を算出し、同様の計算を4つのスプライン曲線S1〜S4について行うことにより、4つの内部抵抗値P、P、P、Pを抽出すればよい。
次に、ステップS105で求めた内部抵抗SOC補正値Rsと、各々のスプライ曲線との距離を算出する(ステップS205)。具体的には、内部抵抗SOC補正値Rsと、ステップS203又はステップS204で得られた内部抵抗値Pを用いて、次の(7)式の距離dを計算する。
Figure 0004630113
ステップS205では、内部抵抗SOC補正値Rsと4つのスプライン曲線S1〜S4とのそれぞれの距離d〜dが求められる。次に、本実施形態では、内部抵抗の温度補正計算に対して適用する計算方法として内分法と外分法の2つを想定しているので、計算方法を確定するためにと内部抵抗SOC補正値Rsとスプライン曲線S1〜S4の位置関係を判断する(ステップS206)。
ここで、図7及び図8を用いて、内分法と外分法について説明する。図7は内分法が適用される場合の例である。図7の例では、内部抵抗が大きい順にスプライン曲線S1、S2、S3、S4が並び、内部抵抗SOC補正値Rsがスプライン曲線S1の内部抵抗値Pとスプライン曲線S2の内部抵抗値Pの間に位置する場合を示している。このように、内部抵抗SOC補正値Rsが、いずれかのスプライン曲線S1〜S4に挟まれる範囲に位置するときは(ステップS206:(A))、内分法が適用される。なお、内分法が適用される場合の計算方法については後述する。
一方、図8は外分法が適用される場合の例である。図8の例では、スプライン曲線S1〜S4の並びは図7と同様であるが、内部抵抗SOC補正値Rsが最大のスプライン曲線S1の内部抵抗値Pより大きい位置にある場合を示している。このように、内部抵抗SOC補正値Rsが、全てのスプライン曲線S1〜S4の最大から最小に至る範囲外に位置するときは(ステップS206;(B))、外分法が適用される。外分法が適用される場合の計算方法については後述する。
内分法が適用される場合は、まず、ステップS205で得られた距離dに基づき、内部抵抗の温度補正計算における各々のスプライン曲線の重みを算出する(ステップS207)。具体的には、距離dを用いて次の(8)式で表される重みωを計算する。
Figure 0004630113
ステップS207では、4つのスプライン曲線S1〜S4にそれぞれ対応する重みω〜ωが求められる。なお、(8)式に含まれるパラメータk、pを適宜に設定し、その組合せを調整することにより、重みωを最適化することができる。これらのパラメータk、pはいずれも概ね1〜5の範囲内に入り、内部抵抗の温度補正誤差を最小化できる値を設定することが望ましい。本実施形態においては、例えば、k=1、p=1.8に設定して、(8)式の計算を行えばよい。
次に、内分法による温度補正計算に先立って、上述の基準温度Txにおける各スプライン曲線についての内部抵抗値Pxを抽出する(ステップS208)。図7に示す例では、各々のスプライン曲線S1〜S4について4つの内部抵抗値Px、Px、Px、Pxを基準温度Tx=−30℃に重なる位置に示している。
そして、ステップS208で得られた基準温度Txにおける複数の内部抵抗値Pxと、ステップS207で得られた重みωを用いて、内分法を適用した温度補正計算を行う(ステップS209)。すなわち、次の(9)式で示される基準内部抵抗Rxを計算する。
Figure 0004630113
その結果、図7に示すように、基準温度Txにおいて基準内部抵抗Rxを推定することができる。この基準内部抵抗Rxは、基準温度TxにおいてSOCが100%で基準温度Txにおける状態に換算したときの内部抵抗に対する推測値となる。
一方、外分法が適用される場合は、複数のスプライン曲線のうち、測定温度Tmにおける最大のスプライン曲線と最小のスプライン曲線を選択し、最小のスプライン曲線に対応する内部抵抗値Pmin、最大のスプライン曲線に対応する内部抵抗値Pmaxを抽出する(ステップS210)。すると、内部抵抗値Pminに対応する距離daと内部抵抗値上述の距離dbを用いて、内部抵抗SOC補正値Rsに対し次の(10)式が成り立つ。
Figure 0004630113
このように(10)式によれば、内部抵抗値Rsが内部抵抗値Pmaxと内部抵抗値値Pminの間をd1:d2に外分する点に位置することが示される。続いて、上述の基準温度Txにおいて、最大のスプライン曲線に対応する内部抵抗値Pxmaxと、最小のスプライン曲線に対応する内部抵抗値Pxminを抽出する(ステップS211)。図8に示す例では、各々のスプライン曲線S1、S4についての2つの内部抵抗値Pxmax、Pxminを基準温度Tx=−30℃に重なる位置に示している。
そして、ステップS211で得られた基準温度Txにおける内部抵抗値Pxmax、Pxminと、上述の距離da、dbを用いて、外分法を適用した温度補正計算を行う(ステップS212)。すなわち、次の(11)式で示される基準内部抵抗Rxを計算する。
Figure 0004630113
その結果、図8に示すように、基準温度Txにおいて基準内部抵抗Rxを推定することができる。このように外分法を適用した場合であっても、求めた基準内部抵抗Rxは、基準温度TxにおいてSOCが100%で基準温度Txにおける状態に換算したときの内部抵抗の推測値となる。ただし、外分法が適用されるのは、例えば、二次電池10の劣化の度合が極端に大きい状態など、予め想定した二次電池10の劣化状態を逸脱した場合が該当する。
ステップS209又はステップS212で得られる基準内部抵抗Rxは、いずれも二次電池10の動作保証温度範囲の下限における推測値に相当するので、後述するように、得られた基準内部抵抗Rxを用いて二次電池10の劣化状態を判定することができる。
次に図5に戻って、ステップS106で算出された基準内部抵抗Rxを、ステップS101で設定された判定しきい値Rthと比較し(ステップS107)、その大小関係に応じた処理を行う。そして、基準内部抵抗Rxが判定しきい値Rthを超えている場合、すなわちRx>Rthを満たすと判定されるときは(ステップS107;YES)、所定回数連続で同様の判定が続くか否かを判断する(ステップS108)。すなわち、内部抵抗の変動の影響を抑え、判定結果が安定するのを待つためにステップS108を設けている。
ステップS107又はS108において「NO」と判断された場合は、図5の演算処理を終える。その後は、次に図5の演算処理を実行するタイミングが到来すると、再び同様に演算処理の実行を開始することになる。一方、ステップS107及びステップS108において「YES」と判断された場合は、二次電池10が劣化状態にあるものと判定する(ステップS109)。このように二次電池10が劣化状態にあると判定された場合は、例えば、ユーザに二次電池10の交換を促すような表示を行えばよい。
次に、ステップS105における内部抵抗のSOC補正計算について説明する。本実施形態では、内部抵抗のSOC補正計算を行う場合も、内部抵抗の温度補正計算と同様に複数のスプライン曲線を用いた近似計算を適用することができる。一般に、二次電池10の充電状態を満充電(SOC=100%)の状態から所定刻みで変化させて設定し、それぞれの充電状態に対応する内部抵抗の測定データを取得した上で、それらを(5)、(6)式のようにスプライン曲線として設定する。この場合、各々のスプライン曲線では、温度及び劣化状態の影響が生じないように考慮する必要がある。そして、例えば、温度が一定で劣化状態をパラメータとする複数のスプライン曲線を表す曲線のデータを、記憶部14のROMに予め記憶しておけばよい。
そして、ステップS105では、周知の方法で二次電池10のSOCを測定し、複数のスプライン曲線の節点データを照合し、測定SOCにおける内部抵抗データを抽出する。このように抽出された内部抵抗データを用いて、基準となるSOC100%の場合に対応するスプライン曲線から抽出された内部抵抗値を用い、上述のように重み付けや外分法を適用してSOC補正計算を行う。その結果、ステップS105において、SOC100%の充電状態に換算された内部抵抗補正値Rsが得られることになる。
以上説明した本実施形態においては、所定の特性を備えた1種の二次電池10に対応する複数のスプライン曲線を用いて演算処理を行う場合を説明したが、これに限られず、特性が異なる二次電池10に対応して、複数のスプライン曲線を別々に用意し、二次電池10の種別や特性に応じて使い分ける演算処理を行うようにしてもよい。この場合、記憶部14のROMに記憶される設定データは、スイッチ手段により切り替えて選択的に読みだせる構成すればよい。
また、本実施形態では、二次電池10の温度特性式としてスプライン曲線を表す関数を用いているが、これに限られることなく、他の関数を二次電池10の内部抵抗の異なる劣化状態に対応して複数設定するようにしても、本発明を適用することが可能である。
また、本実施形態では、車両に搭載される車両二次電池の劣化状態を判定する構成を備えた車両用電池システムの場合を説明したが、本発明は車両用途に限られることなく、一般的な二次電池を搭載した各種電源システムに対して広く適用することができる。
本実施形態に係る車両用電源システムの概略の構成を示すブロック図である。 二次電池に印加される電流パルスの波形の具体例を示す図である。 二次電池の内部抵抗の温度特性に対応するスプライン曲線の具体例を示す図である。 特定の二次電池について、異なる劣化状態に対応する内部抵抗の温度特性の変化を説明する図である。 本実施形態に係る車両用電源システムにおいて、二次電池の内部抵抗に基づく劣化状態の判定を行う際の演算処理を示すフローチャートである。 図5のステップS106の内部抵抗の温度補正計算を具体的に説明するフローチャートである。 内部抵抗の温度補正計算に内分法が適用される場合を説明する図である。 内部抵抗の温度補正計算に外分法が適用される場合を説明する図である。
符号の説明
10…二次電池
11…電圧センサ
12…電流センサ
13…制御部
14…記憶部
15…充電回路
16…放電回路
17…温度センサ
20…負荷

Claims (3)

  1. 負荷に電力を供給する二次電池の内部インピーダンスに基づいて前記二次電池の劣化状態を判定する二次電池劣化判定方法であって、
    前記内部インピーダンスの温度特性を近似する複数の温度特性式S (iは1乃至N−1の整数)を、前記二次電池の異なる劣化状態に対応して予め設定し、
    前記二次電池の内部インピーダンス及び温度を所定のタイミングで測定して内部インピーダンス測定値及び測定温度を取得し、
    前記測定温度における前記複数の温度特性式 の内部インピーダンス値Px と前記内部インピーダンス測定値との差分を距離d として算出し、当該算出された距離d に基づき前記測定温度における前記複数の温度特性式S のそれぞれの重みω を算出し、当該重みω を用いて所定の基準温度における前記複数の温度特性式 の内部インピーダンス値Px を用いた温度補正計算を行って前記基準温度における基準内部インピーダンスRxを算出し、
    ここで、
    前記重みω は、
    Figure 0004630113
    により表され、前記基準内部インピーダンスRxは、
    Figure 0004630113
    により表され、
    前記算出された基準内部インピーダンスRxに基づき前記二次電池の劣化状態を判定する、ことを特徴とする二次電池劣化判定方法。
  2. 前記複数の温度特性式は、それぞれ前記二次電池の異なる劣化状態に対応する複数のスプライン曲線を表す関数であることを特徴とする請求項1に記載の二次電池劣化判定方法。
  3. 前記温度補正計算は、前記内部インピーダンス測定値に対し充電状態の影響を取り除く補正を施した後に行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二次電池劣化判定方法。
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