JP4628456B2 - 携帯端末 - Google Patents

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本発明は、近接した距離で電界伝達媒体を介して電界通信を行う電界通信機能を内蔵した携帯端末に関する。
近年、電界通信を行うウェアラブルコンピュータとしてのマイクロチップCPUと電界通信を行うトランシーバとを1枚のカードに組み込んだICカード型の携帯端末が開発されている。特開2006−86584号公報(特許文献1)にはそのような携帯端末が記載されている。
この従来の携帯端末101は、図11に示すようにユーザ102がこれを携帯していれば、ユーザ102の体の一部が別の電界通信装置103の電界通信電極104に触れることで伝送経路105が形成され、電界通信を開始し、逆に電界通信電極104から離れることで電界通信を終了することができる。
そこで、図11において、電界通信装置103がある部屋の入退出管理装置として、登録されたIDの人物しか入退室を許可しないセキュリティサービスを提供するものである場合、次のようにして電界通信技術を利用できる。ユーザ102の携帯する携帯端末101にはユーザ毎に割当てられたID番号を登録しておく。そして、電界通信装置103の送受信機、少なくともその電界通信電極104を出入り口のドア106あるいはドアの近くの壁に設置しておき、入室を許可されているユーザ102のID番号が登録されている携帯端末101であれば、それを携帯しているユーザがドア106若しくは壁の電界通信電極104にタッチすると携帯端末101と電界通信装置103との間で電界通信を行い、ID認証処理を行い、認証成立すれば電界通信装置103がドアロック解除を許可してドアロックを解除させ、当該ユーザ102によるドア開操作を可能にしたり、あるいは自動ドアを開動させたりする。
このように、電界通信ができる携帯端末をユーザに携帯させることで、ユーザに何らかのID入力操作をさせたりセキュリティICカードを読み取り装置に近づけたり挿入させたりする操作を要求することなく、本来のドアノブに触れるだけでドアロックを外してドアを開ける操作、あるいは自動ドアに向かって近づく動作だけでID照合を自動的に完了させることができる利便さがある。

ところが、携帯端末に電界通信機能を内蔵させた場合、携帯端末はユーザが手に持って使用するものであるので、電界通信用の信号電極とグランド電極とを携帯端末の表面に露出させておくと、導体であるユーザの手がそれらの電極を同時に触れることが避けられず、その結果として電界通信の性能が十分に発揮させられない問題点がある。
特開2006−86584号公報
本発明は、上述した従来技術の課題に鑑みてなされたもので、電界通信機能を内蔵した携帯端末にあって、比較的広く平坦な面である電池蓋に電界通信用の信号電極又はグランド電極の少なくとも一方を設置することにより、高い感度の電界通信が可能な携帯端末を提供することを目的とする。
本発明は、電界通信を行うトランシーバと電界通信を制御するコンピュータとを内蔵する携帯端末にあって、電界通信用の信号電極とグランド電極とのいずれか一方を前記携帯端末の電池蓋の外側面に設置して前記トランシーバに接続し、電界通信用の信号電極とグランド電極とのいずれか他方を前記携帯端末の内部における露出しない場所に設置して前記トランシーバに接続した携帯端末を特徴とする。
記発明の携帯端末では、前記電池蓋の外側面に設置した前記電界通信用の信号電極とグランド電極のいずれか一方の外側面に絶縁性フィルムを被着したものとすることができる。
また、上記発明の携帯端末では、前記電界通信用の信号電極とグランド電極とのいずれか他方を、前記携帯端末の内部における露出しない場所として前記電池蓋の内側面に設置したものとすることができる。
本発明によれば、電界通信用の信号電極とグランド電極とのいずれか一方を電池蓋に設置しているので、ハンディな装置であっても電界通信用の電極の設置のために比較的平坦で広い面積が容易に確保でき、安定した電界通信ができる。
また、本発明によれば、電界通信用の信号電極とグランド電極とのいずれか一方を電池蓋の表側に、他方を裏側に設置することで、電界通信用の信号電極とグランド電極との両方に平坦で広い面積を持たすことができ、安定した電界通信ができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
<第1の実施の形態>
図1〜図3を用いて、本発明の第1の実施の形態の携帯端末として、電界通信機能を内蔵した携帯電話機11について説明する。本実施の形態の携帯電話機11はストレート型であるが、折り畳み式、ヒンジ回転式、スライド式等のいずれの携帯電話機にあっても、その本体の裏側下半部に形成されている電池収容室を開閉するための電池蓋はほぼ共通であるので、以下の説明ではストレート型の携帯電話機11について説明する。
図1(a)、(b)に示すように、電界通信機能を内蔵した携帯電話機11の裏側の下半部に電池収容室12が形成してあり、その電池収容室12には電池13を収容し、電池蓋14にて蓋をすることで電池13を固定するようにしてある。
図2、図3に示すように、電池蓋14の外側面のほぼ全体に電界通信用の信号電極とグランド電極との一方、ここでは信号電極15−1を設置し、また、電池蓋14の内側面のほぼ全体に電界通信用の信号電極とグランド電極との他方、ここではグランド電極15−2を設置してある。尚、信号電極15−1とグランド電極15−2とが内外で入れ替わっても良い。これら信号電極15−1、グランド電極15−2は、本実施の形態では金属箔を貼り付けることで形成しているが、電池蓋14の所定の場所に金属蒸着、メッキ等により形成することもできる。
電池蓋14の外側面に設置した信号電極15−1、内側面に設置したグランド電極15−2それぞれに対して、その表面の絶縁のために、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等の絶縁フィルム15−3,15−4を貼り付けてある。これらにより、ユーザが携帯電話機11を通常の使用状態で手に持つ時にその手指が信号電極15−1に直接に接触しないように保護している。このような絶縁フィルムが介在しても電界通信の性能を劣化させることはなく、電極を保護することができる。尚、絶縁フィルムは少なくとも外側面に出る電極、ここでは信号電極15−1については被着するのが好ましい。
このような位置関係で電界通信用の信号電極15−1とグランド電極15−2とを設置することにより、携帯電話機11をユーザがその操作部112を手に持ち、ディスプレイ114の表示を見ながら使用する通常の使用状態では、そのユーザの手が信号電極15−1には当然に接触する。しかしながら、通常の使用状態では、電池蓋14の内側に位置するグランド電極15−2にユーザの手指が同時に触れてショート状態になる恐れはなく、微弱な電界通信信号での安定した電界通信を可能にする。
電池蓋14の外側面に設置された信号電極15−1と電池蓋14の内側面に設置されたグランド電極15−2とのそれぞれにリード線1511,1521が接続してあり、これらは左右の電極接点1512,1522それぞれに接続してある。電池収容室12の電池蓋14の係合場所に接点基板153が設けてあり、この接点基板153には、トランシーバ、コンピュータの回路基板16と接続された固定接点161,162を設置していて、電池蓋14を矢印の方向に完全に閉じた状態で、電池蓋14側の左右の接点1512,1522がこの回路基板16側の固定接点161,162に電気的に接触するようにしてある。
図4に示したように、携帯電話機11の内部には、携帯電話通信のための信号処理と諸機能を司る携帯電話部115、電源としての電池116に加えて、電界通信機能を司るトランシーバ117とコンピュータ(マイコン)118が組み込まれていて、電池蓋14の表裏に設置されている電界通信用の信号電極15−1とグランド電極15−2は上述した接点1512,1522、固定接点161,162を通じてトランシーバ117に接続される。
次に、図5を用いて、本実施の形態の携帯電話機11を電界通信端末として、かつID認証装置として利用し、セキュリティゾーンのドアロック解除を行う場合の電界通信動作について説明する。セキュリティゾーンのドア5の近くの壁に電界通信携帯端末1と電界通信を執り行う相手方の電界通信用トランシーバ6が設置してあり、またコンピュータで構成される制御装置7がこの電界通信用トランシーバ6とLANのようなネットワークNWにて接続されている。
電界通信用トランシーバ6は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体である生体に誘起させ、この誘起した電界を利用して情報の送受信を行うトランシーバである。尚、携帯電話機11の内部の電界通信用のトランシーバ117もこれと同様の内部構成である。どちらの電界通信用トランシーバも電界通信信号の送受信方式は電気式、光学式、あるいはその他の方式であってもよく、特に限定されるものではない。
図6に示すように、この電界通信用トランシーバ6は、コンピュータで成る制御装置7からの送信データを入出力(I/O)回路601を介して受け取ると、この送信データを送信部602を介して送受信電極603に供給し、該送受信電極603及び絶縁膜604を介して電界伝達媒体Aに電界を誘起させ、この電界を電界伝達媒体Aの他の部位に伝達させる。また、電界伝達媒体Aに誘起されて伝達されてくる電界を絶縁膜604を介して送受信電極603で検出し、この電界の変化に対して信号処理回路606にて増幅、雑音除去などの信号処理を施し、さらに波形整形回路607で波形整形してから、入出力(I/O)回路601を介して制御装置7に出力する。制御装置7は後述するID照合が成立すればセキュリティドア5のドアロックの解除制御を行う。
図5に示したように、セキュリティゾーンのセキュリティドア5に正規のユーザAが近づいて電界通信用トランシーバ6の電極603の部分にタッチすれば、以下のID照合処理によりセキュリティドア5のドアロックの解除制御が行われる。本実施の形態の電界通信機能内蔵の携帯電話機11がユーザAの着衣のポケットに入れられているものとする。ユーザAが携帯電話機11を閉じた状態にしてあるいは開いた状態にして手に握っていてもよい。
ユーザAが電界通信用トランシーバ6の電極603に接触することにより、電界伝達媒体Aであるユーザの人体及びトランシーバ6を介してID信号を制御装置7に送信する。そして、制御装置7は、ID信号を受信すると記憶装置等に登録されているIDとの照合を実施し、ID照合が成立すればReceived信号を携帯電話機11に送信する。そして、携帯電話機11に内蔵されたトランシーバ117がこのReceived信号を受信してコンピュータ118に転送し、コンピュータ118が受信処理してAction信号を生成し、トランシーバ117と信号電極113を通じて制御装置7に送信する。そして、制御装置7は、Action信号を受信すると、ロック解除の制御信号をセキュリティドア5に送信し、セキュリティドア5はドアロックを解除する。
このように、本実施の形態の携帯電話機11によれば、電界通信機能を内蔵しているので、電界通信端末を携帯電話機11とは別体にして同時に携帯する場合の違和感をなくすことができ、しかも、携帯電話機11は日常生活の必須のアイテムとして忘れられることも少ないので、携帯電話機11とは別体の電界通信端末であれば起こりやすい家での置き忘れ、着替えの際の移し替え忘れで外出時に携帯し忘れするということがなく、携帯電話機としての利便性と共に電界通信端末としての利便性をも十分に発揮させることができる。
また、本実施の形態の携帯電話機11によれば、その操作部112の背面側の設置されている電池蓋14の外側面に電界通信用の信号電極15−1を設け、電池蓋14の内側面にグランド電極15−2を設けているので、ユーザが携帯電話機11を手に持つ時に信号電極15−1にその手が必ず触れて電界通信が確実に行える。また、通常の使用状態では信号電極15−1とグランド電極15−2とにユーザの手が同時に触れることはないので、信頼性の高い電界通信が行える。
また、本実施の形態の携帯電話機11によれば、電池蓋14という携帯電話機11のような携帯端末にとって平坦で、かつ、比較的広い面積を占める部分に信号電極15−1、グランド電極15−2を設置しているので、これらの電極15−1,15−2に電池蓋14の面積とほぼ同等の面積を持たせることができ、微弱ではあっても比較的高い電界強度での電界通信を可能にし、安定した通信状態が得られる利点がある。
さらに、電池蓋14は携帯電話機の無線通信用の電気回路からは離れた場所に設けられるものであるので、電気回路内のデジタル回路が発する電界通信用の信号がノイズの影響を受けにくい利点もある。
<第2の実施の形態>
図7、図8を用いて、本発明の第2の実施の形態の携帯端末として電界通信機能を内蔵した別の携帯電話機11Aについて説明する。本実施の形態でも、携帯電話機能と共に内蔵される電界通信機能は第1の実施の形態と共通する。ただし、電界通信方式も光学式、電気式が特定されるものではない。
本実施の形態の携帯電話機11Aの特徴は、接点構成にある。すなわち、図7に示すように、電池蓋14には、第1の実施の形態と同様にその外側面、内側面それぞれに信号電極15−1、グランド電極15−2を設置し、また電極接点1512,1522を設けると共に、これらの電極接点1512,1522の中間位置にショートバー154を設けている。一方、電池収容室12の接点基板153には、電極接点1512,1522と接触する固定接点161,162と共に、回路基板16に電池からの電力を供給する電力線上の開放接点171,172を設置してある。
後述するように、電池蓋14を閉じる時に電極接点1512,1522が固定接点161,162それぞれに先に接触し、その後でショートバー154が開放接点171,172間をショートさせるように、また、電池蓋14の取り外し時にはその逆になるように、ショートバー154の先端部分は電極接点1512,1522の先端部分よりも凹んだ位置にあるようにしている。尚、その他の構成は、第1の実施の形態と共通である。
本実施の形態の場合、図8(a)に示すように、電池蓋14を取り外した状態では、接点基板153上の開放接点171,172が開放状態にあり、電界通信の回路基板16に対して電池13から通電されることはなく、電界通信機能は停止状態にある。
そこで、図8(b)に示すように電池蓋14をスライドさせて電池収容室12を閉じると、最初に突出長の長い電極接点1512,1522それぞれが接点基板153上の固定接点161,162それぞれに対して接触する。この状態では、ショートバー154はまだ開放接点171,172間をショートさせず、したがって電界通信機能の回路を起動させない。
電池収容室12を完全に閉じる状態まで電池蓋14をスライドさせ、図8(c)に示す状態に達すると、ショートバー154が開放接点171,172間をショートさせて電力線が閉じ、電池13から電界通信機能のための回路基板16に通電が開始され、電界通信機能が使用可能になる。
逆に電池蓋14を取り外す操作をする時、図8(b)に示す状態で先ずショートバー154だけが開放接点171,172から離れて電力線を開放させ、その後、図8(a)の状態に至り、電極接点1512,1522も固定接点161,162から離れる。
電界通信の動作時に電池蓋14を外すと負荷が減少し、通常よりも高い電圧が固定接点171,172に発生して回路に影響を与える。ところが、本実施の形態のように、電池蓋14を装着する時には、先に電極接点1512,1522の先端部分が固定接点161,162に接触し、その後にショートバー154が電力線の開放接点間をショートさせて給電開始する構成にし、また、電池蓋14を外す時には先にショートバー154が開放接点171,172から離れて回路を切り、その後に固定接点161,162から電極接点1512,1522を離す構成にすることで、電界通信の動作時に電池蓋14を外しても、通常よりも高い電圧が固定接点171,172に発生することがなく、上の影響を防ぐことができる。
尚、本実施の形態にあっては、ショートバー154と開放接点171,172の組み合わせに代えて、接点基板153上の開放接点171,172の場所に電力線を開閉する開放スイッチ173を設け、電池蓋14のショートバー154の場所に電池蓋14の着脱にて開放スイッチ173を開閉させる部材を設ける構成にすることもできる。
<第3の実施の形態>
図9を用いて、本発明の第3の実施の形態の携帯端末として電界通信機能を内蔵したさらに別の携帯電話機11Bについて説明する。尚、以下に説明する構成以外の部分は、図1〜図3に示した第1の実施の形態と共通である。
本実施の形態の携帯電話機11Bの特徴は、第1の実施の形態と同様に電池蓋14の外側面に電界通信用の信号電極15−1、電池蓋14の内側面にグランド電極15−2を設置し、また電池蓋14の一側縁に電極接点1512,1522それぞれを設置すると共に、両電極接点1512,1522の間にIDメモリ181を設け、他方、電池収容室12の接点基板153上に固定接点161,162と共にID読み出しコネクタ182を設けた点にある。このIDメモリ181には電池蓋14に固有の、若しくは共通のID番号を登録してある。
本実施の形態では、電池蓋14を取り外した状態では、電池蓋14のIDメモリ181からID番号が読み出されず、電界通信用の回路はオンせず、電界通信の回路基板16に対して電池13から通電されることはなく、電界通信機能は停止状態にある。
そこで、電池蓋14をスライドさせて電池収容室12を完全に閉じると、電極接点1512,1522が固定接点161,162に接続され、またIDメモリ181がID読み出しコネクタ182に接続されてID番号が読み出され、電界通信用の回路をオンし、電界通信の回路基板16に対して電池13から通電を開始し、電界通信機能が使用可能になる。
逆に電池蓋14を取り外す操作をする時、電極接点1512,1522が固定接点161,162から離れ、ID読み出しコネクタ182からIDメモリ181が外れて、電界通信機能を停止状態にする。
本実施の形態にあっても、ID番号の読み取りができて初めて電界通信機能を起動し、逆にID番号の読み取りができなくなると電界通信機能を停止するので、電界通信の動作時に電池蓋14を外しても、通常よりも高い電圧が固定接点171,172に発生することが防止できる。
<第4の実施の形態>
図10を用いて、本発明の第4の実施の形態の携帯端末として電界通信機能を内蔵したまたさらに別の携帯電話機11Cについて説明する。尚、以下に説明する構成以外の部分は、図1〜図3に示した第1の実施の形態と共通である。
本実施の形態の特徴は、電池蓋14に第1の実施の形態のような電界通信用の信号電極15−1、グランド電極15−2を設置すると共に、外部電極接続用のコネクタ155を設け、電極接点1512,1522に電気的に接続した点にある。本実施の形態の携帯電話機11Cでは、外部電極接続用のコネクタ155を利用して外部電極を接続し、外部電極を通じて電界通信を行う。
このように、本実施の形態の携帯電話機11Cによれば、電池蓋14に設置された電極15−1,15−2を用いた電界通信では感度の良い通信ができない状況や環境の場合に外部電極を携帯電話機11Cにあらかじめ用意されている外部電極接続用のコネクタ155に接続することで外部電極を利用した通信に切り替えることができ、感度の良い電界通信が可能になる利点がある。
尚、上記の各実施の形態ではストレート型の携帯電話機について説明したが、携帯電話機の本体側のタイプは、折り畳み式、スライド開閉式、ディスプレイ部回転開閉式、ストレート型のいずれであってもよい
<その他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。また、電界通信方式は光学式、電気式のいずれでもよく、特定されるものではない。
また、上記の各実施の形態では電界通信機能を内蔵した携帯端末として、電界通信機能を内蔵した携帯電話機を示したが、本発明の携帯端末はこのような携帯電話機に限られるものではなく、電池蓋が開閉できる電池収容室を有する携帯型のデバイスであれば、電界通信端末専用器や携帯情報端末(PDA:Personal Data Assistant)等にも広く適用できる。
また、上記の実施の形態では、自動ドアやオートロックドアの開閉にID番号を利用する電界通信技術について例示したが、これに限らず、例えば、プリンタ側に設置されている電界通信電極に携帯端末を携帯しているユーザがタッチすれば、その携帯端末に登録されているID番号にて該当ユーザのドキュメントを指定してプリントアウトする文書印刷システムに適用することもできる。
図1(a),(b)は、本発明の第1の実施の形態の携帯電話機の背面図及び側面図。 図2は、上記実施の形態の携帯電話機の電池収容室部分の断面図。 図3は、上記実施の形態の携帯電話機の電池収容室部分の背面図。 図4は、上記実施の形態の携帯電話機の回路ブロック図。 図5は、上記実施の形態の携帯電話機を使用するセキュリティドアのドアロック解除に利用する使用態様を説明する説明図。 図6は、上記実施の形態の携帯電話機と電界通信を行い、セキュリティドアのドアロック解除制御を行うトランシーバ及び制御装置のブロック図。 図7は、本発明の第2の実施の形態の携帯電話機の電池収容室部分の背面図。 図8(a),(b),(c)は、上記実施の形態の携帯電話機における電池蓋の開閉による電界通信用の電極接点と本体側の固定接点との接続動作、ショートバーによる電力線のショート動作の説明図。 図9は、本発明の第3の実施の形態の携帯電話機の電池収容室部分の背面図。 図10は、本発明の第4の実施の形態の携帯電話機の電池収容室部分の背面図。 図11は、従来の電界通信システムの説明図。
符号の説明
5 セキュリティドア
6 トランシーバ
7 制御装置
11,11A,11B,11C 携帯電話機
12 電池収容室
13 電池
14 電池蓋
15−1 信号電極
15−2 グランド電極
15−3,15−4 絶縁フィルム
112 操作部
114 ディスプレイ部
115 携帯電話部
116 電池
117 トランシーバ
118 コンピュータ
153 接点基板
154 ショートバー
155 外部電極接続用コネクタ
161,162 固定接点
171,172 開放接点
181 IDメモリ181
182 ID読み出しコネクタ
1511 リード線
1512 電極接点
1521 リード線
1522 電極接点

Claims (3)

  1. 電界通信を行うトランシーバと電界通信を制御するコンピュータとを内蔵する携帯端末にあって、
    電界通信用の信号電極とグランド電極とのいずれか一方を前記携帯端末の電池蓋の外側面に設置して前記トランシーバに接続し、
    電界通信用の信号電極とグランド電極とのいずれか他方を前記携帯端末の内部における露出しない場所に設置して前記トランシーバに接続したことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記電池蓋の外側面に設置した前記電界通信用の信号電極とグランド電極のいずれか一方の外側面に絶縁性フィルムを被着したことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 記電界通信用の信号電極とグランド電極とのいずれか他方を、前記携帯端末の内部における露出しない場所として前記電池蓋の内側面に設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
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