JP4629528B2 - 配線ダクト用プラグ - Google Patents
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Description
前記技術の配線ダクト用プラグは、配線ダクトに沿って第1の取付部と第2の取付部を有し、第1の取付部と第2の取付部のいずれか一方に操作具を連結し、第1の取付部と第2の取付部にそれぞれギアを設け、ギアを噛合させることで、操作具の操作で第1の取付部と第2の取付部が連動して回動するように構成されている。このため、大型の重い照明器具であっても、第1の取付部と第2の取付部で確実に配線ダクトに取り付けられることにより、配線ダクトへの取付強度を十分に確保できるとともに、操作具の操作で、一度に両方の取付部の取り付けおよび取り外しができることにより、一方の取付部が取り外されて、取り付けられたままの他方の取付部に過大な外力が作用するということがないため、照明器具を安全に配線ダクトに取り付けることができる。
先ず、図1から図6を用いて、配線ダクト用プラグの実施の一形態である配線ダクト用プラグ1の全体構成について説明する。なお、図に示す矢印Aの方向を「前方向」、矢印Aの反対方向を「後方向」とし、「前後方向」は、配線ダクト用プラグ1と配線ダクト9の長手方向に平行な方向とする。
レバー6の操作により、第1取付部2が回動して、第1爪部材21が取付溝91・91に係止されるのと連動して、電気的接続部23・23の水平部分の端部が導電線92・92に接触し、電気的接続部23・23の垂直部分の端部がインバータの端子と接続して、照明器具8に電力が供給される。
配線ダクト用プラグ1を配線ダクト9に取り付けることにより、アース端子12がアース線93に押圧されて接続して、アースを取ることができる。また、バネ13により上方に付勢されたアース端子12を、第1取付部2と第2取付部3の略中央に配置することで、第1取付部2と第2取付部3により、アース端子12をアース線93に押圧する力が同等となり、アース端子12をアース線93に確実に接触させることができる。
また、第2円盤30には、平面視円形の第2孔30a・30aが設けられており、一方の第2孔30aと、他方の第2孔30aとは、第2円盤30の中心、すなわち、第2取付部3の回動軸に対して対向し、かつ、対称な位置に設けられている。
そして、第1取付部2と第2取付部3は、第1孔20a・20aと第2孔30a・30aの位置や、第1爪部材21と第2爪部材31の方向を一致させてベース部11に配置し、第1連結部材4、第2連結部材5により連結されているため、第1取付部2と第2取付部3の動作を同期させることができる。なお、連動プレートは、第1円盤20、第1円盤20のような、円盤状の部材に限定するものではなく、棒状部材等を用いることも可能である。
第1連結部材4の両端の第1突起部4a・4aが、第1孔20aの一方と第2孔30aの一方に係止され、第2連結部材5の両端の第2突起部5a・5aが、第1孔20aの他方と第2孔30aの他方に係止される。
そして、第1突起部4a・4a、第2突起部5a・5aの断面形状は、第1孔20a・20aと第2孔30a・30aの形状よりも、若干小さく形成されている。このため、第1突起部4a・4a、第2突起部5a・5aに対して、第1孔20a・20aと第2孔30a・30aが回動するので、第1突起部4a・4a、第2突起部5a・5aと第1孔20a・20a、第2孔30a・30aが、第1取付部2、第2取付部3の回動を制動することはない。
また、ベース部11の内側には、第1連結部材4と第2連結部材5が当接する突起状のストッパ18・18が設けられている。第1連結部材4と第2連結部材5が、ストッパ18・18に当接することにより、第1取付部2と第2取付部3が90度より大きく回動しないように制動している。
反対に、レバー6を正面視右端から左端に摺動させると、第1取付部2を平面視時計回りに90度回動され、第1連結部材4は、後方から前方に第2取付部3を引き、第2連結部材5は、前方から後方に第2取付部3を押す。これらの動作が合わさって、第1取付部2に連動して第2取付部3も平面視時計回りに90度回動される。
まず、レバー6を第1開口部16の左端に位置させて、第1爪部材21と第2爪部材31をダクト開口部90の長手方向と平行な状態とし、安定部7を、ダクト開口部90に挿入させる。そして、レバー6を第1開口部16の右端に位置させることにより、第1取付部2と第2取付部3が連動して、平面視反時計回りに90度回動し、第1爪部材21と第2爪部材31が、ダクト開口部90の長手方向に垂直な状態となり、取付溝91・91に係止されて、取り付けることができる。
また、配線ダクト用プラグ1を配線ダクト9から取り外す場合は、レバー6を第1開口部16の左端に位置させることにより、第1取付部2と第2取付部3が連動して、平面視時計回りに90度回動し、第1爪部材21と第2爪部材31が取付溝91・91に係止された状態が解除されて、取り外すことができる。
また、本実施例では、第2取付部3のみを安定部7の内部に配置する構成としているが、第1取付部2と第2取付部3の両方を安定部7の内部に配置することにより、配線ダクト9に取り付け後の配線ダクト用プラグ1の安定性をより高めることができる。
このように構成することにより、照明器具8の重量等に合わせて、第1取付部2と第2取付部3の取付位置の間隔を変更しても、第1連結部材4および第2連結部材5の長さを変更するだけで連動させることが可能となる。従来のギアによる場合は、第1取付部2と第2取付部3の間隔が長くなれば、ギアが大きくなったり、ギアの数が増えたりするが、第1連結部材4および第2連結部材5の長さを変更するだけで、同一部品を用いて連動させることが可能となる。
そして、配線ダクト9に係止可能とする第1取付部2と第2取付部3と、第1取付部2と第2取付部3とを連動連結する棒状の第1連結部材4と第2連結部材5と、第1取付部2に取り付けられるレバー6と、を備えるものである。
このように構成することにより、照明器具8の重量等に合わせて、第1取付部2と第2取付部3の取付位置の間隔を変更しても、第1連結部材4および第2連結部材5の長さを変更するだけで連動させることが可能となる。従来のギアによる場合は、第1取付部2と第2取付部3の間隔が長くなれば、ギアが大きくなったり、ギアの数が増えたりするが、第1連結部材4および第2連結部材5の長さを変更するだけで、同一部品を用いて連動させることが可能となる。
また、配線ダクト用プラグ1の上部に、配線ダクト9のダクト開口部90に挿入される凸状の安定部7を備え、安定部7の内部に、第2取付部3を配置するものである。
このように構成することにより、安定部7が、配線ダクト9のダクト開口部90に挿入されることにより、配線ダクト9に配線ダクト用プラグ1を取り付ける際に、ガイドとしての役割を果たし、取り付けが容易にできるとともに、ダクト開口部90に凸状の安定部7が嵌合されて、取り付け後の配線ダクト用プラグ1の安定性を向上させることができる。
2 第1取付部
3 第2取付部
4 第1連結部材
5 第2連結部材
6 レバー
7 安定部
9 配線ダクト
20 第1円盤
21 第1爪部材
30 第2円盤
31 第2爪部材
90 ダクト開口部
Claims (3)
- 配線ダクトに取り付けられる複数の取付部と、
複数の該取付部を回動操作するための操作部と、
を備える配線ダクト用プラグにおいて、
該取付部は、配線ダクトに係止するための爪部材と、該爪部材と一体的に回動する連動プレートと、を備え、
複数の該取付部の該連動プレート間を、連結部材で連結した
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。 - 配線ダクトに係止可能とする第1取付部と第2取付部と、
該第1取付部と該第2取付部とを連動連結する棒状の連結部材と、
該第1取付部に取り付けられ、前記第1取付部と前記第2取付部とを同期させて回動操作するための操作部と、
を備える
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。 - 前記配線ダクト用プラグの上部に、
前記配線ダクトの開口部に挿入される凸状の安定部を備え、
該安定部の内部に、前記第2取付部を配置する
ことを特徴とする請求項2に記載の配線ダクト用プラグ。
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Family
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Citations (4)
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